JP4303426B2 - 難燃性組成物およびその製造法 - Google Patents

難燃性組成物およびその製造法 Download PDF

Info

Publication number
JP4303426B2
JP4303426B2 JP2000606699A JP2000606699A JP4303426B2 JP 4303426 B2 JP4303426 B2 JP 4303426B2 JP 2000606699 A JP2000606699 A JP 2000606699A JP 2000606699 A JP2000606699 A JP 2000606699A JP 4303426 B2 JP4303426 B2 JP 4303426B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
melamine
flame retardant
melem
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000606699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002540249A (ja
JP2002540249A5 (ja
Inventor
ヘイネン,ボウター
キエルケルス,レニエル,ヘンリクス,マリア
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF Schweiz AG
Original Assignee
Ciba Holding AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ciba Holding AG filed Critical Ciba Holding AG
Priority claimed from PCT/NL2000/000123 external-priority patent/WO2000056840A1/en
Publication of JP2002540249A publication Critical patent/JP2002540249A/ja
Publication of JP2002540249A5 publication Critical patent/JP2002540249A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4303426B2 publication Critical patent/JP4303426B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K21/00Fireproofing materials
    • C09K21/14Macromolecular materials
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/34Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring
    • C08K5/3467Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having more than two nitrogen atoms in the ring
    • C08K5/3477Six-membered rings
    • C08K5/3492Triazines
    • C08K5/34922Melamine; Derivatives thereof

