JP2011058164A - Door lock mechanism - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、自動取引装置に装填される補充回収カセットや紙幣収納カセット等の各種カセットの扉を施錠する扉ロック機構に関する。 The present invention relates to a door lock mechanism for locking doors of various cassettes such as a replenishment collection cassette and a bill storage cassette loaded in an automatic transaction apparatus.
従来の現金自動取引装置に装填されるカセットの扉に設けられた扉ロック機構は、通電状態の場合、扉を開錠するために所定のスイッチを操作することでソレノイドを作動させ、連動リンクを動かしてロックブラケットによる扉の係合を解除し、ロック解除レバーを手動により動かすことで扉が開放されるようにしている(例えば、特許文献1参照。)。 When the door lock mechanism provided on the door of the cassette loaded in the conventional automatic teller machine is energized, the solenoid is operated by operating a predetermined switch to unlock the door, and the interlocking link is The door is opened by moving the lock bracket to release the engagement of the door and manually moving the lock release lever (see, for example, Patent Document 1).
しかしながら、上述した従来技術においては、ソレノイドを用いた構成であるためカセットに設ける扉ロック機構としては高価となり、実装させるためにはコストが掛かってしまうという問題がある。 However, in the above-described prior art, since the solenoid is used, the door lock mechanism provided in the cassette is expensive, and there is a problem that it is expensive to mount.
そのためより安価な構成の扉ロック機構の実現が期待されている。 Therefore, it is expected to realize a door lock mechanism having a lower cost.
本発明は、上記の問題点を解決するための手段を提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide means for solving the above problems.
本発明は、上記課題を解決するために、回転により開閉する扉を有する筺体に設けられ、鍵の差込口を設けたキーシリンダーと、前記扉の裏側に設けられた上下2つのロックポストと、上部及び下部に挿通孔を有し、前記キーシリンダーの回転に伴って上昇し、スライド動作するように前記筺体に設けられた連結リンクと、前記2つのロックポストと対応するように前記筺体に回転可能に2つ設けられ、それぞれ前記ロックポストが嵌まる係止溝を有すると第1のロックブラケットと、該2つの第1のロックブラケットと嵌合可能なように前記筺体に回転可能に2つ設けられ、それぞれ前記挿通孔に挿通するスタッドを有する第2のロックブラケットと、前記第1のロックブラケットを上方に回転させるように付勢する第1の付勢手段と、前記第2のロックブラケットを下方に回転させるように付勢する第2の付勢手段を備え、縦方向の長さを前記スタッドの直径と同じ長さとし、横方向の長さを前記スタッドの移動を妨げない長さとするように前記各挿通孔の大きさを定め、前記扉を閉めた状態で前記キーシリンダーを回転させると、前記連結リンクが上昇して2つの前記挿通孔の下辺により前記スタッドを押し上げ、前記第1のロックブラケットと第2のロックブラケットの嵌合を解除すると共に前記第1のロックブラケットが前記係止溝から前記ロックポストを開放して前記扉が開けるようロックを解除し、前記扉を閉めて前記キーシリンダーを施錠する際、片方の前記第1のロックブラケットの係止溝に前記ロックポストが入り込まなかったとき、前記第2のロックブラケットのスタッドに挿通孔の上辺が当接して前記連結リンクが下降を阻止すると共に、前記係止溝に前記ロックポストが入り込んだ別の片方の第1のロックブラケットへの前記第2のロックブラケットの嵌合を阻止して、前記扉がロックされないようにしたことを特徴とする扉ロック機構。 In order to solve the above problems, the present invention is provided in a housing having a door that opens and closes by rotation, a key cylinder provided with a key insertion port, and two upper and lower lock posts provided on the back side of the door. The upper and lower insertion holes have a connecting link provided on the casing so as to rise and slide with the rotation of the key cylinder, and the casing to correspond to the two lock posts. If two lockable rotation grooves are provided, each having a locking groove into which the lock post is fitted, the first lock bracket and the two first lock brackets can be fitted to the housing so that the two can be fitted. A second locking bracket having studs inserted through the insertion holes, first biasing means for biasing the first locking bracket to rotate upward, and a front Second urging means for urging the second lock bracket to rotate downward is provided, wherein the longitudinal length is the same as the diameter of the stud, and the lateral length is the movement of the stud. When the size of each insertion hole is determined so that the length is not hindered, and the key cylinder is rotated with the door closed, the connecting link rises and the studs are moved by the lower sides of the two insertion holes. Pushing up, releasing the lock between the first lock bracket and the second lock bracket and releasing the lock post from the locking groove so that the door can be opened. When the door is closed and the key cylinder is locked, when the lock post does not enter the locking groove of one of the first lock brackets, the second lock bracket The second lock bracket to the other first lock bracket having the lock post inserted into the locking groove while the upper side of the insertion hole abuts against the stud of the G The door locking mechanism is characterized in that the door is prevented from being locked by preventing the fitting of the door.
これにより、本発明は、ソレノイドを用いず鍵による扉のロックおよびロックの解除を行なうため、安価に扉ロック機構を実現できるという効果が得られる。 As a result, the present invention locks and unlocks the door with a key without using a solenoid, so that the door lock mechanism can be realized at low cost.
また、機構の全てのロック機構部で扉側のスタッドを係止しないと、キーシリンダーの差込口に差し込まれた鍵が抜けないので、扉のロックをし忘れるという操作ミスを防止して、不正に紙幣が抜き取られてしまうことを防止できるという効果が得られる。 Also, if you do not lock the door side studs with all the lock mechanism parts of the mechanism, the key inserted in the key cylinder insertion port will not come off, so you can prevent the mistake of forgetting to lock the door, The effect that it can prevent that a banknote is extracted illegally is acquired.
以下に、図面を参照して本発明による扉ロック機構の実施例について説明する。 Embodiments of a door lock mechanism according to the present invention will be described below with reference to the drawings.
