JP4306992B2 - Game machine locking device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、遊技機の前面枠を本体枠に対して施錠させる施錠装置に関するものである。さらに詳しくは、この発明は、パチンコ、パチスロ、スロットマシン、スマートボール、アレンジボール等に例示される遊技機の前面枠を本体枠に対して施錠したり解錠したりするのに好適な施錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
遊技機の前面枠は、一端が蝶番で本体枠に固定され、他端は自由端とされて本体枠に対し回動可能となっており、前面枠の自由端の背面に、本体枠に設けられた受け金具との施錠を可能とする施錠装置が取り付けられている。
【0003】
従来より、例えば、登録実用新案第2508452号公報に記載の如き構造の施錠装置が知られており、これを図16に示す。図16では、受け金具、前面枠、および、本体枠も示している。この施錠装置70は、概略、縦長の取付板71の側方に支持板72が起立した基枠体73の内側に、施錠杆74が支持板72に沿って上下に摺動可能に配設され、施錠杆74が引張バネ75により施錠方向に付勢され、支持板72の上部と下部に設けられた支軸76、76を中心に回動可能に軸支された鉤部材77、77と、施錠杆74の上下端とがそれぞれ連結ピン78、78で連結され、前記取付板71の中間部にシリンダ錠79が取り付けられた構造をしている。
そして、ガイドピン80が、施錠杆74に穿設された長孔81に挿通されて支持板72に固定され、施錠杆74がガイドピン80によって案内されることで、施錠杆74が支持板72に沿って上下に摺動するようになっている。
【0004】
このような施錠装置が設けられた遊技機においては、図示していない蝶番を支点にして前面枠82を本体枠83に対して閉鎖すると、本体枠83に設けられた受け金具84に鉤部材77が当接し、鉤部材77が上方に回動するとともに施錠杆74が下方へ摺動する。そして、鉤部材77の鉤爪部77aの先端が受け金具84の上端縁を乗り越えると、施錠杆74が引張バネ75の復元力により施錠位置に戻り、受け金具84に鉤部材77が係合し、前面枠82が本体枠83に施錠される。そして、図示していないキーをシリンダ錠79に差し込み、キー操作によりカム板87を解錠方向に回動させて、施錠杆74を下方に摺動させ、鉤部材77を上方に回動させて受け金具84と鉤部材77との係合を解除し、蝶番を支点として前面枠を開くことができる。
【0005】
この施錠装置70の鉤部材77と受け金具84との係合関係について、さらに、詳細に説明する。
ここにおいて、上下の鉤部材77、77と受け金具84、84との係合関係は同一なことから、上方の鉤部材と受け金具に基づいて説明し、下方の鉤部材と受け金具については説明を省略する。図17は施錠装置の上方部と受け金具の関係構造を示す部分拡大説明図である。なお、便宜上、本体枠と前面枠の図示は省略している。図17に示されるように、鉤部材77は、その下側縁に略台形状の切欠77bが設けられ、該切欠77bにより鉤部材77の先端側に鉤爪部77aが形成され、該鉤爪部77aの切欠側は直線状の係合用縁77cとなっており、施錠位置における前記鉤部材77の係合用縁77cは、施錠杆の摺動方向Xと平行(すなわち、前記施錠杆の摺動方向Xと直交し前記支軸76の軸心を通る直線Yと直交)に設定されている。そして、切欠77bの深さ、すなわち、切欠77bの底縁77dは、前記直線Yを越えた深さに及んでいる。
【0006】
受け金具84は板状であって、施錠状態において、図17に示されるように、受け金具84の上端縁が鉤部材77の切欠77bの底縁77dと当接または底縁77d近傍にまで達しており、受け金具84と鉤部材77の係合用縁77cが係合することになり、施錠状態において、前面枠を無理にこじ開けようとする力に抵抗することになる。
【0007】
この鉤部材77を受け金具84に係合させて施錠したり、受け金具84との係合を外して解錠するためには、鉤部材77は、図17の実線と2点鎖線で示すよう回動できること、すなわち、施錠状態における受け金具84と鉤爪部77aとの間に、鉤部材77が支軸76を中心に回動できるだけの間隙tを設けることが必要である。
一方、この間隙tは、本体枠と前面枠との間のガタとして機能し、ガタの大きさによっては、例えば、先端にフックが形成された帯状で薄い鋼板や先端が折り曲げられてフックが形成されたピアノ線のような操作具をガタの間から挿入し、フックの先端を鉤部材77に引っかけて引っ張り、鉤部材77を支軸76を中心に解錠方向に回動させると、受け金具84と鉤部材77との係合を解除でき、蝶番を支点として前面枠82を開くことができることになる。このようにして、前面枠82が開放されると、前面枠82の背面に配設された機器や部品への操作が可能となり、これら機器や部品を改変したり、遊技機の勝率を制御するROMを勝率の高い裏ROMと交換するといった不正操作が可能となる。鉤部材77の切欠77bの底縁77dまでの深さを深くする程間隙tを大きくすることが必要となることから、ガタもより大きくなることになる。
【0008】
そして、必要とするガタよりも無理にガタを少なくするように受け金具84を本体枠に取り付けたり、または、施錠装置70の前面枠への取り付けや受け金具84の本体枠への取り付け誤差等によって、受け金具84と鉤爪部77aとの間隙tが不十分となった場合は、図18に示すような不完全な施錠状態となり、この状態において、前面枠を無理にこじ開けようとする力が働くと、鉤部材77と受け金具84との係合点が徐々にずれ、鉤部材77は支軸76を中心に解錠方向に回動してゆき、比較的少ない力でも係合が外れ、前面枠が開いてしまうことになる。
【0009】
そこで、遊技機の組立時等において、施錠時における受け金具84と鉤部材77との間隙tが不十分な場合や過大な場合を想定して、適正な間隙tに調整ができるように、受け金具84の板厚をペンチ等で曲げることができる程度としている。しかしながら、受け金具84をペンチ等で曲げて間隙tを調整する必要のある場合、前面枠を閉めた状態では、受け金具84と鉤部材77との関係は、前面枠が邪魔になって、直接確認ができない。間隙tの調整は、前面枠を開いて行うことになるが、カンに頼らざるを得ず、不正確になりやすく、また、適正な間隙tになるまで、調整を繰り返す必要があり、手間がかかり、コスト高に繋がる。
【0010】
また、前述のように、受け金具は、ペンチ等の道具で曲げることができる程度の板厚であることから、強度が十分とは言い難く、施錠状態において、前面枠を不正操作等の目的で無理にこじ開けようとすると、受け金具が比較的容易に変形してしまい、前面枠が開けられてしまうことになる。
【0011】
図19に示すように、鉤部材77の切欠77bの深さを浅くして、施錠杆74の摺動方向Xと直交し支軸76の軸心を通る直線Yまでの深さとすると、図17に示したような間隙t(すなわち、ガタ)を受け金具84と鉤爪部77aとの間に設けなくとも、図19の実線と2点鎖線で示すように鉤部材77を受け金具84に係合させて施錠させたり、または、受け金具84との係合を外して解錠させることができることになる。しかしながら、鉤部材77の切欠77bが浅いため、施錠状態における受け金具84との係合が不十分となりやすい。図20に示すように鉤爪部77aの先端を下方に延ばせば、施錠状態における受け金具84と鉤部材77との係合が十分となるが、鉤部材77が大きくなり、コスト高となる。
【0012】
