JP4301057B2 - 自動車用ダッシュモジュール構造 - Google Patents

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Description

本発明は、デッキクロスメンバおよびダッシュパネルを一体的に形成し車体に組付ける自動車用ダッシュモジュール構造に関する。
自動車の車体組立工程では、空調ユニットなどを予めデッキクロスメンバやダッシュパネルに取付け、ダッシュモジュールとして、ロボット等で車室内に搬入し組付ける手法が採用されている。例えば特許文献1に開示されたものが存在する。
特開2002−59867号公報
通常、ダッシュモジュールは、剛性を確保するため、デッキクロスメンバとダッシュパネルとを互いに接続する連結部材が設けられている。
ところで、ダッシュモジュールを車体側に組付ける場合、デッキクロスメンバの両端は車体のサイドメンバに、ダッシュパネルは車体前部開口部にほぼ同時に組付けられる。
このため、デッキクロスメンバの取付誤差がダッシュパネル側に、ダッシュパネルの取付誤差がデッキクロスメンバ側へそれぞれ影響する。つまり、ダッシュモジュール全体としては、上記取付誤差の発生により、組立性が悪化したり、あるいは組付けたとしてもデッキクロスメンバやダッシュパネルの取付部分、あるいは連結部材などその他の部品に不要な力が作用して、ダッシュモジュールの剛性を低下させるおそれがあった。
そこで、本発明の目的は、車体組付時における取付誤差が吸収できる自動車用ダッシュモジュール構造を提供することにある。
本発明の一形態は、車幅方向に延びるデッキクロスメンバおよびダッシュパネルを一体的に形成し、前記ダッシュパネルが配される開口及び前記デッキクロスメンバが取り付けられるデッキ受け部を有する車体に取り付けられるダッシュモジュールと、前記デッキクロスメンバと前記ダッシュパネルパネルとを接続すべく前記ダッシュモジュールに設けられた連結部材と、前記デッキクロスメンバを前記デッキ受け部に、前記ダッシュパネルを前記開口に、それぞれ対応させて、前記ダッシュモジュールを前記車体に組付ける際に、該ダッシュモジュールの組付誤差を吸収すべく前記連結部材に形成された誤差吸収部と、を有して構成され、前記ダッシュモジュールの前記ダッシュパネルには、前記車体側に取り付けられる機器が組み込まれ、前記ダッシュモジュールが前記車体に組付けられる際に、前記ダッシュパネルによって前記開口が塞がれるとともに、前記デッキクロスメンバが前記デッキ受け部に取り付けられることを特徴とする自動車用ダッシュモジュール構造に存する。
本発明によれば、デッキクロスメンバを車体のサイド部分に組付け、ダッシュパネルを車体の前部に組付ける際の組付誤差は、連結部材に設けた誤差吸収部により吸収できる。
したがって、取付誤差による影響は回避され、取付誤差を要因としたダッシュモジュールの組立性の低下、さらにはダッシュモジュールの剛性低下を防ぐことができる。
[一実施形態]
以下、本発明を図1〜図5に示す一実施形態にもとづいて説明する。
図1は車室内の前部側を示していて、同図中1はダッシュモジュール、2は同ダッシュモジュール1が組付く車体3の車室内の前部を示している。なお、車体3は、例えば車幅方向の左側を運転席側、同じく右側を助手席側としている。
ダッシュモジュール1は、図1に示されるように車幅方向に延びる一体的なデッキクロスメンバ5(例えばチューブ部材からなる)と、このデッキクロスメンバ2の前方側に並行に配置された一体的な分割ダッシュパネル6(本願のダッシュパネルに相当)とを有している。そして、これらデッキクロスメンバ5や分割ダッシュパネル6には、車体3側のダッシュパネル7に取付けられる機器、例えば図示はしないが空調ユニットや各種ペダル類が組込まれている。これにより、各種機器、各種ユニット、各種ペダル類、デッキクロスメンバ5および分割ダッシュパネル6をまとめたモジュールを構成している。またデッキクロスメンバ5と分割ダッシュパネル6との間は、例えば板状部材16で形成された連結部材8,9で接続(例えば溶接による)されている。具体的には、連結部材8,9は、例えば運転席側と助手席側といった二個所の地点でデッキクロスメンバ5と分割ダッシュパネル36の間を接続している。さらに述べれば、連結部材8,9のうち、運転席側は、剛性の確保から、車体前後方向に沿って直線状に延びる部材が用いられる。また運転席側よりも剛性の要求が低い助手席側は、斜め、例えば車幅方向に傾いた斜めの部材が用いてある。