図1は実施例1のカセットの概略斜視図、図2は実施例1のカセットの扉が開いた状態の概略斜視図である。 FIG. 1 is a schematic perspective view of the cassette of the first embodiment, and FIG. 2 is a schematic perspective view of the cassette of the first embodiment with the door open.
1はカセット本体(筐体)であり、金融機関で用いられる現金自動取引装置の紙幣収納カセットや補充回収カセット等であり、扉2を有している。
Reference numeral 1 denotes a cassette body (housing), which is a banknote storage cassette, replenishment collection cassette or the like of an automatic teller machine used in a financial institution, and has a
2は扉であってカセット本体1に図示しない回転支点により図1に示す矢印A方向に回転自在に取り付けられる。3は扉2の施錠を解除するためのキーシリンダーであり、鍵の差込口(鍵穴)を有して扉2の回転支点と反対側に位置し、カセット本体1の高さ方向のほぼ中央付近に実装される。
A
なお、キーシリンダー3は差込口が垂直になっているときに鍵の抜き差しが可能に構成されている。
The
4はロック機構部であり、カセット本体1に実装され、扉2の回転支点と反対側に位置し、カセット本体1の上部と下部の2箇所に実装されている。
図3は扉を示す上面図、図4は扉を裏側から見た概略斜視図である。 3 is a top view showing the door, and FIG. 4 is a schematic perspective view of the door as seen from the back side.
図3、図4において、5a、5bは扉ロックポストユニットであり、扉に固定されたL字形状に形成したブラケット6a、6bと、該ブラケット6a、6bによって保持され回転支点軸8の軸方向に対して垂直に延びる扉ロックポスト7a、7bにより構成され、図3に示すように扉2の上部と下部とに1つずつ配置される。
3 and 4,
図5はロック機構部の構成を示す概略斜視図である。 FIG. 5 is a schematic perspective view showing the configuration of the lock mechanism.
図5において、10は第1のロックブラケットであり、扉ロックポスト7a、7bを係止するための係止溝10aを設けており、回転支点となる回転軸11を介してベースブラケット15に回転可能に固定されている。
In FIG. 5,
12はスタッドであり、第1のロックブラケット10に取り付けられ、ベースブラケット15に向かって延びている。
A
16は第2のロックブラケットであり、第1のロックブラケット10の直上に配置され、回転支点となる回転軸17を介してベースブラケット15に回転可能に固定されている。
18はスタッドであり、第2のロックブラケット16からベースブラケット15を貫通して後述の挿通孔26a、26bに挿通する長さで形成される。
図5に示すように第1のロックブラケット10は、第2のロックブラケット16と対向する部分に嵌合凹部10bが設けられており、一方第2のロックブラケット16には上記嵌合凹部10bに嵌まり込む嵌合凸部16aが設けられており、嵌合凹部10bに嵌合凸部16aが嵌まり込み、第2のロックブラケット16を回転しないよう固定すれば、第1のロックブラケット10に回転力がかかっても、嵌合凸部16aが嵌合凹部10bに嵌まっていて第1のロックブラケット10の回転が規制される。
As shown in FIG. 5, the
なお、嵌合凹部10bに嵌合凸部16aが嵌まり込み、第1のロックブラケット10の回転が規制されたときは、扉2の上部と下部に配されたそれぞれの係止溝10aに扉ロックポスト7aあるいは扉ロックポスト7bが入り込んでおり、これによって扉2が施錠された状態となる。
In addition, when the fitting convex
また、第1のロックブラケット10は、図5に示す嵌合凹部10bの右側に凸部10cを設け、一方第2のロックブラケット16は図5に示す嵌合凸部16aの右側に凹部16bを設けており、後述する扉2のロックが開いた状態の時には第1のロックブラケット10の凸部10cが第2のロックブラケット16の凹部16bに嵌まるように、第1、第2のロックブラケット10、16が共に回動するので、扉ロックポスト7a、7bが共に第1のロックブラケット10の係止溝10aによる係止から開放される。
Further, the
ベースブラケット15は、コの字状の板金をもとにスタッド12、18が挿通する箇所に図示しない穴が設けることによって形成され、その穴は第1のロックブラケット10および第2のロックブラケット16が回転するのを妨げない程度の大きさであるものとする。
The
そのため、スタッド12、18は図5に示すベースブラケット15の第1のロックブラケット10、第2のロックブラケット16を取り付けている側から反対側に貫通するようになっている。
Therefore, the
また、ベースブラケット15の第1のロックブラケット10、第2のロックブラケット16との対向面と反対側の面には図示しない突起が2箇所に設けられており、その内1箇所は第1のロックブラケット10を取り付けている位置よりも下方に、もう1箇所は第2のロックブラケット16が取り付けられている箇所の裏側でかつベースブラケット15のコの字状に開口している端部の反対側の端部に設けられる。
In addition, projections (not shown) are provided at two locations on the surface of the
ここで、図6はロック機構部の各部の位置を示す概略側面図である。 Here, FIG. 6 is a schematic side view showing the position of each part of the lock mechanism.
図6において、点線で示す20は引張りスプリング(第2の付勢手段)で、21は引張りスプリング(第1の付勢手段)であり、ともにベースブラケット15の第1のロックブラケット10と第2のロックブラケット16を取り付けた面の裏側の面に配されている。
In FIG. 6, 20 indicated by a dotted line is a tension spring (second urging means) and 21 is a tension spring (first urging means), both of which are the
引張りスプリング20は一端を第2のロックブラケット16のスタッド18に引掛け、他端は上述したベースブラケット15の第1のロックブラケット10を取り付けている位置よりも下方に設けられた図示しない突起に引掛けられる。
One end of the
これによって、引張りスプリング20は回転軸17を回転支点にして、第2のロックブラケット16を矢印C方向に回転させる付勢力を与えている。
As a result, the
引張りスプリング21は、一端を第1のロックブラケット10のスタッド12に引掛け、他端は上述したベースブラケット15の第2のロックブラケット16が取り付けられている箇所の裏側でかつベースブラケット15のコの字状に開口している端部の反対側の端部に設けられた図示しない突起に引掛けられる。
One end of the
これによって引張りスプリング21は回転軸11を回転支点にして第1のロックブラケット10を矢印D方向に回転させる付勢力を与えている。
As a result, the
なお、引張りスプリング21の付勢力よりも、引張りスプリング20の付勢力の方を大きく設定しており、これにより後述する第1のロックブラケット10の嵌合凹部10bに第2のロックブラケット16の嵌合凸部16aが嵌合したときに、第2のロックブラケット16が第1のロックブラケット10が上方に回転するのを規制することができる。
The urging force of the
図7は扉ロックポストがロック機構部によって施錠された状態を示す概略斜視図である。 FIG. 7 is a schematic perspective view showing a state in which the door lock post is locked by the lock mechanism portion.
上述した扉ロックポストユニット5a、5bと上記のロック機構部4は、扉2が閉められ施錠された状態のとき、図7に示すように扉ロックポスト7a、7bが第1のロックブラケット10の係止溝10aに嵌合するようになり、これにより扉ロックポスト7a、7bが係止されるようになる。なお、扉ロックポスト7a、7bが係止溝10aに嵌まるまでの動作は後述する。
When the
図8はキーシリンダーを示す概略斜視図である。 FIG. 8 is a schematic perspective view showing the key cylinder.
図8において、25はキーリンクであり、一部に溝を形成したU字型であってキーシリンダー3に固定され、キーシリンダー3に鍵が差し込まれて回動した際にそのキーシリンダー3と共に回動する。
In FIG. 8,
26は連結リンクであり、カセット本体1の図示されないフレームに昇降可能に固定され、矢印G方向およびH方向(上下方向)に昇降可能に構成され、上部及び下部にそれぞれ挿通孔26a、26bを形成し、さらに挿通孔26a、26bが開いている面に対して直角に伸びる突出部27を有する。
また、突出部27にはキーシリンダー3が形成されている側に向かって、突出部27の表面から垂直に延びるスタッド28が形成され、そのスタッド28はキーリンク25のU字の溝に嵌まっており、キーリンク25の回転に伴って押し上げられたり押し下げられたりする。
Further, a
連結リンク26は、キーシリンダー3の差込口が垂直となっているときに最下位に位置する。
The
30はリンク引張スプリングであり、一端をキーリンク25のキーシリンダー3に固定されている箇所の反対側に取り付け、他端を図示しないフレームに固定することで、キーリンク25に対して図4に示す矢印K方向の力を作用させる。
また、図8に示すように連結リンク26の上側の挿通孔26aには、ロック機構部4aの第2のロックブラケット16のスタッド18が挿通し、連結リンク26の下側の挿通孔26bには、ロック機構部4bの第2のロックブラケット16のスタッド18が挿通する。
Further, as shown in FIG. 8, the
次に動作について説明する。図9は扉が閉まった状態を示す概略側面図である。 Next, the operation will be described. FIG. 9 is a schematic side view showing a state in which the door is closed.
図9では扉2の上側を示しているが、機構的には扉2の下側も同様な構造になっている。
Although the upper side of the
なお、図9ではスタッド28、キーシリンダー3、キーリンク25の各部の向きを実際の向きから90度回転させてロック機構部4と同じ向きで並べて示しているが、これは、スタッド28、キーシリンダー3、キーリンク25の向きや位置と、ロック機構部4との関係を明確にするためのものであり、以降に示す各図においても同様にして記載する。
In FIG. 9, the direction of each part of the
図9では扉2が施錠された様子を示し、扉ロックポスト7aは第1のロックブラケット10の係止溝10aに入り込んでいる。このとき第1のロックブラケット10は引張りスプリング21によって図9の矢印D方向に示す回転力が作用するが、第2のロックブラケット16は引張りスプリング20によって矢印C方向の回転力が作用すると共に、第1のロックブラケット10の嵌合凹部10bと第2のロックブラケット16の嵌合凸部16aとが嵌合するので、第1のロックブラケット10は回転できない状態で固定され保持される。
FIG. 9 shows a state in which the
このとき連結リンク26の挿通孔26aとスタッド18は接触していない状態になっている。
At this time, the
図10は扉を開けたときの様子を示す概略側面図である。 FIG. 10 is a schematic side view showing a state when the door is opened.
図示しない鍵により、キーシリンダー3を図10に示す矢印J方向に回転させると、キーシリンダー3と共にキーリンク25が回転し、キーリンク25によりスタッド28が上方に持ち上げられ、それによって連結リンク26が矢印G方向に移動(上昇)する。
When the
このとき連結リンク26の挿通孔26aの端部がスタッド18に当接すると共に持ち上げるようになり、第2のロックブラケット16が回転軸17を中心に矢印B方向に回動するため、第2のロックブラケット16の嵌合凸部16aが第1のロックブラケット10の嵌合凹部10bに嵌まっていた状態から外れ、第1のロックブラケット10は引張りスプリング21によって矢印D方向に回転する。
At this time, the end of the
これによって、扉ロックポスト7aが係止溝10aに嵌まって係止された状態から外れてその状態で係員が扉2を開こうとすると、扉ロックポスト7aが係止溝10aから離れて図10の矢印L方向に動き、扉2が開かれる。
As a result, when the
ここで、第1のロックブラケット10の凸部が第2のロックブラケットの凹部に嵌まることで、扉ロックポスト7aが係止溝10aから外れた状態が維持されるようになる。
Here, when the convex part of the
また、第2のロックブラケットの凹部に嵌まった第1のロックブラケット10の凸部は、扉2が再び閉じられることで、第1のロックブラケット10に扉ロックポスト7aが衝突することで、外れるようになっている。
Further, the convex portion of the
図11は扉が開かれてキーシリンダーから鍵が外されたときの扉ロック機構を示す説明図である。 FIG. 11 is an explanatory view showing the door lock mechanism when the door is opened and the key is removed from the key cylinder.
図11に示すようにキーシリンダー3の差込口が垂直の状態となったときに、差込口から鍵が抜けるようになる。このとき連結リンク26は矢印H方向に移動、つまり下降して扉2が施錠されていた際の状態に戻る。このときに連結リンク26の挿通孔26aの上端とスタッド18とは接触せず隙間Nの分だけ間隔が開いた状態になる。
As shown in FIG. 11, when the insertion port of the
次に、扉2を閉めて扉2を施錠するには扉2を押し込む必要があり、扉2を押し込むことで扉ロックポスト7aが第1のロックブラケット10を押圧し、図10で示す矢印E方向に第1のロックブラケット10が回動する。
Next, in order to lock the
ここで、図12は扉を開閉に伴う第1、第2のブラケットの動作を示す説明図であり、(a)は扉が開かれているとき第1、第2のブラケット10、16の状態を示し、(b)は扉が閉じられ第1のブラケット10の嵌合凹部10bに第2のブラケット16の嵌合凸部16aが嵌まる途中の状態を示し、(c)は嵌合凹部10bに嵌合凸部16aが嵌合した様子を示している。
Here, FIG. 12 is an explanatory view showing the operation of the first and second brackets when the door is opened and closed, and (a) is the state of the first and
図12(a)の状態から第1のロックブラケット10が回動すると、図12(b)に示すように凸部10cが凹部16bから離脱し、これにより第2のロックブラケット16が上述した引張りスプリング20によって矢印C方向に回動し、次に図12(c)に示すように第1のロックブラケット10の嵌合凹部10bに第2のロックブラケット16の嵌合凸部16aが嵌まり扉2が施錠される。
When the
以上説明したように、本実施例ではキーシリンダーを施錠して扉をロックするように構成したので、ソレノイドを用いる構成と比べてより安価で、かつ簡単なキー操作でロックを解除する扉ロック機構を実現することができる。 As described above, in this embodiment, since the key cylinder is locked and the door is locked, the door lock mechanism that releases the lock by simple key operation is cheaper than the configuration using the solenoid. Can be realized.
本実施例では上述した実施例1における以下の問題点を解決するための手段を提供する。 The present embodiment provides means for solving the following problems in the first embodiment described above.
上述した実施例1では、扉2の上部と下部に設けた2つのロック機構部4がそれぞれ独立しており、ロック機構部4で扉2をロック施錠するために扉2を押しこまなくてはならないので、押し込みが弱いと2箇所のうちの1箇所だけしかロックされないことがある。
In Example 1 mentioned above, the two
例えば扉2の下側だけが施錠されて上側がロックされない場合、扉の上側を無理にこじ開けようとすると、図13に示すように扉2が撓んでカセット本体と扉の間に隙間ができ、カセット本体1内部にアクセスでき、カセット本体1の中に装填されている紙幣が容易に取出されてしまう。
For example, when only the lower side of the
その後、扉2の上側を押してロックさせると、カセット本体および扉に傷をつけたり、壊したりすること無く紙幣を抜き取ることができるので、通常の紙幣装填動作と区別ができない。よって操作ミスなどにより扉の一部が施錠されなかった場合、不正に紙幣を抜き取られる可能性が有るという問題がある。
Thereafter, when the upper side of the
ここで、図14は実施例2の連結リンクとロック機構部の接続を示す概略斜視図である。 Here, FIG. 14 is a schematic perspective view showing the connection between the connecting link and the lock mechanism of the second embodiment.
なお、上記実施例1と同様の部分は同一の符号を付してその説明を省略する。 In addition, the same part as the said Example 1 attaches | subjects the same code | symbol, and abbreviate | omits the description.
図14において、40は連結リンクであり、カセット本体1の図示されないフレームに固定され、矢印GおよびH方向(上下方向)に昇降可能に構成され、連結リンク40の上部および下部にそれぞれ挿通孔40a、40bを形成する。また上述したように突出部27を有している。
In FIG. 14,
挿通孔40a、40bは、上記実施例1の挿通孔26a、26bと同様に各第2のロックブラケット16のスタッド18を挿通させており、矢印Pで示す挿通孔40a、40bの縦方向の長さをスタッド18の直径とほぼ同一の長さとし、横方向の長さをスタッド18の移動を妨げない程度の長さで形成されている。
The insertion holes 40a and 40b allow the
42はキーリンクであり、一端をキーシリンダー3に固定され、他端で連結リンク40の突出部27を下方から支持する構造となっており、キーシリンダー3に鍵が差し込まれて回動した際にそのキーシリンダー3と共に回動する。
44は連結リンクスプリングであり、その一端を連結リンク40の下端に取り付け、他端をカセット本体1の図示しないフレームに固定され、連結リンク40を下方に引張る引張りスプリングである。
上記構成の作用について説明する。 The operation of the above configuration will be described.
ここで、図15は実施例2の扉をロックしているときの扉ロック機構を示す説明図、図16はロック解除時の扉ロック機構を示す説明図である。 Here, FIG. 15 is an explanatory view showing the door lock mechanism when the door of the second embodiment is locked, and FIG. 16 is an explanatory view showing the door lock mechanism when unlocking.
