JP4304451B2 - 固体撮像素子及びその駆動方法 - Google Patents

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本発明は固体撮像素子及びその駆動方法に関する。詳しくは、同一の分光感度を要する2以上のセンサ列を有する固体撮像素子及びその駆動方法に係るものである。
入射光に応じた量の信号電荷を蓄積するフォトダイオードからなる画素が一次元的に配列され、これら画素からの信号電荷をCCD(Charge Coupled Device)の電荷転送方式によって出力部に転送する水平レジスタを有するCCDリニアセンサは、コピー、ファクシミリ、OCR、パターン認識及び各種計測など、多くの分野で使用されている。
ここで、CCDリニアセンサの主走査方向の読み取り解像度、即ち、CCDリニアセンサのチップにおける撮像素子の配列方向の読み取り解像度を向上させるためには、CCDリニアセンサのチップを構成する撮像素子の数を増やす必要がある。しかし、個々の素子の大きさが同じで数を増加させた場合にはCCDリニアセンサのチップが大型化し、その価格が上昇するという不都合がある。
また、それぞれの素子を小型化してCCDリニアセンサのチップを大型化せずに撮像素子の数を増やした場合には、CCDリニアセンサのチップの感度は単位画素当たりの受光面積に比例するため、受光量が減少してCCDリニアセンサのチップの感度が減少し読み取り速度やS/N比が低下するという不都合がある。
上記の様な不都合に対して、コストを上昇させることなく、簡単な構成で高品質な画像を読み取ることができるカラー撮像素子として、従来、複数個の撮像素子を直線状に配列した撮像素子列を基板上に複数列互いに平行に配置してなる撮像素子群を複数色のそれぞれに対応して備え、各撮像素子列は撮像素子群内の他の撮像素子列に対して撮像素子の配列方向に個々の撮像素子の位置が一致するように配置されたカラー撮像素子が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−309121号公報 (第2−6頁、第1図)
しかしながら、上記した従来のカラー撮像素子では、各センサ列に対応する水平電荷転送部が形成された構成を採っているために、固体撮像素子の小型化を図ることが困難であるという不具合があった。
本発明は以上の点に鑑みて創案されたものであって、感度を減少させることなく小型化を実現することができる固体撮像素子及びその駆動方法を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明に係る固体撮像素子は、同一の分光感度を要する2以上のセンサ列を有する固体撮像素子において、第1のセンサ列と、該第1のセンサ列に隣接して設けられた第2のセンサ列と、少なくとも前記第2のセンサ列に蓄積された信号電荷を垂直方向に転送する垂直電荷転送部と、前記第1のセンサ列に蓄積された信号電荷及び前記垂直電荷転送部によって転送された信号電荷を読み出す読み出しゲートと、該読み出しゲートによって読み出された信号電荷を水平方向に転送する水平電荷転送部を備える。
ここで、第1のセンサ列及び第1のセンサ列に隣接して設けられた第2のセンサ列によって、入射光を光電変換することにより入射光に応じた量の信号電荷を蓄積することができる。
また、少なくとも第2のセンサ列に蓄積された信号電荷を垂直方向に転送する垂直電荷転送部によって、垂直電荷転送部に転送された信号電荷を読み出しゲートによって読み出しが可能な位置まで転送することができる。
更に、第1のセンサ列に蓄積された信号電荷及び垂直電荷転送部によって転送された信号電荷を読み出す読み出しゲートによって、第1のセンサ列に蓄積された信号電荷及び垂直電荷転送部によって転送された信号電荷を加算することができる。
