JP4314844B2 - パワーコンディショナ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば太陽電池や燃料電池等で発電した直流電力を交流電力に変換し、この交流電力を負荷に供給すると共に、この交流電力を交流系統に連係して運転するパワーコンディショナ装置関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、このようなパワーコンディショナ装置(以下、単にパワコン装置と称する)が使用される発電システムとしては、ガスコージェネレーションシステム、燃料電池コージェネレーションシステム、エンジンコージェネレーションシステム、風力コージェネレーション、水力コージェネレーションシステム若しくはソーラー発電システム等が知られている。
【0003】
このようなコージェネレーションシステムは、一つの発電機から電気エネルギー及び熱エネルギーの2種類のエネルギーを抽出することができ、例えばガスコージェネレーションシステムにおいては発電機からの直流電力を交流電力に変換することで電気エネルギーを抽出すると共に、ガスエンジンを冷却する際に生じる熱を熱エネルギーとして抽出するものである。
【0004】
では、このようなコージェネレーションシステムの内部構成について説明する。図8は従来のコージェネレーションシステム内部の概略構成を示すブロック図である。
【0005】
図8に示すコージェネレーションシステム100は、例えばガスや重油等の燃料等でエンジンを動かし、発電機101により電力を発生させ、この発電機101からの電力を整流器等により直流電力に変換し、さらに前記直流電力を交流電力に変換するパワコン装置200と、例えば熱エネルギー変換のためのモータ、空冷ファン、ブロア、ヒータ、ポンプ及び電源等のシステムに使用されるシステム補機102とを有し、パワコン装置200は、この交流電力を、家庭内の家庭電化製品等の負荷103及び電力会社等の交流系統104に供給するものである。一般的に発電機101は、交流電力を発生するため、直流電力に変換する整流器等が必要である。また、燃料電池等は直流電力を発生するため、整流器等が必要ない。
【0006】
図9はパワコン装置200内部の概略構成を示すブロック図である。
【0007】
図9に示すパワコン装置200は、発電機101からの交流電力を整流器等により変換した直流電力(P相、N相)のノイズ成分を除去するフィルタ処理を施す直流側フィルタ201と、この直流側フィルタ201にてフィルタ処理を施された直流電力を昇圧するコンバータ202と、このコンバータ202にて昇圧した直流電力を交流電力に変換するインバータ203と、このインバータ203で変換された交流電力の高周波成分を取り除くLCフィルタ204と、このLCフィルタ204にて高周波成分を取り除いた交流電力に交流フィルタ処理を施す交流側フィルタ205と、LCフィルタ204及び交流側フィルタ205間で交流電力からパワコン出力電流を検出するパワコン出力電流センサ206と、交流側フィルタ205の出力である交流電力から系統電圧を検出する系統電圧センサ207と、このパワコン装置200全体を制御する制御回路208とを有している。
【0008】
図10は制御回路208内部の概略構成を示すブロック図である。
【0009】
図10に示す制御回路208は、直流電力を交流電力に変換するインバータ203を制御するものであり、位相変更に関わる位相指令値212を指定し、この位相指令値212に基づいて基準正弦波211の位相をシフトする位相シフト部213と、この位相シフト部213にて位相シフトした基準正弦波211と電流サイズを示す電流指令値214とを乗算することで理想電流値を算出する乗算器215と、この乗算器215で算出した理想電流値から、パワコン出力電流センサ206にて検出したパワコン出力電流値を減算することで差分電流値を算出する減算器216と、この差分電流値を積分処理する積分回路217と、この積分処理で得られる波形からPWM出力を演算し、このPWM出力でインバータ203の交流電力の出力電流を制御するPWM出力部218と、パワコン出力電流センサ206にて検出したパワコン出力電流値をゲイン調整するパワコン出力側ゲイン219とを有している。尚、基準正弦波211は、系統電圧に同期した信号とする。
【0010】
PWM出力部218では、インバータ203の交流電力のパワコン出力電流に含まれる高調波電流を除去すべく、交流電力の出力電流、すなわちパワコン出力電流値を制御するものである。
【0011】
また、位相シフト部213では、基準正弦波211とパワコン出力電流との位相差を抑制して、0.95以上の力率を確保することで、力率を改善することができるものである。
【0012】
このようなパワコン装置200によれば、パワコン出力電流センサ206にてLCフィルタ204の交流電力に関わるパワコン出力電流を検出し、このパワコン出力電流値をフィードバックすることでパワコン出力電流に含まれる高調波電流を除去するようにしたので、高調波電流を抑制したパワコン出力電流を得ることができる。
【0013】
また、このようなパワコン装置200によれば、基準正弦波211とパワコン出力電流との位相差を抑制して、0.95以上の力率を確保することで力率を改善することができる。
【0014】
尚、このようなパワコン装置200を使用したコージェネレーションシステムとしては、特許文献1のようなものが知られている。
【0015】
【特許文献1】
特許第3199339号公報(0026〜0027段落、図4参照)
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のコージェネレーションシステム100によれば、パワコン装置200内部のパワコン出力電流センサ206にてパワコン出力電流を検出し、このパワコン出力電流に基づいて高調波電流を抑制すると共に、力率を0.95以上とするようにしたが、あくまでもパワコン装置200内部で発生した高調波電流を抑制し、その力率を確保しているに過ぎず、このパワコン装置200の出力からシステム補機102を経てコージェネレーションシステム1全体の出力とした場合には、システム補機102で高調波電流が発生して、さらには力率の低下につながることから、システム全体として外部の交流系統104に出力する場合、電力系統連系技術要件ガイドラインに定められた範囲(例えば高調波電流は総合5%以下、各次3%以下、力率は0.95以上)内で高調波電流を抑制し、その力率を確保することができず、その結果、規格範囲外の高調波電流が交流系統6に流れ込んでしまう。
【0017】
また、上記特許文献1によれば、負荷電流を検出し、この負荷電流に含まれる高調波電流を除去するようにしているものの、例えば負荷が小さい場合、システム補機102で発生した高調波電流が交流系統104に流れ込んでしまう。
【0018】
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、コージェネレーションシステム全体として外部の交流系統に交流電力を供給する際のシステム出力に関わる高調波電流を抑制することで、交流系統への規格範囲外の高調波電流の流れ込みを確実に防止することができるパワーコンディショナ装置提供することにある。
【0019】
さらに本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、コージェネレーションシステム全体として外部の交流系統に交流電力を供給する際のシステム出力に関わる力率を確保することができるパワーコンディショナ装置提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明のパワーコンディショナ装置は、発電システム内で発電した直流電力を交流電力に変換し、この交流電力を、前記発電システム内部のシステム補機を経由して前記発電システム外部の交流系統にシステム出力として出力するパワーコンディショナ装置であって、前記交流系統から電力を供給する電力供給手段と、この電力供給手段にて供給した電力を充電する充電手段と、前記交流電力の系統電圧を検出する系統電圧検出手段と、前記システム補機の次段に設けられ前記発電システム内部のシステム補機を経由して前記交流系統に出力される前記システム出力のシステム出力電流を検出するシステム出力電流検出手段と、前記システム補機の前段に設けられ前記システム補機に出力されるパワコン出力電流を検知するパワコン出力電流検出手段と、前記システム出力電流検出手段にて検出したシステム出力電流及び前記パワコン出力電流検出手段にて検出したパワコン出力電流に基づいて、前記交流電力の出力電流を制御する電流制御手段と、を有して構成し、且つ、前記電流制御手段は、前記パワコン出力電流手段にて検出したパワコン出力電流を抽出すると共に、前記システム出力電流検出手段にて検出したシステム出力電流から当該システム出力電流の高調波電流を抽出する高調波電流抽出手段と、前記高調波電流抽出手段にて抽出した前記パワコン出力電流に基づいて前記パワーコンディショナ装置内部の高調波電流をキャンセルすると共に、前記高調波電流抽出手段にて抽出した前記システム出力に含まれる高調波電流が、前記交流電力の出力電流に対して大きいと判定されると、前記システム出力に含まれる高調波電流をキャンセルするように前記充電手段からの電力供給を受けて前記交流電力の出力電流を制御する高調波電流キャンセル手段と、前記システム出力電流検出手段にて検出したシステム出力電流及び前記系統電圧検出手段にて検出した系統電圧の位相差を検出する位相差検出手段と、この位相差検出手段にて検出した位相差に基づいてシステム出力の力率を算出する力率算出手段と、この力率算出手段にて算出した力率が所定値以上となるように、前記交流電力の出力電流を制御する力率制御手段と、を有するようにした。
