JP4305136B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和装置、特に、空調室の天井に埋め込まれるように装着された空気調和装置に関する。
従来の空調室の天井に埋め込まれるように装着された、いわゆる天井埋込型の空気調和装置は、主として、空調室の天井裏空間に配置されたケーシングと、ケーシングの下側に配置された化粧パネルと、ケーシング内に配置された熱交換器と、熱交換器において空気中の水分が凝縮されることによって発生したドレン水を受ける溝部を有するドレンパンと、ドレンパンの溝部で受けられたドレン水をケーシング外に排出するドレンポンプとを備えている。この空気調和装置では、装置据付後の試運転において、ドレンポンプの作動確認が行われる。このドレンポンプの動作確認は、ドレンポンプの作動によってケーシング外に排出されるドレン水が流れる排水パイプに接続されるソケット部を透明な材料で形成し、試運転時にソケットにおけるドレン水の流れを視認することによって行われる。
しかし、このようなドレンポンプの作動確認の方法では、試運転時において、排水パイプ及び排水パイプに接続されるソケットが天井裏空間に配置されているため、作業者が天井裏空間に入り込んでドレン水の流れを視認したり、又は、天井を開放した状態にして試運転を行わなければならないという問題が生じていた。
これを解決するために、ドレンパンの底部に透明又は半透明の膨出部を形成したドレン水排水確認構造を設けることによって、作業者が天井裏空間に入り込んだり、又は、天井を開放して試運転を行う必要なく空調室内からドレン水の流れを視認できるようにした空気調和装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
このドレン水排水確認構造では、膨出部がドレンパンの底部から上方に向かって膨出する形状を有しているため、その膨出高さを十分に高くしなければ、ドレンパンの溝部に溜まったドレン水の水位変化を視認することができない。しかし、膨出部の膨出高さを高くする場合、その膨出高さに応じて膨出部の平面視におけるサイズを大きくしないと膨出部における視認性が得られなくなるおそれがある。このため、ドレンパンの溝部の溝幅が小さい場合や溝部の深さが大きい場合等のように、膨出部を配置するスペースが確保できない場合には、膨出部における十分な視認性が得られないという問題が生じる。また、ドレンパンの底部は汚れやすいため、空気調和装置の通常運転時やメンテナンス後の試運転時において、汚れにより膨出部における視認性が損なわれてしまうという問題が生じる。
特開平9−53837号公報
本発明の課題は、天井埋込型の空気調和装置において、ドレンパンの溝部に溜まったドレン水の水位変化を確認する際の視認性を向上させることにある。
請求項1に記載の空気調和装置は、空調室の天井に埋め込まれるように装着された空気調和装置であって、ケーシングと、化粧パネルと、熱交換器と、ドレンパンと、ドレンポンプとを備えている。ケーシングは、空調室の天井裏空間に配置されている。化粧パネルは、ケーシングの下側に配置され、空調室内の空気をケーシング内に吸入する吸入口と、ケーシング内から空調室内に空気を吹き出す吹出口とを有している。熱交換器は、ケーシング内に配置され、吸入口からケーシング内に吸入された空気と熱交換を行う。ドレンパンは、ケーシングの下部に装着され、熱交換器において空気中の水分が凝縮されることによって発生したドレン水を受ける溝部と、溝部の側壁の少なくとも一部を透明又は半透明にした透視部とを有している。ドレンポンプは、溝部で受けられたドレン水をケーシング外に排出している。そして、透視部は、吹出口から視認可能な位置に配置されている。
この空気調和装置では、冷房運転時において、空調室内の空気は、化粧パネルに形成された吸入口を通じてケーシング内に吸入されて、熱交換器において熱交換を行って冷却された後、化粧パネルに形成された吹出口を通じてケーシング内から空調室内に吹き出される。ここで、熱交換器においては、空気が冷却される際、空気中に含まれる水分が凝縮することによってドレン水が発生しており、このドレン水がドレンパンの溝部で受けられている。そして、ドレンパンの溝部で受けられたドレン水は、ドレンポンプによってケーシング外に排出されるようになっている。
ここで、ドレンパンの溝部に溜まったドレン水の水位は、空気調和装置の運転負荷やドレンポンプの運転状態に応じて変化するが、この空気調和装置では、ドレンパンの溝部の側壁の少なくとも一部に透視部が形成されており、この水位の変化を視認することができるようになっている。このようなドレンパンの溝部の側壁に形成された透視部は、従来のようなドレンパンの底部に形成された透明又は半透明の膨出部とは異なり、ドレンパンの溝部のスペースの影響を受けることなく配置できるとともに、空調室内から透視部を見ることでドレンパンの溝部に溜まったドレン水の水位を視認できるため、ドレンパンの溝部に溜まったドレン水の水位変化を確認する際の視認性を向上させることができる。
しかも、この空気調和装置では、透視部が吹出口から視認可能な位置に配置されているため、化粧パネルを取り外すことなく、ドレンパンの溝部の側壁のドレン水の水位変化を視認することができる。
請求項2に記載の空気調和装置は、請求項1において、透視部は、溝部の側壁の上端から下端まで延びている。
この空気調和装置では、透視部がドレンパンの溝部の側壁の上端から下端まで形成されているため、ドレンパンの溝部に溜まったドレン水の水位が高い場合や水位変化が大きい場合であっても、ドレンパンの溝部に溜まったドレン水の水位変化を確認する際の視認性を確保することができる。
請求項3に記載の空気調和装置は、請求項1又は2において、透視部は、冷房運転時に、熱交換器によって冷却された空気が通過する空間に配置されている。
この空気調和装置では、冷房運転時に熱交換器によって冷却された空気が通過する空間に透視部が配置されているため、透視部を形成する材料として、断熱性材料を使用する必要がなくなり、透視部を形成する透明又は半透明の材料を選択する上での自由度が増すことになる。
請求項に記載の空気調和装置は、請求項1〜のいずれかにおいて、透視部は、ドレンポンプ付近に配置されている。
この空気調和装置では、透視部がドレンポンプ付近に配置されているため、ドレンポンプによるドレン水の排出動作を正確に視認することができる。
請求項に記載の空気調和装置は、請求項1〜のいずれかにおいて、透視部は、前記溝部の側壁の全周に形成されている。
この空気調和装置では、透視部が溝部の側壁の全周に形成されているため、溝部の各所からドレン水の水位を視認することができる。
請求項に記載の空気調和装置は、請求項1〜のいずれかにおいて、ドレンパンは、溝部を有し不透明の断熱性材料からなるドレンパン本体と、溝部の内面に重ね合わされた透明又は半透明の防水性材料からなる防水部材とから構成されている。防水部材の一部は、透視部を構成している。
この空気調和装置では、ドレンパンの溝部の内面に重ね合わされた防水部材を利用して透視部を構成しているため、ドレンパンに透視部を形成するために必要な部品点数を少なくすることができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
請求項1にかかる発明では、ドレンパンの溝部の側壁の少なくとも一部に透視部が形成されており、ドレンパンの溝部のスペースの影響を受けることなく配置できるとともに、空調室内から透視部を見ることでドレンパンの溝部に溜まったドレン水を視認できるため、ドレンパンの溝部に溜まったドレン水の水位変化を確認する際の視認性を向上させることができる。しかも、透視部が吹出口から視認可能な位置に配置されているため、化粧パネルを取り外すことなく、ドレンパンの溝部の側壁のドレン水の水位変化を確認することができる。
請求項2にかかる発明では、透視部がドレンパンの溝部の側壁の上端から下端まで形成されているため、ドレンパンの溝部に溜まったドレン水の水位が高い場合や水位変化が大きい場合であっても、ドレンパンの溝部に溜まったドレン水の水位変化を確認する際の視認性を確保することができる。
請求項3にかかる発明では、冷房運転時に熱交換器によって冷却された空気が通過する空間に透視部が配置されているため、透視部を形成する材料として、断熱性材料を使用する必要がなくなり、透視部を形成する透明又は半透明の材料を選択する上での自由度が増すことになる。
請求項にかかる発明では、透視部がドレンポンプ付近に配置されているため、ドレンポンプによるドレン水の排出動作の正確に視認することができる。
請求項にかかる発明では、透視部が溝部の側壁の全周に形成されているため、溝部の各所からドレン水の水位を視認することができる。
請求項にかかる発明では、ドレンパンの溝部の内面に重ね合わされた防水部材を利用して透視部を構成しているため、ドレンパンに透視部を形成するために必要な部品点数を少なくすることができる。
以下、本発明にかかる空気調和装置の実施形態について、図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
(1)空気調和装置の全体構成
図1に本発明の第1実施形態にかかる空気調和装置1の外観斜視図(天井は省略)を示す。空気調和装置1は、天井埋込型の空気調和装置であり、内部に各種構成機器を収納するケーシング2と、ケーシング2の下側に配置された化粧パネル3とを備えている。具体的には、空気調和装置1のケーシング2は、図2(空気調和装置1の概略側面断面図であって、図3のA−O−A断面図)に示されるように、空調室の天井Uに形成された開口に挿入されて配置されている。そして、化粧パネル3は、天井Uの開口に嵌め込まれるように配置されている。
ケーシング2は、図2及び図3(空気調和装置1の概略平面断面図であって、図2のB−B断面図)に示されるように、その平面視において、長辺と短辺とが交互に形成された平面視が略8角形状の下面が開口した箱状体であり、長辺と短辺とが交互に形成された略8角形状の天板21と、天板21の周縁部から下方に延びる側板22とを有している。この側板22は、天板21の長辺に対応する側板22a、22b、22c、22dと、天板21の短辺に対応する側板22e、22f、22g、22hとから構成されている。
化粧パネル3は、平面視が略4角形状の板状体であり、その略中央に空調室内の空気を吸入する吸入口31と、各4辺に対応するように形成されケーシング内から空調室内に空気を吹き出す複数個(本実施形態では、4個)の吹出口32a、32b、32c、32dとを有している。そして、化粧パネル3の各辺は、ケーシング2の天板21の各長辺に対応するように配置されている。吸入口31は、本実施形態において、略正方形状の開口である。4つの吹出口32a、32b、32c、32dは、それぞれ化粧パネル3の各辺に沿う方向に細長く延びる略長方形状の開口である。また、吸入口31には、吸入グリル33と、吸込口31から吸入された空気中の塵埃を除去するためのフィルタ34とが設けられている。吹出口32a、32b、32c、32dには、長手方向の軸周りに揺動可能な水平フラップ35a、35b、35c、35dがそれぞれ設けられている。水平フラップ35a、35b、35c、35dは、それぞれが対応する各吹出口32a、32b、32c、32dの長手方向に細長く延びる略長方形状の羽根部材であり、その長手方向の両端部に設けられた軸支ピンをモータ(図示せず)によって回転駆動させることで、吹出口32a、32b、32c、32dから空調室内に向かって吹き出される空気の風向を可変することが可能である。
ケーシング2の内部には、主に、化粧パネル3の吸入口31を通じて空調室内の空気をケーシング2内に吸入して外周方向に吹き出す送風機4と、送風機4の外周を囲むように配置された熱交換器6とが配置されている。
送風機4は、本実施形態において、ターボファンであり、ケーシング2の天板21の中央に設けられたファンモータ41と、ファンモータ41に連結されて回転駆動される羽根車42とを有している。羽根車42は、ファンモータ41に連結される円板状のハブ43と、ハブ43の下面の外周部に設けられた複数のブレード44と、ブレード44の下側に設けられた中央に開口を有する円板状のシュラウド45とを有している。ハブ43の中央部には、略円錐形状の凸部43aが吸入口31側に向かって突出するように形成されており、この凸部43aを吸入口31側から覆うようにハブカバー46が取り付けられている。送風機4は、ブレード44の回転によって、シュラウド45の開口を通じて羽根車42の内部に空気を吸入し、羽根車42の外周側に吸入した空気を吹き出すようになっている。
熱交換器6は、本実施形態において、送風機4の外周を囲むように曲げられて形成されたクロスフィンチューブ型の熱交換器パネルであり、屋外等に設置された室外ユニット(図示せず)に冷媒配管を介して接続されている。熱交換器6は、冷房運転時には蒸発器として、暖房運転時には凝縮器として機能できるようになっている。これにより、熱交換器6は、送風機4によって吸入口31を通じてケーシング2内に吸入された空気と熱交換を行って、冷房運転時には空気を冷却し、暖房運転時には空気を加熱することが可能である。
熱交換器6の下側には、熱交換器6において空気中の水分が凝縮されて生じるドレン水を受けるためのドレンパン7が配置されている。ドレンパン7は、ケーシング2の下部に装着されている。ドレンパン7は、化粧パネル3の吸入口31に連通するように形成された吸入孔71と、化粧パネル3の吹出口32a、32b、32c、32dに対応するように形成された吹出孔72a、72b、72c、72dと、熱交換器6の下側に形成されドレン水を受けるドレン水受け溝73とを有している。ここで、4つの吹出孔72a、72b、72c、72dは、それぞれが連通する化粧パネル3の吹出口32a、32b、32c、32dとともに、熱交換器6において熱交換された空気が通過するための吹出流路12a、12b、12c、12dを構成している。尚、ドレンパン7の平面視において、吹出孔72aと吹出孔72bとの間の部分をドレンパン角部75a、吹出孔72bと吹出孔72cとの間の部分をドレンパン角部75b、吹出孔72cと吹出孔72dとの間の部分をドレンパン角部75c、及び吹出孔72dと吹出孔72aとの間の部分をドレンパン角部75dとする。
また、ドレンパン7の吸入孔71には、吸入口31から吸入される空気を送風機4の羽根車42へ案内するためのベルマウス5が配置されている。
以上のように、空気調和装置1には、化粧パネル3の吸入口31からフィルタ34、ベルマウス5、ドレンパン7、送風機4及び熱交換器6を経由して、4つの吹出口32a、32b、32c、32dへ至る空気流路11が形成されており、空調室内の空気を吸入して熱交換器6において熱交換させた後、空調室内に吹き出すことができるようになっている。
(2)ドレン水を排出するための構成
次に、本実施形態の空気調和装置1におけるドレン水を排出するための構成について説明する。
ドレンパン7は、本実施形態において、図2、図3、図4(図2の拡大図であって、吹出流路12c付近を示す図)及び図5(ドレンパン7の斜視図)に示されるように、主として、ケーシング2の側板22a〜22hの内面に沿う平面視が略8角形状の発泡スチロール等の不透明の断熱性材料からなる部材であり、上述のように、吸入孔71と、4つの吹出孔72a、72b、72c、72dと、ドレン水受け溝73(溝部)とを有している。吸入孔71は、平面視中央に形成された略円形の開口からなる。4つの吹出孔72a、72b、72c、72dは、それぞれ、側板22a、22b、22c、22dに沿って形成された略長方形状の開口からなる。ドレン水受け溝73は、主として、平面視において吸入孔71と吹出孔72a、72b、72c、72dとの間に形成されており、側面視が熱交換器6の下端部が挿入可能な略U字形状で、かつ、平面視が略環状の溝部からなる。ドレン水受け溝73は、主として、側面視が熱交換器6の下端部が挿入される吸入孔71を囲む主溝部76と、角部75cにおいて主溝部76に連通されるように形成されたポンプ配置溝部77とから構成されている。ポンプ配置溝部77には、ドレン水受け溝73に溜まったドレン水をケーシング2外に排出するドレンポンプ8が配置されている。そして、このドレン水受け溝73の内面、すなわち、ドレン水受け溝73に溜まったドレン水が接触する溝の底面や両側壁には、透明又は半透明のポリスチレン等の防水性材料からなるシート状の防水部材7bが重ね合わされるように配置されている。このため、ドレンパン7は、不透明の断熱性材料からなるドレンパン本体7aと、透明又は半透明の防水性材料からなる防水部材7bとの2層構造となっている。尚、ドレンパン7は、金型内でスチロール樹脂を発泡させることによって成形されたドレンパン本体7aに防水部材7bを重ね合わせて接着したり、防水部材7bが予め配置された金型内でスチロール樹脂を発泡させることによってドレンパン本体7aを成形する等によりことにより製造されている。
ここで、ドレン水受け溝73の外周側(すなわち、吹出孔72a、72b、72c、72dやドレンパン角部75a、75b、75c、75d側)の側壁を外側側壁78とし、主溝部76の内周側(すなわち、吸入孔71側)の側壁を内側側壁79とすると、本実施形態において、ドレンパン本体7aの外側側壁78を形成する部分のうち、吹出孔72cの周縁部を形成する部分78aが切り欠かれており、この部分78aが防水部材7bのみによって覆われて形成された透視部81となっている。このため、空調室内から透視部81を見ることでドレンパン7のドレン水受け溝73に溜まったドレン水の水位の変化を視認することができるようになっている。しかも、この透視部81は、吹出孔72cに連通する吹出口32cを通じて空調室内から視認可能である。尚、防水部材7bの透視部81を構成する部分のシート厚みは、本実施形態において、他の部分と比べて少し厚くなっている。
また、透視部81は、本実施形態において、部分78aがドレン水受け溝73の外側側壁78の上端から下端まで切り欠かれることによりドレン水受け溝73の外側側壁78の上端から下端まで延びるように形成されているため、ドレン水受け溝73に溜まったドレン水の水位が高い場合や水位変化が大きい場合であっても視認可能となっている。
(3)空気調和装置の動作
次に、空気調和装置1の動作について、図2、図3及び図4を用いて説明する。
(通常運転時)
まず、冷房運転や暖房運転等の通常運転時における動作について説明する。通常運転時には、ファンモータ41が駆動されて、送風機4の羽根車42が回転する。また、ファンモータ41の駆動とともに、熱交換器6内には、室外ユニット(図示せず)から冷媒が供給される。ここで、熱交換器6は、冷房運転時には蒸発器として、暖房運転時には凝縮器として作用する。そして、羽根車42の回転に伴って、空調室内の空気は、化粧パネル3の吸入口31からフィルタ34及びベルマウス5を通じて送風機4の下側から吸入される。この吸入された空気は、羽根車42によって外周側に吹き出されて熱交換器6に達し、熱交換器6において冷却又は加熱された後、吹出孔72a〜72d及び吹出口32a〜32d(すなわち、吹出流路12a〜12d)を通じて空調室内に向かって吹き出される。このようにして、空調室内の冷房又は暖房が行われる。
ところで、冷房運転時においては、ケーシング2内に吸入された空調室内の空気が熱交換器6において冷却される際、この空気中に含まれる水分が凝縮することによってドレン水が発生しており、このドレン水がドレンパン7のドレン水受け溝73で受けられている。そして、ドレン水受け溝73で受けられたドレン水は、ドレンポンプ8によってケーシング2外に排出されるようになっている。
ここで、ドレン水受け溝73に溜まったドレン水の水位は、空気調和装置1の運転負荷やドレンポンプ8の運転状態に応じて変化するが、この空気調和装置1では、ドレン水受け溝73の外側側壁78の吹出孔72cの周縁部を形成する部分78aに透視部81が形成されており、空調室内から透視部81を見ることでドレン水受け溝73に溜まったドレン水の水位の変化を視認することができるようになっている。
しかも、透視部81は、空調室内から吹出口32cを通じて視認可能な位置であるため(図4の矢印C参照)、化粧パネル3が取り付けられた状態のままで、ドレン水受け溝73に溜まったドレン水の水位の変化を視認することができるようになっている。
また、透視部81は、空気流路11のうち冷房運転時に熱交換器6において冷却された空気が通過する空間11bに配置されているため、外側側壁78の他の部分と比べて断熱性が低いにもかかわらず、透視部81の表面が結露しないようになっている。
さらに、透視部81は、ドレン水受け溝73の外側側壁78に形成されているため、長期間にわたって空気調和装置1を運転した後においても、汚れにくく視認性が損なわれるおそれが少ない。
このように、空気調和装置1の通常運転を行いつつ、ドレンポンプ8によるドレン水の排水動作の動作確認を行うことができるようになっている。
(試運転時)
次に、空気調和装置1の据付後又はメンテナンス後の試運転時における動作について説明する。試運転は、通常運転とは異なり、ドレンパン7のドレン水受け溝73に予め外部から注水しておき、ドレンポンプ8を運転することによって行う。この場合においても、化粧パネル3が取り付けられた状態のままで、空調室内から吹出口32cを通じて透視部81におけるドレン水受け溝73に溜まったドレン水の水位の変化を視認することができるため、空気調和装置1の据付作業後やメンテナンス後の復旧作業後に、ドレンポンプ8によるドレン水の排水動作の動作確認を行うことができる。これにより、空気調和装置1の据付作業やメンテナンス後の復旧作業の作業性が向上する。
(4)空気調和装置の特徴
本実施形態の空気調和装置1には、以下のような特徴がある。
(A)
本実施形態の空気調和装置1では、ドレンパン7のドレン水受け溝73の側壁78、79の少なくとも一部(具体的には、外側側壁78の部分78a)に透明又は半透明の透視部81が形成されており、ドレン水受け溝73で受けられたドレン水の水位の変化を視認することができるようになっている。このようなドレンパン7のドレン水受け溝73の側壁78に形成された透視部81は、従来のようなドレンパンの底部に形成された透明又は半透明の膨出部とは異なり、ドレン水受け溝73のスペースの影響を受けることなく配置することができるとともに、空調室内から透視部81を見ることでドレン水受け溝73に溜まったドレン水の水位を視認できるため、ドレン水受け溝73に溜まったドレン水の水位変化を確認する際の視認性を向上させることができる。
(B)
この空気調和装置1では、透視部81がドレン水受け溝73の側壁78の上端から下端まで形成されているため、ドレン水受け溝73に溜まったドレン水の水位が高い場合や水位変化が大きい場合であっても、ドレン水受け溝73に溜まったドレン水の水位変化を確認する際の視認性を確保することができる。
(C)
この空気調和装置1では、冷房運転時に熱交換器6によって冷却された空気が通過する空間11bに透視部81が配置されているため、透視部81を形成する材料として、ドレンパン本体7aのような断熱性材料を使用する必要がなくなり、透視部81を形成する材料選択の自由度が増すことができる。
(D)
この空気調和装置1では、透視部81が吹出口32cから視認可能な位置に配置されているため、化粧パネル3を取り外すことなく、ドレン水受け溝73に溜まったドレン水の水位変化を視認することができる。これにより、空気調和装置1の据付作業後やメンテナンス後の復旧作業後に、ドレンポンプ8によるドレン水の排水動作の動作確認を行うことができるようになるため、空気調和装置1の据付作業やメンテナンス後の復旧作業の作業性を向上させることができる。また、通常運転時にも、ドレンポンプ8の動作確認を行うことができる。
(E)
この空気調和装置1では、透視部81がドレンポンプ8が配置されたポンプ配置溝部77に隣り合う吹出孔72cに対応するように配置されているため、ドレンポンプ8によるドレン水の排出動作を正確に視認することができる。
(F)
この空気調和装置1では、ドレンパン7は、ドレン水受け溝73を有し不透明の断熱性材料からなるドレンパン本体7aと、ドレン水受け溝73の内面、すなわち、ドレン水受け溝73に溜まったドレン水が接触する溝の底面や両側壁78、79に重ね合わされた透明又は半透明の防水性材料からなる防水部材7bを利用して透視部81を構成しているため、ドレンパン7に透視部81を形成するために必要な部品点数を少なくすることができる。
(5)変形例1
前記実施形態において、透視部81は、防水部材7bによって構成されているが、図6に示されるように、透視部81を防水部材7bとは別のアクリル樹脂等からなる板状部材7cを用いて構成してもよい。この場合には、前記実施形態のように防水部材7bの透視部81を構成する部分のシート厚みを大きくする必要がなくなり、防水部材7bとしてシート厚みが一定のものを使用することができるため、防水部材7bのコスト増加を極力抑えることができる。このような本変形例においても、ドレン水受け溝73に溜まったドレン水の水位の変化を透視部81から視認することができる。
(6)変形例2
前記実施形態において、透視部81は、外側側壁78の吹出孔72cに対応する部分78aを防水部材7bのみで構成することによって形成されているが、図7に示されるように、吹出孔72cの周縁部を形成する部分だけでなく、外側側壁78の全周を防水部材7bのみで構成することによって、他の3つの吹出孔72a、72b、72dの周縁部に対応する部分にも透視部82、83、84を設けるようにしてもよい。この場合、透視部82、83、84は、それぞれ、空調室内から吹出口32d、32a、32bを通じて視認可能な位置であるため、化粧パネル3が取り付けられた状態のままで、ドレン水受け溝73に溜まったドレン水の水位の変化を4つの吹出口32a〜32dのいずれからも視認することができる。
[第2実施形態]
(1)空気調和装置の全体構成
第1実施形態にかかる空気調和装置1は、平面視が略4角形状の化粧パネル3の各辺に対応するように4つの吹出口32a、32b、32c、32dを有しているが、図8に示される本実施形態の空気調和装置101では、空調室内に吹き出される空気の気流分布を良好にするために、化粧パネル103の平面視における角部に補助吹出口を設けている。このような補助吹出口をさらに備えた空気調和装置101に本発明を適用した実施形態について、図8〜図10を用いて説明する。
空気調和装置101は、天井埋込型の空気調和装置であり、内部に各種構成機器を収納するケーシング102と、ケーシング102の下側に配置された化粧パネル103とを備えている。
ケーシング102は、図9(空気調和装置101の概略側面断面図であって、図10のA−O−A断面図)及び図10(空気調和装置101の概略平面断面図であって、図9のB−B断面図)に示されるように、その平面視において、長辺と短辺とが交互に形成された平面視が略8角形状の下面が開口した箱状体であり、長辺と短辺とが交互に形成された略8角形状の天板121と、天板121の周縁部から下方に延びる側板122とを有している。この側板122は、天板121の長辺に対応する側板122a、122b、122c、122dと、天板121の短辺に対応する側板122e、122f、122g、122hとから構成されている。
化粧パネル103は、平面視が略4角形状の板状体であり、その略中央に空調室内の空気を吸入する吸入口131と、各辺に対応するように形成されケーシング内から空調室内に空気を吹き出す複数個(本実施形態では、4個)の吹出口132a、132b、132c、132dとを有している。そして、化粧パネル103の各辺は、ケーシング102の天板121の各長辺に対応するように配置されている。吸入口131は、本実施形態において、略正方形状の開口である。4つの吹出口132a、132b、132c、132dは、それぞれ化粧パネル103の各辺に沿う方向に細長く延びる略長方形状の開口である。また、吸入口131には、吸入グリル133と、吸込口131から吸入された空気中の塵埃を除去するためのフィルタ134とが設けられている。吹出口132a、132b、132c、132dには、第1実施形態の空気調和装置1の化粧パネル3と同様、長手方向の軸周りに揺動可能な水平フラップ135a、135b、135c、135dがそれぞれ設けられており、吹出口132a、132b、132c、132dから空調室内に向かって吹き出される気流の風向を可変することが可能になっている。
さらに、本実施形態の空気調和装置101の化粧パネル103には、補助吹出口132e〜132hが形成されている。具体的には、化粧パネル103の平面視において、吹出口132aと吹出口132bとの間の部分をパネル角部136a、吹出口132bと吹出口132cとの間の部分をパネル角部136b、吹出口132cと吹出口132dとの間の部分をパネル角部136c、及び吹出口132dと吹出口132aとの間の部分をパネル角部136dとして、補助吹出口132eは、パネル角部136aに形成されており、補助吹出口132fは、パネル角部136bに形成されており、補助吹出口132gは、パネル角部136cに形成されており、補助吹出口132hは、パネル角部136dに形成されている。
ケーシング102の内部には、主に、化粧パネル103の吸入口131を通じて空調室内の空気をケーシング2内に吸入して外周方向に吹き出す送風機104と、送風機104の外周を囲むように配置された熱交換器106とが配置されている。尚、送風機104及び熱交換器106については、第1実施形態の空気調和装置1の送風機4及び熱交換器6と同様であるため、説明を省略する。
熱交換器106の下側には、熱交換器106において空気中の水分が凝縮されて生じるドレン水を受けるためのドレンパン107が配置されている。ドレンパン107は、ケーシング102の下部に装着されている。ドレンパン107は、化粧パネル103の吸入口131に連通するように形成された吸入孔171と、化粧パネル103の吹出口132a、132b、132c、132dに連通するように形成された吹出孔172a、172b、172c、172dと、熱交換器106の下側に形成されドレン水を受けるドレン水受け溝173とを有している。ここで、4つの吹出孔172a、172b、172c、172dは、それぞれが対応する化粧パネル103の吹出口132a、132b、132c、132dとともに、熱交換器106において熱交換された空気が通過するための吹出流路112a、112b、112c、112dを構成している。
さらに、本実施形態の空気調和装置101のドレンパン107は、化粧パネル103の補助吹出口132e、132f、132gに連通するように形成された吹出孔172e、172f、172gを有している。ここで、ドレンパン107の平面視において、吹出孔172aと吹出孔172bとの間の部分をドレンパン角部175a、吹出孔172bと吹出孔172cとの間の部分をドレンパン角部175b、吹出孔172cと吹出孔172dとの間の部分をドレンパン角部175c、及び吹出孔172dと吹出孔172aとの間の部分をドレンパン角部175dとすると、吹出孔172e、172f、172gは、ドレンパン角部175a、175b、175cにそれぞれ形成されていることになる。そして、3つの吹出孔172e、172f、172gは、それぞれが連通する化粧パネル103の補助吹出口132e、132f、132gとともに、熱交換器106において熱交換された空気が通過するための吹出流路112e、112f、112gを構成している。このため、空気調和装置101において、補助吹出口132hが形成されたドレンパン角部175dには、吹出孔が形成されておらず、補助吹出口132hは、ケーシング102内に吸入された空気を空調室内に向かって吹き出す機能を有していない。
また、ドレンパン107の吸入孔171には、吸入口131から吸入される空気を送風機104の羽根車142へ案内するためのベルマウス105が配置されている。
以上のように、空気調和装置101には、化粧パネル103の吸入口131からフィルタ134、ベルマウス105、ドレンパン107、送風機104及び熱交換器106を経由して、4つの吹出口132a、132b、132c、132d及び3つの補助吹出口132e、132f、132gへ至る空気流路111が形成されており、空調室内の空気を吸入して熱交換器106において熱交換させた後、空調室内に吹き出すことができるようになっている。
(2)ドレン水を排出するための構成
次に、本実施形態の空気調和装置101におけるドレン水を排出するための構成について説明する。
ドレンパン107は、本実施形態において、図9、図10、図11(図9の拡大図であって、吹出流路112g付近を示す図)を及び図12(ドレンパン107の斜視図)に示されるように、第1実施形態の空気調和装置1のドレンパン7と同様、主として、ケーシング102の側板122a〜122hの内面に沿う平面視が略8角形状の発泡スチロール等の不透明の断熱性材料からなる部材であり、上述のように、吸入孔171と、7つの吹出孔172a、172b、172c、172d、172e、172f、172gと、ドレン水受け溝173(溝部)とを有している。吸入孔171は、平面視中央に形成された略円形の開口からなる。4つの吹出孔172a、172b、172c、172dは、それぞれ、側板122a、122b、122c、122dに沿って形成された略長方形状の開口からなる。ドレン水受け溝173は、主として、平面視において吸入孔171と吹出孔172a、172b、172c、172d、172e、172f、172gとの間に形成されており、側面視が熱交換器106の下端部が挿入可能な略U字形状で、かつ、平面視が略環状の溝部からなる。ドレン水受け溝173は、主として、側面視が熱交換器106の下端部が挿入される吸入孔171を囲む主溝部176と、角部175cにおいて主溝部176に連通されるように形成されたポンプ配置溝部177とから構成されている。ポンプ配置溝部177には、ドレン水受け溝173に溜まったドレン水をケーシング102外に排出するドレンポンプ108が配置されている。そして、このドレン水受け溝173の内面、すなわち、ドレン水受け溝173に溜まったドレン水が接触する溝の底面や両側壁には、透明又は半透明のポリスチレン等の防水性材料からなる防水部材107bが重ね合わされるように配置されている。このため、ドレンパン107は、第1実施形態の空気調和装置1のドレンパン7と同様、不透明の断熱性材料からなるドレンパン本体107aと、透明又は半透明の防水性材料からなる防水部材107bとの2層構造となっている。
ここで、ドレン水受け溝173の外周側(すなわち、吹出孔172a、172b、172c、172d、172e、172f、172gやドレンパン角部175a、175b、175c、175d側)の側壁を外側側壁178とし、主溝部176の内周側(すなわち、吸入孔171側)の側壁を内側側壁179とすると、本実施形態において、ドレンパン本体107aの外側側壁178を形成する部分のうち、吹出孔172gの周縁部を形成する部分178aが切り欠かれており、この部分178aが防水部材107bのみによって覆われて形成された透視部181となっている。しかも、この透視部181は、吹出孔172gに連通された補助吹出口132gを通じて空調室内から視認可能である。このため、空調室内から透視部181を見ることでドレンパン107のドレン水受け溝173に溜まったドレン水の水位の変化を視認することができるようになっている。
また、透視部181は、本実施形態において、部分178aがドレン水受け溝173の外側側壁178の上端から下端まで切り欠かれることによりドレン水受け溝173の外側側壁178の上端から下端まで延びるように形成されているため、ドレン水受け溝173に溜まったドレン水の水位が高い場合や水位変化が大きい場合であっても視認可能となっている。
(3)空気調和装置の動作
次に、空気調和装置101の動作について、図9、図10及び図11を用いて説明する。
まず、冷房運転や暖房運転等の通常運転時における動作について説明する。通常運転時には、ファンモータ141が駆動されて、送風機104の羽根車142が回転する。また、ファンモータ141の駆動とともに、熱交換器106内には、室外ユニット(図示せず)から冷媒が供給される。ここで、熱交換器106は、冷房運転時には蒸発器として、暖房運転時には凝縮器として作用する。そして、羽根車142の回転に伴って、空調室内の空気は、化粧パネル103の吸入口131からフィルタ134及びベルマウス105を通じて送風機104の下側から吸入される。この吸入された空気は、羽根車142によって外周側に吹き出されて熱交換器106に達し、熱交換器106において冷却又は加熱された後、吹出孔172a〜172d及び吹出口132a〜132d(すなわち、吹出流路112a〜112d)と、吹出孔172e、172f、172g及び及び補助吹出口132e、132f、132g(すなわち、吹出流路112e〜112g)を通じて空調室内に向かって吹き出される。このようにして、空調室内の冷房又は暖房が行われる。
ところで、冷房運転時においては、ケーシング102内に吸入された空調室内の空気が熱交換器106において冷却される際、この空気中に含まれる水分が凝縮することによってドレン水が発生しており、このドレン水がドレンパン107のドレン水受け溝173で受けられている。そして、ドレン水受け溝173で受けられたドレン水は、ドレンポンプ108によってケーシング102外に排出されるようになっている。
ここで、ドレン水受け溝173に溜まったドレン水の水位は、空気調和装置101の運転負荷やドレンポンプ108の運転状態に応じて変化するが、この空気調和装置101では、ドレン水受け溝173の外側側壁178の吹出孔172gの周縁部を形成する部分178aに透視部181が形成されており、空調室内から透視部181を見ることでドレン水受け溝173に溜まったドレン水の水位の変化を視認することができるようになっている。
このように、第1実施形態の空気調和装置1と同様に、空気調和装置101の通常運転を行いつつ、ドレンポンプ108によるドレン水の排水動作の動作確認を行うことができるようになっている。
また、空気調和装置101の据付後又はメンテナンス後の試運転時においても、第1実施形態の空気調和装置1と同様、空気調和装置101の据付作業後やメンテナンス後の復旧作業後に、ドレンポンプ108によるドレン水の排水動作の動作確認を行うことができるため、空気調和装置101の据付作業やメンテナンス後の復旧作業の作業性が向上する。
(4)空気調和装置の特徴
本実施形態の空気調和装置101のように、化粧パネル103のパネル角部136a〜136cに対応するように補助吹出口132e〜132gを形成した空気調和装置においては、ドレン水受け溝173の外側側壁178の吹出孔172g(補助吹出口136gに対応)の周縁部を形成する部分178aに透視部181を形成することができて、第1実施形態の空気調和装置1と同様、ドレン水受け溝173に溜まったドレン水の水位の変化を透視部181から視認することができる。
しかも、透視部181がドレンポンプ108が配置されたポンプ配置溝部177に近接する吹出孔172gに対応するように配置されているため、ドレンポンプ108によるドレン水の排出動作を正確に視認することができる。
(5)変形例
前記実施形態において、透視部181は、外側側壁178の吹出孔172gに対応する部分178aを防水部材107bのみで構成することによって形成されているが、図13に示されるように、吹出孔172gに対応する部分だけでなく、外側側壁178の全周を防水部材107bのみで構成することによって、他の6つの吹出孔172a、172b、172c、172d、172e、172fの周縁部に対応する部分をにも透視部182、183、184、185、186、187をさらに設けるようにしてもよい。この場合、透視部182、183、184、185、186、187については、それぞれ、空調室内から吹出口132d、吹出口132a、補助吹出口132e、吹出口132b、補助吹出口132f、吹出口132cを通じて視認可能な位置であるため、化粧パネル103が取り付けられた状態のままで、ドレン水受け溝173に溜まったドレン水の水位の変化を7つの吹出口132a〜132gのいずれからも視認することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、第1及び第2実施形態においては、略4角形状の化粧パネル3、103の各辺に対応するように形成された4つの吹出口32a〜32d、又は、3つの補助吹出口132e、132f、132gを加えた7つの吹出口132a〜132gを有する空気調和装置1、101に本発明を適用しているが、これに限定されるものではなく、平面視が略長方形状のケーシングの長手方向に平行に並んだ2つの吹出口を有する天井埋込型の空気調和装置に本発明を適用してもよい。
本発明を利用すれば、天井埋込型の空気調和装置において、ドレンパンの溝部に溜まったドレン水の水位変化を確認する際の視認性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態にかかる空気調和装置の外観斜視図である。 第1実施形態にかかる空気調和装置の概略側面断面図であって、図3のA−O−A断面図である。 第1実施形態にかかる空気調和装置の概略平面断面図であって、図2のB−B断面図である。 図2の拡大図であって、吹出流路付近を示す図である。 第1実施形態にかかる空気調和装置が備えたドレンパンの斜視図である。 第1実施形態の変形例1にかかる空気調和装置の図4に相当する図である。 第1実施形態の変形例2にかかる空気調和装置が備えたドレンパンの斜視図である。 本発明の第2実施形態にかかる空気調和装置の外観斜視図である。 第2実施形態にかかる空気調和装置の概略側面断面図であって、図10のA−O−A断面図である。 第2実施形態にかかる空気調和装置の概略平面断面図であって、図9のB−B断面図である。 図9の拡大図であって、吹出流路付近を示す図である。 第2実施形態にかかる空気調和装置が備えたドレンパンの斜視図である。 第2実施形態の変形例にかかる空気調和装置が備えたドレンパンの斜視図である。
符号の説明
1、101 空気調和装置
2、102 ケーシング
3、103 化粧パネル
6、106 熱交換器
7、107 ドレンパン
7a、107a ドレンパン本体
7b、107b 防水部材
8、108 ドレンポンプ
11b、111b 空間
31、131 吸入口
32a〜32d、132a〜132g 吹出口、補助吹出口(吹出口)
73、173 ドレン水受け溝(溝部)
78、79、178、179 内側側壁、外側側壁(側壁)
81〜84、181〜187 透視部

Claims (6)

  1. 空調室の天井に埋め込まれるように装着された空気調和装置であって、
    前記空調室の天井裏空間に配置されたケーシング(2、102)と、
    前記ケーシングの下側に配置され、前記空調室内の空気を前記ケーシング内に吸入する吸入口(31、131)と、前記ケーシング内から前記空調室内に空気を吹き出す吹出口(32a〜32d、132a〜132g)とを有する化粧パネル(3、103)と、
    前記ケーシング内に配置され、前記吸入口から前記ケーシング内に吸入された空気と熱交換を行う熱交換器(6、106)と、
    前記ケーシングの下部に装着され、前記熱交換器において空気中の水分が凝縮されることによって発生したドレン水を受ける溝部(73、173)と、前記溝部の側壁(78、79、178、179)の少なくとも一部を透明又は半透明にした透視部(81〜84、181〜187)とを有するドレンパン(7、107)と、
    前記溝部で受けられたドレン水を前記ケーシング外に排出するドレンポンプ(8、108)とを備え、
    前記透視部は、前記吹出口から視認可能な位置に配置されている、
    空気調和装置(1、101)。
  2. 前記透視部(81〜84、181〜187)は、前記溝部(73、173)の側壁(78、79、178、179)の上端から下端まで延びている、請求項1に記載の空気調和装置(1、101)。
  3. 前記透視部(81〜84、181〜187)は、冷房運転時に、前記熱交換器(6、106)によって冷却された空気が通過する空間(11b、111b)に配置されている、請求項1又は2に記載の空気調和装置(1、101)。
  4. 前記透視部(81〜84、181〜187)は、前記ドレンポンプ(8、108)付近に配置されている、請求項1〜のいずれかに記載の空気調和装置(1、101)。
  5. 前記透視部(81〜84、181〜187)は、前記溝部(73、173)の側壁(78、178)の全周に形成されている、請求項1〜のいずれかに記載の空気調和装置(1、101)。
  6. 前記ドレンパン(7、107)は、前記溝部(73、173)を有し不透明の断熱性材料からなるドレンパン本体(7a、107a)と、前記溝部の内面に重ね合わされた透明又は半透明の防水性材料からなる防水部材(7b、107b)とから構成されており、
    前記防水部材の一部は、前記透視部(81〜84、181〜187)を構成している、
    請求項1〜のいずれかに記載の空気調和装置(1、101)。
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