JP4304062B2 - 調理システム - Google Patents
調理システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4304062B2 JP4304062B2 JP2003434161A JP2003434161A JP4304062B2 JP 4304062 B2 JP4304062 B2 JP 4304062B2 JP 2003434161 A JP2003434161 A JP 2003434161A JP 2003434161 A JP2003434161 A JP 2003434161A JP 4304062 B2 JP4304062 B2 JP 4304062B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- heating
- cooker
- power
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Baking, Grill, Roasting (AREA)
- Induction Heating Cooking Devices (AREA)
Description
本発明は、かかる課題を解決するためになされたもので、第1の目的は、寸法が大きく誘導加熱調理器の効率を落とさずに加熱調理が可能な調理器を提供することであり、第2の目的は、高さの寸法が薄い誘導加熱調理器を得ることであり、第3の目的は、使い勝手の良い調理システムを提供することである。
図1は本発明の実施の形態1における調理器と誘導加熱調理器を示す回路図である。
調理器1(ロースター)は、底部に渦状に巻回された発電用コイル1aと、発電用コイル1aにリード線1d(電力供給線)を介して接続された加熱ヒータ1bと、底部に加熱ヒータ1bが設けられ、被加熱物を収納するための加熱庫1cとで構成されている。誘導加熱調理器は、商用電源2と接続される整流回路3と、整流回路3と直列に接続されたスイッチング素子4,5と、スイッチング素子5に並列に接続された直列の加熱コイル6及びコンデンサ7と、制御回路9と、天板8とを備えている。
所定のスイッチ操作(図示せず)により、誘導加熱調理器の整流回路3に商用電源が印加されると、整流回路3は商用電源の交流電圧を全波整流する。この時、制御回路9はスイッチング素子4,5に高周波信号を出力し、スイッチング素子4,5は、その高周波信号の入力に基づいて交互に繰り返し駆動し、全波整流された電圧を高周波電圧に変換し、加熱コイル6及びコンデンサ7に高周波電流を流す。この高周波電流により、加熱コイル6から磁束が発生し、天板8の上に置かれた鍋(図示せず)の底部に磁束を交差させて渦電流を発生させ鍋を加熱する。この鍋に代えて調理器1を天板8の上に置いた場合は、加熱コイル6からの磁束が発電用コイル1aと交わり、トランスと同じ原理で発電用コイル1aに電力が発生する。この電力により加熱ヒータ1bが発熱し、加熱庫1c内に収納された被加熱物を加熱する。
この等価回路において、スイッチング素子4,5の駆動による高周波電流を電源としてEで表し、誘導加熱調理器の加熱コイル6のインダクタンスをL2 、加熱コイル6の抵抗成分をr2 、加熱コイル6に流れる電流をI2 とし、調理器1の発電用コイル1aのインダクタンスをL1 、加熱ヒータ1bの抵抗をr1 、加熱ヒータ1bに流れる電流をI1 とし、加熱コイル6と発電用コイル1aの相互インダクタンスをMとしたとき、
誘導加熱調理器側の電圧平衡式は、
E=r2I2+jωL2I2+jωMI1 …(1)
で表せ、
また、調理器1側の電圧平衡式は、
0=r1I1+jωL1I1+jωMI2 …(2)
で表せる。
前記の2式から誘導加熱調理器側から見た式は、次の(3)式で表せる。
I2 =(r2+r1ω2M2 /r1 2+ω2L1 2)E+jω(L2−L1ω2M2 /r1 2+ω2L1 2)E …(3)
即ち、誘導加熱調理器側から見たインダクタンス値Lは、次の(4)式から求められ、
L=(L2−L1ω2M2 /r1 2+ω2L1 2) …(4)
抵抗値Rは、次の(5)式から求められる。
R=(r2+r1ω2M2 /r1 2+ω2L1 2) …(5)
また、前述した如く加熱コイル6の磁束で調理器1を加熱するようにしているので、調理器1と誘導加熱調理器の間の配線が不要になり、調理器1を誘導加熱調理器の上に置くだけであるため、使い勝手が良い。さらに、調理器1を誘導加熱調理器の上に置いて加熱する場合においても、誘導加熱調理器から見たインダクタンス値Lと抵抗値Rが鍋を置いた状態と同じであるので、誘導加熱調理器の効率を落とさずに調理器1を加熱させることができる。
図3は本発明の実施の形態2における調理器の説明図である。
この図に示す実施の形態2の調理器1は、発電用コイル1a及び加熱ヒータ1bと、発電用コイル1a及び加熱ヒータ1bを電気的に接続するリード線1dとを、破線で示すように耐熱性、耐水性のある樹脂1eでモールドしたものである。
以上のような構成とすることで、調理器1を丸ごと水洗いができるようになり使い勝手が向上する。
図4は本発明の実施の形態3における調理システムの調理器と誘導加熱調理器の回路図である。なお、図1で説明した実施の形態1と同一又は相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。
図中に示す調理器1は、発電用コイル1a、加熱ヒータ1b及び加熱庫1cに加えて、制御電源生成回路1eと、データ送信制御部1fと、加熱庫1cの内部温度(庫内温度)を検出する温度検出部1gと、加熱庫1c内の温度を設定するための温度設定部1hと、送信部1jとを備えている。前述した制御電源生成回路1eは、発電用コイル1aに発生する電力から各部の制御電源を生成するものであり、データ送信制御部1fは、温度設定部1hにより設定された設定温度が入力されたときに、温度検出部1gによって検出された庫内温度を読み込んで、設定温度と共に制御データとして送信部1jに出力する。この送信部1jは、入力された制御データを基に所定の搬送波を変調し、図示せぬアンテナから電波で送信する。なお、データ送信制御部1fは、温度設定部1hによって温度が設定されなかった場合、前述した動作を行わないようになっている。また、前記の電波に代えて、赤外線で制御データを送信するようにしてもよい。
所定のスイッチ操作(図示せず)により、誘導加熱調理器の整流回路3に商用電源が印加されると、整流回路3は商用電源の交流電圧を全波整流する。この時、制御回路9は、火力設定部11により設定された火力に基づいてスイッチング素子4,5に高周波信号を出力する。例えば、火力が大きい場合は、加熱コイル6とコンデンサ7で決まる共振周波数付近の高周波信号をスイッチング素子4,5に出力し、火力が低い場合は、共振周波数から離れた周波数の高周波信号をスイッチング素子4,5に出力する。スイッチング素子4,5は、その高周波信号の入力に基づいて交互に繰り返し駆動し、全波整流された電圧を高周波電圧に変換し、加熱コイル6及びコンデンサ7に高周波電流を流す。この高周波電流により、加熱コイル6から磁束が発生し、天板8の上に置かれた鍋(図示せず)の底部に磁束を交差させて渦電流を発生させ鍋を加熱する。
図5は本発明の実施の形態4における調理器と誘導加熱調理器の斜視図である。なお、図1で説明した実施の形態1と同一又は相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。
実施の形態4においては、点線14で囲んだ誘導加熱調理器の天板8に、鍋の設置位置を示す円形の線12と、調理器1の設置位置を示す四角形の線13とを印刷で表したものである。この四角形の線13は、円形の線12の中心軸を中心として配置されている。調理器1を四角形の線13に合わせて載せたときに、発電用コイル1aの中心と、天板8の下に配置されている加熱コイル6の中心とが一致するようになっている。