【0021】
従って、本発明のパワーコンディショナ装置によれば、システム出力のシステム出力電流に基づいて交流電力の出力電流を制御するようにしたので、例えばコージェネレーションシステム等の発電システム全体として外部の交流系統に交流電力を供給する際のシステム出力に関わる出力電流、例えば高調波電流を抑制することができ、その結果、規格範囲外の高調波電流が交流系統に流れ込むような事態を確実に回避することができる。
【0023】
また、本発明のパワーコンディショナ装置によれば、システム出力電流から高調波電流を抽出し、この高調波電流に基づいて、前記システム出力に含まれる高調波電流をキャンセルするように、前記交流電力の出力電流を制御するようにしたので、例えばコージェネレーションシステム等の発電システム全体として外部の交流系統に交流電力を供給する際のシステム出力に関わる高調波電流を抑制することができ、その結果、交流系統への規格範囲外の高調波電流の流れ込みを確実に防止することができる。
【0025】
また、本発明のパワーコンディショナ装置によれば、交流電力の出力電流に対してシステム出力に含まれる高調波電流が大きいと判定されると、前記システム出力に含まれる高調波電流をキャンセルするように、前記充電手段からの電力供給を受けて、前記変換した交流電力の出力電流を制御するようにしたので、システム出力に含まれる高調波電流が出力電流に対して大きいとしても、例えばコージェネレーションシステム等の発電システム全体として外部の交流系統に交流電力を供給する際のシステム出力に関わる高調波電流を抑制することができ、その結果、交流系統への規格範囲外の高調波電流の流れ込みを確実に防止することができる。
【0027】
また、本発明のパワーコンディショナ装置によれば、システム出力電流及び系統電圧の位相差を検出し、この位相差に基づいてシステム出力の力率を算出し、この力率が所定値、例えば0.95以上となるように、前記交流電力の出力電流を制御するようにしたので、例えばコージェネレーションシステム等の発電システム全体として外部の交流系統に交流電力を供給する際のシステム出力に関わる良好な力率を確保することができる。
【0028】
本発明のパワーコンディショナ装置は、前記発電システムが、ガスコージェネレーションシステム、燃料電池コージェネレーションシステム、エンジンコージェネレーションシステム、風力コージェネレーションシステム、水力コージェネレーションシステム若しくはソーラー発電システムの何れか一つであるようにした。
【0029】
本発明のパワーコンディショナ装置によれば、様々なコージェネレーションシステムや、コージェネレーションシステム以外のシステム、例えばモノジェネレーションシステムに適用可能である。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を示すコージェネレーションシステムについて説明する。
【0037】
(実施の形態1)
図1は第1の実施の形態を示すコージェネレーションシステム内部の概略構成を示すブロック図である。
【0038】
図1に示すコージェネレーションシステム1は、例えばガスや重油等の燃料等でエンジンを動かし発電機2により電力を発生させ、この発電機2からの電力を整流器等で直流電力に変換し、さらに前記直流電力を交流電力に変換するパワコン装置10と、例えば熱エネルギー変換のためのモータ、モータの空冷ファン、ブロアやポンプ等のシステムに使用されるシステム補機3と、このシステム補機3の次段に配置され、システム出力としてのシステム出力電流を検出するシステム出力電流センサ4とを有し、パワコン装置10は、この交流電力を家庭内の家庭電化製品等の負荷5及び電力会社等の交流系統6に供給するものである。尚、システム出力電流とは、コージェネレーションシステム1内部のパワコン装置10からシステム補機3を経由してシステム出力として出力される電流であって、負荷5及び交流系統6に供給される直前の電流に相当するものである。
【0039】
図2はパワコン装置10内部の概略構成を示すブロック図である。
【0040】
図2に示すパワコン装置10は、発電機2からの交流電力を整流器等で変換した直流電力(P相、N相)のノイズ成分を除去するフィルタ処理を施す直流側フィルタ11と、この直流側フィルタ11にてフィルタ処理が施された直流電力を昇圧するコンバータ12と、このコンバータ12にて昇圧した直流電力を交流電力に変換するインバータ13と、このインバータ13で変換された交流電力の高周波成分を取り除くLCフィルタ14と、このLCフィルタ14にて高周波成分を取り除いた交流電力のノイズ成分を除去する交流フィルタ処理を施す交流側フィルタ15と、LCフィルタ14及び交流側フィルタ15間で交流電力からパワコン出力電流を検出するパワコン出力電流センサ16と、交流側フィルタ15の出力である交流電力から系統電圧を検出する系統電圧センサ17と、このパワコン装置10全体を制御する制御回路18とを有している。尚、パワコン出力電流とは、パワコン装置10から出力される電流であって、コージェネレーションシステム1内部のシステム補機3に供給される直前の電流に相当するものである。
