JP4305244B2 - 通信制御方法及び通信制御装置 - Google Patents
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Description
フレームデータが到着遅延のために受信側で廃棄されることを回避することができるという有利な効果が得られる。
図1は、参考の形態による通信制御装置の送信装置を示す機能ブロック図である。
あり、図示しないCPU(中央処理装置)が例えばROMからプログラムを読み出して実行することにより実現されるものである。また、帯域算出手段1およびパケット送信手段7は、図示しない回線インタフェース部を介して通信回線に接続される。なお、各手段1〜7はここではソフトウェアにより実現されるが、ハードウェアによって実現しても良い。
送信にかかる時間を図5と図6により比較してみる。
+SIFS+ACK)・・・(1)
T2=(DIFS+Backoff+1500bytes/5 Data Frame
+SIFS+ACK)×5・・・(2)
T3=T2−T1=(DIFS+Backoff+SIFS+ACK)×4・・(3)
ここで、802.11a無線LANの場合の概算値として、DIFSを34μs、Backoff Timeの平均を67.5μs、SIFSとACKの合計時間を40μs、1500バイトのデータパケット送信時間を248μsとすると、1500バイトを1パケット送信するときの送信時間は式(1)から34+67.5+248+40=389.5μsであり、300バイトを5パケット送信するときは式(2)から389.5+(34+67.5+40)×4=955.5μsになる。したがって、比較すると245%以上も余分に送信時間がかかることになり、それだけ送信スループットも低下する。
+エラー回復時間+データ組立時間+復号化時間
このように、パケット化に許容される時間(以下、「パケット化許容時間」という)は、符号化、復号化にかかる時間、ネットワーク伝送による時間、さらにエラー耐性処理などのCPUの処理にかかる時間などを考慮してから決定することになる。パケット化許容時間が求められると、1秒間に送信するフレーム数により、何フレームまでパケット化できるかが求められるので、このフレーム数に達するか又はパケットバッファの最大サイズを超えるまで、データを1つのパケットにまとめることができる。例えば、1秒間のフレーム数が30fpsでパケット化許容時間が100msの場合は、現在のフレーム+過去3フレーム(99msの遅延)の合わせて最大4フレームまで1つのパケットとして送信することができる。このようなパケット化可能最大フレーム数は、1秒間のフレーム数により、(表1)のように簡単に求めておくことができる。
であり、無線区間が存在するかどうかを判定する動作を示す。
プS4で短いパケットサイズでの帯域測定が済んだと判定したときは、次に、カメラからの映像入力と映像符号化を行い(S5)、ステップS3と較べて数倍大きいパケットサイズ、例えば1パケット1500バイト程度のパケットサイズにて、UDPプロトコルにより、通信相手へパケット送信し、ネットワーク帯域の測定を行う(S6)。その後の帯域測定の方法はステップS3のときと同じである。次に、帯域測定が済んだかどうかを判定する(S7)。
取得し、第2の方法(1パケット1500バイトのデータを用いる方法)で対象となるネットワークの帯域を測定して測定結果としての第2の帯域を取得する帯域算出手段1と、第1の帯域と第2の帯域との帯域差に基づいて、対象となるネットワークの経路に無線回線を含むか否かを推定する無線推定手段2とを有することにより、対象となるネットワークの経路に無線回線を含むか否かを2つの方法で測定した帯域の差から推定することができるので、伝送路に無線回線が存在すると推定される場合にのみ、伝送品質低下に対応するための冗長なデータの付加などを施すことで無線回線に対応した映像伝送を行ってデータの品質を向上させ、逆に有線のみの伝送路と推定された場合には余分なデータを付加することがないため、効率の良い伝送を行うことができ、さらに、無線特有の送信に関わるオーバーヘッド、具体的には無線回線部分における送信前の待ち時間、送信後の送達確認応答待ち時間によるオーバーヘッドについても考慮することができ、無線伝送における伝送効率の悪さが回避することができる。また、2つの方法でネットワーク帯域を測定する場合に、送信側および受信側で対応することになり、従来は必要であった中継装置を不要にすることができる。
図3は、本発明の実施の形態1による通信制御装置の送信装置を示す機能ブロック図である。
=(34+67.5+248+40)μs×2
=389.5μs×2=779μs・・・・(4)
TCPプロトコルでは、図13のように、データパケットの送信時間はUDPと同じだが、各データパケット送信ごとの無線による送達確認のACK以外に、ある間隔でTCP
ACKによる送達応答が行われるため、2パケットでTCP ACKが応答された場合、データパケットと同じ待ち時間と、無線送達確認の時間が付加され、合計の送信時間T
5は式(5)のようになる。UDPプロトコルではこのTCP ACKによる時間がないため、TCPとUDPとの送信にかかる時間の差T6は式(6)のようになる。
+DIFS+Backoff+TCP ACK+SIFS+ACK・・(5)
T6=T5−T4=DIFS+Backoff+TCP ACK+SIFS+ACK・
・・・・(6)
ここで、802.11aの概略値として、DIFSを34μs、Backoff Timeの平均を67.5μs、SIFSとACKの合計時間を40μs、データパケット送信時間を248μs、TCP ACKの送信時間を32μsとすると、UDP送信時間T4は式(7)から779μs、TCP送信時間−UDP送信時間=T5−T4=T6は式(8)から173.5μsとなる。
