JP4303428B2 - データ転送システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ネットワークシステムを介して電子データを共有するためのデータ転送システムに関し、より具体的には、インターネットを介してデータを転送する際に、データの形式を自動的に変換してデータ共有の効率性を向上させるデータ転送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットによる通信が普及するにつれて、多くの企業がホームページを提供し、対話形式でユーザと通信するようになっている。対話形式のウェブページは、CGI(Common Gateway Interface)プログラムを使用したダイナミックHTML文書として作成され、ユーザが書き込みをすることができるページは、フォームと呼ばれる。ブラウザでウェブページを閲覧するユーザは、フォームの所定の箇所に書き込みを行い、必要に応じて添付ファイルを指定して、送信ボタンをクリックする。こうすることにより、フォームに書き込んだデータおよび添付ファイルをウェブサーバに送ることができる。
【0003】
一方、このようにユーザがフォームを介してウェブサーバに送信したデータを、ユーザ側において他のデータ処理に再利用したいと欲する場合がある。その場合、フォームを介してウェブサーバに送信したデータを、他のデータ処理のために再度入力するとなると、入力作業が二度手間になる。
【0004】
ウェブサーバが、ユーザからのフォームを介した入力データを受信したことに応答して、該入力データの確認画面をユーザに提供する場合がある。この確認画面は、通常、スクロールしながら上から順番に入力する入力フォームの画面とは異なり、印刷したときに、たとえばA4サイズの紙に適切に収まるような帳票イメージの形式で表示される。ユーザは、このような確認画面を保存することができる。
【0005】
確認画面はウェブページであるのでHTML文書として作成されている。ブラウザのメニューから「保存」を選択して保存操作を実行することによりテキストデータを保存することができ、または既存の任意のツールを使用することにより、表示画像も含めて確認画面をまるごと保存することができる。いずれの場合も、このような確認画面は、その画面イメージそのままの状態(htmまたはhtml形式のファイル)で保存される。
【0006】
たとえば、図21の(a)は、ある入力フォームを介して入力されたデータが、表形式の帳票イメージで表示された確認画面のウェブページの例である。項目A〜Eの5つの項目があり、それぞれに、ユーザによって入力フォームから入力されたデータが表示されている。この画面をそのまま保存すると、「html」というファイル識別子を持つファイル名で、図に示されるような画面イメージの状態で保存される。
【0007】
画面イメージで保存されたファイルは、その後にブラウザで閲覧するには便利であるが、その確認画面上の入力データだけを他のデータ処理に使用しようとすると、その確認画面を実現するHTML文書から該当データを抽出しなければならない。
【0008】
一方、入力フォームを介して入力されたデータはウェブサーバのデータベースに保管されるので、このデータベースから所望の入力データを抽出してユーザのコンピュータにダウンロードすることができる。このとき、ダウンロードファイルとしてCSV形式が採用されることが多い。図21の(b)に、CSV形式に変換された抽出データの例を示す。CSV形式では、図に示されるように、入力データがセパレータ(この例では、カンマ)で区切られている。したがって、何個目のセパレータであるかを認識しないと、どの入力データがデータベースのどの項目に対応するかを認識することができない。また、1つの項目に対応する入力データが複数ある場合、抽出元のデータベースのレイアウト(設計)によって、ダウンロードのされ方が異なるものとなる。すなわち、この複数の入力データがそれぞれ対応するフィールドを持つようデータベースが設計されていれば、セパレータで区切られてダウンロードされ、複数の入力データが1つのフィールドに記憶されているのであれば、セパレータで区切られることなくそれらの複数の入力データはくっついた状態でダウンロードされる。いずれの場合においても、ユーザは、データベースのフィールドのレイアウトを予め知っておかないと、個々の入力データの識別、およびそれらの入力データに対応する項目名を正確に認識することができない。
【0009】
また、通常、ユーザによる入力作業のそれぞれに対してデータベースに1行のデータが格納される。しかしながら、データベースからデータを抽出するときに、たとえばユーザを識別するユーザコードをキーとして抽出すると、該ユーザによる入力作業についてのデータのすべてが一括してダウンロードされ、1つのダウンロードファイルに複数行、すなわち複数の入力作業によって入力されたデータが含まれることとなる。これは、入力作業ごとに入力データを再利用しようとする場合には不都合である。入力作業ごとのデータをデータベースから抽出するには、入力作業を識別するキーを、それぞれの入力作業に割り振らなければならない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
このように、入力データをHTML形式で保存するにはその後のデータ処理には不適切であり、また既存の任意の方法でテキストデータとしてダウンロードしたのでは、ダウンロードデータを正しく項目ごとに認識することに困難な場合がある。また、入力作業とダウンロード操作を全く独立に操作する形態だと、入力作業と同時に入力データを再利用することができず、入力データの処理効率が低下する。
【0011】
したがって、入力データを、その後の他のデータ処理で再利用することが容易な形式に変換してユーザのコンピュータにダウンロードすることのできるシステムが必要とされている。さらに、入力作業ごとに入力データを他のデータ処理で再利用することができるよう操作性の良いダウンロードシステムが必要とされている。
【0012】
一方、入力フォームで新たに入力作業を行うよりも、ダウンロードしたデータを再利用して新たな入力データを作成する方が簡単な場合がある。たとえば、以前に入力フォームで入力したデータのほんの一部だけが異なるデータを新たに入力するとなると、入力フォームでは新たにすべての項目について入力しなければならない。これは、入力するデータの量が多い場合、または入力するデータ項目数が多い場合には、ユーザ側に負担を強いる。それに対し、入力フォームで入力したデータをダウンロードし、その一部を変更し、変更したファイルをそのままアップロードしてウェブサーバのデータベースに反映させることができれば、入力作業の効率性が向上する。したがって、ユーザ側で作成されたデータをアップロードして、該アップロードデータを、該ウェブサーバのデータベースのレイアウトに適合した形式に自動的に変換し、該変換されたデータをそのままの形式でデータベースに取り込むことができるシステムが必要とされている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この発明のデータ転送システムは、ネットワークを介してユーザに接続されたサーバに設けられており、前記ユーザによって前記サーバに入力されたデータを、入力データ項目ごとに改行されたテキスト形式のファイルに変換してユーザのシステムにダウンロードするダウンロード制御手段を備えるという構成をとる。
【0014】
この発明によると、ユーザは、入力したデータを、データ項目ごとに改行されたテキスト形式でダウンロードすることができるので、一度入力したデータを容易に他のデータ処理に再利用することができ、ユーザおよびサーバ間のデータを効率よく共有させることができる。
【0015】
この発明の一つの側面によると、前記ユーザによる前記サーバへの入力が、該サーバによって提供された入力画面を介して行われるという構成をとる。したがって、新規データについては入力画面を使用することにより、容易な入力作業でデータをサーバに送信することができる。言い換えると、この発明によれば、新規なデータについては入力画面にて入力作業を行い、その後このデータを再利用するときは、サーバから該データをダウンロードすることができるので、ユーザによる入力作業の効率化を向上させることができる。
【0016】
この発明の一つの側面によると、前記テキスト形式のファイルは、前記ユーザによる1つの入力作業につき1つのファイルが作成される。したがって、ユーザは、入力作業の度に1つのトランザクションファイルとして、入力したデータのテキストデータをダウンロードすることができる。