図15に示すように上下のロック機構部4の係止溝10aに扉ロックポスト7a、7bが係止されている扉2のロック解除のため、係員が差込口に鍵を差したキーシリンダー3を図16に示す矢印J方向に回すと、キーシリンダー3と共にキーリンク42が回動する。
As shown in FIG. 15, a key cylinder in which an attendant inserts a key into the insertion slot for unlocking the
そしてキーリンク42によって支持されている突出部27が持ち上げられ、連結リンク40が矢印G方向に移動することで、上記実施例1と同様に扉2のロックが解除される。
And the
図17はロック解除後のキーシリンダーの位置を示す説明図である。 FIG. 17 is an explanatory view showing the position of the key cylinder after unlocking.
扉2のロックが解除後、キーシリンダー3をまわす力が無くなると、リンク引張スプリング30によりキーシリンダー3およびキーリンク42は図17で示す矢印K方向に回動し、キーシリンダー3の差込口の位置が垂直となり、鍵が抜ける状態になる。
After the
このとき、連結リンク40の上下の挿通孔40a、40bにはそれぞれスタッド18が挿通し、そのスタッド18により連結リンク40の位置が決められる。
At this time, the
また各スタッド18を有する各ロック機構部4は、第1のロックブラケット10の凸部10cが第2のロックブラケットの凹部10bに嵌まった状態で、第2のロックブラケット16は扉2をロックしていた状態と比較し、回転軸17を中心に上方に回動していてスタッド18の位置が上がったままとなっている。
In addition, each
そのため、図17に示すように、キーリンク42が矢印K方向に回動しても、連結リンク40は下降せずに、持ち上げられた状態を保っている。
Therefore, as shown in FIG. 17, even if the
図18は下側のロック機構部の第1のロックブラケットが回動した様子を示す説明図である。 FIG. 18 is an explanatory view showing a state in which the first lock bracket of the lower lock mechanism portion is rotated.
扉2をロックするために係員が扉2を閉じる際に、扉2を押し込む力が弱く下側のロック機構部4の第1のロックブラケット10に対してのみ扉ロックポスト7bが当たった場合、図18に示すように扉ロックポスト7bは係止溝10aに入り込むようにして、下部に設けられたロック機構部4の第1のロックブラケット10に当接し、第1のロックブラケット10が回転軸11を支点にして矢印E方向に回転する。
When the clerk closes the
このとき、上部のロック機構部4の第1のロックブラケット10には扉ロックポスト7aが当たらず、上部のロック機構部4は動かずにそのままの位置を保つこととなり、図17で示したように、持ち上がられた状態の連結リンク40により各第2のロックブラケット16はスタッド18を取り付けている箇所が持ち上がった状態となる。
At this time, the
そのため、下部の第1のロックブラケット10が、矢印E方向に回動しても、第2のロックブラケット16が動かないために、嵌合凹部10bに嵌合凸部16aが嵌合しないため、上部のロック機構部4と共に下部のロック機構部4においても扉2がロックされることがなく、そのような状態で係員が扉2を開こうとすれば、容易に扉2が開いてしまう。
Therefore, even if the lower
なお、上下に配されたロック機構部4を同時にロックために扉ロックポスト7a、7bで2箇所の2つの第1のロックブラケット10を回動させると、2つの第2のロックブラケット16が各第1のロックブラケット10側に回動し、連結リンク40が下降して第1のロックブラケット10の嵌合凹部10bに第2のロックブラケット16の嵌合凸部16aが嵌合するようになり、扉2がロックされるようになる。
In addition, when the two
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1の効果に加え、扉を押し込むことで扉がロックされる構造において、2箇所のロック機構部の各第1のロックブラケットに対して扉に設けた扉ロックポストを確実に当てるようにしないと、扉がロックされないので、扉を閉める係員に対して扉を閉じるための手動操作を慎重に行わせることができ、扉の押し込みが弱いために一方のロック機構部でのロックをし忘れるという操作ミスを防止でき、そのような操作ミスなどから不正にカセット本体から紙幣を抜き取られることを防止できる。 As described above, in this embodiment, in addition to the effects of the first embodiment, in the structure in which the door is locked by pushing in the door, the door with respect to the first lock brackets of the two lock mechanism portions. If the door lock post provided on the door is not securely applied, the door will not be locked, so the staff who close the door can be cautiously manually operated to close the door, and the door is not pushed easily. In addition, it is possible to prevent an operation mistake that the user forgets to lock one of the lock mechanisms, and it is possible to prevent the banknote from being illegally extracted from the cassette body due to such an operation error.
なお、上記実施例2においては、扉への押し込みが弱く、下側のロック機構部の第1のロックブラケットだけに扉ロックポストが当たった場合で説明したが、上部のロック機構部の第1のロックブラケットのみに扉ロックポストが当たった場合にも上述したように、連結リンクは下降しないようになる。 In the second embodiment, the case where the push into the door is weak and the door lock post hits only the first lock bracket of the lower lock mechanism portion has been described, but the first of the upper lock mechanism portion is described. Even when the door lock post hits only the lock bracket, the connecting link does not descend as described above.
上記各実施例と同様の部分は同一の符号を付してその説明を省略する。 The same parts as those in the above embodiments are given the same reference numerals and the description thereof is omitted.
図19は実施例2の扉の裏側を示す説明図である。 FIG. 19 is an explanatory view showing the back side of the door of the second embodiment.
図19において、50はシャフトであり、扉2の裏側で、かつ扉ロックポストユニット5a、5bの近傍に設けられて、扉2の裏面から垂直に伸びる。
In FIG. 19, reference numeral 50 denotes a shaft which is provided on the back side of the
なお扉ロックポストユニット5aの近傍に配したシャフトはシャフト50aとし、そのシャフト50aは扉ロックポストユニット5aの上方に設けるものとする。
The shaft disposed in the vicinity of the door
また扉ロックポストユニット5bの近傍に配したシャフトはシャフト50bとし、そのシャフト50bは扉ロックポストユニット5bの下方に設けるものとする。
The shaft arranged in the vicinity of the door
図20は実施例3の連結リンクとロック機構部の接続を示す概略斜視図である。 FIG. 20 is a schematic perspective view illustrating the connection between the connecting link and the lock mechanism unit according to the third embodiment.
