JP4308074B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、照明器具における器具本体の構成に関し、より詳しくは、器具本体のソケット支持体の補強、及び、セードの位置決めの構成に関する。
器具本体にセードを装着する構成の照明器具においては、器具本体に対してセードを位置決めする必要があり、この位置決めに関する技術を開示する文献が存在する(例えば、特許文献1参照。)。この文献で開示されるところの技術では、器具本体側に設けた凸部材に対し、セード側に設けられた筒状枠体の位置を合わせる、即ち、位置決めをし、前記凸部材を筒状枠体に挿入させることにより、器具本体に対するセードの位置規制を行うようにしている。
また、直管ランプを並列して備える照明器具においては、直管ランプの両側端を装着するソケットは、それぞれ、基盤に立脚した別体のソケット支持体に取付けられるようにしている(例えば、特許文献2参照。)。前記ソケット支持体は板体とすることで適度な弾性による「たわみ」が許容され、直管ランプの取付け・取外しの作業においては、直管ランプの損傷防止に寄与するものである。
実公平4−30725号公報 特開2002−93235号公報
しかし、上記特許文献1で開示される位置決めの構成では、筒状枠体の中に器具本体側の凸部材を挿入させる必要があるため、筒状枠体を、凸部材の位置に合わせる作業、即ち、位置決め作業が必要とされる。セードの取付け作業は、通常、作業者が下からセードを持ち上げて行なわれ、前記凸部材及び筒状枠体がセードに隠れて見えない(若しくは見えづらい)ため、この位置決め作業は作業者にとって煩わしいものである。特に、一人で作業する場合では、セードの中心を保持して作業を行うため、両端に存在する前記筒状枠体を確認しながらの作業は困難を極めることになる。
また、上記特許文献2で開示されるソケット支持体に関しては、基盤に個別に立脚される板体のみで構成されているため、例えば、直管ランプの取付け・取外し作業の際に、直管ランプによって前後方向(直管ランプの長手方向)に強く押圧されることにより変形し、さらには折れるといった不具合が発生するおそれがある。これは、直管ランプのランプピンを垂直方向に挿入又は引抜き可能とする構成のソケットを備える照明器具における作業の場合では、ランプピンを前後方向に挿入又は引抜く必要はないのだが、従来の一般的なソケットがランプピンを前後方向から挿入する構成としていることもあり、作業者が誤って前後方向に挿入又は引抜くように作業してしまうことが想定されるため、上記の不具合は特に発生しやすいといえる。このようなことからも、ソケット支持体においては、十分な強度、耐久性が要求されるものである。
このため、ソケット支持体を肉厚の厚い板体で構成することも検討されるが、コスト高となってしまうとともに、上述した適度な弾性による「たわみ」が許容されなくなるといった問題が派生する。
さらに、図11に示すごとく、基盤21の底板21bに立脚する一枚の板体よりソケット支持体22を構成し、これに複数のソケット23・23を取付ける構成とするものもあるが、ソケット支持体22の存在により、セード3の側板3c・3cを通過しようとする光の大部分を遮光してしまい、セード3の湾曲周面3bを通過する光量と均衡が取れなくなってしまうという問題が生じる。従来の照明器具においては、このような問題に配慮していなかったということもあり、例えば、前記光量の均衡の問題から、照明器具の周囲に明暗のコントラストが生じ、その暗い部分の存在により、観者によっては、照明器具の周囲の雰囲気を重たいものに感じることになると考えられる。
さらに、発明者らは、直管ランプを備える照明器具の特徴的な構成に着目した。
直管ランプの長さはワット数によって異なるため、従来の照明器具では、器具本体の長手方向の幅(長さ)は直管ランプの長さによって決められている。即ち、器具本体の長さは、装着する直管ランプに応じて設計され、前記ソケット支持体の配置も一義的に決められている。このように、従来の照明器具では、直管ランプのワット数ごとに器具本体の設計がなされ、他のワット数の直管ランプに対応させる設計とはされていない。
このため、ワット数ごとに異なる器具本体の設計がなされ、生産体制が必要とされているのである。