Claims (1)
- 天板に置かれた鍋を加熱するための加熱コイル、該加熱コイルの出力を設定する火力設定手段、及び該火力設定手段により設定された火力が加熱コイルから出力されるようにスイッチング回路を制御する火力制御手段を有する誘導加熱調理器と、
被加熱物を収納するための加熱庫、前記誘導加熱調理器の加熱コイルに天板を介して磁気的に結合された際に電力を発生する発電用コイル、及び該発電用コイルに発生した電力によって発熱し前記加熱庫内の被加熱物を加熱するヒータを備えた調理器とで構築される調理システムにおいて、
前記調理器は、
前記加熱庫内の温度を設定するための温度設定手段と、
前記加熱庫内の温度を検出する温度検出手段と、
前記温度設定手段により温度が設定されたときに、前記温度検出手段の検出温度を読み込んで、前記温度設定手段の設定温度と共に制御データとしてコードレスで送信するデータ送信制御手段とを備え、
前記誘導加熱調理器は、
前記制御データが受信されたときに、その制御データの検出温度と設定温度とを比較し、比較結果に基づいて検出温度が設定温度になるようにスイッチング回路を前記火力制御手段に代えて制御する調理器制御手段を備えていることを特徴とする調理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003434161A JP4304062B2 (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | 調理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003434161A JP4304062B2 (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | 調理システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005190952A JP2005190952A (ja) | 2005-07-14 |
JP4304062B2 true JP4304062B2 (ja) | 2009-07-29 |
Family
ID=34791307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003434161A Expired - Fee Related JP4304062B2 (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | 調理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4304062B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009020006A1 (ja) * | 2007-08-08 | 2009-02-12 | Nec Lighting, Ltd. | 照明装置 |
-
2003
- 2003-12-26 JP JP2003434161A patent/JP4304062B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005190952A (ja) | 2005-07-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7795562B2 (en) | Dual coil induction heating system | |
JP6403808B2 (ja) | 非接触電力伝送装置、及び非接触電力伝送システム | |
JP6173623B2 (ja) | 誘導加熱調理器及びその制御方法 | |
JP4850220B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
CN108370618A (zh) | 加热烹调系统、感应加热烹调器以及电气设备 | |
JP5823022B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP2006194539A (ja) | 加熱調理器 | |
JP6591049B2 (ja) | 加熱調理システム及び調理装置 | |
CN109314407A (zh) | 无线供电系统、无线电力送电装置以及无线电力受电装置 | |
JP2016134355A (ja) | 非接触給電機能付き誘導加熱調理器およびその制御方法 | |
JPS59114789A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP4304062B2 (ja) | 調理システム | |
JP4939867B2 (ja) | 加熱調理器 | |
KR100672595B1 (ko) | 전자유도가열기 및 그 제어방법 | |
JP5233443B2 (ja) | 炊飯器 | |
JP2010005249A5 (ja) | ||
JP4863920B2 (ja) | 電磁調理器システム | |
JP4145608B2 (ja) | ガス燃焼装置 | |
JP4494316B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
KR102577928B1 (ko) | 휴대용 프라이팬 | |
JP2005149915A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP2701645B2 (ja) | 電気炊飯器 | |
EP4373211A1 (en) | Induction heating type cooktop | |
KR0182525B1 (ko) | 복합조리기의 구동제어장치 및 그 구동제어방법 | |
CN210291987U (zh) | 一种电磁感应加热器具及厨电设备 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061207 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080815 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080819 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081014 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090421 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090427 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120501 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4304062 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120501 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130501 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140501 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |