JP4303461B2 - 車載標識装置および車載標識方法 - Google Patents

車載標識装置および車載標識方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車載標識装置および車載標識方法に関し、特に、複数の表示ユニットが配列された表示ブロックを複数配設し、同表示ブロックにて所定の表示データを表示する車載標識装置および車載標識方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の車載標識装置は、16*16個のLEDからなる表示ユニットを行列状に多数配置して表示面を形成した大型の表示装置と異なり、道路作業車の後部に載置する場合には積載可能なスペースが限られることから、表示面の大きさに制限がある。この制限によって、例えば、3行または6行の表示ユニットにより上中下3段の表示段(表示ブロック)からなる表示面を構成する態様が知られている。かかる構成において、所定の情報を伝達するためにこの表示面に大きな文字列を表示するに際して、真ん中の1行または2行の表示ユニットが故障した場合、当該表示ユニットを含む表示段が表示不能となるため、表示面全体の文字列が判読できなくなるといった問題が生じた。この問題を解決するために、表示可能な表示段において表示可能な文字列を、同表示可能な表示段に交互に表示させる方法が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−91372号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
車載標識装置は、高速で近づいてくる車両に対して比較的近い距離から短時間で文字列を介して所定の情報を伝達する必要がある。しかし、上述した従来の車載標識装置では、文字列を交互に表示させるため、十分な判読時間を確保できないという課題があった。また、このように文字列を交互に表示させた場合、十分な判読時間が確保できなかった表示について正確に認識することができないため、誤った情報が伝達されてしまうことも考えられる。かかる状況に配慮して、実際には、表示面全体を消灯する制御が実施されている。
【0005】
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、表示段(本発明にかかる表示ブロック)が故障して表示不能になったとしても、表示可能な他の表示段を利用して、適宜所定の文字列等を表示し、適切に情報を伝達することが可能な車載標識装置および車載標識方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、複数の表示ユニットを配列して形成した表示ブロックをn個(nはn>2の整数)配設し、同n個の表示ブロックに所定の表示データを表示する車載標識装置であって、上記表示ユニットの故障を検出可能な表示ユニット故障検出手段と、上記表示データおよび同表示データに関連する表示を(n−1)個以下の表示ブロックにて表現可能な複数の関連表示データと、同表示データと関連表示データとの対応関係を規定した対応テーブルを格納するデータ格納手段と、上記表示ユニットの故障を検出した場合、同故障を検出した表示ユニットを含まない表示ブロックにて表示可能な上記関連表示データを上記対応テーブルから選択して同故障を検出した表示ユニットを含まない表示ブロックに表示する表示制御手段とを具備する構成としてある。
【0007】
上記のように構成した請求項1にかかる発明においては、複数の表示ユニットを配列して形成した表示ブロックをn個(nはn>2の整数)配設し、このn個の表示ブロックに所定の表示データを表示するに際して、表示ブロックが故障した場合に緊急避難的に所定の関連表示データを表示させる車載標識装置を提供する。かかる場合、予めデータ格納手段に表示データ、および、この表示データに関連する表示を(n−1)個以下の表示ブロックにて表現可能な複数の関連表示データを格納しておく。また、当該データ格納手段に表示データと、関連表示データとの対応関係を規定した対応テーブルを格納しておく。そして、表示ユニット故障検出手段にて表示ユニットの故障を検出した場合、表示制御手段は、この故障を検出した表示ユニットを含まない表示ブロックにて表示可能な関連表示データを対応テーブルに従って選択する。そして、この選択した関連表示データを故障の検出された表示ユニットを含まない表示ブロックにおいて表示する。
【0008】
データ格納手段に格納されている対応テーブルに基づいて、所定の関連表示データを選択する手法の一例として、請求項2にかかる発明は、上記請求項1に記載の車載標識装置において、上記データ格納手段は、上記複数の関連表示データに表示の優先順位を規定した対応テーブルを格納し、上記表示制御手段は、上記故障を検出した表示ユニットを含まない表示ブロックに同対応テーブルに規定した優先順位に従って同対応テーブルから関連表示データを選択して表示する構成としてある。
上記のように構成した請求項2にかかる発明においては、データ格納手段が格納する対応テーブルにて複数の関連表示データに対し、表示の優先順位を予め規定しておく。かかる場合、表示制御手段は故障を検出した表示ユニットを含まない表示ブロックに関連表示データを表示する際に、この対応テーブルに規定した優先順位に従って関連表示データを選択して表示する。
【0009】
データ格納手段に格納されている対応テーブルに基づいて、所定の関連表示データを選択する手法の他の一例として、請求項3にかかる発明は、上記請求項1に記載の車載標識装置において、上記データ格納手段は、上記関連表示データと表示の優先順位を規定した関連表示テーブルを有し、上記表示制御手段は、上記対応テーブルに規定した関連表示データについて、上記関連表示テーブルに規定した優先順位に従って同関連表示テーブルから関連表示データを選択して表示する構成としてある。