そして、ダッシュモジュール1は、分割ダッシュパネル6が、車体3側のダッシュパネル7の板面に対し、その中央に形成してある開口部7aを塞ぐように固定(例えばボルト11で固定)され、またデッキクロスメンバ5の両端が、ダッシュパネル7を挟んだ車幅方向両側の車体サイド部分に設けた係止部、例えば車幅方向両側を構成するサイドストラクチャ12の車室内側の側面(フロントピラー下の部分)に形成された凹状のデッキ受け部12aに対し、嵌まり合うように固定(例えばデッキブラケット13およびボルト14を用いて固定)される構造となっている。
また連結部材8,9のうち、運転席の連結部材8には、組付誤差を吸収する誤差吸収部15が設けられている。誤差吸収部15には、例えば図4に示されるように板状部材16の板面16aに、同板面16aの一部を湾曲させた構造が用いられている。詳しくは、板状部材16は、板面16aが車体3のフロア3aに対して略垂直方向となる向きでデッキクロスメンバ5と分割ダッシュパネル6間に取付けてある。そして、誤差吸収部15は、同板面16aの一部を車幅方向へ略U字状に折り曲げることによって形成してある(スプリング構造)。そして、U字状部15aの伸縮により、図1に示されるダッシュパネル6とデッキ受け部12a間における距離Aで発生する取付誤差が吸収される構造にしている。また板状部材16の縁部には、図4に示されるようにU字状部15aを除いた部分に、板面と略直交する向きでフランジ17が一体に形成されていて、運転席側で必要される剛性強度を確保している。
なお、斜め連結部材9は、斜め配置された板面自身の変形で誤差が吸収される構造にしてある。
このように構成されたダッシュモジュール1の組付けは、図1および図2のようにダッシュモジュール1を例えばロボットなどで車室内に搬入して、分割ダッシュパネル6を車体3側のダッシュパネル7に、開口部7aを塞ぐように取付ける。それと略同時にデッキクロスメンバ5の両端部をサイドストラクチャ12にあるデッキ受け部12aに取付けることによって行われる。
この組付けに際し、車体3側のダッシュパネル6とデッキ受け部12a間は、構造上、主に車体前後方向に取付誤差(交差ばらつき)が生じている。
ここで、運転席側の連結部材8は、U字状部15a(誤差吸収部15)がもたらすスプリング作用により、図5に示されるようにダッシュパネル7と合わさる分割ダッシュパネル6の板面6aとデッキ受け部12aと合わさるデッキブラケット13の支持面13aと間の距離Bは可変可能となっている。
このため、組付の際、車体3側に生じていた取付誤差は、例えば図3中の矢印に示されるようにU字状部15aにより吸収される。また助手席側の連結部材9は、斜め方向に配置される板面部分が変位することよって、同様に取付誤差の吸収が行われる。
したがって、取付誤差を要因とした組立性の悪化を防ぐことができる。しかも、各部に取付誤差を要因とした不必要な応力の発生が解消されるので、ダッシュモジュール1の剛性を低下させることはなく、良好なダッシュモジュール1の組付けを約束できる。
特に運転席に配置される連結部材8は、ステアリングハンドル(図示しない)などに影響を与えないよう高い剛性を有した部材が用いられ、取付誤差の影響を受けやすいので、誤差吸収部15は有効である。
しかも、誤差吸収部15は、板状部材16で形成された連結部材8の板面を一部湾曲させる構造で形成してあるので、構造的に簡単である。特に板面をフロア3aに対して略垂直方向に配置した板状部材16を用い、その一部を略U字状に形成して誤差吸収部15とする構造は、連結部材8での剛性を確保しながら、取付誤差の影響を解消する点で優れる。むろん、剛性は、U字状部15a(誤差吸収部15)を除く板状部材16の縁部に一体にフランジ17を形成する構造の採用により、U字状部15a(誤差吸収部15)以外の部分で、高い剛性が期待できる。
なお、本発明は上述した一実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施しても構わない。例えば一実施形態では、運転席側には前後方向に直線状に延びる連結部材を用い、助手席側には傾斜した連結部材を用いた例を挙げたが、これに限らず、運転席側、助手席側の双方に、直線状に延びる連結部材を用い、これら連結部材のそれぞれに誤差吸収部を設けるようにしてもよい。また一実施形態では、二本の連結部材を用いて、分割ダッシュパネルとデッキクロスメンバとを接続する構造を例に挙げたが、これに限らず、それ以上の本数の連結部材で、分割ダッシュパネルとデッキクロスメンバとの間を連結する構造でも構わない。また一実施形態では左側が運転席側とし、右側が助手席側とした車両に本発明を適用したが、これに限らず、右側が運転席側とし、左側が助手席側とした車両に本発明を適用してもよい。
本発明の一実施形態に係る自動車用ダッシュモジュール構造を示す分解斜視図。 ダッシュモジュールを車体に組付けた状態を示す斜視図。 図2中のX−X線に沿う断面図。 連結部材の構造を説明するための斜視図。 同じく側面図。
符号の説明
1…ダッシュモジュール、5…デッキクロスメンバ、6…分割ダッシュパネル(ダッシュパネル)、8…連結部材、15…誤差吸収部。

Claims (5)

  1. 車幅方向に延びるデッキクロスメンバおよびダッシュパネルを一体的に形成し、前記ダッシュパネルが配される開口及び前記デッキクロスメンバが取り付けられるデッキ受け部を有する車体に取り付けられるダッシュモジュールと、
    前記デッキクロスメンバと前記ダッシュパネルパネルとを接続すべく前記ダッシュモジュールに設けられた連結部材と、
    前記デッキクロスメンバを前記デッキ受け部に、前記ダッシュパネルを前記開口に、それぞれ対応させて、前記ダッシュモジュールを前記車体に組付ける際に、該ダッシュモジュールの組付誤差を吸収すべく前記連結部材に形成された誤差吸収部と、
    を有して構成され、
    前記ダッシュモジュールの前記ダッシュパネルには、前記車体側に取り付けられる機器が組み込まれ、
    前記ダッシュモジュールが前記車体に組付けられる際に、前記ダッシュパネルによって前記開口が塞がれるとともに、前記デッキクロスメンバが前記デッキ受け部に取り付けられることを特徴とする自動車用ダッシュモジュール構造。
  2. 前記連結部材は、前記デッキクロスメンバと前記ダッシュパネルとの間に位置して運転席側と助手席側とにそれぞれ設けられ、
    前記誤差吸収部は、運転席側の前記連結部材に形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動車用ダッシュモジュール構造。
  3. 前記連結部材は、板状部材で形成され、端部が前記デッキクロスメンバと前記ダッシュパネルにそれぞれ取付けられ
    前記誤差吸収部は、前記板状部材の板面が一部湾曲して形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動車用ダッシュモジュール構造。
  4. 前記連結部材は、板面が前記車体のフロアに対して略垂直方向となるように前記デッキクロスメンバおよび前記ダッシュパネルに取付けられ、
    前記誤差吸収部は、略U字状に形成される
    ことを特徴とする請求項3に記載の自動車用ダッシュモジュール構造。
  5. 前記誤差吸収部を除いた前記連結部材の縁部には、前記板面に対して略直交するフランジが一体に形成される
    ことを特徴とする請求項4に記載の自動車用ダッシュモジュール構造。
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