JP4305130B2 - Household plumbing equipment - Google Patents
Household plumbing equipment Download PDFInfo
- Publication number
- JP4305130B2 JP4305130B2 JP2003367442A JP2003367442A JP4305130B2 JP 4305130 B2 JP4305130 B2 JP 4305130B2 JP 2003367442 A JP2003367442 A JP 2003367442A JP 2003367442 A JP2003367442 A JP 2003367442A JP 4305130 B2 JP4305130 B2 JP 4305130B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- electrode
- voltage application
- electrode unit
- drainage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B10/00—Integration of renewable energy sources in buildings
- Y02B10/50—Hydropower in dwellings
Description
本発明は、流し台や、洗面台、浴室、トイレ等に利用される家庭用配管設備に関するものである。 The present invention relates to household piping equipment used for sinks, washstands, bathrooms, toilets, and the like.
従来から知られているこの種の家庭用配管設備としては、例えば図6に示すように、図示しない給水栓から水が供給される流し台の水槽51と、該水槽51の底壁に設けた取付け孔部52に連通接続した排水路と、排水路に設けた排水トラップ50とを有するものが知られており、この排水トラップ50は排水路を構成する排水管53の一部をS字状に湾曲形成してなる封水部54を有し、この封水部54に溜めた水によって下水側の臭気が水槽側へ放散することを防止していた(例えば、特許文献1にはこの種の排水トラップが開示されている)。
For example, as shown in FIG. 6, a conventionally known household piping facility of this type includes a
また上記とは別の排水トラップとして図7に示すようなわん型の排水トラップ55も知られている。この排水トラップ55は排水路の上流側端部に設けられており、上端開口が排水口61となった有底筒状部56の底壁に下水側に連通する排水筒部57を貫設してトラップ本体58を形成し、封水カップ59を排水筒部57に被せるようにトラップ本体58内に取付け、これにより有底筒状部56の下部に封水部を形成したものである。
A
ところで上記図6や図7に示すような排水路に排水トラップを設けた家庭用配管設備は、給水栓閉栓時には常に排水トラップの封水部に水が溜められているため、菌やカビ、微生物等が繁殖し易く、これら微生物等の繁殖は封水部におけるぬめりや悪臭の原因となり、衛生的ではない。そこで排水トラップの封水部の掃除を定期的に行う必要があるのだが、この封水部の掃除は非常に面倒であるという問題がある。 By the way, household piping equipment provided with a drain trap in the drainage channel as shown in FIGS. 6 and 7 always stores water in the sealing portion of the drain trap when the faucet is closed. Etc. are easy to propagate, and the propagation of these microorganisms causes sliminess and bad odor in the sealed water, and is not hygienic. Therefore, it is necessary to periodically clean the sealing portion of the drain trap, but there is a problem that cleaning the sealing portion is very troublesome.
また上記したものの他に、上記図6に示すようなS型の排水トラップの封水部内に電圧印加により殺菌成分を生成する電極部を設けた給水設備も知られており、このものは電極部に電圧を印加することで封水部内を殺菌し、これにより封水部のぬめりや悪臭の発生を抑制するものである(例えば特許文献2)。 In addition to the above, there is also known a water supply facility in which an electrode part for generating a sterilizing component by applying a voltage is provided in a sealing part of an S-type drain trap as shown in FIG. By applying a voltage to the inside of the sealed portion, the inside of the sealed portion is sterilized, thereby suppressing the occurrence of sliminess and bad odor in the sealed portion (for example, Patent Document 2).
しかし上記特許文献2に示すような家庭用配管設備にあっては、従来から封水部内の殺菌成分を生成する電極部の電源として外部電源や電池等の電力を用いており、このような封水部内の殺菌成分を生成する電極部を有する家庭用配管設備にあっては、電気エネルギーを無駄に消費してしまい、さらには給水栓開栓時に発生する水流のエネルギーも有効に利用されておらず浪費していた。
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、封水部のぬめりや悪臭の発生を抑制できて、面倒な掃除作業の頻度を少なくすることができ、しかも給水栓開栓時の水力を利用して、外部から電力を供給することなく電極部に電圧を印加することができて、省エネルギー化を実現できる排水設備を提供することを課題とするものである。 The present invention has been invented in view of the above-mentioned conventional problems, and can suppress the occurrence of slimy and bad odors in the sealed portion, can reduce the frequency of troublesome cleaning work, and can open the water tap. It is an object of the present invention to provide a drainage facility that can save energy by applying a voltage to an electrode portion without supplying electric power from the outside by using hydraulic power at the time of plugging.
