JP4307887B2 - ガス使用状況の監視システム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス消費地における使用ガス流量に基づき、ガスの消し忘れなどの危険状況を検出すると、ガスの供給を強制遮断するガス使用状況の監視システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
住宅などのガス消費地におけるガス使用量を計測するためのガスメータにはガス遮断弁が搭載されており、緊急時などにはガスの供給を強制遮断できるようになっている。また、ガスメータには、マイクロコンピュータから構成される監視装置が内蔵されており、ガス器具の消し忘れなどでガスの使用時間が予め設定されている制限時間を超える場合などにガス遮断弁を自動的に閉鎖して危険を回避するようになっている。
【0003】
かかるガスメータの監視装置では、予め定められたガス流量区分毎にガス使用の制限時間が割り当てられており、これに基づき、制限時間を超えてガスが長時間使用されていることを検出すると、ガス遮断弁を閉じるようにしている。
【0004】
すなわち、監視装置は、ガス消費地におけるガス器具の個別のガス使用量を予め記憶しており、ガス消費地に供給されるガス流量から使用中のガス器具を判別し、ガス器具を登録するとともに、登録されたガス器具ごとに個別使用時間を計測する。ガスメータで計測されるガス流量が変動した場合、例えば、ガス流量の変動が±3パーセントを超える場合には、変動したガス流量から使用中のガス器具を見直してガス器具を再登録し、登録されたガス器具ごとに個別使用時間を計測する。この際、ガス流量の変動前に登録されていたガス器具がガス流量変動後も登録されていれば、当該ガス器具の個別使用時間は連続して計測される。
【0005】
ここで、ガス流量の変動前に使用されていたガス器具のうち、ガス使用量が最大のガス器具に変化があった場合には、例えば、ガス使用量の最大のガス器具におけるガス使用量の±3パーセントを超えるガス流量の変動があった場合には、各ガス器具の個別使用時間のカウンタはリセットされるようになっている。
【0006】
このようにして計測される個別使用時間の限度として個別に制限時間が定められている。個別制限時間は、標準的なガスの使用状況に基づく安全基準に従ってガス使用流量区分ごとに所定幅の時間が決められており、時間範囲内であれば無段階に設定することが可能となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、ガスメータに搭載されている監視装置においては、所定の安全基準に従って各ガス流量区分と制限時間との対応関係が決定されている。従って、これらの設定をユーザの側で任意に変更できるものとすると、監視装置による監視機能が阻害され、ガス使用の安全を確保できなくなる惧れがある。このために、監視装置におけるガス遮断弁を強制的に遮断するためのガス使用条件は、一定の範囲内において任意に変更可能ではあるが、その範囲以外には変更できないようになっている。
【0008】
しかしながら、条件設定が固定されている監視装置においては、安全確保のために固定されている条件が、かえってガス消費地における多様なガス使用状況に対応できない場合がある。
【0009】
例えば、ガスの使用時間がお年寄りの一人暮らしなどでやかんでお湯を沸かす短時間に限られているガス消費地では、やかんの空焚きを防止するためにガスの制限時間を例えば20分に設定したいことがある。しかしながら、ガスメータに内蔵されている監視装置におけるの最小流量区分での制限時間は、標準的なガス使用状況に基づいて、例えば、160分に設定されている。これでは、やかんの空焚きを防止できず、安全を確保できない。
【0010】
また、ガスをあまり使わない圧力鍋の場合には、ガス流量が21L/h未満のとろ火の状態のガスコンロで長時間加熱されることがある。しかしながら、ガスメータの監視装置では、制限時間が割り当てられているガス流量の最少区分は、標準的なガス使用状況に基づいて、例えば、21L/h以上とされている。このため、ガスメータの監視装置は、ガス使用量が21L/h未満では制限時間が設定されないので、永久にガス供給を遮断することができない。従って、ガス流量が21L/h未満のとろ火で圧力鍋をガスコンロで加熱したまま火を消し忘れると、ガスの供給が遮断されないので、鍋を焦がしたり、加熱した鍋が原因で火災となる可能性がある。
【0011】
さらに、ガスメータの監視装置では、個別使用時間が計測されているガス器具の中で、ガス使用量が最大のガス器具に変化があった場合、連続して使われるガス器具の個別使用時間の全てが零にリセットされてしまうことがあるので、正確に使用時間が計測されない場合もある。
