JP4311414B2 - 車両およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両およびその制御方法に関する。
従来、この種の車両としては、駆動軸に動力を出力するエンジンを備え、制動時に燃費向上のためエンジンへの燃料供給を停止するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、エンジンへの燃料供給を停止する際にトルクの変動を抑制するためにエンジンから出力されるトルクが低下するのを待って燃料供給を停止するが、制動要求がなされてからエンジンへの燃料供給を停止するまで時間をエンジンの負荷が高いほど短くすることにより吸気系の吸入空気量不足による失火を抑制することができるとしている。
特開昭63−186941号公報
ところで、この種の車両では、制動時にエンジンブレーキを制動力として用いるためにエンジンをモータリングするものがある。このような車両において、制動時にエンジンをモータリングした状態でエンジンへの燃料の供給を継続するとエンジンの吸気系の吸入空気量が不足して失火することがある。エンジンにおいて失火が生じると、エンジンの排気ガスに未燃焼の燃料が多く含まれるようになり、エンジンの排気ガスを浄化する排ガス浄化装置が有する触媒が劣化してしまう。したがって、エンジンの排気ガスに含まれる未燃焼の燃料をより少なくするのが望ましい。
本発明の車両およびその制御方法は、内燃機関をモータリングする際に内燃機関の排気ガスに含まれる未燃焼の燃料をより少なくすることを目的とする。
本発明の車両およびその制御方法は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の車両は、
内燃機関と、
車軸にトルクの出力を伴って前記内燃機関をモータリング可能なモータリング手段と、
車両に制動力を付与可能な制動力付与手段と、
前記モータリング手段による前記内燃機関のモータリングを伴わずに車両に制動力を付与する非モータリング制動力付与時には前記内燃機関の回転数が所定回転数以上に至ってから所定時間の経過を待った燃料噴射の停止を伴って前記内燃機関が前記所定回転数未満で運転されるよう前記内燃機関と前記モータリング手段とを制御し、前記モータリング手段による前記内燃機関のモータリングを伴って車両に制動力を付与するモータリング付制動力付与時には前記内燃機関の回転数が前記所定回転数以上に至ってから前記所定時間の経過を待たない燃料噴射の停止を伴って前記内燃機関が前記モータリング手段によりモータリングされるよう前記内燃機関と前記モータリング手段とを制御する制動時制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の車両では、モータリング手段による内燃機関のモータリングを伴わずに車両に制動力を付与する非モータリング制動力付与時には内燃機関の回転数が所定回転数以上に至ってから所定時間の経過を待った燃料噴射の停止を伴って内燃機関が所定回転数未満で運転されるよう内燃機関とモータリング手段とを制御し、モータリング手段による内燃機関のモータリングを伴って車両に制動力を付与するモータリング付制動力付与時には内燃機関の回転数が所定回転数以上に至ってから所定時間の経過を待たない燃料噴射の停止を伴って内燃機関がモータリング手段によりモータリングされるよう内燃機関とモータリング手段とを制御する。モータリング付制動力付与時には、内燃機関の回転数が所定回転数以上に至ってから所定時間の経過を待たずに燃料噴射を停止するから、内燃機関の排気ガスに含まれる未燃焼の燃料をより少なくすることができる。
こうした本発明の車両において、前記制動時制御手段は、前記内燃機関の回転数が前記所定回転数以上に至ってから前記所定時間の経過を待たない燃料噴射の停止を伴って前記内燃機関が前記モータリング手段によりモータリングされるよう制御するときには、前記内燃機関の回転数が前記所定回転数以上に至ったときには直ちに燃料噴射を停止するよう前記内燃機関を制御する手段であるものとすることもできる。内燃機関の回転数が所定回転数以上に至ったときに直ちに燃料噴射を停止するから、排気ガスに含まれる未燃焼の燃料をさらに少なくすることができる。
また、本発明の車両において、制動時に前記内燃機関をアイドル回転数で運転する第1のポジションと、制動時に前記内燃機関を車速に応じた回転数で運転する第2のポジションとを含む複数のポジションを設定するポジション設定手段を備え、前記制動時制御手段は、制動時に前記ポジション設定手段により前記第1のポジションが設定されたときには前記非モータリング制動力付与時として制御し、制動時に前記ポジション設定手段により前記第2のポジションが設定されたときには前記モータリング付制動力付与時として制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、ポジション設定手段により第2のポジションが設定されたときに、排気ガスに含まれる未燃焼の燃料をより少なくすることができる。
さらに、本発明の車両において、前記車軸に動力を入出力可能な電動機を備え、前記制動時制御手段は、前記電動機による制動力が前記車軸に付与されるよう前記電動機を制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、電動機による制動力を車軸に付与することができる。