上記のように構成した請求項3にかかる発明においては、データ格納手段が格納する関連表示テーブルに関連表示データに対する表示の優先順位を予め規定しておく。かかる場合、表示制御手段は対応テーブルに規定されている関連表示データをこの関連表示テーブルに規定された優先順位に従い選択して表示する。
【0010】
関連表示データの構成の一例として、請求項4にかかる発明は、上記請求項1に記載の車載標識装置において、上記データ格納手段は、上記表示データと、1個の表示ブロックまたは複数個の表示ブロック群に表示する上記関連表示データとを対応させて規定した対応テーブルを格納するとともに、上記表示制御手段は、故障を検出した表示ユニットを含まない表示ブロックに対応して同対応テーブルから所定の関連表示データを選択して表示する構成としてある。
上記のように構成した請求項4にかかる発明においては、データ格納手段が格納する対応テーブルに表示データと、1個の表示ブロックまたは複数個の表示ブロック群に表示可能な関連表示データとを対応させて予め規定しておく。かかる場合、表示制御手段は、故障を検出した表示ユニットを含まない表示ブロックに対応してこの対応テーブルから所定の関連表示データを選択して表示する。
【0011】
かかる場合に、複数の関連表示データから所定の関連表示データを選択する手法の一例として、請求項5にかかる発明は、上記請求項4に記載の車載標識装置において、上記1個の表示ブロックまたは複数個の表示ブロック群に表示させる関連表示データは、表示の優先順位が規定されているとともに、上記表示制御手段は、同優先順位に従って上記対応テーブルから関連表示データを選択して表示する構成としてある。
上記のように構成した請求項5にかかる発明においては、1個の表示ブロックまたは複数個の表示ブロック群に表示可能な関連表示データに対して表示の優先順位を規定する。そして、表示制御手段では、この優先順位に従って対応テーブルから関連表示データを選択して表示する。
【0012】
表示可能な表示ブロックの配設状況に適した関連表示データの表示を行うことができると好適である。そこで、請求項6にかかる発明は、上記請求項1に記載の車載標識装置において、上記データ格納手段は、上記表示ブロックの相互の配設位置に応じて1個の表示ブロックまたは複数個の表示ブロック群にて表示可能な関連表示データを上記表示データに対応させて規定した対応テーブルを格納し、上記表示制御手段は、故障が検出された表示ユニットを含まない表示ブロックの配設位置に基づいて、上記1個または複数の表示ブロック群にて表示可能な関連表示データから最適な関連表示データを上記対応テーブルより選択して表示する構成としてある。
【0013】
上記のように構成した請求項6にかかる発明においては、データ格納手段に表示ブロックの相互の配設位置に応じて1個の表示ブロックまたは複数個の表示ブロック群にて表示可能な関連表示データを上記表示データに対応させて予め規定した対応テーブルを格納しておく。かかる場合、表示制御手段は、故障が検出された表示ユニットを含まない表示ブロックの配設位置を考慮しつつ、1個または複数の表示ブロック群にて表示可能な関連表示データから、この配設位置に最適な関連表示データを対応テーブルより選択して表示する。
【0014】
予め関連表示データを表示する表示ブロックを規定しておいても良い。そこで、請求項7にかかる発明は、上記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の車載標識装置において、上記データ格納手段は、上記関連表示データを表示する1個の表示ブロックもしくは複数個の表示ブロック群が規定された対応テーブルを格納する構成としてある。
上記のように構成した請求項7にかかる発明においては、データ格納手段の対応テーブルに関連表示データを表示する1個の表示ブロックもしくは複数個の表示ブロック群を規定しておく。そして、表示制御手段は、この規定に従った1個の表示ブロックもしくは複数個の表示ブロックに所定の関連表示データを表示する。
【0015】
表示ブロックの具体的な配列態様として、請求項8にかかる発明は、上記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の車載標識装置において、上記複数の表示ブロックは、行方向に配列されている構成としてある。
上記のように構成した請求項8にかかる発明においては、複数の表示ブロックを行方向に配列する。これによって、表示ブロックを行方向の表示段として取り扱うことが可能となる。
【0016】
また、何れかの表示段が故障して全表示段にて表示ができなくなった場合に、故障段を除いた表示段にて表示可能な関連表示データを表示して同等の情報を伝達する手法は必ずしも実体のある装置に限られる必要はなく、その方法としても機能することは容易に理解できる。このため、請求項9にかかる発明は、上記請求項1〜請求項8と同様な効果を奏する車載標識方法の構成を開示してある。すなわち、必ずしも実体のある装置に限らず、その方法としても有効であることに相違はない。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、表示ブロックに故障が発生した場合であっても、他の表示可能な表示ブロックを使用して、複数ある関連表示データから適切な関連表示データを表示することによって、同等の情報を伝達することが可能な車載標識装置を提供することができる。
また、請求項2にかかる発明によれば、優先順位に応じて適切な関連表示データを表示させることが可能になる。
さらに、請求項3にかかる発明によれば、優先順位を規定する他の手法を提示することができる。