上記課題を解決するために本発明に係る排水設備は、給水栓3から水が供給される水槽2又は床に排水路42を連通接続し、該排水路42に設けた排水トラップ9の水を溜めるための封水部19に電圧印加により殺菌成分を生成する電極部6を設け、該電極部6の電源として前記給水栓3開栓時の水流を利用して発電する水力発電機5を設けると共に該水力発電機5によって充電されて前記電極部6へ電力を供給するための充電部を設け、電極部6への電圧印加が終了した時点から所定時間t4が経過するまで電極部6への電圧印加を不可とすると共に該電圧印加を不可としている期間において水力発電機5が発電した電気を充電部に充電する制御手段を設けて成ることを特徴とするものである。
In order to solve the above-described problems, the drainage facility according to the present invention connects the
このように排水トラップ9の水を溜めるための封水部19に電圧印加により殺菌成分を生成する電極部6を設け、該電極部6の電源として給水栓3開栓時の水流を利用して発電する水力発電機5を設けると共に該水力発電機5によって充電されて前記電極部6へ電力を供給するための充電部を設けることで、水力発電機5により給水栓3開栓時の水力を利用して外部から電力を供給することなく電極部6に電圧を印可して封水部19に殺菌成分を生成することができ、これにより殺菌成分によって封水部19のぬめりや悪臭の発生を抑制できて面倒な掃除作業の頻度を少なくすることができ、しかも省エネルギー化を実現できる。また、電極部6への電圧印加が終了した時点から所定時間t4が経過するまでは電極部6への電圧印加を不可とする制御を行うことで、電極部6の電解動作時間を減らすことができ、しかもこの場合、所定時間t4内において給水栓3が開栓された場合には水力発電機5により充電部の充電を行うことができ、上記により電極部6の電力不足、電極部6の消耗等を防止できる。
Thus, the
また、上記給水栓3を閉栓した時点から所定時間t1経過後に、前記充電部から電極部6へ電力を供給して該電極部6の電圧印加を開始する制御手段を設けることも好ましい。
Further, after a predetermined time t1 has elapsed from the point of plugging the
このように給水栓3を閉栓した時点から所定時間t1経過後に電極部6の電圧印加を開始するという制御を行うことで、封水部19内に水が留まった状態にある給水栓3閉栓時にのみ電極部6への電圧印加を行うことができ、これにより電極部6により生成した殺菌成分を下水側に流出することなく封水部19に留めることができて、電極部6により効率良くぬめりや悪臭の防止を行うことができ、また電極部6の電解動作時間を減らして、電極部6の電力不足や、電極部6の消耗等も防止できる。
In this way, by controlling the voltage application of the
また上記排水トラップ9に水槽2又は床から流れてきた排水を受け入れてこの排水を下端開口から封水部19に導入する筒部を設け、封水部19の前記筒部の下端開口に対向する位置に上記電極部6を配設することも好ましい。
Further, the
このように筒部の下端開口21に対向する位置に電極部6を配設することで、電圧印加中の電極部6から発生する気泡を筒部の下端開口21から上流側に抜くことができ、これにより電極部6から発生した気泡が封水部19の下流側に抜けることを防止できて排水をスムーズに流すことができる。
By disposing the
本発明では、電極部により生成した殺菌成分により封水部のぬめりや悪臭の発生を抑制でき、且つ面倒な掃除作業の頻度を少なくすることができ、しかも省エネルギー化を実現できる。 In the present invention, the sterilizing component generated by the electrode part can suppress the occurrence of slimming and bad odor in the sealed water part, reduce the frequency of troublesome cleaning work, and realize energy saving.
