JP4299030B2 - 鉄道車両の塗油方法と装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は鉄道車両の塗油方法と装置に関し、詳しくは、車両が曲線を走行しているとき軌条の特定の部分、主として曲線の外側軌条の頭部における車輪のフランジが圧接する内側隅肩部に油を噴射して塗油する塗油方法と装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
このような軌条への塗油に用いる油の噴射具はオイルを必要に応じて噴射できるようにしたいわゆる噴射弁、つまり電磁弁で制御する噴射具が一般的になっており、車両が曲線を走行しているとき油を噴射させるように自動制御することが行われている。
【0003】
車両が曲線を通過していることを検出する装置fとして、従来、例えば図6〜図8に示す第1の例、図9、図10に示す第2の例がある。第1の例は、図6、図7に示すように揺れ枕tと台車aとの間の軌条の曲がりによる相互の回転変位に、リンク機構bによって応動する検出棒cを設け、検出棒cの原点位置からの変位を例えば図6に示す揺れ枕t側の1組のリミットスイッチd、eによって検出し、この検出結果から軌条の曲線を検知している。これにより前後どちらに進行する場合でも軌条の左右の曲がりに対応できるようにしている。
【0004】
図9、図10に示す第2の例の装置fは、台車aの側に設けた反射板gの揺れ枕tに対する回転角度の変化を、揺れ枕tの側の一対の光電スイッチh、iによって検出するようにしている。
【0005】
一方、図11に示すようなボルスタレス台車jでの装置fは、台車jの上下左右揺動も影響するので、前記第1の例、第2の例の方式では検出できない。そこで、図に示すように台車aと車両jとに、例えば反射板gとその上下の傾きを検出する光電スイッチiなどを設け、これの検出結果によって台車aの揺動分を補正する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の第1の例は機械部品と摩擦部分とが多く摩耗して正確に検出できなくなる。従って、これに対応するメンテナンスのために点検、整備に多くの手間と時間が掛かり、維持管理コストがかさむ。第2の例は摩擦部分がなく摩耗のための維持管理は不要であるが、粉塵などによるセンサーの汚れによって誤作動するのでさらなる対策が必要である。図11に示すボルスタレス台車aの例では、台車a揺動分補正が困難である。
【0007】
これらとは別に、圧電素子を用いた角速度センサを用いて車両の走行方向の曲がりを検出して塗油を行うことも行われてはいる。しかし、圧電素子は検出したい角速度方向に設置した固定板間に移動体を配し、この移動体と各固定板との間に圧電素子を挟み込み、車両が向きを変えるときの移動体の慣性力を圧電素子に働かせて角速度を検出するものであるため、移動体に働く車両ないしは台車の上下動がノイズを生むので、摩擦や汚れの問題はないものの、誤検出しやすいので、実用するには高度な補正技術が必要である。
【0008】
本発明の目的は、摩擦や汚れの問題がなく補正の必要もなく、正確で安定した曲線検出のもとに長期に精度よく塗油することができる鉄道車両の塗油方法と装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために、本発明の鉄道車両の塗油方法は、車両が軌条の曲線部分を走行しているとき、外側軌条の特定部分に車両の噴射具から塗油するのに、車両に非接触型のジャイロセンサを付帯させることにより、車両に生じるヨーレートをジャイロセンサに及ぼしてこれを非接触に検出させ、ジャイロセンサが検出したヨーレートから軌条の曲線を判定するとともに、温度センサで雰囲気温度を検出し、速度センサで車両の速度を検出し、判定した軌条の曲線と検出した車両の速度と雰囲気温度とに応じて油を常時エアで加圧して最適圧に調整し供給している電磁弁を開いて、噴射具から軌条に塗油し、速度の違いによる塗油タイミングのずれ、塗油量の過不足、雰囲気温度の違いによる塗油量の過不足を回避することを主たる特徴とするものである。
【0010】