本発明は、以上の点に鑑み、セードの器具本体に対する位置決めを容易に可能とすることによる作業性の向上、ソケット支持体の補強及び同支持体に関する光量の均衡への配慮、更には、ワット数の異なる直管ランプに対応すべく器具本体の共用化による生産コストの削減をも図る構成とした照明器具の構成を提案するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上のごとくであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1に記載のごとく、キッチン等の天井に付設される器具本体と、該器具本体に着脱自在に装着されるセードを有する照明器具において、
前記器具本体は、
基盤と、
基盤に取付けられ、直管ランプの端部が装着されるソケットを取付けるソケット支持体と、
前記ソケット支持体よりも基盤の長手方向外側に配される側部カバー部材と、を有し、
前記側部カバー部材の外側面は、セードの装着時にセードの開口部に接触し、セードを規定の位置にガイドするガイド面に形成されることである。
また、請求項2に記載のごとく、前記側部カバー部材には、
前記ソケット支持体の外側面に当着する第一の補強部を設けたことである。
また、請求項3に記載のごとく、前記側部カバー部材には、
前記第一の補強部を補強するとともに、
セードの装着時にセードの開口部に接触し、セードを規定の位置にガイドする補強リブを設けたことである。
また、請求項4に記載のごとく、前記側部カバー部材には、
前記ソケット支持体の内側面に当着する第二の補強部を設けたことである。
また、請求項5に記載のごとく、前記側部カバー部材により遮光される領域の下側境界線の高さと、基盤の側板により遮光される領域の下側境界線の高さを略同一に構成するとともに、
前記ソケット支持体は、斜め下方に延出される複数の延出脚を有し、該延出脚の端部にソケットが配される構成としたことである。
また、請求項6に記載のごとく、前記ソケット支持体につき、最も外側に配される二つの延出脚は、互いの延出端部の間の距離が離れる方向に、ソケット支持体の基部から斜め下方に延出されるとともに、前記各延出脚の端部と、前記ソケット支持体の基部との間には、ガイド脚が設けられることとするものである。
また、請求項7に記載のごとく、前記両ガイド脚の外縁は、前記ソケット支持体の外縁の一部を形成するとともに、両ガイド脚の外縁間の距離は、天井側に近いほど広くなるものとし、前記セードを規定の位置にガイドするガイド部に形成されることとするものである。
また、請求項8に記載のごとく、前記側部カバー部材は、基盤に対して着脱自在に構成されることである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、請求項1に記載の発明では、前記側部カバー部材によりセードの前後方向の位置がガイドされ、一人での装着作業も容易に行うことができる。
また、請求項2に記載の発明では、直管ランプの着脱の際におけるソケット支持体の変形を防止することができる。
また、請求項3に記載の発明では、前記第一の補強部の強度が、補強リブによって強化されるため、直管ランプの着脱の際におけるソケット支持体の変形をより効果的に防止することができる。
また、請求項4に記載の発明では、直管ランプの着脱の際におけるソケット支持体の変形を防止することができる。
また、請求項5に記載の発明では、セードの全方位における光量の均衡が図られ、点灯時における美観も良好となるとともに、天井に映る間接光においてもバランスの取れたものとなる。また、セードの側板からの光量の光を十分に確保することができる。
また、請求項6に記載の発明では、ガイド脚の存在により、延出脚と側部カバー部材との間に形成される空間が閉じられることになり、セードの装着・取外し作業時に、セード(被ガイド部材)を前記空間に入り込ませてしまうことがなくなり、装着・取外し作業をスムーズに行うことができる。
また、請求項7に記載の発明では、ガイド脚をセードの位置決めの目安とすることができる。また、両ガイド脚の外縁間の距離は、その下部から天井側に向かって広くなる、即ち、略「V」字状としているため、セードの被ガイド部材の内面をガイド脚の外縁に当てた状態において、そのまま、セードを上方へ移動させることによれば、セードの側部カバー部材(基盤)に対する位置決めができる。
また、請求項8に記載の発明では、長手方向に直列的に並設される基盤を限りなく近接して配置し、全体として一つの器具本体を構成することが可能となり、ワット数のバリエーションに個別対応させるために必要な器具本体の種類の数を削減することができ、これにより、製作コストの削減を図ることができる。