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Fireproofing Substances (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、難燃性組成物およびその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】
難燃性組成物およびその製造法は、例えば特開昭59−45352に記載されており、そこでは、メラミン縮合生成物であるメレムおよびメロンが製造され、ポリアミド組成物における難燃剤として使用されている。この文献では、メラミンを400〜500℃の温度で数時間加熱することによりメレムが製造される。メロンは、メラミンを500〜550℃で、アンモニアがもはや放出されなくなるまで加熱することにより製造される。特開昭59−45352は、メレムの分解温度が500℃より上であり、メロンの分解温度が600℃より上であることに言及している。このことは、メレムおよびメロンが特に良好な熱安定性を有することを意味する。特開昭59−45352によれば、両化合物の窒素含量は60%より上であり、その結果、それらの物質は非可燃性である。特開昭59−45352は、他の公知の難燃剤、例えばメラミン、シアヌル酸、メラミンシアヌレートまたはメレムをメレムまたはメロンと組合せて使用することもできることにも言及している。特開昭59−45352は、得られる生成物の組成には言及していない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
メラミンおよびその縮合生成物は全て、特徴的な熱分解曲線を有する。これは、メラミンおよびその縮合生成物が分解してある温度で窒素含有生成物を生じることを意味する。熱分解で放出されるこのような窒素含有生成物は、難燃剤挙動において重要な役割を果たす。ポリマーにおいて良好な難燃剤挙動を得るためには、種々の分解特性を有する難燃性成分、例えばメラム、メレム、およびメラミンおよび/またはメレムのより高次の縮合生成物を1つの組成物中で組合せることが有利であり得る。この利点は、火事において一般的な温度に関系なく、一般的な温度で分解し、かつ難燃効果を有する十分な窒素含有成分を生じる成分がほとんどいつも存在するということである。しかし、難燃性組成物が揮発性成分、例えば尿素および/または水を含むならば、これは、組成物が、高い融点を有するポリマー、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)またはポリブチレンテレフタレート(PBT)などのポリエステルあるいはポリアミドにおいて使用されるときに、加工処理特性に対して好ましくない影響を有するであろう。そのような好ましくない影響としては、押出中の泡形成または射出成形における型への沈着物の形成があり得る。難燃性組成物が、メラミンおよび/またはメレムのより高次の縮合生成物を高すぎる濃度で含むならば、その組成物は黄色になり、それは、(無色の)ポリマー組成物における処理加工の場合には望ましくない。純粋なメラミン縮合生成物、例えば純粋なメラムまたはメレムまたはメロンをポリマーにおける難燃剤として使用することは、好ましくない。なぜならば、純粋な化合物を製造することは一般に困難であり、従って高価であるからであり、また、純粋な成分は1つのみの分解状態を有し、従って限られた温度範囲でのみ最適に作用するからである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本出願人は、
10〜90重量%のメレム、
0.01〜30重量%のメラム、
0.01〜15重量%のメラミン、
0.1〜65重量%の、メラミンおよび/またはメレムのより高次の縮合生成物を含み、揮発性成分の濃度が3重量%未満であり、ここで個々の成分の合計が100重量%である難燃性組成物を使用することにより、優れた加工処理特性および優れた難燃特性および着色特性がポリマー組成物において得られることを発見した。
【0005】
【発明の実施の形態】
揮発性成分の濃度は、本明細書では、TGA測定(TGA=熱重量分析)において200℃/分の加熱速度で難燃性組成物を室温から300℃に加熱する際に生じる重量の低下として定義される。
【0006】
本出願人はまた、0.1秒より長い間、好ましくは1秒〜400分間、特に2秒〜300分間、350〜800℃、好ましくは375〜600℃の温度で、1KPa〜50MPa、好ましくは大気圧〜30MPa、特に大気圧〜15MPaの圧力で、メラミンを含む出発物質を、例えば加熱ゾーンに通すことによって加熱することにより、10〜90重量%のメレム、0.01〜30重量%のメラム、0.01〜15重量%のメラミン、0.1〜65重量%の、メラミンおよび/またはメレムのより高次の縮合生成物を含み、揮発性成分の濃度が3重量%未満であり、ここで個々の成分の合計が100重量%である難燃性組成物を製造する方法をも見出した。
【0007】
加熱ゾーンの例は、押出機、例えば単軸および2軸スクリュ押出機;オートクレーブ、ターボミキサー;プラウ翼ミキサー;タンブルミキサー;乱流ミキサー;リボン翼ミキサー;ミクストルーダー;連続式および不連続式混練機;回転ドラムオーブンなどにおいて見られるはずの種類の加熱ゾーンである。
【0008】
メラミン、メレム、メラム、およびメラミンおよび/またはメレムのより高次の縮合生成物の混合物は、所望により、加熱生成物を更に処理して得ることができ、その結果、10〜90重量%のメレム、0.01〜30重量%のメラム、0.01〜10重量%のメラミン、0.1〜65重量%のメラミンおよび/またはメレムのより高次の縮合生成物を含み、揮発性成分の濃度が1重量%未満であり、ここで個々の成分の合計が100重量%である難燃性組成物を得ることができる。この更なる処理は、好ましくは、水で洗浄して難燃性組成物からメラミンおよび/または他の水溶性成分の一部を溶解・除去することである。
【0009】
