JP4314752B2 - 多段噴射形エンジンのトルク制御装置およびそのトルク制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジン制御時の出力をトルクに変換して制御部に通信し、要求トルクの過不足を補正する多段噴射形エンジンのトルク制御装置およびそのトルク制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、車両制御などの付加機能制御(オートクルーズ、自動ブレーキシステムなど)としてトルク単位での出力制御の要求に即応できる通信形態が欧州を中心に普及している。
この通信形態は、エンジン制御の出力をトルクベースに変換し、要求値を満たさない出力分を過不足トルクとしてエンジン側で補正するものである。
このようなトルクベース制御の傾向にあって、燃費向上やエミッションの排出低減化を目指してエンジン側にプレ噴射、メイン噴射およびアフタ噴射といった多段噴射制御の実現化が求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この場合、各噴射のそれぞれがトルクに寄与する割合が異なり、各噴射の合計値を発生トルクと対応させるのでは、実際の噴射量との対応誤差が大きくなり易い。
このため、発生トルクがばらつき、通信によるエンジン制御時に要求側のトルクと供給側のトルクとが合致しなくなる。要求側と供給側のトルクの不一致により、例えば長距離走行のクルージング時に、クルーズ制御が悪化し、これに伴い運転時の操縦性が低下するといった不都合がある。
【0004】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は多段噴射の各噴射毎にトルク変換し、噴射の種類に応じた割合でトルク寄与度を設定し、噴射量対トルク対応精度を向上させ、付加機能制御とエンジン制御とのトルク対応精度が高くなり、運転時の良好な操縦性を長期にわたって維持できる多段噴射形エンジンのトルク制御装置およびそのトルク制御方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(請求項1について)
多段噴射形エンジンのトルク制御装置において、トルク変換手段により、多段噴射の各噴射毎の噴射量をトルク値に変換する。多段噴射の各噴射毎の噴射量からトルク値を求めて、このトルク値の和に基づいて有効トルク値を求め、補正手段により、エンジン側からの要求トルク値と有効トルク値とのトルク差に基づいて各噴射毎の噴射量に補正が施される。
【0006】
このように、エンジン側の要求トルク値と有効トルク値とのトルク差に基づいて多段噴射の各噴射量を補正しているので、トルクの過不足が噴射の種類に応じて修正される。このため、噴射量対トルクの対応精度が向上し、付加機能制御とエンジン制御とのトルク対応精度が高くなり、運転時の良好な操縦性を長期にわたって維持することが可能となる。
【0007】
(請求項2について)
補正手段の判定演算手段により、トルク差が所定の上限値と下限値との範囲内にあるかを判定する。
トルク差がこの範囲内にある時は、噴射量の補正を不要とし、トルク差が上限値を越える場合でトルク差が一定値未満の時は、トルク差の全量を不足分として噴射量に変換し、トルク差が一定値を越える時は、噴射量を所定値に制限する。
また、トルク差が下限値未満で一定値を越える時は、トルク差の全量を過剰分として噴射量に変換し、トルク差が一定値未満の時は、噴射量を所定値に制限する。
【0008】
このように、トルクの過不足分を噴射量で補正する際、トルク差が上限値を越える場合でトルク差が一定値未満の時と、トルク差が下限値未満で一定値を越える時とに分けている。このため、トルクの過不足分が噴射量としてきめ細かく補正され、噴射量対トルクの対応精度が向上し、付加機能制御とエンジン制御との良好なトルク対応精度を確保することができる。
【0009】
(請求項3について)
トルク差(ΔT)の全量は、変換マップを用いてメイン噴射およびプレ噴射毎にメイン噴射補正分(±ΔQm)およびプレ噴射補正分(±ΔQpre)にそれぞれ変換される。
但し、ΔTpreはプレ噴射のトルク寄与度分で、ΔTpre=f(NE、ACCP)*ΔT、またΔTmはメイン噴射によるトルク補正分で、ΔTm=ΔT−ΔTpreである。
【0010】
このように、多段噴射の各噴射毎に変換マップを用い、過不足トルクの補正を噴射の種類に応じたトルク寄与度分の割合で設定している。これにより、噴射量対トルクの対応精度が大幅に向上し、付加機能制御とエンジン制御との良好なトルク対応精度を確保することができる。
【0011】
(請求項4について)
多段噴射形エンジンのトルク制御方法において、トルク変換により、多段噴射の各噴射毎の噴射量をトルク値に変換する。多段噴射の各噴射毎の噴射量からトルク値を求めて、このトルク値の和に基づいて有効トルク値を求め、補正により、エンジン側からの要求トルク値と多段噴射の基本噴射指令値から想定される有効トルク値とのトルク差に基づいて各噴射毎の噴射量に補正が施される。
【0012】
このように、エンジン側の要求トルク値と有効トルク値とのトルク差に基づいて多段噴射の各噴射量を補正しているので、トルクの過不足が噴射の種類に応じて修正される。このため、噴射量対トルクの対応精度が向上し、付加機能制御とエンジン制御とのトルク対応精度が高くなり、運転時の良好な操縦性を長期にわたって維持することが可能となる。
【0013】
(請求項5について)
補正における判定演算により、トルク差が所定の上限値と下限値との範囲内にあるかを判定する。
トルク差がこの範囲内にある時は、噴射量の補正を不要とし、トルク差が上限値を越える場合でトルク差が一定値未満の時は、トルク差の全量を不足分として噴射量に変換し、トルク差が一定値を越える時は、噴射量を所定値に制限する。
また、トルク差が下限値未満で一定値を越える時は、トルク差の全量を過剰分として噴射量に変換し、トルク差が一定値未満の時は、噴射量を所定値に制限する。
【0014】
このように、トルクの過不足分を噴射量で補正する際、トルク差が上限値を越えトルク差が一定値未満の時と、トルク差が下限未満で一定値を越える時とに分けている。このため、トルクの過不足分が噴射量としてきめ細かく補正され、噴射量対トルクの対応精度が向上し、付加機能制御とエンジン制御との良好なトルク対応精度を確保することができる。
【0015】
(請求項6について)
トルク差(ΔT)の全量は、変換マップを用いてメイン噴射およびプレ噴射毎にメイン噴射補正分(±ΔQm)およびプレ噴射補正分(±ΔQpre)にそれぞれ変換される。
但し、ΔTpreはプレ噴射のトルク寄与度分で、ΔTpre=f(NE、ACCP)*ΔT、またΔTmはメイン噴射によるトルク補正分で、ΔTm=ΔT−ΔTpreである。
【0016】
このように、多段噴射の各噴射毎に変換マップを用い、過不足トルクの補正を噴射の種類に応じたトルク寄与度分の割合で設定している。これにより、噴射量対トルクの対応精度が大幅に向上し、付加機能制御とエンジン制御との良好なトルク対応精度を確保することができる。
(請求項7、8について)
有効トルク値は、多段噴射の各噴射毎の噴射量から求められたトルク値の和から摩擦などで消費されるロストルクを差し引いて求められる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
図1、図2および図3は流れ図で、多段噴射形エンジンのトルク制御装置におけるトルク制御方法を示す。
【0018】
この流れ図のステップS1では、エンジンの制御を行う上で必要なエンジンパラメータを取り込む。ステップS2では、エンジン回転数NE、アクセル開度ACCPなどといったエンジンパラメータに応じて基本噴射指令値を演算する。この基本噴射指令値は、多段噴射によるエンジンへの燃料噴射量を意味し、メイン噴射量{Qm=f(NE、ACCP)}、プレ噴射量{Qpre=f(NE、ACCP)}、アフタ噴射量{Qa=f(NE、ACCP)}を含む。
また、ステップS2では、この基本噴射指令値とともに、メイン噴射、プレ噴射およびアフタ噴射の噴射開始時期(Tmon、Tpreon、Taon)および高圧燃料蓄圧器のコモンレール圧Pcなどを演算する。
【0019】
ステップS3では、多段噴射による噴射量をトルク変換手段に基づいて有効トルク値Teに変換する。この有効トルク値Teは、メイン噴射によるトルクfm(Qm、NE)とプレ噴射によるトルクfpre(Qpre、NE)との和から摩擦などで消費されるロストルクTvを差し引いて求める。
すなわち、有効トルク値は、Te=fm(Qm、NE)+fpre(Qpre、NE)−Tvの数式から算出する。
【0020】
ステップS4では、付加機能から求められる要求トルク値Trを取り込み、補正手段によりステップS5で要求トルク値Trと有効トルク値Teとのトルク差(ΔT=Tr−Te)を求める。そして、トルク差ΔTと所定の上限値αと下限値α´との大小を比較し、ΔT=Tr−Te>αとなる場合は、トルク不足を補うためトルク増加補正に備えてステップS6に移行する。
また、トルク差の関係がΔT=Tr−Te<−α´となる場合は、トルク過剰を調整するためトルク低減補正に備えてステップS10に移行する。
また、トルク差の関係がα>ΔT=Tr−Te>−α´となる場合は、ステップS9で補正不要と判定し、補正量=0、メイン噴射の補正量ΔQm=0、プレ噴射の補正量ΔQpre=0とする。
【0021】
ステップS6では、判定演算手段により、トルクの増大要求量であるトルク差ΔTが一定値dt未満であるか否かを判定する。トルク差ΔTがdt未満の場合は、トルクによる加速衝撃(トルクショック)が許容値に満たないとし、トルク差ΔTの全量を不足トルク分として噴射量に変換する。
この変換を行うにあたっては、先ずプレ噴射のトルク寄与度分ΔTpreを図4に示すトルク変換マップからΔTpre=f(NE、ACCP)*ΔT=K*ΔTとして算出する。
【0022】
この場合、プレ噴射のトルク寄与度分ΔTpreを不足トルク分であるトルク差ΔTに、プレ噴射のトルク寄与度補正分f(NE、ACCP)を補正係数Kとして乗じて算出している。
ついで、メイン噴射によるトルク補正分ΔTmをトルク差ΔTとプレ噴射のトルク寄与度分ΔTpreとの差(ΔTm=ΔT−ΔTpre)として求める。 これらΔTm、ΔTpreに基づいて変換マップから補正噴射量Qを算出する。すなわち、メイン噴射補正分ΔQm=f(NE、ΔTm)、プレ噴射補正分ΔQpre=f(NE、ΔTpre)として演算する。
同様な計算式で、アフタ噴射補正分ΔQa=f(NE、ΔTa)として演算する。
【0023】
ステップS6で、トルク差ΔTがdtを越えると判定した場合は、トルクによる加速衝撃(トルクショック)を回避するため、ΔQm=dQmおよびΔQpre=dQpreとしてメイン噴射補正分およびプレ噴射補正分をそれぞれ所定値に制限する。
一方、ステップS5で、トルク差の関係がΔT=Tr−Te<−α´と判定されると、ステップS10でトルク低減補正が行われる。このトルク低減補正は、ステップS6以降と同様の処理をステップS11およびステップS12でマイナス分として行う。
【0024】
ステップS13およびステップS14では、ステップS7、ステップS8、ステップS9、ステップS11およびステップS12で算出されたメイン噴射補正分ΔQmおよびプレ噴射補正分ΔQpreをステップS2で求めた基本噴射指令値にそれぞれ加算する。すなわち、メイン噴射分はQm=Qm±ΔQmとなり(ステップS13)、プレ噴射分はQpre=Qpre±ΔQpreとなる(ステップS14)。またアフタ噴射分はQa=Qa±ΔQaとなる。
【0025】
ステップS15では、前ステップS14までに算出したエンジン回転数NE、メイン噴射量Qm、コモンレール圧Pc、プレ噴射量Qpre、アフタ噴射量Qaから噴射指令値(INJ指令値)としてメイン噴射開始時期Tmon、メイン噴射停止時期Tmoff、プレ噴射開始時期Tpreon、プレ噴射停止時期Tpreoff、アフタ噴射開始時期Taon、アフタ噴射停止時期Taoffをそれぞれ演算処理する。
【0026】
ステップS15で演算処理された噴射指令値Tmon、Tmoff、Tpreon、Tpreoff、Taon、Taoffは、ステップS16で出力段にセットされる。そして、図5のタイムチャートに示すように、ピストンのTDCを中心にして噴射ノズル20からプレ噴射がTpon〜Tpoff間のタイミングで行われ、メイン噴射がTmon〜Tmoff間のタイミングで行われ、アフタ噴射がTaon〜Taoff間のタイミングで行われる。
【0027】
このように、上記実施例によれば、多段噴射の各噴射毎にトルク変換マップを用い、過不足トルクの補正を噴射の種類に応じたトルク寄与度分の割合で行っている。これにより、噴射量対トルクの対応精度が大幅に向上し、付加機能制御とエンジン制御との良好なトルク対応精度を確保し得、運転時の良好な操縦性を維持することができる。
【0028】
なお、図2の変換マップは二次元だけでなく三次元となるように作成してもよい。
また、有効トルク値Teの設定にあたっては、Te=fm(Qm、NE)+fpre(Qpre、NE)−Tvだけでなく、トルク関数fmとfpreを種々の比に配分するようにしてもよい。
さらに、本発明の具体的な実施にあたっては、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多段噴射形エンジンのトルク制御装置のトルク制御方法を示す流れ図である。
【図2】図1に続くトルク制御方法を示す流れ図である。
【図3】図2に続くトルク制御方法を示す流れ図である。
【図4】横軸をエンジン回転数とし、縦軸をアクセル開度とするトルク変換マップである。
【図5】多段噴射の噴射を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
20 噴射ノズル
Claims (8)
