JP4299088B2 - 表示部材及び画像形成装置 - Google Patents
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図4は、従来の表示部材が配置されている画像形成装置である。図4に示すように、例えば、画像形成装置の外装前カバー21に容易に剥がれないように、外装面に凹部を設け、その低面に接着剤等で貼着していた。または、機種名を印刷した表示部材としてのアルミ製又は樹脂製銘板30を機械正面に貼り付けたり、直接印刷したりしていた。
しかし、最近の画像形成装置は、1社の1製品が、その会社のみに製品として販売されるのではなく、海外に輸出する場合には現地の会社の名前で販売したり、さらに、現地会社の機種名を付して販売されることも多くなっている。また、国内においても、優れた画像形成装置を他社が購入し、自社の及ばない等級の製品としてラインナップを揃え、販売することが一つの戦略になっている。このために、銘板30に表示される機種名のみが違ういくつものOEM製品が増えてきている。
また、特許文献2では、両面粘着テープで貼り付ける際に、つまむことができる突部を形成するシール部材の取付構造が開示されている。これによって、シールを簡単に取り除くことができる。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その課題は、製造中の画像形成装置における表示部材の急な変更が容易であり、また、安価にできる表示部材、画像形成装置を提供することである。
本発明の表示部材は、表示物と透明部材とからなり、本体筐体に付する表示部材において、前記表示物が印刷物であり、前記本体筐体は角度を有する形状を有し、前記本体筐体には前記角度を有する凹部が設けられ、該凹部の上端には水平方向に挿入部が設けられ、該凹部の下端には該凹部の内壁に沿った下方に挿入部が設けられ、前記透明部材の上端と下端には前記挿入部に対応する突起部が設けられ、前記表示物及び前記透明部材は前記本体筐体に対応した角度を有する形状を有し、前記表示物は、前記透明部材の突起部を前記挿入部に挿入することで本体筐体に押さえられていることを特徴とする。
また、本発明の表示部材は、さらに、前記本体筐体の凹部の内壁に、表示部材を押し出すための穴部を有することを特徴とする。
また、本発明の表示部材は、さらに、本体筐体との間で接着剤で固定されていないことを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、さらに、前記表示部材が、前記本体筐体の凹部の内壁に、表示部材を押し出すための穴部を有することを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、さらに、前記表示部材が、本体筐体との間で接着剤で固定されていないことを特徴とする。
図1は、本発明の表示部材の構成を示す概略図である。表示部材10は、表示物11と透明部材12からなっている。この表示物11は、印刷された紙、樹脂、金属薄のいずれであってもよい。特に、紙の印刷物が安価であり好ましい。これは、透明部材12で押さえられることから、また、取り外すときにも強度がいらないことから紙で十分である。透明部材12は、樹脂で形成されることが好ましい。
この他に、分散剤、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、防藻剤、防腐剤、消泡剤などの公知の添加剤を併用することができる。
また、凹部22には、穴部24を設ける。表示物11は接着剤で固定されていないので、穴部24を通して前カバー21の後から棒状のものでつくことで、容易に表示物11、透明部材12を取り外すことができる。
本体筐体はデザイン性を重視して、曲線又は角度を持たせることがある。図2に示すように、前カバー21の角度に合わせて、表示物11、透明部材12も同様に角度を設ける。このときに、図3に示すように、角度のある凹部22に、表示物11を置き、透明部材12の突起部131、132を凹部22の挿入部231、232に挿入することで、接着剤を用いずに表示物11保持することができる。これによって、表示物11の付け替えが容易であり、なおかつ、異なる材質として取り外せるのでリサイクル性にも優れている。
11 表示物(印刷物)
12 透明部材
13、131、132 突起物
20 画像形成装置
21 前カバー(本体筐体)
30 銘板
Claims (6)
- 表示物と透明部材とからなり、本体筐体に付する表示部材において、
前記表示物が印刷物であり、前記本体筐体は角度を有する形状を有し、前記本体筐体には前記角度を有する凹部が設けられ、該凹部の上端には水平方向に挿入部が設けられ、該凹部の下端には該凹部の内壁に沿った下方に挿入部が設けられ、前記透明部材の上端と下端には前記挿入部に対応する突起部が設けられ、前記表示物及び前記透明部材は前記本体筐体に対応した角度を有する形状を有し、
前記表示物は、前記透明部材の突起部を前記挿入部に挿入することで本体筐体に押さえられている
ことを特徴とする表示部材。 - 請求項1に記載の表示部材において、
前記本体筐体の凹部の内壁に、表示部材を押し出すための穴部を有する
ことを特徴とする表示部材。 - 請求項1又は2に記載の表示部材において、
前記表示部材は、本体筐体との間で接着剤で固定されていない
ことを特徴とする表示部材。 - 電子写真方式による画像形成装置において、
前記画像形成装置の本体筐体に、表示物と透明部材とからなる表示部材を配設し、前記表示物が印刷物であり、前記本体筐体は角度を有する形状を有し、前記本体筐体には前記角度を有する凹部が設けられ、該凹部の上端には水平方向に挿入部が設けられ、該凹部の下端には該凹部の内壁に沿った下方に挿入部が設けられ、前記透明部材の上端と下端には前記挿入部に対応する突起部が設けられ、前記表示物及び前記透明部材は前記本体筐体に対応した角度を有する形状を有し、
前記表示物は、前記透明部材の突起部を前記挿入部に挿入することで本体筐体に押さえられている
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4に記載の画像形成装置において、
前記表示部材が、前記本体筐体の凹部の内壁に、表示部材を押し出すための穴部を有する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4又は5に記載の画像形成装置において、
前記表示部材は、本体筐体との間で接着剤で固定されていない
ことを特徴とする画像形成装置。
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