このような構成では、非接触型のジャイロセンサは車両に付帯されることで、車両が軌条の曲線部分を走行するときのヨーレートを非接触に受け、取り付け位置や向きなどの影響や接触構造に基づくノイズなしに、車両のヨーレートを正確に検出するので、この非接触型のジャイロセンサによる検出結果に基づき軌条の曲線を精度よく判定して、判定した軌条の曲線と検出した車両の速度と雰囲気温度とに応じて、油を常時エア圧で加圧し供給している電磁弁を開いて噴射具から軌条への塗油を行うので、曲線に対するタイミングのずれ、速度の違いによる塗油タイミングのずれ、塗油量の過不足、雰囲気温度の違いによる塗油量の過不足を回避し、タイミングずれや過不足のない最的な塗油が常に保証できる。また、軌条の曲線と車両の速度と雰囲気温度とに応じて、的確に行うことができる。しかも、機械的な擦れ部分がないので耐久性がよく、点検も配管、配線、パイロットランプなどを目視する程度の簡単な点検で十分である。
【0012】
上記のような方法を達成する鉄道車両の塗油装置としては、貯油タンクから給油手段における油を常時エア圧で加圧し供給している電磁弁を開いて供給される油を軌条の特定部分に噴射して塗油する噴射具と、この噴射具を通じた油の噴射を制御する制御手段と、車両のヨーレートを受けてこれを非接触に検出する非接触型のジャイロセンサと、雰囲気温度を検出する温度センサと、車両の速度を検出する速度センサとを車両に備え、制御手段はジャイロセンサが検出したヨーレートから軌条の曲線を判定するとともに、温度センサで雰囲気温度を検出し、速度センサで車両の速度を検出し、判定した軌条の曲線と検出した車両の速度と雰囲気温度とに応じて速度の違いによる塗油タイミングのずれ、塗油量の過不足、雰囲気温度の違いによる塗油量の過不足を回避するように前記油の噴射を行わせることを主たる特徴とするもので足り、非接触型のジャイロセンサによる車両のヨーレートの検出に基づく的確な塗油が自動的に安定して行える。
【0015】
本発明のそれ以上の目的および特徴は、以下の詳細な説明および図面の記載によって明らかになる。本発明の各特徴は、それ単独で、あるいは可能な限りにおいて種々な組合せで複合して採用することができる。
【0016】
【実施例】
本発明の図1〜図4に示す実施例の鉄道車両の塗油装置は、図1に示すように車両1が軌条5の曲線部分を走行しているとき、外側軌条5の特定部分、つまり頭部の隅角部分に車両1に装備した噴射具2から塗油するのに、車両1に非接触型のジャイロセンサ3を付帯させることにより、車両1に生じるヨーレートをジャイロセンサ3に及ぼしてこれを非接触に検出させ、ジャイロセンサ3が検出したヨーレートから軌条5の曲線を判定し、この判定に対応して噴射具2から軌条に塗油する方法を採用している。
【0017】
このようなジャイロセンサ3は、例えば光ファイバやリングレーザを利用した光学式ジャイロで代表されるが、これに限られることはないし、ガスなどの流体を利用する機械稼働部分がほとんどない流体式ジャイロを含んでも、車両1に付帯されることで、車両1が軌条5の曲線部を走行するときのヨーレートを非接触に受け、取り付け位置や向きなどの影響や接触構造に基づくノイズなしに、車両1のヨーレートを正確に検出することができる。従って、この非接触型のジャイロセンサ3による検出結果に基づき軌条5の曲線を精度よく判定して噴射具2から軌条5への塗油をタイミングのずれなく的確に行うことができる。しかも、機械的な擦れ部分がないので耐久性がよく、点検も配管、配線、パイロットランプなどを目視する程度の簡単な点検で十分であり、補修するにも複雑にはならない。
【0018】
このような方法を達成するのに、本実施例の鉄道車両の塗油装置は、図1に示すように貯油タンク11に、速度に応じて高圧電磁弁22を入切することで、貯油タンク11にかかる背圧を最適圧に調整された油13を軌条5の特定部分に噴射して塗油する噴射具2と、この噴射具2の電磁弁21を開閉するためのエアの供給を制御する電磁弁制御手段14と、車両1のヨーレートを受けてこれを非接触に検出する非接触型のジャイロセンサ3と、を車両1に備えている。特に、制御手段14はジャイロセンサ3が検出したヨーレートから曲線を判定するとともに、この判定に応じて前記油13の噴射を行わせる。これにより、非接触型のジャイロセンサ3による車両1のヨーレートの検出に基づく的確な塗油が自動的に安定して行える。
