JP4300330B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、時間計測が必要な複数の制御処理に対し基準時刻情報を付与し、その基準時刻情報に基づいてそれぞれの制御処理の処理時間を計る時間計測装置を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ遊技機においてパチンコのゲームを制御するプログラム(以下メインプログラムとする)では、遊技制御処理を実行するために数十種類の時間を管理するタイマが設けられている。例えば、普通図柄の変動時間を管理するタイマ、大入賞口の開放時間を管理するタイマ、表示灯の表示時間を管理するタイマ等が設けられている。これらのタイマは、定期的に(例えば、4.000ms毎に)入る割込みにより更新している。
【0003】
具体的には、主制御基板のROMのプログラム内にサブルーチンとしてタイマープログラムがあり、別アドレスに何十と記憶された各被制御部に応じた制御時間に関するデータを選択し呼び込んで、時間計測をしていた。
【0004】
この方法の問題点は、特に更新処理に余分な時間が取られる点であり、4ms毎に定期的に行うタイマ更新処理で、毎回数十のタイマープログラムの更新処理に時間をとられ、後続のプログラム処理がその分遅くなる。
【0005】
また、数十種類あるタイマを同時に全て更新するためには、プログラムの処理時間やプログラム容量をある程度必要とするが、メインプログラムの容量には、規則上で定められた制限(コード容量:2.5Kバイト、データ容量:3Kバイト)があり、しかもゲーム性が複雑になるに従い、その部分での処理時間や容量の消費が多く、ゲームに直接関連しないタイマの処理等は、できるだけ最小限に抑える必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、タイマ/カウンタの更新に関わる処理、データ容量を必要最小限に抑制することで、その分をゲームに直接関連する処理を増やすことができ、これにより、より興趣ある遊技を提供することが可能となる遊技機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る遊技機は、遊技制御を行うためのメイン制御部と、
計測時間に基づいて制御される被制御部と、を備え、
前記メイン制御部が前記計測時間に基づいて行う前記被制御部の制御が、少なくとも普通図柄の変動時間、普通電動役物の拡開時間、特別図柄の変動時間及び大入賞口の開放時間のうちのいずれか1つとされているものであって、
前記メイン制御部のRAMに、
所定周期毎に付与される基準信号に基づいて自己の値を所定の範囲内で循環的に更新し、要求に応じてその現在値を時間計測の基準時刻情報として与える2バイトの大きさの基準時刻情報記憶領域と、
前記被制御部の計時制御の数に対応した個数分が確保されると共に、前記被制御部の計時制御についての終了時刻情報を記憶するための2バイトの大きさの終了時刻情報記憶領域と、が設定され、
前記メイン制御部は、
前記基準時刻情報記憶領域の値を更新する基準時刻情報更新手段と、
前記基準時刻情報記憶領域の現在値を開始時刻とし、これに所定の継続時間を加算して終了時刻情報を算出する終了時刻情報算出手段と、
前記終了時刻情報算出手段によって算出された終了時刻情報の値がオーバーフローしている場合に、オーバーフロー判定フラグをセットするオーバーフロー判定フラグセット手段と、
前記終了時刻情報算出手段によって算出された終了時刻情報の値を前記終了時刻情報記憶領域に記憶する終了時刻情報記憶手段と、
前記基準時刻情報記憶領域の値を更新した際にオーバーフローしている場合に、前記オーバーフロー判定フラグをクリアするオーバーフロー判定フラグクリア手段と、
前記オーバーフロー判定フラグがセットされているか否かを判定し、前記オーバーフロー判定フラグがセットされている場合は、前記被制御部の制御を継続する一方、
前記オーバーフロー判定フラグがクリアされている場合は、前記基準時刻情報と前記終了時刻情報記憶領域に記憶されている前記終了時刻情報とを比較し、前記基準時刻情報の値が前記終了時刻情報の値以上の場合に、前記被制御部の制御を終了する時刻判定手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、実施の形態の遊技機としてのパチンコ遊技機に配備された遊技盤面1を一部省略して示す正面図である。遊技盤面1の略中央には、特別図柄表示装置2を組み付けた図柄表示ユニット3が配設され、図柄表示ユニット3の下方には、特別図柄表示装置2における図柄の変動を開始させるための始動口4を有する普通電動役物5が配設され、普通電動役物5の左右にはゲート6,7がそれぞれ配設され、遊技盤面1の下部には、ソレノイド(図示を省略)により開閉動作される大入賞口8を備えた入賞装置ユニット9が配設されている。
【0011】
特別図柄表示装置2の特別図柄表示部10は、左,中,右特別図柄表示部10a,10b,10cの3つに区分されている。特別図柄表示装置2の上方には、普通電動役物5の始動口4への入賞記憶状態を最大4個まで表示する特別図柄用の記憶数表示LED11が配備され、記憶数表示LED11の上方には、例えば、7セグメントにより構成された普通図柄表示部12を有する普通図柄表示器13が配設されている。