【0041】
図3は第1の実施の形態に関わるパワコン装置10の制御回路18内部の概略構成を示すブロック図である。
【0042】
図3に示す制御回路18は、直流電力を交流電力に変換するインバータ13を制御するものであり、パワコン出力電流センサ16を通じてパワコン出力電流を抽出すると共に、システム出力電流センサ4にて検出したシステム出力電流の高調波電流を抽出する高調波電流抽出部21と、パワコン出力電流に基づいてパワコン出力電流の高調波電流を除去すると共に、高調波電流抽出部21にて抽出した高調波電流に基づいて、システム出力電流の高調波電流をキャンセルするように、システム出力電流を制御する電流制御部22とを有している。
【0043】
高調波電流抽出部21は、システム出力電流センサ4にて検出したシステム出力電流をゲイン調整する第1ゲイン21A及び第2ゲイン21Bと、第2ゲイン21Bにてゲイン調整したシステム出力電流を実効値変換することで高調波成分を除いたシステム出力電流を得る実効値変換部21Cと、この実効値変換部21Cにて実効値変換したシステム出力電流の位相を系統電圧の位相に合わせ込むシステム出力側位相用乗算器21Dと、第1ゲイン21Aにてゲイン調整した高調波成分を含めたシステム出力電流から、システム出力側位相用乗算器21Dの出力である高調波成分を除いたシステム出力電流を減算することで、システム出力電流に含まれるシステム出力側高調波電流を抽出するシステム出力側高調波抽出用減算器21Eと、パワコン出力電流センサ16にて検出したパワコン出力電流をゲイン調整するパワコン出力側ゲイン21Fとを有している。
【0044】
電流制御部22は、位相変更に関わる位相指令値22Bを指定し、この位相指令値22Bに基づいて基準正弦波22Aの位相をシフトする位相シフト部22Cと、この位相シフト部22Cにて位相シフトした基準正弦波22Aと電流サイズを示す電流指令値22Dとを乗算することで理想電流値を算出する理想電流値用乗算器22Eと、この理想電流値用乗算器22Eで出力した理想電流値からパワコン出力側ゲイン21Fに調整したパワコン出力電流値を減算することで差分電流値を算出するパワコン出力側高調波抑制用減算器22Fと、この差分電流値を積分処理する積分回路22Gと、この積分処理で得られる波形から、システム出力側高調波抽出用減算器21Eにて算出したシステム出力側高調波電流を減算するシステム出力側高調波抑制用減算器22Hと、このシステム出力側高調波抑制用減算器22Hで得た波形からPWM出力を演算し、このPWM出力でインバータ13の交流電力に関わるパワコン出力電流値をPWM出力部22Iとを有している。尚、基準正弦波22Aは、系統電圧に同期した信号とする。
【0045】
パワコン出力側高調波抑制用減算器22Fは、パワコン出力電流センサ16にて検出したパワコン出力電流に基づいて、パワコン装置10内部の高調波電流を除去するものである。
【0046】
システム出力側高調波抑制用減算器22Hは、システム出力電流センサ4にて検出したシステム出力電流に基づいて、システム全体の高調波電流を除去するものである。
【0047】
PWM出力部22Iは、インバータ13の交流電力のパワコン出力電流及びシステム出力電流双方に含まれる高調波電流を除去すべく、出力電流値を制御するものである。
【0048】
位相シフト部22Cは、基準正弦波22Aとパワコン出力電流との位相差を抑制するものである。
【0049】
尚、システム出力側位相用乗算器21Dは、システム出力電流の位相と位相シフト部22Cからの位相シフト値との乗算処理を行うことでシステム出力電流の位相差を抑制するものである。
【0050】
尚、請求項記載の発電システムはコージェネレーションシステム1、システム出力電流検出手段はシステム出力電流センサ4、パワーコンディショナ装置はパワコン装置10、系統電圧検出手段は系統電圧センサ17、電流制御手段は制御回路18、高調波電流抽出手段は高調波電流抽出部21、高調波電流キャンセル手段は電流制御部22内のシステム出力側高調波抑制用減算器22Hに相当するものである。
【0051】
次に第1の実施の形態を示すコージェネレーションシステム1の動作について説明する。
【0052】
パワコン装置10内部の制御回路18の高調波電流抽出部21は、パワコン出力電流センサ16にてパワコン出力電流を検出すると共に、システム出力電流センサ4にてシステム出力電流を検出し、このシステム出力電流からシステム出力側高調波電流をシステム出力側高調波抽出用減算器21Eにて抽出する。
【0053】