本発明方法のための出発物質としては、例えば、メラミンが結晶化によって精製されるところの気相メラミンプラントを連続的に運転することにより得られるような、本質的に純粋なメラミンを使用することができる。気相プロセスによるメラミンの製造法は、例えば、米国特許第3210352号から公知である。しかし、このような高い純度は必要ない。メラムおよび/またはメレム、および/またはメラミンおよび/またはメレムのより高次の縮合生成物が混入したメラミン、例えば、メラミンプラントの始動中に生成する生成物、または結晶化による精製が行われる前の気相メラミンプラントにおいて製造される種類のメラミン、または何らかの他の方法で形成される、メラムおよび/またはメレム、および/またはメラミンおよび/またはメレムのより高次の縮合生成物が混入したメラミンが、所望により、出発物質として使用され得る。また、液相プロセスで得られるメラミンを出発物質として使用することも可能である。液相プロセスによりメラミンを製造する公知の方法は、米国特許第4565867号に記載されており、その純度は気相プロセスの生成物よりも小さく、特にそのメラム含量が比較的高いことが公知である。残留触媒、ウレイドメラミンおよび/またはグアニジンカーボネートなどの汚染物も、何ら支障なく存在し得る。酸素含有トリアジン化合物、例えばアンメリン、アンメリドおよび/またはシアヌル酸も、何ら支障なく5重量%まで存在し得る。メラミンの製造に使用される出発物質の残り、例えば尿素および/またはジシアノジアミドも存在し得る。ジシアノジアミドは、何ら支障なく10重量%まで存在し、一方、メラミンは、30重量%までの尿素を含み得る。本発明方法のための出発物質は、尿素、酸素含有トリアジン化合物、ジシアノジアミド、グアニジンカーボネート、ウレイドメラミンおよび残留触媒の混合物を含む汚染物をも含み得る。
【0010】
本発明の好ましい実施態様では、メラミン含有出発物質をオートクレーブまたは押出機において加熱することにより、難燃性組成物が製造される。好ましくは、大気圧〜20Mpaの圧力、350〜625℃の温度、0.1秒〜360分の滞在時間である。特に、メラミン含有出発物質の加熱は、押出機において行われ、押出機滞在時間が0.1秒〜60分である。
【0011】
本発明は、下記成分:
a.65〜95重量%のポリマー含有組成物、
b.5〜35重量%の本発明に係る難燃性組成物
を含む難燃性ポリマー組成物にも関する。
【0012】
本発明に係る難燃性組成物は、耐熱性難燃剤を必要とするポリマー組成物、例えばポリアミド、ポリイミド、ポリエステル、スチレン含有ポリマー、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂およびポリウレタンにおける使用に特に好適である。
【0013】
ポリアミドの例は、ジアミンおよびジカルボン酸から、および/またはアミノカルボン酸またはその対応するラクタムから誘導されるポリアミドおよびコポリアミド、例えばポリアミド4、ポリアミド6、ポリアミド6/6、6/10、6/9、6/12、4/6、66/6、6/66、ポリアミド11、ポリアミド12、部分的に芳香族の(コ)ポリアミド、例えば芳香族ジアミンおよびアジピン酸に基づくポリアミド;アルキレンジアミンおよびイソ−および/またはテレフタル酸から製造されるポリアミドおよびそのコポリアミド、コポリエーテルアミド、コポリエステルアミドなどである。
【0014】
ポリエステルの例は、ジカルボン酸およびジアルコールから、および/またはヒドロキシカルボン酸またはその対応するラクトンから誘導されるポリエステル、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ−1,4−ジメチロールシクロヘキサンテレフタレート、ポリヒドロキシベンゾエート、ポリカプロラクトンおよびそのコポリエステル、コポリエーテルエステルなどである。
【0015】
スチレン含有ポリマーは、ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレンコポリマー、アクリロニトリル−スチレン−ブタジエンコポリマーおよびそれらの混合物である。
【0016】
好ましくは、本発明の難燃性組成物は、ポリエステル、例えばポリエチレンテレフタレートおよび/またはポリブチレンテレフタレート(特に好ましくはポリブチレンテレフタレート)、またはポリアミド、例えばナイロン−6、ナイロン6,6またはナイロン4,6において使用される。
【0017】
「ポリマー含有組成物」は、ポリマーの他に、強化剤および/またはフィラー、難燃性組成物と共に共働効果を有する化合物、本発明に係る難燃性成分以外の難燃性成分、ならびに通常の添加剤をも含み得る組成物であると理解される。
【0018】
強化剤および/またはフィラーが本発明のポリマー組成物に使用される場合、それらの濃度は、広範囲で変わることができ、一部は、達成したい機械的特性のレベルによって決定され得る。一般に、強化剤の濃度は、強化された難燃性ポリマー組成物において50重量%以下である。好ましくは、強化された難燃性ポリマー組成物は、5〜50重量%、より好ましくは15〜45重量%の強化剤を含む。強化剤は、無機強化剤、例えばマイカ、粘土、タルクまたはガラス繊維、またはアラミド繊維および/または炭素繊維を含む群から選択され得る。しかし、ガラス繊維が好ましい。
【0019】
本発明に係る難燃性組成物の難燃効果は、難燃性組成物と共に共働効果を有する化合物、例えば炭素形成化合物(炭素の形成を促進する触媒と組わせてあってもなくてもよい)の存在によって強化され得る。その場合、難燃性組成物の濃度は一般に、比較的低く選択され得る。
【0020】
原則として、難燃性組成物の効果を強化する公知の物質はすべて、炭素形成化合物として使用され得る。例は、フェノール性樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、アルキド樹脂、アリル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂、アクリレート樹脂、ポリフェニレンエーテル、ポリカーボネート、デンプン、グルコース、および少なくとも2個のヒドロキシル基を含む化合物である。少なくとも2個のヒドロキシル基を含む化合物の例は、少なくとも2個のヒドロキシル基を含むアルコール、例えばペンタエリスリト−ル、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトールおよびそれらの混合物である。難燃剤と共に共働効果を有する炭素形成化合物の、ポリマー組成物全体における濃度は一般に、0〜30重量%、好ましくは1〜20重量%である。
【0021】
炭素の形成を促進する触媒としては、例えば、タングステン酸の金属塩;タングステンとメタロイドとの複合酸酸化物;酸化スズの塩;アンモニウムスルファメートおよび/またはその二量体が使用され得る。タングステン酸の金属塩は好ましくは、タングステン酸のアルカリ金属塩、特にタングステン酸ナトリウムである。「タングステンとメタロイドとの複合酸酸化物」は、ケイ素またはリンなどのメタロイドおよびタングステンから形成される複合酸酸化物、例えばシリコタングステン酸またはホスホロタングステン酸であると理解される。ポリマー組成物全体において使用される、炭素の形成を促進する触媒の量は、0.1〜5重量%、好ましくは0.1〜2.5重量%である。