【0017】
また、この発明の他の側面によると、前記テキスト形式のファイルは、それぞれの入力データ項目ごとに異なる番号が割り振られるという構成をとる。また、この発明のもう一つの側面によると、前記テキスト形式のファイルは、それぞれの入力データ項目に対応する入力データが複数ある場合、それぞれの入力データが所定のセパレータで区切られるという構成をとる。したがって、ダウンロードしたテキストファイルにおいては、データ項目を番号によって識別することができるので、該データ処理を再利用する際に、項目名と項目データの対応関係を正確に認識することができる。
【0018】
この発明の一つの側面によると、前記サーバは、前記入力画面を介して入力されたデータの確認画面をユーザのブラウザに表示し、前記ダウンロード制御手段は、前記ユーザからのダウンロード要求に応答して、該確認画面に対応するHTML文書を前記テキスト形式に変換してダウンロードするよう構成されている。
【0019】
この発明によると、確認画面からダウンロードを起動させることができるので、データの内容を確認したうえでダウンロードを実行することができ、また入力作業に引き続いてダウンロード操作を実行することができるので、ユーザの操作性が向上する。
【0020】
この発明のもう一つの側面によると、前記確認画面に対応するHTML文書は、帳票イメージでユーザのブラウザに表示されるという構成をとる。したがって、ユーザは、閲覧しやすい形式で入力データを確認することができ、またこの帳票イメージを保存することにより、その後ユーザのコンピュータでローカルに入力データを閲覧することができる。
【0021】
この発明の他の側面によると、この発明のデータ転送システムは、ユーザからのアップロード要求により、前記テキスト形式のファイルが前記ユーザのシステムから前記サーバにアップロードされた後、該テキスト形式のファイルを、前記サーバのデータベースのレイアウトに適合した形式に変換するアップロード制御手段をさらに備えるという構成をとる。
【0022】
さらに、この発明のもう一つの側面によると、ユーザからのアップロード要求により、前記確認画面に対応するHTML文書が前記ユーザのシステムから前記サーバにアップロードされた後、該HTML文書を、前記サーバのデータベースのレイアウトに適合した形式に変換するアップロード制御手段をさらに備えるという構成をとる。
【0023】
これらの発明によると、ダウンロードした入力データを加工してアップロードすることができ、該アップロードされたデータは、そのままデータベースに取り込めるような形式に変換されるので、ユーザおよびサーバ間のデータの共有化の効率を向上させることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
全体的な構成
次に図面を参照してこの発明の実施の形態を説明する。図1は、この発明の一実施例のデータ転送システムの全体的なネットワーク接続形態を示すブロック図である。社内システム30は、企業Xの社内ネットワーク・システムであり、社内LANによって構成されたイントラネット31にX社内の複数のパーソナルコンピュータ32が接続されており、それぞれのパーソナルコンピュータ32から内部設置サーバ33にアクセスすることができる。
【0025】
社内システム30は、ファイアウォール35を介して外部設置サーバ21に接続されている。ファイアウォールは、パケットの選別機能を持つルータであり、パケットヘッダに含まれる送信元ホストアドレス、宛先ホストアドレス、およびプロトコルの種別などの情報を用いてパケットの選別を行う。この実施例では、イントラネット31は、専用線によりファイアウォールを介して外部設置サーバ21に接続されており、ファイアウォール35は、外部設置サーバ21から社内システム30の内部設置サーバ33に向けられた適正な送信を通し、その他の来信する通信は拒絶するよう設定されている。
【0026】
外部設置サーバ21は、コンピュータ会社が運営するサーバであり、公開ウェブサーバ22、ファイアウォール23、およびウェブデータ管理サーバ24を備える。公開ウェブサーバ22は、X社からの委託を受けてX社のホームページをインターネット20を介して多数のユーザ1〜nに提供する。ユーザがブラウザにX社のホームページのURLを入力して送信すると、公開ウェブサーバ22は、X社のホームページのトップページをこのユーザに返送する。
【0027】
トップページには、誰でも入ることができる公開ページの他に、X社が発行するID(識別コード)および登録されたパスワードを持つ者だけがアクセスすることができる業務用ページがリンクづけられている。ユーザがトップページでユーザ・IDよびユーザ・パスワードを入力し、業務用ページに入るための送信ボタンをクリックすると、通信プロトコルがSSL(Secure Sockets Layer)暗号化技術を使ったHTTPSプロトコルに切り替えられて通信が行われる。公開ウェブサーバ22でユーザIDおよびパスワードの認証が行われ、認証に合格すると、業務用ページのHTML文書がこのユーザのブラウザに送られ、該ブラウザに表示される。ユーザIDおよびパスワードの送信および認証は、インターネットにおいて広く使われている技術なので、これ以上の説明は省略する。
【0028】
この実施例では、公開ウェブサーバ22、ウェブデータ管理サーバ24および内部設置サーバ33のそれぞれにデータ管理プログラムが設けられており、該データ管理プログラムは、これらサーバ間のデータ転送を制御して、該サーバ間のデータ共有の効率化を図ると共に、X社のデータのセキュリティを向上させる。
【0029】
業務用ページには、様々なアプリケーションによって提供されるサービスのメニューが含まれている。ユーザに送られる業務用ページは、ダイナミック・メニュー方式で作成されており、ユーザごとに必要なメニューだけが表示されるよう作成されている。たとえば、図2に示されるように、部品をX社に供給する会社Aについては、A社用のメニューページ(A)が表示され、このページには、見積もり作業のページにリンクされた「作業1」、および納品スケジュール作業のページにリンクされた「作業3」が表示されている。一方、製品の開発段階から参画する会社Bに対してはB社用のメニューページ(B)が表示され、このページには、見積もり作業のページにリンクされた「作業1」、改善提案を行うためのページにリンクされた「作業2」、スケジュール作業のページにリンクされた「作業3」、実績および技術情報を提供する作業のページにリンクされた「作業4」が表示されている。ユーザにより作業が選択されると、その作業に対応するアプリケーションが起動され、ユーザは、該アプリケーションによるサービスの提供を受けることができる。
【0030】
たとえば、会社Bのユーザが作業2、すなわち「改善提案」のページに入ると、作業2のアプリケーション、すなわち「提案受付アプリケーション」は、ユーザに、お知らせページ、改善提案を実行するページ、FAQ用のページなどの予め用意された各種ページを表示する。さらに、ユーザによって「改善提案を実行するページ」がクリックされると、提案受付アプリケーションは、新規データを作成してX社に送信するための入力フォームのページ、または、既にX社に送信したデータの変更を行うためのページを表示する。さらに、作業2のアプリケーションは、X社に送信した新規/変更データのダウンロードを実行するためのページ、または、ユーザ側で用意したデータをX社にアップロードするためのページを表示する。
【0031】
公開ウェブサーバ22には、本発明に従うデータ転送システム(図4を参照)が設けられており、該データ転送システムは、それぞれのアプリケーションと協調して動作し、ユーザ1との間のデータ転送を制御する。再び上記作業2を例にとると、作業2のアプリケーションによって提供される「新規/変更データのダウンロードを行うためのページ」でダウンロード要求がユーザによってなされたとき、データ転送システムは、作業2のアプリケーションから入力データを受け取り、所定の形式に変換してユーザにダウンロードする。また、作業2のアプリケーションによって提供される「ユーザ側で用意したデータをアップロードするためのページ」でアップロード要求がユーザによってなされたとき、データ転送システムは、ユーザから転送されたアップロードデータを受け取り、所定の形式に変換して、作業2のアプリケーションに渡す。
【0032】