また、読み出しゲートによって読み出された信号電荷を水平方向に転送する水平電荷転送部によって、読み出しゲートによって加算された信号電荷を出力部に転送することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る固体撮像素子の駆動方法は、第1のセンサ列と、該第1のセンサ列に隣接して設けられた前記第1のセンサ列と同一の分光感度を要する第2のセンサ列と、少なくとも前記第2のセンサ列に蓄積された信号電荷を垂直方向に転送する垂直電荷転送部と、前記第1のセンサ列に蓄積された信号電荷及び前記垂直電荷転送部によって転送された信号電荷を読み出す読み出しゲートと、該読み出しゲートによって読み出された信号電荷を水平方向に転送する水平電荷転送部を備える固体撮像素子の駆動方法であって、所定ラインを前記第2のセンサ列で撮像を行うステップと、前記第2のセンサ列で撮像を行うことによって第2のセンサ列に蓄積された信号電荷を前記垂直電荷転送部に転送するステップと、前記第2のセンサ列で撮像を行ったラインと同一ラインを前記第1のセンサ列で撮像を行うステップと、前記第1のセンサ列で撮像を行うことにより第1のセンサ列に蓄積された信号電荷及び前記垂直電荷転送部に転送された前記第2のセンサ列で撮像を行うことにより蓄積された信号電荷を読み出しゲートによって読み出すステップと、少なくとも前記第2のセンサ列に蓄積された信号電荷及び前記第1のセンサ列に蓄積された信号電荷を加算した信号電荷を前記読み出しゲートから前記水平電荷転送部に転送するステップとを備える。
ここで、所定のラインを第2のセンサ列で撮像を行うことによって、第2のセンサ列に所定ラインの撮像を行うことに基づく信号電荷を蓄積することができる。
また、第2のセンサ列で撮像を行うことによって第2のセンサ列に蓄積された信号電荷を垂直電荷転送部に転送することによって、第2のセンサ列に蓄積された信号電荷を読み出しゲートによって読み出しが可能な位置まで転送することができる。
更に、第2のセンサ列で撮像を行ったラインと同一ラインを第1のセンサ列で撮像を行うことによって、第1のセンサ列に第2のセンサ列で撮像を行ったラインと同一ラインの撮像を行うことに基づく信号電荷を蓄積することができる。
また、第1のセンサ列で撮像を行うことにより第1のセンサ列に蓄積された信号電荷及び垂直電荷転送部に転送された第2のセンサ列で撮像を行うことにより蓄積された信号電荷を読み出しゲートによって読み出すことによって、第1のセンサ列に蓄積された信号電荷と第2のセンサ列に蓄積された信号電荷を加算することができる。
また、少なくとも所定ラインを第2のセンサ列で撮像を行うことによって第2のセンサ列に蓄積された信号電荷及び第2のセンサ列で撮像を行ったラインと同一ラインを第1のセンサ列で撮像を行うことによって第1のセンサ列に蓄積された信号電荷を加算した信号電荷を読み出しゲートから水平電荷転送部に転送することによって、少なくとも第1のセンサ列で撮像を行うことにより第1のセンサ列に蓄積された信号電荷及び第2のセンサ列で撮像を行うことにより蓄積された信号電荷を加算して出力部に出力することができる。
本発明を適用した固体撮像素子及びその駆動方法では、感度を減少させることなく小型化を実現することができる。
図1は本発明を適用した固体撮像素子の一例であるCCDリニアセンサを説明するための模式的な平面図を示す。ここで示すCCDリニアセンサ1は、s1〜s10000で示す10000個の画素からなる第1のセンサ列2、t1〜t10000で示す10000個の画素からなり第1のセンサ列に隣接して設けられた第2のセンサ列3、第2のセンサ列の画素で蓄積した信号電荷を垂直方向に転送する垂直レジスタ4、第1のセンサ列に隣接して設けられた第1のセンサ列の画素で蓄積した信号電荷及び垂直レジスタによって転送された信号電荷を読み出す読み出しゲート5、読み出しゲートによって読み出された信号電荷をFD部6に転送する水平レジスタ7とを備える。
