JP4310000B2 - 3次元像形成方法および装置並びに超音波撮像装置 - Google Patents

3次元像形成方法および装置並びに超音波撮像装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、3次元像形成方法および装置並びに超音波撮像装置に関し、特に、3次元データ(data)空間中の画像データから3次元像を形成する方法および装置、並びに、そのような3次元像形成装置を備えた超音波撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
超音波撮像装置は、撮像対象の内部を超音波ビーム(beam)で走査してエコー(echo)を受信し、エコーの強度に対応した画像データを求め、それによって画像を形成する。3次元撮像を行う場合は、撮像対象内の3次元領域を超音波で走査し、エコー受信信号から求めた3次元の画像データに基づいて、例えば胎児等の3次元像が形成される。3次元像の形成には、サーフェースレンダリング(surface rendering)やボリュームレンダリング(volume rendering)が用いられる。
【0003】
サーフェースレンダリングでは、適宜の閾値を設定して該当する画像データの3次元的位置を求め、それら3次元的位置に基づいてサーフェース像を形成する。ボリュームレンダリングでは、画像データにその値に対応した規格値すなわちオパシティ(opacity)を割り付け、画像データとオパシティとを用いて、3次元データ空間で所定の方向に設定した複数の視線に沿って、3次元像の画素値をそれぞれ計算する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
超音波画像はエコーの強度分布を画像化したものであるから、画像データの値はエコー反射点における送波超音波の瞬時音圧やエコー受信のゲイン(gain)等に左右され、同一組織を表す画像データは同一画像内でさえ同一の値を持つとは限らない。このため、サーフェースレンダリングではサーフェース検出用の閾値を一義的に定めることができず、また、ボリュームレンダリングのための画像データとオパシティの関係も一義的に定めことができない。このため、サーフェースレンダリングまたはボリュームレンダリングのいずれによっても、良好な3次元像を得ることができないという問題があった。
【0005】
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、超音波画像データから良好な3次元像を得る3次元像形成方法および装置、並びに、そのような3次元像形成装置を備えた超音波撮像装置を実現することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)上記の課題を解決するための第1の観点での発明は、3次元データ空間中の画像データからサーフェースレンダリングにより3次元像を形成するに当たり、前記3次元データ空間において投影方向に沿って複数の視線を設定し、前記複数の視線の各々について画像データの最大値が存在する視線上の位置を検出し、前記投影方向に見た前記複数の視線の各々につき前記位置の手前の位置をサーフェース位置とすることを特徴とする3次元像形成方法である。
【0007】
(2)上記の課題を解決するための第2の観点での発明は、3次元データ空間中の画像データからボリュームレンダリングにより3次元像を形成するに当たり、ボリュームレンダリング用の各視線について画像データの最大値が存在する視線上の位置を検出し、前記位置までのオパシティの積算値がボリュームレンダリングによる画素値計算の終点を規定する閾値に実質的に一致するように画像データとオパシティとの対応関係を設定することを特徴とする3次元像形成方法である。
【0008】
(3)上記の課題を解決するための第3の観点での発明は、3次元データ空間中の画像データからボリュームレンダリングにより3次元像を形成するに当たり、ボリュームレンダリング用の各視線について画像データの最大値が存在する視線上の位置を検出し、前記位置をボリュームレンダリングによる画素値計算の終点とすることを特徴とする3次元像形成方法である。
【0009】
(4)上記の課題を解決するための第4の観点での発明は、3次元データ空間中の画像データからサーフェースレンダリングにより3次元像を形成する3次元像形成装置であって、前記3次元データ空間において投影方向に沿って複数の視線を設定する視線設定手段と、前記複数の視線の各々について画像データの最大値が存在する視線上の位置を検出する位置検出手段と、前記投影方向に見た前記複数の視線の各々につき前記位置の手前の位置をサーフェース位置とする位置設定手段とを具備することを特徴とする3次元像形成装置である。
【0010】