そして、本発明の車両において、前記モータリング手段は、前記内燃機関の出力軸と前記車軸に接続された駆動軸とに接続され、電力と動力の入出力を伴って該内燃機関からの動力の少なくとも一部を該駆動軸に出力可能な電力動力入出力手段を備えるものとすることもできる。この場合、前記電力動力入出力手段は、前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸と第3の軸との3軸に接続され該3軸のうちいずれか2軸に入出力した動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記第3の軸に動力を入出力可能な発電機とを備える手段であるものとすることもできる。
本発明の車両の制御方法は、
内燃機関と、車軸にトルクの出力を伴って前記内燃機関をモータリング可能なモータリング手段と、車両に制動力を付与可能な制動力付与手段と、を備える車両の制御方法であって、
前記モータリング手段による前記内燃機関のモータリングを伴わずに車両に制動力を付与するときには前記内燃機関の回転数が所定回転数以上に至ってから所定時間の経過を待った燃料噴射の停止を伴って前記内燃機関が前記所定回転数未満で運転されるよう前記内燃機関と前記モータリング手段とを制御し、前記モータリング手段による前記内燃機関のモータリングを伴って車両に制動力を付与するときには前記内燃機関の回転数が所定回転数以上に至ってから前記所定時間の経過を待たない燃料噴射の停止を伴って前記内燃機関が前記モータリング手段によりモータリングされるよう前記内燃機関と前記モータリング手段とを制御する
ことを要旨とする。
この本発明の車両の制御方法では、モータリング手段による内燃機関のモータリングを伴わずに車両に制動力を付与するときには内燃機関の回転数が所定回転数以上に至ってから所定時間の経過を待った燃料噴射の停止を伴って内燃機関が所定回転数未満で運転されるよう内燃機関とモータリング手段とを制御し、モータリング手段による内燃機関のモータリングを伴って車両に制動力を付与するときには内燃機関の回転数が所定回転数以上に至ってから所定時間の経過を待たない燃料噴射の停止を伴って内燃機関がモータリング手段によりモータリングされるよう内燃機関とモータリング手段とを制御する。モータリング手段による内燃機関のモータリングを伴って車両に制動力を付与するときには、内燃機関の回転数が所定回転数以上に至ってから所定時間の経過を待たずに燃料噴射を停止するから、内燃機関の排気ガスに含まれる未燃焼の燃料をより少なくすることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに取り付けられた減速ギヤ35と、この減速ギヤ35に接続されたモータMG2と、動力出力装置全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、例えばガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力可能な内燃機関として構成されており、図2に示すように、エアクリーナ122により清浄された空気をスロットルバルブ124を介して吸入する共に燃料噴射弁126からガソリンを噴射して吸入された空気とガソリンとを混合し、この混合気を吸気バルブ128を介して燃料室に吸入し、点火プラグ130による電気火花によって爆発燃焼させて、そのエネルギにより押し下げられるピストン132の往復運動をクランクシャフト23の回転運動に変換する。エンジン22からの排気は、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC),窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する浄化装置(三元触媒)134を介して外気へ排出される。
エンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により制御されている。エンジンECU24は、CPU24aを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU24aの他に処理プログラムを記憶するROM24bと、データを一時的に記憶するRAM24cと、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。エンジンECU24には、エンジン22の状態を検出する種々のセンサからの信号、クランクシャフト23の回転位置を検出するクランクポジションセンサ140からのクランクポジションやエンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサ142からの冷却水温,燃焼室内に取り付けられた圧力センサ143からの筒内圧力Pin,燃焼室へ吸排気を行なう吸気バルブ128や排気バルブを開閉するカムシャフトの回転位置を検出するカムポジションセンサ144からのカムポジション,スロットルバルブ124のポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサ146からのスロットルポジション,吸気管に取り付けられたエアフローメータ148からのエアフローメータ信号AF,同じく吸気管に取り付けられた温度センサ149からの吸気温,空燃比センサ135aからの空燃比AF,酸素センサ135bからの酸素信号などが入力ポートを介して入力されている。また、エンジンECU24からは、エンジン22を駆動するための種々の制御信号、例えば、燃料噴射弁126への駆動信号や、スロットルバルブ124のポジションを調節するスロットルモータ136への駆動信号、イグナイタと一体化されたイグニッションコイル138への制御信号、吸気バルブ128の開閉タイミングの変更可能な可変バルブタイミング機構150への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。なお、エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータを出力する。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して、最終的には車両の駆動輪63a,63bに出力される。
モータMG1およびモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ50は、モータMG1,MG2のいずれかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。なお、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されない。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、バッテリECU52では、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)も演算している。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ここで、シフトレバー81の操作位置としては、前進方向に走行する通常のドライブレンジ(以下、Dレンジという)や後進する際のリバースレンジ,アクセルオフ時にDレンジより大きな制動力を発生させるブレーキレンジ(以下、Bレンジという),駐車時に用いる駐車レンジ,中立のニュートラルレンジなどの他に、シーケンシャルシフトレンジ(以下、Sレンジという)がある。Sレンジは、4段や5段のシーケンシャルシフトとして設定されており、運転者によるシフトレバー81の操作に伴ってアップシフトまたはダウンシフトすると共にアクセル開度Accが所定開度(例えば、90%など)以上のときには運転者によるシフトレバー81の操作が行なわれたか否かに拘わらず車速Vに基づいてアップシフトし、アクセル開度Accが所定開度(例えば、10%など)以下のときには運転者によるシフトレバー81の操作が行なわれたか否かに拘わらず車速Vに基づいてダウンシフトするものとした。なお、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特にアクセルオフ時などの制動時の制御の際の動作について説明する。図3は、ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される制動時駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、アクセルオフ時などの制動時に所定時間毎(例えば数msec毎)に繰り返し実行される。
制動時駆動制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや車速センサ88からの車速V,,エンジン22の回転数Ne,モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2バッテリ50の入力制限Win,シフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,ブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキぺダルポジションBPなど制御に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、エンジン22の回転数Neはクランクシャフト26に取り付けられた図示しないクランクポジションセンサからの信号に基づいて計算されたものをエンジンECU24から通信により入力するものとした。また、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2は、回転位置検出センサ43,44により検出されるモータMG1,MG2の回転子の回転位置に基づいて計算されたものをモータECU40から通信により入力するものとした。さらに、バッテリ50の入力制限Winは、温度センサ51により検出されたバッテリ50の電池温度Tbとバッテリ50の残容量(SOC)とに基づいて設定されたものをバッテリECU52から通信により入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、入力したアクセル開度AccとブレーキペダルポジションBPと車速Vとに基づいて車両に要求される制動トルクとして駆動輪63a,63bに連結された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求制動トルクTr*を設定する(ステップS110)。要求制動トルクTr*は、実施例では、アクセル開度Accやブレーキペダル85と車速Vと要求制動トルクTr*との関係を予め定めて要求制動トルク設定用マップとしてROM74に記憶しておき、アクセル開度Accやブレーキポジションと車速Vとが与えられると記憶したマップから対応する要求トルクTr*を導出して設定するものとした。図4に要求制動トルク設定用マップの一例を示す。
続いて、エンジン22の回転数が過度に上昇するのを抑えるためにエンジン22への燃料の供給を停止する回転数の下限値としての下限回転数Nref(例えば、1700rpm)を入力したエンジン22の回転数Ne以上であるか否かを判定する(ステップS120)。エンジン22の回転数Neが下限回転数Nref未満であるときには、エンジン22の回転数Neが過度に上昇しないと判断して、エンジン22をアイドル運転するようエンジンECU24に指示して(ステップS130)、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定する(ステップS170)。ここで、アイドル運転の指示は、具体的には、エンジン22の目標回転数Ne*をアイドル回転数Nidl(例えば、1200rpm)に設定すると共に目標トルクTe*を値0に設定して、設定した目標回転数Ne*と目標トルクTe*とをエンジン24に送信することにより行なわれ、これを受信したエンジンECU24は、エンジン22が目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによって示される運転ポイントで運転されるようにエンジン22における燃料噴射制御や点火制御などの制御を行なう。エンジン22をアイドル回転数Nidlでアイドル運転しているときの動力分配統合機構30の回転要素を力学的に説明するための共線図の一例を図5に示す。図中、左のS軸はモータMG1の回転数Nm1であるサンギヤ31の回転数を示し、C軸はエンジン22の回転数Neであるキャリア34の回転数を示し、R軸はモータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで除したリングギヤ32の回転数Nrを示す。C軸上の二つの矢印は、エンジン22の回転を維持するためにエンジン22から出力するトルクTeと、エンジン22の回転による摺動摩擦や圧縮仕事などにより作用するトルクとを示す。また、R軸上の矢印は、モータMG2から減速ギヤ35を介してリングギヤ軸32aに出力されるトルクを示す。
こうして、モータMG1のトルク指令Tm1*が設定されると、バッテリ50の入力制限Winと設定したモータMG1のトルク指令Tm1*に現在のモータMG1の回転数Nm1を乗じて得られるモータMG1の消費電力(発電電力)との偏差をモータMG2の回転数Nm2で割ることによりモータMG2から出力してもよいトルクの下限としてのトルク制限Tminを次式(1)により計算すると共に(ステップS210)、要求トルクTr*とトルク指令Tm1*と動力分配統合機構30のギヤ比ρを用いてモータMG2から出力すべきトルクとしての仮モータトルクTm2tmpを式(2)により計算し(ステップS220)、計算したトルク制限Tminで仮モータトルクTm2tmpを制限した値としてモータMG2のトルク指令Tm2*を設定する(ステップS230)。このようにモータMG2のトルク指令Tm2*を設定することにより、駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力する要求制動トルクTr*を、バッテリ50の入力制限Winで制限したトルクとして設定することができる。なお、式(2)は、前述した図5の共線図から容易に導き出すことができる。
Tmin=(Win-Tm1*・Nm1)/Nm2 (1)
Tm2tmp=(Tr*+Tm1*/ρ)/Gr (2)
こうしてモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定すると、トルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信して(ステップS240)、制動時駆動制御ルーチンを終了する。トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*でモータMG1が駆動されると共にトルク指令Tm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。このようにエンジン22の回転数Neが下限回転数Nref未満であるときには、エンジン22をアイドル運転しながら要求制動トルクTr*がリングギヤ軸32aに作用するようモータMG1,MG2を駆動する制御となる。
一方、エンジン22の回転数Neが下限回転数Nref以上であるときには、エンジン22の回転数Neが過度に上昇する可能性があると判断して、続いて、シフトポジションSPを判定する(ステップS140)。今、走行中にアクセルオフされた状態を考えているから、シフトポジションSPは、Dレンジ,Sレンジ、Bレンジのいずれかであり、シフトポジションSPがDレンジであるときには、エンジン22の回転数Neが下限回転数Nref以上になってから時間trefの間はエンジン22の運転を継続するようアイドル運転を指示すると共に(ステップS150,S130)モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定して(ステップS170)、エンジン22の回転数Neが下限回転数Nref以上になってから時間trefの間にエンジン22の回転数Neが下限回転数Nref未満にならないときには、エンジン22の回転数Neを低下させるため、エンジン22への燃料の供給を一時的に停止する燃料カットを実行するようエンジンECU24に指示すると共に(ステップS150,S160)モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定する(ステップS170)。エンジン22の回転数Neが下限回転数Nref以上になってから時間trefの経過を待って燃料カットを実行する理由は、以下の通りである。エンジン22の燃料カットを実行しているときの動力分配統合機構30の回転要素を力学的に説明するための共線図の一例を図6に示す。