【0022】
本発明に係る難燃性組成物の難燃効果は、1以上の他の難燃性成分を使用することにより更に強化され得る。原則として、公知の難燃剤は全て、他の難燃性成分として使用され得る。例は、ハロゲン化合物と組み合わせられる酸化アンチモン、例えば三酸化アンチモン;アルカリ土類金属酸化物、例えば酸化亜鉛、酸化マグネシウム;他の金属酸化物、例えばアルミナ、シリカ、酸化鉄および酸化マンガン;金属水酸化物、例えば水酸化マグネシウムおよび水酸化アルミニウム;金属ホウ酸塩、例えばホウ酸亜鉛(水和されていてもいなくてもよい);およびリン含有化合物である。リン含有化合物の例は、リン酸亜鉛、リン酸アンモニウム、ピロリン酸アンモニウム、ポリリン酸アンモニウム、エチレンジアミンホスフェート、ピペラジンホスフェート、ピペラジンピロホスフェート、メラミンホスフェート、ジメラミンホスフェート、メラミンピロホスフェート、メラミンポリホスフェート、メラムホスフェート、メラムピロホスフェート、メラムポリホスフェート、メレムホスフェート、メレムピロホスフェート、メレムポリホスフェート、グアニジンホスフェート、ジシアノジアミドホスフェート、尿素ホスフェート、およびメラミンおよび/またはメレムのより高次の縮合生成物のリン酸塩、ピロリン酸塩およびポリリン酸塩、およびこれらのリン酸塩の混合物である。リン酸塩の酸、塩、混合酸塩、エステル、部分エステルおよび混合エステルも使用され得る。酸化ホスフィン、硫化ホスフィンおよびホスホリナン、ならびにホスホネート、ホスファイトおよびホスフィネート、ならびにそれらの酸、塩、混合酸塩、エステル、部分エステルおよび混合エステルも使用され得る。使用され得る他の難燃性成分の濃度は広範囲で変わり得るが、一般に、本発明に係る難燃性組成物の濃度以下である。好ましくは、その量は、0〜35重量%、特に1〜20重量%である。好ましくは、ホスフェート、ホスフィネートおよびホスホネートが使用される。そのような化合物の例は、例えば、Kirk Othmer, Encyclopedia of Chemical Technology, Volume 10, pp.396-419 (1980)に記載されている。周知の例は、トリメチロールプロパンとメチルホスホン酸、エチルメチルホスフィン酸とのエステル、およびエチルメチルホスフィン酸のアルミニウム塩である。ここで言及された化合物の多くは、炭素の形成を促進することもできる。難燃性組成物に存在する他の公知の化合物、例えばポリテトラフルオロエチレンも存在し得る。
【0023】
ポリマー組成物は、他の通常の添加剤、例えば熱およびUV安定剤、離型剤、可塑剤、柔軟剤、滑剤、分散剤、着色剤および/または顔料をも、特性が悪影響を受けない限り、これらの添加剤に関して一般に使用される量で含み得る。
【0024】
本発明に係るポリマー組成物は、自体公知の慣用の技術を使用して、例えば成分の全てまたはいくつかを乾燥条件下でタンブルミキサー中で混合し、次いで溶融ミキサー、例えばバンバリーミキサーまたは単軸もしくは2軸スクリュ押出機または混練機中で溶融することにより製造され得る。好ましくは、2軸スクリュ押出機が使用される。
【0025】
本発明のポリマー組成物の種々の成分は、押出機のスロートに一緒に投入され得る。それらは、種々の場所で押出機に投入することもできる。成分のいくつか、例えば着色剤、安定剤、難燃性組成物、難燃性組成物と共に共働効果を有する化合物および/または他の難燃性成分は、例えば、マスターバッチの形態でポリマーに添加され得る。
【0026】
本発明に係るポリマー組成物は、当業者に公知の技術、例えば射出成形を使用して、半上塗り製品または最終製品に加工され得る。
【0027】
【実施例】
本発明を、以下の実施例を参照してさらに説明する。
比較例A
メラミン(気相プロセスの生成物、DSM製)を、3kg/時の速度で、同時回転2軸スクリュ押出機(Werder & Pfleiderer, タイプZSK 30/33)に投入した。シリンダー温度は330℃にセットされており、スクリュ速度は40rpmにセットされていた。押出機に投入された成分の滞在時間は115秒であった。押出機を出る固体混合物は、白色であり、次の組成を有していた。すなわち、88重量%のメラミン、6重量%のメラム、2重量%のメレムおよび4重量%のメラミンおよび/またはメレムのより高次の縮合生成物である。揮発性物質の含量は1.6重量%である。難燃性組成物の組成は、高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)によって決定された。得られた値の相対誤差は、5%以下である。
【0028】
実施例1
メラミン(気相プロセスの生成物、DSM製)を、1kg/時の速度で、同時回転2軸スクリュ押出機(Werder & Pfleiderer, タイプZSK 30/33)に投入した。シリンダー温度は400℃にセットされており、スクリュ速度は40rpmにセットされていた。押出機に投入された成分の滞在時間は約95秒であった。押出機を出る固体混合物は、白色〜淡いベージュ色であり、次の組成を有していた。すなわち、8重量%のメラミン、0.5重量%のメラム、73重量%のメレムおよび18.5重量%のメラミンおよび/またはメレムのより高次の縮合生成物である。揮発性物質の含量は0.4重量%である。難燃性組成物の組成は、高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)によって決定された。
【0029】
実施例2
メラミン(気相プロセスの生成物、DSM製)を、2kg/時の速度で、同時回転2軸スクリュ押出機(Werder & Pfleiderer, タイプZSK 30/33)に投入した。シリンダー温度は450℃にセットされており、スクリュ速度は40rpmにセットされていた。押出機に投入された成分の滞在時間は約100秒であった。押出機を出る固体混合物は、白色〜淡いベージュ色であり、次の組成を有していた。すなわち、1.3重量%のメラミン、0.1重量%のメラム、64重量%のメレムおよび23.7重量%のメラミンおよび/またはメレムのより高次の縮合生成物である。揮発性物質の含量は0.1重量%である。難燃性組成物の組成は、高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)によって決定された。
【0030】
実施例3