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。図1〜図4に本実施形態の家庭用配管設備であるキッチンの流し台1の説明図を示す。流し台1は図1に示すように上面部に上方に開口する水槽2(シンク)を有しており、また流し台1の上面には水槽2に水を供給する開閉自在の給水栓3(カラン)を設けている。給水栓3は流し台1内部に導入した給水路を構成する給水管4の下流側端部に連通接続してあり、該給水管4を介して図示しない給水元に連通している。
Hereinafter, the present invention will be described based on embodiments shown in the accompanying drawings. The explanatory drawing of the
流し台1には給水管4の途中に設けた通水可能且つ回転自在な水車を有する水力発電機5を内装してあり、この水力発電機5は前記水車を用いて給水栓3の開栓時(使用時)における給水管4内の水流を利用して発電するものであって、後述する電極部6の電源となる。またこの水力発電機5はリード線40を介して流し台1に内装した制御部7に電気的に接続してあり、水力発電機5で発電した電力を制御部7にて充電できるようにしている。
The
図2に示すように水槽2の底部には取付け孔部8を形成してあり、該取付け孔部8には、上流側の排水トラップ9及び下流側の排水管11とで構成された排水路42の上流側端部を連通接続している。即ち排水路42の上流側端が水槽2の排水口となっている。排水トラップ9の下流側端部(即ち後述する接続管部10の下流側端部)は流し台1内部に導入した排水管11(図1参照)の上流側端部に着脱自在に連通接続してあり、排水管11を介して下水側に連通している。
As shown in FIG. 2, a
図2に示す上記排水トラップ9は取付け孔部8に陥入した状態で取付けたトラップ本体12と、トラップ本体12に着脱自在に取付けた漏斗状の封水筒13とを有している。トラップ本体12は上端が開口する有底円形容器状に形成してあり、該トラップ本体12の上端開口が水槽2の排水口となっている。トラップ本体12はその上端外周部である周壁14の上端に周設したフランジ部15を取付け孔部8の周縁部に形成したトラップ本体載置用の段部16に載置すると共に、該フランジ部15を取付けナット17により取付け孔部8の周縁部に固定することで取付け孔部8に取付けられている。
The
トラップ本体12の周壁14には前記接続管部10の上流側端部を連通接続した連通口部18を設けてあり、トラップ本体12の周壁14における連通口部18よりも上に位置する部分には封水筒13の上端外周部を隙間なく着脱自在に取付けてあり、これにより連通口部18よりも下に位置するトラップ本体12及び封水筒13の部分にて図2に示す水を溜めるための封水部19を形成している。なお上記封水筒19の取付けについては後に詳述する。
The
封水筒13は上方に開口する上端開口20と、下方に開口する下端開口21とを有してあり、水槽2から流れてきた排水を上端開口20より受け入れてこの受け入れた排水を下端開口21より封水部19に流出するものである。即ち本実施形態ではこの封水筒13を筒部としている。この封水筒13はトラップ本体12の平面視中心部に配された下側の小径筒部22と、該小径筒部22とトラップ本体12の周壁14との間の空間Aの上方を閉塞する上側の大径筒部23とからなる。
The sealing
小径筒部22は主部を直管状に形成している。この小径筒部22の下端は連通口部18よりも下位で且つトラップ本体12の底壁24の上面よりも上位に配されており、トラップ本体12の底壁24の上面と封水筒13の下端との間に隙間Bを形成している。また小径筒部22の下端部はその内径及び外径が最下端側程拡径するようにラッパ口状に形成されている。
The small diameter
大径筒部23の下端は小径筒部22の上端に一体的に連通接続している。この大径筒部23は下端から上方に行く程徐々に拡径するように傾斜しており、上端部は外方に突となる円弧状湾曲部25となっている。また大径筒部23と前述の小径筒部22との接続部分である大径筒部23と小径筒部22とによって形成されるコーナー部26も内方に突となる円弧状に湾曲形成されている。
The lower end of the large diameter
上記封水筒13のトラップ本体12への取付けは、例えば図2に示すようにトラップ本体12の周壁14の連通口部18よりも上に位置する部分に段部27を周設すると共に、周壁14の前記段部27のやや上に位置する部分に内側方に突出する突片28を設け、この段部27と突片28とによりトラップ本体12の周壁14に係止溝29を形成し、他方、封水筒13の上端部に外側方に突となる係止片30を設け、この係止片30を段部27の上に配した後、封水筒13を回転操作して係止片30を係止溝29に差し込むと共に、該係止片30と係止溝29との間をゴムやパッキン等のシール部材(図示せず)にてシールすることで行われる。なお封水筒13をトラップ本体12に取付ける手段としてはこれに限定されるものではなく、例えば、図示は省略するがトラップ本体12の周壁14の連通口部18よりも上に位置する部分に載置用段部を周設し、封水筒13の上端部に外側方に突となる鍔部を形成し、該鍔部をトラップ本体の載置用段部にシール部材を介して隙間なく載設してあるだけでも良く、また上記したようなシール部材を設けずに、封水筒13の上端外周部をトラップ本体12の内周部に密接した状態で着脱自在に取付けても良く、つまり、トラップ本体の周壁12の内周部と封水筒13の上端部の外周部との間に隙間がない状態で、封水筒13をトラップ本体12に着脱自在に取付けてあれば良いものとする。
For example, as shown in FIG. 2, the sealing
トラップ本体12の底壁24における前記封水筒13の下端開口21に対向する部位には孔部を穿設してあり、該孔部にはトラップ本体12の底壁24の一部を構成する電極保持部材32を水密的に設けている。図3に示すように電極保持部材32の上端部はトラップ本体12の底壁24よりも上方に突出しており、この底壁24よりも上方に突出する突面32aは中央部程上方に位置する曲面となっている。
A hole is formed in a portion of the
上記電極保持部材32には電圧印加により封水部19に溜められた水の中に殺菌成分を電解生成する電極部6を設けてあり、この電極部6は封水筒13の下端開口21に対向している。この電極部6は一対の電極33、33からなり、両電極33、33の夫々の上端部は電極保持部材32から上方に突出しており、隙間を介して配されている。即ち両電極33、33の夫々の上端部は封水部19内に配されており、両電極33、33間の上端部間は封水部19に溜められた水で満たされている。
The
ここで電極部6としては、電圧印加により電極33を構成する元素が殺菌成分として溶出するものと、電圧印加により水に含まれる元素を酸化することによって殺菌成分を生成するもののどちらであっても良いものとする。具体的に電極部6としては、両電極33、33の内、一方の電極33を陽極とし、他方の電極33を陰極とし、電圧印加により電極部6にて封水部19に溜められた水に含まれる塩素成分から殺菌成分である次亜鉛素酸を電解生成するものであっても良いし、また陽極となる電極33を銀又は銀を含む金属により形成して銀電極とし、電圧印加により封水部19内に殺菌成分である銀を溶出するものであっても良い。
Here, the
そして上記両電極33、33の夫々のトラップ本体12の外部に露出する下端は図1に示すようにリード線41を介して前述の制御部7に電気的に接続してあり、両電極間33、33へ電圧を印加するか否かは制御部により制御されている。即ちこの制御部7は電極部6の動作を制御する制御手段と、前述の水力発電機5によって充電される充電部とを兼ねている。
The lower ends of the
また図2に示すようにトラップ本体12の底壁24と周壁14によって形成されるコーナー部34は外方に突となる円弧状に湾曲形成されており、円弧状のコーナー部34の上端は封水筒13の下端よりも上に位置している。なお、トラップ本体12の底壁24の上面はコーナー部34と前記電極保持部材32を除く全ての部分が水平な平坦面となるように形成されているものとする。
Further, as shown in FIG. 2, the
また図2中35はトラップ本体12内の上部に配設した網かごであり、この網かご35はトラップ本体12の周壁14における前記段部27よりもさらに上に位置する部分に形成した網かご載置用の段部36に網かご35の上端外周部である上端のフランジ部37を載置することでトラップ本体12に着脱自在に取付けられている。さらに図中38は、スプーン等の小物が封水部内19に落下することを防止し、且つ封水部19が上方から見えないようにするためのフィルタであり、該フィルタ38は封水部19よりも上に位置する小径筒部22内の上端部に取付けている。
In FIG. 2,
上記構成を有する流し台1を利用する場合は、給水栓3に設けた図1中39に示す操作ハンドルによって給水栓3を開栓し、給水栓3を使用状態とする。これにより給水管4内を流れる水は給水栓3より水槽2に流入し、この後、水槽2から、排水トラップ9、排水管11と順に流れて下水側に排出される。ここで水槽2から排水トラップ9に流入した排水について詳述すると、この排水は封水筒13の上端開口20から封水筒13内に流入し、この後、封水筒13の下端開口21より隙間Bに流入し、電極保持部材32の突面32aにより下向きの流れが外周側の流れに整流された後、トラップ本体12の底壁24に沿って流れ、この後、トラップ本体12の外周側に流れた水はコーナー部34にて再び整流されて上向きの流れとなり、空間Aを通って連通口部18側へ流れ、そして連通口部18から接続管部10を介して下水側へ流出する。このように本実施形態では封水筒13及びトラップ本体12を排水の流れを妨げない形状に形成してあるため、排水トラップ本体12に流入した排水をスムーズに下水側に流すことができる。そしてこの給水栓3開栓時においては、水力発電機5は給水管4内の水流を利用して発電して制御部7を充電する。
When the
また操作ハンドル39によって給水栓3を閉栓して給水栓3を未使用状態とした場合には、排水トラップ9の封水部19には水が溜められた状態となり、この封水部19に溜められた水により下水側の臭気が水槽2側へ放散することを防止している。
Further, when the
そして図4に示すように排水トラップ9に設けた電極部6は制御部7により上記給水栓3を閉栓した後に所定時間t1が経過した時点で、前記制御部7に充電した電力を電極部6へ供給して電極部6への電圧印加を自動的に開始し、これにより電極部6は電解動作を開始する。具体的には、制御部7は給水栓3が開栓状態から閉栓された時点で待機タイマーのカウントを開始する。ここで給水栓3の開栓及び閉栓の検知は、例えば水力発電機5の水車の回転を検知する検知手段により検知しても良いし、また給水栓3に設けた給水栓3の開閉状態を検知するセンサのような検知手段により行っても良いし、またこの他従来から公知の種々の検知手段により行っても良いものとする。そして待機タイマーのカウントを開始した後に所定時間t1が経過して待機タイマーがOFFになった時点で、制御部7は制御部7に充電した電力を用いて電極部6への電圧印加を自動的に開始し、同時にOFFタイマーのカウントを開始する。電極部6への電圧印加が開始されると電極部6は電解動作を開始して前述したように電極部6により封水部19に殺菌成分が生成され、これにより封水部19のぬめりや悪臭の発生を抑制できる。そして上記電極部6への電圧印加が開始された後に所定時間t2が経過してOFFタイマーがOFFになった時点で、制御部7は電極部6への電圧印加を自動的に停止し、しかして電極部6の電解動作が停止して殺菌成分の生成が終了する。なお、上記給水栓3を閉栓した後の所定時間t1内(即ち待機タイマーカウント中)において給水栓3が開栓された場合には、制御部7は所定時間t1が経過しても電極部6への電圧印加を行わないように制御してあり、即ちこの待機タイマーカウント中において給水栓3が開栓された場合には、制御部7は待機タイマーをリセットし、給水栓3が再び閉栓された時点から待機タイマーのカウントを開始し、この待機タイマーがOFFになった時点で電極部6への電圧印加を開始するものである。また電極部6への電圧印加中(即ちOFFタイマーカウント中)に給水栓3が開栓された場合には、そのまま電極部6への電圧印加を所定時間t2が経過するまで(即ちOFFタイマーがOFFになるまで)継続して行っても良いし、またこの場合、制御部7により電極部6への電圧印加を停止し、同時にOFFタイマーをリセットしても良いものとする。
As shown in FIG. 4, the
上記のように電極部6の電源を給水栓3開栓時の水流を利用して発電する水力発電機5としたことで、外部から電力を供給することなく電極部6への電圧印加を行うことができて、排水設備の省エネルギー化を実現できる。
As described above, the power source of the
また封水部19を形成するトラップ本体12の底壁24における封水筒13の下端開口21に対向する位置に電極部6を配設することで、電圧印加中に電極部6から発生する気泡を封水筒13の下端開口21から排水口側に抜くことができ、これにより電極部6から発生した気泡が封水部19の下流側である空間Aの上方に抜けることを抑え、結果、排水管11内の気圧が高くなることを防止できてより一層排水をスムーズに流すことができる。
Further, by disposing the
また例えば給水栓3開栓時に電極部6に電圧印加を行った場合には、電極部6により生成した封水部19内の次亜塩素酸や銀イオンなどの殺菌成分が下水側に流出してしまい、これにより電極部6による封水部19のぬめりや悪臭の防止の効果が少なくなり、又は効果が消失してしまうという問題が生じるのだが、本実施形態では前述したように給水栓3開栓時には電極部6への電圧印加を停止すると共に水力発電機5によって制御部7を充電し、給水栓3閉栓時には電極部6への電圧印加を行うという制御を行っているため、封水部19内に水が留まった状態にある時にのみ電極部6に電圧を印加でき、これにより効率良くぬめりや悪臭の防止を行うことができて電極部6の電力不足を防止できる。また例えば電極部6として前述したように陽極を銀電極としたものを用いた場合には、電極部6の電解動作に伴って銀電極から銀が溶出するのだが、本実施形態では上記のように電極部6の電解動作時間を減らすことができるため、銀電極の消耗を抑えて電極交換の頻度を減らすことができる。
Further, for example, when a voltage is applied to the
ところで上記実施形態では、給水栓3を使用した場合に毎回電極部6への電圧印加を行うため、依然として電極部6の電力不足が生じたり、電極部6が消耗したりする場合がある。そこで次に上記実施形態とは異なる実施形態を図5に示す。なお以下では上記実施形態と同一の構成については同一の符号を付与してあり、上記実施形態と重複する説明については説明を省略する。
By the way, in the said embodiment, since the voltage application to the
即ち本実施形態では図5に示すように電極部6への電圧印加が終了した時点から所定時間t4が経過するまでは制御部7により電極部6への電圧印加を不可とする制御を行っている。具体的に制御部7は上記実施形態において電極部6への電圧の印加が開始された時点で、電圧印加不可タイマーのカウントを開始する。そして電圧印加不可タイマーのカウントが進み、前記電極部6への電圧の印加が開始された後に所定時間t2が経過して電極部6への電圧の印加が停止した時点(即ちOFFタイマーがOFFになった時点)で、制御部7により電極部6への電圧の印加を不可とする制御を開始し、この電圧印加不可の制御中においては、給水栓3を開栓した後に閉栓したとしても、上記実施形態における制御、即ち、給水栓3を閉栓した後に所定時間t1が経過した時点で電極部への電圧印加を自動的に開始するといった制御を行わないようにする。そして前記電極部6への電圧印加が開始された後に所定時間t3(この場合所定時間t3は所定時間t2よりも長めに設定されており、つまり所定時間t4は所定時間t3から所定時間t2を引いた値(t4=t3−t2)である)が経過して電圧印加不可タイマーがOFFになった時点で、制御部7は電極部6への電圧の印加を不可とする制御を止めて、電極部6への電圧の印加を可能とする制御を行う。この電圧印加を可能とする制御中においては、図5中イに示すように給水栓3が開栓された後に閉栓された場合、上記と同じく給水栓3を閉栓した後に所定時間t1が経過した時点で電極部6への電圧印加を自動的に開始する制御が行われ、以下、上記と同様の制御が繰り返し行われる。なお図5中ロに示すように、所定時間t4が経過した時点(即ち電圧印加不可タイマーがOFFになった時点)で給水栓3が開栓状態にある場合には、制御部7は該開栓状態にある給水栓3を閉栓した後に所定時間t1が経過した時点で電極部6への電圧の印加を自動的に開始する制御を行い、以下上記と同様の制御が行われるものとする。また本実施形態では、所定時間t4が経過した時点を、電極部6への電圧印加が開始された時点からカウントを開始して所定時間t3でOFFとなる電圧印加不可タイマーのOFFにより検出したが、電極部6への電圧の印加が終了した時点からカウントを開始して所定時間t4でOFFとなる電圧印加不可タイマーのOFFにより検出しても良いものとする。