電流制御部22は、高調波電流抽出部21にて抽出したパワコン出力電流を理想電流値からパワコン出力側高調波抑制用減算器22Fにて減算することで、パワコン装置10内部による高調波電流を除去すると共に、高調波電流抽出部21にて抽出したシステム出力電流のシステム出力側高調波電流をシステム出力側高調波抑制用減算器22Hにて減算することで、システム全体による高調波電流を除去する。
【0054】
PWM出力部22Iでは、システム出力側高調波抑制用減算器22Hにて得られた波形をPWM出力することで、インバータ13にて直流電力を、高調波電流を除去した交流電力に変換することができる。
【0055】
第1の実施の形態によれば、パワコン出力電流センサ16にて検出したパワコン出力電流に基づいてパワコン装置10内で発生した高調波電流を除去することはもちろんのこと、システム出力電流センサ4にて検出したシステム出力電流に基づいてシステム全体、例えばシステム補機3で発生した高調波電流を除去するようにしたので、コージェネレーションシステム1全体として外部の交流系統6に交流電力を供給する際のシステム出力に関わる高調波電流を確実に抑制することができ、その結果、交流系統6への規格範囲外の高調波電流の流れ込みを確実に防止することができる。
【0056】
(実施の形態2)
次に第2の実施の形態を示すコージェネレーションシステムについて説明する。図4は第2の実施の形態に関わるパワコン装置10の制御回路18A内部の概略構成を示すブロック図である。尚、第1の実施の形態と同一のものには、同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
【0057】
図4に示す制御回路18Aが図3に示す制御回路18と異なるところは、高調波電流抽出部31の内部構成と、電流制御部32の内部構成と、システム出力電流に基づいて力率を補正する力率補正部33を設けた点とにある。
【0058】
高調波電流抽出部31は、パワコン出力電流センサ16にて検出したパワコン出力電流のゲインを調整するパワコン出力側ゲイン31Aと、システム出力電流センサ4にて検出したシステム出力電流のゲインを調整するシステム出力側ゲイン31Bと、このゲイン調整したシステム出力電流から高調波電流を抽出するハイパスフィルタ(以下、単にHPFと称する)31Cとを有している。
【0059】
さらに力率補正部33は、システム出力電流センサ4にて検出したシステム出力電流を位相変換することでシステム出力電流の位相を得る位相変換部33Aを有している。
【0060】
電流制御部32は、基準正弦波22A、位相指令値22B、電流指令値22D、理想電流値用乗算器22E、パワコン出力側高調波抑制用減算器22F、積分回路22G、システム出力側高調波抑制用減算器22H及びPMW出力部22Iを有し、さらに位相変換部33Aにてシステム出力電流の位相を得ると、このシステム出力電流の位相と系統電圧の位相との位相差から位相指令値を補正し、この位相指令値に基づいて基準正弦波22Aの位相をシフトする位相シフト部32Aを有している。
【0061】
尚、請求項記載の電流制御手段は制御回路18A、系統電圧検出手段は系統電圧センサ17、高調波電流抽出手段は高調波電流抽出部31、高調波電流キャンセル手段は電流制御部32、力率算出手段及び力率制御手段は位相シフト部32A、位相差検出手段は力率補正部33及び位相変換部33Aに相当するものである。
【0062】
次に第2実施の形態を示すコージェネレーションシステム1の動作について説明する。
【0063】
パワコン装置10内部の制御回路18Aの高調波電流抽出部31は、パワコン出力電流センサ16にてパワコン出力電流を検出すると共に、システム出力電流センサ4にてシステム出力電流を検出し、このシステム出力電流から高調波電流をHPF31Cにて抽出する。
【0064】
電流制御部32は、高調波電流抽出部31にて抽出したパワコン出力電流を理想電流値からパワコン出力側高調波抑制用減算器22Fにて減算することで、パワコン装置10内部による高調波電流を除去すると共に、高調波電流抽出部31にて抽出したシステム出力電流のシステム出力側高調波電流をシステム出力側高調波抑制用減算器22Hにて減算することで、システム全体の高調波電流を除去する。
【0065】
PWM出力部22Iでは、システム出力側高調波抑制用減算器22Hにて得られた波形をPWM出力することで、インバータ13にて直流電力を、高調波電流を除去した交流電力に変換することができる。
【0066】
さらに力率補正部33は、位相変換部33Aにてシステム出力電流の位相を得ると、このシステム出力電流の位相と系統電圧の位相との位相差から位相指令値を補正し、この位相指令値に基づいて基準正弦波22Aの位相をシフトするようにしたので、システム出力電流の位相を基準正弦波22Aの位相に合わせ込むことで、結果としてシステム出力電流の力率が0.95以上となる。
【0067】