メラミン(気相プロセスの生成物、DSM製)を、3kg/時の速度で、同時回転2軸スクリュ押出機(Werder & Pfleiderer, タイプZSK 30/33)に投入した。シリンダー温度は450℃にセットされており、スクリュ速度は40rpmにセットされていた。押出機に投入された成分の滞在時間は80秒であった。押出機を出る固体混合物は、白色〜淡いベージュ色であり、次の組成を有していた。すなわち、1重量%のメラミン、0.1重量%のメラム、86重量%のメレムおよび12.9重量%のメラミンおよび/またはメレムのより高次の縮合生成物である。揮発性物質の含量は0.2重量%である。難燃性組成物の組成は、高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)によって決定された。
【0031】
実施例4
1008g(8モル)メラミンを、約2000mlの容積を有するオートクレーブに入れた。攪拌機を約30rpmの速度でスタートさせた。次いで、反応器を必要な温度にした。反応温度は500℃であった。反応中に高められる、オートクレーブにおけるアンモニア圧は、制御バルブによって約2Mpaで保持された。反応時間は60分であった。次いでオートクレーブを冷却した。オートクレーブ中の圧力は、冷却中、保持された。アンモニア圧は、温度が200℃より下に下がるとすぐに開放された。オートクレーブを出る固体混合物は、白色〜淡いベージュ色であり、次の組成を有していた。すなわち、0.4重量%のメラミン、0.5重量%のメラム、91重量%のメレムおよび8重量%のメラミンおよび/またはメレムのより高次の縮合生成物である。揮発性物質の含量は0.1重量%である。難燃性組成物の組成は、高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)によって決定された。
【0032】
実施例5
同時回転2軸スクリュ押出機(Werder & Pfleiderer, タイプZSK 30/33)に、45部のポリブチレンテレフタレート、30部のガラス繊維、15部の実施例2の挽かれた生成物および10部のAntiblaze(商標)1045(環式ホスホネートエステル、Albright & Wilson製)を供給した。シリンダー温度は250℃にセットされており、スクリュ速度は200rpmにセットされていた。得られた化合物から厚さ1.6mmの試料をつくり、試験した。UL 94に従う燃焼性はV−0であった。弾性率は10.1GPaであり、破断時の伸びは2.0%(ISO 527/1)であった。
【0033】
実施例6
同時回転2軸スクリュ押出機(Werder & Pfleiderer, タイプZSK 30/33)に、45部のポリブチレンテレフタレート、30部のガラス繊維、15部の実施例3の挽かれた生成物および10部のAntiblaze(商標)1045(環式ホスホネートエステル、Albright & Wilson製)を供給した。シリンダー温度は250℃にセットされており、スクリュ速度は200rpmにセットされていた。得られた化合物から厚さ1.6mmの試料をつくり、試験した。UL 94に従う燃焼性はV−0であった。弾性率は10.0GPaであり、破断時の伸びは2.0%(ISO 527/1)であった。
【0034】
実施例7
同時回転2軸スクリュ押出機(Werder & Pfleiderer, タイプZSK 30/33)に、45部のポリブチレンテレフタレート、30部のガラス繊維、15部の実施例4の挽かれた生成物および10部のAntiblaze(商標)1045(環式ホスホネートエステル、Albright & Wilson製)を供給した。シリンダー温度は250℃にセットされており、スクリュ速度は200rpmにセットされていた。得られた化合物から厚さ1.6mmの試料をつくり、試験した。UL 94に従う燃焼性はV−0であった。弾性率は10.2GPaであり、破断時の伸びは2.1%(ISO 527/1)であった。
【0035】
実施例8
同時回転2軸スクリュ押出機(Werder & Pfleiderer, タイプZSK 30/33)に、45部のポリアミド6、20部のガラス繊維、30部の実施例4の挽かれた生成物および5部のAntiblaze(商標)1045(環式ホスホネートエステル、Albright & Wilson製)を供給した。シリンダー温度は250℃にセットされており、スクリュ速度は200rpmにセットされていた。得られた化合物から厚さ1.6mmの試料をつくり、試験した。UL 94に従う燃焼性はV−0であった。弾性率は11.2GPaであり、破断時の伸びは2.0%(ISO 527/1)であった。
【0036】
実施例9
同時回転2軸スクリュ押出機(Werder & Pfleiderer, タイプZSK 25/38)に、80部のポリアミド4,6および20部の実施例3の挽かれた生成物を供給した。シリンダー温度は300〜315℃にセットされており、スクリュ速度は270rpmにセットされていた。得られた化合物から厚さ1.6mmの試料をつくり、試験した。UL 94に従う燃焼性はV−0であった。弾性率は3.6GPaであり、破断時の伸びは約25%(ISO 527/1)であった。
【0037】
実施例10
同時回転2軸スクリュ押出機(Werder & Pfleiderer, タイプZSK 25/38)に、90部のポリアミド4,6および10部の実施例3の挽かれた生成物を供給した。シリンダー温度は300〜315℃にセットされており、スクリュ速度は270rpmにセットされていた。得られた化合物から厚さ1.6mmの試料をつくり、試験した。UL 94に従う燃焼性はV−0であった。弾性率は2.3GPaであり、破断時の伸びは30%(ISO 527/1)であった。
【0038】
実施例11
同時回転2軸スクリュ押出機(Werder & Pfleiderer, タイプZSK 30/33)に、80部のポリアミド6,6および20部の実施例3の挽かれた生成物を供給した。シリンダー温度は270〜280℃にセットされており、スクリュ速度は200rpmにセットされていた。得られた化合物から厚さ1.6mmの試料をつくり、試験した。UL 94に従う燃焼性はV−0であった。
【0039】
実施例12
同時回転2軸スクリュ押出機(Werder & Pfleiderer, タイプZSK 30/33)に、80部のアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(Ronfalin(商標)、DSM製、20部のゴムを含む)および20部の実施例3の挽かれた生成物を供給した。シリンダー温度は180〜210℃にセットされており、スクリュ速度は200rpmにセットされていた。得られた化合物から厚さ1.6mmの試料をつくり、試験した。UL 94に従う燃焼性はV−0であった。