さらに、請求項4にかかる発明によれば、表示ブロック毎に表示可能な関連表示データとともに、複数個の表示ブロック群にて表示可能な関連表示データを予め規定しておくことによって、表示可能な表示ブロックの態様に応じた関連表示データを適宜表示させることが可能になる。
さらに、請求項5にかかる発明によれば、優先順位に応じて適切な関連表示データを表示させることが可能になる。
【0018】
さらに、請求項6にかかる発明によれば、表示ブロックの配設位置に対応した関連表示データの表示制御を行うことができる。
さらに、請求項7にかかる発明によれば、関連表示データを表示する表示ブロックを予め固定的に規定しておくことによって、簡易な構成で関連表示データの表示を行うことが可能になる。
さらに、請求項8にかかる発明によれば、表示ブロックを行方向の表示段として取り扱うことが可能になる。
さらに、請求項9にかかる発明によれば、表示ブロックに故障が発生した場合であっても、他の表示可能な表示ブロックを使用して、複数ある関連表示データから適切な関連表示データを表示することによって、同等の情報を伝達することが可能な車載標識方法を提供することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施形態について説明する。
(1)車載標識装置の構成:
(2)表示ユニットの構成:
(3)表示制御処理の処理内容:
(4)まとめ:
【0020】
(1)車載標識装置の構成:
図1は、本発明にかかる車載標識装置の表示面全体を示した図である。同図において、本実施形態にかかる車載標識装置10は、18個の表示ユニット20が3行6列の行列状に配設されており、この18個の表示ユニット20を使用して、所定の情報を表示可能になっている。ここで、表示ユニット20には、図2に示すとおり、16行16列の表示素子21が行列状に配設されているとともに、当該表示素子21には、図3に示すとおり、発光源として、黄緑色LED21aと、赤色LED21bと、赤色LED21cと、黄緑色LED21dとが行列状に配設されている。そして、この黄緑色LED21a,21d又は赤色LED21b,21cを点灯制御することによって上記表示を行うことになる。
【0021】
ここで、本実施形態では、1行目の表示ユニット20の配列を「1段目」と、2行目の表示ユニット20の配列を「2段目」と、3行目の表示ユニット20の配列を「3段目」と表現する。また、それぞれの段を表示段(本発明にかかる表示ブロック)と呼ぶ。なお、本実施形態においては、車載標識装置10を3行6列の表示ユニット20にて構成したが、むろん、この車載標識装置10を構成させる表示ユニット20の態様は、上述した構成に限定されるものではなく適宜変更可能である。また、表示ユニット20を16行16列の表示素子21にて構成したが、むろん、この態様に限定されるものではなく適宜変更可能である。そして、表示素子21に配設するLEDの配設位置および発光色についても上述した態様に限定されるものではなく適宜変更可能である。
【0022】
(2)表示ユニットの構成:
上述したように本実施形態においては表示ユニット20に16行16列の表示素子21が配設される構成を採用している。そして、各表示素子21は、表示素子駆動回路にて点灯制御が実施される。このとき、本実施形態では、1つの表示素子駆動回路によって16個の表示素子21の点灯制御を実施する。従って、1つの表示素子駆動回路により、1行分(16個)の表示素子21の点灯制御を担当する。ここで、本実施形態における表示ユニット20の内部構成を図4に示す。同図においては、表示素子駆動回路R10〜R17が直列接続されるとともに、表示素子駆動回路R20〜R27が直列接続されている。そして、表示ユニット20には、各表示素子21の表示状態を任意に制御可能なシリアル信号を入力する入力端子22が配設されるとともに、後段に接続される表示ユニット20に対してシリアル信号を出力する出力端子23が配設されている。このとき、入力端子22は表示素子駆動回路R10,R20に接続されるととに、出力端子23は表示素子駆動回路R17,R27に接続されている。
【0023】
このとき、表示素子駆動回路R10〜R17は、表示ユニット20の1行目〜8行目の表示素子21の点灯制御を担当する。また、表示素子駆動回路R20〜R27は表示ユニット20の9行目〜16行目の表示素子21の点灯制御を担当する。より具体的には、表示素子駆動回路R10が1行目の表示素子21の点灯制御を担当し、表示素子駆動回路R11が2行目の表示素子21の点灯制御を担当し、表示素子駆動回路R12が3行目の表示素子21の点灯制御を担当し、表示素子駆動回路R13が4行目の表示素子21の点灯制御を担当する。
【0024】
また、表示素子駆動回路R14が5行目の表示素子21の点灯制御を担当し、表示素子駆動回路R15が6行目の表示素子21の点灯制御を担当し、表示素子駆動回路R16が7行目の表示素子21の点灯制御を担当し、表示素子駆動回路R17が8行目の表示素子21の点灯制御を担当する。また、表示素子駆動回路R20が9行目の表示素子21の点灯制御を担当し、表示素子駆動回路R21が10行目の表示素子21の点灯制御を担当し、表示素子駆動回路R22が11行目の表示素子21の点灯制御を担当し、表示素子駆動回路R23が12行目の表示素子21の点灯制御を担当する。そして、表示素子駆動回路R24が13行目の表示素子21の点灯制御を担当し、表示素子駆動回路R25が14行目の表示素子21の点灯制御を担当し、表示素子駆動回路R26が15行目の表示素子21の点灯制御を担当し、表示素子駆動回路R27が16行目の表示素子21の点灯制御を担当する。
【0025】