第2の実施の形態によれば、パワコン出力電流センサ16にて検出したパワコン出力電流に基づいてパワコン装置10内で発生した高調波電流を除去することはもちろんのこと、システム出力電流センサ4にて検出したシステム出力電流に基づいてシステム全体、例えばシステム補機3で発生した高調波電流を除去するようにしたので、コージェネレーションシステム1全体として外部の交流系統6に交流電力を供給する際のシステム出力に関わる高調波電流を確実に抑制することができ、その結果、交流系統6への規格範囲外の高調波電流の流れ込みを確実に防止することができる。
【0068】
また、第2の実施の形態によれば、位相変換部33Aにてシステム出力電流の位相に変換し、このシステム出力電流の位相と基準正弦波との位相とを合わせ込むことで、結果としてシステム出力電流の力率が0.95以上となるようにしたので、コージェネレーションシステム1全体として外部の交流系統6に交流電力を供給する際のシステム出力の良好な力率を確保することができる。
【0069】
尚、上記実施の形態においては、インバータ13のPWM出力を制御することで、直流電力を交流電力に変換する際の内部電流の供給を受けて、パワコン装置10内部の高調波電流及びシステム全体の高調波電流を除去するようにしたが、交流電力の出力電流に対してシステム出力に含まれる高調波電流が大きいと判定されると、高調波電流を除去することができないといった事態も考えられる。
【0070】
そこで、このような事態に対処すべく、第3の実施の形態を示すコージェネレーションシステム1のような構成にしても良い。
【0071】
(実施の形態3)
図5は第3の実施の形態を示すコージェネレーションシステム1に関わるパワコン装置10A内部の概略構成を示すブロック図である。尚、第1の実施の形態に関わるコージェネレーションシステム1と同一のものには、同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
【0072】
図5に示すパワコン装置10Aが図2に示すパワコン装置10と異なるところは、コンバータ12及びインバータ13間に、例えば二重コンデンサ等で構成する充電部40を配置し、交流電力の出力電流に対してシステム出力電流に含まれる高調波電流が大きいと判定されると、充電部40の電力供給を受けることで、システム出力電流に含まれる高調波電流を除去するようにした点にある。
【0073】
この充電部40の電力供給は、電流指令値22Dをマイナス側に設定することで交流系統6から交流電力を得る双方向機能を利用すればよい。
【0074】
尚、請求項記載の充電手段及び電力供給手段は充電部40に相当するものである。
【0075】
第3の実施の形態によれば、コンバータ12及びインバータ13間に充電部40を配置し、交流電力の出力電流に対してシステム出力電流に含まれる高調波電流が大きいと判定されると、充電部40の電力供給を受けて、システム出力電流に含まれる高調波電流を除去するようにしたので、出力電流に対して高調波電流が大きくても、コージェネレーションシステム1全体として外部の交流系統6に交流電力を供給する際のシステム出力に関わる高調波電流を抑制することができ、その結果、交流系統への規格範囲外の高調波電流の流れ込みを確実に防止することができる。
【0076】
尚、上記実施の形態においては、システム出力電流に含まれる高調波電流を除去する機能をパワコン装置10内に設けるようにしたが、パワコン装置10内部ではなく、例えばシステム補機3の次段に設けるようにしても良く、このようなコージェネレーションシステムについて第4の実施の形態として説明する。
【0077】
(実施の形態4)
図6は第4の実施の形態を示すコージェネレーションシステム内部の概略構成を示すブロック図である。尚、第1の実施の形態に示すコージェネレーションシステム1と同一のものには同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
【0078】
図6に示すコージェネレーションシステム1Aと図1に示すコージェネレーションシステム1との異なるところは、パワコン装置10内部にシステム出力電流に含まれる高調波電流を除去する機能を設けるのではなく、システム補機3及びシステム出力電流センサ4の間にシステム出力電流に含まれる高調波電流を除去するアクティブフィルタ50をコージェネレーションシステム1A内に配置した点にある。
【0079】
尚、コージェネレーションシステム1A内のパワコン装置10Bが図1のパワコン装置10の構成と異なるところは、図3に示す制御回路18の内部構成にあり、そのパワコン装置10Bの制御回路18の内部構成からシステム出力電流に含まれる高調波電流を除去する機能、例えば第1ゲイン21A、第2ゲイン21B、実効値変換部21C、システム出力側位相用乗算器21D、システム出力側高調波抽出用減算器21Eおよびシステム出力側高調波抑制用減算器22Hを無くした点にある。