ところで、従来の施錠装置70は、図21に示されるように、その構造上、施錠杆74と連結された鉤部材77が支軸76の軸心を中心に回動するのに支障がないように、支持板72には、連結ピン78のかしめ部の逃がし用の湾曲長孔90を穿設することが必要とされ、そして、施錠装置70の組立においては、鉤部材77の軸孔91に支軸76を挿通し、支軸76を支持板72にかしめ止めすること、および、鉤部材77と施錠杆74とを連結ピン78でかしめて連結することが必要であり、製造上、多くの工程を必要とする。そして、このような構造においては、鉤部材77を回動可能とする支軸76の軸線と、鉤部材77と施錠杆74を連結する連結ピン78の軸線とが平行となっていないと、鉤部材77の回動、および/または施錠杆74の摺動に無理な力を必要としたり、きしんだりすることから、鉤部材77と受け金具84との係合が円滑に行われなかったり、係合状態が不十分であったり、キー操作による解錠が円滑に行い難いといった欠点が指摘されていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
この出願の発明は、上記のような実情に鑑み鋭意研究の結果創案されたものであり、受け金具との施錠または解錠が円滑で確実であり、しかも、容易に行うことができる遊技機の施錠装置、とりわけ、受け金具との施錠または解錠が円滑で確実であり、しかも、容易に行うことに加え、不正解錠等の不正操作を防止できることにもなる遊技機の施錠装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明は、縦長の取付板の側方に支持板が起立した基枠体の内側に、施錠杆が前記支持板に沿って上下に摺動可能に配設され、該施錠杆が引張バネにより施錠方向に付勢され、前記取付板が本体枠に対し開閉可能とされた前面枠に取り付けられ、前記支持板の上部と下部に設けられた支軸を中心に軸支され、前記施錠杆の摺動に連動して施錠位置と解錠位置との間で回動可能な鉤部材が、本体枠に取り付けられた受け金具に係合することで施錠され、前記取付板に取り付けられたシリンダ錠の解錠操作によって、前記引張バネの付勢力に抗し前記施錠杆を支持板に沿って摺動させて、前記鉤部材を施錠位置から解錠位置に回動させ、前記鉤部材と前記受け金具との係合を解除することで解錠を行う遊技機の施錠装置であって、前記鉤部材の一側縁に前記受け金具を受け入れる切欠が設けられ、該切欠により前記鉤部材の先端側に鉤爪部が形成され、該鉤爪部の前記切欠側が前記支軸の軸心を中心とする円弧形状の係合用縁となっており、前記鉤部材の施錠位置における前記鉤部材の係合用縁と前記施錠杆の摺動方向と平行な接線との接点が、前記施錠杆の摺動方向と直交し前記支軸の軸心を通る直線上に位置するように設定され、前記施錠杆または前記鉤部材のいずれか一方にプレスによるダボ出し加工またはバーリング加工によって形成された突起が、他方に穿設された長孔に係合することで、前記施錠杆の摺動に連動して前記鉤部材が施錠位置と解錠位置との間で回動可能となっていることを特徴とする。
【0015】
これによれば、鉤部材は、受け金具を受け入れるサイズの切欠を備え、その切欠側の受け金具と係合する係合用縁が円弧形状となっていることから、受け金具との係合用縁との間にガタとなる間隙を生ずるように設定しなくても、高々係合用縁と受け金具との間で僅かな摩擦力が発生する程度で、鉤部材は支軸を中心に円滑に回動することになり、確実に施錠することができ、また、解錠も円滑に行うことができる。
【0016】
すなわち、前面枠を本体枠に対し閉鎖すると、鉤爪部が受け金具に当接し、引張バネの付勢力に抗し、支軸の軸心を中心に回動し、鉤部材の鉤爪部の先端が受け金具を乗り越えると、引張バネの復元力によって鉤部材が施錠位置に復帰して、受け金具が鉤部材と係合し、施錠状態となる。
施錠状態において、シリンダ錠の解錠操作を行うと、引張バネの付勢力に抗し施錠杆が支持板に沿って摺動し、該摺動に連動して鉤部材が支軸の軸心を中心に回動し、鉤部材が施錠位置から解錠位置になり、鉤部材と受け金具との係合が外れて解錠され、前面枠を本体枠に対し開くことができる。
【0017】
そして、施錠状態において、蝶番を支点として前面枠を不正に水平方向にこじ開けようとする力が働いても、その力は、前記施錠杆の摺動方向と直交し前記支軸の軸心を通る直線に沿って働くことから、鉤部材が支軸を中心に解錠する方向に回動する恐れはなく、また、前面枠と本体枠との間に不正操作を行うことのできる間隙等が生ずることがない。
仮に、施錠状態における鉤部材の係合用縁と受け金具との間に取り付け誤差等を勘案して間隙(ガタ)を設けるとしても、その間隙(ガタ)は、図16に示すような従来の板状の受け金具に対応した施錠装置と比べ、わずかで良く、そのため、前面枠と本体枠との間に不正操作を行うことのできる程の間隙等が生ずることがない。
【0018】
そして、前記鉤部材の係合用縁と前記施錠杆の摺動方向と平行な接線との接点が、円柱状受け金具との係合当接点となっていてもよい。
【0019】
また、前記施錠杆または前記鉤部材のいずれか一方にプレスによるダボ出し加工またはバーリング加工によって形成された突起が、他方に穿設された長孔に係合することで、前記施錠杆の摺動に連動して前記鉤部材が施錠位置と解錠位置との間で回動可能となっている。これにり、前記突起を、他方に穿設された長孔に係合させることで、施錠杆の摺動に連動して、鉤部材を回動させることが可能となり、従来の施錠装置のように、鉤部材と施錠杆とを連結ピンでかしめて連結する工程が必要なく、製造コストを低減することができる。また、従来の施錠装置のような支持板に連結ピンのかしめ部の逃がし用の湾曲長孔を穿設する必要がないことから、この点からも製造コストを低減することにもなる。また、従来の施錠装置においては、鉤部材の回動を可能とする支軸の軸線と、鉤部材と施錠杆を連結する連結ピンの軸線とが平行になっていないと、鉤部材の回動、および/または施錠杆の摺動に無理な力を必要としたり、きしんだりすることから、鉤部材と受け金具との係合が円滑、確実に行われなかったり、係合状態が不十分であったり、キー操作による解錠が円滑、容易に行い難いといった欠点があったが、この施錠装置では、かかる欠点がなく、施錠・解錠が円滑で確実であり、しかも、容易に行うことができることになる。
【0020】
また、縦長の取付板の側方に支持板が起立した基枠体の内側に、施錠杆が前記支持板に沿って上下に摺動可能に配設され、該施錠杆が引張バネにより施錠方向に付勢され、前記取付板が本体枠に対し開閉可能とされた前面枠に取り付けられ、前記支持板の上部と下部に設けられた支軸を中心に軸支され、前記施錠杆の摺動に連動して施錠位置と解錠位置との間で回動可能な鉤部材が、本体枠に取り付けられた受け金具に係合することで施錠され、前記取付板に取り付けられたシリンダ錠の解錠操作によって、前記引張バネの付勢力に抗し前記施錠杆を支持板に沿って摺動させて、前記鉤部材を施錠位置から解錠位置に回動させ、前記鉤部材と前記受け金具との係合を解除することで解錠を行う遊技機の施錠装置であって、前記施錠杆または前記鉤部材のいずれか一方にプレスによるダボ出し加工またはバーリング加工によって形成された突起が、他方に穿設された長孔に係合することで、前記施錠杆の摺動に連動して前記鉤部材が施錠位置と解錠位置との間で回動可能となっていてもよい。
【0021】
これによれば、施錠杆または前記鉤部材のいずれか一方に形成された前記突起を、他方に穿設された長孔に係合させることで、施錠杆の摺動に連動して、鉤部材を回動させることが可能となり、従来の施錠装置のように、鉤部材と施錠杆とを連結ピンでかしめて連結する工程が必要なく、製造コストを低減することができる。また、従来の施錠装置のような支持板に連結ピンのかしめ部の逃がし用の湾曲長孔を穿設する必要がないことから、この点からも製造コストを低減することにもなる。
【0022】