【0012】
本発明の課題は、このような点に鑑みて、所定の安全基準に基づくガス使用の安全性を確保しつつ、ガス消費地の状況に応じてユーザ側において任意にガスの強制遮断を行う条件を設定することのできるガス使用状況の監視システムを提案することにある。
【0013】
また、本発明は、かかるガス使用状況の監視システムに用いるのに適したユーザ側監視装置を提案することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明のガス使用状況の監視装置は
ガス器具が設置されているガス消費地に供給されるガス流量を計測するガスメータと、
前記ガス器具へのガスの供給を遮断するために前記ガスメータに搭載されているガス遮断弁と
前記ガス流量に基づき前記ガス消費地でのガス使用状況を検出し、当該ガス使用状況が、予め定められている第1ガス遮断条件、および当該第1ガス遮断条件の範囲内において任意に設定された第2ガス遮断条件に合致する場合に、前記ガス遮断弁を閉鎖するメータ内蔵側監視装置と
前記ガスメータから供給されるガス流量に基づき、前記第1ガス遮断条件に合致するか否かを判別するためのガス使用状況を検出し、当該ガス使用状況が、前記第1ガス遮断条件とは異なる任意に設定された第3ガス遮断条件に合致する場合に、前記メータ内蔵側監視装置に対してガス遮断弁を閉じるように指示を出すユーザ側監視装置とを有していることを特徴としている。
【0015】
本発明では、ガスメータに搭載されているメータ内蔵側監視装置によりガスの使用状況が監視されると共に、ユーザ側監視装置によってもガスの使用状況が監視される。メータ内蔵側監視装置に設定されているガス遮断条件(第1ガス遮断条件および第2ガス遮断条件)は、一般的な安全基準に従って設定されており、ユーザが勝手に変更することはできないので、基本的な安全性を確保できる。これに対して、ユーザ側監視装置によるガス遮断条件(第3ガス遮断条件)は、ユーザ側において任意に設定可能であるので、ガス消費地における多様なガス使用状況に対応した個別的な安全性を確保できる。よって、双方の監視装置の相乗効果によって、危険なガス使用状況において確実にガスの供給を遮断可能なシステムを構築できる。
【0016】
ここで、前記メータ内蔵側監視装置は、ガス流量区分毎に予め割り当てられている制限時間(第1制限時間および第2制限時間)を超えるガスの長時間使用を検出すると、前記ガス遮断弁を閉鎖してガスの供給を強制停止するように構成されている。これに対して、前記ユーザ側監視装置は、前記ガス流量区分を外れたガス流量によるガスの長時間使用の制限時間(第3制限時間)を設定可能な構成とされる。このようにすれば、圧力鍋などのように僅かな量のガスを長時間使用するようなガス使用条件においても制限時間を設定しておくことができ、これにより、ガスの消し忘れを確実に防止できる。
【0017】
また、前記ユーザ側監視装置は、前記ガス流量区分毎に、各ガス流量区分に割り当てられている第1制限時間とは異なる任意の第3制限時間を設定可能な構成とされる。このようにすれば、やかんでお湯を沸かす場合などのガス使用条件における制限時間を短く設定しておくことにより、消し忘れにより空焚きとなってしまうことを確実に防止できる。
【0018】
次に、前記ユーザ側監視装置を:前記ガス消費地における前記ガス器具の個別ガス使用量および個別制限時間としての前記第3制限時間を記憶する記憶部と;前記記憶部に記憶された前記個別ガス使用量と前記ガスメータから提供されるガス流量に基づいて使用中のガス器具を判定する判定部と;前記判定部で判定されたガス器具毎に個別使用時間を計測する個別使用時間計測部と;前記記憶部に記憶された前記個別制限時間と前記個別使用時間計測部で計測される前記個別使用時間を比較して、ガス器具の長時間使用を監視する監視部と;前記監視部でガス器具の長時間使用が検知された場合に前記メータ内蔵側監視装置に対して前記ガス遮断弁を閉じるように指示を出す遮断弁制御部とを備えた構成とすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、本発明を適用したガス使用状況の監視システムが搭載されたガス供給システムの実施例を説明する。
【0020】
(全体構成)
図1は、本例のガス供給システムの全体構成を示す概略構成図である。ガス供給システム1は、ガス消費地3に設置されたガスボンベなどのガス供給源2と、ガス流量を測定するガスメータ4と、このガスメータ4を介してガス供給源2からガスが供給されるガス器具5(51、52、53・・・)と、ガスメータ4に接続されている宅内表示器6とを有している。ガス器具5には、ガスコンロ、ガスストーブなどが含まれている。