(5)上記の課題を解決するための第5の観点での発明は、3次元データ空間中の画像データからボリュームレンダリングにより3次元像を形成する3次元像形成装置であって、ボリュームレンダリング用の各視線について画像データの最大値が存在する視線上の位置を検出する位置検出手段と、前記位置までのオパシティの積算値がボリュームレンダリングによる画素値計算の終点を規定する閾値に実質的に一致するように画像データとオパシティとの対応関係を設定するオパシティ設定手段とを具備することを特徴とする3次元像形成装置である。
【0011】
(6)上記の課題を解決するための第6の観点での発明は、3次元データ空間中の画像データからボリュームレンダリングにより3次元像を形成する3次元像形成装置であって、ボリュームレンダリング用の各視線について画像データの最大値が存在する視線上の位置を検出する位置検出手段と、前記位置をボリュームレンダリングによる画素値計算の終点とする画素値計算手段とを具備することを特徴とする3次元像形成装置である。
【0012】
(7)上記の課題を解決するための第7の観点での発明は、超音波エコーに基づいて撮像対象につき3次元データ空間に属する画像データを獲得する画像データ獲得手段と、前記画像データに基づいて3次元像を形成する画像形成手段とを有する超音波撮像装置であって、前記画像形成手段として(4)ないし(6)のうちのいずれか1つに記載の3次元像形成装置を用いることを特徴とする超音波撮像装置である。
【0013】
(8)上記の課題を解決するための他の観点での発明は、前記位置の手前の位置を、予め定めた閾値に基づく画像データの判定結果から求めることを特徴とする(1)に記載の3次元像形成方法である。
【0014】
(9)上記の課題を解決するための他の観点での発明は、前記位置の手前の位置を、前記位置から予め定めた距離だけ離れたところとすることを特徴とする(1)に記載の3次元像形成方法である。
【0015】
(10)上記の課題を解決するための他の観点での発明は、前記画像データとオパシティとの対応関係の設定を、予め定めた関数における係数を調節することにより行うことを特徴とする(2)に記載の3次元像形成方法である。
【0016】
(11)上記の課題を解決するための他の観点での発明は、超音波エコーに基づいて撮像対象につき3次元データ空間に属する画像データを獲得し、前記画像データに基づいて3次元像を形成する超音波撮像方法であって、前記3次元像の形成を(1)ないし(3)または(8)ないし(10)のうちのいずれか1つに記載の3次元像形成方法を用いて行う特徴とする超音波撮像方法である。
【0017】
(作用)
本発明では、各視線について画像データの最大値が存在する視線上の位置を検出し、この位置の手前の位置をサーフェースレンダリングの表面の位置とする。これにより良好な3次元像を得る。
【0018】
また、ボリュームレンダリング用の各視線について画像データの最大値が存在する視線上の位置を検出し、この位置までのオパシティの積算値がボリュームレンダリングによる画素値計算の終点を規定する閾値に実質的に一致するように、画像データとオパシティとの対応関係を設定する。これによって画像データとオパシティとの対応関係が適正化され、良好な3次元像を得る。または、上記位置をボリュームレンダリングによる画素値計算の終点とすることにより良好な3次元像を得る。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態に限定されるものではない。図1に、超音波撮像装置のブロック(block)図を示す。本装置は本発明の超音波撮像装置の実施の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明の装置に関する実施の形態の一例が示される。本装置の動作によって、本発明の方法に関する実施の形態の一例が示される。
【0020】
本装置の構成を説明する。同図に示すように、本装置は超音波プローブ2を有する。超音波プローブ2は、撮像対象100に当接されて超音波の送受波に使用される。超音波プローブ2は、図示しない超音波トランスデューサアレイ(transducer array)を有する。超音波トランスデューサアレイは複数の超音波トランスデューサで構成される。個々の超音波トランスデューサは、例えばPZT(チタン(Ti)酸ジルコン(Zr)酸鉛(Pb))セラミックス(ceramics)等の圧電材料で構成される。
【0021】
超音波プローブ2は送受信部6に接続されている。送受信部6は、超音波プローブ2の超音波トランスデューサアレイを駆動して超音波ビームを送信し、また、超音波トランスデューサアレイが受波したエコーを受信する。
【0022】
送受信部6のブロック図を図2に示す。同図に示すように、送受信部6は信号発生回路602を有する。信号発生回路602は、パルス(pulse)信号を所定の周期で繰り返し発生して送波ビームフォーマ604に入力する。送波ビームフォーマ604は入力信号に基づいて送波ビームフォーミング信号を生成する。送波ビームフォーミング信号は、超音波トランスデューサアレイにおいて送信アパーチャを構成する複数の超音波トランスデューサに与える複数のパルス信号であり、個々のパルス信号には超音波ビームの方位および焦点に対応した遅延時間が付与される。以下、送信アパーチャを送波アパーチャという。