次に、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は本発明にかかる照明器具の構成の概略を示す側面図、図2は器具本体の構成を示す底面図、図3はソケット支持体及び側部カバー部材の構成を示す斜視図、図4は同じく側面一部断面図、図5は同じく後面図、図6は器具本体とセードの側部の構成を示す斜視図、図7の(a)〜(c)はセードの取付け手順を示す図、図8は実施例2のソケット支持体の構成について示す後面図、図9は同じく斜視図、図10は器具本体を並設して構成される照明器具を示す側面図、図11は従来の照明器具の構成を示す側面図である。
先ず、照明器具1の概要について説明する。
図1及び図2に示すごとく、本発明にかかる照明器具1は、キッチン等の天井に付設される器具本体2と、該器具本体2に着脱自在に装着されるセード3を有するものである。
前記器具本体2は、基盤21と、基盤21に取付けられ、直管ランプ24・24の端部が装着されるソケット23・23・・を取付けるソケット支持体22・22と、基盤21に取付けられ、前記ソケット支持体22・22よりも基盤21の長手方向外側に配される側部カバー部材40・40と、を有する構成とするものである。尚、該側部カバー部材40・40は、基盤21に直接取付ける他、ソケット支持体22・22に取付ける構成としてもよく、いずれの構成にも限定されるものではない。
また、図1及び図2において、25・25は、インバータブロックであり、26・26・・・は、セード3を支持固定するセード係止部である。
前記セード3は、湾曲周面3bと、その両側に配される側板3c・3cとから一体に構成されており、器具本体2側を開口部とする半円筒状に構成されるものである。そして、該セード3は、開口部の前後方向の内側面が前記側部カバー部材40・40にガイドされるようにして器具本体2に取付けられるものである。
次に、各構成部材の詳細について説明する。
前記ソケット支持体22は、図3及び図4に示すごとく、基部22aの上部(基盤21に面する側)が内側(直管ランプ24・24側、以下同じ)に屈曲されて基盤21の底板21bの表面(天井に付設した状態において下側となる面)に接触する固定面22bが形設され、該固定面22bの下方より挿入するビス29などの固定具(図4)により底板21bに対して固定される。
また、該ソケット支持体22において、基部22aの左右中央部より斜め方向に延出脚22c・22cが延出され、該延出脚22c・22cの下端は、ソケット支持体22・22が配置されるソケット固定部22d・22dに構成されている。このようにして、図5に示すごとく、ソケット支持体22は、延出脚22c・22cにて略逆「V」字に構成され、両延出脚22c・22cの間には、光の通過を許容する開口22fが形成されている。
また、図3に示すごとく、該ソケット支持体22の基部22aには、側部カバー部材40の係合部41を挿入するための長方形状の係合孔22eが開口されている。
該側部カバー部材40は、図3に示すごとく、前記基盤21の左右の縁を上方に屈曲して形設される側板21a・21aの間に挿入されるものであり、その外側(ソケット支持体22・22と反対側、以下同じ)の左右端40a・40aを、それぞれ左右方向に延出することにより、側板21a・21aの長手方向端面を覆うようにしている。
また、図3に示すごとく、側部カバー部材40の外側面は、平面視で前記左右端40a・40aにかけてなだらかな一連の外側に膨らむ円弧を成す湾曲状の側面40bで構成されている。また、該側面40bは、図4に示すごとく、側面視においても外側に膨らむ円弧を成す湾曲状に構成され、前記側部カバー部材40の側面視における外縁を略円弧状としている。
また、図3及び図4に示すごとく、側部カバー部材40において、側面40bの内側(ソケット支持体22・22側、以下同じ)斜め上方には、左右方向の水平面40cが形設されている。該水平面40cと側面40bの間は、傾斜面40dで構成されている。
また、図3に示すごとく、側部カバー部材40において、水平面40cの略中央部には、前記ソケット支持体22の係合孔22eに挿入され、側部カバー部材40とソケット支持体22とを係合させる係合部41が突出されている。該係合部41は、長方形状の係合立面41aを、ソケット支持体22側にオフセットさせて立ち上げて、側面視略逆「L」字状(図4)とするものであり、該係合部41の裏面(直管ランプ24・24の反対側、以下同じ)となる係合立面41aは、ソケット支持体22の係合孔22eに挿入された状態において、ソケット支持体22の基部22aのおもて面(直管ランプ24・24側の面、以下同じ)に当着するようになっている。このように、側部カバー部材40とソケット支持体22とは係合により一体化されるようになっている。そして、この係合部41(係合立面41a)は、後述する第二の補強部として機能するものである。