再び図1を参照すると、公開ウェブサーバ22は、ユーザから送信されたデータ(入力フォームを介したデータ、およびユーザからアップロードされたデータの両方を含む)を、ファイアウォール23を介してウェブデータ管理サーバ24に転送する。ウェブデータ管理サーバ24は、こうして公開ウェブサーバ22から送られてくるデータを保管し、予め決められた周期、たとえば10分ごとにX社の内部設置サーバ33に転送する。
【0033】
外部設置サーバ
図3は、外部設置サーバ21および社内システム30のより詳細な構成を示すブロック図である。この図において、データベースのそれぞれは包括的に示されたものであり、それぞれのデータベースは、実際には、レイアウトの異なる1または複数のデータベース(またはテーブル)を含むことができる。
【0034】
公開ウェブサーバ22は、ユーザからのデータを収集するデータ収集データベース22aおよび履歴データベース22bを備えている。このデータベース22aおよび22bは、典型的には磁気ディスク記憶装置に格納され、物理的には一体的な1つのハードディスク装置に格納されてもよい。データベース22aは、ユーザ・データを短時間記憶するために使われるので、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)の一部の領域を用いて実現することもできる。
【0035】
上述のようにしてユーザからのデータ送信を受けると、公開ウェブサーバ22は、受信したデータをデータ収集データベース22aに格納し(任意のデータ形式で格納することができる)、データの整合性およびフォーマットの整合性のチェックを行う。チェックの結果、エラーの場合は、エラー場所およびエラーの種類などを示す情報を付けてエラーメッセージをユーザに送信する。データにエラーがないときは、公開ウェブサーバ22は、そのデータに対して固有のデータID(たとえばファイル番号)およびそのデータIDに対応するデータ・パスワードを発行し、このデータを送信したユーザの名前、受信日時、データの大きさなどの情報とともに履歴データベース22bに格納する。
【0036】
この実施例では、公開ウェブサーバ22は、こうして発行したデータIDおよびデータ・パスワードを前述のSSL暗号化通信によりHTML文書の形でユーザに送り返す。また、別の実施例では、データIDおよびデータ・パスワードは、HTML文書の形ではなく、このユーザによるX社のウェブサイトのアクセスが終了した後、電子メールの形でユーザに送られる。
【0037】
公開ウェブサーバ22の管理プログラムは、データIDおよびデータ・パスワードの発行がなされるとすぐに、データ収集データベース22aに収集されたデータを、ファイアウォール23を介してウェブデータ管理サーバ24のデータ保管データベース24aにTCP/IPプロトコルを用いたメール送信で転送し、データ収集データベース22aをクリア(消去)する。こうして、ユーザから送信されたデータは、ファイアウォール23によって保護される状態になる。
【0038】
ユーザから受信したデータに関する履歴データは履歴データベース22bに記録され、その内容は、定期的に、たとえばノーツ(Lotus社のプログラム名)の定期エージェントの機能によって、データ管理サーバ24の履歴データベース24bに複製される。
【0039】
ウェブデータ管理サーバ24のデータ保管データベース24aおよび履歴データベース24bは、典型的には磁気ディスク記憶装置に格納されており、物理的には一体的に1つのハードディスク装置に格納されてもよい。ウェブデータ管理サーバ24の管理プログラムは、一実施例では、データ保管データベース24aに保管されているデータおよび履歴データベース24bに記憶されている履歴データを予め定められた周期、たとえば10分ごとに社内システム30の内部設置サーバ33に送る。別の実施例では、データ保管データベース24aに保管されているデータの量が予め定められた値を超えると、内部設置サーバ33への転送を実行し、データ保管データベース24aに保管されるデータの量が予め定められた時間、たとえば1時間、経過しても予め定めた値に達しないときは、1時間の経過に応じてデータの転送を実行する。
【0040】
内部設置サーバ
外部設置サーバ21と社内システム30とは専用の通信回線で接続され、外部設置サーバ21から転送されるデータ・ファイルはファイアウォール35を介して内部設置サーバ33のデータ受け皿データベース33cに入れられ、履歴データは履歴データベース33bに入れられる。一実施例では、外部設置サーバ21から内部設置サーバ33へのデータ転送は、たとえばノーツ・プログラムの定期エージェント機能を用いてデータ保管データベース24aの内容をデータ受け皿データベース33cに追加することによって実行される。ウェブデータ管理サーバ24の管理プログラムは、内部設置サーバ33へのデータ転送が終了すると、データ保管データベース24aのデータをクリア(削除)する。こうしてユーザから送られてきたデータは、社内の内部設置サーバ33に入れられ、2段階のファイアウォールおよび専用回線の存在により、外部からの不正アクセスから保護される。
【0041】
データ受け皿データベース33cに記憶されたデータは、一実施例ではノーツ・プログラムの定期エージェント機能を用いて予め決められた時間、たとえば30分ごとにデータ蓄積データベース33aに追加される。このデータ転送が完了すると、受け皿データベース33cに記憶されたデータはクリア(消去)される。
【0042】
X社の内部ユーザは端末装置またはパーソナルコンピュータ32を用いてデータ蓄積データベース33a内のデータにアクセスすることができる。受け皿データベース33cからデータ蓄積データベース33aへの転送周期は、多数の社内ユーザが内部設置サーバ33にアクセスする際の可用性と最新データの緊急性との調和をとって設定する。転送周期を長くすると、内部設置サーバ33のデータベースの更新およびインデキシングに伴うアクセス制限が少なくなりデータベースの可用性は向上するが、社内ユーザが最新データにアクセスできるようになるまでに時間がかかる。したがって、これらの要求の調和をとって転送周期を設定する。
【0043】
データ転送システム
図4は、この発明の一実施例に従う、ユーザおよびX社の間のデータ共有の効率性を向上させるデータ転送システム50の機能ブロック図である。一実施例では、このデータ転送システム50は、公開ウェブサーバ21上に実現される。
【0044】
この実施例では、業務用ページにおける「提案受付」アプリケーションを例にとって説明する。しかし、この発明は、公開用ページおよび業務用ページの任意のアプリケーションに適用することができる。なお、この明細書で参照されるアプリケーションは、ユーザによってアクセスされることができ、ユーザから受信したデータを、該ユーザまたは特定の他のユーザまたは第三者に公開する任意のシステムを含む。たとえばネットオークション、ネット上の掲示板、ネットショッピングなどのインターネットを介したサービスだけでなく、企業内の業務上のデータ処理におけるデータのデータベースへの登録などのシステムも含む。
【0045】
アプリケーション40は、前述したように、ユーザが、該アプリケーションによる作業を実行するために用意されたページに入ったときに起動される。再び、前述した図2のB社の作業2、すなわち提案受付アプリケーションを例にとって、新規データ処理について説明する。ユーザが、図2に示されるような業務用メニュー画面から「改善提案」を選択したことに応答して、アプリケーション40が起動され、「改善受付」のメニューページをページファイル51から抽出し、送受信部41を介してユーザのブラウザ1に送信する。ユーザが、この「改善受付」のメニューページにおいて「改善提案を実行するためのページ」を選択すると、アプリケーション40は、ページファイル51から入力フォームのページを抽出し、送受信部41を介してユーザのブラウザ1に送信する。
【0046】
図5に、提案受付アプリケーションによって提供される入力フォームのページ、すなわち提案受付入力画面100の例を示す。ユーザは、ブラウザ1に表示された入力フォームの所定のフィールド110にテキストデータを書き込み、必要に応じて添付資料フィールド123に添付すべきファイル(画像および音声ファイルを含めることができる)を指定して、送信ボタン151をクリックする。こうして、入力フォームに入力されたテキストデータおよび添付ファイルは、アプリケーション40に送信される。アプリケーション40は、ユーザから送られてきた入力データを受信し、データの整合性を調べた後、エラーが無ければ、受信したデータを確認画面作成部43に渡す。
【0047】