なお、水平レジスタは2相駆動であり、水平駆動パルスφ1、φ2が印加され、φ1及びφ2は各々ハイレベル(以下、Hレベルと言う)及びローレベル(以下、Lレベルと言う)の2値をとり、これらにより信号電荷の転送が行われる。
また、垂直レジスタの第1の電極(以下、Vφ1と言う)8には垂直駆動パルスV1が、垂直レジスタの第2の電極(以下、Vφ2と言う)9には垂直駆動パルスV2が印加され、V1及びV2は各々Hレベル及びLレベルの2値をとり、これらにより信号電荷の読み出し及び転送が行われる。
更に、読み出しゲートには読み出しパルスφROGが印加され、φROGはHレベル及びLレベルの2値をとり、読み出しパルスがHレベルの際に読み出しゲートに信号電荷が読み出される。
以下、上記の様に構成されたCCDリニアセンサの駆動方法について説明する。即ち、本発明を適用した固体撮像素子の駆動方法の一例を、CCD固体撮像素子の単位蓄積時間、即ち、先発の読み出しパルスの印加時から後発の読み出しパルスの印加時までの時間に、第1のセンサ列及び第2のセンサ列の幅と等しい距離であるdだけ副走査方向に移動し、図2中符号aで示す撮像領域をスキャンするCCDリニアセンサの駆動方法を例に挙げて、図1中符号s3、s4、t3及びt4で示す画素で蓄積した信号電荷の転送状態を示す図を参酌しながら固体撮像素子の駆動方法の一例を説明する。なお、図2中符号(1)〜(3)は、撮像領域を距離d毎に区切った領域を表しており、図2中符号bは第1のセンサ列でスキャンできる領域を示し、符号cは第2のセンサ列でスキャンできる領域を示している。
本発明を適用したCCDリニアセンサの駆動方法の一例では、時刻t1に、図3で示す様に、φROG及びV1がLレベル、V2がHレベルの状態であり、この状態において、図2(a)で示す様に、第1のセンサ列で図2中符号(1)で示す領域、第2のセンサ列で図2中符号(2)で示す領域のスキャンを行うことにより、図4(t)で示す様に、第1のセンサ列にQ11で表す信号電荷が蓄積されると共に、第2のセンサ列にQ12で表す信号電荷が蓄積される。また、Vφ2には時刻t1以前の時刻である時刻t0において第2のセンサ列で蓄積したQ01が蓄えられている。
ここで、Qxyは時刻xにおいて(y)で示す領域をスキャンすることによって蓄積された信号電荷を示している。なお、センサ列では入射光に応じて常に光電変換が行われているために、実際はQxyはセンサ列から信号電荷を読み出すための先発のパルスが印加された後、センサ列から信号電荷を読み出すための後発のパルスが印加されるまでの間に蓄積されるのであるが、本明細書では説明の便宜のために、先発のパルスが印加された後後発のパルスが印加されるまでの間に蓄積される信号電荷がある時刻において蓄積されるものとして説明を行っている。
次に、時刻t2において、φROGをHレベルにすることにより、図4(t)で示す様に、第1のセンサ列に蓄積されていたQ11が読み出しゲートに読み出される。
次に、時刻t3において、V2をLレベルとすることにより、図4(t)で示す様に、Vφ2に蓄えられていたQ01が読み出しゲートに読み出され、時刻t2で読み出されたQ11とQ01とが読み出しゲートで加算される。
次に、時刻t4において、V1をHレベルとすることにより、図4(t)で示す様に、第1のセンサ列に蓄積されていたQ12がVφ1に転送される。
次に、時刻t5において、φROGをLレベルとすることにより、図4(t)で示す様に、Q11とQ01とが水平レジスタに転送される。
水平レジスタに転送された信号電荷はφ1とφ2とを交互にHレベル、Lレベルとする通常のCCDレジスタ転送を行い、時刻t0及び時刻t1において図2中符号(1)で示す領域をスキャンした際に蓄積された信号電荷を加算して水平レジスタによってFD部に転送され、出力される。
次に、時刻t6において、V2をHレベルとすることによって、図4(t)で示す様に、Vφ1に蓄えられたQ12がVφ2に転送される。