【0080】
図6は同アクティブフィルタ50内部の概略構成を示すブロック図である。
【0081】
図6に示すアクティブフィルタ50は、システム出力電流センサからシステム出力電流を検出し、このシステム出力電流から高調波電流を抽出する高調波電流抽出部51と、この高調波電流抽出部51にて抽出した高調波電流を打ち消す方向に反転する反転回路52と、この反転回路にて反転した高調波電流を電流変換する電流変換回路53と、この電流変換回路53にて電流変換した高調波電流とシステム出力電流、すなわちシステム補機3を経たシステム出力電流とを加算し、システム出力電流に含まれる高調波電流を除去する加算器54とを有している。
【0082】
尚、請求項記載のキャンセル手段はアクティブフィルタ50、高調波電流抽出手段は高調波電流抽出部51、高調波電流キャンセル手段は反転回路52、電流変換回路53及び加算器54に相当するものである。
【0083】
このように第4の実施の形態によれば、システム出力電流に含まれる高調波電流を除去する機能をパワコン装置10Aに設けなくても、システム補機3及びシステム出力電流センサ4間にアクティブフィルタ50を配置し、このアクティブフィルタ50にてシステム出力電流に含まれる高調波電流を除去するようにしたので、コージェネレーションシステム1A全体として外部の交流系統6に交流電力を供給する際のシステム出力に関わる高調波電流を抑制することができ、その結果、交流系統への規格範囲外の高調波電流の流れ込みを確実に防止することができる。
【0084】
尚、上記実施の形態においては、コージェネレーションシステム1(1A)として説明したが、具体的にはガスコージェネレーションシステム、燃料電池コージェネレーションシステム、エンジンコージェネレーションシステム、風力コージェネレーションシステム、水力コージェネレーションシステム若しくはソーラー発電システム等があげられる。
【0085】
また、上記実施の形態においては、発電システムとしてコージェネレーションシステムを例にあげて説明したが、コージェネレーションシステムでない発電システムにも適用可能である。
【0086】
【発明の効果】
上記のように構成された本発明のパワーコンディショナ装置によれば、システム出力のシステム出力電流に基づいて交流電力の出力電流を制御するようにしたので、例えばコージェネレーションシステム等の発電システム全体として外部の交流系統に交流電力を供給する際のシステム出力に関わる出力電流、例えば高調波電流を抑制することができ、その結果、交流系統への規格範囲外の高調波電流の流れ込みを確実に防止することができる。
【0087】
本発明のパワーコンディショナ装置によれば、システム出力電流から高調波電流を抽出し、この高調波電流に基づいて、前記システム出力に含まれる高調波電流をキャンセルするように、前記交流電力の出力電流を制御するようにしたので、例えばコージェネレーションシステム等の発電システム全体として外部の交流系統に交流電力を供給する際のシステム出力に関わる高調波電流を抑制することができ、その結果、交流系統への規格範囲外の高調波電流の流れ込みを確実に防止することができる。
【0088】
本発明のパワーコンディショナ装置によれば、交流電力の出力電流に対してシステム出力に含まれる高調波電流が大きいと判定されると、前記システム出力に含まれる高調波電流をキャンセルするように、前記充電手段からの電力供給を受けて、前記変換した交流電力の出力電流を制御するようにしたので、システム出力に含まれる高調波電流が出力電流に対して大きいとしても、例えばコージェネレーションシステム等の発電システム全体として外部の交流系統に交流電力を供給する際のシステム出力に関わる高調波電流を抑制することができ、その結果、交流系統への規格範囲外の高調波電流の流れ込みを確実に防止することができる。
【0089】
本発明のパワーコンディショナ装置によれば、システム出力電流及び系統電圧の位相差を検出し、この位相差に基づいてシステム出力の力率を算出し、この力率が所定値、例えば0.95以上となるように、前記交流電力の出力電流を制御するようにしたので、例えばコージェネレーションシステム等の発電システム全体として外部の交流系統に交流電力を供給する際のシステム出力に関わる良好な力率を確保することができる。
【0090】
本発明のパワーコンディショナ装置によれば、様々なコージェネレーションシステムや、コージェネレーションシステム以外のシステム、例えばモノジェネレーションシステム等にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる第1の実施の形態を示すコージェネレーションシステム内部の概略構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態に関わるパワコン装置内部の概略構成を示すブロック図である。
【図3】第1の実施の形態に関わるパワコン装置の制御回路内部の概略構成を示すブロック図である。
【図4】第2の実施の形態に関わるパワコン装置の制御回路内部の概略構成を示すブロック図である。
【図5】第3の実施の形態に関わるパワコン装置内部の概略構成を示すブロック図である。
【図6】第4の実施の形態を示すコージェネレーションシステム内部の概略構成を示すブロック図である。
【図7】第4の実施の形態に関わる要部であるアクティブフィルタ内部の概略構成を示すブロック図である。
【図8】従来のコージェネレーションシステム内部の概略構成を示すブロック図である。
【図9】従来のコージェネレーションシステムに関わるパワコン装置内部の概略構成を示すブロック図である。
【図10】従来のパワコン装置に関わる制御回路内部の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 コージェネレーションシステム(発電システム)
3 システム補機
4 システム出力電流センサ(システム出力電流検出手段)
6 交流系統
10 パワコン装置(パワーコンディショナ装置)
10A パワコン装置(パワーコンディショナ装置)
17 系統電圧センサ(系統電圧検出手段)
18 制御回路(電流制御手段)
18A 制御回路(電流制御手段)
21 高調波電流抽出部(高調波電流抽出手段)
22 電流制御部(高調波電流キャンセル手段)
22H システム出力側高調波抑制用減算器(高調波電流キャンセル手段)
31 高調波電流抽出部(高調波電流抽出手段)
32 電流制御部(高調波電流キャンセル手段)
32A 位相シフト部(力率算出手段、力率制御手段)
33 力率補正部(位相差検出手段)
33A 位相変換部(位相差検出手段)
40 充電部(充電手段、電力供給手段)
50 アクティブフィルタ(キャンセル手段)
51 高調波電流抽出部(高調波電流抽出手段)
52 反転回路(高調波電流キャンセル手段)
53 電流変換回路(高調波電流キャンセル手段)
54 加算器(高調波電流キャンセル手段)

Claims (2)

  1. 発電システム内で発電した直流電力を交流電力に変換し、この交流電力を、前記発電システム内部のシステム補機を経由して前記発電システム外部の交流系統にシステム出力として出力するパワーコンディショナ装置であって、
    前記交流系統から電力を供給する電力供給手段と、
    この電力供給手段にて供給した電力を充電する充電手段と、
    前記交流電力の系統電圧を検出する系統電圧検出手段と、
    前記システム補機の次段に設けられ前記発電システム内部のシステム補機を経由して前記交流系統に出力される前記システム出力のシステム出力電流を検出するシステム出力電流検出手段と、
    前記システム補機の前段に設けられ前記システム補機に出力されるパワコン出力電流を検知するパワコン出力電流検出手段と、
    前記システム出力電流検出手段にて検出したシステム出力電流及び前記パワコン出力電流検出手段にて検出したパワコン出力電流に基づいて、前記交流電力の出力電流を制御する電流制御手段と、を有して構成し、且つ、
    前記電流制御手段は、
    前記パワコン出力電流手段にて検出したパワコン出力電流を抽出すると共に、前記システム出力電流検出手段にて検出したシステム出力電流から当該システム出力電流の高調波電流を抽出する高調波電流抽出手段と、
    前記高調波電流抽出手段にて抽出した前記パワコン出力電流に基づいて前記パワーコンディショナ装置内部の高調波電流をキャンセルすると共に、前記高調波電流抽出手段にて抽出した前記システム出力に含まれる高調波電流が、前記交流電力の出力電流に対して大きいと判定されると、前記システム出力に含まれる高調波電流をキャンセルするように前記充電手段からの電力供給を受けて前記交流電力の出力電流を制御する高調波電流キャンセル手段と、
    前記システム出力電流検出手段にて検出したシステム出力電流及び前記系統電圧検出手段にて検出した系統電圧の位相差を検出する位相差検出手段と、
    この位相差検出手段にて検出した位相差に基づいてシステム出力の力率を算出する力率算出手段と、
    この力率算出手段にて算出した力率が所定値以上となるように、前記交流電力の出力電流を制御する力率制御手段と、
    を有することを特徴とするパワーコンディショナ装置。
  2. 前記発電システムは、ガスコージェネレーションシステム、燃料電池コージェネレーションシステム、エンジンコージェネレーションシステム、風力コージェネレーションシステム、水力コージェネレーションシステム若しくはソーラー発電システムの何れか一つであることを特徴とする請求項1記載のパワーコンディショナ装置。
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