JP4313138B2 - 製造装置システム - Google Patents
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Description
同様に、図1に示した装置において、20nmの酸化アルミニウム保護膜を形成した接流体表面への副生成物堆積の有無を調査した。真空チャンバ1を用いて、一次真空ポンプ4、切り替え排気バルブ9の温度を100℃に保持した。比較のために、真空チャンバ1、排気配管5は室温とした。なお、真空ポンプ内部温度は排気ガスの圧縮のために約150℃に加温されることを確認している。ガス導入条件、プラズマ条件、堆積物確認方法は、実施例4と同様である。チャンバ内面での反射光強度はSiH4の導入前に対して、導入後ではわずかに小さくなった。これは、表面堆積物、例えば、パーティクルによってレーザ光が乱反射し、その結果反射光強度が小さくなったものと推定された。排気配管5については、一旦室温に戻した後、一部配管を分解した時の配管温度を計測することによって検査を行なった。分解開放後の配管温度は分解前温度から約50℃上昇し、副生成物が内面に堆積し、その酸化反応によって発熱があることが確認された。温度が室温に戻った後、内部を目視検査により確したところ、茶褐色の反応物が認められた。さらに、切替え排気バルブ9内面にも堆積物があることが確認された。これは、一旦、副生成物が発生してしまうと、連鎖的な反応によって、本来、付着/堆積しない部分にまで堆積が起こることを示している。
同様に、図1に示した装置を用いてラジカルの効果を確認した。ただし、接流体表面には、酸化アルミニウム保護膜を形成せず、SUS316Lとし、プラズマ源の構成、マイクロ波条件、加温状態はすべて実施例5と同様とした。さらに、プラズマガス、ウェハ設置位置、酸素濃度およびウェハ温度他の条件も同様である。酸化時間を20分とした時、酸化膜厚さは20nmとなり、酸化速度は1.0nm/分となった。プラズマガスをArとし、ArプラズマにSiH4を1%の濃度となるように導入して、ポリシリコンの堆積速度を求めた。なお、ウェハ温度は400℃とした。この比較例におけるポリシリコンの堆積速度は、実施例5の場合の約1/2であった。また、実験後チャンバ内面には堆積物が認められた。
2、12、22、32 シャワープレート
3、13、23、33 シャワープレート
4、14、24、34 1次真空ポンプ
5 排気配管
6 2次真空ポンプ
7 特殊ガス除去・希ガス回収システム
8、18、28、38 ガス供給システム
9 切替え排気バルブ
15、25、35、45 各種排気ライン
41、51、61、71 ガス供給システム
42、52、62、72 真空チャンバ
43、53、63、73 分子ネジ溝複合型ポンプ
44、54、64、74 高圧縮比ブースターポンプ
81 排気配管(10mm径)
82 排気配管(20mm径)
83 バックポンプ
Claims (18)
- ガスの導入口及び排出口を備えた基板処理室と、
該基板処理室を減圧にするための真空ポンプと、
該真空ポンプに接続された排気配管と、
該排気配管に接続されたガス除去装置及びガス回収装置の少なくとも一方とを備えた半導体装置または平板ディスプレイまたは太陽電池または磁性体薄板の製造装置システムにおいて、
前記基板処理室と前記真空ポンプと前記排気配管と前記ガス除去装置及び前記ガス回収装置の少なくとも一方との前記ガスに接する接流体部の金属表面の一部もしくは全体を不働態皮膜で被覆した部材で構成し、前記接流体部の不働態皮膜表面の一部もしくは全体を、室温よりも高く、前記ガスの分解開始温度よりも低い温度に制御していることを特徴とする製造装置システム。 - 請求項1に記載の製造装置システムにおいて、前記温度を50℃〜150℃にすることを特徴とする製造装置システム。
- 請求項1に記載の製造装置システムにおいて、前記温度を100℃〜150℃にすることを特徴とする製造装置システム。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の製造装置システムにおいて、前記ガスの導入口に接続されたガス供給配管及びガス供給部を有し、前記ガス供給配管及び前記ガス供給部のガス接流体部の金属表面の一部もしくは全体を不働態皮膜で被覆した部材で構成することを特徴とする製造装置システム。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の製造装置システムにおいて、前記不働態皮膜で被覆した部材の外表面の一部もしくは全体を断熱材で被覆することにより断熱を施していることを特徴とする製造装置システム。