JP4314141B2 - 原稿画像識別装置、カラー複写機、及び原稿画像識別方法 - Google Patents

原稿画像識別装置、カラー複写機、及び原稿画像識別方法 Download PDF

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本発明は、原稿画像の白黒及びカラーの別を判定する原稿画像識別装置、カラー複写機、及び原稿画像識別方法に関するものである。
従来、カラー複写機などにおいては、原稿画像の白黒及びカラーの別を識別して、その識別結果に応じて適切な画像処理あるいは印字動作を行うようにしており、これにより画像の高精細化及び処理時間の最適短縮化を図ることができる。
このような原稿画像の白黒及びカラーの別を識別する原稿画像識別処理においては、原稿画像を複数のブロックに分割してそのブロック内のカラー画素の割合からブロックの白黒及びカラーの別を判定し、これにより得られたカラーブロック数により原稿画像の白黒及びカラーの別を識別する方法が知られている(例えば特許文献1参照)。
また、原稿の読み取りにより得られた画像データ内のノイズや読み取り時の振動に起因する色ずれにより生じる誤判定を避けるため、画素ごとの白黒及びカラーの別を判定する際に、注目画素を中心とした所定のエリアに属する複数の画素を対象にして色度の加重平均値を求め、これに基づいて各画素の判定を行う方法が知られている(例えば特許文献2参照)。
特開平4−336876号公報 特開平10−42151号公報
しかるに、前記従来の原稿画像識別処理では、画素ごとの色度値から算出された彩度値に基づいてカラー画素か白黒画素かを識別する工程を有しているが、ここで判定基準となる彩度値は色度値の相乗平均であり、二乗及び平方根の演算を伴う面倒な処理を要することから、処理時間が増大すると共に、演算用のラインメモリを多く必要とし、かつ演算回路が複雑になるため、装置の製造コストを増大させるという問題が発生する。
そこで、本発明は、原稿画像の白黒及びカラーの別を識別するにあたり、読取画像データのノイズや原稿読み取り時の振動に起因する色ずれによる誤識別を防止し、同時に演算工程及び演算回路を簡素化して処理時間を短縮すると共に装置の製造コストを低減することができる原稿画像識別装置、カラー複写機、及び原稿画像識別方法を提供することを目的とする。
このような課題を解決するために、本発明において、請求項に示す原稿画像識別装置は、原稿の画像を読み取る原稿読取手段と、この読み取られた画像を複数のブロックに領域分割するブロック設定手段と、この分割されたブロック別内の全画素ごと色度値を平均化してブロック別色度値を取得するブロック別色度取得手段と、前記原稿読取手段に起因した特定色相の色度の検出特性を補正すべく、前記ブロック別色度値を、色度値を座標軸とする色度座標上において、原点を移動して補正する原点補正手段と、この補正されたブロック別色度値を演算してブロック単位の彩度情報を取得するブロック別彩度取得手段と、原稿の全画像領域内における総てのブロック単位の彩度情報に基づいて原稿画像の白黒又はカラーの別を判定する白黒カラー判別手段と、を具備する。
これによると、分割されたブロック別内の全画素ごと色度値を平均化したブロック別色度値を取得し、このブロック別色度値を演算してブロック単位の彩度情報を取得し、原稿の全画像領域内における全ブロック単位の彩度情報に基づいて原稿画像の白黒又はカラーの別を判定する。従って、個々の画素単位の彩度情報ではなく、総てのブロック単位の彩度情報に基づいて、原稿画像の白黒又はカラー判定が行われるので、読取画像データのノイズや原稿画像の読み取りの際の振動に起因する色ずれにより生じる誤判定を防止することができる。また、面倒な演算を伴う彩度の取得処理が個々の画素単位ではなくブロック単位で行われるので、彩度取得のための演算回数が大幅に減少するため、原稿画像識別に要する処理時間を短縮することができ、メモリ容量も少なくて済むことから装置の製造コストを低減することができる
さらに、原稿読取手段に起因した特定色相の色度の検出特性を補正すべく、ブロック別色度値を、色度値を座標軸とする色度座標上において、原点を移動して補正するので、原稿読取手段の検出特性に起因して、特定の色相で色度が低く現れる場合などに、カラー原稿が白黒原稿と誤って判定される不具合を避けることができる。また、ブロック単位で原点補正を行なうため、個々の画素単位で原点補正を行なうのに比較して演算処理時間を格段に短くすることができる。