上述した表示素子駆動回路R10〜R27には、32ビットのシフトレジスタ回路R10a〜R27aが内蔵されている。(表示素子21内の黄緑色LED21a,21dおよび赤色LED21b,21cは、同時に点灯制御されるため、1つの表示素子21にて制御に必要となるビット数は2ビットであり、かかる表示素子21が1行に16個配設されていることから1つのシフトレジスタ回路に必要となる記憶領域は、2*16=32ビットとなる。)このシフトレジスタ回路R10a〜R27aに、担当する16*16個の表示素子21の各LED21a〜21dを点灯制御させるためのシリアル信号を記憶する。そして、この表示素子駆動回路R10〜R27は、記憶されたシリアル信号に基づいてパラレル信号を生成し、生成したパラレル信号に基づいて対応するLED21a〜21dを点灯させる。ここで、本実施形態における表示ユニット20の点灯方式は、ダイナミック点灯方式であっても良いし、スタティック点灯方式であっても良く、適宜適用可能であることは言うまでもない。
【0026】
次に、1段目〜3段目の何れかの表示段について、その表示状態を制御する際の制御方法の一例を図5に示す。同図において、本実施形態の車載標識装置10は各表示段の表示状態を制御するために制御コントローラ30を備えている。この制御コントローラ30には、車載標識装置10を制御可能なCPU31がバス32に接続されている。同CPU31は、このバス32に接続されたRAM33をリソースとしつつ、ROM34やHDD35に格納されている各種制御プログラム,各種データに基づいて所定の処理を実行することによって、当該車載標識装置10を制御する。このとき、CPU31は、HDD35に格納された表示制御プログラムおよび表示データ、関連表示データに基づいて各表示ユニット20に対する表示制御を実行する。この表示制御については後述する。ここで、本実施形態においては、CPU31の処理によって生成されたシリアル信号を表示ユニット20の入力端子22に出力する制御監視インターフェース36がバス32に接続されている。
【0027】
そして、相互に隣接する表示ユニット20は、互いに向き合う入力端子22と出力端子23とが接続されて連結されている。(本実施形態においては、各表示段の行方向に6個の表示ユニット20が連結されることになる。)そして、各表示段の最終表示ユニット20の出力端子23と入力端子22とは、短絡回路40にて接続されており、当該出力端子23から出力されるシリアル信号を当該入力端子22に折り返し入力させることが可能になっている。この短絡回路40は、当該出力端子23から出力される信号を入力端子22に入力させることができれば良く、回路基板にて形成しても良いし、出力端子23と入力端子22とを連結可能なコネクタにて形成しても良く、適宜形成可能である。
【0028】
ここで、図6にCPU31にて生成されるシリアル信号の概略構成を示す。このシリアル信号のデータに基づいて、1つの表示段に配設された表示ユニット20の表示が可能になっている。同図において、シリアル信号Sは、ヘッダデータとしての制御データD0を備えている。そして、1個目の表示ユニット20(制御監視インターフェース36に入力端子22が接続されている表示ユニット20)の9行目〜16行目に配列された表示素子21の表示状態を制御するためのデータD1〜D8を有している。以下、2個目の表示ユニット20の9行目〜16行目に配列された表示ユニット21の表示状態を制御するデータD9〜D16、・・・・、6個目の表示ユニット20の9行目〜16行目の表示状態を制御するデータD41〜D48、6個目の1行目〜8行目の表示状態を制御するデータD49〜D56、・・・・、1個目の1行目〜8行目の表示状態を制御するデータD89〜D96を有する構成となっている。
【0029】
従って、CPU31にて生成されたシリアル信号Sは、制御データD0を先頭に順次入力端子22に入力されるとともに、CPU31は、このシリアル信号Sを出力しつつ、当該シリアル信号Sを1個目の表示ユニット20の表示素子駆動回路R10〜R17→2個目の表示ユニット20のR10〜R17→・・・・→6個目の表示ユニット20のR10〜R17、そして、短絡回路40を介在させつつ6個目の表示ユニット20のR20〜R27→・・・・→1個目の表示ユニット20のR20〜R27のように順次シフトさせる。そして、最終的には、各表示ユニット20の各シフトレジスタ回路R10a〜R17aおよびR20a〜R27aに対応するデータD1〜D96を記憶させる。そして、このように各シフトレジスタ回路R10a〜R27aに対応するデータD1〜D96を記憶させたタイミングで、各表示素子駆動回路R10〜R27を駆動させると、1行目〜16行目の各表示素子21が当該データD1〜D96に基づいて表示状態となる。
【0030】
ここで、各シフトレジスタ回路R10a〜27aにデータD1〜D96が記憶されると、ヘッダデータの制御データD0は1個目の表示ユニット20の出力端子23から制御監視インターフェース36に出力される。この制御データD0は予め決められたフォーマットのデータであり、制御監視インターフェース36を介してこの制御データD0を入力したCPU31は、当該制御データD0に基づいて正常に各データD1〜D96がシフトレジスタ回路R10a〜R27aに記憶されたか否かを判別する。
【0031】
すなわち、何れかのシフトレジスタ回路R10a〜R27aが故障した場合は、正常にデータD0〜D96がシフトされないため、制御監視インターフェース36に入力されるデータは制御データD0のフォーマットとは異なるものとなる。かかる場合に、CPU31は異常を検出し、該当する表示段の表示を行わないように制御する。なお、CPU31にて実行される異常検出方法は、上述した手法に限定されるものではなく、他の既存の技術を適用可能であることは言うまでもない。以上の処理を、図7に示すように1段目〜3段目毎に行う。同図においては、信号S1がシリアル信号Sを示すとともに、信号S2が監視用信号、すなわち、制御データD0を示している。