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の製造装置システムにおいて、前記不働態皮膜が、アルミニウム元素を3重量%〜7重量%含有する金属の表面に酸化性ガスを接触させて熱処理を行うことにより形成した不働態皮膜であることを特徴とする製造装置システム。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の製造装置システムにおいて、前記不働態皮膜が、希土類元素を1重量%〜7重量%含有する金属の表面に酸化性ガスを接触させて熱処理を行うことにより形成した不働態皮膜であることを特徴とする製造装置システム。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の製造装置システムにおいて、前記不働態皮膜が、溶射することにより金属表面に形成した不働態皮膜であることを特徴とする製造装置システム。
- 請求項1〜8のいずれかに記載の製造装置システムにおいて、前記真空ポンプは、前記基板処理室を減圧にするための1次真空ポンプと、該1次真空ポンプに接続された2次真空ポンプとを有し、前記1次真空ポンプと前記2次真空ポンプとの間の配管中の気体の流れが粘性流となるように構成されていることを特徴とする製造装置システム。
- 請求項1〜8のいずれかに記載の製造装置システムにおいて、前記真空ポンプは、前記基板処理室を減圧にするための1次真空ポンプと、該1次真空ポンプに接続された2次真空ポンプとを有し、前記1次真空ポンプ及び前記2次真空ポンプの一方または両方において、シャフト軸受けシール部に不活性ガスを導入し、該不活性ガス流量を前記導入口から前記基板処理室へ供給されるガス流量の2倍以下とすることを特徴とする製造装置システム。
- 請求項1〜8のいずれかに記載の製造装置システムにおいて、前記ガス除去装置及び前記ガス回収装置の少なくとも一方が、前記基板処理室から排出される排ガス中に含まれる希ガスを回収する希ガス回収装置であり、該希ガス回収装置から回収された希ガスを前記導入口に還流するようにしたことを特徴とする製造装置システム。
- 請求項11に記載の製造装置システムにおいて、前記真空ポンプは、前記基板処理室を減圧にするための1次真空ポンプと、該1次真空ポンプに接続された2次真空ポンプとを有し、前記希ガス回収装置は、前記1次真空ポンプまたは前記2次真空ポンプの後段に接続されることを特徴とする製造装置システム。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の製造装置システムにおいて、前記不働態皮膜が、アルミニウムまたはアルミニウム合金の表面をプラズマ処理によって酸化することにより形成した酸化物被膜であることを特徴とする製造装置システム。
- 請求項13に記載の製造装置システムにおいて、前記不働態皮膜が、希ガス成分を微量含むアルミニウムまたはアルミニウム合金の酸化物被膜であることを特徴とする製造装置システム。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の製造装置システムにおいて、前記不働態皮膜が、マグネシウム、ストロンチウム、バリウム、ジルコニウム、及び、ハフニウムからなる群から選ばれた少なくとも一つを含有するアルミニウム合金の表面に形成した酸化物被膜であり、前記酸化物被膜はアルミニウムの酸化物を含んでいることを特徴とする製造装置システム。
- 請求項15に記載の製造装置システムにおいて、前記酸化物被膜は、更に、マグネシウム,ストロンチウム、バリウム、ジルコニウム、及び、ハフニウムの各酸化物のうちの少なくとも一つの酸化物とを含んでいることを特徴とする製造装置システム。
- 請求項6及び7のいずれかに記載の不働態皮膜を前記部材の一部あるいは全体に形成する際に、前記部材に対して、荒加工後に熱処理を行い、加工歪みを除去した後に、精密加工を行い、その後酸化性ガスを接触させて熱処理を行うことにより不働態皮膜を形成することを特徴とする部材製作方法。
- 請求項13〜16のいずれかに記載の不働態皮膜を前記部材の一部あるいは全体に形成する際に、前記部材に対して、荒加工後に熱処理を行い、加工歪みを除去した後に、精密加工を行い、その後プラズマ処理によって酸化させることにより不働態皮膜を形成することを特徴とする部材製作方法。
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