また、従来の施錠装置においては、鉤部材の回動を可能とする支軸の軸線と、鉤部材と施錠杆を連結する連結ピンの軸線とが平行になっていないと、鉤部材の回動、および/または施錠杆の摺動に無理な力を必要としたり、きしんだりすることから、鉤部材と受け金具との係合が円滑、確実に行われなかったり、係合状態が不十分であったり、キー操作による解錠が円滑、容易に行い難いといった欠点があったが、この施錠装置では、かかる欠点がなく、施錠・解錠が円滑で確実であり、しかも、容易に行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づきこの発明の態様を更に詳細に説明する。もちろんこの発明は以下の態様によって限定されるものではない。
図1は、この発明の遊技機の施錠装置の1態様を示す左側面図、図2は背面図を示す。
ここにおいて、施錠装置は、パチスロ機に使用されるものとして図示されている。
【0024】
図1および図2から明らかなように、施錠装置1は、縦長の取付板2の側方に支持板3が起立した断面L字状の基枠体4の内側において、施錠杆5が支持板3に沿って上下に摺動可能に配設され、後述するような係合構造によって施錠杆5の摺動に連動して、支持板3の上部と下部に設けられた支軸6、6を中心に軸支された鉤部材7、7が、施錠位置と解錠位置との間で回動可能とされており(図1の矢印方向参照)、また、施錠杆5と支持板3の間にリセット作動杆8が上下に摺動可能に配設されている。
【0025】
施錠杆5の摺動に連動して、支持板3の上部と下部に設けられた支軸6、6を中心に軸支された鉤部材7、7が、施錠位置と解錠位置との間で回動可能とされる構造は、施錠装置1の上部と下部とで機構的に同一であることから、施錠装置1の上部について図示して説明し、下部における同一の構造については説明を省略する。図3は施錠装置の上方部の部分拡大左側面図であり、鉤部材7が施錠位置にある状態であって、施錠杆5が上下方向(図ではX方向で示す)に摺動するものとして示されている。図4は、図3におけるA−A線断面図である。
【0026】
図3に示されるように、鉤部材7は、板状であって、その下側縁に湾曲状の切欠7aが設けられ、その先端側に受け金具と係合する下向きの鉤爪部7bが形成されている。前記切欠7aは、後述する受け金具14を受け入れる大きさ(深さ、幅)を有し、鉤爪部7bの切欠側は支軸6の軸心Oを中心とする半径Rの円弧形状の係合用縁7cとなっており、鉤部材7の施錠位置における係合用縁7cの施錠杆5の摺動方向Xと平行な接線との接点が、施錠杆5の摺動方向Xと直交し支軸6の軸心Oを通る直線Y上に位置するように設定されている。
鉤爪部7bの外側縁7dは、後述するように、施錠時に受け金具と当接し、鉤部材7を支軸6を中心に上方に回動させるため爪先に向かって傾斜した円弧状となっている。
【0027】
鉤部材7の基部7eの支軸の挿通孔よりも取付板寄りの位置に穿設された長孔10に、施錠杆5に形成された鉤部材側に突出する突起11を係合させることで、施錠杆5の上下への摺動に連動し、鉤部材7が支軸6を中心に施錠位置と解錠位置との間で回動できるようになっている。
施錠杆5に形成した突起11の突出量は、鉤部材7の厚さを越えないものとなっている。このような突起11は、例えば、プレスによるダボ出し加工によって形成することができる。
【0028】
そして、支持板3の後縁の上部と下部には、受け金具14を受け入れる凹部3a、3aがそれぞれ形成されており、下部の凹部3aの下方位置には、湾曲した当接案内面を有するプラスチック製の当接部材13が取り付けられている(図1参照)。
【0029】
施錠装置1の鉤部材7と係合する受け金具14は、図5の左側面図、図6の正面図に示す構造のものである。
図5、図6に示すように、受け金具14、14は、円柱状のピンで、基板15の上下部に固定されている。受け金具14、14の基板15への固定位置は、施錠装置1の鉤部材7が施錠位置にある状態において、鉤部材7の切欠7aが受け金具14を受け入れ、係合して施錠できる位置に設定されている。基板15の下方の受け金具14の下方位置には、前述した支持板3に取り付けられたプラスチック製の当接部材13を受け止める受部材16が取り付けられている。該受部材16の前方側は、平坦部に続く傾斜面部となっている。
基板15には、パチスロ機の本体枠に取り付けるための複数の止めネジ挿通孔15aが穿設されている。
【0030】
図1、図2に示されるように、施錠杆5とリセット作動杆8の摺動は、後述するようにシリンダ錠17のキー操作によって行われるようになっている。
支持板3に設けられた支軸6、6は、円柱状のピンが使用されており、支持板3の上下への摺動をガイドする機能も兼用するものである。支持板3の上下部に設けられた支軸6、6と中間部に設けられたピン18が、施錠杆5の上下端部および中間部に穿設された長孔19、19、19に挿通され、例えば、ピン18が長孔19の下端縁に当接する位置と上端縁に当接する位置との間で施錠杆5が上下に摺動することになる。
【0031】
リセット作動杆8の上部に穿設された長孔21には、前記中間部のピン18が挿通されるとともに、リセット作動杆8の下部にはリセット作動片22が設けられて、施錠杆5に穿設されたスリット23を通り内側に突出しており、リセット作動杆8が上下に摺動できるようになっている。リセット作動片22は、右方に直角に折り曲げられ(図1参照)、その先端が取付板2の近傍にまで達しており、リセット作動杆8の上方への摺動により図示していないリセットスイッチを作動させるようになっている。このリセットスイッチは、リセット作動片22の有無を検出して、パチスロ機のリセット信号を出力するもので、リミットスイッチ等の接触スイッチが使用されるが、これに限られず、光電スイッチ等の非接触スイッチであってもよい。
【0032】
リセット作動杆8の長孔21の下方位置にはバネ掛止部24が設けられ、施錠杆5のスリット25を通って基枠体4の内側に突出している。該バネ掛止部24には、引張バネ26の一端が係止され、該引張バネ26の他端は、施錠杆5に設けられたバネ掛止部27に掛止されており、引張バネ26によって、施錠杆5は上方に付勢され、リセット作動杆8は下方に付勢される。
【0033】
取付板2の下方部は、幅広部2aとされ、該幅広部2aに穿設された孔にシリンダ錠17が内側から挿入されて外側に突出し、シリンダ錠17のフランジ部29を介してネジ止めされている。シリンダ錠17の錠軸30は基枠体4の内側に突出し、該錠軸30には、第1突部31aと第2突部31bを備えたカム板31が固定されている。第1突部31aは、シリンダ錠17のキー操作によってカム板31を図2の反時計方向に回動させたときに、施錠杆5の係合孔32の下辺に係合して、施錠杆5を下方に摺動させる機能を果たし、第2突部31bは、シリンダ錠17のキー操作によってカム板31を図2の時計方向に回動させたときに施錠杆5の逃がし窓33を通って、リセット作動杆8の係合孔34の上辺に係合して、リセット作動杆8を上方に摺動させる機能を果たすようになっている。
【0034】
取付板2には、複数の止めネジ挿通孔2bが穿設されており、施錠装置1が止めネジでパチスロ機の前面枠の自由端の背面に取り付けられるようになっている。
【0035】
図7に、パチスロ機の前面枠37の自由端の背面に、上記のような構造の施錠装置1を取付板2の止めネジ挿通孔2bを利用してネジ(図示せず)で固定し、一方、受け金具14、14を、施錠状態において施錠装置1の鉤部材7、7と係合する位置に位置決めして、基板15の止めネジ挿通孔15aを利用して本体枠38にネジ(図示せず)で固定した状態を示す。図7においては、前面枠37が、本体枠38に対し図示していない蝶番を支点として、解放された状態を示している。