【0040】
実施例13
米国特許第4565867号に従う方法で得られた、98.0%のメラミン、0.81%の尿素、0.03%のCO2、0.05%のアンメリン関連不純物(アンメリン、アンメリド、シアヌル酸およびウリドメラミンなど)および0.07%の有機固体(メレム、メラム、および酸素を含まない他の化合物)の混合物を、8kg/時の速度で、同時回転2軸スクリュ押出機(Werder& Pfleiderer, タイプZSK 30/33)に投入した。シリンダー温度は450℃にセットされており、スクリュ速度は40rpmにセットされていた。押出機に投入された成分の滞在時間は110秒であった。押出機を出る固体混合物は、白色〜淡いベージュ色であり、次の組成を有していた。すなわち、7重量%のメラミン、2重量%のメラム、76重量%のメレムおよび14重量%のメラミンおよび/またはメレムのより高次の縮合生成物、および約1重量%の未確認残留画分である。揮発性物質の含量は0.2重量%である。難燃性組成物の組成は、高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)によって決定された。
【0041】
実施例14
同時回転2軸スクリュ押出機(Werder & Pfleiderer製, タイプZSK 30/33)に、45部のポリブチレンテレフタレート、30部のガラス繊維、15部の実施例13の挽かれた生成物および10部のAntiblaze(商標)1045(環式ホスホネートエステル、Albright & Wilson製)を供給した。シリンダー温度は250℃にセットされており、スクリュ速度は200rpmにセットされていた。得られた化合物から厚さ1.6mmの試料をつくり、試験した。UL 94に従う燃焼性はV−0であった。弾性率は10.0GPaであり、破断時の伸びは2.4%(ISO 527/1)であった。
【0042】
実施例15
米国特許第3210352号に従う方法で得られた99.92%の純度を有するメラミンを、8kg/時の速度で、同時回転2軸スクリュ押出機(Werder &Pfleiderer製, タイプZSK 30/33)に投入した。シリンダー温度は450℃にセットされており、スクリュ速度は40rpmにセットされていた。押出機に投入された成分の滞在時間は110秒であった。押出機を出る固体混合物は、白色〜淡いベージュ色であり、次の組成を有していた。すなわち、6重量%のメラミン、1重量%のメラム、77重量%のメレムおよび16重量%のメラミンおよび/またはメレムのより高次の縮合生成物である。揮発性物質の含量は0.3重量%である。難燃性組成物の組成は、高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)によって決定された。
【0043】
実施例16
同時回転2軸スクリュ押出機(Werder & Pfleiderer製, タイプZSK 30/33)に、45部のポリブチレンテレフタレート、30部のガラス繊維、15部の実施例15の挽かれた生成物および10部のAntiblaze(商標)1045(環式ホスホネートエステル、Albright & Wilson製)を供給した。シリンダー温度は250℃にセットされており、スクリュ速度は200rpmにセットされていた。得られた化合物から厚さ1.6mmの試料をつくり、試験した。UL 94に従う燃焼性はV−0であった。弾性率は10.5Mpaであり、破断時の伸びは2.2%(ISO 527/1)であった。
【0044】
実施例17
米国特許第3210352号に記載の方法に従って、冷却後でかつ結晶化の前に得られた、98.7%のメラミン、1.0%の尿素、0.06%のCO2、0.1%のアンメリン関連化合物(アンメリン、アンメリドおよびシアヌル酸など)および0.12%の有機固体(メレム、メラム、および他の化合物)および0.02%(200ppm)の残留無機触媒の混合物を、8kg/時の速度で、同時回転2軸スクリュ押出機(Werder& Pfleiderer, タイプZSK 30/33)に投入した。シリンダー温度は450℃にセットされており、スクリュ速度は40rpmにセットされていた。押出機に投入された成分の滞在時間は110秒であった。押出機を出る固体混合物は、白色〜淡いベージュ色であり、次の組成を有していた。すなわち、6重量%のメラミン、1重量%のメラム、74重量%のメレムおよび20重量%のメラミンおよび/またはメレムのより高次の縮合生成物である。揮発性物質の含量は0.3重量%である。難燃性組成物の組成は、高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)によって決定された。
【0045】
実施例18
同時回転2軸スクリュ押出機(Werder & Pfleiderer製, タイプZSK 30/33)に、45部のポリブチレンテレフタレート、30部のガラス繊維、15部の実施例17の挽かれた生成物および10部のAntiblaze(商標)1045(環式ホスホネートエステル、Albright & Wilson製)を供給した。シリンダー温度は250℃にセットされており、スクリュ速度は200rpmにセットされていた。得られた化合物から厚さ1.6mmの試料をつくり、試験した。UL 94に従う燃焼性はV−0であった。弾性率は10.2GPaであり、破断時の伸びは2.0%(ISO 527/1)であった。
【0046】
実施例19
メラミン(気相プロセスの生成物、DSM製)を、1kg/時の速度で、同時回転2軸スクリュ押出機(Werder & Pfleiderer, タイプZSK 30/33)に投入した。シリンダー温度は400℃にセットされており、スクリュ速度は40rpmにセットされていた。押出機に投入された成分の滞在時間は95秒であった。押出機を出る固体混合物を挽いた。挽かれた生成物を、約90℃の水3リットル中に約200gの割合で洗浄した。15分後、熱スラリーを濾去した。残渣を、同じ手順に従ってもう3回処理した。最後に、洗浄された生成物を、減圧乾燥オーブン中、120℃で、水含量が1重量%未満になるまで乾燥した。こうして選られた生成物は白色であり、次の組成を有していた。すなわち、1重量%のメラミン、2重量%のメラム、77重量%のメレムおよび20重量%のメラミンおよび/またはメレムのより高次の縮合生成物である。揮発性物質の含量は0.3重量%未満である。難燃性組成物の組成は、高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)によって決定された。