図20において、52は連結リンクであり、上部には挿通孔52a、下部には挿通孔52bを設け、さらに上部に配されるロック機構部4の第1のロックブラケット10と第2のロックブラケット16との動作を妨げない位置にリンクスタッド53aを設け、下部に配されるロック機構部4の第1のロックブラケット10と第2のロックブラケット16との動作を妨げない位置にリンクスタッド53bを設けている。
In FIG. 20,
本実施例では挿通孔52aよりも上部にリンクスタッド53aを設け、挿通孔52bよりも下部にリンクスタッド53bを設けている。
In this embodiment, a
連結リンク52の挿通孔52aには、ロック機構部4aの第2のロックブラケット16のスタッド18が挿通し、連結リンク52の下側の挿通孔52bには、ロック機構部4bの第2のロックブラケット16のスタッド18が挿通する。
The
また、挿通孔52a、52bは、縦方向の長さをスタッド18の直径とほぼ同一また、それよりも若干長くし、横方向の長さをスタッド18の移動を妨げない程度の長さで形成されている。
Further, the
54aはリンクロック部であり、連結リンク52を挟むように扉2の反対側で、かつリンクスタッド53aの近傍にリンクロック回転軸55aを介してカセット本体1のフレームに回転可能に取り付けられ、L字形に形成されている。
54a is a link lock portion, which is rotatably attached to the frame of the cassette body 1 via the link
54bはリンクロック部であり、連結リンク52を挟むように扉2の反対側で、かつリンクスタッド53bの近傍にリンクロック回転軸55bを介してカセット本体1のフレームに回転可能に取り付けられ、L字形に形成される。
A
ここで、L字形であるリンクロック部54a、54bの図20においてリンクスタッド53a、53b側に突き出ている部分をスタッド支持部57a、57bとし、扉2がロックされているときは、各スタッド支持部57a、57bの先端がリンクスタッド53a、53bに当接する。
Here, the portions protruding to the
リンクロック部54a、54bは、扉2が開いて上記実施例2の連結リンク40と同様にして本実施例の連結リンク52が持ち上がったとき、リンクスタッド53a、53bの下方にスタッド支持部57a、57bが入り込むように、その大きさや位置が定められる。
When the
そして、スタッド支持部57a、57bはリンクスタッド53a、53bの下方に入り込んだときにリンクスタッド53a、53bと係合し、リンクロック部54a、54bがこれにより連結リンク52に対してその下降を阻止するように支持する。
When the
56aはブラケットスプリング(第3の付勢手段)であり、片端をリンクロック部54aに固定し、他端を図示しないフレームに固定してリンクロック部54bを図21に示す矢印Q方向、つまりリンクスタッド53a側に回転させる付勢力を与える。
56bはブラケットスプリング(第3の付勢手段)であり、片端をリンクロック部54bに固定し、他端を図示しないフレームに固定してリンクロック部54aを図21に示す矢印Q方向、つまりリンクスタッド53b側に回転させる付勢力を与える。
図21は実施例3において扉がロックされているときの扉ロック機構を示す説明図、図22は扉のロックが解除された扉ロック機構を示す説明図である。 FIG. 21 is an explanatory view showing the door lock mechanism when the door is locked in the third embodiment, and FIG. 22 is an explanatory view showing the door lock mechanism with the door unlocked.
図21においてはスタッド28、キーシリンダー3、キーリンク42の向きは説明のために図19で示す実際の向きから90度位置をずらし、ロック機構部4と同じ向きにして記載しており、以降の図についても同様にして示す。
In FIG. 21, the orientations of the
扉2が閉じられ2箇所のロック機構部4でロックした場合、図21に示すようにリンクロック部54aは扉2の裏側に固定されているスタッド50aにより押圧され、スタッド支持部57aがリンクスタッド53aよりも図中右側に位置する。そのためリンクスタッド53aはリンクロック部54aの前方に突出している状態となる。
When the
このとき、扉2のロックを解除するために、図示しない鍵を差込口に差してキーシリンダー3を図22に示す矢印J方向に回転させてキーリンク42を回転させたとき、そのキーリンク42の回転により突出部27が持ち上がり、よって連結リンク52が矢印G方向に移動(上昇)する。
At this time, when the
また、連結リンク52の上昇により第2のロックブラケット16のスタッド18も持ち上がり、第2のロックブラケット16の嵌合凸部16aと第1のロックブラケット10の嵌合凹部10bとの嵌合が解除される。
The
さらに、第1のロックブラケット10が引張りスプリング21により上方に回動するため、第1のロックブラケット10の凸部10cが第2のロックブラケットの凹部10bに嵌まり、第2のロックブラケット16は扉2をロックしていた状態と比較し、回転軸17を中心に上方に回動した状態で支持された状態となる。
Further, since the
また、連結リンク52の上昇と共にリンクスタッド53a、53bも上昇するため、スタッド53aはリンクロック部54aのスタッド支持部57aよりも上方に移動する。このとき扉2のロックが解除され扉2が開けられると、シャフト50a、50bが図22の矢印L方向に移動する。
Moreover, since the
そして、リンクロック部54aはブラケットスプリング56aに引張られ、リンクロック回転軸55aを中心に矢印Q方向に回動し、スタッド支持部57aがリンクスタッド53aの下側に入り込むことで、スタッド支持部57aとリンクスタッド53aが係合する。
The
同様にリンクスタッド53bもリンクロック部54bのスタッド支持部57bよりも上方に移動するために、リンクロック部54bはスプリング56bに引張られ、リンクロック回転軸55bを支点に矢印Q方向に回転し、リンクロック部54bのスタッド支持部57bがリンクスタッド53bの下側に入り込んで係合する。
Similarly, since the
そのため、連結リンク52は、挿通孔52a、52bに挿通するスタッド18により下降が阻止されると共に、リンクロック部54a、54bとによってもその下降が阻止される。
Therefore, the connecting
図23はロックが解除されて扉が開いているときの扉ロック機構を示す説明図である。 FIG. 23 is an explanatory diagram showing the door lock mechanism when the lock is released and the door is open.
扉2のロックが解除後、係員がキーシリンダー3に鍵を差したまま鍵から手を離すと、リンク引張スプリング30によりキーシリンダー3およびキーリンク42は図23で示す矢印K方向に回動し、キーシリンダー3の差込口の位置が垂直となり、鍵が抜ける状態になる。
After the lock of the
このとき突出部27にはキーリンク42からの力が作用しない状態であるが、連結リンク52は下降が阻止されており、持ち上げられた状態のままとなっている。
At this time, the force from the
図24は下部のロック機構部にのみ扉ロックポストが当たった様子を示す説明図である。 FIG. 24 is an explanatory view showing a state in which the door lock post hits only the lower locking mechanism.
係員が扉2を閉める際に扉2を押し込む力が弱く、扉2の下側のみに力が掛かっていた場合について以下に示す。
A case where the force of pushing the
扉2を押し込む力が弱く扉2の下側だけが押し込まれた場合、扉ロックポスト7bは図24で示すように第1のロックブラケット10の係止溝10aに入り込んで第1のロックブラケット10を押圧することで、第1のロックブラケット10が回転軸11を中心に回動する。
When the force for pushing the
これにより、カセット本体1の下部に配された第1のロックブラケット10の凸部10cと第2のブラケット16の凹部16bとの接触が解除される。
As a result, the contact between the
また、シャフト50bの先端がリンクロック部54bに押圧し、リンクロック部54bのリンクスタッド53bに対する係合を解除させるように、リンクロック部54bをリンクスタッド53bから退避させる。
Further, the
このときカセット本体1の下部のロック機構部4の第2のブラケット16には引張りスプリング20による引張力で回転軸17を中心とする回転力が作用するが、連結リンク52は、カセット本体1の上部に配された第1のロックブラケット10は回動していないことから、連結リンク52はその下降が阻止されたままの状態であり、扉2が開けられたときの位置から移動しない。
At this time, the
そのため、挿通孔52bの位置も保持されて第2のロックブラケット16はスタッド18が挿通孔52bにより矢印C方向への回転できない状態となっている。
Therefore, the position of the
この状態で扉2を押し込む力が抜けると、リンクロック部54bがブラケットスプリング56bによりリンクスタッド53b側に回転していくことで、シャフト50bが矢印L方向、つまり扉2が開かれる方向へと押し戻されると共に、扉ロックポスト7bが矢印L方向へと移動する。
When the force for pushing the
そのため、下側のロック機構部4の第1のロックブラケット10の係止溝10aから扉ロックポスト7bが離れ、扉2が完全に閉められない状態となる。
Therefore, the
また扉2を押し戻して扉ロックポスト7bが係止溝10aから離れると、リンクロック部54bのスタッド支持部57bはリンクスタッド53bの下側に入り込むようになり、図23の状態に戻ってしまう。
When the
以上説明したように、本実施例は上記実施例2の効果に加え、2つのロック機構部で扉をロックできなかったときに、扉が開いてしまうようになるので扉を閉める係員は扉にロックが掛かっていないことがすぐにわかり、係員に対してより扉を閉じるための手動操作を慎重に行わせることができ、扉の押し込みが弱いために一方のロック機構部でのロックをし忘れるという操作ミスを防止でき、そのような操作ミスなどから不正にカセット本体から紙幣を抜き取られることを防止できる。 As described above, in addition to the effect of the second embodiment, this embodiment opens the door when the door cannot be locked by the two locking mechanisms, so that the clerk who closes the door becomes the door. Immediately knowing that the lock is not applied, allowing the staff to carefully perform manual operation to close the door, and forgetting to lock at one lock mechanism because the door is weakly pushed It is possible to prevent an operation mistake and to prevent the banknote from being illegally extracted from the cassette body due to such an operation error.
なお、上記各実施例においてはロック機構部を2箇所設けた場合で説明したが、2箇所以上であってもよい。 In addition, in each said Example, although the case where two lock mechanism parts were provided was demonstrated, two or more places may be sufficient.
1 カセット本体
2 扉
3 キーシリンダー
4 ロック機構部
5a、5b 扉ロックポストユニット
6a、6b ブラケット
7a、7b 扉ロックポスト
8 回転支点軸
10 第1のロックブラケット
10a 係止溝
10b 嵌合凹部
10c 凸部
11、17 回転軸
12、18、28 スタッド
15 ベースブラケット
16 第2のロックブラケット
16a 嵌合凸部
16b 凹部
20、21 引張りスプリング
25 キーリンク
26、40 連結リンク
26a、26b、40a、40b 挿通孔
27 突出部
30 リンク引張スプリング
40 連結リンク
40a、40b 挿通孔
42 キーリンク
44 連結リンクスプリング
50 シャフト
52 連結リンク
52a、52b 挿通孔
53a、53b リンクスタッド
54a、54b リンクロック部
55a、55b リンクロック回転軸
57a、57b スタッド支持部
56a、56b ブラケットスプリング
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Cassette
Claims (4)
前記扉の裏側に設けられた上下2つのロックポストと、
上部及び下部に挿通孔を有し、前記キーシリンダーの回転に伴って上昇し、スライド動作するように前記筺体に設けられた連結リンクと、
前記2つのロックポストと対応するように前記筺体に回転可能に2つ設けられ、それぞれ前記ロックポストが嵌まる係止溝を有すると第1のロックブラケットと、
該2つの第1のロックブラケットと嵌合可能なように前記筺体に回転可能に2つ設けられ、それぞれ前記挿通孔に挿通するスタッドを有する第2のロックブラケットと、
前記第1のロックブラケットを上方に回転させるように付勢する第1の付勢手段と、
前記第2のロックブラケットを下方に回転させるように付勢する第2の付勢手段を備え、
縦方向の長さを前記スタッドの直径と同じ長さとし、横方向の長さを前記スタッドの移動を妨げない長さとするように前記各挿通孔の大きさを定め、
前記扉を閉めた状態で前記キーシリンダーを回転させると、前記連結リンクが上昇して2つの前記挿通孔の下辺により前記スタッドを押し上げ、前記第1のロックブラケットと第2のロックブラケットの嵌合を解除すると共に前記第1のロックブラケットが前記係止溝から前記ロックポストを開放して前記扉が開けるようロックを解除し、
前記扉を閉めて前記キーシリンダーを施錠する際、片方の前記第1のロックブラケットの係止溝に前記ロックポストが入り込まなかったとき、前記第2のロックブラケットのスタッドに挿通孔の上辺が当接して前記連結リンクが下降を阻止すると共に、前記係止溝に前記ロックポストが入り込んだ別の片方の第1のロックブラケットへの前記第2のロックブラケットの嵌合を阻止して、前記扉がロックされないようにしたことを特徴とする扉ロック機構。 A key cylinder provided in a housing having a door that opens and closes by rotation, and provided with a key slot;
Two upper and lower lock posts provided on the back side of the door;
A connecting link provided on the housing so as to have an insertion hole in the upper part and the lower part, rise as the key cylinder rotates, and slide.
When the two lock posts are rotatably provided in the housing so as to correspond to the two lock posts, and each has a locking groove into which the lock post is fitted, a first lock bracket,
A second lock bracket having two studs rotatably provided in the housing so as to be able to be fitted to the two first lock brackets, each having a stud inserted into the insertion hole;
First biasing means for biasing the first lock bracket to rotate upward;
Second urging means for urging the second lock bracket to rotate downward,
The length in the vertical direction is the same as the diameter of the stud, and the size of each insertion hole is determined so that the length in the horizontal direction does not hinder the movement of the stud,
When the key cylinder is rotated with the door closed, the connecting link rises to push up the stud by the lower sides of the two insertion holes, and the first lock bracket and the second lock bracket are fitted together. And unlocking the first lock bracket so that the door can be opened by opening the lock post from the locking groove,
When the door is closed and the key cylinder is locked, if the lock post does not enter the locking groove of one of the first lock brackets, the upper side of the insertion hole contacts the stud of the second lock bracket. The connecting link prevents the lower link bracket from descending and prevents the second lock bracket from fitting into the other first lock bracket in which the lock post enters the locking groove; The door lock mechanism is characterized in that the door is not locked.
前記第1のロックブラケットの上部に嵌合凹部を設け、
前記第2のロックブラケットの下部に前記嵌合凹部に嵌合する嵌合凸部を設けたことを特徴とする扉ロック機構。 In the door lock mechanism according to claim 1,
A fitting recess is provided at the top of the first lock bracket,
A door lock mechanism, wherein a fitting convex portion that fits into the fitting concave portion is provided at a lower portion of the second lock bracket.
前記第2の付勢手段は該第1の付勢手段より強い付勢力で前記第2のロックブラケット付勢することを特徴とする扉ロック機構。 In the door lock mechanism according to claim 1,
The door lock mechanism characterized in that the second urging means urges the second lock bracket with a stronger urging force than the first urging means.
前記連結リンクの上部および下部における前記各第1のロックブラケットと前記各第2のブラケットとの動きを妨げない位置に設けたリンクスタッドと、
該2つのリンクスタッドと対応するように、前記筐体に回転可能に2つ設けられ、前記扉が開いているときに前記リンクスタッドの下側に係合して前記連結リンクの下降を阻止するリンクロック部と、
該リンクロック部を前記リンクスタッド側に回転させるように付勢する第3の付勢手段と、
前記2つのリンクロック部と対応するように前記扉の裏側に2つ設けられ、前記扉が閉じられるときに前記リンクロック部を押圧して回動させることにより、前記リンクスタッドに対する前記リンクロック部の係合を解除させるシャフトとを備え、
前記扉を閉めて前記キーシリンダーを施錠する際、片方の前記第1のロックブラケットの係止溝に前記ロックポストが入り込まなかったとき、前記シャフトによって押圧された前記リンクロックが前記第3の付勢手段により前記シャフトを押し戻して前記扉が閉められないようにしたことを特徴とする扉ロック機構。 In the door lock mechanism according to claim 1, claim 2 or claim 3,
A link stud provided at a position that does not hinder the movement of the first lock bracket and the second bracket at the upper and lower portions of the connection link;
Two corresponding to the two link studs are rotatably provided in the housing, and engage the lower side of the link stud when the door is open to prevent the connection link from descending. A link lock,
Third urging means for urging the link lock portion to rotate toward the link stud side;
The two link lock portions are provided on the back side of the door so as to correspond to the two link lock portions, and the link lock portion with respect to the link stud is pressed by rotating the link lock portion when the door is closed. A shaft for releasing the engagement of
When locking the key cylinder with the door closed, if the lock post does not enter the locking groove of one of the first lock brackets, the link lock pressed by the shaft is attached to the third attachment. A door lock mechanism, wherein the door is not closed by pushing back the shaft by a biasing means.
Priority Applications (1)
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JP2009205373A JP2011058164A (en) | 2009-09-04 | 2009-09-04 | Door lock mechanism |
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Cited By (1)
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JP2014105432A (en) * | 2012-11-22 | 2014-06-09 | Ykk Ap株式会社 | Fixture |
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2009
- 2009-09-04 JP JP2009205373A patent/JP2011058164A/en active Pending
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