この状態における施錠装置1は、引張バネ26の付勢力により、施錠杆5が上方位置にあって鉤部材7は施錠位置となっており、リセット作動杆8は下方位置にある。
【0036】
そして、前面枠37は、取り付けられている各種機器等の重量が加わることで自由端側が若干下がった状態にある。図示していない蝶番を支点にして前面枠37を本体枠38に対して閉鎖すると、先ず、施錠装置1の当接部材13が、受部材16に乗り上がり、前面枠37の自由端側が上方に持ち上げられ、施錠装置1の鉤部材7と受け金具14とが施錠に適した位置関係に調節される。次いで、鉤爪部7bの外側縁7dが受け金具14に当接すると、鉤部材7は、引張バネ26の付勢力に抗し、図8(a)に示すように支軸6の軸心Oを中心に上方に回動する。そして、鉤部材7の鉤爪部7bの下端が受け金具14を乗り越えると、引張バネ26の復元力によって鉤部材7が下方に回動し施錠位置に復帰することで、受け金具14に鉤部材7が係合するとともに、支持板3の凹部3aに受け金具14が収まった図8(b)に示す施錠状態となる。
【0037】
図8(b)の施錠状態からも明らかなように、鉤部材7の切欠7aは、受け金具14を受け入れる大きさ(深さ、幅)を有し、鉤爪部7bの切欠側は支軸6の軸心Oを中心とする半径Rの円弧形状の係合用縁7cとなっており、受け金具14の半径rは、係合用縁7cの半径Rよりも小さいものとなっている。これにより、施錠状態における鉤部材7の係合用縁7cと受け金具14との間に間隙(ガタ)が生じるようになっていなくても、前記したように、施錠時に上方に回動した鉤部材7の鉤爪部7bの先端が、受け金具14を乗り越え、次いで、鉤部材7が、引張バネ26の復元力によって施錠位置に復帰しようとする際、受け金具14と係合用縁7cとは点接触による摩擦を生ずるに過ぎないことから、発生する摩擦力は僅かであり、施錠位置に戻らず途中に引っかかったりすることがなく、鉤部材7の円弧形状の係合用縁7cが受け金具14の表面を滑りながら、その施錠位置にまで円滑に戻り、確実に施錠することができることになる。なお、解錠も同様に円滑に行うことができることはいうまでもない。
【0038】
そして、施錠状態においては、支軸6の軸心O、受け金具14の軸心Q、および、鉤部材7の係合用縁7cと施錠杆5の摺動方向Xと平行な接線との接点Pは、直線Y上に位置することになり、切欠7aの深い係合位置で受け金具14を係合することができ、確実な施錠状態を確保できる。前記接点Pは、鉤部材7の円弧形状の係合用縁7cが受け金具14に外接する当接点ともなる。
【0039】
この施錠状態において、蝶番を支点として前面枠37を水平方向にこじ開けようとしても、受け金具14は鉤部材7の円弧形状の係合用縁7cと前記接点Pで当接しており、力は直線Y方向(水平方向)に作用するだけであって、鉤部材7が支軸6を中心に解錠する方向に回動する恐れはなく、また、前面枠37と本体枠38との間に不正操作を行うことのできる間隙等が生ずることがない。
この施錠装置1に対応した受け金具14は、従来のような板状の受け金具と比べ、頑丈であり、前面枠37をこじ開けようとする大きな力にも耐えうることから、安全で、確実な施錠をすることができる。
そして、従来のような板状の受け金具のように、ペンチ等で鉤部材との係合状態を調節する必要が無い等大きな利点が得られる。
【0040】
仮に、施錠状態における鉤部材7の係合用縁7cと受け金具14との間に取り付け誤差等を勘案して間隙(ガタ)を設けるとしても、その間隙(ガタ)は、図16に示すような従来の板状の受け金具に対応した施錠装置と比べ、わずかで良く、そのため、前面枠37と本体枠38との間に不正操作を行うことのできる程の間隙等が生ずることがない。
【0041】
また、仮に、図9に示すように、支軸6の軸心Oから鉤部材7の円弧形状の係合用縁7cまでの半径Rに比べ、支軸6の軸心Oから受け金具14の軸心Qまでの距離Lと、受け金具14の半径rとの和(L+r)の方が僅かでも大きい場合は、施錠状態とならないことから、容易に施錠装置1または受け金具14の取り付けミスを発見でき、パチスロ機の施錠不良を見過ごす恐れがない。
【0042】
また、この施錠装置1は、施錠杆5の摺動に連動して鉤部材7を回動させるため、組立において、施錠杆5に形成した突起11を鉤部材7の基部7eの長孔10に挿入し、突起11を長孔10に係合させるとともに、施錠杆5の上下端部の長孔19と鉤部材7の支軸6を挿通する挿通孔(図示せず)とを合致させ、支軸6を施錠杆の長孔19、鉤部材7の支軸6の挿通孔に挿通し、支持板3に固定すればよい。これによって、従来の施錠装置のように、鉤部材と施錠杆とを連結ピンでかしめて連結する工程が必要なくなり、製造コストを抑えることができる。
【0043】
また、従来の施錠装置においては、鉤部材の回動を可能とする支軸の軸線と、鉤部材と施錠杆を連結する連結ピンの軸線とが平行になっていないと、鉤部材の回動、および/または施錠杆の摺動に無理な力を必要としたり、きしんだりすることから、鉤部材と受け金具との係合が円滑、確実に行われなかったり、係合状態が不十分であったり、キー操作による解錠が円滑、容易に行い難いといった欠点があったが、この施錠装置では、かかる欠点がなく、施錠・解錠が円滑で確実であり、しかも、容易に行うことができる。
【0044】
また、前面枠37が本体枠38に対し閉鎖された施錠状態では、支持板3の凹部3a、3aに受け金具14、14が収まっていることから、前面枠37を無理に持ち上げて、鉤部材7、7と受け金具14、14との係合を外そうとしても、凹部3a、3aの下縁が受け金具14、14に当接して持ち上げることができない。
【0045】
前記施錠状態において、キー(図示せず)をシリンダ錠17に差し込み、キー操作によりカム板31を図2における反時計方向に回動させると、カム板31の第1突部31aが、施錠杆5の係合孔32の下辺に係合し、施錠杆5が引張バネ26の付勢力に抗し下方に摺動することで、鉤部材7の基部7eの長孔10に挿入された突起11によって、鉤部材7が支軸6の軸心Oを中心として上方に回動し、鉤部材7、7と受け金具14、14との係合が外れ解錠される。
そこで、蝶番を支点にして前面枠37を開放方向に回動させると、当接部材13が、受部材16を下り、蝶番を支点に前面枠37を本体枠38に対し開くことができる。
このキー操作を終了させると、施錠杆5は引張バネ26の付勢力により、図1で示した位置に戻る。
【0046】
また、施錠状態において、キーをシリンダ錠17に差し込み、カム板31を図2の時計方向に回動させると、カム板31の第2突部がリセット作動杆8の係合孔34の上辺に係合し、リセット作動杆8が引張バネ26の付勢力に抗し上方に摺動することで、リセット作動片22によって図示していないリセットスイッチを作動させ、リセット信号を出力させる。該リセット信号によってパチスロ機のリセットが行われる。キー操作によるリセット操作を解除すると、リセット作動杆8は引張バネ26の付勢力により、図2に示す初期位置に戻る。
受け金具14は、円柱状のピンとしているが、これに限られず、例えば、図10に示すように六角柱状のピン39であってもよく、また、図11に示すように楕円柱状のピン40であってもよく、各種の断面形状のピンが採用可能である。
【0047】
施錠装置としては、前記した構造に限定されるものではなく、各種の態様が採用可能であり、例えば、以下のように変更された構造のものであってもよい。以下においては、前述した施錠装置との主な相違点についてのみ説明し、その他の点については詳細な説明は省略する。
【0048】