【0032】
かかる構成において、車載標識装置10は、CPU31の表示制御によって、HDD35に格納されている表示データに基づいて1段目〜3段目の全ての表示ユニット20を使用して全画面表示を行い、所定の情報を伝達する。一方、1段目〜3段目の各表示段について、何れかの表示ユニット20が故障した場合(例えば、内蔵するシフトレジスタ回路R10a〜R27aが故障した場合等)、上述したように故障した表示ユニット20が存在する表示段を非表示状態に制御する。このとき、故障前の表示データを表示した場合、故障した表示段の表示が抜けてしまうため、判読が困難になる。そこで、本実施形態においては、全画面の表示データに、部分的な表示段を使用して同等の情報を伝達することが可能な関連表示データを複数対応させてHDD35に予め格納しておく。そして、表示段の故障状況に対応し、緊急避難的に全画面表示に代えて所定の関連表示データを表示させることにより、全画面表示を行った場合と同等の情報を伝達可能にする。
【0033】
(3)表示制御処理の処理内容:
ここで、各表示ユニット20に表示を行うに際して、制御コントローラ30のCPU31がHDD35に格納された表示制御プログラムに基づいて実行する表示制御処理の処理内容を図8のフローチャートに示す。同図において、CPU31は所定の道路状況(事故発生、作業中等)を表示する制御信号を受け付けると、車載標識装置10の全表示段に対して表示する所定の表示データの表示データ番号を取得する(ステップS100)。そして、この取得した表示データ番号に対応する表示データをHDD35から読み出すとともに、制御監視インターフェース36を介して同表示データに基づいたシリアル信号Sを表示段毎に出力し、表示させる(ステップS105)。
【0034】
このとき、各1段目〜3段目の表示段毎にシリアル信号Sのヘッダデータである制御データD0を制御監視インターフェース36を介して入力し、同制御データD0のデータ構成に基づいて、各表示段に故障が発生しているか否かを判別する(ステップS110)。ここで、各表示段について故障が発生していないと判別した場合は、上記表示データに基づいた全表示段による表示を継続する(ステップS115)。一方、故障した表示段があると判別した場合は、表示データと同等の情報を伝達可能な関連表示データを故障していない表示段を使用して表示させるための関連表示データ表示処理を実行する。この関連表示データ表示処理については後述する(ステップS120)。このように、本実施形態においては、1段目〜3段目の表示段の何れかに故障が発生した場合、全表示段の表示を取りやめることなく、故障していない表示段を使用して同等の情報を伝達可能な関連表示データを表示させることを可能にするものである。
【0035】
図9は、上述した関連表示データ表示処理の処理内容を示したフローチャートである。また、図10はHDD35に格納されている全表示段を使用して画面表示を行うための表示データD100のデータ構成図であり、図11はこれに対応する関連表示データD200のデータ構成図であり、図12は対応テーブルD300のデータ構成図である。図10に示した表示データD100には、表示データ番号D101と、表示データ内容D102とが格納されており、CPU31は上記ステップS100およびS105において、表示データ番号D101に基づいた表示データ内容D102を取得して表示させる。一方、図11に示した関連表示データD200には関連表示データ番号D201と関連表示データ内容D202とが格納されている。そして、図12に示した対応テーブルD300には、表示データ番号D301と、関連表示データ番号D302との対応関係が規定されている。また、1つの表示データD301には複数(本実施形態では2つ。)の関連表示データD302が対応しており、当該複数の関連表示データD302には優先度D303が規定されている。
【0036】
例えば、表示データ番号が「1」の場合、2つの関連表示データ番号「1」「5」が対応付けられており、その優先度は関連表示データ番号「5」が「高」であり、関連表示データ番号「1」が「低」になっている。従って、表示データ番号「1」の表示データ(実体は表示データ番号D101の「1」に対応して表示データ内容D102に格納されている。)を表示している場合に、何れかの表示段にて故障が発生すると、先ず故障していない表示段に優先度が高い関連表示データ番号「5」(実体は関連表示データ番号D201の「5」に対応して関連表示データ内容D202に格納されている。)を表示させる。そして、他に表示可能な表示段がある場合に、その表示段に優先度が低い関連表示データ番号「1」を表示させることになる。本実施形態においては、優先度D303を「高」「低」と設定したが、むろん、数値にて優先度を設定しても良いことは言うまでもない。また、本実施形態においては、対応テーブルD300にて優先度を設定する態様を採用したが、関連表示データD200にて各関連表示データ内容D202に優先度を設定する態様を採用しても良い。
【0037】
このように構成した表示データD100,関連表示データD200,対応テーブルD300を使用して関連表示データを表示させるにあたり、先ず最初に、正常な表示段(以下、正常段と言う。)を特定する処理にて使用する正常段カウント値、および、故障しているか否かの監視の対象となる表示段(以下、監視段と言う。)を特定する処理にて使用する監視段カウント値をリセットする。ここでは、正常段カウント値を0にリセットし、監視段カウント値を1にリセットする(ステップS200)。次に、監視段カウンタ値に基づいて特定される表示段が故障(以下、故障段と言う。)であるか否かを判別する(監視段カウンタ値が1である場合は、1段目が故障であるか否かを判別することになる。)(ステップS205)。そして、監視段が故障段であると判別した場合は、この故障段に消滅データを送出するとともに(ステップS210)、正常段カウント値が0より大きいか否かを判別する(正常段カウント値が0より大きいとは、正常段が存在することを示している。)(ステップS215)。
