JP4299520B2 - ケーブル線路の事故点標定方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケーブル線路の事故点標定方法に関し、特に、ケーブル線路の事故点標定に際し、装置が破壊されることなく事故点を標定できるケーブル線路の事故点標定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のケーブル線路の事故点標定方法として、例えば、通電が停止したケーブル線路の事故点において放電を起させるための放電用パルスを注入し、放電が生じている間に事故点標定用のパルスをケーブル線路に注入することにより、その反射波の波形から事故点を標定する方法が知られている。
【0003】
図2は、このような従来のケーブル線路の事故点標定方法に使用される事故点標定装置を示す。この事故点標定装置1aは、事故点で放電を起こさせるためのインパルス電圧発生部2と、インパルス電圧発生部2で発生したインパルス電圧をケーブル端末部21に印加するスイッチ3と、事故点での放電を継続させる放電継続用直流電源4と、放電継続用直流電源4をインパルス電圧から保護するブロッキングコイルとダイオードからなる保護部5と、事故点が放電中に事故点標定用パルスをケーブル端末部21に注入する標定用パルス発生部6と、標定用パルスの注入時にケーブル端末部21と標定用パルス発生部6を接続する高耐圧開閉器7と、事故点からの反射波を検出して事故点を標定する標定部8と、インパルス電圧発生部2、放電継続用直流電源4、保護部5、標定用パルス発生部6および高耐圧開閉器7を制御線31を介して制御する制御部30aとを備える。
【0004】
この事故点標定装置1aは、以下のように動作する。制御部30aは、放電継続用直流電源4から直流電圧を発生させた後、インパルス電圧発生部2に制御信号を送信してインパルス電圧を発生させて直流電圧に重畳し、これをケーブル線路20のケーブル端末部21に印加し、高抵抗の事故点(図示せず)でアーク放電を起させてアーク電流を流す。このとき、事故点は低抵抗となる。制御部30aは、この低抵抗となっている間に標定用パルス発生部6に制御信号を送信して標定用パルス発生部6から高耐圧開閉器7を介しケーブル端末部21に標定用パルスを注入する。標定部8は、センサ22により事故点からの標定用パルスの反射波を検出し、ケーブル端末部21から事故点までの距離を標定する。このように、事故点が低抵抗となってから標定用パルスを注入するので、ケーブル端末部21から事故点までの距離を確実に標定することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の事故点標定方法によると、インパルス電圧を印加後、事故点でアーク放電が起きているか否かに関係なく標定用パルスを印加していたため、事故点でアーク放電が起きない場合、インパルス電圧がケーブル線路20に残留し、標定用パルス発生部6にインパルス電圧が印加されて標定用パルス発生部6が破壊するおそれがあるという問題がある。
【0006】
従って、本発明の目的は、ケーブル線路の事故点標定に際し、装置が破壊されることなく事故点を標定できるケーブル線路の事故点標定方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、ケーブル線路の端部より標定用パルスを注入し、前記標定用パルスの反射波の波形に基づいて事故点を標定するケーブル線路の事故点標定方法において、前記ケーブル線路に直流電圧を印加するとともに前記ケーブル線路にインパルス電圧を印加して前記事故点においてアーク放電を起させてアーク電流を流す印加ステップと、前記ケーブル線路の線路電圧を監視する監視ステップと、前記直流電圧および前記インパルス電圧の印加後に前記監視ステップで監視する前記線路電圧が低下したとき、前記ケーブル線路に前記標定用パルスを注入する注入ステップと、を含むことを特徴とするケーブル線路の事故点標定方法を提供する。
【0008】
この構成によれば、ケーブル線路の線路電圧を監視することにより、インパルス電圧がケーブル線路に残留しているかどうかを判定でき、インパルス電圧が残留していないときに標定用パルスを注入することが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態に係るケーブル線路の事故点標定装置を示す。この事故点標定装置1は、事故点で放電を起こさせるためのインパルス電圧発生部2と、インパルス電圧発生部2で発生したインパルス電圧をケーブル端末部21に印加するスイッチ3と、事故点での放電を継続させる放電継続用直流電源4と、放電継続用直流電源4をインパルス電圧から保護するブロッキングコイルとダイオードからなる保護部5と、事故点が放電中に標定用パルスをケーブル線路に注入する標定用パルス発生部6と、標定用パルス注入時にケーブル線路20と標定用パルス発生部6を接続する高耐圧開閉器7と、ケーブル線路20の電圧を監視する電圧監視部40と、センサ22を介して事故点からの反射波を検出して事故点位置を標定する標定部8と、インパルス電圧発生部2、放電継続用直流電源4、保護部5、標定用パルス発生部6、高耐圧開閉器7および電圧監視部40を制御線31を介して制御する制御部30とを備える。
【0010】
この事故点標定装置1は、以下のように動作する。制御部30は、放電継続用直流電源4から直流電圧を発生させた後、インパルス電圧発生部2に制御信号を送信してインパルス電圧を発生させて直流電圧に重畳し、これをケーブル線路20のケーブル端末部21に印加し、高抵抗の事故点でアーク放電を起させて低抵抗化させる。事故点でアーク放電が起こり、電圧監視部40により監視しているケーブル線路電圧が低下した場合に、制御部30は、高耐圧開閉器7の閉指令を出し、標定用パルス発生部6から標定用パルスをケーブル線路20に注入し、標定部8は、センサ22を介して事故点からの反射波を検出して事故点位置を標定する事故点標定を行う。
【0011】
事故点でアーク放電が起こらず、電圧監視部40により監視したケーブル線路電圧が低下しない場合に、制御部30は、高耐圧開閉器7の閉指令は出力しないで放電継続用直流電源4やインパルス電圧発生部2などを停止する。
【0012】
この実施の形態によれば、電圧監視部40により監視しているケーブル線路電圧が低下した場合に標定用パルスを注入し、ケーブル線路電圧が低下しない場合に高耐圧開閉器7の閉指令を出力しないこととしたため、標定用パルス発生部6にインパルス電圧が印加されず、標定用パルス発生部6を破壊することがない。また、高耐圧開閉器7を通常時に開放状態としておけば、何らかの原因でケーブル線路20から標定用パルス発生部6に流入する過電圧から標定用パルス発生部6を保護することができる。
【0013】
【発明の効果】
本発明に係るケーブル線路の事故点標定方法は、ケーブル線路の線路電圧を監視することにより、インパルス電圧がケーブル線路に残留しているかどうかを判定し、インパルス電圧が残留していないときに標定用パルスをケーブル線路に注入することとしたため、ケーブル線路の事故点標定に際し装置が破壊されることなく事故点を標定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るケーブル線路の事故点標定装置を示す。
【図2】従来のケーブル線路の事故点標定装置を示す。
【符号の説明】
1 事故点標定装置
1a 事故点標定装置
2 インパルス電圧発生部
3 スイッチ
4 放電継続用直流電源
5 保護部
6 標定用パルス発生部
7 高耐圧開閉器
8 標定部
20 ケーブル線路
21 ケーブル端末部
22 センサ
30 制御部
30a 制御部
31 制御線
40 電圧監視部
Claims (2)
- ケーブル線路の端部より標定用パルスを注入し、前記標定用パルスの反射波の波形に基づいて事故点を標定するケーブル線路の事故点標定方法において、
前記ケーブル線路に直流電圧を印加するとともに前記ケーブル線路にインパルス電圧を印加して前記事故点においてアーク放電を起させてアーク電流を流す印加ステップと、
前記ケーブル線路の線路電圧を監視する監視ステップと、
前記直流電圧および前記インパルス電圧の印加後に前記監視ステップで監視する前記線路電圧が低下した場合に前記ケーブル線路の端部より前記標定用パルスを注入する注入ステップと、を含むことを特徴とするケーブル線路の事故点標定方法。 - 前記注入ステップは、前記標定用パルスを発生する標定用パルス発生装置および発生する前記標定用パルスを前記ケーブル線路に注入するための開閉器を用い、前記線路電圧が低下した場合に前記開閉器を閉状態にし、前記ケーブル線路の端部より前記標定用パルスを注入することを特徴とする請求項1記載のケーブル線路の事故点標定方法。
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