このように、エンジン22の燃料カットを実行することによりエンジン22の回転数Neは低下するが、回転数Neが下限回転数Nrefを超えてもすぐにエンジン22の回転数Neが下限回転数Nref以下になることがあるため、燃料カットとエンジン22のアイドル運転、すなわち、エンジン22への燃料の供給の再開とが頻繁になり、燃料カットに伴うトルクショックが頻繁に発生して運転者が乗り心地の悪さを感じることがある。このように、トルクショックが頻繁に起こるのを抑制するために、エンジン22の回転数Neが下限回転数Nref以上になってから時間trefの経過を待って燃料カットを実行するのである。したがって、時間trefは、エンジン22の回転数Neが下限回転数Nref以上になってから燃料カットを実行しないと下限回転数Nref未満にならないと判断可能な程度の時間として設定する。このように、シフトポジションSPがBレンジやSレンジではないときには、エンジン22の回転数Neが下限回転数Nref以上になってから時間trefを経過するのを待ってエンジン22への燃料供給を停止するから、燃料の供給や供給の停止が短時間に頻繁に発生することによるトルクショックが抑制されて、運転者が乗り心地の悪さを感じるのを抑制することができる。
こうしてモータMG1のトルク指令Tm1*が設定されると、トルク指令Tm1*を用いてトルク制限Tminを計算すると共に仮モータトルクTm2tmpを計算して、計算したトルク制限Tminで仮モータトルクTm2tmpを制限した値としてモータMG2のトルク指令Tm2*を設定して、設定したトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信して、本ルーチンを終了する(ステップS210〜S240)。このように、エンジン22のシフトポジションSPがBレンジやSレンジでないときには、エンジン22をアイドル運転しながらモータMG2による回生制動力を駆動軸としてリングギヤ軸32aに作用させることができるから、要求制動トルクTr*に基づく制動力を車両に付与することができると共にエネルギ効率の向上を図ることができる。
一方、シフトポジションSPがBレンジやSレンジのとき(ステップS150)、すなわち、Dレンジより大きな制動力を発生させるためや制動時に車速に応じてダウンシフトを行なうためにエンジン22をモータリングする必要があるときには、直ちに燃料カット指令をエンジンECU24に送信して(ステップS180)、エンジン22の目標回転数Ne*を車速VとシフトポジションSPとに基づく回転数に設定する(ステップS190)。ここで、エンジン22の目標回転数Ne*は、シフトポジションSPがBレンジのときにはエンジンブレーキによる制動力が付与されてDレンジのときより大きな制動力が発生するよう比較的高い回転数に設定し、シフトポジションSPがSレンジであるときには車速Vに基づいてダウンシフトするよう比較的高い回転数に設定する。
こうしてエンジン22の目標回転数Ne*を設定すると、エンジン22が目標回転数Ne*で運転されるよう設定した目標回転数Ne*とリングギヤ軸32aの回転数Nr(Nm2/Gr)と動力分配統合機構30のギヤ比ρとを用いて次式(3)によりモータMG1の目標回転数Nm1*を計算すると共に計算した目標回転数Nm1*と現在の回転数Nm1とに基づいて式(4)によりモータMG1のトルク指令Tm1*を計算する(ステップS200)。エンジン22を目標回転数Ne*で運転しているときの動力分配統合機構30の回転要素を力学的に説明するための共線図の一例を図7に示す。式(3)は、この共線図を用いれば容易に導くことができる。また、式(4)は、モータMG1を目標回転数Nm1*で回転させるためのフィードバック制御における関係式であり、式(2)中、右辺第2項の「k1」は比例項のゲインであり、右辺第3項の「k2」は積分項のゲインである。
Nm1*=Ne*・(1+ρ)/ρ-Nm2/(Gr・ρ) (3)
Tm1*=前回Tm1*+k1(Nm1*-Nm1)+k2∫(Nm1*-Nm1)dt (4)
こうして、モータMG1のトルク指令Tm1*が設定されると、トルク制限Tminを計算すると共に仮モータトルクTm2tmpを計算して、トルク制限Tminで仮モータトルクTm2tmpを制限した値としてモータMG2のトルク指令Tm2*を設定すると共に設定したトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信して、本ルーチンを終了する(ステップS210〜S240)。このように、エンジン22の回転数Neが下限回転数Nref以上になったときにシフトポジションSPがBレンジやSレンジではあるときには、エンジン22の回転数Neが車速Vに応じた回転数になるようモータMG1でエンジン22をモータリングすると共に要求制動トルクTr*が駆動軸としてのリングギヤ軸32aに作用するモータMG1,MG2を駆動する制御となる。そして、エンジン22の回転数Neが下限回転数Nref以上になったときに直ちに燃料の供給を停止してエンジン22をモータリングするから、エンジン22の排気ガスに含まれる未燃焼の燃料をより少なくすることができ、浄化装置134が有する三元触媒の劣化を抑制することができる。また、モータMG2による制動力と共にエンジン22をモータリングすることによりエンジンブレーキによる制動力とを付与することができるから、より大きな制動力を車両に付与することができると共にエネルギ効率の向上を図ることができる。