【0012】
なお、左右のゲート6,7は、普通図柄表示器13の図柄変動を開始するための始動ゲートであり、普通柄表示器13の上方にはゲート6,7への遊技球の通過記憶を最高4回迄表示する普通図柄用の記憶数表示LED14が配備されている。
【0013】
また、入賞装置ユニット9の中央には、可動扉15がその下端側を揺動自在に軸支され、該可動扉15がソレノイドによりその上端側を前方に向けて移動された時に大入賞口8が開成される。大入賞口8の内部中央には、特別の入賞領域である特定領域16が設けられ、大入賞口8の内部右方には、大入賞口8への入賞球数を表示する大入賞口入賞数表示LED17が配備され、大入賞口8の内部左方には、可動扉15の開成動作による大入賞口8の開放回数を表示する開放回数表示LED18が配設されている。
【0014】
なお、普通電動役物5の奥方、大入賞口8の奥方、特定領域16及び左右のゲート6,7の奥方には、入賞検出手段並びに遊技球検出手段としての始動口入賞検出スイッチSW1、大入賞口入賞検出スイッチSW2、特定領域通過検出スイッチSW3及びゲート通過検出スイッチSW4がそれぞれ配備されている。また、遊技盤面1には、従来と同様、普通入賞口や遊技状況に応じて点灯駆動される装飾用の各表示灯が配設されているが、図示を省略している。
【0015】
図2は、本発明の一実施形態におけるパチンコ遊技機の要部ブロック図である。パチンコ遊技全体に関わる制御を行うためのメイン制御部19は、制御処理実行手段としてのCPU20を有し、該CPU20にバス21を介して、CPU20が実行するためのパチンコ遊技全体に関わる制御プログラムが格納されているROM22、随時読み出しおよび書き込みが可能なRAM23、CPU20が周辺機器(例えば、枠制御部24)との間でデータ通信を行うための通信制御回路25、各スイッチSW1〜SW4の検出信号を入力するための入力処理回路26、ランプ類30や各ソレノイドSOL1,SOL2への駆動信号出力のための出力処理回路27、普通図柄表示器13や特別図柄表示装置2への表示出力を行うための表示制御回路28が接続されている。
【0016】
また、CPUには、CPUのための電源(図示せず)やCPUの処理サイクルを規定する発振器29が接続されている。
【0017】
図3は、ROM22における記憶領域の概念図であり、ROM22内にはメインプログラム領域とタイマサブルーチン領域が設定されている。メインプログラム領域は、コード領域(2.5Kバイト)及びデータ領域(3.0Kバイト)が確保され、タイマサブルーチン領域は、コード領域(20バイト)及びデータ領域(約10バイト)が確保されている。なお、タイマサブルーチン領域のデータ領域は、使用するタイマの数により変化するものであって、本実施の形態では、4つのタイマを使用するので約10バイト確保してある。
【0018】
図4は、ROM22内に確保したメインプログラム領域の内訳を示す概念図である。メインプログラム領域は、前半部分に初期設定プログラムが格納され、初期設定プログラムの後ろに主制御プログラムが格納されている。また、主制御プログラムは、タイマプログラム、比較プログラム、普通電動役物制御プログラム、特別図柄制御プログラム、大入賞口制御プログラムおよびその他の制御プログラムにより構成されている。
【0019】
図5は、RAM23に設定確保される計時に関する記憶領域を示す概念図である。RAM23には、2バイトの大きさのフリーランニングタイマと、各々2バイトの大きさの時間記憶バッファ1〜時間記憶バッファ4が設定されている。フリーランニングタイマは、発振器29から所定周期毎に(4.000ms毎に)付与される基準信号に基づいて、CPU20により自己の値を所定の範囲内で(16進数表示で0000乃至FFFFの範囲内で)循環的に更新し、要求に応じてその現在値を時間計測の基準時刻情報として与える基準時刻情報付与手段を構成している。
【0020】
また、計測時間に基づいて制御される被制御部は、本実施の形態では、後述の普通図柄制御部(制御プログラム)、普通電動役物制御部(制御プログラム)、特別図柄制御部(制御プログラム)及び大入賞口制御部(制御プログラム)により構成されている。
【0021】
時間記憶バッファ1〜時間記憶バッファ4は、計測開始時におけるフリーランニングタイマの現在値を開始時刻とし、これに所定の継続時間を加算あるいは減算して得た値を終了時刻情報として付与する複数の終了時刻情報付与手段を構成している。
【0022】
即ち、時間記憶バッファ1は、普通図柄の変動時間の終了時刻情報を記憶する領域であり、時間記憶バッファ2は、普通電動役物の開放時間の終了時刻情報を記憶する領域であり、時間記憶バッファ3は、特別図柄の変動時間の終了時刻情報を記憶する領域であり、時間記憶バッファ4は、大入賞口の開放時間の終了時刻情報を記憶する領域である。
【0023】
図6は、請求項1に記載の時間計測装置の構成を示す機能ブロック図である。また、図7は、請求項2に記載の遊技機の時間計測装置に関わる動作タイミングチャートである。フリーランニングタイマは、CPU20からの更新制御信号により定期的に(4.000ms毎に)自己の値を1つずつ更新する。時間記憶バッファには、時間計測開始時に、CPU20がフリーランニングタイマの現在値を読み出し、その値に予め定めた計測時間を加算(減算)し、演算結果を記憶する。
【0024】
図7においては、時間記憶バッファ2を一例として説明してあり、当りを判定した時のフリーランニングタイマの現在値が、「FF00」である場合を示している。この値に、普通電動役物の開放時間「01F4」を加算し、オバーフローした場合は、無視して演算結果「00F4」を時間記憶バッファ2に記憶する。
【0025】
比較器は、フリーランニングタイマの値と時間記憶バッファの値とをリアルタイムで比較し、両者の値が一致した時(計測時間が経過した時)、時間経過信号を各制御部に出力し、計測時間が経過したことを知らせる(図6参照)。図7においては、フリーランニングタイマの値が、4.000ms毎に「FF01,FF02,FF03,…,FFFF,0000,…,00F3」と更新されていき、タイマの値が「00F4」となった時点で、時間記憶バッファ2に記憶された値と一致して時間経過信号2が普通電動役物制御部に出力される場合を示している。
【0026】
次に、図1に示す遊技盤面1におけるパチンコ遊技の概略を説明する。遊技球が始動口4に入賞すると、特別図柄表示装置7の特別図柄表示部10の図柄変動が開始される。なお、始動口4への遊技球の入賞があると、図2のメイン制御部19は大当たり判定用乱数の値を記憶する。特別図柄表示部10の変動中における始動口4への遊技球の入賞は最高4回迄記憶され、その記憶数が特別図柄用の記憶数表示LED11によって個数点灯されて表示される。
【0027】
特別図柄表示部10の図柄変動は、図柄変動の開始後、左特別図柄表示部10a、右特別図柄表示部10c、中特別図柄表示部10bの順で停止表示される。各特別図柄表示部10a,10c,10bに表示される図柄は、メイン制御部19において、各特別図柄表示部10a,10c,10bに表示するべき図柄に対応した各特別図柄データを作成し、左特別図柄、右特別図柄、中特別図柄の全てが同一図柄となる大当たり特別図柄データと、左特別図柄と右特別図柄とが一致し、中特別図柄だけが異なるリーチ図柄データと、左特別図柄、右特別図柄、中特別図柄の全てが異なる外れ特別図柄データとに区分し、各々の特別図柄データをそれぞれ別々に記憶している。
【0028】
メイン制御部19は、各特別図柄表示部10a,10c,10bの図柄の停止表示を行う際に、大当たり判定用乱数の値が大当たりに関するものであるか否か、リーチのみに関するものであるか否か、外れであるか否かをそれぞれ判別することにより、停止表示する各特別図柄データを区分して記憶しておいた大当たり特別図柄データ、リーチ図柄データ並びに外れ特別図柄データのうちより選択する。なお、特別図柄表示部10において選択された図柄が表示される。
【0029】
特別図柄表示部10において大当たりが発生すると、遊技者に特に有利となる特別遊技状態が付与され、図1の入賞装置ユニット9の可動扉15がソレノイドSOL2により所定時間の間開成動作され、大入賞口8が開放される。大入賞口8に遊技球が入賞すると、大入賞口8への入賞球数が大入賞口入賞数表示LED17によって数字表示される。大入賞口8への遊技球の入賞は、所定の開放時間の間において一定個数、例えば10個迄であり、10個目の入賞を以て可動扉15が閉成動作され、大入賞口8が閉成される。
【0030】
また、大入賞口8の開放中、大入賞口8に入賞した遊技球が、大入賞口8内の特定領域16を通過すると、特定領域16への遊技球通過がメイン制御部に記憶され、大入賞口8の閉成後、再び、所定時間の間大入賞口8が開放される。この大入賞口8の開放回数は、メイン制御部1においてカウントされており、開放回数表示LED18によって数字表示される。なお、大入賞口8の開放回数は、最高16回迄であり、16回目の大入賞口8の閉成を以て、遊技者に特に有利となる特別遊技状態が終了する。
【0031】
また、図1のゲート6,7は、普通図柄表示器13の図柄変動開始のための始動ゲートであり、遊技球がゲート6,7のうちのいずれかを通過すると、普通図柄表示器13の普通図柄表示部12が図柄変動を開始する。なお普通図柄表示器13の変動中におけるゲート6,7への遊技球の通過は最高4回迄記憶され、その記憶数が普通図柄用の記憶数表示LED14によって個数点灯されて表示される。
【0032】
普通図柄表示器13の図柄変動は、図柄変動の開始後所定の時間行われて停止表示される。普通図柄表示器13において停止表示された図柄が所定の図柄、例えば7となると当たりとなり、普通電動役物5の始動口4が所定時間拡開駆動され、始動口5への遊技球の入賞確率が増大する。
【0033】
図9乃至図12は、CPU20が行う遊技制御処理のメインルーチンの要部を示すフローチャートである。遊技制御処理は、大別すると、図9のフローチャートに示す普通図柄処理、図10のフローチャートに示す普通電動役物処理、図11のフローチャートに示す特別図柄処理及び図12のフローチャートに示す大入賞口開放処理(大当り処理)により構成される。
【0034】
次に各処理の概略を説明する。CPU20は、普通図柄処理を開始すると、まず、図柄変動の開始が可能であるか否かを判別する(ステップA01)。既に、普通図柄が変動中である場合及び普通図柄表示器13において当り発生となって普通電動役物5の拡開動作が行われている場合は、図柄変動の開始が不可能であると判別される。図柄変動中及び当り中でない場合は、CPU20はステップA01を真と判別してステップA02に移行する。