【0021】
ガスメータ4には、ガス流路41と、このガス流路41に配置したガス遮断弁42と、マイクロコンピュータを中心に構成した制御回路43が搭載されている。制御回路43は、ガス流量を計測する計測機能44と、ガスの消し忘れなどでガスの使用時間が予め設定されている制限時間を超える場合にガス遮断弁42を強制遮断するメータ内蔵側監視機能45を備えている。
【0022】
宅内表示器6は、その操作面に、液晶画面61と操作スイッチ62を備えており、液晶画面61にガスメータ4のメータ積算値および遮断弁の状態が表示され、操作スイッチ62によってガスメータ4のガス遮断弁42の開閉を遠隔操作可能である。また、宅内表示器6には、マイクロコンピュータから構成されるユーザ側監視装置7が内蔵されており、このユーザ側監視装置7は、ガスメータ4から提供されるガス流量に基づいてガスの使用状況を監視し、所定の場合には、ガス遮断弁42を強制遮断するようにガスメータ4に指示を出す。
【0023】
(ユーザ側監視装置)
図2はユーザ側監視装置7が内蔵されている宅内表示器6の概略ブロック図である。宅内表示器6は、マイクロコンピュータから構成される制御部63と、ガスメータ4との間で通信を行う通信部64と、液晶画面61を備えた表示部65と、操作スイッチ62を備えた操作部66とを有している。
【0024】
制御部63は、ガスメータ4のガス遮断弁42の開閉を指示する信号を通信部64を介してガスメータ4に発信するための遮断弁制御部631を有している。この遮断弁制御部631による遮断弁の開閉状態は、表示部65によって液晶画面61に表示される。この表示部65では、ガスメータ4のメータ積算値および宅内表示器6に内蔵されたユーザ側監視装置7の設定内容などを液晶画面61に表示する。また、操作部66は、遮断弁制御部631の操作およびユーザ側監視装置7の設定条件を操作スイッチ62により入力するためのものである。
【0025】
ユーザ側監視装置7は、記憶部71と個別使用時間計測部72とを備えている。記憶部71には、各ガス器具5毎にガス使用量を記憶している個別ガス使用量の記憶領域711と、ガス器具5毎の継続使用時間の限度としての制限時間を記憶している個別制限時間の記憶領域712とが含まれている。個別ガス使用量および個別制限時間は、操作部66を介して登録することができる。個別使用時間計測部72は、制御部63で使用中と判定されるガス器具5ごとに使用時間を積算する。
【0026】
また、制御部63は、個別使用時間計測部72で使用時間を積算する使用中のガス器具5を判定するための判定部73と、個別使用時間計測部72で計測される使用時間を監視する監視部74を有している。判定部73は、通信部64を介してガスメータ4から提供されるガス流量を記憶部71に記憶されている個別ガス使用量と比較することにより、使用中のガス器具5を判定する。監視部74は、個別使用時間計測部72で積算されるガス器具5ごとの個別使用時間が記憶部71に記憶された個別制限時間を超えて長時間使用されていないか監視し、長時間使用を検知した場合には、遮断弁制御部631を介してガスメータ4の遮断弁を閉じてガス供給を遮断する。また、監視部74は、個別使用時間計測部72で積算されているガス器具5の個別制限時間が記憶部71に記憶されていない場合に、そのガス器具5を次に使用するときに監視する制限時間を算出して記憶部71に登録する新規制限時間算出部75を備えている。この新規制限時間算出部75では、個別使用時間計測部72で計測された使用時間に所定の安全率を掛けて制限時間を算出する。
【0027】
(ガス使用時間の監視動作)
このように構成されたガス供給システム1におけるメータ内蔵側監視機能45とユーザ側監視装置7によるガス使用時間の監視動作(ガス遮断弁の強制遮断動作)について説明する。
【0028】
メータ内蔵側監視機能45は、図3に示す使用時間遮断テーブルに掲載されている条件でガス遮断弁42を強制遮断する。この条件は、予め定められた範囲内においてのみ変更可能であるが、範囲を超えて任意に設定することができない。これに対して、ユーザ側監視装置7においては、ユーザが任意の条件(ガス流量およびガス遮断弁を強制遮断するための制限時間)を設定可能である。
【0029】