その後、CCDリニアセンサを距離dだけ副走査方向に移動すると共にV1をLレベルにすることによって、φROG及びV1がLレベル、V2がHレベルの状態となり、この状態において、図2(b)で示す様に、第1のセンサ列で図2中符号(2)で示す領域、第2のセンサ列で図2中符号(3)で示す領域のスキャンを行うことにより第1のセンサ列にQ62で表す信号電荷が蓄積されると共に、第2のセンサ列にQ63で表す信号電荷が蓄積される。また、Vφ2には時刻t1において第2のセンサ列で蓄積したQ12が蓄えられている。
即ち、時刻t6の後にV1をLレベルにした状態は、時刻t1の状態とCCDリニアセンサの位置が異なるだけの関係であり、時刻t1〜t6までの動作を繰り返し行うことによって、第1のセンサ列及び第2のセンサ列によって同一ラインのスキャンを行い、各々のセンサ列でスキャンを行うことにより蓄積された信号電荷を加算することができる。
図5は本発明を適用した固体撮像素子の他の一例であるCCDリニアセンサを説明するための模式的な平面図を示す。ここで示すCCDリニアセンサ1は、s1〜s10000で示す10000個の画素からなる第1のセンサ列2、t1〜t10000で示す10000個の画素からなり第1のセンサ列に隣接して設けられた第2のセンサ列3、u1〜u10000で示す10000個の画素からなり第2のセンサ列に隣接して設けられた第3のセンサ列10、第2のセンサ列の画素で蓄積した信号電荷及び第3のセンサ列で蓄積した信号電荷を垂直方向に転送する垂直レジスタ4、第1のセンサ列に隣接して設けられた第1のセンサ列の画素で蓄積した信号電荷及び垂直レジスタによって転送された信号電荷を読み出す読み出しゲート5、読み出しゲートによって読み出された信号電荷をFD部6に転送する水平レジスタ7とを備える。
ここで、垂直レジスタの第1の電極(以下、Vφ1と言う)8には垂直駆動パルスV1が、垂直レジスタの第2の電極(以下、Vφ2と言う)9には垂直駆動パルスV2が、垂直レジスタの第3の電極(以下、Vφ3と言う)11には垂直駆動パルスV3が、垂直レジスタの第4の電極(以下、Vφ4と言う)12には垂直駆動パルスV1が、垂直レジスタの第5の電極(以下、Vφ5と言う)13には垂直駆動パルスV2が、垂直レジスタの第6の電極(以下、Vφ6と言う)14には垂直駆動パルスV3が、垂直レジスタの第7の電極(以下、Vφ7と言う)15には垂直駆動パルスV4が印加され、V2、V3及びV4は各々Hレベル及びLレベルの2値をとり、V1はHレベル、ミドルレベル(以下、Mレベルと言う)及びLレベルの3値をとり、これらにより信号電荷の読み出し及び転送が行われる。
以下、上記の様に構成されたCCDリニアセンサの駆動方法について説明する。即ち、本発明を適用した固体撮像素子の駆動方法の他の一例を、CCD固体撮像素子の単位蓄積時間に第1のセンサ列、第2のセンサ列及び第3のセンサ列の幅と等しい距離であるdだけ副走査方向に移動を行い、図6中符号aで示す撮像領域をスキャンするCCDリニアセンサの駆動方法を例に挙げて、図5中符号s3、s4、t3、t4、u3及びu4で示す画素で蓄積した信号電荷の転送状態を示す図を参酌しながら固体撮像素子の駆動方法の他の一例を説明する。なお、図6中符号(1)〜(4)は、撮像領域を距離d毎に区切った領域を表しており、図6中符号bは第1のセンサ列でスキャンできる領域を示し、図6中符号cは第2のセンサ列でスキャンできる領域を示し、図6中符号eは第3のセンサ列でスキャンできる領域を示している。