また、図3及び図4に示すごとく、側部カバー部材40において、係合部41の両側方には、延出脚22c・22cの裏面(直管ランプ24・24の反対側、以下同じ)に当着する補強部42・42が延出されている。該補強部42・42は、後面視略台形状とし、そのおもて面(直管ランプ24・24側の面、以下同じ)が、前記延出脚22c・22cの裏面に対して面で当着するようになっており、後述する第一の補強部として機能するものである。
また、側部カバー部材40において、補強部42・42の裏面(直管ランプ24・24の反対側、以下同じ)に向かっては、前記水平面40c及び傾斜面40dより一連の補強リブ43・43が立ち上げられている。該補強リブ43・43は、図4に示すごとく、その上面を側面視において外側に膨らむ円弧を成す湾曲状とするものであり、前記側面40bにより形成される湾曲状の外縁とともに、一連のガイド線40rを形成している。尚、このガイド線40rは、図4において、側部カバー部材40の上端部における通過点44aが、下端部における通過点44bよりも外側に位置するものであれば、後述するように、側部カバー部材40の外側面が、前記セード3を、規定の位置にガイドするガイド面を形成するので、本実施例のごとく湾曲状とする他、直線、折れ線等であってもよい。
また、図4に示すごとく、側部カバー部材40において、側面40bの上部の内側より底板40eを突出し、該底板40eの上面に基盤21の底板21bのおもて面が当接されるようになっている。
また、図5に示すごとく、側部カバー部材40において、前記水平面40cの高さH1(天井Sからの距離)は、基盤21の側板21a・21aにおける高さH2(天井Sからの距離)と略同一としており、側部カバー部材40により遮光される領域の下側境界線の高さと、基盤21の側板21a・21aにより遮光される領域の下側境界線の高さとを略同一とするようにしており、望ましくは、高さH1=高さH2となるような寸法構成としているものである。
また、図5及び図6に示すごとく、側部カバー部材40において、後面視における左右両端部は、前記水平面40c側から刳り貫かれて凹部40t・40tに形設されるとともに、前記水平面40cの左右端面から凹部40t・40tの頂部との間を斜状の傾斜ガイド面40w・40wに構成し、セード3の内側上縁に沿って被ガイド部材3w・3wを前後方向に形設し、セード3を器具本体2に装着した状態において、被ガイド部材3w・3wが前記凹部40t・40tに収められる構成としている。
以上の構成において、図4に示すごとく、セード3を器具本体2に取付ける際には、セード3の側板3c・3cの内側を前記側部カバー部材40に合わせるようにして、セード3を器具本体2に近づけると、セード3の開口部3f、即ち、側板3c・3cの内側上部端面が、前記側部カバー部材40における補強リブ43・43、及び側面40bから構成される一連のガイド線40rによりガイドされ、器具本体2の長手方向中心位置に位置決めされる。
このように、側部カバー部材40の外側面は、セード3の装着時にセード3の開口部3fに接触し、前記セード3を、規定の位置にガイドするガイド面に形成されるものである。
例えば、図7(a)〜(c)に示すごとく、セード3の前側の端部を直管ランプ24に軽く接触させつつ直管ランプ24の前端部分まで移動させると(図7(a))、直管ランプ24が存在しなくなった点でセード3の上方への移動が許容され(図7(b))、前側の位置決めを行うことができ、その後、セード3の後側の端部を上方に移動させセード3を水平にセットする(図7(c))。この状態で、セード3を上方に水平移動させると、セード3は、前後の側部カバー部材40F・40Bにガイドされつつ、器具本体2に装着されるものである。この一連の作業においては、器具本体2とセード3の前後方向における相対位置の関係を意識する必要もなく、作業者はストレスを感じることなく作業を完了することができる。この効果は、セード3の重さや、バランスの保持の困難性に着目した場合、セード3が長くなればなるほど、より重要性を増す、即ち、優れた効果を呈するものであり、セード3の長い大型の照明器具において、従来困難とされていたセード3の取付け作業を、極めて簡単な作業とすることができるものである。
また、図4に示すごとく、側部カバー部材40において、前記補強部42・42のおもて面は、前記ソケット支持体22の延出脚22c・22cの裏面に対し当着するため、ソケット23・23・・への直管ランプ24・24の着脱時において、ソケット固定部22d・22dの延出脚22c・22cを外側(直管ランプ24・24と反対側、以下同じ)へ撓ませようとする力は、補強部42・42によって支えられるため、側部カバー部材40における変形を抑えることができる。
このように、補強部42・42を側部カバー部材40の第一の補強部として機能させることにより、直管ランプ24・24の着脱の際におけるソケット支持体22の変形を防止することができる。
また、この際、前記補強リブ43・43は、補強部42・42を外側へたわませようとする力を支えるものであり、補強部42・42の補強部材として機能する。
また、図4に示すごとく、側部カバー部材40において、前記係合部41の裏面は、ソケット支持体22の基部22aのおもて面に当着するため、ソケット23・23・・への直管ランプ24・24の着脱時において、ソケット固定部22d・22dの延出脚22c・22cを内側(直管ランプ24・24側、以下同じ)へ撓ませようとする力は、係合部41によって支えられるため、側部カバー部材40における変形を抑えることができる。
このように、係合部41を側部カバー部材40の第二の補強部として機能させることにより、直管ランプ24・24の着脱の際におけるソケット支持体22の変形を防止することができる。
また、図3及び図4に示すごとく、側部カバー部材40とソケット支持体22とは係合部41により一体化されるため、ソケット支持体22を基盤21に対しビス29にて固定すると同時に、側部カバー部材40も基盤21に対し固定されるのである。
このように、前記ソケット支持体22及び側部カバー部材40は、基盤21に対して着脱自在に構成されるものであり、側部カバー部材40はソケット支持体22と一体となって基盤21に対して固定されるため、取付けが容易に行えるとともに、他の固定具を要することなく低コストに構成することができる。
また、図5に示すごとく、側部カバー部材40により遮光される領域の下側境界線の高さと、基盤21の側板21a・21aにより遮光される領域の下側境界線の高さとを略同一に構成しているため、側板3c・3c及び湾曲周面3bにおいて遮光される領域の高さを略同一とすることができ、セード3の全方位における光量の均衡が図られ、点灯時における美観も良好となるとともに、天井に映る間接光においてもバランスの取れたものとなる。
また、この側板3c・3cを通過する光量に関し、図5に示すごとく、ソケット支持体22は、両延出脚22c・22cにて略逆「V」字に構成され、両延出脚22c・22cの間には、光の通過を許容する開口22fが形成されるため、該開口22fを十分な光量の光を通過させることが可能となり、上述したセード3の全方位における光量の均衡を図ることができる。
尚、上記の例では、ソケット支持体22の延出脚22c・22cを二本とする例について述べたが、延出脚22c・22cの本数については、特に限定するものではない。例えば、延出脚22cを一本として、一本の直管ランプを具備するソケット支持体22とする構成においても、上記側部カバー部材40を用いることによれば、一本の延出脚22cを補強等する効果を得られることもできる。また、この一本の延出脚22cに、直管ランプの長手方向に貫通する開口を形成すれば、上記の開口22fによるものと同等の効果を得ることができる。
また、延出脚22c・22cを三本・四本・・・とするような場合においては、側部カバー部材40の各延出脚22c・22cの間に開口を確保するとともに、前記側部カバー部材40においては、各延出脚22c・22cに個別に対応する補強部42・42を設ければ、上記と同様な効果を得ることができる。
次に実施例2について説明する。
上述したごとく、ソケット支持体22の延出脚22c・22cは、略逆「V」字を形成するようにして、両延出脚22c・22cの間に、光の通過を許容する開口22fを形成することとしている(図5参照)。
ところが、延出脚22c・22cを斜め下方に延出させることとすると、該延出脚22c・22cの外側(反開口22f側)の縁(外縁22y・22y)と、側部カバー部材40の水平面40cとの間に空間28が形成されることになり、セード3の装着、取外しの際に、セード3の被ガイド部材3w・3wが空間28に入り込んでしまうことが考えられる。
セード3を取付ける際、被ガイド部材3wを空間28に入り込ませてしまった場合には、該被ガイド部材3wは水平面40cに突き当たるため、該被ガイド部材3wを凹部40tの位置に合わせる必要が生じる。即ち、セード3の装着の際には、図5の紙面左右方向の位置決めが必要とされるのである。
一方、セード3を取り外す際に、セード3を真直ぐ下方に移動させずに、斜め下方向にセード3を移動させてしまうと、被ガイド部材3wを延出脚22cの外縁22yに引っかけてしまうことになるため、セード3は真直ぐ下方に移動させて取り外す必要が生じる。即ち、セード3の取外しの際には、図5の紙面左右方向の位置をずらすことなく、真直ぐ下方向にセード3を移動させることが必要とされるのである。