図12に示す施錠装置41は、鉤部材42の基部42aの取付板寄りの位置において、支軸43を中心に回動可能とされ、基部42aの切欠寄りの位置に穿設された長孔44に、施錠杆45に形成された支持板側に突出する突起46が挿入され、突起46と長孔44との係合によって、施錠杆45の摺動に連動し、鉤部材42が支軸43を中心に施錠位置と解錠位置との間で回動できるようになっているものである。この構造においては、施錠杆45を上方に移動させることで解錠できることから、カム板を時計方向に回動させたときに、施錠杆の係合孔に下方から係合して、施錠杆を上方に摺動させるようにする等適宜の変更を行えばよい。
【0049】
なお、図13に示す施錠装置51は参考例であって、鈎部材52の基部52aの取付板2寄りの位置において、鉤部材52を施錠杆53と連結ピン54で連結し、施錠杆53の上下への摺動に連動し、鉤部材52が支軸55を中心に施錠位置と解錠位置との間で回動できるようにしたものである。図13においては、鉤部材52には、連結ピン54を挿通する孔は長孔としている。
【0050】
また、図示していないが、鉤部材には、受け金具との当接を確実にするため、鉤部材の鉤爪部の外側縁を折り曲げ、受け金具との当接面を形成したものであってもよい。
【0051】
以上においては、施錠杆に鉤部材側へ突出する突起を設け、鉤部材に該突起と係合する長孔を穿設したものとして示したが、これに限られず、鉤部材に施錠杆側へ突出する突起を設け、施錠杆に該突起と係合する長孔を穿設することで、施錠杆の上下への摺動に連動し、鉤部材が支軸を中心に施錠位置と解錠位置との間で回動できるようにしてもよいことはいうまでもない。そして、突起は、プレスによるダボ出し加工によるものだけでなく、バーリング加工によって形成したもの等であってもよい。
【0052】
図14は、鉤部材61に施錠杆側へ突出する突起62を設け、施錠杆63に該突起62と係合する長孔64を穿設することで、施錠杆63の上下への摺動に連動し、鉤部材61が支軸65を中心に施錠位置と解錠位置との間で回動できるようにした施錠装置66である。
鉤部材61に設けられた突起62は、図15に示すようにバーリング加工によって形成されたものとして示されている。そして、この施錠装置66においては、鉤部材61に穿設した支軸の挿通孔の周囲に、例えば、エンボシング加工による支持板側へ僅かな浮き出し61aが形成され、支持板3との接触面積が少なくなるようになっている。
その他、図1に示す施錠装置と同一の構成については、同一の番号を付し、説明を省略する。
【0053】
施錠装置としては、パチスロ機に適したものとして説明したが、これに限られず、リセット作動杆に代えパチンコ機用のガラス枠解錠操作杆を採用することで、パチンコ機に適した施錠装置とすることができる。
【0054】
【発明の効果】
この発明は、以上詳しく説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、遊技機の施錠装置において、鉤部材の一側縁に受け金具を受け入れる切欠が設けられ、該切欠により前記鉤部材の先端側に鉤爪部が形成され、該鉤爪部の前記切欠側が前記支軸の軸心を中心とする円弧形状の係合用縁となっており、前記鉤部材の施錠位置における前記鉤部材の係合用縁と前記施錠杆の摺動方向と平行な接線との接点が、前記施錠杆の摺動方向と直交し前記支軸の軸心を通る直線上に位置するように設定されていることにより、鉤部材は、受け金具を受け入れるサイズの切欠を備え、その切欠側の受け金具と係合する係合用縁が円弧形状となっており、受け金具との係合用縁との間に間隙を生ずるように設定しなくても、高々係合用縁と受け金具との間で僅かな摩擦力が発生する程度で、鉤部材は支軸を中心に円滑に回動することになり、確実に施錠することができるし、また、解錠も同様に円滑に行うことができる。
また、遊技機の施錠装置において、施錠杆または前記鉤部材のいずれか一方にプレスによるダボ出し加工またはバーリング加工によって形成された突起が、他方に穿設された長孔に係合することで、前記施錠杆の摺動に連動して前記鉤部材が施錠位置と解錠位置との間で回動可能となっていることにより、施錠杆または鉤部材のいずれか一方に形成された前記突起を、他方に穿設された長孔に係合させることで、施錠杆の摺動に連動して、鉤部材を回動させることが可能となり、従来の施錠装置のように、鉤部材と施錠杆とを連結ピンでかしめて連結する工程が必要なく、製造コストを低減することができる。また、従来の施錠装置のような支持板に連結ピンのかしめ部の逃がし用の湾曲長孔を穿設する必要がないことから、この点からも製造コストを低減することにもなる。また、従来の施錠装置においては、鉤部材の回動を可能とする支軸の軸線と、鉤部材と施錠杆を連結する連結ピンの軸線とが平行になっていないと、鉤部材の回動、および/または施錠杆の摺動に無理な力を必要としたり、きしんだりすることから、鉤部材と受け金具との係合が円滑、確実に行われなかったり、係合状態が不十分であったり、キー操作による解錠が円滑、容易に行い難いといった欠点があったが、この施錠装置では、かかる欠点がなく、施錠・解錠が円滑で確実であり、しかも、容易に行うことができる。
なお、本発明のその他の作用・効果については、実施の形態および図面からも明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の遊技機の施錠装置の1態様を示す左側面図である。
【図2】 図1に示す施錠装置の背面図である。
【図3】 図1に示す施錠装置の部分拡大図である。
【図4】 図3におけるA−A線断面図である。
【図5】 図1に示す施錠装置の鉤部材と係合する受け金具の左側面図である。
【図6】 図5に示す受け金具の正面図である。
【図7】 図1に示す施錠装置をパチスロ機に取り付けた状態を示す説明図である。
【図8】 図1に示す施錠装置の施錠動作の説明図で、(a)は施錠時、(b)は施錠状態を示す。
【図9】 図1に示す施錠装置の施錠不良状態を示す説明図である。
【図10】 図1に示す施錠装置の鉤部材と係合する受け金具の他の形態を示す部分拡大図である。
【図11】 図1に示す施錠装置の鉤部材と係合する受け金具のさらに他の形態を示す部分拡大図である。
【図12】 この発明の施錠装置の他の形態を示す左側面部分図である。
【図13】 施錠装置の一参考例を示す左側面部分拡大図である。
【図14】 この発明の施錠装置のさらに他の形態を示す左側面部分拡大図である。
【図15】 図14に示す施錠装置の平面図である。
【図16】 従来の施錠装置をパチスロ機に取り付けた状態を示す説明図である。
【図17】 図16に示す従来の施錠装置の部分拡大図である。
【図18】 図16に示す従来の施錠装置の施錠不良状態の一例を示す部分拡大図である。
【図19】 従来の施錠装置の他の例を示す部分拡大図である。
【図20】 従来の施錠装置のさらに他の例を示す部分拡大図である。
【図21】 図16に示す施錠装置の部分分解拡大斜視図である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a locking device that locks a front frame of a gaming machine to a main body frame. More specifically, the present invention relates to a locking device suitable for locking and unlocking a front frame of a gaming machine exemplified by a pachinko machine, a pachislot machine, a slot machine, a smart ball, an arrange ball, etc. It is about.
[0002]
[Prior art]
The front frame of the gaming machine is hinged at one end and fixed to the main frame, and the other end is a free end that can be rotated with respect to the main frame. The locking device which enables locking with the received metal fitting is attached.
[0003]
Conventionally, for example, a locking device having a structure as described in Registered Utility Model No. 2508452 is known, which is shown in FIG. FIG. 16 also shows a receiving metal fitting, a front frame, and a main body frame. The
The
[0004]
In the gaming machine provided with such a locking device, when the
[0005]
The engagement relationship between the
Here, since the engagement relationship between the upper and
[0006]
The
[0007]
In order to lock the
On the other hand, the gap t functions as a backlash between the main body frame and the front frame, and depending on the size of the backlash, for example, a thin steel plate with a hook formed at the tip or a hook is formed by bending the tip. When an operating tool such as a piano wire is inserted from between the backlashes, the tip of the hook is pulled by the
[0008]
Then, the
[0009]
Therefore, when assembling a gaming machine or the like, assuming that the gap t between the
[0010]
In addition, as described above, since the metal fitting is thick enough to be bent with a tool such as pliers, it is difficult to say that the strength is sufficient, and in the locked state, the front frame is used for an illegal operation or the like. If it is forcibly opened, the bracket will be deformed relatively easily, and the front frame will be opened.
[0011]
As shown in FIG. 19, when the depth of the
[0012]
By the way, as shown in FIG. 21, the
[0013]
[Problems to be solved by the invention]
The invention of this application was devised as a result of diligent research in view of the above-described circumstances, and is a game machine that can be locked and unlocked with a metal fitting smoothly and reliably and that can be easily performed. Provided is a locking device, in particular, a locking device for a gaming machine in which locking or unlocking with a receiving metal fitting is smooth and reliable, and in addition to being easily performed, can also prevent unauthorized operation such as unauthorized unlocking. For the purpose.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention is arranged inside the base frame body in which the support plate stands on the side of the vertically long mounting plate, and the locking rod is slidable up and down along the support plate. The locking rod is urged in the locking direction by a tension spring, the mounting plate is attached to a front frame that can be opened and closed with respect to the main body frame, and is pivoted about support shafts provided at the upper and lower portions of the support plate. A hook member that is supported and rotatable between a locking position and an unlocking position in conjunction with the sliding movement of the locking hook is locked by engaging a receiving metal fitting attached to the main body frame, and the mounting By unlocking the cylinder lock attached to the plate, the locking rod is slid along the support plate against the urging force of the tension spring, and the rod member is rotated from the locking position to the unlocking position. The locking device of the gaming machine that unlocks by releasing the engagement between the bar member and the metal fitting A notch for receiving the metal fitting is provided on one side edge of the hook member, and a notch portion is formed on the leading end side of the hook member by the notch, and the notch side of the hook member is an axis of the support shaft. An engagement edge having an arc shape centering on the center, and a contact point between the engagement edge of the collar member and a tangent parallel to the sliding direction of the locking collar at the locking position of the collar member is the locking collar. It is set to be on a straight line that is perpendicular to the sliding direction of the shaft and passes through the axis of the support shaft.A protrusion formed by doweling or burring by a press on either one of the locking bar or the bar member engages with a long hole drilled on the other side, so that the locking bar can slide. In conjunction with this, the collar member can rotate between the locked position and the unlocked position.It is characterized by.
[0015]
According to this, the flange member has a notch of a size for receiving the receiving metal fitting, and the engaging edge that engages with the receiving metal fitting on the notch side has an arc shape. Even if it is not set so as to generate a gap between them, the saddle member rotates smoothly around the support shaft so that a slight frictional force is generated between the engagement edge and the receiving metal. As a result, it can be reliably locked, and unlocking can be performed smoothly.
[0016]
That is, when the front frame is closed with respect to the main body frame, the claw portion comes into contact with the receiving metal, resists the biasing force of the tension spring, rotates around the axis of the support shaft, and the tip of the claw portion of the claw member When the bracket is moved over, the collar member is returned to the locked position by the restoring force of the tension spring, and the bracket is engaged with the collar member to be locked.
When the cylinder lock is unlocked in the locked state, the locking rod slides along the support plate against the urging force of the tension spring, and in conjunction with the sliding, the rod member moves the axis of the support shaft. Rotating to the center, the hook member is changed from the locked position to the unlocked position, the hook member is disengaged from the receiving metal and unlocked, and the front frame can be opened with respect to the main body frame.
[0017]
In the locked state, even if a force that attempts to open the front frame illegally horizontally with the hinge as a fulcrum acts, the force is perpendicular to the sliding direction of the locking rod and passes through the axis of the support shaft. Since it works along a straight line, there is no fear that the eaves member will rotate in the unlocking direction around the support shaft, and a gap or the like that allows unauthorized operation is generated between the front frame and the main body frame. There is nothing.
Even if a gap (gap) is provided between the engagement edge of the collar member in the locked state and the metal fitting in consideration of an attachment error or the like, the gap (gutter) is not a conventional plate as shown in FIG. Compared to a locking device corresponding to a metal receiving bracket, there is no need for a gap or the like to allow unauthorized operation between the front frame and the main body frame.
[0018]
A contact point between the engagement edge of the flange member and a tangent line parallel to the sliding direction of the locking rod may be an engagement contact point with the columnar bracket.
[0019]
Also, either one of the locking ridge or the heel memberBy doweling or burring by pressingThe formed protrusion engages with the elongated hole formed in the other, so that the hook member can be rotated between the locked position and the unlocked position in conjunction with the sliding movement of the locked hook. HaveThe In this way, by engaging the projection with the long hole drilled on the other side, it becomes possible to rotate the collar member in conjunction with the sliding movement of the locking collar, like a conventional locking device. In addition, there is no need for a step of caulking and connecting the flange member and the locking rod with the connection pin, and the manufacturing cost can be reduced. Further, since it is not necessary to form a curved elongated hole for releasing the caulking portion of the connecting pin in the support plate as in the conventional locking device, the manufacturing cost is also reduced in this respect. Further, in the conventional locking device, if the axis of the support shaft that enables rotation of the eaves member and the axis of the connecting pin that connects the eaves member and the locking eaves are not parallel, the rotation of the eaves member , And / or an excessive force is required for the sliding of the locking rod or it is squeezed, so that the engagement between the flange member and the receiving metal fitting is not smoothly and reliably performed or the engagement state is insufficient. However, this locking device does not have such drawbacks, and the locking and unlocking is smooth and reliable, and can be easily performed. It will be possible.
[0020]
A locking rod is slidable vertically along the supporting plate inside the base frame with the supporting plate standing on the side of the vertically long mounting plate, and the locking rod is locked in the locking direction by a tension spring. The mounting plate is attached to a front frame that can be opened and closed with respect to the main body frame, and is pivotally supported around pivots provided at the upper and lower portions of the support plate. The cylinder member attached to the mounting plate is unlocked by locking the hook member that can be rotated between the locking position and the unlocking position in conjunction with the receiving metal fitting attached to the main body frame. By locking, the locking rod is slid along the support plate against the urging force of the tension spring, and the rod member is rotated from the locking position to the unlocking position. A locking device for a gaming machine that unlocks by releasing the engagement of the lock In one of the hook memberBy doweling or burring by pressingThe formed protrusion engages with the elongated hole formed in the other, so that the hook member can be rotated between the locked position and the unlocked position in conjunction with the sliding movement of the locked hook. It may be.
[0021]
According to this, it was formed in either one of the locking ridge or the heel memberAboveBy engaging the protrusion with the long hole drilled in the other, it becomes possible to rotate the scissors member in conjunction with the sliding movement of the locking scissors, and like the conventional locking device, There is no need for a step of caulking the locking rod with the connecting pin, and the manufacturing cost can be reduced. Further, since it is not necessary to form a curved elongated hole for releasing the caulking portion of the connecting pin in the support plate as in the conventional locking device, the manufacturing cost is also reduced in this respect.
[0022]
Further, in the conventional locking device, if the axis of the support shaft that enables rotation of the eaves member and the axis of the connecting pin that connects the eaves member and the locking eaves are not parallel, the rotation of the eaves member , And / or an excessive force is required for the sliding of the locking rod or it is squeezed, so that the engagement between the flange member and the receiving metal fitting is not smoothly and reliably performed or the engagement state is insufficient. However, this locking device does not have such drawbacks, and the locking and unlocking is smooth and reliable, and can be easily performed. it can.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in more detail with reference to the drawings. Of course, the present invention is not limited to the following embodiments.
FIG. 1 is a left side view showing one embodiment of a locking device for a gaming machine of the present invention, and FIG. 2 is a rear view.
Here, the locking device is illustrated as being used in a pachislot machine.
[0024]
As is apparent from FIGS. 1 and 2, the
[0025]
In conjunction with the sliding movement of the locking
[0026]
As shown in FIG. 3, the
As will be described later, the
[0027]
By engaging a
The protruding amount of the
[0028]
And the recessed
[0029]
The receiving metal fitting 14 engaged with the
As shown in FIGS. 5 and 6, the receiving
The
[0030]
As shown in FIGS. 1 and 2, sliding of the locking
The
[0031]
The
[0032]
A
[0033]
The lower part of the mounting
[0034]
The mounting
[0035]
In FIG. 7, the
In the
[0036]
The
[0037]
As is clear from the locked state of FIG. 8B, the
[0038]
In the locked state, the shaft center O of the
[0039]
In this locked state, even if it is attempted to pry the
The receiving
And there is a great advantage that there is no need to adjust the state of engagement with the heel member with pliers or the like unlike a conventional plate-shaped metal fitting.
[0040]
Even if a gap (backlash) is provided between the
[0041]
Further, as shown in FIG. 9, compared to the radius R from the axis O of the
[0042]
Moreover, since this
[0043]
Further, in the conventional locking device, if the axis of the support shaft that enables rotation of the eaves member and the axis of the connecting pin that connects the eaves member and the locking eaves are not parallel, the rotation of the eaves member , And / or an excessive force is required for the sliding of the locking rod or it is squeezed, so that the engagement between the flange member and the receiving metal fitting is not smoothly and reliably performed or the engagement state is insufficient. However, this locking device does not have such drawbacks, and the locking and unlocking is smooth and reliable, and can be easily performed. it can.
[0044]
Further, in the locked state where the
[0045]
In the locked state, when a key (not shown) is inserted into the
Therefore, when the
When this key operation is finished, the locking
[0046]
When the key is inserted into the
Although the receiving metal fitting 14 is a cylindrical pin, it is not limited to this. For example, it may be a hexagonal column-shaped
[0047]
The locking device is not limited to the above-described structure, and various modes can be adopted. For example, the locking device may have a structure changed as follows. In the following, only the main differences from the above-described locking device will be described, and detailed description of other points will be omitted.
[0048]
The locking
[0049]
The locking
[0050]
Although not shown, the collar member is formed by bending the outer edge of the collar claw portion of the collar member to form a contact surface with the metal bracket in order to ensure contact with the metal bracket. Also good.
[0051]
In the above description, it has been shown that the locking rod is provided with a protrusion that protrudes toward the hook member, and a long hole that engages with the protrusion is formed in the hook member. By providing a protruding protrusion and drilling a long hole that engages with the protrusion on the locking rod, the locking member is interlocked with the vertical sliding of the locking rod, and the locking member is locked and unlocked around the support shaft. Needless to say, it may be possible to rotate between the two. The protrusions may be formed by burring as well as by doweling by pressing.
[0052]
In FIG. 14, the
The
In addition, about the same structure as the locking device shown in FIG. 1, the same number is attached | subjected and description is abbreviate | omitted.
[0053]
The locking device has been described as suitable for a pachislot machine, but is not limited to this, and by adopting a glass frame unlocking operation rod for a pachinko machine instead of a reset operation rod, a locking device suitable for a pachinko machine and can do.
[0054]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described in detail above, the following effects can be obtained.