確認画面作成部43は、上記の入力フォームに対応する帳票イメージ用テンプレートを、テンプレートファイル52から抽出する。図6に、図5に対応するテンプレートの例を示す。図から明らかなように、このテンプレートはHTML文書で作成されており、参照番号91のタグ<TABLE>で示されるように、ユーザからの受信データを表形式で表示するよう記述されている。また、この表には変数($val_...で示されている)が規定されている(たとえば、参照番号92)。確認画面作成部43は、それぞれの変数を、アプリケーション40から受け取ったデータのうち対応するもので置き換える。たとえば、$val_usercodeは、アプリケーション40から受け取ったユーザコードで置き換えられる。同様に、変数$val_username、$val_title、$val_partsno、$val_partsname、$val_singleparts、$val_contensが、それぞれ、ユーザ名、表題、部品番号、部品名、単品部品番号、提案内容のデータで置き換えられる。さらにアプリケーション40は、参照番号93に示されるように、変数$val_imageを検索し、該変数を、アプリケーション40から受け取った添付ファイル名で置き換える。
【0048】
確認画面作成部43は、こうして、ユーザからの受信データを帳票イメージで表示するHTML文書(以下、帳票イメージHTML文書と呼ぶ)を作成し、送受信部41を介してユーザのブラウザ1に確認画面として送信する。ここでいう帳票イメージとは、入力フィールドを上から順番にデータを書き込む入力フォームとは異なり、データを画面または印刷によって閲覧する場合に見やすい表示形態をいう。この実施例では、表形式で表示するが、表とは異なる他の形式を使用して確認画面を作成してもよい。
【0049】
HTMLテンプレートに変数を規定して、データを埋め込む方法には様々な方法があり、任意の方法を使用することができる。そのうちの典型的な方法の1つは、HTMLテンプレートの変数が配列変数として記述される。この場合、入力フォームからデータを受け取って処理するCGI(Common Gateway Interface)プログラムが、該受け取ったデータを、この配列変数のそれぞれの要素に入れることにより、HTMLテンプレートがブラウザに表示されるとき、該配列変数のそれぞれの要素に入れられたデータがブラウザに渡され、表示される。
【0050】
図6に示されるHTML文書は単なる例であり、異なる記載方法を使用して同様の確認画面を実現することができる。また、確認画面を、他の帳票イメージを有するよう設計することもできる。さらに、HTMLテンプレートにおける変数の設定方法も単なる例示であり、他の異なる記号を使用して変数を指定するようにしてもよい。
【0051】
図7に、こうしてブラウザ1に表示された確認画面170の例を示す。確認画面170には、入力画面100のフィールド110に入力されたテキストデータが、フィールド171のような表形式で表示され、入力画面100のフィールド123に添付された画像ファイルは、フィールド172の画像領域に展開されて表示されている。
【0052】
ユーザは、確認画面を閲覧することにより、自身が入力したデータを確認する。確認した結果、入力データが所望のものならば、OKボタン175をクリックする。これに応答して、アプリケーション40は、ユーザから受信したデータをデータ収集データベース22aに格納する。さらに、アプリケーション40は、受信したデータに固有のデータIDおよびこのデータIDに対応するデータ・パスワードを発行し、これを受付レシートの形でユーザに通知する。この実施例では、この通知は、受付レシートを表示した受付完了通知画面としてユーザのブラウザ1に表示される。また、確認画面作成部43によって作成された帳票イメージHTML文書は、データ収集データベース22aに保存される。
【0053】
ここで図8を参照すると、受付完了通知画面180の表示例が示されている。フィールド181には受付レシートが表示されており、受付が完了したことをユーザに知らせている。ここで、参照番号182は、送信されたデータの「表題」フィールドに記載された内容であり、yyyyyはデータID、zzzzzはデータ・パスワードである。hh:mm:ssは時間、分、秒を表し、dd/mm/yyは日にち、月、年を表す。アプリケーション40は、受付レシートを発行すると共に、データIDおよびパスワードを履歴データベース22bに記憶する。
【0054】
図7に戻り、確認画面でNGボタン176がクリックされたならば、これに応答して、アプリケーション40は、再び入力画面100(図5)をユーザのブラウザ1に送信する。このとき、前に入力されたデータがそれぞれのフィールドに書き込まれた状態で入力画面を表示するのが好ましい。
【0055】
図4では、説明をわかりやすくするため、確認画面作成部43はアプリケーション40と別の機能ブロックとして描かれているが、確認画面作成部43は、それぞれのアプリケーションの機能の一部であってもよい。
【0056】
図4に戻り、ダウンロード制御部44は、受付完了通知画面180においてユーザによりダウンロードが要求されたとき、起動される。図8に示されるように、この実施例では、受付完了通知画面180はダウンロード画面を兼用している。ユーザは、この画面に表示されたダウンロードの形式を選択するラジオボタンをチェックして送信ボタン185をクリックすることができる。ダウンロード形式として、HTML形式183またはテキスト形式184のいずれかまたは両方を選択することができる。送信ボタン185がクリックされたことに応答して、ダウンロード制御部44は、データ収集データベース22aから上記作成された帳票イメージHTML文書を抽出し、該抽出したHTML文書を、ユーザが希望した形式に変換し、該変換したデータをユーザのコンピュータにダウンロードする。
【0057】
ユーザによりHTML形式が選択されたならば(図8のボタン183)、ダウンロード制御部44は、帳票イメージHTML文書に、前述したデータIDをファイル名として付与し、ユーザのコンピュータに該帳票イメージHTML文書をダウンロードする。HTML形式のダウンロードにおいては、帳票イメージを持つ確認画面そのものが、htm形式またはhtml形式のファイルとしてダウンロードされる。
【0058】
ユーザによりテキスト形式が選択されたならば(図8の184)、ダウンロード制御部44は、テキスト変換部45を呼び出す。テキスト変換部45は、帳票イメージHTML文書を所定のテキスト形式に変換する。ダウンロード制御部44は、この変換されたテキストデータに、データIDをファイル名として付与し、ユーザのコンピュータに該テキストデータをダウンロードする。こうして、ユーザは、それぞれの入力作業ごとに、入力データを、HTML形式および所定のテキスト形式でダウンロードすることができる。
【0059】
次に変更データ処理について説明する。再び図5を参照すると、図5の入力画面には、データIDフィールド141、データ・パスワードフィールド142、変更(差し替え)ラジオボタン132および取り下げラジオボタン133が表示されている。ユーザは、すでに入力して受付レシートが発行されたデータについて変更を行うとき、変更対象のデータIDおよびデータ・パスワードをそれぞれのフィールド141および142に書き込み、変更ラジオボタン132にチェックをつけて、送信ボタン151をクリックする。これに応答して、アプリケーション40は、図9に示される変更形態選択画面をユーザのブラウザ1に送信する。
【0060】
図9は、変更形態選択画面190の表示例を示す。この画面190には、オンラインラジオボタン191およびダウンロードラジオボタン192が表示されている。ユーザは、図5に示されるような入力画面上で変更項目についてデータを入力しなおすことにより変更操作を実行する場合はオンライン191を選択し、ユーザのコンピュータからデータをアップロードすることにより変更操作を実行する場合はアップロード192を選択する。アップロード192が選択されたことに応答して、アップロード制御部46が起動される。
【0061】
アップロード制御部46は、ユーザからアップロードされてきたデータを受信し、該データが保管されるべきデータベースのレイアウトに適したテキスト形式に変換する。こうして、アップロードされてきたデータを、そのままデータベースに取り込むことができるようにする。
【0062】