Claims (3)

  1. 10〜90重量%のメレム、
    0.01〜30重量%のメラム、
    0.01〜15重量%のメラミン、
    0.1〜65重量%の、メラミンおよび/またはメレムのより高次の縮合生成物
    を含み、揮発性物質含量が3重量%未満であり、ここで個々の成分の合計が100重量%である難燃性組成物。
  2. 0.1秒より長い間、350〜800℃の温度で1KPa〜50MPaの圧力でメラミン含有出発物質を加熱することにより、10〜90重量%のメレム、0.01〜30重量%のメラム、0.01〜15重量%のメラミン、0.1〜65重量%の、メラミンおよび/またはメレムのより高次の縮合生成物を含み、揮発性物質含量が3重量%未満であり、ここで個々の成分の合計が100重量%である難燃性組成物を製造することを特徴とする、難燃性組成物の製造法。
  3. 下記成分:
    a.65〜95重量%のポリマー含有組成物、
    b.5〜35重量%の請求項1記載の難燃性組成物
    を含む難燃性ポリマー組成物。
JP2000606699A 1999-03-22 2000-02-28 難燃性組成物およびその製造法 Expired - Fee Related JP4303426B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL1011631A NL1011631C2 (nl) 1999-03-22 1999-03-22 Vlamdovende samenstelling en werkwijze voor de bereiding ervan.
NL1011631 1999-03-22
PCT/NL2000/000123 WO2000056840A1 (en) 1999-03-22 2000-02-28 Flame-retarding composition and process for the preparation thereof