本発明を適用したCCDリニアセンサの駆動方法の他の一例では、時刻t2に、図7で示す様に、φROG、V1及びV3がLレベル、V2及びV4がHレベルの状態であり、この状態において、図6(a)で示す様に、第1のセンサ列で図6中符号(1)で示す領域、第2のセンサ列で図6中符号(2)で示す領域、第3のセンサ列で図6中符号(3)で示す領域のスキャンを行うことにより、図8(t)で示す様に、第1のセンサ列にQ21で表す信号電荷が蓄積され、第2のセンサ列にQ22で表す信号電荷が蓄積されると共に、第3のセンサ列にQ23表す信号電荷が蓄積される。また、Vφ2には時刻t2以前の時刻である時刻t1において第3のセンサ列で蓄積したQ12が蓄えられ、Vφ5には時刻t1において第2のセンサ列で蓄積したQ11が蓄えられ、Vφ7には時刻t1以前の時刻である時刻t0において第3のセンサ列で蓄積したQ01が蓄えられている。
次に、時刻t3において、φROGをHレベルにすると共にV4をLレベルにすることにより、図8(t)で示す様に、第1のセンサ列に蓄積されていたQ21及びVφ7に蓄えられていたQ01が読み出しゲートに読み出され、読み出しゲートでQ21及びQ01が加算される。
次に、時刻t4において、V2をLレベルにすると共にV3をHレベルにすることにより、図8(t)で示す様に、Vφ2に蓄えられていたQ12がVφ3に転送され、Vφ5に蓄えられていたQ11がVφ6に転送される。
次に、時刻t5において、V1をMレベル、V3をLレベルにすると共にV4をHレベルにすることにより、図8(t)で示す様に、Vφ3に蓄えられていたQ12がVφ4に転送され、Vφ6に蓄えられていたQ11がVφ7に転送される。
次に、時刻t6において、V1をLレベル、V2をHレベルにすると共にV4をLレベルにすることにより、図8(t)で示す様に、Vφ4に蓄えられていたQ12がVφ5に転送されると共に、Vφ7に蓄えられていたQ11が読み出しゲートに読み出され、時刻t3で読み出されたQ21及びQ01とQ11とが読み出しゲートで加算される。
次に、時刻t7において、V1をHレベル、V2をLレベルにすると共にV3をHレベルにすることにより、図8(t)で示す様に、第3のセンサ列で蓄積されていたQ23がVφ1に転送され、第2のセンサ列で蓄積されていたQ22がVφ4に転送されると共に、Vφ5に蓄えられていたQ12がVφ6に転送される。
次に時刻t8において、φROG及びV3をLレベル、V1をMレベルにすると共にV4をHレベルにすることにより、図8(t)で示す様に、Vφ6に蓄えられていたQ12がVφ7に転送されると共に、読み出しゲートに蓄えられていたQ21、Q01及びQ11が水平転送レジスタに転送される。
水平レジスタに転送された信号電荷はφ1とφ2とを交互にHレベル、Lレベルとする通常のCCDレジスタ転送を行い、時刻t0、時刻t1及び時刻t2において図6中符号(1)で示す領域をスキャンした際に蓄積された信号電荷が加算され、水平レジスタによってFD部に転送され、出力される。
その後、CCDリニアセンサを距離dだけ副走査方向に移動すると共にV1をLレベル、V2をHレベルにすることによって、Vφ1に蓄えられていたQ23がVφ2に転送されると共に、φROG、V1及びV3がLレベル、V2及びV4がHレベルの状態となり、この状態において、図6(b)で示す様に、第1のセンサ列で図6中符号(2)で示す領域、第2のセンサ列で図6中符号(3)で示す領域、第3のセンサ列で図6中符号(4)で示す領域のスキャンを行うことにより第1のセンサ列にQ82で表す信号電荷が蓄積され、第2のセンサ列にQ83で表す信号電荷が蓄積され、第3のセンサ列にQ84で表す信号電荷が蓄積される。また、Vφ1には時刻t2において第3のセンサ列で蓄積したQ23が蓄えられ、Vφ5には時刻t2において第2のセンサ列で蓄積したQ22が蓄えられ、Vφ7には時刻t1において第3のセンサ列で蓄積したQ12が蓄えられている。
即ち、時刻t8の後にV1をLレベル、V2をHレベルにした状態は、時刻t2の状態とCCDリニアセンサの位置が異なるだけの関係であり、時刻t2〜t8までの動作を繰り返し行うことによって、第1のセンサ列、第2のセンサ列及び第3のセンサ列によって同一ラインのスキャンを行い、各々のセンサ列でスキャンを行うことにより得られた信号電荷を加算することができる。