もとより、要求制動トルクTr*に基づく制動力を車両に付与するとができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の回転数Neが下限回転数Nref以上になったときにシフトポジションSPがBレンジやSレンジではあるときには、直ちに燃料の供給を停止してエンジン22の回転数Neが車速Vに応じた回転数になるようモータMG1でエンジン22をモータリングすると共に要求制動トルクTr*が駆動軸としてのリングギヤ軸32aに作用するようモータMG1,MG2を駆動する。エンジン22の回転数Neが下限回転数Nref以上になったときに、直ちに燃料の供給を停止してエンジン22をモータリングするから、エンジン22の排気ガスに含まれる未燃焼の燃料をより少なくすることができ、浄化装置134が有する三元触媒の劣化を抑制することができる。また、モータMG2による制動力と共にエンジン22をモータリングすることによりエンジンブレーキによる制動力を付与することができるから、より大きな制動力を車両に付与することができると共にエネルギ効率の向上を図ることができる。もとより、要求制動トルクTr*に基づく制動力を駆動軸としてのリングギヤ軸32aに作用させることができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の回転数Neが下限回転数Nref以上のときにシフトポジションSPがBレンジやSレンジであるときには直ちにエンジン22の燃料の供給を停止するものとしたが、排気ガスに含まれる燃料が多少増加するのを許容するならば、エンジン22の回転数Neが下限回転数Nref以上になってから時間trefよりも短い時間の経過を待って、すなわち、時間trefの経過を待たずに燃料の供給を停止するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、シフトポジションSPに応じて制動時にエンジン22をアイドル回転数で運転したりエンジン22を車速に応じた回転数で運転するものとしたが、シフトポジションSPに応じてエンジン22の運転方法を変更するものに限定したものではなく、例えば、アクセルペダル83をオフにして制動するときなど大きな制動力が必要でないときにエンジン22をアイドル回転で運転するものして、ブレーキペダル85が比較的大きく踏み込まれたときなどより大きな制動力が必要なときにエンジン22を車速に応じた回転数で運転してエンジン22をモータリングすることによるエンジンブレーキによる制動力とモータMG2による制動力とを用いて制動するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、シフトレバー81の操作位置としてはSレンジがあるものとしたが、Sレンジがないものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2による制動力,または、モータMG2による制動力およびエンジン22のエンジンブレーキによる制動力がリングギヤ軸32aに接続された車軸に付与されるものとしたが、エンジン22やモータMG2の他に車軸に制動力を付与する手段を設けてもよく、例えば、駆動輪63a,63bおよび従動輪に制動力を作用させる図示しない油圧式ブレーキにより車軸に制動力付与するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を減速ギヤ35により変速してリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図8の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪63a,63bが接続された車軸)とは異なる車軸(図8における車輪64a,64bに接続された車軸)に接続するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の動力を動力分配統合機構30を介して駆動輪63a,63bに接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図9の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、エンジン22のクランクシャフト26に接続されたインナーロータ232と駆動輪63a,63bに動力を出力する駆動軸に接続されたアウターロータ234とを有し、エンジン22の動力の一部を駆動軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機230を備えるものとしてもよい。
また、こうしたハイブリッド自動車に適用するものに限定されるものではなく、自動車以外の車両に搭載される形態としても構わない。さらに、こうした車両の制御方法の形態としてもよい。
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、車両の製造産業などに利用可能である。
本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 エンジン22の構成の概略を示す構成図である。 実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される制動時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 要求制動トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 エンジン22をアイドル運転しているときの動力分配統合機構30の回転要素を力学的に説明するための共線図の一例を示す説明図である。 エンジン22への燃料の供給を停止しているときの動力分配統合機構30の回転要素を力学的に説明するための共線図の一例を示す説明図である。 エンジン22をモータリングしているときの動力分配統合機構30の回転要素を力学的に説明するための共線図の一例を示す説明図である。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,120,220 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、24a CPU、24b ROM、24c RAM、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 ギヤ機構、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、64a,64b 車輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、122 エアクリーナ、124 スロットルバルブ、126 燃料噴射弁、128 吸気バルブ、130 点火プラグ、132 ピストン、134 浄化装置、136,スロットルモータ、138 イグニッションコイル、140 クランクポジションセンサ、142 水温センサ、143 圧力センサ、144 カムポジションセンサ、146 スロットルバルブポジションセンサ、148 エアフローメータ、149 温度センサ、150 可変バルブタイミング機構。230 対ロータ電動機、232 インナーロータ 234 アウターロータ、MG1,MG2 モータ。

Claims (7)

  1. 内燃機関と、
    車軸にトルクの出力を伴って前記内燃機関をモータリング可能なモータリング手段と、
    車両に制動力を付与可能な制動力付与手段と、
    前記モータリング手段による前記内燃機関のモータリングを伴わずに車両に制動力を付与する非モータリング制動力付与時には前記内燃機関の回転数が所定回転数以上に至ってから所定時間の経過を待った燃料噴射の停止を伴って前記内燃機関が前記所定回転数未満で運転されるよう前記内燃機関と前記モータリング手段とを制御し、前記モータリング手段による前記内燃機関のモータリングを伴って車両に制動力を付与するモータリング付制動力付与時には前記内燃機関の回転数が前記所定回転数以上に至ってから前記所定時間の経過を待たない燃料噴射の停止を伴って前記内燃機関が前記モータリング手段によりモータリングされるよう前記内燃機関と前記モータリング手段とを制御する制動時制御手段と、
    を備える車両。
  2. 前記制動時制御手段は、前記内燃機関の回転数が前記所定回転数以上に至ってから前記所定時間の経過を待たない燃料噴射の停止を伴って前記内燃機関が前記モータリング手段によりモータリングされるよう制御するときには、前記内燃機関の回転数が前記所定回転数以上に至ったときには直ちに燃料噴射を停止するよう前記内燃機関を制御する手段である請求項1記載の車両。
  3. 請求項1または2記載の車両であって、
    制動時に前記内燃機関をアイドル回転数で運転する第1のポジションと、制動時に前記内燃機関を車速に応じた回転数で運転する第2のポジションとを含む複数のポジションを設定するポジション設定手段を備え、
    前記制動時制御手段は、制動時に前記ポジション設定手段により前記第1のポジションが設定されたときには前記非モータリング制動力付与時として制御し、制動時に前記ポジション設定手段により前記第2のポジションが設定されたときには前記モータリング付制動力付与時として制御する手段である、
    車両。
  4. 請求項1ないし3いずれか記載の車両であって、
    前記車軸に動力を入出力可能な電動機を備え、
    前記制動時制御手段は、前記電動機による制動力が前記車軸に付与されるよう前記電動機を制御する手段である
    車両。
  5. 前記モータリング手段は、前記内燃機関の出力軸と前記車軸に接続された駆動軸とに接続され、電力と動力の入出力を伴って該内燃機関からの動力の少なくとも一部を該駆動軸に出力可能な電力動力入出力手段を備える請求項1ないし4いずれか記載の車両。
  6. 前記電力動力入出力手段は、前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸と第3の軸との3軸に接続され該3軸のうちいずれか2軸に入出力した動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記第3の軸に動力を入出力可能な発電機とを備える手段である請求項5記載の車両。
  7. 内燃機関と、車軸にトルクの出力を伴って前記内燃機関をモータリング可能なモータリング手段と、車両に制動力を付与可能な制動力付与手段と、を備える車両の制御方法であって、
    前記モータリング手段による前記内燃機関のモータリングを伴わずに車両に制動力を付与するときには前記内燃機関の回転数が所定回転数以上に至ってから所定時間の経過を待った燃料噴射の停止を伴って前記内燃機関が前記所定回転数未満で運転されるよう前記内燃機関と前記モータリング手段とを制御し、前記モータリング手段による前記内燃機関のモータリングを伴って車両に制動力を付与するときには前記内燃機関の回転数が所定回転数以上に至ってから前記所定時間の経過を待たない燃料噴射の停止を伴って前記内燃機関が前記モータリング手段によりモータリングされるよう前記内燃機関と前記モータリング手段とを制御する、
    ことを特徴とする車両の制御方法。

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