JP4301706B2 - 固定台 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物体を支持する固定台に関し、特に、ねじ止めにより変形するおそれのある材質からなる枠体を含む、固定台に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の固定台には、たとえば、被加工材料をカッター等の加工具を備えた加工ヘッドで加工するために、固定させるものがあった。図17を参照して、より具体的に説明する。図17は、従来の固定台の斜視図である。
【0003】
固定台100には、被加工材料を載置される載置部101が備えられている。載置部101は、中空の枠体102の内側に取付けられている。
【0004】
載置部101は、ねじ103によって、枠体102に固定される。具体的には、ねじ103が、枠体102の外側から、枠体102の一壁面を貫通するように、矢印A方向にねじ込まれる。このとき、ねじ103の先端は、載置部101に当接する。これにより、載置部101は、両矢印B方向について、ねじ103と枠体102とによって挟まれることにより、枠体102の内部に固定される。
【0005】
なお、固定台100には、枠体102の底面に、底板(図示略)が備えられる。そして、このような固定台100では、一般的に、強度を要する当該底板は鉄から構成され、枠体102等の他の部材は、コスト、重量等の観点から、プラスティック材料から構成されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにして、載置部101が固定された場合、枠体102の、両矢印B方向の寸法が、増大する。載置部101が、ねじ103に押圧されることにより、枠体102の内側が、載置部101により、矢印A方向に力を及ぼされるからである。
【0007】
なお、枠体102には、両矢印B方向の寸法の増大に伴って、矢印C1 方向およびC2 方向に力を及ぼされる。これにより、図18に示すように、枠体102が撓み、極端な場合は破損するおそれもあった。これは、底板105が、矢印C1 方向およびC2 方向に沿う面だからである。なお、図18は、枠体102の平面図に相当する。
【0008】
つまり、従来の固定台では、枠体に、ねじ止めの際に力が印加されたとき、枠体が、その力で撓むという問題があった。
【0009】
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、枠体が、ねじ止めされた際、当該枠体を撓ませない固定台を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に従った固定台は、可撓性の枠体と、枠体の底面に嵌め込まれて取り付けられた複数の板体と、枠体に収容される収容体と、収容体を枠体に固定するためのねじとを含み、枠体は、当該枠体を貫通する孔を形成され、収容体は、枠体が、ねじを孔に第1の方向にねじ込まれてねじ止めされることにより、第1の方向に寸法を大きくされ、第1の方向に交わる第2の方向に所定の長さだけ寸法を小さくされるように力を加えられることによってねじと枠体に挟持されて固定され、複数の板体は、枠がねじによってねじ止めされていない状態では、互いに、第2の方向について、所定の長さ以上離れて位置し、収容体の上面は、被加工材料が載置される載置部を構成することを特徴としている。
【0011】
本発明によると、枠体がねじ止めされ、枠体の所定の方向についての寸法が所定の長さだけ小さくされても、覆用部材を構成する複数の板体が、互いに近寄ることにより、撓むことを回避できる。
【0012】
したがって、固定台において、枠体がねじ止めされても、印加された力によって枠体がねじれ変形することを回避できる。
【0014】
これにより、固定台の載置部に被加工材料を載置した場合でも、枠体の撓みを回避できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の固定台の一実施の形態を含む固定装置について、図面を参照しつつ説明する。
【0016】
図1は、本発明の固定装置を構成する固定台の斜視図である。固定台1は、主に、枠2、シート材3、および、調整ねじ5から構成される。シート材3は、後述する支持部4(図8参照)上に載置されている。支持部4は、枠2内に設置される。枠2の上面には、4箇所に、凸部21が取付けられている。
【0017】
支持部4は、調整ねじ5によって、枠2に固定される。なお、枠2に対する支持部4の高さ位置は、調整可能となっている。このことを、以下に、具体的に説明する。
【0018】
枠2の側面には、縦長の孔22が形成されている。調整ねじ5は、孔22を介して、支持部4を枠2にねじ止めする。孔22の高さ方向の寸法は、調整ねじ5において孔22を貫通する部分の高さ方向の寸法よりも、十分大きいものとされている。これにより、調整ねじ5は、孔22を介して、枠2の側面において異なる高さ位置で、支持部4をねじ止めできる。
【0019】
固定台1において、そして、枠2に対する支持部4の高さ位置が調整できることにより、枠2に対するシート材3の高さ位置を調整できる。
【0020】
なお、固定台1では、複数の凸部21は、互いに、その上端の高さが等しくなるように、構成されている。そして、固定台1においては、特定の押さえ板を利用することにより、被加工材料の上端を、凸部21の上端の高さと等しいものに揃えることができる。ここで言う被加工材料とは、加工される材料のことであって、たとえば、加工ヘッド等、所定の機械によって、切断や打刻等の加工を施される材料のことである。
【0021】
図2に、固定台1に対して利用される押さえ板の一例の斜視図を示す。押さえ板50は、主に、上部板52と、下部板53と、取っ手51とから構成される。取っ手51は、上部板52の上に取付けられている。上部板52の下側の主面は、下部板53の上側の主面と対向して、固定されている。なお、上部板52と下部板53とは、連結部材54により、取付けられている。
【0022】
連結部材54は、上部板52と下部板53とを、ある一定の間隔で固定するための部材であり、ゴム、スポンジ、樹脂等からなる。そして、連結部材54は、たとえば接着剤により、上部板52と下部板53との間に固定される。
【0023】
次に、固定台1に対して押さえ板50を利用することにより、被加工材料を、固定台1上に固定する方法について、説明する。
【0024】
まず、図3を参照して、被加工材料90を、シート材3上に載置させる。
そして、図4および図5に示すように、固定台1の上部に、押さえ板50を位置させながら調整ねじ5を操作することにより、枠2に、支持部4を固定する。なお、図4は、固定台1および押さえ板50を、斜め上方から見た図である。また、図5は、固定台1および押さえ板50を、右側から見た図である。
【0025】
具体的には、押さえ板50を固定台1の上に位置させた際には、押さえ板50の、下部板53の下側の主面によって、4つの凸部21と被加工材料90の高さ位置を揃える。ここで、支持部4は、調整ねじ5によって完全に固定されなければ、枠2に対して移動できる。つまり、調整ねじ5によって完全に固定されていなければ、支持部4は、被加工材料90を押さえ板50によって下方向(図5の矢印X方向)に押圧することにより、その高さ位置を変更される。
【0026】
そして、4つの凸部21と被加工材料90の高さ位置が揃った時点で、調整ねじ5を操作し、支持部4を、枠2に対して完全に固定する。
【0027】
シート材3としては、微細吸盤孔を多数有する合成樹脂質シート材を採用することができる。また、コストが低いことから、シート材3としては、JIS硬度25°〜35°のゴムが好ましい。
【0028】
シート材3を上記のような材料から構成することにより、被加工材料90は、シート材3の全面に分布する吸盤孔の吸盤的作用でその面に密着する。これにより、固定台1上に、被加工材料90が、その上端が凸部21の上端と同じ高さとなるように、固定される。なお、シート材3の表面に対して垂直に被加工材料90を引っ張ると、被加工材料90は、シート材3から、簡単に剥離される。
【0029】
上記したように、固定台1および押さえ板50を用いることにより、被加工材料90を、当該被加工材料90の厚さに拘わらず、特定の高さに固定できる。したがって、固定台1を、加工ヘッド等、所定の機械と特定の位置関係で固定することにより、被加工材料90を、上記の所定の機械に対して、常に、特定の位置関係で、固定できる。
【0030】
なお、固定台1では、被加工材料90の上端を、枠2の上端ではなく、凸部21の上端と、位置合わせしている。これにより、より正確に、被加工材料90の上下方向の位置合わせを行なえる。凸部21の上端の方が、枠2の上端よりも、表面積が格段に小さく、均一な、凹凸の無い面を構成しやすいからである。
【0031】
次に、固定台1の構造について、図6〜図15を参照して、詳細に説明する。図6は、固定台1の平面図である。また、図7は、枠2の斜視図である。また、図8は、枠2に収納される支持部4の斜視図である。また、図9は、シート材3の平面図である。そして、図10は、支持部4に取付けられる取付け具の斜視図であり、図11は、図10の取付け具と共に支持部4に取付けられる接続部材の斜視図である。
【0032】
枠2は、前後左右の4枚の壁面から構成される。また、支持部4は、主に、前後左右に4枚の壁面を含む筐体から構成される。そして、支持部4は、その前後左右の側面が、枠2の前後左右の内壁に対向するように、枠2内に、設置される。
【0033】
なお、枠2の後部側の内壁には、縦方向に、2本の溝23が形成されている。また、支持部4の後部側面には、縦方向に、2本の突起46が形成されている。そして、突起46が溝23に、それぞれ嵌め込まれることにより、支持部4は、安定して、枠2内に保持される。
【0034】
支持部4の上面は、ほぼ正方形の、ほぼ水平の平面となっている。また、支持部4の外周部分には、壁47が設けられている。そして、シート材3は、支持部4の上面であって、壁47の内側に、設置される。
【0035】
シート材3の上面には、図9に示すように、縦横それぞれ一定の間隔(たとえば5mm)に、格子状に、溝が形成されている。なお、格子状の溝の中で、シート材3の縦方向の中心線および横方向の中心線は、他の線が実線の溝で構成されているのに対し、破線の溝3B,3Cで構成されている。また、格子上の、シート材3の中央には、円形の溝3Aが形成されている。さらに、シート材3の格子状の溝が形成されている領域の対角線上には、所定間隔で、円形の溝3Aが形成されている。
【0036】
このような溝が形成されていることにより、シート材3上に被加工材料90を固定する際、被加工材料90とシート材3の接触部分にある空気を、当該溝を通じて、接触部分の外に逃がすことができる。これにより、被加工材料90とシート材3との密着度を高めることができる。
【0037】
また、シート材3の中心部等に、円形の溝3Aが形成されていることにより、シート材3上において、より容易に、被加工材料90の位置決めを行なえる。さらに、破線の溝3B,3Cが形成されていることによっても、より容易に、被加工材料90の位置決めを行なえる。
【0038】
支持部4の前面には、爪41〜45が取付けられている。爪41,42は、垂直方向に沿う主面を有し、前部に、凸部を有している。爪43〜45は、水平方向に沿う主面を有する。なお、爪43は、支持部4の下端付近に位置し、爪44,45は、支持部4の上端付近に位置している。
【0039】
図11に示す接続部材7は、図10に示す取付け具6の内側に嵌め込まれ、取付け具6と共に、支持部4の前面に取付けられる。
【0040】
取付け具6は、板体を折り曲げられ、中央部に凹部を形成するように、構成されている。具体的には、取付け具6は、当該取付け具6の中央に位置する中央板66、中央板66の左右両端に接続し中央板66に対して垂直な側板65,67、および、側板65,67の前端に接続し側板65,67に対してそれぞれ垂直な端板64,68から構成される。そして、取付け具6は、中央板66の中央部に円形の孔61を形成され、側板65,67に方形の孔62,63を形成されている。取付け具6は、たとえば、合成樹脂により構成される。
【0041】
接続部材7は、たとえば、金属により、構成される。接続部材7の形状は、直方体である。なお、接続部材7の前面70には、孔71が形成されている。
【0042】
図12は、図11の接続部材7のXII‐XII線に沿う矢視断面図である。孔71の形状は、概ね円筒である。ただし、孔71の先端である先端部71Aは、円錐形状となっている。つまり、孔71は、概ね円筒状であるが、(接続部材7の内部に位置する)先端は尖っている。
【0043】
固定台1では、まず、接続部材7が、前面70を、取付け具6の中央板66の内側の面に対向させるように、取付け具6に取付けられる。なお、このとき、接続部材7の孔71は、取付け具6の孔61と対向している。
【0044】
そして、取付け具6に取付けられた接続部材7は、爪43〜45に上下方向に挟まれるように、支持部4に取付けられる。なお、このとき、取付け具6の孔62,63には、それぞれ、爪41,42が嵌め込まれている。
【0045】
図13は、図6の固定台1のXIII‐XIII線に沿う矢視断面図である。固定台1において、枠2の内側には、支持部4が設置されている。支持部4の上面には、シート材3が設置されている。また、枠2の底部には、底板25が取付けられている。
【0046】
底板25と支持部4との間には、ばね8が備えられている。ばね8は、前後左右に1箇所ずつ、つまり、4箇所に、設置されている。
【0047】
接続部材7は、取付け具6と共に、支持部4の前面に取付けられている。そして、調整ねじ5は、孔22,61,71を貫通している。調整ねじ5の、孔22における高さ位置を変更することにより、支持部4が固定される高さ位置を変更できる。なお、支持部4は、ばね8により上方に付勢されている。つまり、ばね8は、調整ねじ5による支持部4の固定を補助するよう、作用している。
【0048】
接続部材7の先端部71Aには、球9が取付けられている。図14に、図13の接続部材7近傍の拡大図を示す。
【0049】
先端部71Aに球形の接触部材9が取付けられていることにより、調整ねじ5の先端面5Aは、支持部4に直接取付けられている部材と、点で接触することになる。これにより、調整ねじ5の先端面5Aが、支持部4に直接取付けられている部材と面で接触する場合よりも、調整ねじ5の回転力は、支持部4側に伝わりにくくなる。調整ねじ5の回転力が支持部4側に伝わりにくくなることにより、支持部4が固定される際の調整ねじ5の回転に伴って、支持部4が回転し、その上面が水平面からずれることを、回避できる。
【0050】
なお、支持部4の上面が水平面からずれた場合、シート材3上の被加工材料90が水平方向について、歪んで固定される、という問題が生じる。そして、固定台1では、接触部材9が取付けられていることにより、このような問題を回避できる。
【0051】
なお、接触部材9が、少なくとも、先端面5Aよりも小さい面積で、先端面5Aと接触すれば、先端面5Aと等しい面積で接触する場合よりも、調整ねじ5の回転力は、支持部4側に伝わりにくくなると考えられる。ただし、接触部材9は、先端面5Aと、球面で接触することにより、先端面5Aと接触する面積を、最小とすることができる。
【0052】
また、固定台1では、支持部4を固定する調整ねじ5は、支持部4に、矢印P方向の力を、直接加えるのではなく、接続部材7を介して加えている。つまり、接続部材7は、支持部4に加えられる矢印P方向の力を緩衝するよう、作用する。これにより、支持部4が、調整ねじ5と枠2とによって押し縮められて、撓むことを、極力回避できる。なお、接続部材7は、必ずしも支持部4と別体で設けられる必要はない。
【0053】
次に、固定台1の、底面の構造について、説明する。図15は、固定台1の下面図である。固定台1の底面には、金属製の板からなる底板24,25が嵌め込まれている。底板24,25は、同一平面上に、存在している。つまり、底板24,25は、固定台1の底面を、左右に分割して支持していることになる。
【0054】
なお、底板24,25は、それぞれ、ねじ24A,24B,25A,25Bによって、枠2に取付けられている。なお、底板24,25には、それぞれ、前後に1つずつ、つまり、それぞれ2箇所(合計4箇所)に孔24C,24D,25C,25Dが形成されている。
【0055】
また、孔24C,24D,25C,25Dの外周は、上方に向かって、切り立った構造を有している。そして、孔24C,24D,25C,25Dの外周の切り立ち部に、それぞれ、ばね8(図13参照)が嵌め込まれている。
【0056】
図15は、支持部4が、枠2に、完全には固定されていない状態を示している。そして、この状態では、底板24と底板25の間には、横(図15の両矢印P)方向に、寸法xの隙間が存在している。
【0057】
図16は、支持部4が、枠2に、完全に固定されている状態の、固定台1の下面図である。図16に示す場合の、底板24と底板25の間の隙間の寸法yは、図15の寸法xよりも、小さくなっている。これは、以下に示す理由による。
【0058】
つまり、支持部4が枠2に固定される際、調整ねじ5が枠2の内側にねじ込まれていくため、その分、枠2の、縦(図15および図16の両矢印Q)方向の寸法が伸ばされる。そして、枠2では、この伸びに伴って、横(図15および図16の両矢印P)方向の寸法が小さくなるよう、力を受けるからである。
【0059】
固定台1では、図15および図16から理解されるように、支持部4が調整ねじ5によって枠2に固定されることにより、枠2の底面の両矢印P方向の寸法が(x−y)だけ減少するよう、力が生じる。そして、支持部4が、枠2に完全には固定されていない状態において、底板24と底板25の間には、両矢印P方向に、寸法x、つまり、「x−y」よりも大きい寸法の隙間が存在している。
【0060】
これにより、固定台1では、底面を、底板24と底板25によって補強しつつ、支持部4の固定に基づいた、底面の寸法の変動によって、底面が撓むことを回避している。
【0061】
これをより詳しく説明すると、固定台1全体を剛性の高い材料で構成すれば、このような撓みの問題は発生しない。しかしながら、一般には、コスト等を考慮して、枠部分には樹脂材料が用いられ、底部分に金属製の板が用いられる。このような場合に、底板が一枚の板で構成されていると、固定台1の本体部分である枠2が撓むという問題が生じるが、本実施の形態のように、底板を、枠2の底の寸法よりも少し小さめの複数の板で構成することにより、本体部分の撓みを防止することができるものである。
【0062】
なお、支持部4が固定された際に、固定台1の底面がより強固に補強されるように、支持部4が枠2に完全には固定されていない状態での底板24と底板25の隙間は、両矢印P方向に「x−y」とされることが好ましい。これにより、支持部4が枠2に完全に固定された状態では、両矢印P方向について、底板24と底板25が隙間無く、固定台1の底面を覆うからである。
【0063】
以上説明した本実施の形態では、枠2により、可撓性の枠体が構成され、シート材3および支持部4により、枠体に収容される収容体が構成されている。そして、支持部4の上面に載置されたシート材3により、被加工材料を載置される載置部が構成されている。また、底板24,25により、枠体の底面を覆う底部材が構成されている。
【0064】
そして、調整ねじ5により、収容体を枠体に固定するためのねじが構成されている。なお、枠2は、調整ねじ5にねじ止めされることにより、所定の方向(図15のP方向)に、所定の長さ(x−y)だけ、寸法を小さくされるように、力を加えられる。
【0065】
なお、本発明の収容体は、支持部4のように、単なる台状であってもよいし、内部に物を収容できるような箱状のものであってもよい。
【0066】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態である固定台の斜視図である。
【図2】 図1の固定台に対して利用される押さえ板の一例の斜視図である。
【図3】 図1の固定台に対して図2の押さえ板を利用することにより、被加工材料を、図1の固定台上に固定する方法を説明するための図である。
【図4】 図1の固定台に対して図2の押さえ板を利用することにより、被加工材料を、図1の固定台上に固定する方法を説明するための図である。
【図5】 図1の固定台に対して図2の押さえ板を利用することにより、被加工材料を、図1の固定台上に固定する方法を説明するための図である。
【図6】 図1の固定台の平面図である。
【図7】 図1の枠の斜視図である。
【図8】 図1の枠に収納される支持部の斜視図である。
【図9】 図1のシート材の平面図である。
【図10】 図8の支持部に取付けられる取付け具の斜視図である。
【図11】 図8の支持部に取付けられる接続部材の斜視図である。
【図12】 図11の接続部材のXII‐XII線に沿う矢視断面図である。
【図13】 図6の固定台のXIII‐XIII線に沿う矢視断面図である。
【図14】 図13の、接続部材近傍の拡大図である。
【図15】 図1の固定台の下面図である。
【図16】 図1の固定台の下面図である。
【図17】 従来の固定台の斜視図である。
【図18】 従来の固定台の平面図である。
【符号の説明】
1 固定台、2 枠、3 シート材、4 支持部、5 調整ねじ、6 取り付け具、7 接続部材、9 接触部材、24,25 底板、50 押さえ板、51取っ手、52 上部板、53 下部板、54 連結部材。

Claims (1)

  1. 可撓性の枠体と、
    前記枠体の底面に嵌め込まれて取り付けられた複数の板体と、
    前記枠体に収容される収容体と、
    前記収容体を前記枠体に固定するためのねじとを含み、
    前記枠体は、当該枠体を貫通する孔を形成され、
    前記収容体は、前記枠体が、前記ねじを前記孔に第1の方向にねじ込まれてねじ止めされることにより、前記第1の方向に寸法を大きくされ、前記第1の方向に交わる第2の方向に所定の長さだけ寸法を小さくされるように力を加えられることによって前記ねじと前記枠体に挟持されて固定され、
    前記複数の板体は、前記枠体が前記ねじによってねじ止めされていない状態では、互いに、前記第2の方向について、前記所定の長さ以上離れて位置し
    前記収容体の上面は、被加工材料が載置される載置部を構成する、固定台。
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