That is, in the present embodiment, as shown in FIG. 5, the
上記のように制御部7により電極部6への電圧の印加が終了した時点から所定時間t4内は電極部6への電圧印加を不可とする制御を行うことで、電極部6の電解動作時間を減らすことができ、しかもこの場合、所定時間t4中において給水栓3が開栓された場合には水力発電機5により制御部7の充電を行うことができ、これにより電極部6の電力不足を一層防止できる。またこの場合、上記実施形態と比して更に電極部6の電解動作時間を短くすることができるため、電極部6として前述したような陽極を銀電極としたものを用いた場合には、銀電極の消耗を更に抑えることができる。
As described above, the
なお上記した実施形態においては、家庭用配管設備をキッチンの流し台1とし、給水栓3から水が供給されるものを水槽2としたが、これに限定されるものではなく、例えば家庭用配管設備としては、洗面台や、トイレ、浴室、等であっても良いし、また給水栓3から水が供給されるものを例えば浴室の床パン等の床としても良いものとする。
In the above-described embodiment, the home piping facility is the
1 流し台
2 水槽
3 給水栓
5 水力発電機
6 電極部
9 排水トラップ
19 封水部
DESCRIPTION OF
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003367442A JP4305130B2 (en) | 2003-10-28 | 2003-10-28 | Household plumbing equipment |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003367442A JP4305130B2 (en) | 2003-10-28 | 2003-10-28 | Household plumbing equipment |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005133315A JP2005133315A (en) | 2005-05-26 |
JP4305130B2 true JP4305130B2 (en) | 2009-07-29 |
Family
ID=34645445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003367442A Expired - Fee Related JP4305130B2 (en) | 2003-10-28 | 2003-10-28 | Household plumbing equipment |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4305130B2 (en) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4305215B2 (en) * | 2004-02-23 | 2009-07-29 | パナソニック電工株式会社 | Drain trap |
CN100451251C (en) * | 2006-02-13 | 2009-01-14 | 丸市(上海)贸易有限公司 | Drainage trap and indoor tube of drainage device with the drainage trap |
JP6389673B2 (en) * | 2014-07-18 | 2018-09-12 | 株式会社モリタ東京製作所 | Sterilization water generator |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0687474U (en) * | 1993-05-27 | 1994-12-22 | 松下電工株式会社 | Drainage equipment for sinks |
JPH081145A (en) * | 1994-06-17 | 1996-01-09 | Mitsubishi Materials Corp | Device for preventing drain port from being dirtied with slime |
JP2000027262A (en) * | 1998-07-13 | 2000-01-25 | Toto Ltd | Sterilizer for stool flushing water |
JP2001112855A (en) * | 1999-10-21 | 2001-04-24 | Inax Corp | Sterilizing installation for water section hygienic equipment chamber |
JP2001234578A (en) * | 2000-02-21 | 2001-08-31 | Toto Ltd | Toilet stool washing system |
JP2001232369A (en) * | 2000-02-24 | 2001-08-28 | Toto Ltd | Toilet stool sterilizer and sterilizing water production device |
JP4385397B2 (en) * | 2003-03-10 | 2009-12-16 | Toto株式会社 | Drain trap |
JP2005097831A (en) * | 2003-09-22 | 2005-04-14 | Matsushita Electric Works Ltd | Drainage trap |
-
2003
- 2003-10-28 JP JP2003367442A patent/JP4305130B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005133315A (en) | 2005-05-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20210270027A1 (en) | Toilet with heated water cleaning system | |
JP4305130B2 (en) | Household plumbing equipment | |
JP2005299092A (en) | Toilet bowl flushing device | |
JP4556569B2 (en) | Generator and water discharge control device | |
KR102433024B1 (en) | Apparatus for sterilizing toilet water of direct draining water type toilet bowl | |
JP2016102339A (en) | Tank-less toilet bowl | |
JP4321355B2 (en) | Drain trap | |
JP2016035196A (en) | Method of supplying bactericide liquid to water circulation equipment and flush toilet | |
JP2000096666A (en) | Sterilizing method for toilet stool | |
JP3823323B2 (en) | Silver electrolyzed water discharge device | |
JPH10219786A (en) | Hand washing faucet system | |
JP7430941B2 (en) | Electrolyzed water generator for toilet and its configuration method | |
CN216156728U (en) | Cleaning and sterilizing device for intelligent closestool | |
JP2010077658A (en) | Piping equipment | |
JP2001107436A (en) | Water treating device | |
US20060230525A1 (en) | Method and apparatus to reduce toilet splash using water current and turbulence | |
WO2017122231A1 (en) | Method for supplying sterilizing water to water-section device, and flush toilet bowl | |
JP4827000B2 (en) | Silver electrolyzed water discharge device | |
JP4356108B2 (en) | Toilet wash water generator | |
KR200173546Y1 (en) | A self generating electric fresh valve | |
JP4055325B2 (en) | Urine stone suppression device | |
KR200202266Y1 (en) | Water supply equipment have toilet | |
JPH11189402A (en) | Device for producing hypochlorous acid | |
CN205894179U (en) | Water saver of bathroom | |
JPH11188363A (en) | Living drainage recycling system |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070903 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080624 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080825 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090407 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090420 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |