JP4302426B2 - 家庭用電動刃物研ぎ機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は家庭で包丁などの刃物を研ぐための電動刃物研ぎ機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の家庭用電動刃物研ぎ機は、ハウジングの中にモーターと砥石を内装し、モーターの原動軸に直結した回動軸に砥石が取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−131649号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来の研ぎ機は、1つのハウジングの中にモーターと砥石を内装したものであるから、製造時に、まずハウジングの中にモーターや電気コードを取り付け、それを次の工程に移して砥石を取り付けている。したがって、製造工程のすべてにハウジングが付いて回るので、工程の移し変えに手間がかかっていた。
また、砥石はハウジング内で一体的に結合されているから、砥石が古くなって磨耗したとき、あるいは種類の異なる砥石を使用するときに他の砥石と交換する作業が非常に煩雑であるか、あるいは砥石は交換できない構成であった。さらに、研ぎカスがハウジングの中に溜まったときに、そのカスを掃除するためにハウジングを分解して開けなければならず面倒であった。そこで本発明は、砥石を別のボックスに収納して研ぎ機本体から独立させることにより、砥石をハウジングと別の工程で製造してワンタッチで研ぎ機本体に結合でき、あるいは砥石をボックスごと交換可能にし、掃除も楽に行なえる電動刃物研ぎ機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1は、砥石ボックスが、砥石を上から覆う砥石カバー部を有し、該砥石カバー部には刃物を挿し入れて研削するための研ぎ溝が設けられ、砥石ボックス内には平行に延びる2本の回動軸がそれぞれの端部を支持することにより装着され、両回動軸にはそれぞれ2つの砥石が装着され、一方の回動軸に第一の砥石と第三の砥石が固着され、他方の回動軸には第二の砥石と第四の砥石が固着され、刃物を研ぐ砥石の研磨面は砥石の周面であり、刃物の刃を前記研ぎ溝に挿入し刃物を溝方向に移動して刃を研ぐときに、刃物の移動中に刃が前記第一の砥石、第二の砥石、第三の砥石、第四の砥石に順次当たるように各砥石は位置しており、砥石ボックスの底面及び研ぎ機本体の上面には砥石ボックスを研ぎ機本体に着脱自在に且つ確実に装着するための係合装置が設けられている構成である。
【0006】
請求項2は、研ぎ機本体の上面に砥石ボックスを装着するための凹所が設けられ、該凹所は側壁と端壁で2面が囲まれており、該端壁に設けられた孔を通して原動軸継手と砥石ボックスの従動軸継手が結合され、砥石ボックスを研ぎ機本体に取り付けたときに、前記側壁が砥石ボックスの側面と密接し且つ前記端壁と砥石ボックスの端面が密接する要素が請求項1に付加された構成である。
【0007】
請求項3は、凹所の側壁及び装着時に該側壁に接する砥石ボックスの側面が共に端壁側の端部から反対側の端部に行くに従って、前記砥石ボックスの幅が広がる方向に弧状に曲がっている要素が請求項2に付加された構成である。
【0008】
請求項4は、装着時に凹所の側壁に接する砥石ボックスの側面にゴミ排出孔が設けられている要素が請求項2又は請求項3のいずれか一項に付加された構成である。
【0009】
請求項5は、研ぎ溝が、研ぎ機本体の上面に設けられた補助溝と連通している要素が請求項2乃至請求項4のいずれか一項に付加された構成である。
【0010】
請求項6は、補助溝の幅が砥石ボックスの研ぎ溝の幅よりも広く形成され、且つ、両溝の一方の内面が面一であり、他方の内面がわにある研ぎ機本体の上面に段差が設けられ、該段差を境に砥石ボックス寄りでない上面が砥石ボックス寄りの上面よりも低く形成されている要素が請求項5に付加された構成である。
【0011】
請求項7は、砥石ボックスを凹所の側壁に沿って摺動させることにより研ぎ機本体に結合できるように、砥石ボックスと凹所のいずれか一方に一対のガイド溝が設けられ、他方に該ガイド溝内を摺動する一対の突部が設けられており、砥石ボックスを端壁に当るまで一杯に摺動させたときに砥石ボックスと凹所を連結する嵌合装置が設けられ、該嵌合装置は前記端壁と反対側の付近に存在し、且つ砥石ボックスの移動を規制するストッパーが設けられている要素が請求項2乃至請求項6のいずれか一項に付加された構成である。
【0012】
請求項8は、一対のガイド溝が砥石ボックスの底面と凹所の底面のいずれか一方に設けられ、他方に該ガイド溝内を摺動する一対の突部が設けられており、嵌合装置は砥石ボックスの底面と凹所の底面に設けられている要素が請求項7に付加された構成である。
【0013】
【発明の効果】
本発明は以上の構成であって、請求項1は、砥石ボックスが、砥石を上から覆う砥石カバー部を有し、該砥石カバー部には刃物を挿し入れて研削するための研ぎ溝が設けられ、砥石ボックス内には平行に延びる2本の回動軸がそれぞれの端部を支持することにより装着され、両回動軸にはそれぞれ2つの砥石が装着され、一方の回動軸に第一の砥石と第三の砥石が固着され、他方の回動軸には第二の砥石と第四の砥石が固着され、刃物を研ぐ砥石の研磨面は砥石の周面であり、刃物の刃を前記研ぎ溝に挿入し刃物を溝方向に移動して刃を研ぐときに、刃物の移動中に刃が前記第一の砥石、第二の砥石、第三の砥石、第四の砥石に順次当たるように各砥石は位置しており、砥石ボックスの底面及び研ぎ機本体の上面には砥石ボックスを研ぎ機本体に着脱自在に且つ確実に装着するための係合装置が設けられている。したがって、砥石ボックスと研ぎ機本体を別の工程で製造してワンタッチで結合することにより完成品とすることができるから、製造工程のすべてにハウジングが付いて回ることがなく、工程の移し変えに手間がかからない。また、砥石ボックスは研ぎ機本体に着脱自在に取り付け可能であり、研ぎ機本体と砥石ボックスの間には動力を回動軸に伝達するための分離可能な伝達手段が存在しているので、砥石を交換するときは砥石ボックスごとワンタッチで行なうことができる。また、回動軸が2本存在し、回動軸にそれぞれ2つの砥石が取り付けられている。したがって、包丁などの刃を両側から研ぐので刃先のいずれの面にもバリがでることがなく、包丁を一方向に一度引くだけで研ぎ作業を終了できる。
【0014】
請求項2は、研ぎ機本体の上面に砥石ボックスを装着するための凹所が設けられ、該凹所は側壁と端壁で2面が囲まれており、該端壁に設けられた孔を通して原動軸継手と砥石ボックスの従動軸継手が結合され、砥石ボックスを研ぎ機本体に取り付けたときに、前記側壁が砥石ボックスの端面と密接し且つ前記端壁と砥石ボックスの端面が密接する。したがって、砥石ボックスが凹所に装着されたときに、砥石ボックスは同時に側壁と端壁によって側面からも支持されるので、作業時に砥石ボックスがガタつくことを確実に防止できる。
【0016】
請求項3は、凹所の側壁及び装着時に該側壁に接する砥石ボックスの側面が共に端壁側の端部から反対側の端部に行くに従って、前記砥石ボックスの幅が広がる方向に弧状に曲がっている。したがって、砥石ボックスを凹所に装着する際に、正面部がわから端壁方向への砥石ボックスの移動が円滑である。
【0015】
請求項4は、装着時に凹所の側壁に接する砥石ボックスの側面にゴミ排出孔が設けられているので、砥石ボックス内の研ぎカスを容易に排出できる。さらに砥石ボックスが装着された状態でゴミ排出孔は側壁に接して外部に表われないので体裁が良く、研ぎカスが飛び散ることもない。
【0016】
請求項5は、研ぎ溝が、研ぎ機本体の上面に設けられた補助溝と連通している。したがって、包丁の刃は研ぎ溝と補助溝の両方に挿入されるから、実質的に研ぎ溝が長くなり作業時に包丁を安定的に支持できる。
【0017】
請求項6は、補助溝の幅が砥石ボックスの研ぎ溝の幅よりも広く形成され、且つ、両溝の一方の内面が面一であり、他方の内面がわにある研ぎ機本体の上面に段差が設けられ、該段差を境に砥石ボックス寄りでない上面が砥石ボックス寄りの上面よりも低く形成されている。これにより、包丁の刃を補助溝に挿入するときは、図12においてまず右側の上面に包丁の刃先を宛がってから手前に引く。そして、包丁の刃の顎が段差に当ったときに包丁をそのまま左側に移動すれば刃は自然に補助溝に挿入されるから、刃を容易に補助溝に挿入することができる。研ぎ溝と補助溝の一方の内面は面一であるから、その面に包丁の刃を宛がって手前方向、すなわち正面部方向に引けば刃を幅の狭い研ぎ溝に容易に挿入できる。
【0018】
請求項7は、砥石ボックスを凹所の側壁に沿って摺動させることにより研ぎ機本体に結合できるように、砥石ボックスと凹所のいずれか一方に一対のガイド溝が設けられ、他方に該ガイド溝内を摺動する一対の突部が設けられており、砥石ボックスを端壁に当るまで一杯に摺動させたときに砥石ボックスと凹所を連結する嵌合装置が設けられ、該嵌合装置は前記端壁と反対側の付近に存在し、且つ砥石ボックスの移動を規制するストッパーが設けられている。したがって、ガイド溝と一対の突部の嵌合、及び端壁と反対側の付近の嵌合装置によって砥石ボックスは確実に固定され作業時のガタつきを防止できる。またストッパーにより砥石ボックスが移動しないから研ぎ機本体から外れる虞がない。
【0019】
請求項8は、一対のガイド溝が砥石ボックスの底面と凹所の底面のいずれか一方に設けられ、他方に該ガイド溝内を摺動する一対の突部が設けられており、嵌合装置は砥石ボックスの底面と凹所の底面に設けられている。したがって、砥石ボックスと研ぎ機本体の嵌合は砥石ボックスの底面と凹所の底面との間で行われて外部に表われないので体裁が良い。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に従って説明する。この実施の形態は包丁用の研ぎ機である。研ぎ機は、図1に示す研ぎ機本体1と、図3に示す砥石ボックス2と、図18に示す蓋3とから成る。砥石ボックス2は研ぎ機本体1に着脱自在に取り付けることができるように構成されている。砥石ボックスの砥石カバー部4を取り外した内部が図6及び図7に示されている。砥石ボックス2の内部には2本の回動軸5,6がそれぞれの端部を支持することにより装着されている。一方の回動軸5に第1砥石7と第3砥石8が固着され、他方の回動軸6に第2砥石9と第4砥石10が固着されている。包丁を研ぐときは、最初に第1砥石7が刃に当り、次に第2砥石9が刃に当り、次に第3砥石8が刃に当り、最後に第4砥石10が当るように包丁を移動させて使用する。
【0021】
各砥石7,8,9,10は円板状であり、砥石の平面部と研削面である周面のかどが面取りされて斜面11に形成されている。第1砥石7と第2砥石9は同じ材料で形成され同じ粗さであって粗度が120番であり、荒研ぎをなす。第3砥石8と第4砥石10はそれらよりも目が細かく粗度が180であり、仕上げ研ぎをなす。第3砥石8と第4砥石10は同じ材料である。本発明はこれに限定されることはなく、すべての砥石が異なり、第1砥石7から第4砥石10まで順次砥石の目が細かく変化するものであっても差し支えない。また、砥石の形状は円板状に限定されるものでなく、図8に示すように少なくとも一方の回動軸に取り付けられた砥石が円すい台状であっても差し支えない。この場合、大きい砥石12と小さい砥石13が用いられ、両砥石12,13の周面は1つの直線に沿って並んでいる。使用時には包丁の刃が最初に大きい砥石12に当り、次いで小さい砥石13に当るように構成する。これにより、刃の仕上げの段階で刃先角度をやや大きくして刃先の強度を増加させることができる。図7に示したように、左右の砥石は両回動軸5,6の中央でわずかに重なっている。わずかに重ねることによって、両側の砥石で構成されるほぼV字形の研削溝の底の角度が小さくなるので刃を鋭利に研削できる。
【0022】
図9は砥石を回動軸に取り付ける前の状態を示した図である。砥石7,8は回動軸5に直接取り付けるのでなく、中央が膨出したスリーブ14の両端に砥石7,8を固着したものを製造する。そしてスリーブの孔15に回動軸5を通して所定の位置で固着する。他方の回動軸6にもこれと同じ砥石付きスリーブ14を所定の位置に固着する。したがって、同じ砥石付きスリーブを多数製造して適宜回動軸に固着することにより、効率的に砥石を回動軸に装着できる。
【0023】
砥石ボックス2の上面には包丁の刃を差し込んで移動させるための研ぎ溝16が設けられている。図5は砥石カバー部4の内面、特に研ぎ溝16の構成を明らかにしたものである。研ぎ溝16は全長に亘って底が抜けているのではなく、研ぎ溝16の両端付近に底面部17,18が設けられている。その間の部分は底が抜けており、細長孔19が形成されている。符号20、21,22,23は底面部17,18まで届く凸壁であって、底面部18と凸壁21の間の空間部24に第1砥石7が入り込み、凸壁21と凸壁23の間の空間部25には第3砥石8が入り込み、凸壁20と凸壁22の間の空間部26には第2砥石9が入り込み、凸壁22と底面部17の間の空間部27には第4砥石10が入り込む。したがって、各砥石の周面は研ぎ溝16内の各空間部24,25,26,27に研ぐに必要なわずかな面を覗かせるだけなので、使用時に研ぎカスが周囲に飛び散る虞がなく各空間部から砥石ボックス2内に落ちる。砥石ボックス内の研ぎカスは排出孔39から排出することができる。
【0024】
砥石ボックス2の底面及び研ぎ機本体1の上面には、砥石ボックス2を研ぎ機本体1に着脱自在に且つ確実に装着するための係合装置が設けられている。図1に示すように研ぎ機本体1の上面に、砥石ボックス2を装着するための凹所28が設けられている。凹所28は側壁29と端壁30とで2面が囲まれている。図7に示すように側壁29はこの図の下方に行くに従って左側に広がるように曲がっている。そして、この側壁29の湾曲度に合わせて砥石ボックス2の一方の側面31も曲がっている。したがって、側壁29と砥石ボックスの一方の側面31が密接し、端壁30と砥石ボックスの端面32が密接するので、砥石ボックス2は研ぎ機本体1にしっかりと固定され、使用時に砥石ボックス2がガタつくことがない。凹所28の外側部付近の底面33にガイド溝34が設けられている。また、このガイド溝34と対向するガイド溝が側壁29を溝の底部とするように形成されている(図示せず。)。すなわち、対向するガイド溝は側壁29にL形突片を一体に設けることにより形成される。図4に示すように、ガイド溝34及びこれに対向するガイド溝に嵌合する突部35,35が砥石ボックス2の底面に設けられている。ガイド溝に突部35,35を嵌合するときは、端壁30と砥石ボックスの端面32の間をあけるようにして側壁29に砥石ボックスの側面31を宛がい、そのまま砥石ボックス2を端壁30に当るまで押せばよい。
【0025】
図1に示すように正面部36寄りの凹所底面33には一対の嵌合溝37,37が設けられ、図4に示すようにこれらの嵌合溝と嵌合する嵌合突起38,38が設けられ、砥石ボックス2が研ぎ機本体1に取り付けられたときに、嵌合突起38,38が嵌合溝37,37に嵌合して砥石ボックス2を強固に固定する。
【0026】
符号40は、装着された砥石ボックス2が正面方向に移動して外れることを防止するためのストッパーである。ストッパー40は出没可能に弾性的に支持されており、図11に示すストッパー装置41と共に研ぎ機本体1に取り付けられている。符号42は係止突部であって反対側にも設けられており、ストッパー装置41を研ぎ機本体1に固定するためのものである。ストッパー40はノブ43と一体に形成されており両者の連結部がコイルバネ44で弾性的に支持されている。したがって、ノブ43を押し下げるとストッパー40と共に弾性的に下降し、ストッパー40は研ぎ機本体1内に没入する。ストッパー40の上面は傾斜面に形成されている。したがって、砥石ボックス2を研ぎ機本体1に装着する場合に、砥石ボックス2が端壁30に当るよりも前に、砥石ボックス2の底面に設けられた係止壁45が傾斜面に当ってストッパー40を押し下げて研ぎ機本体内に没入させる。そのまま砥石ボックス2を端壁30方向に移動させて砥石ボックス2が端面30当るときにストッパー40は係止凹部46内に弾性的に突き出る。そして、突き出たストッパー40が係止壁45に当って砥石ボックス2が移動することを防止する。砥石ボックス2を移動して研ぎ機本体1から外すときは、前述したようにノブ43を押し下げてストッパー40を没入させればよい。
【0027】
研ぎ機本体のハウジング47の中にモーター(図示せず。)が装着されており、種々の動力伝達装置を経て分離可能なスプライン軸継手により回動軸に動力が伝達される。図3に示すように、回動軸5,6の動力伝達側の端部にスプライン軸継手の挿入体48,48が取り付けられている。挿入体48は4つの歯49が十字形をなすように一体に設けられている。図2に示すように、この挿入体48と連結する筒体50,50は研ぎ機1内に取り付けられており、筒体50の内部に4つの溝51が十字形をなすように設けられている。図10に示すように各溝51の内面は挿入口52付近で隣りの溝の内面とテーパー面53,53をなしている。したがって、各溝の挿入口52は広がるように形成されているから、筒体50に挿入体48を円滑に挿入できるから、砥石ボックス2を研ぎ機本体1に取り付ける作業が容易である。また、十字形をなす4つの溝51内に挿入体の歯49を挿入するスプライン軸継手であるから、結合部がほとんどガタつかず振動の発生を防止できる。
【0028】
研ぎ機本体の上面54に補助溝55が形成されている。この補助溝55は取り付けた砥石ボックスの研ぎ溝16と連通する。図12に示すように、補助溝55と研ぎ溝16が連通することによって実質的に溝が延長されるので、その長い溝に包丁の刃が挿入したときに包丁を安定させることができる。図1に示すように補助溝55の幅は研ぎ溝16の幅よりも広く形成されている。しかし、補助溝55の幅の広がりは対称でなく、図1において右側の内面のみが広がっている。したがって、左側の内面は砥石ボックスの研ぎ溝16の内面と面一である。また、図1において補助溝55を境として右側の上面54は途中に段差56を有していて、段差56よりも正面部36寄りの上面の高さは変わらないが、背面寄りの上面はそれよりも低く形成されている。これにより、包丁の刃を補助溝55に挿入するときは、まず右側の上面54に包丁の刃先を宛がってから手前に引く。そして、包丁の刃の顎が段差56に当ったときに包丁をそのまま左側に移動すれば刃は自然に補助溝55に挿入されるから、刃を容易に補助溝55に挿入することができる。研ぎ溝16と補助溝55の一方の内面は面一であるから、その面に包丁の刃を宛がって手前方向、すなわち正面部36方向に引けば刃を幅の狭い研ぎ溝16に容易に挿入できる。このように、包丁は補助溝55から研ぎ溝16方向に移動して研削する。補助溝55及び研ぎ溝16は前述したスプライン軸継手の間に延在しているので、研ぎ機全体の高さを低くすることができる。なお、段差56は図1及び図6に示すように正面部36寄りに設けてもよく、図7、図12及び図15に示すようにそれよりも正面部36から遠ざかる位置に設けてもよい。
【0029】
次にモーターから回動軸5,6に動力を伝達する構成について説明する。図13は研ぎ機本体1及びそれに取り付けられた砥石ボックス2の内部を示したものである。モーターは図示していないが、砥石7,8,9、10の真下で研ぎ機本体1の底に取り付けられている。モーターの動力の伝達は後述するようにベルト伝動装置が使用されるが、研ぎ機本体1内のモーター及び回動軸5,6が装着されている空間と、ベルト伝動装置が取り付けられた空間とが、軸受板57で仕切られている。
【0030】
モーターから連なる原動軸58は回動軸5,6と平行に延び、端部に原動歯車59が取り付けられている。図14に示すように、原動歯車59の軸孔66は一部が欠けた円形であり、原動軸58も同様の形状にすることによって回動を確実に伝達できる。原動歯車59の上方にそれよりも大きな第1歯車60と第2歯車61とが並んで取り付けられている。原動軸58及び第1歯車60と第2歯車61は軸受板57に支持されている。第1歯車60は一体に回動する同軸の下方プーリー62と共に取り付けられ、第2歯車61は一体に回動する同軸の下方プーリー63と共に取り付けられている。原動歯車59は第1歯車60と噛み合い、第2歯車61は第1歯車60と噛み合っている。したがって、原動歯車59の動力はまず第1歯車60に伝達され、次いで第2歯車61に伝達される。
【0031】
研ぎ機本体1の上端に近い位置に2つの上方プーリー64,65が軸受板57に支持されて取り付けられている。図14に示すように、上方プーリー65のプーリー軸67に2つの突起68,68が設けられ、上方プーリー65の軸孔にその突起68,68を嵌め込む凹部69,69が設けられている。この構成によって上方プーリー65の回動をプーリー軸67に確実に伝達できる。他のプーリーも同様である。下方プーリー62と上方プーリー64の間、及び下方プーリー63と上方プーリー65の間には伝動ベルト70,71が掛け渡されて動力が伝達される。プーリー軸67の砥石方向の端部には前述したスプライン軸継手の筒体50が取り付けられている。この筒体50と回動軸の挿入体48が端壁30に設けられた丸孔を介して連結することにより回動軸5が回動し、それと一体に第1砥石7及び第3砥石8が回動する。隣りの上方プーリー64、回動軸6及び第2砥石9及び第4砥石10も同様にして回動する。この構成による2つの回動軸5,6は反対方向に回動し、砥石が包丁の刃先をこすり上げる方向に回動する。本発明はこれに限定されるものでなく歯車を介在させる等の手段によって回動軸が同じ方向に回動する構成にしてもよいことは勿論である。
【0032】
図13に示すように、2つの上方プーリー64,65の間に空間が存在し、軸受板57の上端中央に溝72が設けられている。補助溝55はこれらの空間及び溝72の間に挿入されるので、研ぎ機全体の高さを低くすることができる。
【0033】
次に、使用時に研ぎ機を固定するための把持部について説明する。図12に示すように正面部36が手前になるように研ぎ機をセットし、左手で把持部73を包むようにして握る。図15に示すように、把持部の側面75はやや丸みを帯びていて、手の平にフィットするように形成されている。また、把持部73の背面には凹状に湾曲した凹状端面74が形成されている。把持部73を手で包むように握ったときに、把持部73からはみ出した指先を折り曲げて凹状端面74に宛がって研ぎ機を固定する。このとき、親指は把持部73の上面に自然に宛がわれ、親指を少し伸ばすことによってスイッチ76を操作できるので取り扱い易い。把持部73は研ぎ機の側方に張り出しており、ハウジング47の一部として形成されている。
【0034】
把持部73の内部には、モーター及びこれに繋がった電気コード以外の電気装置が配置されている。例えば、交流モーターであるときはプラグ及びこれに繋がった電気コードを収納したり、直流モーターであるときは乾電池を収納したりする。また、スイッチ76も配置されている。図16は研ぎ機の底面を示しており、電気コード収納部の収納蓋77が取り付けられ、使用時に電気コードを通す溝78が設けられている。溝78には爪79,79が一体に設けられており、コードを溝78に確実に通して研ぎ機が浮き上がることを防止する。また、通孔80を設けてあるからモーターの熱を放出することができる。収納蓋77の隣りにも通孔81が設けられているので通孔80と通孔81のいずれかが外気を吸い込む作用をなし、他方が加熱された空気を排出する作用をなすので研ぎ機の内部の空気が対流して冷却効果を高めることができる。
【0035】
図17及び図18に示すように、研ぎ機の把持部73以外の上面に蓋3を取り付けることができる。これは、図12に示すように研ぎ機本体の上面54の周囲の縁部83、及び砥石ボックス2の周囲の縁部84が連続するように構成したからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 研ぎ機本体の斜視図
【図2】 研ぎ機本体の内部の一部を表わした斜視図
【図3】 砥石ボックスの斜視図
【図4】 底面からみた砥石ボックスの斜視図
【図5】 砥石カバー部の内面図
【図6】 砥石カバー部を外した研ぎ機の斜視図
【図7】 砥石カバー部を外した研ぎ機の平面図
【図8】 砥石の実施例図
【図9】 砥石とスリーブの斜視図
【図10】 筒体の正面図とA−A断面図
【図11】 ストッパー装置の斜視図
【図12】 本発明の斜視図
【図13】 研ぎ機の内部を示す斜視図
【図14】 ベルト伝動装置の斜視図
【図15】 本発明の斜視図
【図16】 底面から見た本発明の斜視図
【図17】 蓋を装着した状態の正面図
【図18】 蓋を装着した状態の平面図
【符号の説明】
1 研ぎ機本体
2 砥石ボックス
3 蓋
4 砥石カバー部
5 6 回動軸
7 第1砥石
8 第3砥石
9 第2砥石
10 第4砥石
11 斜面
12 大きい砥石
13 小さい砥石
14 スリーブ
15 スリーブの孔
16 研ぎ溝
17 底面部
18 底面部
19 細長孔
20〜23 凸壁