他の実施形態においては、上記のように、アップロードラジオボタン192を介してアップロードされてきたデータをデータベースに取り込んだ後、アップロード制御部46は、該アップロードデータが表示された提案受付入力画面100(図5)をユーザに送信する。具体的にいうと、たとえばユーザからのアップロードデータの中にユーザコード、ユーザ名、表題、部品番号および提案内容のデータが含まれている場合、上記ユーザに送信される提案受付入力画面100は、ユーザコード、ユーザ名、表題、部品番号および提案内容の入力フィールドのそれぞれに該アップロードデータが書き込まれた状態で表示される。こうして、ユーザは、データをアップロードした後に続けて、オンラインによって他のフィールドのデータを追加および/または変更することができる。
【0063】
取り下げ処理については、図5の入力画面において、取り下げ対象のデータIDおよびデータ・パスワードをそれぞれのフィールド141および142に書き込み、取り下げボタン133にチェックをつけて送信ボタン151をクリックする。これに応答して、プリケーション40は、該当するデータを論理的にデータベース(収集データベース、履歴データベース等)から削除する。
【0064】
ダウンロードのテキスト形式
図10の(a)は、この発明の一実施例に従う、ダウンロードにおけるテキスト形式のデータ構造を示し、図10の(b)は、この発明の一実施例に従うテキストデータの例を示す。図10の(b)に示されるテキストデータは、図7に示される帳票イメージ確認画面のHTML文書を変換したものである。
【0065】
図10の(a)から明らかなように、この発明の一実施例におけるテキスト形式は、番号部、名称部およびデータ部の3つのフィールドからなるデータ構造を有する。番号部は、対応する項目が何番目の項目であるかを示す番号を保存し、名称部は、対応する項目名を保存し、データ部は、対応する項目の項目データ(以下、他の「データ」という用語と区別するため、項目に対応するデータを特に「項目データ」と呼ぶ)を保存する。ここで、「項目」は、入力画面のそれぞれの入力フィールドについて1つ存在する。
【0066】
図10の(b)から明らかなように、この実施例においては、名称部の“()”および名称部に続くセミコロン“;”は、番号部、名称部およびデータ部のセパレータの役目を果たしている。番号部の次に続く“()”を検出することにより名称部から項目名を抽出することができ、名称部に続くセミコロンを検出することにより、データ部から項目データを抽出することができる。また、1つの項目に対して複数の項目データが存在する場合には、参照番号81で示されるように、項目データと項目データの間がカンマで区切られる。
【0067】
このテキスト形式は、1行ごとに異なる番号が付与され、それぞれの行がそれぞれの項目に対応する。すなわち、それぞれの行に、1つの項目名と、該項目名に対応する1または複数の項目データが含まれる。図5の入力フィールドと比較して明らかなように、図5のそれぞれの入力フィールドに入力されたデータが、1行単位に書き込まれている。
【0068】
上記の“()”、セミコロンおよびカンマは単なる例であり、他のセパレータを用いることができる。また、テキスト形式における項目名を、図5および図7に示される項目名と異なるものとすることもできる。
【0069】
業務用メニュー表示のプロセス
次に図11から図18のフローチャートを参照して、この発明の一実施例におけるプロセスの流れを説明する。図11は、ホームページを表示してから業務用メニューページを表示するまでのプロセスを示し、このプロセスは、公開ウェブサーバ22上のプログラムによって実行される。パーソナルコンピュータ上でブラウザ1を起動し、X社のホームページのURLを入力してエンターキーを押すと、公開ウェブサーバ22は、このURLに該当するページのHTTML文書をブラウザ1に送信する。こうしてブラウザ1にX社のホームページのトップページが表示される(201)。トップページには、会社案内、製品案内、販売店案内などのページにリンクされた複数のメニューに加え、業務用ページにリンクされた「業務用メニュー」ボタンが含まれている。業務用メニューボタンの下には、ユーザIDおよびパスワードを入力するフィールドが設けられている。
【0070】
ユーザがユーザIDおよびパスワードを入力して「業務用メニュー」ボタンをクリックすると(202)、通信プロトコルがSSLによる暗号化通信を行うHTTPSプロトコルに切り替えられ(203)、ユーザIDおよびパスワードが公開ウェブサーバ22に送信される(204)。公開ウェブサーバ22は、受信したユーザIDおよびパスワードを認証し(205)、認証がOKであれば、ユーザに応じたメニューを選択して業務用メニューページを編集し(206)、このメニューページをHTML文書の形でブラウザ1に送信する。こうして、ブラウザ1には、図2に示されるような、ユーザに対応した業務用メニューページが表示される(207)。
【0071】
外部設置サーバから内部設置サーバへのデータ転送プロセス
図12は、公開ウェブサーバ22がユーザからデータを受信して、該データを内部設置サーバに転送するまでのプロセスを示し、このプロセスは、公開ウェブサーバ22およびウェブデータ管理サーバ24のデータ管理プログラムによって実行される。
【0072】
ユーザによって、業務用メニューページから特定の作業がクリックされたことに応答して、改善提案を入力するページ(図5に示される入力画面)を表示する。ユーザは、該入力画面にデータを書き込み、必要に応じて添付ファイルを指定して、送信ボタンをクリックする。こうして、ユーザによって入力されたデータおよび添付ファイルは、公開ウェブサーバ22に送信される。
【0073】
公開ウェブサーバ22は、新規データ処理ルーチン(図13)を実行する(222)。具体的には後述されるが、ユーザによって入力されたデータを受信し、入力データの確認画面をユーザに提供し、確認画面にてOKボタンがクリックされたならば、入力データを収集データベース22aに格納すると共に、該入力データにデータIDおよびデータ・パスワードを発行し、履歴データベース22bに格納する。さらに、ユーザからの要求に応答して、入力データを前述したテキスト形式に変換してダウンロードする。
【0074】
次いで公開ウェブサーバ22は、データ収集データベース22aに記憶されたデータおよび履歴データベース22bに新たに追加されたデータを、ファイアウォール23を介してウェブデータ管理サーバ24のデータ保管データベース24aおよび履歴データベース24bにそれぞれ転送する(223)。この転送と同時に公開ウェブサーバ22のデータ収集データベース22aに記憶されているデータをクリアする(224)。こうしてユーザから送信されたデータは、ファイアウォール23によって外部からのアクセスから保護される
データ保管データベース24aにファイルが保管されてから一定期間、たとえば20分が経過すると(225)、ウェブデータ管理サーバ24は、データ保管データベース24aに保管されているデータおよび履歴データベース24bに記憶されているこのデータに関する履歴データを、専用回線を用いファイアウォール25を介して社内システム30の内部設置サーバ33に転送する(226)。この転送が完了すると、ウェブデータ管理サーバ24は、データ保管データベース24aに保管されていたユーザからの送信データをクリアする(227)。
【0075】
内部設置サーバ33は、外部設置サーバから受信したデータをデータ受け皿データベース33cに格納し、格納されたデータは、一定の周期たとえば30分ごとにデータ蓄積データベース33aに転送され、データの履歴データは、履歴データベース33bに格納される。転送と同時にデータ受け皿データベース33c内のデータはクリアされる。別の実施例では、データ受け皿データベース33cに記憶されているファイルの容量が一定のしきい値、たとえば1メガバイトに達するごとにデータ受け皿データベース33cからデータ蓄積データベース33aへのデータ転送が実行される。さらに別の実施例では、データ転送が生じた後、データ受け皿データベース33c内のファイルの容量が上記のしきい値に達しないまま1時間が経過したときは、1時間の経過に応答して受け皿データベース33cからデータ蓄積データベース33aへのデータ転送を実行する。
【0076】
新規データ処理
図13は、図12のステップ222で実行される新規データ処理ルーチンのフローチャートを示す。前述したように、ユーザが、図5に示されるそれぞれの入力フィールド110にデータを入力し、必要に応じて添付ファイルフィールド123に添付ファイルを添付し、送信ボタン151をクリックすると、入力されたデータおよび添付ファイルは、公開ウェブサーバ22に送信される(301)。