【0023】
送波ビームフォーマ604の出力信号は送受切換回路608を通じて送波アパーチャを構成する複数の超音波トランスデューサに駆動信号として与えられる。駆動信号が与えられた複数の超音波トランスデューサはそれぞれ超音波を発生し、それら超音波の波面合成により所定の方位への送波超音波ビームが形成される。送波超音波ビームは所定の距離に設定された焦点に収束する。
【0024】
送波超音波のエコーが、超音波プローブ2の受信アパーチャを構成する複数の超音波トランスデューサでそれぞれ受波される。以下、受信アパーチャを受波アパーチャという。複数の超音波トランスデューサが受波した複数のエコー受波信号は、送受切換回路608を通じて受波ビームフォーマ610に入力される。受波ビームフォーマ610は、エコー受信音線の方位およびエコー受信の焦点に対応した遅延を個々のエコー受波信号に付与して加算し、所定の音線および焦点に合致したエコー受信信号を形成する。
【0025】
送波ビームフォーマ604は、送波超音波ビームの方位を順次切り換えることにより音線順次の走査を行う。受波ビームフォーマ610は、受波音線の方位を順次切り換えることにより音線順次の受波の走査を行う。これにより、送受信部6は例えば図3に示すような走査を行う。すなわち、放射点200からz方向に延びる超音波ビーム202が扇状の2次元領域206をθ方向に走査し、いわゆるセクタスキャン(sector scan)を行う。
【0026】
送波および受波のアパーチャを超音波トランスデューサアレイの一部を用いて形成するときは、このアパーチャをアレイに沿って順次移動させることにより、例えば図4に示すような走査を行うことができる。すなわち、放射点200からz方向に発する超音波ビーム202が直線的な軌跡204上を移動することにより、矩形状の2次元領域206がx方向に走査され、いわゆるリニアスキャン(linear scan)が行われる。
【0027】
なお、超音波トランスデューサアレイが、超音波送波方向に張り出した円弧に沿って形成されたいわゆるコンベックスアレイ(convex array)である場合は、リニアスキャンと同様な信号操作により、例えば図5に示すように、超音波ビーム202の放射点200が円弧状の軌跡204上を移動して扇面状の2次元領域206がθ方向に走査され、いわゆるコンベックススキャンが行えるのはいうまでもない。
【0028】
超音波プローブ2はアクチュエータ(actuator)8に連結されている。アクチュエータ8は、超音波プローブ2をθ方向(またはx方向、以下、θ方向で代表する)の音線走査方向とは直交する方向に移動させるようになっている。すなわち、アクチュエータ8はφ走査を行うものである。φ走査はθ走査と協調して行われ、例えばθ走査の1スキャンごとにφ走査を1ピッチ(pitch)進めるようになっている。このようなφ走査により、撮像対象100の複数の断面が順次に走査される。
【0029】
φ走査は、例えば図6に示すように、超音波プローブ2をθ走査と直交する方向に平行移動させることによって行われる。なお、同図に示したz方向は音線方向である。これによって撮像対象100の内部の3次元領域302が走査される。φ走査は、この他に、例えば図7に示すように、超音波プローブ2をφ方向に揺動させることによって行うようにしても良い。揺動の中心軸は、中心軸300で示すように、θ走査の音線の発散点208を通るようにするのがθ走査とφ走査の角度の原点を一致させる点で好ましい。なお、φ走査は、必ずしもアクチュエータ8によらず、操作者が手動で行うようにしても良い。
【0030】
送受信部6はBモード(mode)処理部10に接続されている。送受信部6から出力される音線ごとのエコー受信信号は、Bモード処理部10に入力される。Bモード処理部10はBモード画像データを形成するものである。Bモード処理部10は、図8に示すように対数増幅回路102と包絡線検波回路104を備えている。Bモード処理部10は、対数増幅回路102でエコー受信信号を対数増幅し、包絡線検波回路104で包絡線検波して音線上の個々の反射点でのエコーの強度を表す信号、すなわちAスコープ(scope)信号を得て、このAスコープ信号の各瞬時の振幅をそれぞれ輝度値として、Bモード画像データを形成する。以上の、超音波プローブ2、送受信部6、アクチュエータ8およびBモード処理部10は、本発明における画像データ獲得手段の実施の形態の一例である。
【0031】
Bモード処理部10は画像処理部14に接続されている。画像処理部14は、Bモード処理部10から入力されるデータに基づいてBモード画像を形成する。画像処理部14は、本発明における画像形成手段の実施の形態の一例である。
【0032】