- 燃料の多段噴射により発生するトルクに基づいてエンジンを制御する多段噴射形エンジンのトルク制御装置において、
前記多段噴射の各噴射毎の噴射量をトルク値に変換するトルク変換手段と、
前記エンジン側から求められる要求トルク値と前記多段噴射の基本噴射指令値から想定される有効トルク値とのトルク差に基づいて各噴射毎の噴射量に補正を加える補正手段を備え、
前記トルク変換手段により、前記多段噴射の各噴射毎の噴射量からトルク値を求めて、このトルク値の和に基づいて前記有効トルク値を求め、
前記要求トルク値と前記有効トルク値との前記トルク差を求め、
前記トルク差に基づいて噴射量を補正することで、前記有効トルク値を前記要求トルク値へ近づけることを特徴とする多段噴射形エンジンのトルク制御装置。 - 前記補正手段において、前記トルク差が所定の上限値と下限値との範囲内にあるかを判定し、前記範囲内にある時は、噴射量の補正を不要とし、前記トルク差が前記上限値を越える場合で前記トルク差が一定値未満の時は、前記トルク差の全量を不足分として噴射量に変換し、前記トルク差が一定値を越える時は、噴射量を所定値に制限するとともに、
前記トルク差が前記下限値未満で前記トルク差が一定値を越える時は、前記トルク差の全量を過剰分として噴射量に変換し、前記トルク差が一定値未満の時は、噴射量を所定値に制限する判定演算手段を有することを特徴とする請求項1に記載の多段噴射形エンジンのトルク制御装置。 - 前記多段噴射は、少なくともメイン噴射とプレ噴射を含み、前記トルク差(ΔT)の全量は、変換マップを用いて前記メイン噴射および前記プレ噴射毎に下記の数式によりメイン噴射補正分(±ΔQm)およびプレ噴射補正分(±ΔQpre)にそれぞれ変換されることを特徴とする請求項2に記載の多段噴射形エンジンのトルク制御装置。
±ΔQm=f(NE、ΔTm)、
±ΔQpre=f(NE、ΔTpre)、
但し、ΔTpreはプレ噴射のトルク寄与度分で、ΔTpre=f(NE、ACCP)*ΔT、
ΔTmはメイン噴射によるトルク補正分で、ΔTm=ΔT−ΔTpreである。 - 燃料の多段噴射により発生するトルクに基づいてエンジンを制御する多段噴射形エンジンのトルク制御方法において、
前記多段噴射の各噴射毎の噴射量をトルク値に変換するトルク変換手順と、
前記エンジン側から求められる要求トルク値と前記多段噴射の基本噴射指令値から想定される有効トルク値とのトルク差に基づいて各噴射毎の噴射量に補正を加える補正手順を備え、
前記多段噴射の各噴射毎の噴射量からトルク値を求めて、このトルク値の和に基づいて前記有効トルク値を求め、
前記要求トルク値と前記有効トルク値との前記トルク差を求め、
前記トルク差に基づいて噴射量を補正することで、前記有効トルク値を前記要求トルク値へ近づけることを特徴とする多段噴射形エンジンのトルク制御方法。 - 前記補正手順において、前記トルク差が所定の上限値と下限値との範囲内にあるかを判定し、前記範囲内にある時は、噴射量の補正を不要とし、前記トルク差が前記上限値を越える場合で前記トルク差が一定値未満の時は、前記トルク差の全量を不足分として噴射量に変換し、前記トルク差が一定値を越える時は、噴射量を所定値に制限するとともに、
前記トルク差が前記下限値未満で前記トルク差が一定値を越える時は、前記トルク差の全量を過剰分として噴射量に変換し、前記トルク差が一定値未満の時は、噴射量を所定値に制限する判定演算手順を有することを特徴とする請求項4に記載の多段噴射形エンジンのトルク制御方法。 - 前記多段噴射は、少なくともメイン噴射とプレ噴射を含み、前記トルク差(ΔT)の全量は、変換マップを用いて前記メイン噴射および前記プレ噴射毎に下記の数式によりメイン噴射補正分(±ΔQm)およびプレ噴射補正分(±ΔQpre)にそれぞれ変換されることを特徴とする請求項5に記載の多段噴射形エンジンのトルク制御方法。
±ΔQm=f(NE、ΔTm)、
±ΔQpre=f(NE、ΔTpre)、
但し、ΔTpreはプレ噴射のトルク寄与度分で、ΔTpre=f(NE、ACCP)*ΔT、
ΔTmはメイン噴射によるトルク補正分で、ΔTm=ΔT−ΔTpreである。 - 前記有効トルク値は、前記多段噴射の各噴射毎の噴射量から求められたトルク値の和から摩擦などで消費されるロストルクを差し引いて求められることを特徴とする請求項1に記載の多段噴射形エンジンのトルク制御装置。
- 前記有効トルク値は、前記多段噴射の各噴射毎の噴射量から求められたトルク値の和から摩擦などで消費されるロストルクを差し引いて求められることを特徴とする請求項4に記載の多段噴射形エンジンのトルク制御方法。
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