【0077】
アプリケーション40は、受信したデータに変更または取り下げを示すフラグが付いていないことから、受信したデータが新規データであることを確認する(302)。ここで、変更または取り下げを示すフラグは、図5の入力画面において、変更または取り下げのラジオボタンをそれぞれ選択することによってセットされるフラグである。アプリケーション40は、データの書式的なチェックを行い(303)、エラーを発見したならば、そのエラーを示すHTML文書をユーザに送信し(304)、ユーザによるエラー訂正を促す。
【0078】
受信したデータに書式的なエラーがないときは、該受信したデータをこのまま受け付けてよいかどうかの確認を求める確認画面のHTML文書を作成する(305〜307)。前述したように、また図6および図7に示されるように、この確認画面は帳票イメージを持つよう作成される。そのため、まずステップ305において、受信したデータに対応する確認画面のHTMLテンプレートを、テンプレートファイル52(図4)から抽出する。HTMLテンプレートは、前述したように、入力データが表形式で表示されるようHTML文書で作成されている。
【0079】
ステップ306において、ステップ301で受信した入力データを、ステップ305で抽出したテンプレートの変数に埋め込む。こうして作成された帳票イメージHTML文書は、確認画面としてユーザのブラウザ1に送信される(307)。
【0080】
確認画面においてユーザがOKボタンをクリックすると(308)、そのクリック情報がアプリケーション40に送信される。これに応答して、アプリケーション40は、受信したデータをデータ収集データベース22aに格納する(309)。さらに、アプリケーション40は、受信したデータに、固有のデータIDおよびデータ・パスワードを発行し、これを受付レシートの形で表示する受付完了画面(図8)をブラウザ1に表示する(310)。アプリケーション40は、該データID、データ・パスワード、受付レシートの日付および時間情報を履歴データベース22bに格納するとともに、ステップ306で作成された帳票イメージHTML文書のファイル名にデータIDを付与し、データ収集データベース22a(または他の記憶装置)に格納する。たとえばデータIDが“A0001”ならば、帳票イメージHTML文書のファイル名は“A001.html”となる。
【0081】
ユーザが受付完了画面においてダウンロードを選択されたかどうか判断し(313)、何も選択されなければ(たとえば、「戻る」がクリックされたならば)、このままこのルーチンを抜る。ダウンロードのHTML形式が選択されたならば、HTML形式のダウンロード制御ルーチン(図14)を実行し(314)、入力データをHTML形式でダウンロードする。一方、ダウンロードのテキスト形式が選択されたならば、テキスト形式のダウンロード制御ルーチン(図15)を実行し(315)、入力データを所定のテキスト形式(図10)でダウンロードする。
【0082】
HTML形式のダウンロード制御
図14は、図13のステップ314で実行されるHTML形式のダウンロード制御ルーチンのフローチャートである。
【0083】
ステップ331で、データ収集データベース22aから帳票イメージHTML文書を抽出する。抽出した帳票イメージHTML文書にjpg形式およびgif形式などの画像ファイルが埋め込まれている場合は、該埋め込まれた画像ファイルのURLを修正する(332)。これは、ダウンロードされたHTMLファイルを、ユーザのローカルなコンピュータのブラウザ上で画像も含めて閲覧できるようにするためである。具体的にいうと、帳票イメージHTML文書の画像を取り込むタグ(<IMG SRC=...)で指定するURLを、ダウンロード先のユーザのローカル・ディレクトリを参照するよう修正する。
【0084】
たとえば、ステップ307でユーザに送信された確認画面の帳票イメージHTML文書において<IMG SRC=”/images/AAA.jpg”>という記述が含まれている場合、”/images/AAA.jpg”が、帳票イメージHTML文書のURL(たとえば、公開ウェブサーバのimagesというディレクトリのAAA.jpgというファイル)を示す。したがって、このままの記述でユーザのコンピュータにダウンロードしても、ダウンロードしたHTML文書をブラウザで閲覧したとき、ユーザのコンピュータには”/images”というディレクトリは存在しないので画像が表示されない。そこで、上記記述を、<IMG SRC=”AAA.jpg”>と変更する。ここでは画像ファイルについてのみ説明したが、音声ファイルについても同様にURLが修正される。ステップ333に進み、こうして取り込まれるファイルのURLが修正された帳票イメージHTML文書を、該HTML文書に取り込まれている画像および/または音声ファイルも含めて一括してユーザのコンピュータに転送する(333)。
【0085】
テキスト形式のダウンロード制御
図15は、図13のステップ315で実行されるテキスト形式のダウンロード制御ルーチンのフローチャートを示す。前述したように、このフローチャートは、帳票イメージHTML文書を所定のテキスト形式(図10)に変換し、該変換されたテキストデータをダウンロードする。
【0086】
最初に、データ収集データベース22aに格納された帳票イメージHTML文書を抽出してオープンし、ポインタを、該文書の先頭にセットする(351)。ステップ352において、番号(図10に示される、番号部に書き出される「番号」を示す)に初期値1をセットする。ステップ353において、HTML文書の終わりかどうか判断する。最初にこのルーチンに入ったときは終わりではないので、ステップ361に進み、ポインタをセットしたところから3文字を読み込み、該3文字が、表の見出しセルを示すタグ“<TH”かどうか調べ、そうでなければ、表のデータセルを示すタグ“<TD”かどうか調べる(371)。通常、HTML文書は<HTML>タグで開始されるので、最初にこのルーチンに入ったときはステップ361および371の判断はNoとなり、ステップ380に進んでポインタを1文字分だけ進ませる。
【0087】
こうしてポインタを1文字ずつ進ませて、タグ<TH>の先頭文字(すなわち、“<”)を指したとき、ステップ361の判断がYesとなり、ステップ362に進んで、タグ<TH>の最後の文字(すなわち、“>”)の次に続く文字までポインタを進ませる。ステップ363において、番号が値1かどうか調べる。値1ならば、まだテキストファイルの名称部に何も書き出されていないことを示すので、ステップ365に進む。値1でなければ、すでにテキストファイルの名称部およびデータ部に何らかの項目名およびデータ項目がそれぞれ書き出されていることを示すので、テキストファイルに改行コードを書き出した後(364)、ステップ365に進む。こうして、テキストファイルにおいては、項目名ごとに行が改行される。
【0088】
ステップ365において項目名読み出しルーチン(図16)を実行し、テキストファイルの番号部および名称部に、それぞれ、番号、および帳票イメージHTML文書の見出しセルから読み出した項目名を書き込み、その後ポインタを1文字シフトする(380)。
【0089】
見出しセルを読み出した後、ポインタがデータセルのタグ<TD>の先頭文字(すなわち、“<”)を指したとき、ステップ371の判断はYesとなり、ステップ372に進んで、タグ<TD>の最後の文字(すなわち、“>”)の次に続く文字までポインタを進ませる。ステップ373において、前回テキストファイルに書き出したのはデータセルの項目データだったかどうか判断し、そうであれば、1つの項目名に対して複数の項目データが含まれる場合を示すので、データ間のセパレータの役目を果たすカンマをテキストファイルに書き込み(374)、その後、データ読み出しルーチン(図17)を実行する(375)。一方、前回書き出したのがデータセルの項目データでなければ、そのまま項目データ読み出しルーチン(図17)を実行する(375)。この項目データ読み出しルーチンでは、HTML文書のデータセルに含まれる項目データがテキストファイルに書き込まれる。
【0090】
こうして、HTML文書を最後までポインタでサーチして、テキストファイルに番号、項目名および項目データを書き込むと、ステップ353の判断がYesとなる。ステップ381に進み、テキストファイルを閉じて、該テキストファイルに、受付レシートを発行するときに付与されたデータIDをファイル名として付与する。すなわち、テキストファイルには、データID.txtというファイル名が付与される。ステップ382に進み、作成したこのテキストファイルを、ユーザのコンピュータに転送する。転送は、FTPによるファイル転送でも、HTTPによるファイル転送でもよい。
【0091】
図15の実施例では、タグ<TH>および<TD>を検索することにより、項目名および項目データを抽出しているが、代わりに、たとえばタグ<TD>の次に変数を示すタグ(たとえば、<val1>)を配置して、この変数のタグを検索することにより項目データを抽出してもよい。さらに、項目名および項目データを他の任意の方法で読み出すことができ、HTML文書の記述のしかたに従って、当然ながら読み出し方が異なるものとなる。
【0092】
図16は、図15のステップ365で実行される項目名読み出しルーチンのフローチャートである。ステップ401において、番号を、テキストファイルの行の先頭に書き込む。その後、書き出した番号に続けて、項目名の開始を示す“(”を書き込む(402)。
【0093】
ステップ403に進み、ポインタが指す1文字を読み込み、これをテキストファイルに書き込み(403)、ポインタを1文字進ませる(404)。ステップ405において、ポインタからの4文字が、見出しセルの終わりを示すタグ“</TH”かどうか判断する。タグ“</TH”でなければ、ステップ403に戻り、再びポインタが指す1文字をテキストファイルに書き出す。こうして、ポインタからの4文字が“</TH”に一致するまで、ポインタをシフトさせながら1文字ずつテキストファイルに書き出していく。
【0094】
ポインタからの4文字が“</TH”に一致したとき、ステップ405の判断がYesとなる。これは、表の見出しセルの終了を示すので、“):”をテキストファイルに書き出す(406)。ステップ407において番号をインクリメントし、このルーチンを抜ける。
【0095】
図17は、図15のステップ375で実行される項目データ読み出しルーチンのフローチャートである。ステップ411において、ポインタからの4文字を読み出し、該4文字がタグ“</TD”に一致するかどうか判断する。項目名をテキストファイルに書き出した後に最初にこのルーチンに入ったとき、この判断がYesならば、その項目名に対応する項目データが存在しないことを示す。この場合は、そのままこのルーチンを抜ける。データが存在すれば、ステップ411の判断はNoとなり、ステップ412に進み、ポインタが指す1文字を読み込んでテキストファイルに書き出した後、ポインタを1文字進ませる(413)。ポインタからの4文字がタグ“</TD”と一致するまで、1文字ずつデータがテキストファイルに書き込まれる。ポインタからの4文字が“</TD”に一致したとき、ステップ411の判断ステップがYesとなる。これは、データセルの終了を示すので、このルーチンを抜ける。このように、項目名に対応する項目データが存在しない場合、テキストファイルのデータ部には何も書き出されない。他の実施例では、この場合には、番号をスキップし、番号部および名称部も含めて書き出しを実行しないようにしてもよい。
【0096】
変更データ処理
ユーザは、受付レシートが発行されたデータに対して変更操作を実行することができる。前述したように、また図5を参照して説明したように、変更操作は、オンライン方式またはアップロード方式で行うことができる。アップロード方式は、ダウンロードした帳票イメージHTML文書またはテキストファイルを再利用する一形態でもあり、ダウンロードしたファイルを加工して、公開ウェブサーバ22にアップロードすることができる。アップロードされたデータは、入力画面で入力されたデータと同様に、公開ウェブサーバ22で受信され、その後、ウェブデータ管理サーバ24および内部設置サーバ33に転送され、データ蓄積データベース33aに格納される。
【0097】
図18を参照して、ユーザの要求に応答して、受付レシートが発行されたデータの変更(差し替え)操作を制御するプロセスを説明する。ユーザは、図5の入力画面において、データIDおよびデータ・パスワードを記入し、「変更(差し替え)」というラジオボタンをチェックして送信ボタンを押すことにより、変更操作を実行することができる。ステップ501において、アプリケーション40は、入力画面を介してユーザからデータIDおよびデータ・パスワードを受信し(501)、これらが、履歴データベース22bに記録されているものと一致するかどうかチェックし、データの書式にエラーがないかどうかをチェックする(502)。データIDまたはデータ・パスワードに不一致があったり、データ書式にエラーがあると、エラー画面がHTML文書の形でユーザのブラウザに送られ、正しい入力が促される(503)。
【0098】
エラーがない場合、公開ウェブサーバ22のアプリケーションは、受信したデータIDおよびデータ・パスワードに該当するデータの内容を表示する変更確認画面をユーザに送信する(504)。この変更確認画面は、図7に示されるような確認画面と同様のものでよい。ユーザは、この画面において、変更対象のデータであるかどうか確認し、変更対象データであれば「OK」ボタンをクリックし、変更をキャンセルする場合は、「NG」ボタンをクリックする。
【0099】
ユーザによって「OK」ボタンがクリックされたことに応答して(505)、アプリケーション40は、図8に示されるような、ユーザに変更形態を選択させるための画面を表示する(506)。ユーザにより、オンラインラジオボタンがチェックされたならば、アプリケーション40は、変更入力画面をユーザのブラウザ1に表示する。変更入力画面は、図5に示される入力画面を兼用したものでよい。ユーザは、変更データを入力して送信ボタンをクリックする。これにより、変更データがアプリケーション40によって受信される(509)。このとき、新規データの場合と同様に、帳票イメージの確認画面を作成して、ユーザに変更内容の確認を求めるようにしてもよい。
【0100】
ステップ507に戻り、アップロード方式のラジオボタンにチェックを付けた後に送信ボタンをクリックすると、アップロード制御部46が起動され、アップロード制御部46は、アップロードによるファイル転送のためのダイアログボックスを表示する(510)。図19は、このダイアログボックスの表示例である。ユーザは、画面左側のフィールド631に表示される自身のコンピュータのディレクトリから転送元のファイル名を選択する。選択した状態で矢印ボタン621をクリックすると、選択されたファイル名が画面右側のフィールド632に表示される。この実施例では、転送データとして指定されるファイルは、帳票イメージHTML文書または図10に示される形式を持つテキストデータである。
【0101】
一方、転送データに画像および音声のようなファイルの添付を希望する場合は、フィールド631から転送元のファイル名を選択し、選択した状態で矢印ボタン622をクリックする。こうして、選択されたファイル名が、フィールド633に表示される。
【0102】
ユーザにより転送開始ボタン641がクリックされると、ファイル転送が開始され、フィールド632および633に表示されたファイルが、公開ウェブサーバ22にアップロードされる。このファイル転送は、FTPまたはHTTPなどのプロトコルに従って転送されることができる。公開ウェブサーバ22には、それぞれのユーザに転送先として割り振られたフォルダが用意されており、転送されたデータはそこに格納される。
【0103】
アップロード制御部46は、受信したファイルの形式を調べ(511)、HTML形式ならばステップ512に進み、ユーザから受け取った帳票イメージHTML文書を、データ収集データベース22aにそのまま取り込むことのできるファイル形式に変換する。この実施例では、データ収集データベース22aにそのまま取り込むことのできるファイル形式としてCSV形式を採用する。しかし、他の実施例では、アップロードされたデータが格納されるべきデータベースの仕様に従って、該データベースにそのまま取り込むことのできるファイル形式が採用される。
【0104】
帳票イメージHTML文書からCSV形式への変換は、帳票イメージHTML文書に記述されたデータセルの項目データのみを順番に読み出し、1つの項目データを書き出すたびにセパレータ(たとえば、カンマ)を書き出すようにすればよい。図20に、このようにして変換されたCSV形式のファイル例を示す。図20は、図7に示される帳票イメージHTML文書に対して変換を実行した後のCSV形式のファイルである。
【0105】