That is, in the locking device of the gaming machine, a notch for receiving the receiving metal fitting is provided at one side edge of the saddle member, and a claw portion is formed on the distal end side of the saddle member by the notch, and the notch side of the claw portion is the support. It is an arc-shaped engagement edge centered on the axis of the shaft, and a contact point between the engagement edge of the collar member at the locking position of the collar member and a tangent line parallel to the sliding direction of the locking collar, By being set so as to be positioned on a straight line that is orthogonal to the sliding direction of the locking rod and passes through the axis of the support shaft, the flange member has a notch of a size for receiving a receiving metal fitting, The engagement edge that engages with the metal fitting has an arc shape, and even if it is not set so that a gap is formed between the engagement edge and the metal fitting, the edge between the engagement metal and the metal fitting is at most The saddle member is smooth around the support shaft with a slight frictional force. Will be rotated, it can be reliably locked, also be carried out unlocking likewise smoothly.
Further, in the locking device of the gaming machine, either the locking ridge or the heel memberBy doweling or burring by pressingThe formed protrusion engages with the elongated hole formed in the other, so that the hook member can be rotated between the locked position and the unlocked position in conjunction with the sliding movement of the locked hook. Formed on either the locking ridge or the heel memberAboveBy engaging the protrusion with the long hole drilled in the other, it becomes possible to rotate the scissors member in conjunction with the sliding movement of the locking scissors, and like the conventional locking device, There is no need for a step of caulking the locking rod with the connecting pin, and the manufacturing cost can be reduced. Further, since it is not necessary to form a curved elongated hole for releasing the caulking portion of the connecting pin in the support plate as in the conventional locking device, the manufacturing cost is also reduced in this respect. Further, in the conventional locking device, if the axis of the support shaft that enables rotation of the eaves member and the axis of the connecting pin that connects the eaves member and the locking eaves are not parallel, the rotation of the eaves member , And / or an excessive force is required for the sliding of the locking rod or it is squeezed, so that the engagement between the flange member and the receiving metal fitting is not smoothly and reliably performed or the engagement state is insufficient. However, this locking device does not have such drawbacks, and the locking and unlocking is smooth and reliable, and can be easily performed. it can.
Note that other functions and effects of the present invention are apparent from the embodiment and the drawings.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a left side view showing one embodiment of a locking device of a gaming machine according to the present invention.
FIG. 2 is a rear view of the locking device shown in FIG.
FIG. 3 is a partially enlarged view of the locking device shown in FIG. 1;
4 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 5 is a left side view of a receiving metal fitting that engages with a collar member of the locking device shown in FIG. 1;
FIG. 6 is a front view of the receiving metal fitting shown in FIG.
7 is an explanatory view showing a state in which the locking device shown in FIG. 1 is attached to a pachislot machine. FIG.
8A and 8B are explanatory diagrams of a locking operation of the locking device shown in FIG. 1, wherein FIG. 8A shows a locked state and FIG. 8B shows a locked state.
FIG. 9 is an explanatory view showing a lock failure state of the lock device shown in FIG. 1;
10 is a partially enlarged view showing another embodiment of the receiving metal fitting engaged with the collar member of the locking device shown in FIG.
FIG. 11 is a partially enlarged view showing still another embodiment of the receiving metal fitting engaged with the collar member of the locking device shown in FIG. 1;
FIG. 12 is a left side partial view showing another embodiment of the locking device of the present invention.
FIG. 13OutLocking deviceAn example of referenceIt is a left side partial enlarged view.
FIG. 14 is a left side partial enlarged view showing still another embodiment of the locking device of the present invention.
15 is a plan view of the locking device shown in FIG.
FIG. 16 is an explanatory view showing a state in which a conventional locking device is attached to a pachislot machine.
17 is a partially enlarged view of the conventional locking device shown in FIG.
18 is a partially enlarged view showing an example of a poor locking state of the conventional locking device shown in FIG.
FIG. 19 is a partially enlarged view showing another example of a conventional locking device.
FIG. 20 is a partially enlarged view showing still another example of a conventional locking device.
21 is a partially exploded enlarged perspective view of the locking device shown in FIG.
Claims (3)
前記鉤部材の一側縁に前記受け金具を受け入れる切欠が設けられ、該切欠により前記鉤部材の先端側に鉤爪部が形成され、該鉤爪部の前記切欠側が前記支軸の軸心を中心とする円弧形状の係合用縁となっており、
前記鉤部材の施錠位置における前記鉤部材の係合用縁と前記施錠杆の摺動方向と平行な接線との接点が、前記施錠杆の摺動方向と直交し前記支軸の軸心を通る直線上に位置するように設定され、
前記施錠杆または前記鉤部材のいずれか一方にプレスによるダボ出し加工またはバーリング加工によって形成された突起が、他方に穿設された長孔に係合することで、前記施錠杆の摺動に連動して前記鉤部材が施錠位置と解錠位置との間で回動可能となっていることを特徴とする遊技機の施錠装置。A locking rod is slidable up and down along the support plate inside the base frame with the supporting plate standing on the side of the vertically long mounting plate, and the locking rod is attached in the locking direction by a tension spring. The mounting plate is attached to a front frame that is openable and closable with respect to the main body frame, and is pivotally supported around pivots provided at the upper and lower parts of the support plate, and interlocked with the sliding of the locking rod. An unlocking operation of the cylinder lock attached to the mounting plate is locked by engaging the hook member attached to the main body frame with the hook member that is rotatable between the locking position and the unlocking position. Thus, the locking rod is slid along the support plate against the urging force of the tension spring, the rod member is rotated from the locked position to the unlocked position, and the engagement between the rod member and the catch metal A locking device of a gaming machine that unlocks by releasing the combination,
A notch for receiving the metal fitting is provided on one side edge of the flange member, and the notch forms a claw portion on the distal end side of the flange member, and the notch side of the claw portion is centered on the axis of the support shaft. Arc-shaped engagement edge that
A contact point between an engagement edge of the hook member at the locking position of the hook member and a tangent parallel to the sliding direction of the locking hook is a straight line passing through the axis of the support shaft perpendicular to the sliding direction of the locking hook. Set to be on top ,
A protrusion formed by doweling or burring by a press on either the locking bar or the bar member engages with a long hole drilled on the other side, thereby interlocking with the sliding of the locking bar The locking device for a gaming machine is characterized in that the hook member is rotatable between a locked position and an unlocked position .
前記施錠杆または前記鉤部材のいずれか一方にプレスによるダボ出し加工またはバーリング加工によって形成された突起が、他方に穿設された長孔に係合することで、前記施錠杆の摺動に連動して前記鉤部材が施錠位置と解錠位置との間で回動可能となっていることを特徴とする遊技機の施錠装置。A locking rod is slidable up and down along the support plate inside the base frame with the supporting plate standing on the side of the vertically long mounting plate, and the locking rod is attached in the locking direction by a tension spring. The mounting plate is attached to a front frame that is openable and closable with respect to the main body frame, and is pivotally supported around pivots provided at the upper and lower parts of the support plate, and interlocked with the sliding of the locking rod. An unlocking operation of the cylinder lock attached to the mounting plate is locked by engaging the hook member attached to the main body frame with the hook member that is rotatable between the locking position and the unlocking position. Thus, the locking rod is slid along the support plate against the urging force of the tension spring, the rod member is rotated from the locked position to the unlocked position, and the engagement between the rod member and the catch metal A locking device of a gaming machine that unlocks by releasing the combination,
A protrusion formed by doweling or burring by a press on either the locking bar or the bar member engages with a long hole drilled on the other side, thereby interlocking with the sliding of the locking bar The locking device for a gaming machine is characterized in that the hook member is rotatable between a locked position and an unlocked position.
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