例えば、ガスの使用時間がお年寄りの一人暮らしなどでやかんでお湯を沸かす短時間に限られているガス消費地3の場合について説明する。ガスメータ4に予め設定されている最小の制限時間は、標準的なガス使用状況に基づいて、例えば、160分に設定されているので、それより短い制限時間に設定することができない。この場合、ユーザ側監視装置7において、操作スイッチ62を操作してやかんを使用するときのガス使用量と、制限時間20分とを設定する。
【0030】
このように設定したガス消費地3では、やかんをガスコンロで20分以上使用した場合、ガスメータ4の最小の制限時間160分に達していなくても、ユーザ側監視装置7における監視部74では、ガスの使用時間が個別の使用制限時間の20分を超えていることを検知する。ガスの使用時間が20分を超えたことが検知されると、ユーザ側監視装置7は、遮断弁制御部631を介してガスメータ4にガス遮断弁42の強制遮断を指示する信号を送信する。ガスメータ4の制御部はこの信号を受信すると、ガス遮断弁42を閉じてガスの供給を強制遮断する。従って、お年寄りの一人暮らしなどのガス消費地3でのやかんの空焚きを防止することができる。
【0031】
次に、ガスをあまり使わない圧力式の鍋をガスコンロで21L/h未満のとろ火で加熱する場合を説明する。ガスメータ4のメータ内蔵側監視機能45は、制限時間を設定可能な最低のガス流量が標準的なガス使用状況に基づいて、例えば、21L/h以上に設定されているので、21L/h未満のとろ火でガスコンロが長時間使用されてもガス供給を遮断することができない(図3参照)。しかるに、ユーザ側監視装置7において、操作スイッチ62を操作して21L/h以下のガス流量で個別制限時間を、例えば、8時間に設定することができる。
【0032】
この結果、ユーザ側監視装置7では、ガス使用量が21L/h未満であっても8時間を超えてガスが使用されれば、その監視部74がガスの使用時間が個別制限時間の8時間を超えていることを検知し、遮断弁制御部631からガスメータ4に信号を送信して、ガス遮断弁42を閉じてガスの供給を強制遮断できる。従って、ガスメータ4に予め設定された制限時間では遮断できないガス使用量であっても、監視装置7を介してガスメータ4の遮断ができるので、ガスコンロの火を消し忘れて鍋を焦がしたり、加熱した鍋が原因の火災を防止することができる。
【0033】
次に、ガスメータ4では、個別に使用時間を計測しているガス器具5(51、52、53・・・)のうち、ガス使用量が最大のガス器具51に変化があると、その後も継続して使われているガス器具52、53の個別使用時間がリセットされてしまうことがある。このため、ガスメータ4は、ガス器具5の使用時間を正確に計測できないことがある。
【0034】
ユーザ側監視装置7は、ガスメータ4から提供されるガス流量に基づいて使用中のガス器具5(51、52、53・・・)を判定しているだけなので、ガス器具5が使用中の間は連続して使用時間が計測される。従って、ガスメータ4において個別使用時間がリセットされていずれのガス器具51、52、53・・・が長時間使用されているのかを検知できない場合にも、ユーザ側監視装置7においてガス器具51、52、53・・・の長時間使用を検知してガス供給を遮断することができる。
【0035】
このように、ユーザ側監視装置7は、ガスメータ4から提供されるガス流量の変動に基づきガス消費地3でのガス器具51、52、53・・・ごとの使用時間を個別使用時間計測部72で計測し、個別使用時間を記憶部71に記憶された個別制限時間と比較してガス器具51、52、53・・・の長時間使用を監視部74で監視している。監視部74では、ガス器具51、52、53・・・の長時間使用を検知した場合には、遮断弁制御部631を介してガスメータ4の遮断弁を閉じて、ガスの供給を遮断する。従って、ユーザ側監視装置7は、ガスメータ4のメータ内蔵側監視機能と別の遮断条件でガス消費地3における長時間使用を監視するので、ガス消費地3における多様なガス使用状況に対応して遮断条件を細かく設定することができる。また、ガス消費地3におけるガスの長時間使用は、ガスメータ4と監視装置7で二重に監視されるので、ガス消費地3の安全性が高まる。
【0036】
さらに、監視部74は、ガス器具の制限時間が設定されていない場合に使用時間に基づいて制限時間を算出し、記憶部71に登録する新規制限時間算出部75を備えている。この新規制限時間算出部75により、制限時間が設定されていないガス器具5についても、一度使用すれば、次回のガス使用時から適用される使用制限時間を自動的に登録することができる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のガス使用状況の監視システムでは、ガスメータに内蔵されている監視装置によって一般的な安全基準に基づくガス使用状況の監視を行い、ユーザ側監視装置によって、各ガス消費地でのガス使用状況に対応した条件でガス使用状況の監視を行っているので、各ガス消費地におけるガスの消し忘れなどの危険な状態を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したガス供給システムの概略構成図である。