また、請求項に示すとおり、請求項1に記載の前記原点補正手段は、前記ブロック別色度値に所定の補正量を加算することにより原点補正を行う。
これによると、原点補正を簡単な加算演算のみで実現することができる。
また、請求項に示すとおり、請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の前記原点補正手段は、強調する色相に対応して異なる複数の補正量を記憶しておき、原稿画像の色調又は未補正時の判定結果を参考にして、強調する色相及び補正量を選択可能にした。
これによると、原稿画像の色調又は未補正時の判定結果などに応じて、強調する色相及び補正量を適切に選択することで、簡単に高精度な白黒又はカラーの判定を行うことができる。
さらに、本発明において、請求項4に示すカラー複写機は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の原稿画像識別装置を備える。
これによると、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の効果を得ることができる。
一方、本発明において、請求項5に示す原稿画像識別方法は、原稿の画像を読み取る原稿読取工程と、この読み取られた画像を複数のブロックに領域分割するブロック設定工程と、この分割されたブロック別内の全画素ごと色度値を平均化してブロック別色度値を取得するブロック別色度取得工程と、前記原稿読取工程に起因した特定色相の色度の検出特性を補正すべく、前記ブロック別色度値を、色度値を座標軸とする色度座標上において、原点を移動して補正する原点補正工程と、この補正されたブロック別色度値を演算してブロック単位の彩度情報を取得するブロック別彩度取得工程と、原稿の全画像領域内における総てのブロック単位の彩度情報に基づいて原稿画像の白黒又はカラーの別を判定する白黒カラー判別工程と、を具備する。
これによると、分割されたブロック別内の全画素ごと色度値を平均化したブロック別色度値を取得し、このブロック別色度値を演算してブロック単位の彩度情報を取得し、原稿の全画像領域内における全ブロック単位の彩度情報に基づいて原稿画像の白黒又はカラーの別を判定する。従って、個々の画素単位の彩度情報ではなく、総てのブロック単位の彩度情報に基づいて、原稿画像の白黒又はカラー判定が行われるので、読取画像データのノイズや原稿画像の読み取りの際の振動に起因する色ずれにより生じる誤判定を防止することができる。また、面倒な演算を伴う彩度の取得処理が個々の画素単位ではなくブロック単位で行われるので、彩度取得のための演算回数が大幅に減少するため、原稿画像識別に要する処理時間を短縮することができる。
さらに、原稿読取手段に起因した特定色相の色度の検出特性を補正すべく、ブロック別色度値を、色度値を座標軸とする色度座標上において、原点を移動して補正するので、原稿読取手段の検出特性に起因して、特定の色相で色度が低く現れる場合などに、カラー原稿が白黒原稿と誤って判定される不具合を避けることができる。また、ブロック単位で原点補正を行なうため、個々の画素単位で原点補正を行なうのに比較して演算処理時間を格段に短くすることができる。
このように本発明によれば、読取画像データのノイズや原稿画像の読み取りの際の振動に起因する色ずれにより生じる誤判定を防止することができる。また、原稿画像識別に要する処理時間を短縮することができ、メモリ容量も少なくて済むことから装置の製造コストを低減することができる。さらに、原稿読取手段の検出特性に起因して、特定の色相で色度が低く現れる場合などに、カラー原稿が白黒原稿と誤って判定される不具合を避けることができ、個々の画素単位で原点補正を行なうのに比較して演算処理時間を格段に短くすることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明が適用されたカラー複写機の概略構成を示すブロック図である。このカラー複写機は、CCDからなるラインセンサにより原稿の画像を読み取る原稿読取部1と、ここでの読取により得られた画像データに対して所要の処理を行うデータ処理部2と、ここから送られてくる画像データに基づいて原稿の画像を電子写真方式により記録紙上に印刷する印刷部3とを有している。