【0038】
正常段カウント値が0より大きいと判別した場合は、正常段カウント値に基づいて正常段数サイズを判断し、対応テーブルD300の対応関係に基づいて、関連表示データD200から所定の関連表示データを取得し、制御監視インターフェース36を介して、正常段に送出する(ステップS220)。そして、正常段カウント値を0にリセットする(ステップS225)。一方、ステップS205にて監視段が正常であると判別した場合は、正常段カウント値をインクリメント(+1)する(ステップS230)。ステップS225,230にて正常段カウント値のリセットもしくはインクリメントを行った後には、監視段カウント値をインクリメント(+1)する(ステップS235)。そして、インクリメントした監視段カウント値が全表示段数(本実施形態では3段)より大きいか否かを判別する(ステップS240)。
【0039】
監視段カウント値が全表示段数より小さい場合は、ステップS235にてインクリメントした監視段カウント値に基づいて、ステップS205にて監視段が故障しているか否かを判別する。一方、監視段カウント値が全表示段数より大きい場合は、正常段カウント値が0より大きいか否かを判別し(ステップS245)、正常段カウント値が0より大きいと判別した場合は、正常段カウント値に基づいて正常段数サイズを判断し、対応テーブルD300の対応関係に基づいて、関連表示データD200から所定の関連表示データを取得し、制御監視インターフェース36を介して、正常段に送出する(ステップS250)。そして、故障段に送出した消滅データおよび正常段に送出した関連表示データに基づいた表示を所定の表示ユニット20に表示する(ステップS255)。
【0040】
ここで、上述した関連表示データ表示処理の実行によって表示される関連表示データの表示態様の一例を図13〜図15に示す。図13は、表示データとして1〜3段目に「作業中/追越禁止」を表示している場合に3段目が故障段となった場合を示している。この場合は、表示データD100の表示データ番号「3」に該当する。このとき、対応テーブルD300にて表示データ番号「3」に対応する関連表示データ番号は「1:優先度 低」「7:優先度 高」になっている。従って、関連表示データD200の関連表示データ番号「1」「7」を取得し、優先度に従って、優先度の高い関連表示データ番号「7」の「追越禁止」を上段方向、すなわち、故障していない2段目から割り当てて表示させる。そして、優先度の低い関連表示データ番号「1」の「作業中」を2段目に割り当てて表示させる。
【0041】
図14は、表示データとして1〜3段目に「作業中/追越禁止」を表示している場合に2段目が故障段となった場合を示している。この場合、上述と同様に表示データD100の表示データ番号「3」に該当する。このとき、対応テーブルD300にて表示データ番号「3」に対応する関連表示データ番号は「1:優先度 低」「7:優先度 高」になっている。従って、関連表示データD200の関連表示データ番号「1」「7」を取得し、優先度に従って、優先度の高い関連表示データ番号「7」の「追越禁止」を上段方向、すなわち、故障していない1段目から割り当てて表示させる。そして、優先度の低い関連表示データ番号「1」の「作業中」を3段目に割り当てて表示させる。
【0042】
図15は、表示データとして1〜3段目に「作業中/追越禁止」を表示している場合に2,3段目が故障段となった場合を示している。この場合、上述と同様に表示データD100の表示データ番号「3」に該当する。このとき、対応テーブルD300にて表示データ番号「3」に対応する関連表示データ番号は「1:優先度 低」「7:優先度 高」になっている。従って、関連表示データD200の関連表示データ番号「1」「7」を取得し、優先度に従って、優先度の高い関連表示データ番号「7」の「追越禁止」を故障していない1段目に割り当てて表示させる。優先度の低い関連表示データ番号「1」は表示可能な表示段が無いので表示させていない。上述した実施形態では、上段方向から優先的に優先度の高い関連表示データを表示させる態様を採用したが、むろん、何れの表示段を優先的に取り扱うかは適宜変更可能であることは言うまでもない。
【0043】
上述した実施形態においては、1〜3段目の全表示段を使用して表示する表示データに1段表示可能な複数の関連表示データを対応させて対応テーブルD300を規定したが、むろん、対応させる関連表示データは1段表示可能なものに限られるものではなく、図16に示した対応テーブルD400のように、2段分の表示段を表示可能な関連表示データaを対応させるようにしても良い。この場合、図17,図18に示すように、2段表示可能な関連表示データaを優先的に表示させ、2段表示不可能の場合に、優先度の低い1段表示の関連表示データb,cの表示を行うようにすれば良い。
【0044】
また、上述した実施形態においては、何れかの表示段に故障が発生した場合に、対応テーブルD300に従って表示データ番号D301に対応する関連表示データD302を優先度D303に応じて表示する態様を採用した。このように故障段が発生し、全表示段を使用した表示データを表示できない場合に、緊急避難的に同等の情報を伝達可能な関連表示データを表示させる手法は、上述した手法に限定されるものではなく、全ての故障状況に応じて、どのような関連表示データを表示させるかを予め対応テーブルに規定しておき、この対応テーブルに基づいて関連表示データを表示させる手法を採用しても良い。
【0045】
図19は、かかる手法を実現する際に実行される関連表示データ表示処理の処理内容を示したフローチャートである。また、図20はかかる場合に使用される対応テーブルのデータ構成を示したデータ構成図である。図において、表示データD100および関連表示データD200は上述と同様のデータを使用する。そして、この実施形態にかかる対応テーブルD500には、表示データ番号D501と、故障箇所D502と、関連表示データ表示方法D503との対応関係を規定しておく。すなわち、故障箇所D502に考えられる全ての故障パターンを規定し、関連表示データ表示方法D503に各故障パターンに対応した表示方法を具体的に規定しておく。
【0046】
上述した表示制御処理のステップS110にて何れかの表示段にて故障段が発生していると判別した場合、1段目から順番に故障段であるか否かを判別する(ステップS300)。1段目が故障段でないと判別した場合は、2段目が故障段であるか否かを判別する(ステップS305)。そして、2段目が故障段でないと判別した場合は、3段目が故障段であると判断し、3段目に消滅データを送出するとともに、対応テーブルD500に基づいて、故障箇所D502が3段目である関連表示データ表示方法D503を取得し、同取得した関連表示データ表示方法D503に対応する関連表示データを1,2段目に送出する(ステップS310)。
【0047】
ステップS305にて2段目が故障段であると判別した場合は、3段目が故障段であるか否かを判別する(ステップS315)。3段目が故障段でないと判別した場合は、2段目に消滅データを送出するとともに、対応テーブルD500に基づいて、故障箇所D502が1,3段目である関連表示データ表示方法D503を取得し、同取得した関連表示データ表示方法D503に対応する関連表示データを1段目に送出する(ステップS320)。一方、ステップS315にて3段目が故障であると判別した場合は、2,3段目に消滅データを送出するとともに、対応テーブルD500に基づいて、故障箇所D502が2,3段目である関連表示データ表示方法D503を取得し、同取得した関連表示データ表示方法D503に対応する関連表示データを1段目に送出する(ステップS325)
【0048】
また、ステップS300にて1段目が故障段であると判別した場合は、2段目が故障段であるか否かを判別する(ステップS330)。ここで、2段目が故障段でないと判別した場合は、3段目が故障段であるか否かを判別し(ステップS335)、3段目が故障段でない場合は、1段目に消滅データを送出するとともに、対応テーブルD500に基づいて、故障箇所D502が1段目である関連表示データ表示方法D503を取得し、同取得した関連表示データ表示方法D503に対応する関連表示データを2,3段目に送出する(ステップS340)。一方、3段目が故障段であると判別した場合は、1,3段目に消滅データを送出するとともに、対応テーブルD500に基づいて、故障箇所D502が1,3段目である関連表示データ表示方法D503を取得し、同取得した関連表示データ表示方法D503に対応する関連表示データを2段目に送出する(ステップS345)。
【0049】
そして、ステップS330にて2段目が故障段であると判別された場合は、3段目が故障段であるか否かを判別する(ステップS350)。3段目が故障段でないと判別した場合は、1,2段目に消滅データを送出するとともに、故障箇所D502が1,2段目である関連表示データ表示方法D503を取得し、同取得した関連表示データ表示方法D503に対応する関連表示データを3段目に送出する(ステップS355)。また、ステップS355にて3段目が故障段であると判別した場合は、1〜3段目に消滅データを送出する(ステップS360)。このように、故障段に消滅データを送出するとともに、表示可能な表示段に所定の関連表示データを送出すると、これらのデータに基づいた表示を行わせる(ステップS370)。この実施形態においては、故障段が1段目もしくは3段目の場合、表示可能な表示段に対して個別に関連表示データを割り当てて表示させる態様を採用したが、むろん、図21に示した対応テーブルD600のように、隣接した表示可能な表示段に対して表示を行うにあたり、2段分の表示段にて形成された関連表示データ番号(例えば、a番、d番)を表示データ番号D601および故障状況D602に対応させた関連表示データ表示方法D603に規定するようにしても良い。
【0050】
(4)まとめ:
このように、車載標識装置10において全表示段(1段目〜3段目)を使用して所定の表示データを表示するに際して、何れかの表示段が故障段となった場合、HDD35に格納されている対応テーブルD300に基づいて上記表示データに対応して複数規定されている関連表示データから優先度等に基づいて所定の関連表示データを選択して表示させることによって、故障段を回避しつつ、表示可能な表示段を使用して、上記表示データと同等の情報を伝達可能な関連表示データを表示させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる表示ユニットを適用した車載標識装置の表示面全体を示した図である。
【図2】表示ユニットの表示面全体を示した図である。
【図3】表示素子の配列状態を示した図である。
【図4】表示ユニットの内部構成を示した図である。
【図5】表示ユニットを行方向に接続した構成を示した構成図である。
【図6】シリアル信号のデータ形式を示した図である。
【図7】表示制御の概略構成を示した構成図である。
【図8】表示処理の処理内容を示したフローチャートである。