24〜27 空間部
28 凹所
29 側壁
30 端壁
31 砥石ボックスの側面
32 砥石ボックスの端面
33 底面
34 ガイド溝
35 突部
36 正面部
37 嵌合溝
38 嵌合突起
39 排出孔
40 ストッパー
41 ストッパー装置
42 係止突部
43 ノブ
44 コイルバネ
45 係止壁
46 係止凹部
47 ハウジング
48 挿入体
49 歯
50 筒体
51 溝
52 挿入口
53 テーパー面
54 上面
55 補助溝
56 段差
57 軸受板
58 原動軸
59 原動歯車
60 第1歯車
61 第2歯車
62 63 下方プーリー
64 65 上方プーリー
66 軸孔
67 プーリー軸
68 突起
69 凹部
70 71 伝動ベルト
72 溝
73 把持部
74 凹状端面
75 把持部の側面
76 スイッチ
77 収納蓋
78 溝
79 爪
80 81 通孔
83 縁部
84 縁部
Claims (8)
- ハウジング内にモーターが装着された研ぎ機本体と、回動軸及び砥石を内装した砥石ボックスとが別体に形成され、砥石ボックスは研ぎ機本体に着脱自在に取り付け可能であり、研ぎ機本体と砥石ボックスの間には動力を回動軸に伝達するための伝達手段が存在している電動刃物研ぎ機であって、
砥石ボックスは、砥石を上から覆う砥石カバー部を有し、該砥石カバー部には刃物を挿し入れて研削するための研ぎ溝が設けられ、砥石ボックス内には平行に延びる2本の回動軸がそれぞれの端部を支持することにより装着され、
両回動軸にはそれぞれ2つの砥石が装着され、一方の回動軸に第一の砥石と第三の砥石が固着され、他方の回動軸には第二の砥石と第四の砥石が固着され、刃物を研ぐ砥石の研磨面は砥石の周面であり、刃物の刃を前記研ぎ溝に挿入し刃物を溝方向に移動して刃を研ぐときに、刃物の移動中に刃が前記第一の砥石、第二の砥石、第三の砥石、第四の砥石に順次当たるように各砥石は位置しており、
砥石ボックスの底面及び研ぎ機本体の上面には砥石ボックスを研ぎ機本体に着脱自在に且つ確実に装着するための係合装置が設けられていることを特徴とする電動刃物研ぎ機。 - 研ぎ機本体の上面に砥石ボックスを装着するための凹所が設けられ、該凹所は側壁と端壁で2面が囲まれており、該端壁に設けられた孔を通して原動軸継手と砥石ボックスの従動軸継手が結合され、砥石ボックスを研ぎ機本体に取り付けたときに、前記側壁が砥石ボックスの側面と密接し且つ前記端壁と砥石ボックスの端面が密接する請求項1記載の電動刃物研ぎ機。
- 凹所の側壁及び装着時に該側壁に接する砥石ボックスの側面は共に端壁側の端部から反対側の端部に行くに従って、前記砥石ボックスの幅が広がる方向に弧状に曲がっている請求項2記載の電動刃物研ぎ機。
- 装着時に凹所の側壁に接する砥石ボックスの側面にゴミ排出孔が設けられている請求項2又は請求項3のいずれか一項記載の電動刃物研ぎ機。
- 研ぎ溝は、研ぎ機本体の上面に設けられた補助溝と連通している請求項2乃至請求項4のいずれか一項記載の電動刃物研ぎ機。
- 補助溝の幅は砥石ボックスの研ぎ溝の幅よりも広く形成され、且つ、両溝の一方の内面が面一であり、他方の内面がわにある研ぎ機本体の上面に段差が設けられ、該段差を境に砥石ボックス寄りでない上面が砥石ボックス寄りの上面よりも低く形成されている請求項5記載の電動刃物研ぎ機。
- 砥石ボックスを凹所の側壁に沿って摺動させることにより研ぎ機本体に結合できるように、砥石ボックスと凹所のいずれか一方に一対のガイド溝が設けられ、他方に該ガイド溝内を摺動する一対の突部が設けられており、砥石ボックスを端壁に当るまで一杯に摺動させたときに砥石ボックスと凹所を連結する嵌合装置が設けられ、該嵌合装置は前記端壁と反対側の付近に存在し、且つ砥石ボックスの移動を規制するストッパーが設けられている請求項2乃至請求項6のいずれか一項記載の電動刃物研ぎ機。
- 一対のガイド溝は砥石ボックスの底面と凹所の底面のいずれか一方に設けられ、他方に該ガイド溝内を摺動する一対の突部が設けられており、嵌合装置は砥石ボックスの底面と凹所の底面に設けられている請求項7記載の電動刃物研ぎ機。
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