データ処理部2は、原稿読取部1での読取により得られた画像データにシェーディング補正などの所要の処理を行う読取画像処理部4と、画像データをRGB表色系の色空間からCIELab色空間に変換する色空間変換部5と、印刷部3で適切な印刷画像が得られるように画像の種々の特徴を解析する画像解析処理部6と、印刷部3で処理可能なCMYK表色系の画像データへの変換処理やガンマ補正処理などの所要の処理を行う記録画像処理部7と、画像データの圧縮伸長処理を行う圧縮伸長部8と、印刷部3を駆動するエンジンI/F部9とを有している。
色空間変換部5では、RGB表色系による画像データ(RGB各色の反射率あるいは濃度値Dr・Dg・Db)が、一旦XYZ表色系による画像データに変換された上でCIELab色空間による画像データに変換される。XYZ表色系による画像データは、例えば次式により得ることができる。なお、ここでの各係数はセンサなどの装置特性に応じて異なる値を示す。
Figure 0004314141
また、CIELab色空間による画像データ、すなわち明度値L*及び2種類の色度値a*・b*は、次式により得ることができる。
Figure 0004314141
図2は、図1に示した画像解析処理部を示すブロック図である。画像解析処理部6は、色空間変換部5から送られてくる画素単位の明度値L*及び色度値a*・b*に基づいて処理対象画像を解析するものであり、色度値a*・b*に基づいて原稿画像の白黒及びカラーの別を判定する原稿画像識別部11と、明度値L*に基づいて線画領域を判別する領域判別部12と、ここで得られたエッジ情報及び明度値L*に基づいてエッジ強調処理を行うエッジ強調部13とを有しており、原稿画像識別部11から白黒カラー判別信号が出力され、エッジ強調部13からエッジ強調処理された明度値L*の信号が出力され、それぞれ記録画像処理部7に送られる。原稿画像識別部11は、原稿画像を複数のブロックに領域分割するブロック設定部14を有している。
図3は、図2に示した原稿画像識別部での処理の概要を示している。原稿画像識別部11では、ブロック設定部14により処理対象画像を格子状に分割して得られた複数のブロックの各々が白黒及びカラーのいずれに該当するかを判定し、ここでカラーと判定されたブロック(カラーブロック)が所定数を越えて存在する場合にカラー原稿と判定する。カラーブロックの判定は、ブロック内の各画素の色度値a* XY・b* XYを平均化して得られるブロック別色度値a* BLK・b* BLKに基づいて行われる。ブロックの大きさは、処理対象画像の形態に応じて適宜に設定すれば良いが、例えば主走査方向16画素、副走査方向16画素で合計256画素からなるものとすると良い。
図4は、図2に示したブロック設定部での処理の概要を示している。ブロック設定部14では、原稿画像を拡大あるいは縮小して出力する際に、拡大縮小の倍率に応じてブロックの大きさを設定するようになっている。例えばブロックの大きさが主走査方向16画素、副走査方向16画素の場合、拡大縮小の倍率をEとすると、拡大縮小された原稿画像の識別では、ブロックの大きさが主走査方向16×E画素、副走査方向16×E画素となる。
図5は、図2に示した原稿画像識別部の第1の例を示すブロック図である。図6は、図5に示した各部での処理の概要を示す概念図である。原稿画像識別部11は、原稿画像の読み取り並びに所要の色空間変換処理により画素単位で生成する色度値a*XY・b*XYを所定のブロック単位で平均化したブロック別色度値a* BLK・b* BLKを取得するブロック別色度取得部21と、ここで得られたブロック別色度値a* BLK・b* BLKからブロック単位の彩度情報(ここでは彩度値C* BLKの二乗値)を取得するブロック別彩度取得部22と、ここで得られたブロック単位の彩度情報に基づいて原稿画像の白黒及びカラーの別を判定する白黒カラー判別部23とを有している。