画像処理部14は、図9に示すように、バス(bus)140によって接続された音線データメモリ(data memory)142、ディジタル・スキャンコンバータ(digital scan converter)144、画像メモリ146および画像処理プロセッサ(processor)148を備えている。
【0033】
Bモード処理部10から音線ごとに入力されたBモード画像データは音線データメモリ142に記憶される。撮像対象100の走査が複数断面について順次に行われることにより、音線データメモリ142には複数断面の画像データがそれぞれ記憶される。以下、音線データメモリ142に記憶された断面ごとの画像データを音線データフレーム(data frame)という。
【0034】
ディジタル・スキャンコンバータ144は、走査変換により音線データ空間のデータを物理空間のデータに変換するものである。これによって、音線データ空間の画像データが物理空間の画像データに変換される。ディジタル・スキャンコンバータ144によって変換された画像データが画像メモリ146に記憶される。すなわち、画像メモリ146は物理空間の画像データを記憶する。
【0035】
画像処理プロセッサ148は、音線データメモリ142および画像メモリ146のデータについて所定のデータ処理を施すものである。画像処理プロセッサ148は、例えばコンピュータ(computer)等を用いて構成される。画像処理プロセッサ148のデータ処理には3次元像を形成ためのデータ処理が含まれる。3次元像の形成については後にあらためて説明する。
【0036】
画像処理部14には表示部16が接続されている。表示部16は画像処理部14から画像信号が与えられ、それに基づいて画像を表示する。表示部16は例えばグラフィック・ディスプレー(graphic display)等を用いて構成される。
【0037】
以上の送受信部6、アクチュエータ8、Bモード処理部10、画像処理部14および表示部16は制御部18に接続されている。制御部18は、それら各部に制御信号を与えてその動作を制御する。制御部18の制御の下で超音波撮像が実行される。制御部18には操作部20が接続されている。操作部20は操作者によって操作され、制御部18に所望の指令や情報を入力するようになっている。操作部20は、例えばキーボード(keyboard)やその他の操作具を備えた操作パネル(panel)で構成される。
【0038】
本装置による超音波撮像について説明する。操作者はアクチュエータ8に連結された超音波プローブ2を撮像対象100の所望の箇所例えば妊婦の腹部等に位置決めし、操作部20を操作して撮像を行わせる。以下、制御部18による制御の下で、撮像が遂行される。
【0039】
送受信部6は超音波プローブ2を通じて音線順次で撮像対象100の内部をθ走査して逐一そのエコーを受信する。Bモード処理部10はエコー受信信号に基づいてBモード画像データを音線ごとに求める。
【0040】
画像処理部14は、Bモード処理部12から入力される音線ごとのBモード画像データを音線データメモリ142に記憶する。音線データメモリ142の画像データはディジタル・スキャンコンバータ144で物理空間の画像データに変換され、画像メモリ146を通じて表示部16に与えられ可視像として表示される。操作者は表示画像を観察して撮像対象100の内部状態を把握する。
【0041】
φ走査の進行につれて、例えば図10に模式的に示すように、3次元領域302の複数の断面900〜910が順次走査され、それらの画像データを記憶した複数の音線データフレームが順次音線データメモリ142内に形成される。3次元領域302には胎児頭部920が含まれる。
【0042】
このような音線データがディジタル・スキャンコンバータ144で物理空間の画像データに変換され、図11に示すような3次元データ空間304が画像メモリ146内に形成される。3次元データ空間304は互いに垂直な3つの座標軸x,y,zを有する。3次元データ空間304に頭部画像データ924が含まれる。
【0043】
φ走査を終えた後で、操作者は3次元像の形成と表示を指令する。このような指令に基づいて、画像処理プロセッサ148により、3次元データ空間304の画像データから3次元像が形成される。3次元像の形成はサーフェースレンダリングまたはボリュームレンダリングによって行われる。
【0044】
先ず、サーフェースレンダリングによる3次元像の形成について説明する。サーフェースレンダリングによる3次元像形成に関わる画像処理プロセッサ148のブロック図を図12に示す。同図に示す画像処理プロセッサ148は、本発明の3次元画像形成装置の実施の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明の装置に関する実施の形態の一例が示される。本装置の動作によって、本発明の方法に関する実施の形態の一例が示される。
【0045】
同図に示すように、画像処理プロセッサ148は、視線設定ユニット(unit)482、最大値位置検出ユニット484、表面位置決定ユニット486およびサーフェースレンダリングユニット488を有する。これら各ユニットは例えばコンピュータプログラム(computer program)等により実現される。
【0046】
視線設定ユニット482は、3次元データ空間304をよぎる複数の視線を設定する。視線設定ユニット482は、本発明における視線設定手段の実施の形態の一例である。視線設定ユニット482による視線の設定を図13によって説明する。同図に示すように、3次元データ空間304の観察方向32を先ず設定する。これにより、求めるべき3次元像は観察方向32に垂直に設定した投影面34への投影像となる。投影面34は3次元像の画素位置を与える複数の格子点36を有する。
【0047】
視線設定ユニット482は、格子点36から観察方向32に沿って3次元データ空間304をよぎる視線38を設定する。なお、複数の格子点およびそれに対応する視線への符号付けは1箇所で代表する。
【0048】
最大値位置検出ユニット484は、画像メモリ146から読み込んだ3次元画像データにつき、視線設定ユニット482が設定した視線38に沿って画像データの最大値が存在する位置を検出する。表面位置決定ユニット486は、最大値位置検出ユニット484が検出した最大値位置に基づいて表面位置を決定する。最大値位置検出ユニット484および表面位置決定ユニット486からなる部分は、本発明における位置設定手段の実施の形態の一例である。
【0049】
表面位置の決め方を図14によって説明する。同図の(a)は、視線38が3次元データ空間304において頭部画像データ924が存在する部分を通過する状態を示し、(b)は視線38上の画像データのプロファイル(profile)示す。ここでは、視線38上の深さ方向の位置をiとし、画像データの値をCとする。
【0050】
画像データの値Cはエコーの強度に対応するから、その最大値は最も強いエコーに相当する。視線38が頭部画像データ924が存在する部分を通過しているので、画像データの最大値すなわち最も強いエコーは頭骨の表面に相当する位置Ibで生じる。
【0051】
この位置Ibが最大値位置検出ユニット484によって検出される。この検出位置Ibに基づき、表面位置決定ユニット486は位置Ibよりも浅い位置Isを選んでそこを表面位置とする。位置Isとしては、例えば画像データプロファイルの変化量の大きい位置を選ぶのが、羊水との境界に相当する箇所を選ぶことができ、頭部表面を正しく検出する点で好ましい。
【0052】
あるいは、位置Ibから視線方向とは反対方向に戻る過程で、画像データが所定の閾値を下回るところを位置Isとする。その場合、閾値の設定に当たっては、図14の(a)に相当する断層像を表示させ、その断層像上で体表と羊水の境界部分をカーソル(cursor)等で指定し、指定した部分の画像データの値を閾値とするのが実際的である。
【0053】
または、位置Isは位置Ibから視線方向とは反対方向に適宜の距離(例えば10mm程度)だけ戻ったところに定めても良い。これは表面位置の決定を簡易化する点で好ましい。戻る距離を決めるに当たっては、図14の(a)に相当する断層像上の適宜の箇所で体表と羊水の境界部分をカーソル(cursor)等で指定し、この位置から位置Ibまでの距離を採用するのが、撮像対象にごとに適した距離を設定する点で好ましい。
【0054】
このように、画像データの最大値に基づいて頭骨の表面位置を検出し、この位置を基準として頭部表面の位置を求めるので、妥当性の高い表面検出を行うことができる。
【0055】
このような表面検出を全ての視線38について行い、視線38ごとの表面位置をそれぞれ求める。これによって、3次元データ空間304における表面位置の座標が求まる。
【0056】
サーフェースレンダリングユニット488は、これらの座標に基づいてサーフェースレンダリングにより3次元像を形成する。なお、サーフェースレンダリングの技法そのものは公知であるので詳細な説明は省略する。形成された3次元像は画像メモリ146を経て表示部16に与えられ、可視像として表示される。
【0057】
表面検出が高い妥当性をもって行われるので、サーフェースレンダリングにより適正な3次元像を形成することができる。サーフェースレンダリングを行う前に座標データのスムージング(smoothing)等を行うのが、端正な3次元像を形成する点で好ましい。
【0058】
次に、ボリュームレンダリングによる3次元像形成について説明する。公知のように、ボリュームレンダリングでは、視線38上の画像データを用いて次式により3次元像の画素値を計算する。
【0059】
【数1】
Figure 0004310000
【0060】
ここで、
C(i):画像データ
Op(C(i)):オパシティ
添え字inおよびoutはそれぞれ計算入力および計算出力を表す。
【0061】
(1)式に示すように、視線上の位置iにおける画像データC(i)についてそれに対応するオパシティOp(C(i))との積を求め、位置i−1までの計算値に係数を掛けたものに加算する。係数は1に関するオパシティの補数である。
【0062】
オパシティは、例えば図15に示すように画像データ(輝度値)の関数となっている。オパシティは輝度値が高くなるほど大きくなる。オパシティが大きいほど視線方向での不透明度が高い。オパシティ1は完全な不透明である。オパシティ0は完全な透明である。
【0063】
画素値の計算は、オパシティOp(C(i))の視線方向での積算値が1に達したところで終了し、そのときの計算値を視線38の画素値とする。これを全ての視線について行って、投影面34における全ての格子点36の画素値を得る。
【0064】
図16に、ボリュームレンダリングによる3次元像形成に関わる画像処理プロセッサ148のブロック図を示す。同図に示す画像処理プロセッサ148は、本発明の3次元画像形成装置の実施の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明の装置に関する実施の形態の一例が示される。本装置の動作によって、本発明の方法に関する実施の形態の一例が示される。
【0065】
同図に示すように、画像処理プロセッサ148は、視線設定ユニット482、最大値位置検出ユニット484、オパシティ設定ユニット492およびボリュームレンダリングユニット494を有する。これら各ユニットは例えばコンピュータプログラム等により実現される。
【0066】
視線設定ユニット482および最大値位置検出ユニット484は図12に示したものと同様なものである。オパシティ設定ユニット492は、オパシティの関数特性を設定する。オパシティ設定ユニット492は、本発明におけるオパシティ設定手段の実施の形態の一例である。
【0067】
オパシティの関数特性は、視線38上の画像データの最大値が存在する位置Ibで(1)式による画素値の計算が終了するように、すなわち、視線38に沿って積算したオパシティの値が位置Ibにおいて1となるように設定する。そのような関数特性の設定は、例えば、適宜の複数の視線38に沿って画像データの最大値位置まで、予め設定した関数特性によるオパシティをそれぞれ積算し、それら積算値を1にするような関数特性を、試行錯誤的に求めること等により行われる。オパシテイは画像データの1次または2次の関数となるので、1次項や2次項の係数を種々調節して適切な関数特性を決定する。
【0068】
そのように設定されたオパシティがボリュームレンダリングユニット494に与えられる。ボリュームレンダリングユニット494は、与えられたオパシティを用いて、画像メモリ146から読み出した画像データにつき(1)式によるボリュームレンダリングを行う。
【0069】
これによって、各視線とも頭骨の表面までの計算により画素値が求まるので、表面位置に矛盾がない良好な3次元像を形成することができる。形成された3次元像は画像メモリ146を経て表示部16に与えられ、可視像として表示される。
【0070】
図17に、ボリュームレンダリングによる3次元像形成に関わる画像処理プロセッサ148の他のブロック図を示す。同図に示す画像処理プロセッサ148は、本発明の3次元画像形成装置の実施の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明の装置に関する実施の形態の一例が示される。本装置の動作によって、本発明の方法に関する実施の形態の一例が示される。
【0071】
同図に示すように、画像処理プロセッサ148は、視線設定ユニット482、最大値位置検出ユニット484およびボリュームレンダリングユニット494を有する。これら各ユニットは例えばコンピュータプログラム等により実現される。
【0072】
これら各ブロックは図16に示したものと同様なものである。ボリュームレンダリングユニット494は、本発明における画素値計算手段の実施の形態の一例である。ボリュームレンダリングユニット494は最大値位置検出ユニット484から与えられた最大値位置において、(1)式によるボリュームレンダリングを終了する。
【0073】
これによって、各視線とも頭骨の表面までの計算により画素値が求まるので、表面位置に矛盾がない良好な3次元像を形成することができる。形成された3次元像は画像メモリ146を経て表示部16に与えられ、可視像として表示される。
【0074】
以上、頭部の3次元像を形成する例について説明したが、3次元像は頭部に限るものではなく、例えば手足等のように内部に骨がある部分について、上記と同様にして良好な3次元像を得ることができる。
【0075】
また、超音波プローブを機械的に変位させて3次元領域をスキャンする例について説明したが、3次元領域のスキャンはそれに限るものではなく、例えば超音波トランスデューサの2次元アレイを備えた超音波プローブにより、電子的に行うようにしても良いのはもちろんである。