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002540249A JP2002540249A (ja) 2002-11-26
JP2002540249A5 JP2002540249A5 (ja) 2007-03-29
JP4303426B2 true JP4303426B2 (ja) 2009-07-29

Family

ID=19768889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000606699A Expired - Fee Related JP4303426B2 (ja) 1999-03-22 2000-02-28 難燃性組成物およびその製造法

Country Status (11)

Country Link
JP (1) JP4303426B2 (ja)
KR (1) KR100632555B1 (ja)
CN (1) CN1192079C (ja)
AT (1) ATE229062T1 (ja)
AU (1) AU768261B2 (ja)
BR (1) BR0009207A (ja)
CA (1) CA2365173A1 (ja)
DE (1) DE60000923T2 (ja)
ES (1) ES2186632T3 (ja)
NL (1) NL1011631C2 (ja)
RU (1) RU2225876C2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100457450C (zh) * 2003-02-24 2009-02-04 纳幕尔杜邦公司 阻燃表面覆盖物
US7758964B2 (en) * 2006-02-10 2010-07-20 3M Innovative Properties Company Flame resistant covercoat for flexible circuit
DE102006049519A1 (de) * 2006-10-20 2008-04-24 Lanxess Deutschland Gmbh Flammwidrige, härtbare Formmassen
KR20090067663A (ko) * 2007-12-21 2009-06-25 루브리졸 어드밴스드 머티어리얼스, 인코포레이티드 비할로겐 난연 열가소성 폴리우레탄 복합 수지 조성물
ES2856889T3 (es) * 2008-08-15 2021-09-28 Otis Elevator Co Conjunto de cordón y funda de polímero que tiene un retardante de llama en el material de funda de polímero
DE102010035103A1 (de) * 2010-08-23 2012-02-23 Catena Additives Gmbh & Co. Kg Flammschutzmittelzusammensetzungen enthaltend Triazin-interkalierte Metall-Phosphate
WO2015075049A1 (en) * 2013-11-21 2015-05-28 Dsm Ip Assets B.V. Flame-retardant polyamide composition
RU2556212C1 (ru) * 2014-07-07 2015-07-10 Общество с ограниченной ответственностью "ТермоФасад" Композиция для получения огнестойкого пенополиуретана

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DD242941A (ja) *
DE1694254C3 (de) * 1968-03-16 1984-06-28 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Selbstverlöschende faserverstärkte Polyamid-Formmassen
DD143918A1 (de) * 1979-07-17 1980-09-17 Norbert Schubert Verfahren zur herstellung modifizierter polyamidformmassen
JPS5945352A (ja) * 1982-09-09 1984-03-14 Nissan Chem Ind Ltd 新規な難燃性樹脂組成物
JPS60144348A (ja) * 1984-09-11 1985-07-30 Nissan Chem Ind Ltd 難燃性樹脂組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002540249A (ja) 2002-11-26
RU2225876C2 (ru) 2004-03-20
ES2186632T3 (es) 2003-05-16
ATE229062T1 (de) 2002-12-15
AU2947800A (en) 2000-10-09
BR0009207A (pt) 2001-12-26
NL1011631C2 (nl) 2000-09-27
DE60000923T2 (de) 2003-09-04
CN1351642A (zh) 2002-05-29
KR20020015684A (ko) 2002-02-28
DE60000923D1 (de) 2003-01-16
CA2365173A1 (en) 2000-09-28
AU768261B2 (en) 2003-12-04
KR100632555B1 (ko) 2006-10-09
CN1192079C (zh) 2005-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1228134B1 (en) Flame-retardant mixture
US6646030B2 (en) Flame-retarding composition and process for the preparation thereof
US6730773B2 (en) Salt of a melamine condensation product and a phosphorous-containing acid
JP2011174095A (ja) 縮合度の高い、1,3,5−トリアジン化合物のポリリン酸塩、その製造方法及びポリマー組成物における難燃剤としての使用方法
AU2001234222A1 (en) Salt of a melamine condensation product and a phosphorus-containing acid
JP4303426B2 (ja) 難燃性組成物およびその製造法
RU2298551C2 (ru) Не содержащие галогенов антипиреновые соединения
AU2002350469A1 (en) Halogen-free flame retardant compounds
US5281637A (en) Flameproofed thermoplastic polyester molding material and its use
MXPA01009409A (en) Flame-retarding composition and process for the preparation thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070205

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090416

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090424

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120501

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120501

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130501

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees