JP4307273B2 - スイッチ装置及びその組立方法 - Google Patents

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Description

本発明は、低電圧の電気スイッチ装置に関し、特にコンタクター、ブレーカー、またはコンタクター・ブレーカーの電気スイッチ装置であって、剛体性および耐圧性を向上するために、消弧板ユニットをそれぞれ収納するケーシングを形成する二つの部品から構成される遮断ケースを有するスイッチ装置に関する。本発明はまた、かかるスイッチ装置の組立方法にも関する。
二つの接点を開放する際に、発生するアークをできるだけはやく放散させ消弧できる消弧板を含む消弧室を有する電気スイッチ装置がある。特に、短絡電流から保護するための装置では、この遮断室は高流の電気アークおよび電気アークに伴う著しいガス圧力上昇に耐える必要がある。したがって、遮断室はスイッチ装置のケースの一部となって、その壁は電極部の接点を開放する際に発生するガス圧力上昇に耐える必要がある。
一般に、スイッチ装置は、その底部がスイッチ装置の裏面になり、絶縁物から形成される槽型のベースを有する。単極遮断モジュールの構成部品(すなわち、例えば、可動接点ブリッジ、ブリッジ動作のプッシャー、接点圧力ばね、ブリッジ保持ケージ、消弧板ユニット、デフレクター等)を前方から挿入できるように、槽は前方に開口する。
通常、装置の取り付けを容易にするため、槽に挿入する前に、単極遮断モジュールを完全に、または部分的に組み立てておく。次に、特に気密にするために、スイッチ装置の各電力単極ごとに複数の遮断室に仕切られた遮断ケースを形成するように、槽をカバー部または蓋で覆う。該カバー部は、装置の可動接点を作動できる開放システムをも有する。この開放システムは、例えば、機械式ロッキングユニット、磁気遮断ユニットおよび/または感熱遮断ユニットから構成される。
槽とカバー部間の接合は、特に消弧板ユニットの外端部の周辺においては、ガス圧力上昇が著しくなる領域であるので、ガス圧力上昇による著しい応力を与えるから、十分考慮して設計する必要がある。ここで、従来の構成においては、特に予め組み立てられた場合、単極遮断モジュールの各構成部品を障害なく遮断ケースに挿入できるように、遮断ケースの開口部、すなわち槽とカバー部との接合領域が、槽の前面のほぼ全面を占める。したがって、この接合領域の面積が広くなり、消弧板ユニットの外端部の周辺にも延びる。これにより、圧力による作用が大きくなって、遮断ケースは機械的に脆くなり、槽とカバー部の気密を保持するには、特に対応できる固定装置を使用して補正する必要がある。
発明が解決しようとする課題およびそれを解決するための手段
したがって、特に高電流に対応する大電力型のスイッチ装置においては、そのまま単極遮断モジュールおよび開放システムを素早く且つ簡易に組み立てられる上、遮断室内の圧力上昇による応力を低下させる簡易な遮断ケース構成を設計することが好ましい。
したがって、本発明の一つの目的は、接合領域を占める面積を縮小し、遮断ケースを形成する各部品を剛体化して、遮断ケースの接合領域において機械的強度およびガス圧力上昇に対して気密性を向上することである。
このために、本発明では、水平移動軸に沿って作動できる可動接点ブリッジの両側に位置する二つの消弧板ユニットを有する単極遮断モジュールを少なくとも一つ収納できる遮断ケースを有する電気スイッチ装置を記載する。遮断ケースは、二つの側壁、後方壁、前方壁、およびスイッチ装置の第一水平面から成る底部を有し、単極遮断モジュールの第一消弧板ユニットを収納するキャビティを有する槽を形成する第一要素と、第一要素と別個であって、二つの側壁、後方壁、前方壁、および該第一水平面に対向するスイッチ装置の第二水平面から成る底部を有し、単極遮断モジュールの第二消弧板ユニットを収納するキャビティを有する槽を形成する第二要素とから構成される。
一つの態様によれば、多極スイッチ装置の遮断ケースの各要素はさらに、隣接する各電極部間、当該要素の前方壁、後方壁および底部に固定された仕切り壁を有する。他の態様によれば、好ましくは、遮断ケースの各要素が一体として成形された部材から成る。
したがって、遮断ケースの第一要素と第二要素間の接合領域は、遮断ケースの第一と第二水平面に対してほぼ平行である平面に位置するが、公知の解決案では、この接合領域は、接点ブリッジの水平移動軸に直交する実質的な垂直面に位置する。遮断モジュールの配置に従って、係るスイッチ装置の遮断ケースの高さは奥行きより大きくなるので、好都合に接合領域の面積が大幅に縮小されるため、機械的強度を向上できる。
本発明のまた別の目的は、係る電気スイッチ装置の素早く且つ簡易な組立方法を提供することである。
このために、組立方法は順次に、遮断ケースの第一要素に単極遮断モジュールを挿入する工程と、第一要素に開放システムを固着する工程と、次に、遮断ケースを閉じると同時に開放システムを締め付けるように遮断ケースの第二要素を第一要素に固定する工程から成る。
一つの態様によれば、開放システムの固着工程は、機械式ロッキングユニットを第一要素に固着する工程と、次に、感熱・磁気遮断を機械式ロッキングユニットに固着する工程から成る。
その他の特性や利点は、以下の詳細な説明、及び例として示し、添付図面に図示した実施の態様から明らかになる。
各図面を参照しながら、例えば多極または単極のコンタクタ、ブレーカー、またはコンタクタ・ブレーカーの電気スイッチ装置10を上流極性電流線75と下流極性電流線59に通電させ、下流回路の制御および/または保護に使用する。一般には、それぞれ上流、下流電流線75、59は、図に示していないスイッチ装置10の上流、下流端子台で、それぞれ上流電源回路および下流負荷回路に接続する。
スイッチ装置の各電力単極は、図4に示すように、図中の水平軸Xの両側に配置された可動接点84、85を支持する可動導電ブリッジ(可動接点ブリッジ、可動ブリッジ)83を含む単極遮断モジュール80を有する。ブリッジ83は、ブリッジ83の可動接点84、85をスイッチ装置の上流、下流固定接点76、56に接触または引き離せるように、移動軸Xに従って前後方向に並進可動できる。可動接点は固定接点に接触し、上流、下流電流線75、59に通電される時に、装置の閉路位置となり、接点が引き離された時には開路位置、すなわち解放された位置となる。
図示された実施例では、単極遮断モジュール80は、可動ブリッジ83を開路方向へ作動できるプッシャー78と、図示しないが、可動ブリッジ83を閉路方向へ作動するのに使用される接点圧力ばねを有する。勿論、その他の可動ブリッジ83の移動装置も想定される。
単極遮断モジュール80は、軸Xの両側に第一および第二消弧板ユニット81、82を有し、可動接点84、85とそれぞれの上流、下流固定接点76、56が引き離される際に起こす電気アークを外部に誘導して、消弧を促進する。デフレクター89等、種々の公知部材は同様に、電気アークの放散を促進するのに有用である。
短絡電流等の大きな電流が流れる後の解放によって、接点が引き離される際に著しい圧力上昇を起こすが、このガスを消弧板ユニット81、82の外部端部81’、82’へ導く。
好ましくは、単極遮断モジュール80を構成する各部品を容易に取り付けられるように、各単極遮断モジュール80を、電気スイッチ装置10の遮断ケースに設置する前に予め組み立てておく。したがって、この遮断ケースは、単極遮断モジュール80が容易に挿入できるように、十分大きな開口を有すると共に、スイッチ装置の組立後、ガス圧力上昇に対して高い耐圧性を有する必要がある。
このために、本発明によれば、電気スイッチ装置10の遮断ケースは、二つの別個の要素20、30から成る。図2、図7に示すように、遮断ケースの第一要素20は、後方壁23と前方壁22間に配置された実質的に平行である二つの側壁24、25、および垂直壁22、23、24、25を連結する底部21を有する。したがって、第一要素20は、底部21に対向する面に開口した、ほぼ平行6面体の第一槽を形成する。第一槽のキャビティ29は、単極遮断モジュール80の第一消弧板ユニット81を全体的または部分的に収納できる。第一要素20の底部21は、電気スイッチ装置10のケースの第一水平面、例えば上面を形成する。
図5および図7で参照できるように、遮断ケースの第二要素30は、後方壁33と前方壁(垂直壁)32間に配置された、実質的に平行である二つの側壁34、35、および垂直壁32、33、34、35を連結する底部31を有する。したがって、第二要素30は、底部31に対向する面に開口した、ほぼ平行6面体の第二槽を形成する。第二槽のキャビティ39は、単極遮断モジュール80の第二消弧板ユニット82を全体的または部分的に収納できる。第二要素30の底部31は電気スイッチ装置10のケースの第二水平面、例えば上面21に対向する下面を形成する。
したがって、二つの要素20、30は、電気スイッチ装置10が組み立てられる際に、互いにインターロックして、キャビティ29、39で遮断室を形成する閉密遮断ケースを構成するように、二つの剛体の半ケースとして設計される。片面が開口された槽の形を成すので、遮断ケースの各半ケース(第一、第二要素)20、30に単極遮断モジュール80の挿入が極めて容易にできる。二つの要素20、30は組立後、例えば要素30に設けた開口部38とこれにクリップできる端部を有する弾性部材28とから成るクリップ留め手段(28、38)等の固定手段で、互いに保持される。二つの要素20、30が互いに保持されるために、固定ねじ等、他の固定手段も想定される。
図7のような多極スイッチ装置の場合では、各要素20、30はさらに、電極部を互いに分離するために、隣接する各電極部間に仕切り壁26、36を有する。それぞれの仕切り壁26、36は、要素20、30の、それぞれの後方壁23、33、およびそれぞれの前方壁22、32、ならびにそれぞれの底部21、31に固定される。この仕切り壁26、36は、それぞれの側壁24、25と34、25に対して実質的に平行であって、各単極ごとに遮断室を形成するように、それぞれの個別キャビティ29、39を画定するケーシングを形成する。
図7は、三極スイッチ装置を示し、したがって、各要素20、30は二つの仕切り壁26、36を有する。本実施例では、各仕切り壁36はさらに、相当する仕切り壁26が挿入される内部空洞を有する。したがって、仕切り壁26、36は重なる。この解決案では、電極部の各遮断室(キャビティ)29,39間の気密性を高く保持し、電極部間の沿面距離を確保し、仕切り壁26、36間の接合領域を剛体化できる。
後方壁23、33間、および側壁24と34、ならびに25と35間の接合にも重なることは勿論、想定できる。しかしながら、前方壁22、32は、各電極部のプッシャー78が前後方向にスライド移動を可能とする隙間を形成するように配置される。
スイッチ装置の製造を簡易化し、各電極部のキャビティ29、39間の気密性を高く保持し、要素20、30を剛体化するために、遮断ケースの各要素20、30は絶縁プラスチック素材から一体として成形された部材から成る。また、二つの要素20、30の内部寸法は、互いに固定された時に、内部に設置された各電極部の遮断モジュール80を位置決め保持できるように設計する。さらに、二つの要素20、30の底部21、31は、スイッチ装置10の上下部に、各遮断室29、39からガスを排気できるように、複数のスリット状開口部27、37を有する。
組立後の二つの要素間の結合部である二つの要素20、30間の接合領域は、遮断ケースの底部21、31に対して実質的に平行であるほぼ水平面に位置する(図1、6参照)。従来の解決案では、槽とカバー部間の接合領域は、遮断ケースの前方において、水平移動軸Xに直交する実質的な垂直面に位置する。また、このようなスイッチ装置では、単極遮断モジュール80の構造と配置に従って、遮断ケースの高さは奥行きより大きくなる。
したがって、本発明によれば、接合領域が占める面積は従来の解決案よりも大幅に縮小できる。結果として、所定のガス圧力では、二つの要素20、30間の接合領域にかかる圧力作用を大幅に低下させるので、機械的強度を向上できる。この構成はまた、特に仕切り壁26、36において、要素20、30の各部分を確実に剛体化できる。さらに好都合に、二つの要素20、30間の接合領域は、非常に著しい圧力上昇に耐える必要を避けるように、消弧板ユニット81、82の外部端部81’、82’から遠ざけることができる。このように遮断ケースを二つの別個の要素20、30から構成することによって、好都合に、予め組み立てられた単極遮断モジュールを容易に挿入できる上、各単極遮断室の圧力上昇に対しての耐圧性を向上できる。
組立後、要素20、30の側壁24、25、ならびに34、35が、スイッチ装置10のケースの側面を形成する。したがって、遮断ケースは、スイッチ装置10のベースになり、その上に、特に開放システムを固定できる。また、遮断ケースの後方壁23、33のいずれか一つに、スイッチ装置10をDINレール等の取り付け支持体に固着するための手段を配置できる。添付図面では、この固着手段が要素20の後方壁23に配置される。
スイッチ装置10は、下流回路の制御および/または保護に使用するために、一つまたは複数の機能ユニットから構成される開放システムを有する。本実施例では、各機械式ロッキングユニット(開放システム)40に電気機械式の感熱・磁気遮断ユニット(感熱・磁気ユニット、開放システム、磁気・熱式ユニット)50を有する。電子検出式の磁気または感熱遮断ユニット等、他の機能ユニットを同様に使用することも想定される。
引き続き、機械式ロッキングユニット40は、例えば簡略化のために図に示していない連接棒によって、電極部の各プッシャー78に開路方向に作用するロック41を有する。
同様に、相当する電極に流れている電流が電気機械式の感熱・磁気遮断ユニット50に通電することは周知であるが、ヒータによって作用されるバイメタル等の感熱開放機構51、および磁気コイルとピンから成る磁気開放機構52を直列接続してもよく、磁気開放機構52のピンは、例えば簡略化のために図に示していないプッシャー78を通る打撃ピンによって、電極の可動ブリッジ83に開路方向に作動する。
通常、スイッチ装置10は各電極部ごとに上流極性電流線となる上流固定導電体(上流電流線、上流単極導電体)75を有し、その端部が二本のアーム73、74(図2を参照)から成るU字型の形状をなす。このU字型の片方のアーム74は、可動接点84と組みになる上流固定接点76を備える。本発明によれば、遮断ケースの第一要素20の前方壁22をU字型の二本のアーム73、74の間に位置する内部空間に入れて、上流電導電体75をスイッチ装置10に挿入する。アーム73、74間の隙間は、上流電導電体75が一旦挿入されると、前方壁22がアーム73、74に挟まれて保持されるように設計できる。
同様に、スイッチ装置10は、各電極部に下流固定導電体(下流極性導電体)55を有し、その端部が二本のアーム53、54(図3を参照)から成るU字型の形状をなす。このU字型の片方のアーム54は可動接点85と組みになる下流固定接点56を備える。図3の実施例では、下流導電体55が、感熱開放機構51、磁気開放機構52、ならびに下流極性電流線59に直列接続される。したがって、下流導電体55が、電極部の感熱・磁気遮断ユニット50に固定される。ユニット50がスイッチ装置10に組み立てられる際(図5を参照)、遮断ケースの第二要素30の前方壁32を各下流導電体55のU字型の二本のアーム53、54の間に位置する内部空間に入れて、開放システムを保持し締め付けると同時に、遮断ケースを閉じた状態で保持できる。アーム53、54間の隙間は、下流電導電体55を、前方壁32がアーム53、54で挟んで保持するように設計できる。
本発明はまた、上記のような電気スイッチ装置の素早く且つ簡易な組立方法に関する。本発明によれば、当該方法は下記の順次工程から成る。
第一工程Aでは、遮断ケースの第一要素20のキャビティ29で形成される遮断室に、予め組み立てられた各単極遮断モジュール80を挿入する。第一要素20は開口された槽の形状をなすので、この槽の開口部から容易に挿入できる。この工程は、第一要素20を示す図2と遮断モジュール80を示す図4の間に、上向きの矢印Aで図示される。上流単極導電体75は、予めの挿入工程で挿入するか、あるいは、特に単極遮断モジュール80と予め組み立てられた場合には、工程Aで挿入する。上流導電体75を、例えば挟むことによって固定的に保持するように、第一要素20の前方壁22の両側にU字型のアーム74、73を位置する。
第二工程Bでは、スイッチ装置10の開放システム40、50を第一要素20に固着する。この工程は、図2と、開放システム40、50を示す図3との間の矢印Bで図示される。開放システムを構成する機能ユニットの個数によって、工程Bは複数の段階に分けられる。機械式ロッキングユニット40、および一つまたは複数の感熱・磁気遮断ユニット50を有するスイッチ装置10では、工程Bは第一要素20の前方壁22にロッキングユニット40を固着する工程を含む。ロッキングユニット40は、例えば上から下への垂直移動で挿入され、鳩尾形等のスライド式部材で第一要素20に保持され、ユニット40が水平に移動しないように固定する。工程Bは次に、第一要素20と、ユニット40から成るアセンブリーと、各感熱・磁気遮断ユニット50とを一体化する固着工程を含む。感熱・磁気遮断ユニット50は、第一要素20に当接するまで、例えば水平移動で挿入され、鳩尾形等のスライド式部材で、ロッキングユニット40に保持される。各感熱・磁気遮断ユニット50がロッキングユニット40に一体化された後、開放システム全体が垂直に移動しないようにブロッキングできる。この時に、図5の上部に図示した構成を得る。この工程で、プッシャー78に作用する部材も設置する。
第三工程Cでは、遮断ケースを閉じて、開放システムを最終的に遮断ケースに締め付けるように、第二要素30を第一要素20に固定する。第二要素30は開口された槽の形状をなすので、予め第一要素20に挿入された各単極遮断モジュール80の第二消弧板ユニット82が、各キャビティ39で形成される遮断室に容易に挿入できる。この工程は、図5の上向き矢印Cで図示される。この工程C中、第二要素30の前方壁32は各感熱・磁気遮断ユニット50に固定された下流導電体55のU字型のアーム53、54の間に挿入され、例えば挟むことによって保持されるので、開放システムを完全に締め付けられる。
好ましくは、第一要素20に第二要素30を固定するには、クリップ留め手段(28、38)、またはねじ等の他の手段を使用する。従って、この工程Cによれば、好都合に、前方壁32によって開放システムを完全に締め付けると同時に、第一要素20に第二要素30を固定することで、遮断ケースを閉じることが一つの工程でできる。このように、スイッチ装置の組立方法は、簡易で素早く、且つ効率的になる。
次に、追加の固定工程において、スイッチ装置10の制御および/または表示用部品を有する正面ユニット60を開放システム40、50の前に位置し、最終的に図1および図6に示す組み立てられた装置10を得る。
上記の利点だけではなく、このような構成が高度のモジュール性を有する。すなわち、スイッチ装置10の各モジュール(単極遮断モジュール、ロッキングユニット、感熱・磁気ユニット、正面ユニット等)がそれぞれ個別に設計、組立できるので、整備作業の際、モジュールを新品に取り替えられるだけでなく、さらに各種の機能を有する電気スイッチ装置を同一のベースから設計するか、または、あるモジュールを共通に使用する、幅広のスイッチ装置一連を設計することが容易になる。
言うまでもなく、本発明の範囲に反することなく、他の変形や変更、または均等手段を用いることが想定できる。
本発明によるスイッチ装置の実施例の略側面図。 スイッチ装置の遮断ケースの第一要素の詳細断面図。 機械式ロッキングユニットおよび感熱・磁気遮断を有する開放システムの略図。 スイッチ装置に挿入する単極遮断モジュールの断面図。 図2、3、4の構成部品から成るスイッチ装置とスイッチ装置の遮断ケースの第二要素とを組み立てているところの断面図。 図5の各構成部品および正面ユニットから成る図1のスイッチ装置の断面図。 空の三極スイッチ装置の遮断ケースの二つの要素を横にしたところの水平透視図。

Claims (15)

  1. 水平移動軸(X)に沿って作動できる可動接点ブリッジ(83)の両側に位置する二つの消弧板ユニットを設けた単極遮断モジュール(80)を少なくとも一つ収納できる遮断ケースを有する電気スイッチ装置において、当該ケースは、
    二つの側壁(24、25)、後方壁(23)、前方壁(22)、およびスイッチ装置(10)の第一水平面から成る底部(21)を有し、単極遮断モジュールの第一消弧板ユニット(81)を収納するキャビティ(29)を有する槽を形成する第一要素(20)と、
    第一要素(20)と別個であって、二つの側壁(34、35)、後方壁(33)、前方壁(32)、および該第一水平面に対向するスイッチ装置(10)の第二水平面から成る底部(31)を有し、単極遮断モジュールの第二消弧板ユニット(82)を収納するキャビティ(39)を有する槽を形成する第二要素(30)と
    から構成されることを特徴とするスイッチ装置。
  2. 多極スイッチ装置において、遮断ケースの各要素(20、30)は、隣接する各電極間において、当該要素の後方壁(23、33)、前方壁(22、32)、および底部(21、31)に固定された仕切り壁(26、36)を有することを特徴とする請求項1に記載のスイッチ装置。
  3. 遮断ケースの各要素(20、30)は、一体として成形された部材から成ることを特徴とする請求項1または2に記載のスイッチ装置。
  4. 第一要素(20)と第二要素(30)が互いに固定された後、前方壁(22)と前方壁(32)が、電極部の可動接点ブリッジ(83)を作動する各電極部のプッシャー(78)のスライド移動を可能とする隙間を形成するように配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスイッチ装置。
  5. 各電極部ごとに実質的にU字型の形状を有し、上流固定接点(76)を備えた上流導電体(75)を設けたスイッチ装置であって、第一要素(20)の前方壁(22)が各上流導電体(75)のU字型に挿入できることを特徴とする請求項4に記載のスイッチ装置。
  6. スイッチ装置の各電極部の可動接点ブリッジ(83)を作動でき、各電極部ごとに実質的にU字型の形状を有し、下流固定接点(56)を備えた下流導電体(55)を設けた開放システムを有し、開放システムを遮断ケースに締め付けるように第二要素(30)の前方壁(32)が各下流導電体(55)のU字型内部に挿入できることを特徴とする上記請求項1から5のいずれか一つに記載のスイッチ装置。
  7. 開放システムが、機械式ロッキングユニット(40)を有することを特徴とする請求項6に記載のスイッチ装置。
  8. 開放システムが、感熱・磁気ユニット(50)を有することを特徴とする請求項6または7に記載のスイッチ装置。
  9. 第一要素(20)と第二要素(30)がクリップ留め手段(28、38)で互いに保持されることを特徴とする上記請求項1から8のいずれか一つに記載のスイッチ装置。
  10. 上記請求項1から9のいずれか一つに記載のスイッチ装置(10)の組立方法であって、当該方法が順次に、
    遮断ケースの第一要素(20)内に、各単極遮断モジュール(80)を挿入する工程A、
    開放システムを第一要素(20)に固着する工程B、および
    遮断ケースを閉じて、開放システムを締め付けるように、第二要素(30)を第一要素(20)に固定する工程C
    を含むことを特徴とする組立方法。
  11. 当該開放システムが、実質的にU字型の形状をなす下流極性導電体(55)を有し、第二要素(30)の前方壁(32)を各下流極性導電体(55)のU字型内部に挿入することによって、開放システムを締め付けることを特徴とする請求項10に記載の組立方法。
  12. 開放システムの固着工程は、機械式ロッキングユニット(40)を第一要素(20)に固着する工程と、次に、磁気・熱式ユニット(50)を機械式ロッキングユニット(40)に固着する工程とから成ることを特徴とする請求項10に記載の組立方法。
  13. クリップ留めによって、第一要素(20)に第二要素(30)を固定することを特徴とする請求項10に記載の組立方法。
  14. 内部空間に第一要素(20)の前方壁(22)を収納できるように、実質的にU字型の形状をなす上流極性導電体(75)を予め挿入工程を含むことを特徴とする請求項10に記載の組立方法。
  15. 開放システムの前方に、スイッチ装置(10)の正面ユニット(60)を固定する追加工程を含むことを特徴とする請求項10に記載の組立方法。
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