【0076】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、超音波画像データから良好な3次元像を得る3次元像形成方法および装置、並びに、そのような3次元像形成装置を備えた超音波撮像装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図である。
【図2】図1に示した装置の送受信部のブロック図である。
【図3】図2に示した送受信部による音線走査の模式図である。
【図4】図2に示した送受信部による音線走査の模式図である。
【図5】図2に示した送受信部による音線走査の模式図である。
【図6】図1に示した装置によるφ走査の模式図である。
【図7】図1に示した装置によるφ走査の模式図である。
【図8】図1に示した装置のBモード処理部のブロック図である。
【図9】図1に示した装置の画像処理部のブロック図である。
【図10】図1に示した装置による複数断面走査の模式図である。
【図11】図1に示した装置によって得られる3次画像データの模式図である。
【図12】図9に示した画像処理プロセッサのブロック図である。
【図13】3次元像を形成するための視線を説明する模式図である。
【図14】3次元像形成を説明する模式図である。
【図15】オパシティの関数特性の一例を示すグラフである。
【図16】図9に示した画像処理プロセッサのブロック図である。
【図17】図9に示した画像処理プロセッサのブロック図である。
【符号の説明】
2 超音波プローブ
6 送受信部
8 アクチュエータ
10 Bモード処理部
14 画像処理部
16 表示部
18 制御部
20 操作部
100 撮像対象
140 バス
142 音線データメモリ
144 ディジタル・スキャンコンバータ
146 画像メモリ
148 画像処理プロセッサ
304 3次元データ空間
482 視線設定ユニット
484 最大値位置検出ユニット
486 表面位置決定ユニット
488 サーフェースレンダリングユニット
492 オパシティ設定ユニット
494 ボリュームレンダリングユニット
924 頭部画像データ

Claims (7)

  1. 3次元データ空間中の画像データからサーフェースレンダリングにより3次元像を形成するに当たり、
    前記3次元データ空間において投影方向に沿って複数の視線を設定し、
    前記複数の視線の各々について画像データの最大値が存在する視線上の位置を検出し、
    前記投影方向に見た前記複数の視線の各々につき前記位置の手前の位置をサーフェース位置とする、ことを特徴とする3次元像形成方法。
  2. 請求項1に記載の3次元像形成方法において、
    前記手前の位置は、前記各々の視線について前記画像データの最大値が存在する視線上の位置から始めて前記画像データが前記投影方向と反対方向において所定の閾値を下回った位置であることを特徴とする3次元像形成方法。
  3. 請求項1に記載の3次元像形成方法において、
    前記手前の位置は、前記各々の視線について前記画像データの最大値が存在する視線上の位置から始めて前記投影方向と反対方向において所定の距離離れた位置であることを特徴とする3次元像形成方法。
  4. 3次元データ空間中の画像データからサーフェースレンダリングにより3次元像を形成する3次元像形成装置であって、
    前記3次元データ空間において投影方向に沿って複数の視線を設定する視線設定手段と、
    前記複数の視線の各々について画像データの最大値が存在する視線上の位置を検出する位置検出手段と、
    前記投影方向に見た前記複数の視線の各々につき前記位置の手前の位置をサーフェース位置とする位置設定手段と、を具備することを特徴とする3次元像形成装置。
  5. 請求項4に記載の3次元像形成装置において、
    前記位置設定手段における手前の位置は、前記各々の視線について前記画像データの最大値が存在する視線上の位置から始めて前記画像データが前記投影方向と反対方向において所定の閾値を下回った位置であることを特徴とする3次元像形成装置。
  6. 請求項4に記載の3次元像形成装置において、
    前記位置設定手段における手前の位置は、前記各々の視線について前記画像データの最大値が存在する視線上の位置から始めて前記投影方向と反対方向において所定の距離離れた位置であることを特徴とする3次元像形成装置。
  7. 超音波エコーに基づいて撮像対象につき3次元データ空間に属する画像データを獲得する画像データ獲得手段と、
    前記画像データに基づいて3次元像を形成する画像形成手段とを有する超音波撮像装置であって、
    前記画像形成手段として請求項4ないし請求項6のうちのいずれか1つに記載の3次元像形成装置を用いる、ことを特徴とする超音波撮像装置。
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