上記した本発明を適用したCCDリニアセンサの駆動方法では、同一ラインを異なるセンサ列で2回或いは3回スキャンを行い、各々のスキャンによって得られた信号電荷を加算して出力信号を得るために、感度を減少させることなく、また、複数回のスキャンによってセンサ列に蓄積された信号電荷は全て同一の水平レジスタによって転送を行う構造を採っているために、CCDリニアセンサの小型化を図ることができる。
本発明を適用した固体撮像素子の一例であるCCDリニアセンサを説明するための模式的な平面図である。 本発明を適用した固体撮像素子の駆動方法の一例を説明するための模式的な図である。 本発明を適用した固体撮像素子の駆動方法の一例についてのクロックのタイミングチャートである。 本発明を適用した固体撮像素子の駆動方法の一例について図1中符号s3、s4、t3及びt4で示す画素で取り込んだ信号電荷の転送状態を示した図である。 本発明を適用した固体撮像素子の他の一例であるCCDリニアセンサを説明するための模式的な平面図である。 本発明を適用した固体撮像素子の駆動方法の他の一例を説明するための模式的な図である。 本発明を適用した固体撮像素子の駆動方法の他の一例についてのクロックのタイミングチャートである。 本発明を適用した固体撮像素子の駆動方法の他の一例について図6中符号s3、s4、t3、t4、u3及びu4で示す画素で取り込んだ信号電荷の転送状態を示した図である。
符号の説明
1 CCDリニアセンサ
2 第1のセンサ列
3 第2のセンサ列
4 垂直レジスタ
5 読み出しゲート
6 FD部
7 水平レジスタ
8 第1の電極
9 第2の電極
10 第3のセンサ列
11 第3の電極
12 第4の電極
13 第5の電極
14 第6の電極
15 第7の電極

Claims (2)

  1. 同一の分光感度を要する2以上のセンサ列を有する固体撮像素子において、
    第1のセンサ列と、
    該第1のセンサ列に隣接して設けられた第2のセンサ列と、
    少なくとも前記第2のセンサ列に蓄積された信号電荷を垂直方向に転送する垂直電荷転送部と、
    前記第1のセンサ列に蓄積された信号電荷及び前記垂直電荷転送部によって転送された信号電荷を読み出す読み出しゲートと、
    該読み出しゲートによって読み出された信号電荷を水平方向に転送する水平電荷転送部を備える
    ことを特徴とする固体撮像素子。
  2. 第1のセンサ列と、該第1のセンサ列に隣接して設けられた前記第1のセンサ列と同一の分光感度を要する第2のセンサ列と、少なくとも前記第2のセンサ列に蓄積された信号電荷を垂直方向に転送する垂直電荷転送部と、前記第1のセンサ列に蓄積された信号電荷及び前記垂直電荷転送部によって転送された信号電荷を読み出す読み出しゲートと、該読み出しゲートによって読み出された信号電荷を水平方向に転送する水平電荷転送部を備える固体撮像素子の駆動方法であって、
    所定ラインを前記第2のセンサ列で撮像を行うステップと、
    前記第2のセンサ列で撮像を行うことによって第2のセンサ列に蓄積された信号電荷を前記垂直電荷転送部に転送するステップと、
    前記第2のセンサ列で撮像を行ったラインと同一ラインを前記第1のセンサ列で撮像を行うステップと、
    前記第1のセンサ列で撮像を行うことにより第1のセンサ列に蓄積された信号電荷及び前記垂直電荷転送部に転送された前記第2のセンサ列で撮像を行うことにより蓄積された信号電荷を読み出しゲートによって読み出すステップと、
    少なくとも前記第2のセンサ列に蓄積された信号電荷及び前記第1のセンサ列に蓄積された信号電荷を加算した信号電荷を前記読み出しゲートから前記水平電荷転送部に転送するステップとを備える
    ことを特徴とする固体撮像素子の駆動方法。
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