JP4300221B2 - フィルタモジュール - Google Patents
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Description
(1)調芯・固定工程が多い。すなわち、次の4回の調芯・固定工程(a)〜(d)が必要となるので、その分フィルタモジュールの製造に時間がかかるとともに信頼性が低くなり、さらに製造コストが増大してしまう。(a)単芯FC21を作製するのに、光ファイバ25とロッドレンズ27を調芯して固定する工程。(b)2芯FC22を作製するのに、2芯キャピラリ32とロッドレンズ33を調芯して固定する工程。(c)ロッドレンズ27の端面にフィルタ24を接合する際に、ロッドレンズ27にフィルタ24を調芯して固定する工程。(d)単芯FC21と2芯FC22をチューブ23内に固定する際に、両FC21,22を調芯してチューブ23に固定する工程。(2)部品点数が多い。
図1は第1実施形態に係るフィルタモジュール50を示している。このフィルタモジュール50は、2つの光ファイバコリメータ51,52と、該両コリメータの2つのレンズ53,54間にあるフィルタとしての波長選択性反射膜55とを備え、合波・分波用モジュールとして構成されている。レンズ53,54は、それぞれ屈折率分布型ロッドレンズ(以下、単に「ロッドレンズ」という。)である。
(イ)両FC51,52の2つのロッドレンズ53,54を同軸に配置して一体化したセンターピースを作製する。そして、このセンターピースに、光ファイバチップ71,72をそれぞれ調芯して固定することでフィルタモジュール50が出来上がる。このため、上記従来技術で必要となる上記3回の調芯・固定工程(a),(b)および(d)を2回に減らすことができる。すなわち、モジュール化するのに、センターピース61に光ファイバチップ71,72をそれぞれ調芯して固定する2回の調芯・固定工程を行えばよい。このように調芯・固定工程数が減るので、その分製造時間が短縮されるとともに、モジュール化が容易になり、その結果、製造コストが低減される。また、部品点数が少なくなり、モジュール全体の構成が簡略化され、製造コストが低減される。したがって、構成の簡略化および製造の容易化を図ることができ、安価で信頼性の高いフィルタモジュールが得られる。
(ニ)前記3部材を調芯する際に、調芯・固定のトレランスが厳しい2芯光ファイバチップ72を単芯光ファイバチップ71よりも先にセンターピース61に調芯して固定する。このため、調芯・固定作業の効率が向上し、製造時間が短縮されるとともに、高い調芯精度が得られ結合効率が向上する。
次に、第2実施形態に係るフィルタモジュール50Aを図2に基づいて説明する。このフィルタモジュール50Aは、センターピース61Aを備え、このセンターピース61Aに、単芯光ファイバチップ71Aと2芯光ファイバチップ72Aとをそれぞれ調芯して固定することで作製される。本実施形態で用いるロッドレンズ53,54は、ピッチが0.23ピッチである点を除き上記第1実施形態で用いたロッドレンズ53,54と同じである。
まず、ロッドレンズ53を第1レンズホルダ63の小径孔63aに挿入して接着剤で固定するとともに、ロッドレンズ54を第2レンズホルダ64の小径孔64aに挿入して接着剤で固定する(図3(a)参照)。ここで用いる接着剤は熱硬化性接着剤である。熱硬化性接着剤としては、例えば、エポテック353ND(エポキシ・テクノロジー社製)等の熱硬化性エポキシ接着剤を使用する。
(ト)センターピース61Aは、第1レンズホルダ63の環状筒部63cを第2レンズホルダ64の外周部64cに嵌合させ、ロッドレンズ53,54のレンズ間距離を調整し、レンズホルダ63,64を固定することで作製される。このため、剛性の高いセンターピース61Aが得られ、フィルタモジュール50Aの耐久性が向上する。
次に、第3実施形態に係るフィルタモジュール50Bを図4〜図9に基づいて説明する。本実施形態の主な特徴は、次の2点である。(1)フィルタモジュール50Bは、光ファイバチップ71B,72Bがセンターピース61Bにそれぞれ固定されて一体化されたFC51,52が、アウターチューブ74内に密封状態で収納される。(2)フィルタモジュール50Bは、光ファイバチップ71B,72Bが上記接続部材69,70(図2)を使わずにロッドレンズ53,54に直接固定される。
まず、図5(a)に示すように、斜め面の位相を合致させるための基準マーク53a,54aを外周面に設けたロッドレンズ53,54を用意する。次に、ロッドレンズ53,54を、図5(b)に示すように、対向する一端面同士が波長選択性反射膜55を介して当接するまでレンズホルダ62Bに挿入する。このとき、基準マーク53a,54aが一直線上に並ぶようにしてロッドレンズ53,54の斜め面の位相を合致させる。この後、ロッドレンズ53,54をレンズホルダ62Bに紫外線硬化性接着剤や熱硬化性接着剤等で固定する。これにより、センターピース61Bが出来上がる。
そして、図9(b),(c)に示すように、アウターチューブ74の両側開口端にエンドキャップ77,78をそれぞれ装着する。これにより、フィルタモジュール50Bが出来上がる。
(ル)フィルタモジュール50Bは、一体化された光ファイバコリメータ51,52がアウターチューブ74内に密封状態で収納される。このため、光学部品の劣化を抑制でき、耐久性に優れたフィルタモジュール50Bが得られる。また、アウターチューブ74によりFC51,52の各光学部品が外力等から保護される。
次に、第4実施形態に係るフィルタモジュール50Cを図10〜図13に基づいて説明する。本実施形態の主な特徴は、次の2点にある。(1)上記ロッドレンズ53,54に代えて、外周面に金属メッキが施されたロッドレンズ53´,54´を用いている(図10,図11(a),(b)参照)。また、センターピース61Cは、ロッドレンズ53´,54´が挿入される内周面62aにNi−Auメッキ加工を施した円筒状のレンズホルダ62Cを備えている(図10,図11(c)参照)。そして、ロッドレンズ53´,54´をレンズホルダ62C内に挿入してロッドレンズ53´,54´の外周面とレンズホルダ62Cの内周面62aとを金属半田で固定するようになっている。(2)センターピース61Cは、レンズホルダ62Cの外周に嵌合して固定されるアウターチューブ90を備えている(図10,図11(d)参照)。
まず、図12(a)に示すように、斜め面の位相を合致させたロッドレンズ53´,54´をレンズホルダ62Cに挿入する。次に、図12(b)に示すように、250°C以下の雰囲気中(例えばオーブン内)で、レンズホルダ62Cの各投入口62eからSn系の金属線半田を投入してロッドレンズ53´,54´とレンズホルダ62Cを固定する。
(ヨ)外周面に金属メッキが施されたロッドレンズ53´,54´を用いている。また、レンズホルダ62Cの内周面62aには、Ni−Auメッキ加工を施してある。そして、ロッドレンズ53´,54´の外周面とレンズホルダ62Cの内周面62aとを金属半田で固定する。このため、センターピース61Cの剛性がより向上し、より信頼性の高いフィルタモジュール50Cを実現できる。
なお、この発明は以下のように変更して具体化することもできる。
・上記第1,第3および第4実施形態において、2つのロッドレンズに代えて、2つの光学レンズを同軸に配置して一体化することで、センターピースを構成するようにしてもよい。
Claims (1)
- 光ファイバを保持する光ファイバチップとロッドレンズをそれぞれ有する2つの光ファイバコリメータを備え、前記両光ファイバコリメータの一方は1本の光ファイバを保持する単芯光ファイバチップを有する単芯光ファイバコリメータであり、その他方は2本以上の光ファイバを保持する多芯光ファイバチップを有する多芯光ファイバコリメータである合波・分波モジュールとして構成されるフィルタモジュールにおいて、
前記2つのロッドレンズの対向する端面の間にフィルタを備え、前記各ロッドレンズを保持する小径孔及び大径孔が形成された円筒状をなす2つのレンズホルダを備え、前記各レンズホルダの小径孔にロッドレンズが挿入され接着により固定された前記各レンズホルダを互いに嵌合し一体化することで、前記2つのロッドレンズが同軸に配置されてなるセンターピースを備え、前記両光ファイバチップは、その端面をそれぞれロッドレンズの端面に隙間が形成されるように、前記各レンズホルダの大径孔の端面にそれぞれ固定された接続部材を介して前記センターピースの両レンズホルダに調芯して固定され、前記光ファイバチップの端面と前記ロッドレンズの端面とは前記レンズホルダの大径孔内で対向していることを特徴とするフィルタモジュール。
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