以上のように、上記実施例1の構成とする場合、作業者は、図5の紙面左右方向の位置を注意しながらの装着・取外し作業を行わなければならないことになる。
そこで、本実施例2では、図8及び図9に示すごとくの構成として、以上の問題を解決することとしている。
即ち、前記ソケット支持体22につき、前記延出脚22c・22cのうち、最も外側に配されるものは、互いの延出端部(ソケット固定部22d・22d)の間の距離を離す方向に、ソケット支持体22の基部22aから斜め下方に延出されるとともに、前記各端部(左右外側先端部)と、前記ソケット支持体22の基部22aの左右両側端部との間には、ガイド脚27・27が設けられるものとするものである。このガイド脚27・27の存在により、前記空間28が閉じられることになり、セード3の装着・取外し作業時に、前記被ガイド部材3wを空間28に入り込ませてしまうことがなくなり、装着・取外し作業をスムーズに行うことができる。
尚、本実施例では、延出脚22c・22cを二本とするものであるが、延出脚22c・22cを三本・四本・・・として、より多くの直管ランプ24を備える構成も考えられる。このため、仮に延出脚22c・22cを三本とするような場合においては、最も外側に配されるものにつきガイド脚27・27を設けるものとし、真中の一本については、ガイド脚27を省略することとしてもよい。
また、前記ガイド脚27・27と、延出脚22c・22cの外縁22y・22yの間には、空間28・28がそれぞれ形成されるものとする。これによれば、光が空間28・28を通過することが許容されるため、上述したセード3の全方位における光量の均衡を図ることができる。
さらに、前記両ガイド脚27・27の外縁27y・27yは、ソケット支持体22の外縁の一部を形成するとともに、両ガイド脚27・27の外縁27y・27y間の距離は、天井側に近いほど広くなるものとする、つまり、外縁27y・27yは基部22aの左右方向両端側から左右中心側下方に向かって斜めに形成されるものとし、セード3に配される被ガイド部材3wを、規定の位置である側部カバー部材40の凹部40tにガイドするガイド部に形成されるものとする。これによれば、被ガイド部材3wの内面をガイド脚27の外縁27yに当てることにより、ガイド脚27・27をセード3の位置決めの目安とすることができる。また、両ガイド脚27・27の外縁27y・27y間の距離は、その下部から天井側に向かって広くなる、即ち、略「V」字状としているため、セード3の被ガイド部材3wの内面をガイド脚27の外縁27yに当てた状態において、そのまま、セード3を上方へ移動させることによれば、セード3の側部カバー部材40(基盤21)に対する位置決め(図8において、紙面左右方向)を行うことが可能となる。
尚、上記のガイド脚27・27は、いわゆるプレス加工によって、空間28・28の部分を打ち抜くことにより形成されるものとする、あるいは、ソケット支持体22の別部材のものをソケット支持体22に取付ける構成とする、のいずれのものであってもよく、とくに限定されるものではない。
また、上記のガイド脚27・27は、延出脚22c・22cとソケット支持体22の基部22aを連結するものであることから、延出脚22c・22cの撓みに対する補強部材としても機能することになる。
次に実施例3について説明する。
前記側部カバー部材40は、基盤21に対して着脱自在に構成されているため、例えば、図10に示すごとく、二つの器具本体2・2の基盤21・21を、長手方向に直列的に並設して一連の器具本体20Aを形成するとともに、該器具本体20Aの両側部には、前記ソケット支持体22・22及び側部カバー部材40・40を配する一方、両基盤21・21が隣り合う器具本体20Aの中央部には、ソケット支持体22・22のみを配する構成し、さらに、該器具本体20Aの長さに対応する一連のセード30Aを装着する構成とすることができる。
このように、前記中央部の側部カバー部材40・40を取り外すことにより、長手方向に直列的に並設される基盤21・21の端部を当着させて配置し、全体として一つの器具本体20Aを構成することが可能となるものである。
そして、複数の器具本体2・2により、全体として一つの器具本体20Aを構成することによれば、ワット数のバリエーションに個別対応させるために必要な器具本体の種類の数を削減することもでき、これにより、製作コストの削減を図ることができる。例えば、40Wの直管ランプを装着する照明器具を二つ並設することにより、80W型としての照明器具を形成することが可能となる等である。
さらに、従来は、複数の照明器具が間隔を開けて配される構成となるため、照明器具が「点在する」といった印象を観者に与えることも考えられるが、以上に述べた器具本体20Aによる構成によれば、一つのセード30Aにより器具本体20Aの全体が覆われることで、外観上は一つの照明器具が形成されるため、このような印象を与えることもない。
尚、このように並設した場合においても、セード3の長手方向の中途部は、セード係止部26・26によって支持されるため、セード3の中途部において、セード3がたわむことによって側板21a・21aとの間に隙間が形成されることもなく、光漏れの不具合が発生することもない。
本発明にかかる照明器具の構成の概略を示す側面図。 器具本体の構成を示す底面図。 ソケット支持体及び側部カバー部材の構成を示す斜視図。 同じく側面一部断面図。 同じく後面図。 器具本体とセードの側部の構成を示す斜視図。 (a)は、セードの取付け作業における第一の段階を示す図。(b)は、セードの取付け作業における第二の段階を示す図。セードの取付け作業における第三の段階を示す図。 実施例2のソケット支持体の構成について示す後面図。 同じく斜視図。 器具本体を並設して構成される照明器具を示す側面図。 従来の照明器具の構成を示す側面図。
符号の説明
3 セード
21 基盤
22 ソケット支持体
23 ソケット
40 側部カバー部材
42 補強部

Claims (8)

  1. キッチン等の天井に付設される器具本体と、該器具本体に着脱自在に装着されるセードを有する照明器具において、
    前記器具本体は、
    基盤と、
    基盤に取付けられ、直管ランプの端部が装着されるソケットを取付けるソケット支持体と、
    前記ソケット支持体よりも基盤の長手方向外側に配される側部カバー部材と、を有し、
    前記側部カバー部材の外側面は、セードの装着時にセードの開口部に接触し、セードを規定の位置にガイドするガイド面に形成される、ことを特徴とする照明器具。
  2. 請求項1に記載の照明器具において、
    前記側部カバー部材には、
    前記ソケット支持体の外側面に当着する第一の補強部を設けた、ことを特徴とする照明器具。
  3. 請求項2に記載の照明器具において、
    前記側部カバー部材には、
    前記第一の補強部を補強するとともに、
    セードの装着時にセードの開口部に接触し、セードを規定の位置にガイドする補強リブを設けた、
    ことを特徴とする照明器具。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の照明器具において、
    前記側部カバー部材には、
    前記ソケット支持体の内側面に当着する第二の補強部を設けた、ことを特徴とする照明器具。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の照明器具において、
    前記側部カバー部材により遮光される領域の下側境界線の高さと、基盤の側板により遮光される領域の下側境界線の高さを略同一に構成するとともに、
    前記ソケット支持体は、斜め下方に延出される複数の延出脚を有し、該延出脚の端部にソケットが配される構成とした、ことを特徴とする照明器具。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の照明器具において、
    前記ソケット支持体につき、最も外側に配される二つの延出脚は、
    互いの延出端部の間の距離が離れる方向に、ソケット支持体の基部から斜め下方に延出されるとともに、
    前記各延出脚の端部と、前記ソケット支持体の基部との間には、ガイド脚が設けられる、
    ことを特徴とする照明器具。
  7. 請求項6に記載の照明器具において、
    前記両ガイド脚の外縁は、
    前記ソケット支持体の外縁の一部を形成するとともに、
    両ガイド脚の外縁間の距離は、天井側に近いほど広くなるものとし、
    前記セードを規定の位置にガイドするガイド部に形成される、
    ことを特徴とする照明器具。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の照明器具において、
    前記側部カバー部材は、基盤に対して着脱自在に構成される、ことを特徴とする照明器具。
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