JP4300150B2 - コンテンツ送信制御方法及びその装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数種の通信プラットフォームを経由するコンテンツ配信において、高信頼なコンテンツ送受信制御方法とその装置に関する。
図13は従来技術(例えば特許文献1に示された冗長構成ネットワーク管理システム)におけるコンテンツ送受信システムの概略図である。コンテンツ130を発信する発局13は、自局受信状態信号受信部131と自局回線判定部132と配信状況信号受信部133と回線切替判定部134とコンテンツ受信・送出部135とを備えている。中継局14a,bはコンテンツ受信・送出部140a,bを備えている。受局15は、配信状況信号送出部151とコンテンツ受信判定部152とコンテンツ受信・送出部153とを備え、受信したコンテンツ150を送出している。
従来、複数種の通信プラットフォームを経由するコンテンツ配信において、高信頼なコンテンツ配信を実現するためには、図13に示したコンテンツ送受信システムのように、配信経路の切替え(移動体におけるサイトダイバーシチ等)とEnd−to−Endによる送達確認(TCP/IPによる再送制御等)とを組み合わせることで、コンテンツ配信の高信頼性を確保していた。つまり、図14に示した制御回線マトリックスように、1次元的な切替え制御であった。
特開2003−099338号公報
しかしながら、回線種別よっては、条件により全く通信が不可能になる状況もあり(衛星通信における台風時等)、その場合の信頼性確保は不可能であった。さらに、図15に示すように、映像コンテンツの放送型ストリーミング配信に代表される一度のみのコンテンツ配信においては、ネットワーク上になんらかの障害が発生した場合、配信経路の切替えを実施したとしても、切替え中に配信される情報は欠落し、配信コンテンツの完全性保証という観点での高信頼性の確保までは至っていない。 本発明は、かかる事情に鑑みなされたもので、その目的は、回線種別も含めた配信経路の切替え制御による高信頼性を確保し、さらに一度のみのコンテンツ配信においても、回線特性に応じた瞬断時または配信経路切替え状態に出力されるコンテンツに対して配信を保証する高信頼なコンテンツ配信制御方法とその装置の提供である。
そこで、本発明のコンテンツ送信制御方法とその装置は、複数の種類の通信プラットフォームを経由するコンテンツ配信において、自局回線判定部、他局回線判定部、コンテンツバッファリング処理部を備え、自局・他局の同線判定部で回線が一定時間より短い間配信できない時(瞬断時)、コンテンツをバッファリングしておき、その間にダミーパケットを送信し、送信が可能になったら一定時間分のタイムシフト配信を行なっている。また、一定時間より長い間配信できない時は、配信が可能であるネットワークヘの切替えを行い、その処理中にはダミーパケットを送信し、切替完了後にコンテンツバッファリング部よりデータの配信を行っている。
すなわち、本発明のコンテンツ送信制御方法は、複数種の通信プラットフォームを経由するコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ送信制御方法であって、自局受信状態信号受信部と、他局受信状態信号受信部と、前記いずれかの受信部からの信号に基づきコンテンツの配信を行うか否かの判定を行う回線判定部と、前記判定部における判定結果に基づきコンテンツの配信を行うコンテンツ送出部とを有し、前記自局受信状態信号受信部が自局の受信状態信号を監視する過程と、前記他局受信状態信号受信部が配信先の他局から送信される受信状態信号を監視する過程と、前記回線判定部が前記自局受信状態信号受信部または前記他局受信状態信号受信部から受信状態信号を受けた後にこの信号に基づき一定時間以内または一定時間以上のコンテンツの配信が可能でないかを判定する過程と、前記コンテンツ送出部が、前記判定結果が一定時間以内の配信が可能でない場合には、コンテンツを配信する経路は同一とし、配信不可の状態に配信されるコンテンツを一時蓄積し、その間にダミーパケットを配信し、コンテンツ配信可能に回復後、配信不可になった状態から前記コンテンツの配信を開始し、一方、前記判定結果が一定時間以上の配信が可能でない場合には、配信可能な回線種別または配信経路に切替えると共に切替え処理中に配信されるコンテンツを一時蓄積し、その間にダミーパケットを配信し、前記切替え完了した後、配信不可になった状態から前記コンテンツの配信を開始する過程とを有する。
本発明のコンテンツ送信制御装置は、複数種の通信プラットフォームを経由するコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ送信制御装置であって、自局の受信状態信号を監視する自局受信状態信号受信部と、配信先の他局から送信される受信状態信号を監視する他局受信状態信号受信部と、前記自局受信状態信号受信部または前記他局受信状態信号受信部から受信状態信号を受けこの信号に基づき一定時間以内または一定時間以上のコンテンツの配信が可能でないかを判定する回線判定部と、前記判定結果が一定時間以内の配信が可能でない場合には、コンテンツを配信する経路は同一とし、配信不可の状態に配信されるコンテンツを一時蓄積し、その間にダミーパケットを配信し、コンテンツ配信可能に回復すると、配信不可になった状態から前記コンテンツの配信を開始する一方、前記判定結果が一定時間以上の配信が可能でない場合には、配信可能な回線種別または配信経路に切替えると共に切替え処理中に配信されるコンテンツを一時蓄積し、その間にダミーパケットを配信し、前記切替え処理が完了すると、配信不可になった状態から前記コンテンツの配信を開始するコンテンツ送出部とを備える。
以上のコンテンツ送信制御方法及びその装置において、複数種の通信プラットフォームの状態監視する際、前記回線判定部が予めネットワークの回線特性と優先割とに基づく回線情報を登録しており、
前記自局受信状態信号受信部または他局受信状態信号受信部がネットワークの受信状況信号を定期的に受信する過程と、
前記回線判定部が、前記受信した受信状況信号と前記予め登録している回線情報とを照合する過程と、この照合結果に基づきコンテンツの配信が可能であるか否かを判定する過程と、判定結果に基づいて配信不可の事象が一時的な瞬断であるかまたは継続的な回線断であるかの判断を行う過程とを実行する過程とを有するものがある。
また、コンテンツの配信において、コンテンツ送出部は、コンテンツの配信を行うパケットフレームにおけるヘッダ部にパケット番号を意味する情報を記録する過程と、前記ヘッダ部にパケット種別を意味する情報を記録する過程とを実行するものがある。
さらに、映像コンテンツの配信において、コンテンツ送出部が、映像コンテンツ配信フレームとして規定されているDVBフレームのヘッダ部先頭より12bitから25bitまでのPID情報を意味する領域に対してパケット番号を意味する情報を記録し、パケット番号領域の差分をPID領域とする過程と、前記ヘッダ部先頭より11bitの領域にパケット種別を意味する情報を記録する過程とを実行するものがある。
本発明によれば、複数種の通信プラットフォームを経由するコンテンツ配信において、複数の回線種別および回線経路を動的に制御可能な冗長機能を実現し、かつストリーミング配信のような一度のみのコンテンツ配信においても、配信コンテンツに対する完全性が高まる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本発明のコンテンツ配信方法は、複数の回線種別の配信状態を基地局間単位で監視することで、基地局間単位での配信コンテンツの送達確認が行なえる。つまり、図2に示した制御回線マトリックスのように、2次元的な切替え制御が可能としている。
また、図3に示したストリーミングコンテンツ配信方式のように、回線瞬断もしくは配信経路の切替え処理等を原因とする一時的な配信ができない状態が発生した場合、回線回復もしくは切替え後に、配信できない状態が発生した時点からの配信制御(タイムシフト配信)を行うことで、受局は既存技術によるデータ受信を行うことで、伝送損失が生じた場合でも準リアルタイムに全コンテンツのデータが受信可能となり、コンテンツの完全性を重視した準リアルタイムな配信を実現する。
特に、本発明のパケットフレームにおいては、図4に示したパケットフレームのように、配信パケットのヘッダ部にパケット番号およびパケット種別を意味する情報を記載することで、リアルタイム視聴に対しては、リアルタイム配信を実現するための送受信設備およびネットワークに対する同期およびコネクションの維持を保障し、蓄積視聴に対しては、配信できない状態で発生したパケットの破棄および不整合を生じさせないコンテンツ構築を実現する。
また、回線断が生じた場合、原因が回線特性に応じた一時的な瞬断であるか、回復が見込めないための回線もしくは経路切替えであるかの判定について、回線特性および優先割当情報等を記載したリスト情報の登録・照会を行うことで、エンドユーザに意識させずに自動的かつ高速な回線制御を可能とする。
(実施形態例1) 図1及び図5〜図11を参照しながら本実施形態例について説明する。
ここでは、映像コンテンツの放送型ストリーミング配信に代表される一度のみのコンテンツ配信において、準リアルタイムに高信頼配信制御を実現し、かつ配信終了後は、受信局において送信コンテンツと同一のコンテンツ構築を保証する本発明の実施形態例が示されている。特に、本実施形態例では、配信先の受信状況信号を伝送するアップリンク回線の常時確保が困難もしくは確保不可であるシステム構成への適用を想定する。
本実施形態のコンテンツ配信制御システムは、複数種の通信プラットフォームを経由するコンテンツ配信系において、複数の回線種別の送受信部およびコンテンツバッファリング部を有することで、複数の中継局の選択に加えて回線種別を含めた冗長切替え、さらに回線特性に応じた瞬断発生時若しくは回線切替え中に配信されるコンテンツに対して、回線回復後または切替え後に、配信できない状態のタイミングからの配信を行うことが可能となる。
また、冗長切替えおよびコンテンツバッファリング部に対する制御に関し、伝送パケットのヘッダ部に対して制御情報を記載することで、回線状態を維持しつつ整合性を確保したパケット管理が実現する。
図1は本実施形態におけるシステム構成を示した概略図である。
本実施形態における発局10は、自局受信状態信号受信部101と、自局回線判定部102と、他局受信状態信号受信部103と、他局回線判定部104と、コンテンツ受信・送出部105と、コンテンツバッファリング処理部106と、配信NW切替え部107とを備える。従来のシステムと異なる機能部は、自局回線判定部102と、他局回線判定部104と、コンテンツ受信・送出部105である。
自局回線判定部102は、自局からネットワークに対する配信状況を示す受信状態信号を自局受信状態信号受信部101より受信し(例えば図5に示された形態では無線通信方式における電界強度等を受信)、この信号に基づいてコンテンツを配信できる(OK)か、できない(NG)かの判定を行う。
他局回線判定部104は、他局(ここでは例えば中継局20)における受信状態信号を他局受信状態信号受信部103より受信し、この信号に基づいてコンテンツを配信できる(配信OK)か、配信できない(配信NG)かの判定を行う。
自局回線判定部102及び他局回線判定部104における配信OK・NGの判定においては、図6に示した回線リストのような回線特性および優先割当等を反映した回線情報に対する照合に基づくことで、配信NGの事象が一時的な瞬断であるか、または継続的な回線断であるかの判断を行う。
コンテンツ受信・送出部105は、自局回線判定部102及び他局回線判定部104の判定結果を受信し、この判定結果に基づいてコンテンツバッファリング部106と配信NW切替え部107の制御を行う。
また、本実施形態において中継局20も発局10と同じ構成要素を備えている。すなわち、中継局20a,bは、自局受信状態信号受信部201a,bと、自局回線判定部202a,bと、他局受信状態信号受信部203a,bと、他局回線判定部204a,bと、コンテンツ受信・送出部205a,bと、コンテンツバッファリング処理部206a,bと、配信NW切替え部207a,bとを備え、後述の発局10と同様の処理を実行できる(図12においても同様)。また、中継局20a,bは、自局受信状態信号を他局に送出するための手段としての自局受信状態信号送出部208a,bを備えている。尚、本実施形態例のコンテンツ送信システムにおいては二つの中継局20が介在しているが、本発明のコンテンツ送信システムはこの中継局の数に限定されない。
さらに、本実施形態における受局30は、自局受信状態信号送出部301と、自局回線判定部302と、コンテンツ受信・送出部303とを備える。従来のシステムと異なる機能部は自局回線判定部302とコンテンツ受信・送出部303である。
自局回線判定部302は、コンテンツ受信・送出部303を介してコンテンツの受信状態を受信し、この信号に基づいてコンテンツを受信できる(受信OK)か、受信できない(受信NG)かの判定を行う。
コンテンツ受信・送出部303は、コンテンツを受信し、受信可能な複数回線において同時受信処理の制御を実施し、受信完了後には、回線断もしくは冗長切替え等で発生したダミーパケットの削除および重複・欠落パケットをなくす整合性管理を行う。
特に、自局回線判定部301における受信OK・NGの判定においては、図6に示したような回線特性および優先割当等を反映した回線情報に対する照合に基づくことで、配信NGの事象が一時的な瞬断であるか、継続的な回線断であるかの判断を行う。
本実施形態のコンテンツ送信制御システムの動作例について説明する。
1)現在通信中の回線において、自局からの通信状態が悪い場合の処理シーケンスを図5〜図8に示した。
図5に示されたように、発局10では、定期的に基地局(NW)から自局の通信状態を監視する。回線種別が無線通信であれば例えば受信電界強度等を監視する。自局受信状態信号受信部101は該当の信号を受信すると、この信号を自局回線判定部102に供給(入力)する。自局回線判定部102は入力された状態信号に対して、図6に示したような回線リストとの照合に基づく判定を行い、判定結果をコンテンツ受信・送出部105へ出力する。
コンテンツ受信・送出部105は、入力された判定結果に応じて以下の処理(1)または(2)を実行する。
(1)判定結果が一定時間以内の配信がNGの場合(つまり一時的な瞬断の状態の場合)、コンテンツバッファリング部106への制御を行い一定時間分(回線が復旧するまでの期間)のタイムシフト配信を実施する(図5)。
この処理の詳細シーケンスを図7に示した。すなわち、自局受信状態がOKである場合、コンテンツバファリング部106は、判定結果に応じたヘッダの編集処理を行う。自局受信状態がNGである場合、コンテンツバファリング部106は、自局受信状態がOKになるまで、ダミーパケットを出力し、コンテンツはバファリングする。その後、自局受信状態がOKとなった場合、コンテンツバファリング部106は、バファリングしたコンテンツを出力する。
(2)判定結果が一定時間以上の配信がNGの場合(回線の即時復旧が見込まれない状態の場合)、配信OKであるNW・中継局20への回線切替えを実施し、回線切替え処理中の配信コンテンツについてタイムシフト配信を実施する(図5)。
この詳細シーケンスを図8に示した。すなわち、自局受信状態がOKである場合、コンテンツバファリング部106は、判定結果に応じたヘッダの編集処理を行う。自局受信状態がNGである場合、配信NW切替部107は判定結果に応じた回線切り替え処理を行い、この回線切り替え制御が終了するまでダミーパケットを出力し、コンテンツはバファリングする。その後、自局受信状態がOKとなった場合、コンテンツバファリング部106は、バファリングしたコンテンツを出力する。
特に、伝送を行うパケットフレームにおいては、本実施形態では映像コンテンツの放送型ストリーミング配信を対象としている。そして、映像コンテンツ配信フレームとして規定されているDVBフレーム(MPEG2−TS)において、図11に示したパケットフレームのように、ヘッダ部にパケット番号およびパケット種別を意味する情報を記録することで、本実施形態例における処理を可能とする。例えば、映像コンテンツ配信フレームとして規定されているDVBフレームのヘッダ部先頭より12bitから25bitまでのPID情報を意味する領域に対してパケット番号を意味する情報を記録し、パケット番号領域の差分をPID領域とし、そして、前記ヘッダ部先頭より11bitの領域にパケット種別を意味する情報を記録するとよい。
尚、本実施形態例では、アップリンク回線の常時確保が困難または確保不可の場合を考慮し、配信先である他局において単独で冗長切替えを可能とするために、配信NGではないNW及び中継局20が複数存在する場合は、複数回線へのコンテンツ配信を実施する。
2)現在通信中の回線において、配信先の中継局における受信状態が悪い場合(システム構成においてアップリンク回線の確保が可能な場合)の処理シーケンスを図5、図9及び図10に示した。
発局10では、配信先の中継局20から送出される中継局20でのコンテンツ受信状態信号を監視する。
他局受信状態信号受信部103は、該当の信号を受信すると、この信号を他局回線判定部104に供給(入力)する。
他局回線判定部104は、入力された状態信号に対して、図6に示したような回線リストとの照合に基づく判定を行い、判定結果をコンテンツ受信・送出部105へ供給(出力)する。
コンテンツ受信・送出部105は、入力された判定結果に応じて以下の(3)若しくは(4)の処理を実行する。
(3)判定結果が一定時間以内の配信がNGの場合(つまり一時的な瞬断の状態)、バッファリング処理部への制御を行い一定時間分(回線が復旧するまでの期間)のタイムシフト配信を実施している(図5)。
この処理の詳細シーケンスを図9に示した。すなわち、他局受信状態がOKである場合、コンテンツバファリング部106は、判定結果に応じたヘッダの編集処理を行う。自局受信状態がNGである場合、コンテンツバファリング部106は、他局受信状態がOKになるまで、ダミーパケットを出力し、コンテンツはバファリングする。その後、他局受信状態がOKとなった場合、コンテンツバファリング部106は、バファリングしたコンテンツを出力する。
(4)判定結果が一定時間以上の配信がNGの場合(つまり回線の即時復旧が見込まれない状態)、配信OKであるNW・中継局への回線切替えを実施し、回線切替え処理中の配信コンテンツについてタイムシフト配信を実施している。
この処理の詳細シーケンスを図10に示した。すなわち、他局受信状態がOKである場合、コンテンツバファリング部106は、判定結果に応じたヘッダの編集処理を行う。他局受信状態がNGである場合、配信NW切替部107は判定結果に応じた回線切り替え処理を行い、この回線切り替え制御が終了するまでダミーパケットを出力し、コンテンツはバファリングする。その後、他局受信状態がOKとなった場合、回線切替完了後、コンテンツバファリング部106は、バファリングしたコンテンツを出力する。
また、伝送を行うパケットフレームにおいても、前述のように図11に示したようなパケットフレームを用いることで、本実施例における処理を可能とする。
ネットワークの冗長機能に関して従来は1次元的な制御を実施していたが、本実施形態のコンテンツ送信制御システムによれば、前述の1)及び2)の機能により2次元的な制御が可能となりコンテンツの配信において信頼性が向上する。
特に、コンテンツ配信状況の自動判定、判定結果に基づくコンテンツバッファリング部並びに配信NW切替え部に対する配信制御及び映像コンテンツ配信フレームとして規定されるパケットフレームとの互換性を継承した制御情報の記述により、映像コンテンツの放送型ストリーミング配信に代表される一度のみのコンテンツ配信において、準リアルタイムに高信頼配信制御を実現し、かつ配信終了後は、受信局において送信コンテンツと同一のコンテンツ構築が可能となる。
(実施形態例2)
図12は本実施形態における処理シーケンスを示した概略図である。
ここでは、映像コンテンツの放送型ストリーミング配信に代表される一度のみのコンテンツ配信において、準リアルタイムに高信頼配信制御を実現し、かつ配信終了後は、受信局において送信コンテンツと同一のコンテンツ構築を行なう。特に、本実施形態例では、配信先の受信状況信号を伝送するアップリンク回線が常時確保可能なシステム構成への適用を想定している。
本実施形態のシステム構成は図1に示した実施形態例1のものと同様の構成である。以下に本実施形態のコンテンツ送信制御システムの動作例について説明する。
1)現在通信中の回線において自局からの通信状態が悪い場合の処理シーケンスを図12に示した。
本実施形態例と実施形態例1との違いは、コンテンツ受信・送出部105における(2)の処理である(図12)。実施形態例1では、配信先である他局の受信状況が把握不可能な状況を想定し、他局における単独の冗長切替えを考慮し、配信NGではない複数の回線に対してコンテンツ配信を実施した。本実施の形態では、受信局の回線状況を把握可能であり、さらに回線リソースの効率的利用を考慮し、配信回線は1回線としている。
2)現在通信中の回線において配信先の中継局における受信状態が悪い場合における処理シーケンスを図12に示した。本実施形態における処理シーケンス動作は前述の実施形態例1係る処理シーケンスのものと同様である。
このように本実施形態のコンテンツ送信制御システムにおいても、コンテンツ配信状況の自動判定、判定結果に基づくコンテンツバッファリング部並びに配信NW切替え部に対する配信制御及び映像コンテンツ配信フレームとして規定されるパケットフレームとの互換性を継承した制御情報の記述により、映像コンテンツの放送型ストリーミング配信に代表される一度のみのコンテンツ配信において、準リアルタイムに高信頼配信制御を実現し、かつ配信終了後は、受信局において送信コンテンツと同一のコンテンツ構築が可能となる。
実施形態例1のシステム構成を示した概略図。 本発明における制御回線マトリックス。 本発明におけるストリーミングコンテンツ配信方式の説明図。 本発明におけるパケットフレーム。 実施形態例1における処理シーケンス。 実施形態例1における回線リスト。 実施形態例1における処理(1)の詳細シーケンス。 実施形態例1における処理(2)の詳細シーケンス。 実施形態例1における処理(3)の詳細シーケンス。 実施形態例1における処理(4)の詳細シーケンス。 実施形態例1におけるパケットフレーム。 実施形態例2における処理シーケンス。 従来技術におけるコンテンツ送受信システムの概略図。 従来技術における制御回線マトリックス。 従来技術におけるストリーミングコンテンツ配信方式の説明図。
符号の説明
10…発局、101…自局(発局)受信状態信号受信部、102…自局(発局)回線判定局、103…他局(中継局)受信状態信号受信部、104…他局(中継局)回線判定部、105…コンテンツ受信・送出部、106…コンテンツバッファリング部、107…配信NW(ネットワーク)切替部
20a,b…中継局、201a,b…自局(発局)受信状態信号受信部、202a,b…自局(発局)回線判定局、203a,b…他局(中継局)受信状態信号受信部、204a,b…他局(中継局)回線判定部、205a,b…コンテンツ受信・送出部、206a,b…コンテンツバッファリング部、207a,b…配信NW(ネットワーク)切替部
30…受局、301…自局(受局)受信状態信号送出部、302…自局(受局)回線判定部、303…コンテンツ受信・送出部

Claims (8)

  1. 複数種の通信プラットフォームを経由するコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ送信制御方法であって
    自局受信状態信号受信部と、他局受信状態信号受信部と、前記いずれかの受信部からの信号に基づきコンテンツの配信を行うか否かの判定を行う回線判定部と、前記判定部における判定結果に基づきコンテンツの配信を行うコンテンツ送出部とを有し、
    前記自局受信状態信号受信部が、自局の受信状態信号を監視する過程と、
    前記他局受信状態信号受信部が、配信先の他局から送信される受信状態信号を監視する過程と、
    前記回線判定部が、前記自局受信状態信号受信部または前記他局受信状態信号受信部から受信状態信号を受けた後に、この信号に基づき一定時間以内または一定時間以上のコンテンツの配信が可能でないかを判定する過程と、
    前記コンテンツ送出部が、前記判定結果が一定時間以内の配信が可能でない場合には、コンテンツを配信する経路は同一とし、配信不可の状態に配信されるコンテンツを一時蓄積し、その間にダミーパケットを配信し、コンテンツ配信可能に回復後、配信不可になった状態から前記コンテンツの配信を開始し、一方、前記判定結果が一定時間以上の配信が可能でない場合には、配信可能な回線種別または配信経路に切替えると共に切替え処理中に配信されるコンテンツを一時蓄積し、その間にダミーパケットを配信し、前記切替え完了した後、配信不可になった状態から前記コンテンツの配信を開始する過程と
    を有すること
    を特徴とするコンテンツ送信制御方法。
  2. 複数種の通信プラットフォームの状態監視において、
    前記回線判定部が、予めネットワークの回線特性と優先割とに基づく回線情報を登録しており、
    前記自局受信状態信号受信部または他局受信状態信号受信部が、ネットワークの受信状況信号を定期的に受信する過程と、
    前記回線判定部が、前記受信した受信状況信号と前記予め登録している回線情報とを照合する過程と、この照合結果に基づきコンテンツの配信が可能であるか否かを判定する過程と、判定結果に基づいて配信不可の事象が一時的な瞬断であるかまたは継続的な回線断であるかの判断を行う過程とを実行する過程と
    を有すること
    を特徴とする請求項1記載のコンテンツ送信制御方法。
  3. コンテンツの配信において、コンテンツ送出部は、
    コンテンツの配信を行うパケットフレームにおけるヘッダ部にパケット番号を意味する情報を記録する過程と、前記ヘッダ部にパケット種別を意味する情報を記録する過程とを実行すること
    を特徴とする請求項1または2記載のコンテンツ送信制御方法。
  4. 映像コンテンツの配信において、
    コンテンツ送出部は、
    映像コンテンツ配信フレームとして規定されているDVBフレームのヘッダ部先頭より12bitから25bitまでのPID情報を意味する領域に対してパケット番号を意味する情報を記録し、パケット番号領域の差分をPID領域とする過程と、前記ヘッダ部先頭より11bitの領域にパケット種別を意味する情報を記録する過程とを実行すること
    を特徴とする請求項3記載のコンテンツ送信制御方法。
  5. 複数種の通信プラットフォームを経由するコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ送信制御装置であって
    自局の受信状態信号を監視する自局受信状態信号受信部と、
    配信先の他局から送信される受信状態信号を監視する他局受信状態信号受信部と、
    前記自局受信状態信号受信部または前記他局受信状態信号受信部から受信状態信号を受けこの信号に基づき一定時間以内または一定時間以上のコンテンツの配信が可能でないかを判定する回線判定部と、
    前記判定結果が一定時間以内の配信が可能でない場合には、コンテンツを配信する経路は同一とし、配信不可の状態に配信されるコンテンツを一時蓄積し、その間にダミーパケットを配信し、コンテンツ配信可能に回復すると、配信不可になった状態から前記コンテンツの配信を開始する一方、前記判定結果が一定時間以上の配信が可能でない場合には、配信可能な回線種別または配信経路に切替えると共に切替え処理中に配信されるコンテンツを一時蓄積し、その間にダミーパケットを配信し、前記切替え処理が完了すると、配信不可になった状態から前記コンテンツの配信を開始するコンテンツ送出部と
    を備えたこと
    を特徴とするコンテンツ送信制御装置。
  6. 複数種の通信プラットフォームの状態監視において、
    前記回線判定部が、予めネットワークの回線特性及び優先割等に基づく回線情報を登録しており、
    前記自局受信状態信号受信部または他局受信状態信号受信部が、ネットワークの受信状況信号を定期的に受信し、
    前記回線判定部が、前記受信した受信状況信号と前記予め登録している回線情報とを照合し、この照合結果に基づきコンテンツの配信が可能であるか否かを判定した後、この判定結果に基づいて配信不可の事象が一時的な瞬断であるか若しくは継続的な回線断であるかの判断を行うこと
    を特徴とする請求項5記載のコンテンツ送信制御装置。
  7. コンテンツの配信において、コンテンツ送出部は、コンテンツの配信を行うパケットフレームにおけるヘッダ部にパケット番号を意味する情報を記録した後、前記ヘッダ部にパケット種別を意味する情報を記録すること
    を特徴とする請求項5または6記載のコンテンツ送信制御装置。
  8. 映像コンテンツの配信において、コンテンツ送出部は、映像コンテンツ配信フレームとして規定されているDVBフレームのヘッダ部先頭より12bitから25bitまでのPID情報を意味する領域に対してパケット番号を意味する情報を記録し、パケット番号領域の差分をPID領域とした後、前記ヘッダ部先頭より11bitの領域にパケット種別を意味する情報を記録すること
    を特徴とする請求項7記載のコンテンツ送信制御装置。
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