【図2】図1の宅内表示器を示す概略ブロック図である。
【図3】図1のメータ内蔵側監視装置のガス遮断条件を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ガス供給システム
2 ガス供給源
3 ガス消費地
4 ガスメータ
41 ガス流路
42 ガス遮断弁
43 制御部
44 計測機能
45 メータ内蔵側監視機能
5、51、52、53 ガス器具
6 宅内表示器
61 液晶画面
62 操作スイッチ
63 制御部
631 遮断弁制御部
64 通信部
65 表示部
66 操作部
7 監視装置
71 記憶部
711 個別ガス使用量の記憶領域
712 個別制限時間の記憶領域
72 個別使用時間計測部
73 判定部
74 監視部
75 新規制限時間算出部

Claims (5)

  1. ガス器具が設置されているガス消費地に供給されるガス流量を計測するガスメータと、
    前記ガス器具へのガスの供給を遮断するために前記ガスメータに搭載されているガス遮断弁と、
    前記ガス流量に基づき前記ガス消費地でのガス使用状況を検出し、当該ガス使用状況が、予め定められている第1ガス遮断条件、および当該第1ガス遮断条件の範囲内において任意に設定された第2ガス遮断条件に合致する場合に、前記ガス遮断弁を閉鎖するメータ内蔵側監視装置と、
    前記ガスメータから供給されるガス流量に基づき、前記第1ガス遮断条件に合致するか否かを判別するためのガス使用状況を検出し、当該ガス使用状況が、前記第1ガス遮断条件とは異なる任意に設定された第3ガス遮断条件に合致する場合に、前記メータ内蔵側監視装置に対してガス遮断弁を閉じるように指示を出すユーザ側監視装置と、
    を有しているガス使用状況の監視システム。
  2. 請求項1において、
    前記第1ガス遮断条件は、ガス流量区分毎に予め割り当てられている第1制限時間を超えるガスの長時間使用であり、
    前記第2ガス遮断条件は、前記ガス流量区分毎に予め割り当てられている前記第1制限時間の範囲内で任意に設定された第2制限時間を超えるガスの長時間使用であり、
    前記メータ内蔵側監視装置は、前記ガス流量区分を外れたガス流量によるガスの長時間使用の第3制限時間を設定可能なものであり、
    前記第3ガス遮断条件は、前記ガス流量区分を外れたガス流量による前記第3制限時間を超えるガスの長時間使用であることを特徴とするガス使用状況の監視システム。
  3. 請求項1において、
    前記第1ガス遮断条件は、ガス流量区分毎に予め割り当てられている第1制限時間を超えるガスの長時間使用であり、
    前記第2ガス遮断条件は、前記ガス流量区分毎に予め割り当てられている前記第1制限時間の範囲内で任意に設定された第2制限時間を超えるガスの長時間使用であり、
    前記ユーザ側監視装置は、前記ガス流量区分毎に、任意の第3制限時間を割り当てることが可能なものであり、
    前記第3遮断条件は、前記ガス流量区分毎に前記ユーザ側監視装置によって割り当てられた前記第3制限時間を超えるガスの長時間使用であることを特徴とするガス使用状況の監視システム。
  4. 請求項または3において、
    前記ユーザ側監視装置は、
    前記ガス消費地における前記ガス器具の個別ガス使用量および前記第3制限時間としての個別制限時間を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記個別ガス使用量と前記ガスメータから提供されるガス流量に基づいて使用中のガス器具を判定する判定部と、
    前記判定部で判定されたガス器具に個別使用時間を計測する個別使用時間計測部と、
    前記記憶部に記憶された前記個別制限時間と前記個別使用時間計測部で計測される前記個別使用時間を比較して、ガス器具の長時間使用を監視する監視部と、
    前記監視部でガス器具の長時間使用が検知された場合に前記メータ内蔵側監視装置に対して前記ガス遮断弁を閉じるように指示を出す遮断弁制御部とを備えていることを特徴とするガス使用状況の監視システム。
  5. 請求項1ないし4のうちのいずれかの項に記載の前記ユーザ側監視装置。
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