アップロード制御部46は、受信したアップロードデータが、図10に示されるようなテキスト形式ならば、ステップ513に進み、図10に示されるテキスト形式を、データ収集データベース22aにそのまま取り込むことのできるファイル形式に変換する。この実施例では、データ収集データベース22aにそのまま取り込むことのできるファイル形式としてCSV形式を採用する。しかし、他の実施例では、アップロードされたデータが格納されるべきデータベースの仕様に従って、該データベースにそのまま取り込むことのできるファイル形式が採用される。
【0106】
具体的には、図10の(b)に示されるようなテキストファイルを1行ずつ読み込み、番号部フィールドの番号の順番に、項目データをCSV形式でファイルに書き出す。図20は、図10の(b)に示されるテキストデータに対して変換を実行した後のCSV形式のファイルである。すなわち、ステップ512および513によって作成されるテキストファイルは同じものとなる。
【0107】
こうして、CSV形式に変換されたアップロードデータを、アプリケーション40のデータ収集データベース22aにそのまま取り込むことができる。このアップロードされたデータをブラウザで閲覧するときは、前述したように、確認画面作成部43によって、HTMLテンプレートに、データ収集データベース22aに格納されたアップロードデータを埋め込むことにより帳票イメージHTML文書が作成される。
【0108】
ステップ514に進み、ステップ509において受信された変更データは、データ収集データベース22aに格納される。また、ステップ512および513で作成されたCSV形式のデータは、前述したように、データ収集データベース22a(または、該データベースに含まれ、アップロードデータが保管されるべきデータベース(またはテーブル))にそのまま取り込まれる。取り込み方法は、取込先のデータベースの仕様に従う。たとえば、取り込み先のデータベースが何らかのインポートプログラムを備えていれば、該インポートプログラムに上記CSV形式のデータのファイル名を指定することにより、簡単に該データベースにデータを取り込むことができる。
【0109】
ステップ515において、図13に示される新規データ処理の場合と同様に、変更データに対してデータIDおよびデータ・パスワードを発行し、これらを履歴データベース22bに格納する。
【0110】
以上この発明を特定の実施例について説明したが、この発明はこのような実施例に限定されるものではなく、当業者が容易に行うことができる種々の変形もこの発明の範囲に含まれる。
【0111】
【発明の効果】
この発明によると、サーバに設けられたアプリケーションに入力したデータを所定のテキスト形式でダウンロードして他のデータ処理に再利用することができる。また、ダウンロードされるテキストデータは、項目の識別が容易な形式を有しているので、他のデータ処理に再利用する際に、項目名と項目データの対応関係が間違って処理されるという事象を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるシステムの一実施例の全体的な構成を示すブロック図。
【図2】この発明の一実施例における業務用メニューページを示す図。
【図3】この発明によるシステムの一実施例のより詳細なブロック図。
【図4】この発明の一実施例におけるデータ転送システムの機能ブロック図。
【図5】この発明の一実施例における入力画面を示す図。
【図6】この発明の一実施例における帳票イメージ確認画面のHTML点プレ0とを示す図。
【図7】この発明の一実施例における確認画面を示す図。
【図8】この発明の一実施例における受付完了通知画面を示す図。
【図9】この発明の一実施例における変更形態選択画面を示す図。
【図10】この発明の一実施例における、(a)テキスト形式のデータ構造、および(b)テキストデータを示す図。
【図11】この発明の一実施例におけるユーザのブラウザに業務用メニューを表示するまでのプロセスを示すフローチャート。
【図12】この発明の一実施例における外部設置サーバにおけるプロセスを示すフローチャート。
【図13】この発明の一実施例における新規データ受信ルーチンのプロセスを示すフローチャート。
【図14】この発明の一実施例におけるHTML形式のダウンロード制御ルーチンのプロセスを示すフローチャート。
【図15】この発明の一実施例におけるテキスト形式のダウンロード制御ルーチンのプロセスを示すフローチャート。
【図16】この発明の一実施例におけるテキスト形式ダウンロード制御ルーチンにおける項目名読み出しルーチンのプロセスを示すフローチャート。
【図17】この発明の一実施例におけるテキスト形式ダウンロード制御ルーチンにおける項目データ読み出しルーチンのプロセスを示すフローチャート。
【図18】この発明の一実施例における変更データ処理のプロセスを示すフローチャート。
【図19】この発明の一実施例におけるファイル転送のダイアログボックスを示す図。
【図20】この発明の一実施例におけるアップロードされたデータが変換された後のCSV形式のファイルを示す図。
【図21】従来技術における、(a)入力データの確認画面、および(b)データベースからダウンロードされたCSV形式のファイルを示す図。
【符号の説明】
21 外部設置サーバ 22 公開ウェブサーバ
23 ファイアウォール 24 ウェブデータ管理サーバ
30 社内ネットワークシステム 31 イントラネット
32 パーソナルコンピュータ 33 内部設置サーバ
35 ファイアウォール 40 アプリケーション
43 確認画面作成部 44 ダウンロード制御部
46 アップロード制御部 50 データ転送システム

Claims (7)

  1. ネットワークを介してユーザのコンピュータに接続されたサーバに設けられ、
    前記ユーザのコンピュータのブラウザ上に入力画面を表示する入力画面表示手段と、
    前記ユーザによって前記入力画面のデータ項目毎に入力された項目データを受信する受信手段と、
    前記入力画面に入力された項目データの確認画面であって、前記データ項目毎に、該データ項目に割り振られた番号と、該データ項目の前記項目データと、該データ項目の項目名を含むHTML文書から構成される確認画面を、前記ユーザのコンピュータのブラウザ上に表示する確認画面表示手段と、
    前記入力された項目データが前記確認画面上で前記ユーザにより確認されたことによって前記ブラウザ上に表示される、該入力された項目データのダウンロードを選択するためのボタンが該ユーザにより選択されたことに応じて、前記確認画面を構成する前記HTML文書を走査し、1)前記データ項目に割り振られた番号を検出し、2)該番号が所定の初期値でなければ改行し、3)該番号に対応する前記項目データおよび前記項目名を読み出し、4)該読み出した項目データ項目名をテキスト形式のファイルに書き出す、手段と、
    前記走査が前記HTML文書の終わりに達するまで、前記1)から4)を繰り返す手段と、
    前記繰り返しを終えた後、前記テキスト形式のファイルを、前記ユーザのコンピュータにダウンロードするダウンロード制御手段と、
    を備える、データ転送システム。
  2. 前記テキスト形式のファイルは、前記ユーザによる前記入力画面への1つの入力作業につき1つのファイルが作成される請求項1に記載のデータ転送システム。
  3. 前記テキスト形式のファイルは、前記データ項目毎に異なる番号が割り振られる請求項1に記載のデータ転送システム。
  4. 前記テキスト形式のファイルは、それぞれの前記データ項目に対応する前記項目データが複数ある場合、それぞれの該項目データが所定のセパレータで区切られる請求項1に記載のデータ転送システム。
  5. 前記確認画面を構成するHTML文書は、帳票イメージでユーザのブラウザに表示される請求項1に記載のデータ転送システム。
  6. 前記サーバは、
    ユーザからの前記ブラウザを介したアップロード要求に応じて、前記テキスト形式のファイルが前記ユーザのコンピュータから前記サーバにアップロードされた後、該テキスト形式のファイルを、前記サーバのデータベースのレイアウトに適合した形式に変換するアップロード制御手段をさらに備える請求項1に記載のデータ転送システム。
  7. 前記サーバは、
    ユーザからの前記ブラウザを介したアップロード要求に応じて、前記確認画面を構成するHTML文書が前記ユーザのコンピュータから前記サーバにアップロードされた後、該HTML文書を、前記サーバのデータベースのレイアウトに適合した形式に変換するアップロード制御手段をさらに備える請求項1に記載のデータ転送システム。
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