【図9】関連表示データ表示処理の処理内容を示した図である。
【図10】表示データのデータ構成を示したデータ構成図である。
【図11】関連表示データのデータ構成を示したデータ構成図である。
【図12】対応テーブルのデータ構成を示したデータ構成図である。
【図13】表示制御の一態様の表示画面を示した図である。
【図14】表示制御の一態様の表示画面を示した図である。
【図15】表示制御の一態様の表示画面を示した図である。
【図16】対応テーブルのデータ構成を示したデータ構成図である。
【図17】表示制御の一態様を示した図である。
【図18】表示制御の一態様を示した図である。
【図19】関連表示データ表示処理の処理内容を示したフローチャートである。
【図20】対応テーブルのデータ構成を示したデータ構成図である。
【図21】対応テーブルのデータ構成を示したデータ構成図である。
【符号の説明】
10…車載標識装置
20…表示ユニット
21…表示素子
21a〜21d…LED
22…入力端子
23…出力端子
R10〜R27…表示素子駆動回路
R10a〜R27a…シフトレジスタ回路
30…制御コントローラ

Claims (8)

  1. 複数の表示ユニットを配列して形成した表示ブロックをn個(nはn>2の整数)配設し、同n個の表示ブロックに所定の表示データを表示する車載標識装置であって、
    上記表示ユニットの故障を検出可能な表示ユニット故障検出手段と、
    上記表示データおよび同表示データに関連する表示を(n−1)個以下の表示ブロックにて表現可能な複数の関連表示データと、同表示データと関連表示データとの対応関係を規定するとともに、上記複数の関連表示データの表示の優先順位を規定した対応テーブルを格納するデータ格納手段と、
    上記表示ユニットの故障を検出した場合、同故障を検出した表示ユニットを含まない表示ブロックにて表示可能な上記関連表示データを上記対応テーブルに規定した優先順位に従って同対応テーブルから選択して同故障を検出した表示ユニットを含まない表示ブロックに表示する表示制御手段とを具備することを特徴とする車載標識装置。
  2. 複数の表示ユニットを配列して形成した表示ブロックをn個(nはn>2の整数)配設し、同n個の表示ブロックに所定の表示データを表示する車載標識装置であって、
    上記表示ユニットの故障を検出可能な表示ユニット故障検出手段と、
    上記表示データおよび同表示データに関連する表示を(n−1)個以下の表示ブロックにて表現可能な複数の関連表示データと、同表示データと関連表示データとの対応関係を規定した対応テーブルと、上記関連表示データの表示の優先順位を規定した関連表示テーブルを格納するデータ格納手段と、
    上記表示ユニットの故障を検出した場合、同故障を検出した表示ユニットを含まない表示ブロックにて表示可能な上記対応テーブルに規定した関連表示データについて、上記関連表示テーブルに規定した優先順位に従って同関連表示テーブルから関連表示データを選択して同故障を検出した表示ユニットを含まない表示ブロックに表示する表示制御手段とを具備することを特徴とする車載標識装置。
  3. 上記データ格納手段は、上記表示データと、1個の表示ブロックまたは複数個の表示ブロック群に表示する上記関連表示データとを対応させて規定した対応テーブルを格納するとともに、上記表示制御手段は、故障を検出した表示ユニットを含まない表示ブロックに対応して同対応テーブルから所定の関連表示データを選択して表示することを特徴とする上記請求項1に記載の車載標識装置。
  4. 上記1個の表示ブロックまたは複数個の表示ブロック群に表示させる関連表示データは、表示の優先順位が規定されているとともに、上記表示制御手段は、同優先順位に従って上記対応テーブルから関連表示データを選択して表示することを特徴とする上記請求項に記載の車載標識装置。
  5. 上記データ格納手段は、上記表示ブロックの相互の配設位置に応じて1個の表示ブロックまたは複数個の表示ブロック群にて表示可能な関連表示データを上記表示データに対応させて規定した対応テーブルを格納し、上記表示制御手段は、故障が検出された表示ユニットを含まない表示ブロックの配設位置に基づいて、上記1個または複数の表示ブロック群にて表示可能な関連表示データから最適な関連表示データを上記対応テーブルより選択して表示することを特徴とする上記請求項1に記載の車載標識装置。
  6. 上記データ格納手段は、上記関連表示データを表示する1個の表示ブロックもしくは複数個の表示ブロック群が規定された対応テーブルを格納することを特徴とする上記請求項1〜請求項のいずれかに記載の車載標識装置。
  7. 上記複数の表示ブロックは、行方向に配列されていることを特徴とする上記請求項1〜請求項のいずれかに記載の車載標識装置。
  8. 複数の表示ユニットを配列して形成した表示ブロックをn個(nはn>2の整数)配設し、同n個の表示ブロックに所定の表示データを表示する車載標識方法であって、
    上記表示ユニットの故障を検出可能な表示ユニット故障検出工程と、
    上記表示ユニットの故障を検出した場合、予め格納された上記表示データと、同表示データに関連する表示を(n−1)個以下の表示ブロックにて表現可能な複数の関連表示データとの対応関係を規定するとともに、上記複数の関連表示データの表示の優先順位を規定した対応テーブルに基づいて同故障を検出した表示ユニットを含まない表示ブロックにて表示可能な上記関連表示データを上記対応テーブルに規定した優先順位に従って同対応テーブルから選択して同故障を検出した表示ユニットを含まない表示ブロックに表示する表示制御工程とを具備することを特徴とする車載標識方法。
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