=779μs・・・・・(7)
T6=T5−T4=(34+67.5+32+40)μs=173.5μs・・(8)
したがって、TCP2パケットごとにTCP ACKが応答される場合、TCP送信時間T5は、UDP送信時間T4より22.3%(173.5μs/779μs)だけ多く時間がかかることになる。同様に、TCP ACKの応答間隔により、TCPプロトコルの場合、次のような割合でUDPプロトコルより多くの通信時間がかかることになり、同じように送信スループットも低下する。
)=14.8%
TCP5パケットごとにTCP ACK応答:173.5μs/(389.5μs×5
)=8.9%
TCP10パケットごとにTCP ACK応答:173.5μs/(389.5μs×
10)=4.5%
このように、802.11a無線LANにおいてTCPプロトコルを使ってデータ送信した場合、データ送達確認のために受信側からTCP ACKが応答されるため、この応答を無線LAN側でやり取りするのにかかる時間の分だけ、UDPプロトコルよりもスループットが低下することになる。一方、有線LANの場合、TCP ACK応答によるオーバーヘッドはほとんど無視できるため、TCPとUDPの差は、無線LANのように大きくない。このような特性を利用することで、ネットワークのある区間に無線伝送路が存在することを推定することができる。
3)。これは、例えば、1パケット1500バイト程度のRTPパケット(RTP/UDP/IPヘッダを含む)を複数個送信し、受信側から応答されるRTCPパケットから帯域をUDP帯域算出手段31bにおいて算出する。ここで、RTPパケットは本発明の実施の形態1で説明した内容と同じであり、この受信レポートをもとに、UDPでの帯域を求める。次に、ステップS32で算出したTCPでの帯域とUDPでの帯域との比較を行い、この比較により、帯域の差がある閾値以上であればネットワーク内に無線伝送路があるとみなし、閾値より小さい場合、無線伝送路は存在しないと推定する(S34、S35a、S35b)。具体的には、閾値は、あらかじめ、例えば(表3)のように、TCPnパケットごとのTCP ACK応答の数に対応するように閾値を定めておき、この閾値と、次の式(9)で算出する値を比較することで推定を行う。無線伝送路(無線回線)が存在するか否かの推定は無線推定手段32において行う。
・・・・・(9)
このようにして推定した結果により、ステップS35aでは無線伝送路ありの設定を行い、ステップS35bでは無線伝送路なしの設定を行う。
2、32 無線推定手段
3、33 映像入力手段
4、34 符号化手段
5、35 パケット化手段
6、36 エラー耐性手段
7、37 パケット送信手段
21 パケット受信手段
22 エラー回復手段
23 データ組立手段
24 復号化手段
25 映像表示手段
26 受信情報送信手段
31a TCP帯域算出手段
31b UDP帯域算出手段
Claims (8)
- 対象となるネットワークの帯域をUDPプロトコルによるパケットとTCPプロトコルによるパケットを使って測定する通信制御方法であって、
前記UDPプロトコルによるパケットで測定した第1の帯域と前記TCPプロトコルによるパケットで測定した第2の帯域との差である帯域差が所定数のTCPパケットごとのACK応答の数に対応する閾値以上であるか否かを判定し、前記判定の結果により、前記対象となるネットワークの経路に無線回線を含むか否かを推定することを特徴とする通信制御方法。 - 前記判定の結果により前記対象となるネットワークに無線回線があると推定した場合、送信するデータにエラー耐性を持たせるための符号化を施すことを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
- 前記判定の結果により前記対象となるネットワークに無線回線があると推定した場合、送信する複数のフレームデータを1つのパケットにパケット化して送信することを特徴とする請求項1または2に記載の通信制御方法。
- 双方向映像伝送のようにリアルタイム伝送が必要な場合、許容される遅延時間にしたがってパケット化可能なフレーム数の上限を決めることを特徴とする請求項3に記載の通信制御方法。
- 対象となるネットワークの帯域をUDPプロトコルによるパケットとTCPプロトコルによるパケットを使って測定する通信制御装置であって、
前記UDPプロトコルによるパケットで前記対象となるネットワークの帯域を測定して測定結果としての第1の帯域を取得し、前記TCPプロトコルによるパケットで前記対象となるネットワークの帯域を測定して測定結果としての第2の帯域を取得する帯域算出手段と、前記第1の帯域と前記第2の帯域との帯域差が所定数のTCPパケットごとのACK応答の数に対応する閾値以上であるか否かを判定して、前記対象となるネットワークの経路に無線回線を含むか否かを推定する無線推定手段とを有することを特徴とする通信制御装置。 - 前記無線推定手段において前記対象となるネットワークに無線回線があると推定した場合、送信するデータにエラー耐性を持たせるための符号化を施すエラー耐性手段を備えたことを特徴とする請求項5に記載の通信制御装置。
- 前記無線推定手段において前記対象となるネットワークに無線回線があると推定した場合、送信する複数のフレームデータを1つのパケットにパケット化するパケット化手段を備えたことを特徴とする請求項5または6に記載の通信制御装置。
- 前記パケット化手段は、双方向映像伝送のようにリアルタイム伝送が必要な場合、許容される遅延時間にしたがってパケット化可能なフレーム数の上限を決めることを特徴とする請求項7に記載の通信制御装置。
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