【0035】
ステップA01を真と判別した場合、CPU20は、ゲート6,7へのパチンコ球通過に関する記憶数が0であるか否かを判別する(ステップA02)。なお、ゲート6,7へのパチンコ球通過に関する記憶数が0である場合、CPU20は、普通図柄処理を終了して次の処理に(普通電動役物処理)移行する。従って、実質的な普通図柄の図柄変動は行われない。
【0036】
ゲート6,7へのパチンコ球通過があれば、最大4つまで記憶される。この場合は、CPU20はステップA02を偽と判別して普通図柄変動を開始し(ステップA03)、変動時間が経過したか否かを判別する(ステップA04)。CPU20は、普通図柄変動の開始時点ではステップA04を偽と判別し、以下、図柄の変動時間が経過するまでの間、ステップA03及びステップA04を繰り返し、普通図柄を変動する。
【0037】
そして、変動時間が経過すると、CPU20は、ステップA04を真と判別後、普通図柄を確定停止し(ステップA05)、確定停止した普通図柄が当り図柄であるか否かを判別する(ステップA06)。確定停止した普通図柄が当り図柄でなければ、CPU20は普通図柄処理に関する初期設定を行い(ステップA07)、普通図柄処理を終えて次の処理に移行する。従って、次のサイクル以降の普通図柄処理において、ゲート6,7へのパチンコ球通過があれば、新たに普通図柄の変動が開始される。確定停止した普通図柄が当り図柄であれば、CPU20は当り発生を記憶し(ステップA08)、普通電動役物処理に移行する。
【0038】
なお、当り発生の記憶がある場合、CPU20は、ステップA01を偽と判別し、普通図柄処理を終了して次の処理(普通電動役物処理)に移行する結果、実質的な普通図柄の図柄変動は行われない。
【0039】
図10のフローチャートにおいて、普通電動役物処理に移行したCPU20は、まず、当り発生中であるか否かを判別する(ステップB01)。当り発生中でないと判別された場合、CPU20は、普通電動役物処理を終了して次の処理に(特別図柄処理)移行する。従って、実質的な普通電動役物5の始動口4の拡開動作は行われない。なお、普通電動役物処理は、普通図柄処理において当り発生が記憶された場合に限って実質的な処理が行われる。
【0040】
当り発生中と判別された場合、CPU20は、拡開開始であるか否かを判別する(ステップB02)。拡開開始であれば普通電動役物ソレノイドSOL1を駆動して始動口4の拡開動作し(ステップB03)、次いで拡開終了か否かを判別する(ステップB04)。CPU20は、始動口4の拡開開始時点ではステップB04を偽と判別し、以下、始動口4の拡開時間が経過するまでの間、ステップB03及びステップB04を繰り返し、始動口4の拡開状態を維持する。
【0041】
そして、拡開時間が経過すると、CPU20は、ステップB04を真と判別後、普通電動役物処理に関する初期設定を行い(ステップB05)、これにより、当り発生の記憶をクリアし、普通電動役物処理を終えて次の処理に移行する。従って、次のサイクル以降の普通電動役物処理では、普通図柄処理において当り発生が記憶されない限り、実質的な普通電動役物5の始動口4の拡開動作は行われない。
【0042】
図11のフローチャートにおいて、CPU20は、特別図柄処理を開始すると、まず、図柄変動の開始が可能であるか否かを判別する(ステップC01)。既に、特別図柄が変動中である場合及び特別図柄表示装置2において大当り発生となって大入賞口8の開放動作が行われている場合は、特別図柄変動の開始が不可能であると判別される。特別図柄変動中及び大当り中でない場合は、CPU20はステップC01を真と判別してステップC02に移行する。
【0043】
ステップC01を真と判別した場合、CPU20は、始動口4へのパチンコ球入賞に関する記憶数が0であるか否かを判別する(ステップC02)。なお、始動口4へのパチンコ球入賞に関する記憶数が0である場合、CPU20は、特別図柄処理を終了して次の処理に(大入賞口開放処理)移行する。従って、実質的な特別図柄の図柄変動は行われない。
【0044】
始動口4へのパチンコ球入賞があれば、最大4つまで記憶される。この場合は、CPU20はステップC02を偽と判別して特別図柄変動を開始し(ステップC03)、変動時間が経過したか否かを判別する(ステップC04)。CPU20は、特別図柄変動の開始時点ではステップC04を偽と判別し、以下、特別図柄の変動時間が経過するまでの間、ステップC03及びステップC04を繰り返し、特別図柄を変動する。
【0045】
そして、変動時間が経過すると、CPU20は、ステップC04を真と判別後、特別図柄を確定停止し(ステップC05)、確定停止した特別図柄が大当り図柄であるか否かを判別する(ステップC06)。確定停止した特別図柄が大当り図柄でなければ、CPU20は特別図柄処理に関する初期設定を行い(ステップC07)、特別図柄処理を終えて次の処理に移行する。従って、次のサイクル以降の特別図柄処理において、始動口4へのパチンコ球入賞の記憶があれば、新たに特別図柄の変動が開始される。また、確定停止した特別図柄が大当り図柄であれば、CPU20は大当り発生を記憶し(ステップC08)、大入賞口開放処理に移行する。
【0046】
なお、大当り発生の記憶がある場合、CPU20は、ステップC01を偽と判別し、特別図柄処理を終了して次の処理(大入賞口開放処理)に移行する結果、実質的な特別図柄の図柄変動は行われない。
【0047】
図12のフローチャートにおいて、大入賞口開放処理に移行したCPU20は、まず、大当り発生中であるか否かを判別する(ステップD01)。大当り発生中でないと判別された場合、CPU20は、大入賞口開放処理を終了して次の処理(例えば、図4に示すその他の制御プログラムを実行する処理)に移行する。従って、実質的な大入賞口8の開放動作は行われない。なお、大入賞口開放処理は、特別図柄処理において大当り発生が記憶された場合に限って実質的な処理が行われる。
【0048】
大当り発生中と判別された場合、CPU20は、大入賞口ソレノイドSOL2を駆動して大入賞口8の開放する大当り動作を開始し(ステップD02)、次いで大当り終了か否かを判別する(ステップD03)。CPU20は、大当り動作の開始時点ではステップD04を偽と判別し、以下、大当り動作に関する動作時間が経過するまでの間、ステップD02及びステップD03を繰り返し、大当り動作に関する処理を行う。
【0049】
そして、大当り動作に関する動作時間が経過すると、CPU20は、ステップD03を真と判別後、今回の大当り動作を行わせた確定特別図柄の種類が確率変動図柄であるか否かを判別し(例えば、左、中、右特別図柄が全て777であるか否かを判別し)(ステップD04)、確定特別図柄の種類が確率変動図柄であれば、次回の大当り発生の確率を高確率に設定する一方(ステップD05)、確定特別図柄の種類が確率変動図柄でなければ、次回の大当り発生の確率を通常確率に設定し(ステップD06)、大入賞口開放処理に関する初期設定を行い(ステップD07)、これにより、大当り発生の記憶をクリアし、大入賞口開放処理を終えて次の処理に移行する。従って、次のサイクル以降の大入賞口開放処理では、特別図柄処理において大当り発生が記憶されない限り、実質的な大入賞口8の開放動作は行われない。
【0050】
以上、普通図柄処理、普通電動役物処理、特別図柄処理及び大入賞口開放処理について概略を説明したが、普通図柄の変動時間、普通電動役物5の拡開時間、特別図柄の変動時間及び大入賞口8の開放時間(大当り動作の動作時間)で計時制御処理が必要である。
【0051】
次に、CPU20が行う計時に関する処理について説明する。なお、代表として、普通電動役物5の拡開時間の計時に関する処理について説明する。図13は、CPU20が実行するフリーランニングタイマの更新処理のフローチャートである。CPU20には、図2の発振器29から所定周期毎に(4.000ms毎に)基準信号が与えられる。CPU20は、メインルーチンを実行している最中に発振器29から基準信号が与えられると、割り込みが発生し、メインルーチンの実行を中断し、フリーランニングタイマの更新処理に移行する。
【0052】
CPU20は、フリーランニングタイマ(2バイト)の現在値に1を加算し(ステップE01)、次いで、フリーランニングタイマがオバーフローしたか否かを判別し(ステップE02)、オバーフローしていなければそのままフリーランニングタイマの更新処理を終えてメインルーチンに戻る一方、オバーフローしている場合には、オバーフロー判定フラグOVFをクリアし(ステップE03)、フリーランニングタイマの更新処理を終えてメインルーチンに戻る。
【0053】
なお、フリーランニングタイマの初期値は、16進数表示で0000からスタートするものとする。従って、フリーランニングタイマの値は、4.000ms毎に16進数表示で0000乃至FFFFの範囲内で循環的に更新される。また、フリーランニングタイマがオーバーフローするまでの時間は、65536×4ms=262.144秒(約4分20秒)となる。
【0054】
図14乃至図15は、請求項2に記載の時間計測装置に関する実施の形態であり、図9の普通図柄処理のステップA06以下の処理及び図10の普通電動役物処理における普通電動役物5の拡開時間の計時に関する処理を示すフローチャートである。
【0055】
図14のフローチャートにおいて、CPU20は、ステップA07において確定停止した普通図柄が当り図柄であると判別した場合、当り発生を記憶すると(ステップA09)、次いでフリーランニングタイマの現在値に始動口4の開放時間を規定する値(16進表示で01FA)を加算し(ステップA10)、加算結果を時間記憶バッファ2に記憶し(ステップA11)、普通電動役物処理に移行する。この結果、前述したように、例えば、フリーランニングタイマの現在値が、16進表示でFF00である場合には、加算結果である16進表示で00F4が時間記憶バッファ2に記憶される。
【0056】
図15のフローチャートに示すように、普通電動役物処理に移行したCPU20は、ステップB01、ステップB02を判別後、ステップB03に移行し、普通電動役物ソレノイドSOL1をオンして始動口4の拡開動作し(ステップB03)、次いで、時間記憶バッファ2に記憶した値(00F4)とフリーランニングタイマの現在値が一致しているか否かを判別するが(ステップB06)、始動口4の拡開開始時点ではフリーランニングタイマの現在値は時間記憶バッファ2に記憶した値(00F4)に達しておらず、ステップB06を偽と判別する。
【0057】
以下、CPU20は、フリーランニングタイマの現在値が時間記憶バッファ2に記憶した値(00F4)に達するまでの間、ステップB03、ステップB06の処理を繰り返す。
【0058】
一方、発振器29から4.000ms周期で基準信号がCPU20に入力される毎に、フリーランニングタイマの更新処理が行われ、この結果、フリーランニングタイマの値は、「FF01,FF02,FF03,…,FFFF,0000,…,00F3」と更新されていき、やがてタイマの値が「00F4」に達して時間記憶バッファ2に記憶された値(終了時刻)と一致する。
【0059】
CPU20は、ステップB06を真と判別し、即ち、始動口4の拡開終了と判別し、普通電動役物ソレノイドSOL1をオフし(ステップB07)、普通電動役物処理に関する初期設定を行い(ステップB05)、これにより、当り発生の記憶をクリアし、普通電動役物処理を終えて次の処理に移行する。
【0060】
図16乃至図17は、請求項3に記載の時間計測装置に関する実施の形態であり、図9の普通図柄処理のステップA06以下の処理及び図10の普通電動役物処理における普通電動役物5の拡開時間の計時に関する処理を示すフローチャートである。
【0061】
図16のフローチャートにおいて、CPU20は、確定停止した普通図柄が当り図柄であると判別した場合、当り発生を記憶すると(ステップA09)、オーバーフロー判定フラグOVFをクリアし(ステップA20)、次いでフリーランニングタイマの現在値に始動口4の開放時間を規定する値(16進表示で01FA)を加算し(ステップA21)、加算結果がオーバーフローしたか否かを判別する(ステップA22)。
【0062】
CPU20は、加算結果がオーバーフローした場合には、オーバーフロー判定フラグOVFをセットし(ステップA23)、加算結果を時間記憶バッファ2に記憶し(ステップA24)、普通電動役物処理に移行する一方、加算結果がオーバーフローしない場合には、そのまま加算結果を時間記憶バッファ2に記憶し(ステップA24)、普通電動役物処理に移行する。
【0063】
図8は、請求項3に記載の遊技機の時間計測装置に関わる動作タイミングチャートである。当りを判定した時のフリーランニングタイマの現在値が、「FF00」である場合を示している。この値に、普通電動役物の開放時間「01F4」を加算し、オバーフローした場合は、オーバーフロー判定フラグをセットし、演算結果「00F4」を時間記憶バッファ2に記憶する。
【0064】
普通電動役物処理に移行したCPU20は、ステップB01、ステップB02を判別後、図17のフローチャートにおけるステップB03に移行し、普通電動役物ソレノイドSOL1をオンして始動口4の拡開動作し(ステップB03)、次いで、オーバーフロー判定フラグOVFが0であるか否かを判別する(ステップB10)。
【0065】
図8に示すように、オーバーフロー判定フラグOVFがセットされている場合には、即ち、オーバーフロー判定フラグOVFが1である場合には、フリーランニングタイマの現在値が、時間記憶バッファ2に記憶した値よりも大きくなっている。即ち、フリーランニングタイマの値が未だ桁上がりする前の状態であつて、時間記憶バッファ2に記憶した値に(終了時刻に)達していない。この場合には、CPU20は、ステップB10を偽と判別し、以下、CPU20は、オーバーフロー判定フラグOVFが0クリアされるまでの間は、CPU20は、ステップB03、ステップB10の処理を繰り返し、始動口4の拡開状態を維持する。
【0066】
一方、発振器29から4.000ms周期で基準信号がCPU20に入力される毎に、フリーランニングタイマの更新処理が行われ、この結果、フリーランニングタイマの値は、「FF01,FF02,FF03,…,FFFF」と更新されていき、やがてタイマの値が「0000」に戻る時点でオーバーフローが発生し、図13のステップE02により判別され、この結果オーバーフロー判定フラグが0クリアされる(ステップE03)(図8参照)。
【0067】
これに応じて、普通電動役物処理のステップB10の判別結果が真となり、CPU20は、フリーランニングタイマの現在値が、時間記憶バッファ2に記憶した値(00F4)以上となったか否かを判別するが(ステップB11)、オーバーフロー判定フラグが0クリアされた時点でのフリーランニングタイマの現在値は、「0000」であって時間記憶バッファ2に記憶した値(00F4)に達しておらず、ステップB11を偽と判別し、以下、CPU20は、フリーランニングタイマの現在値が時間記憶バッファ2に記憶した値(00F4)に達するまで、ステップB03、ステップB10の処理を繰り返し、引き続き始動口4の拡開状態を維持する。
【0068】
引き続き、発振器29から4.000ms周期で基準信号がCPU20に入力される毎に、フリーランニングタイマの更新処理が行われ、この結果、フリーランニングタイマの値は、「0000,0001,…,00F3」と更新されていき、やがてタイマの値が「00F4」に達して時間記憶バッファ2に記憶された値(終了時刻)と一致するまたはそれ以上の値となる。
【0069】
CPU20は、ステップB11を真と判別し、即ち、始動口4の拡開終了と判別し、普通電動役物ソレノイドSOL1をオフし(ステップB07)、普通電動役物処理に関する初期設定を行い(ステップB05)、これにより、当り発生の記憶をクリアし、普通電動役物処理を終えて次の処理に移行する。
【0070】
図14乃至図15のフローチャートに示す実施の形態(第1実施形態)と、図16乃至図17のフローチャートに示す実施の形態(第2実施形態)との相違は、第2実施形態では、フリーランニングタイマの値が時間記憶バッファ2に記憶した値に一致した場合ではなく、フリーランニングタイマの値が時間記憶バッファ2に記憶した値以上となった場合に終了であると判断する構成にした点である。
【0071】
これは、第1実施形態では、記憶されていたフリーランニングタイマの値がノイズによって変化し、終了予定時刻を超えてしまった場合には、一回りし、次に再度一致するまでに長時間要する場合がありうる(最大約4分20秒程度)。
【0072】
一方、第2実施形態の構成では、このような場合において上述の問題を解消することができる。すなわち、フリーランニングタイマの値が小さく変化した場合には、予定時間より少し後で停止し、大きく変化した場合は終了時刻を超えているので即座に終了時刻とされ、予定時刻が大幅に狂うのが防止される。
【0073】
数値の大小を間題とするので、フリーランニングタイマの現在値に計測時間を加算した加算結果がオーバーフローした場合には、オバーフロー判定フラグをセットし、ケタ上げにより計測開始時から既に時間記憶バッファの記憶値がフリーランニングタイマの値よりも小さいと判別されることを防いでいる。さらに、フリーランニングタイマがオバーフローした時点で、オバーフロー判定フラグを0クリアし、時間記憶バッファの記憶値とフリーランニングタイマの値が等しくなった後に、時間記憶バッファの記憶値が、フリーランニングタイマの値より大きいと判別されるのを防いでいる。
【0074】
上述の実施形態では、基準時刻情報と終了時刻情報とを比較し、基準時刻情報が終了時刻情報に対して超過した場合に、被制御部の制御を終了する技術思想を、フリーランニングタイマの値(基準時刻情報)の更新を1つずつアップする構成とすると共に、時間記憶バッファ2に記憶する値(終了時刻情報)をフリーランニングタイマの現在値に開放時間を規定する値を加算して加算結果を記憶し、基準時刻情報と終了時刻情報とを比較した場合、基準時刻情報の値が終了時刻情報の値以上となった場合に(超過した場合に)、始動口4の拡開状態を終える構成としている。しかしながら、次のような構成に変更可能であって、本発明の要旨の範囲内を逸脱するものではない。
【0075】
すなわち、フリーランニングタイマの値(基準時刻情報)の更新を1つずつダウンする構成とすると共に、時間記憶バッファ2に記憶する値(終了時刻情報)をフリーランニングタイマの現在値から開放時間を規定する値を減算して減算結果を記憶し、基準時刻情報と終了時刻情報とを比較した場合、基準時刻情報の値が終了時刻情報の値以下となった場合に(超過した場合に)、始動口4の拡開状態を終える構成に変更しても効果は同じである。
【0076】
なお、この場合、終了時刻情報を求める際に減算結果がアンダフローした場合には、アンダーフロー判定フラグをセットする構成とし、フリーランニングタイマの更新処理においてフリーランニングタイマの値がアンダフローした場合にアンダーフロー判定フラグを0クリアする構成とし、アンダーフロー判定フラグが0でない場合には、フリーランニングタイマの値と時間記憶バッファ2に記憶した値との比較を行わないで始動口4の拡開状態を維持し、アンダーフロー判定フラグが0である場合に、フリーランニングタイマの値と時間記憶バッファ2に記憶した値との比較を行う構成とし、時間記憶バッファ2に記憶した値に対してフリーランニングタイマの現在値が大きい場合は引き続き始動口4の拡開状態を維持し、フリーランニングタイマの現在値が時間記憶バッファ2に記憶した値以下となった場合に(超過した場合に)、始動口4の拡開状態を終える構成とする。
【0077】
以上、代表として、普通電動役物5の拡開時間の計時に関する処理について説明したが、普通図柄の変動時間の計時に関する処理、特別図柄の変動時間の計時に関する処理、大入賞口8の開放時間(大当り動作の動作時間)の計時に関する処理についても、同様のアルゴリズムにより処理される。
【0078】
【発明の効果】
請求項1に記載の構成によれば、1台のパチンコ台の制御に必要な多くの計時制御を別々に行うのではなく、一つの基準時刻情報付与手段から付与される基準時刻情報を主に複数の計時制御に共用することにより、従来は複数必要であった計時用のタイマ更新プログラムや制御時間に関するデータが不用となり、ROM容量の負担を抑えることができる。また、タイマープログラムの更新処理に要する時間を短くすることができる。
【0079】
その結果、タイマ/カウンタの更新に関わる処理、データ容量を必要最小限に抑えることで、ROM等に別のプログラムやデータを追加でき、その分をゲームに直接関連する処理を増やすことができる。(例えば、リーチパターンを1パターン追加できる等)これにより、おもしろいパチンコ遊技機をプレイヤーに提供できる。
【0081】
また、基準時刻情報と終了時刻情報とを比較し、基準時刻情報が終了時刻情報に対して超過した場合に、被制御部の制御を終了することにより、時刻判定処理手段の判定時期が一瞬に限定されないこととなる。その結果、基準時刻情報の値が両者の一致点よりわずかでも超過していれば制御が終了されるので、例えば、基準時刻情報の値が終了時刻情報の値に一致する前に電気ノイズが発生し基準時刻情報の値が変化してしまった場合に、両者の一致を停止条件とする場合では制御の停止が相当延長されてしまうおそれがあるのに比べ、所定時間と大きくずれるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に関わるパチンコ遊技機の遊技盤面の正面図
【図2】本発明の一実施形態におけるパチンコ遊技機の要部ブロック図
【図3】ROMにおける記憶領域の概念図
【図4】ROM内に確保したメインプログラム領域の内訳を示す概念図
【図5】RAMに設定確保される計時に関する記憶領域を示す概念図
【図6】請求項1に記載の時間計測装置の構成を示す機能ブロック図
【図7】請求項2に記載の遊技機の時間計測装置に関わる動作タイミングチャート
【図8】請求項3に記載の遊技機の時間計測装置に関わる動作タイミングチャート
【図9】実施形態のパチンコ遊技機に配備されたCPUが行う遊技制御処理(普通図柄処理)のメインルーチンの要部を示すフローチャート
【図10】実施形態のパチンコ遊技機に配備されたCPUが行う遊技制御処理(普通電動役物処理)のメインルーチンの要部を示すフローチャート
【図11】実施形態のパチンコ遊技機に配備されたCPUが行う遊技制御処理(特別図柄処理)のメインルーチンの要部を示すフローチャート
【図12】実施形態のパチンコ遊技機に配備されたCPUが行う遊技制御処理(大入賞口開放処理)のメインルーチンの要部を示すフローチャート
【図13】実施形態のパチンコ遊技機に配備されたCPUが行うフリーランニングタイマ更新処理を示すフローチャート
【図14】請求項2に記載の時間計測装置に関する実施の形態における普通電動役物の拡開時間の計時に関する処理を示すフローチャート
【図15】図14のフローチャートのつづき
【図16】請求項3に記載の時間計測装置に関する実施の形態における普通電動役物の拡開時間の計時に関する処理を示すフローチャート
【図17】図16のフローチャートつづき
【符号の説明】
1 遊技盤面
2 特別図柄表示装置
3 図柄表示ユニット
4 始動口
5 普通電動役物
6 ゲート
7 ゲート
8 大入賞口
9 入賞装置ユニット
10 特別図柄表示部
11 記憶数表示LED
12 普通図柄表示部
13 普通図柄表示器
14 記憶数表示LED
15 可動扉
16 特定領域
17 大入賞口入賞数表示LED
18 開放回数表示LED
19 メイン制御部
20 CPU
21 バス
22 ROM
23 RAM
24 枠制御部
25 通信制御回路
26 入力処理回路
27 出力処理回路
28 表示制御回路
29 発振器
30 ランプ類
SOL1 普通電動役物ソレノイド
SOL2 大入賞口ソレノイド
SW1 始動口入賞検出スイッチ
SW2 大入賞口入賞検出スイッチ
SW3 特定領域通過検出スイッチ
SW4 ゲート通過検出スイッチ
Claims (1)
- 遊技制御を行うためのメイン制御部と、
計測時間に基づいて制御される被制御部と、を備え、
前記メイン制御部が前記計測時間に基づいて行う前記被制御部の制御が、少なくとも普通図柄の変動時間、普通電動役物の拡開時間、特別図柄の変動時間及び大入賞口の開放時間のうちのいずれか1つとされている遊技機において、
前記メイン制御部のRAMに、
所定周期毎に付与される基準信号に基づいて自己の値を所定の範囲内で循環的に更新し、要求に応じてその現在値を時間計測の基準時刻情報として与える2バイトの大きさの基準時刻情報記憶領域と、
前記被制御部の計時制御の数に対応した個数分が確保されると共に、前記被制御部の計時制御についての終了時刻情報を記憶するための2バイトの大きさの終了時刻情報記憶領域と、が設定され、
前記メイン制御部は、
前記基準時刻情報記憶領域の値を更新する基準時刻情報更新手段と、
前記基準時刻情報記憶領域の現在値を開始時刻とし、これに所定の継続時間を加算して終了時刻情報を算出する終了時刻情報算出手段と、
前記終了時刻情報算出手段によって算出された終了時刻情報の値がオーバーフローしている場合に、オーバーフロー判定フラグをセットするオーバーフロー判定フラグセット手段と、
前記終了時刻情報算出手段によって算出された終了時刻情報の値を前記終了時刻情報記憶領域に記憶する終了時刻情報記憶手段と、
前記基準時刻情報記憶領域の値を更新した際にオーバーフローしている場合に、前記オーバーフロー判定フラグをクリアするオーバーフロー判定フラグクリア手段と、
前記オーバーフロー判定フラグがセットされているか否かを判定し、前記オーバーフロー判定フラグがセットされている場合は、前記被制御部の制御を継続する一方、
前記オーバーフロー判定フラグがクリアされている場合は、前記基準時刻情報と前記終了時刻情報記憶領域に記憶されている前記終了時刻情報とを比較し、前記基準時刻情報の値が前記終了時刻情報の値以上の場合に、前記被制御部の制御を終了する時刻判定手段と、
を備えたことを特徴とする遊技機。
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