ブロック別色度取得部21は、ブロック内の画素ごとの色度値a* XY・b* XYの単純平均(相加平均)でブロック別色度値a* BLK・b* BLKを求めるものであり、まず主走査方向加算部24において、ラインセンサの主走査方向の1ラインの読み取りにより画素の配列順にしたがって入力される画素単位の色度値a* XY・b* XYをブロックごとに累積してブロック単位のライン別累積値SUMLIN(a* XY)・SUMLIN(b* XY)を取得し、次に副走査方向加算部25において、ブロック単位のライン別累積値SUMLIN(a* XY)・SUMLIN(b* XY)を各ブロック内の全てのラインについて加算してブロック別累積値SUMBLK(a* XY)・SUMBLK(b* XY)を取得し、次にブロック平均化部26において、ブロック別累積値SUMBLK(a* XY)・SUMBLK(b* XY)をブロックの総画素数m×nで除算してブロック別色度値a* BLK・b* BLKを算出する。
主走査方向加算部24では、画素の配列順にしたがって入力される画素単位の色度値a* XY・b* XYが加算器27にて順次加算され、ブロックの主走査方向画素数mに相当する回数の加算が終了したところで、次のブロックの加算に進み、これを1ライン分の処理が終了するまで繰り返し行うことで、1ライン分の画素単位の色度値a* XY・b* XYが、主走査方向に1列に並んだ全てのブロックに振り分けられて、ブロック単位のライン別累積値SUMLIN(a* XY)・SUMLIN(b* XY)が得られる。
副走査方向加算部25では、ラインメモリ(記憶手段)29に格納された前ラインまでの色度値の累積値SUMY-1(a* XY)・SUMY-1(b* XY)を読み出し、これに主走査方向加算部24で得られた現ラインの累積値SUMLIN(a* XY)・SUMLIN(b* XY)を加算器28にて加算してラインメモリ29に格納する処理が行われ、この加算器28での加算処理が主走査方向に1列に並んだ全てのブロックについて終了すると、次のラインの加算処理に移行し、これがブロックのライン数(副走査方向画素数)nだけ繰り返し行われる。これにより、ラインメモリ29には、主走査方向に1列に並んだブロックごとの累積値SUMBLK(a* XY)・SUMBLK(b* XY)が格納される。
ブロック別彩度取得部22では、色度値a*・b*の各々に対応する2つのブロック平均化部26で得られたブロック別色度値a* BLK・b* BLKに基づいてブロック単位の彩度情報(ここでは彩度値C*の二乗値)を求めるクロマ計算が行われる。彩度値C*は、色度値a*・b*の相乗平均であり、次式で得られる。
Figure 0004314141
ここでは、彩度値算出における面倒な平方根の計算を避けるため、色度値a*・b*の各々に対応する2つの乗算器30と加算器31とによりブロック別彩度値C* BLKの二乗値が算出される。
Figure 0004314141
白黒カラー判別部23は、ブロック別彩度取得部22で求められたブロック別彩度値C* BLKの二乗値を所定のクロマスライス値(閾値)と比較してカラーブロックか否かを判定する減算器からなるカラーブロック判定部32と、カラーブロックの総数を求めるカラーブロックカウンタ(計数手段)33と、ここで得られたカラーブロックの総数を所定のブロックスライス値(閾値)と比較して白黒原稿及びカラー原稿の別を判定する減算器からなる原稿判定部34とを有している。
カラーブロック判定部32で用いられるクロマスライス値は、彩度値C*の二乗値に対応するものであり、例えば実際の彩度閾値を40とすると、クロマスライス値はその二乗で1600となる。
また原稿判定部34で用いられるブロックスライス値は、例えば画素密度が600dpi×600dpiの場合では111ブロックとする。これは、カラー原稿と判定する場合に原稿画像上のカラー領域が占める面積の閾値を50mm2としたものであり、具体的に説明すると、画素密度が600dpi×600dpiの場合では、1画素の面積が0.042mm×0.042mm=0.001764mm2となることから、1ブロックの面積(16画素×16画素)が0.001764mm2×256画素=0.451584mm2となり、面積閾値50mm2に対応するブロック数が50mm2÷0.451584mm2=110.72…となり、これによりブロックスライス値が111ブロックと設定される。
図7は、図5に示した原稿画像識別部での処理の手順を示すフロー図である。ここでは、まずステップ101にてカラーブロックカウンタ33をクリアし、さらにステップ102にてラインメモリ29を0クリアする。
そしてステップ103にて主走査方向加算部24において現1ライン分のブロックごとの色度値の累積値SUMLIN(a* XY)・SUMLIN(b* XY)を取得する処理が行われ、次にステップ104にて副走査方向加算部25においてラインメモリ29に格納された前ラインまでの累積値SUMY-1(a* XY)・SUMY-1(b* XY)を読み出す処理が行われ、つづくステップ105にて前ラインまでの累積値SUMY-1(a* XY)・SUMY-1(b* XY)に現ライン分の累積値SUMLIN(a* XY)・SUMLIN(b* XY)を加算し、これにより得られた現ラインまでの累積値SUMY(a* XY)・SUMY(b* XY)をラインメモリ29に格納する処理が行われる。
次にステップ106にて現1ラインの処理が終了したか否かが判定され、終了していなければステップ103に戻って主走査方向に隣り合う次のブロックの処理に進む。ステップ106にて現1ラインの処理が終了したものと判定されると、次にステップ107にて対象とするブロックの全てのラインについて終了したか否かが判定され、終了していなければステップ103に戻って次のラインの処理に進む。
ステップ107にて対象とするブロックの全てのラインについて終了したものと判定されると、ステップ108に進んでブロック平均化部26においてラインメモリ29に格納されたブロック別累積値SUMBLK(a* XY)・SUMBLK(b* XY)に基づいてブロック別色度値a* BLK・b* BLKを算出する処理が行われる。
次にステップ109にてブロック別彩度取得部22においてブロック別色度値a* BLK・b* BLKからブロック別彩度値C* BLKの二乗値を求める演算が行われる。そしてステップ110にて白黒カラー判別部23のカラーブロック判定部32においてブロック別彩度値C* BLKの二乗値がクロマスライス値を上回る、すなわちカラーブロックに該当するか否かの判定が行われ、ブロック別彩度値C* BLKの二乗値がクロマスライス値を上回ればステップ111に進んでカラーブロックカウンタ33が1増分される。
そしてステップ112にて読取画像の1ページ内の全てのブロックの処理が終了したか否かの判定が行われ、終了していなければステップ102に戻って副走査方向に隣り合う次の列のブロックの処理に進む。他方、ステップ112にて1ページ内の全てのブロックの処理が終了したものと判定されると、ステップ113に進む。
ステップ113では、白黒カラー判別部23の原稿判定部34においてカラーブロック数(カラーブロックカウンタ33の計数値)がブロックスライス値を上回るか否かの判定が行われ、カラーブロック数がブロックスライス値を越えない場合にはステップ114に進んで白黒原稿である旨の白黒カラー判別信号が出力され、カラーブロック数がブロックスライス値を上回ればステップ115に進んでカラー原稿である旨の白黒カラー判別信号が出力される。
図8は、図2に示した原稿画像識別部の第2の例を示すブロック図である。図9は、図8に示した各部での処理の概要を示す概念図である。ここでは、前記図5に示した例と同様に、ブロック別色度取得部41と、ブロック別彩度取得部42と、白黒カラー判別部43とが設けられている。ブロック別彩度取得部42及び白黒カラー判別部43は前記の例と同一であるが、ブロック別色度取得部41は前記の例と異なり、主走査方向の1ライン分のブロック別の累積値を求めたところで平均値を算出し、これを副走査方向に並んだライン分だけ加算した後にライン数で除算してブロック別色度値a* BLK・b* BLKが求められる。
すなわちブロック別色度取得部41では、まず主走査方向加算部44において、主走査方向の1ラインの読み取りにより画素の配列順にしたがって入力される画素単位の色度値a* XY・b* XYをブロックごとに累積してブロック単位のライン別累積値SUMLIN(a* XY)・SUMLIN(b* XY)を取得すると、次にライン平均化部45において、ブロック単位のライン別累積値SUMLIN(a* XY)・SUMLIN(b* XY)をブロックの主走査方向画素数mで除算してライン別色度値a* LIN・b* LINを取得し、次に副走査方向加算部46において、ブロック単位のライン別色度値a* LIN・b* LINを各ブロック内の全てのラインについて加算してブロックごとのライン別色度値の合計値SUM(a* LIN)・SUM(b* LIN)を取得し、次にブロック平均化部47において、ブロックごとのライン別色度値の合計値SUM(a* LIN)・SUM(b* LIN)をブロックの総ライン数nで除算してブロック別色度値a* BLK・b* BLKを算出する。
この場合、副走査方向加算部46の加算過程では、前ラインまでのライン別色度値の合計値SUMY-1(a* LIN)・SUMY-1(b* LIN)がラインメモリに格納され、ブロック内の全てのラインの加算が終了した段階で、ブロックごとのライン別色度値の合計値SUM(a* LIN)・SUM(b* LIN)がラインメモリに格納される。
図10は、図8に示した原稿画像識別部での処理の手順を示すフロー図である。ここでは、前記図7に示した例と同様にして、ステップ201・ステップ202にてそれぞれカラーブロックカウンタ及びラインメモリがクリアされ、つづくステップ203にて主走査方向加算部44において現1ライン分のブロックごとの累積値SUMLIN(a* XY)・SUMLIN(b* XY)を取得する処理が行われる。
次に前記図7に示した例と異なり、ステップ204にてライン平均化部45においてライン別色度値a* LIN・b* LINを取得する処理が行われる。そしてステップ205にて副走査方向加算部46においてラインメモリに格納された前ラインまでのライン別色度値の合計値SUMY-1(a* LIN)・SUMY-1(b* LIN)を読み出す処理が行われ、つづくステップ206にて前ラインまでのライン別色度値の合計値SUMY-1(a* LIN)・SUMY-1(b* LIN)に現ライン分のライン別色度値a* LIN・b* LINを加算する処理が行われ、これにより得られた現ラインまでのSUMY(a* LIN)・SUMY(b* LIN)をラインメモリに格納する処理が行われる。
そしてステップ207にて現1ラインの処理が終了したものと判定され、さらにステップ208にて対象とするブロック内の全てのラインについて終了したものと判定されると、ステップ209にてブロック平均化部47においてブロックごとのライン別色度値の合計値SUM(a* LIN)・SUM(b* LIN)に基づいてブロック別色度値a* BLK・b* BLKを算出する処理が行われる。
これ以降は、前記図7に示した例と同様であり、ステップ210にてブロック別彩度取得部42においてブロック別彩度値C* BLKの二乗値を求める演算が行われ、つづくステップ211にて白黒カラー判別部43においてクロマスライス値によるカラーブロックの判定が行われ、さらにステップ212にてカラーブロックカウンタを増分する処理が行われる。そしてステップ213にて1ページ内の全てのブロックの処理が終了したものと判定されると、ステップ214にてブロックスライス値による判定が行われ、ステップ215及びステップ216にて白黒原稿及びカラー原稿のいずれかを示す白黒カラー判別信号が出力される。
図11は、図2に示した原稿画像識別部の第3の例を示すブロック図である。ここでは、前記図5に示した例と同様に、ブロック別色度取得部61と、ブロック別彩度取得部62と、白黒カラー判別部63とが設けられているが、前記の例と異なり、ブロック別色度取得部61とブロック別彩度取得部62との間に、色度値を座標軸とする色度座標上において色度値を原点補正する原点補正部64が設けられている。
原点補正部64での原点補正は、撮像素子の特性などに起因して特定の色相(例えば青系統)の色度が低く検出されるためにカラー原稿が白黒原稿と誤って判定される不具合を避けるために行われるものであり、ブロック別色度取得部61で得られたブロック別色度値a* BLK・b* BLKに所定のa*補正量及びb*補正量を加算する処理が加算器にて行われる。
図12は、図11に示した原点補正部での処理の概要を示す概念図である。白黒カラー判別部63で行われるカラーブロックか否かの判定は、図12(A)に示すように、色度値a*・b*を座標軸とする色度座標上の原点を中心とし、彩度の閾値を半径とする無彩色判定領域の外にあるか否か、具体的には対象ブロックの色度(a*,b*)の原点からの距離を彩度の閾値と比較することで行われる。なお、前記したように実際には彩度値C*の二乗値がクロマスライス値と比較される。
原点補正部64で行われる原点補正は、前記の色度座標上の原点を中心とした無彩色判定領域を相対的に移動させるものであり、これにより未補正の場合に無彩色判定領域にある点を有彩色領域に変更することができる。図12(B)は、原点(0,0)を(2,1)に補正する例を示しており、補正量は、次のように通常の原点(0,0)と補正後の原点(2,1)との差で示される。
通常の原点(0,0)−補正後の原点(2,1)=補正量(−2,−1)
そして補正後の色度(a* cor,b* cor)は、次のようにa*補正量及びb*補正量を加算して求められる。
* cor=a*色度値+a*補正量=a*−2
* cor=b*色度値+b*補正量=b*−1
これにより、未補正の場合に無彩色判定領域内にある色度(a*,b*)が、無彩色判定領域の外に移動し、カラーブロックと判定される。
この原点補正は、オペレータの指定操作に応じて実行され、判定結果に誤りがある場合に適切な判定が行われるようにオペレータが適宜に実行を指示する。この場合、補正量は想定されるケースに応じて予め設定しておくと良く、特にオペレータの操作が容易になるように、例えば強調する色相に対応して補正量が異なる複数の補正モードを用意しておき、原稿画像の色調や未補正時の判定結果などを参考にして強調すべき色相のモードをオペレータに選択させるようにすると良い。
図13は、図11に示した原稿画像識別部での処理の手順を示すフロー図である。ここでは、ステップ303〜308において前記図7に示した例と同様にしてブロック別色度値a* BLK・b* BLKを算出する処理がブロック別色度取得部61で行われた後、ステップ309にて図12に示した要領でブロック別色度値a* BLK・b* BLKの原点補正を行う処理が原点補正部64において行われる。そしてステップ310にて原点補正済みのブロック別色度値a* BLK・b* BLKからブロック別彩度値C* BLKの二乗値を求める演算がブロック別彩度取得部62において行われ、これ以降は、前記図7に示した例と同様の処理が白黒カラー判別部63において行われる。
図14は、図2に示した原稿画像識別部の第4の例を示すブロック図である。ここでは、前記図8に示した例と同様に、ブロック別色度取得部71と、ブロック別彩度取得部72と、白黒カラー判別部73とが設けられているが、ここでは前記図8の例と異なり、ブロック別色度取得部71とブロック別彩度取得部72との間に、色度値を座標軸とする色度座標上において色度値を原点補正する原点補正部74が設けられている。この原点補正部74での処理は、前記図11に示した例と同様である。
図15は、図14に示した原稿画像識別部での処理の手順を示すフロー図である。ここでは、ステップ403〜409にて前記図10に示した例と同様にしてブロック別色度値a* BLK・b* BLKを算出する処理がブロック別色度取得部71で行われた後、ステップ410にて図12に示した要領でブロック別色度値a* BLK・b* BLKの原点補正を行う処理が原点補正部74において行われる。そしてステップ411にて原点補正済みのブロック別色度値a* BLK・b* BLKからブロック別彩度値C* BLKの二乗値を求める演算がブロック別彩度取得部72において行われ、これ以降は、前記図10に示した例と同様の処理が白黒カラー判別部73において行われる。
なお、本実施形態においては、ブロック内の各画素の色度値に基づいてカラーブロックの判定を行うものとしたが、この色度値に加えて明度値をカラーブロックの判定に用いる構成も可能である。この場合、色度値と同様にして画素単位の明度値L* XYを平均化してブロック別明度値L* BLKを求め、このブロック別明度値L* BLKの大小に応じて適切なクロマスライス値を選択してカラーブロックの判定を行うなどの構成により判定精度を高めることができる。
本発明にかかる原稿画像識別装置、カラー複写機、及び原稿画像識別方法は、読取画像データのノイズや原稿読み取り時の振動に起因する色ずれによる誤識別を防止し、同時に演算工程及び演算回路を簡素化して処理時間を短縮すると共に装置の製造コストを低減する効果を有し、原稿画像の白黒及びカラーの別を判定する原稿画像識別装置、カラー複写機、及び原稿画像識別方法などとして有用である。
本発明が適用されたカラー複写機の概略構成を示すブロック図 図1に示した画像解析処理部を示すブロック図 図2に示した原稿画像識別部での処理の概要を示す図 図2に示したブロック設定部での処理の概要を示す図 図2に示した原稿画像識別部の第1の例を示すブロック図 図5に示した各部での処理の概要を示す概念図 図5に示した原稿画像識別部での処理の手順を示すフロー図 図2に示した原稿画像識別部の第2の例を示すブロック図 図8に示した各部での処理の概要を示す概念図 図8に示した原稿画像識別部での処理の手順を示すフロー図 図2に示した原稿画像識別部の第3の例を示すブロック図 図11に示した原点補正部での処理の概要を示す概念図 図11に示した原稿画像識別部での処理の手順を示すフロー図 図2に示した原稿画像識別部の第4の例を示すブロック図 図14に示した原稿画像識別部での処理の手順を示すフロー図
符号の説明
11 原稿画像識別部
14 ブロック設定部
21 ブロック別色度取得部
22 ブロック別彩度取得部
23 白黒カラー判別部
24 主走査方向加算部
25 副走査方向加算部
26 ブロック平均化部
41 ブロック別色度取得部
42 ブロック別彩度取得部
43 白黒カラー判別部
44 主走査方向加算部
45 ライン平均化部
46 副走査方向加算部
47 ブロック平均化部
61 ブロック別色度取得部
62 ブロック別彩度取得部
63 白黒カラー判別部
64 原点補正部
71 ブロック別色度取得部
72 ブロック別彩度取得部
73 白黒カラー判別部
74 原点補正部

Claims (5)

  1. 原稿の画像を読み取る原稿読取手段と、この読み取られた画像を複数のブロックに領域分割するブロック設定手段と、この分割されたブロック別内の全画素ごと色度値を平均化してブロック別色度値を取得するブロック別色度取得手段と、前記原稿読取手段に起因した特定色相の色度の検出特性を補正すべく、前記ブロック別色度値を、色度値を座標軸とする色度座標上において、原点を移動して補正する原点補正手段と、この補正されたブロック別色度値を演算してブロック単位の彩度情報を取得するブロック別彩度取得手段と、原稿の全画像領域内における総てのブロック単位の彩度情報に基づいて原稿画像の白黒又はカラーの別を判定する白黒カラー判別手段と、を具備する原稿画像識別装置。
  2. 前記原点補正手段は、前記ブロック別色度値に所定の補正量を加算することにより原点補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の原稿画像識別装置。
  3. 前記原点補正手段は、強調する色相に対応して異なる複数の補正量を記憶しておき、原稿画像の色調又は未補正時の判定結果を参考にして、強調する色相及び補正量を選択可能にしたことを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の原稿画像識別装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の原稿画像識別装置を備えたカラー複写機。
  5. 原稿の画像を読み取る原稿読取工程と、この読み取られた画像を複数のブロックに領域分割するブロック設定工程と、この分割されたブロック別内の全画素ごと色度値を平均化してブロック別色度値を取得するブロック別色度取得工程と、前記原稿読取工程に起因した特定色相の色度の検出特性を補正すべく、前記ブロック別色度値を、色度値を座標軸とする色度座標上において、原点を移動して補正する原点補正工程と、この補正されたブロック別色度値を二乗和平方根演算してブロック単位の彩度情報を取得するブロック別彩度取得工程と、原稿の全画像領域内における総てのブロック単位の彩度情報に基づいて原稿画像の白黒又はカラーの別を判定する白黒カラー判別工程と、を具備する原稿画像識別方法。
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