【0019】
好適には、車両1の速度を検出する速度センサ15と、雰囲気温度を検出する温度センサ16を備え、制御手段14が曲線と速度と雰囲気温度とに応じて前記油13の噴射を行わせるようにする。これにより、速度の違いによる塗油タイミングのずれ塗油量の過不足、雰囲気温度の違いによる油粘度の変化、塗油量の過不足を回避し、タイミングずれや過不足のない最適な塗油を常に保証することができる。
【0020】
これら貯油タンク11、給油手段12、各種のセンサ3、15、16、制御手段14を車両1の床下機器17として集約装備している。非接触型のジャイロセンサ3は設置位置や設置姿勢に制限がなく、設置位置が軌条5近くを好適とする噴射具2を除く他の必要機器とともに車両1の床下機器17として集約装備しても、非接触型のジャイロセンサ3による車両1のヨーレートの検出に基づき的確な塗油を自動的に安定して行う機能を損なわないので、必要機器がコンパクトにまとまり、相互の配管や配線が簡略化し、車両1への付帯作業が容易かつ短時間で行え、コストが低減する。特に、予め1つの装置、図1に一点鎖線を施して示すようにユニットに組み上げておくと塗油装置そのものの組立、および車両1への付帯、のどの作業もさらに簡略化し、コストがさらに低減する。また、点検、補修も容易かつ短時間に行える。ユニットは例えば前記各種の機器を1つの基板、あるいは1つの枠体、あるいは1つのキャビネットに集約装備することで行える。キャビネットであると防塵、防水、外力排除などの保護がしやすい。
【0021】
ここで、噴射具2は左側の軌条5用と右側の軌条5用とがあり、いずれも左右電磁弁21に制御された、供給されるエアにより開閉されるものとし、給油手段12は貯油タンク11内の油13を加圧空気によって常に供給しておき、電磁弁21を開けば油13が即時に噴射でき、給油路途中の増圧用の電磁弁22によって車両1の速度に応じた増圧を行い車両の速度に応じた噴射速度で塗油できるようにしてある。給油手段12は空気タンク24に貯められた圧縮空気を減圧弁25によって塗油基準圧に減圧したものを貯油タンク11に供給するようにしている。これにより、他の用途に用いられる既存の空気タンク24を共用して塗油基準圧を持った圧縮空気を得、特別な圧縮空気源を必要としないで自動塗油が行える。
【0022】
図2に示すように制御手段14は例えばプログラマブルコントローラであり、入力部にジャイロセンサ3としてのヨーレート検出用の角速度検知器、速度センサ15としての速度発電機、温度センサ16、車両1が走行する軌条5の湾曲方向が右か左かを+−の違いで検出する加速度センサ26のほか、塗油の速度バージョンを入力する速度しきい値設定スイッチ27、チェック用スイッチ28、異常時に動作をリセットする異常リセットスイッチ29が接続されている。制御手段14の出力部には左右の電磁弁21を個別に開閉するためのリレー31、32、増圧用の電磁弁22を調圧制御するドライバ33、タイムカウンタ34、異常ランプ35が接続されている。
【0023】
ジャイロセンサ3は電源装置36からの5VDCの供給を受けて動作し、その出力が信号変換器38により所定のテーブルや関数に従い曲線情報に変換される。この曲線情報はA/D変換器39にてデジタル値に変換した後リンクユニット41を介して制御手段14に入力する。速度センサ15からの出力はアンプユニット42を介してパルス信号化して制御手段14に入力する。温度センサ16からの出力はA/D変換器43を経て制御手段14に入力する。加速度センサ26からの出力は増幅器、進行方向軸別信号回路、左右判定回路46を経て最終的な左右判定信号を制御手段14に入力する。電源装置36からの24VDCは制御手段14、信号変換器、A/D変換器39、43等の電子機器に供給し、電源装置36からの100VDCはリレー31、32、33などのハード機器に供給している。ここに、電源装置36は100VDCをそのまま供給する給電ラインと、24VDCおよび5VDCに落として供給する給電ラインとを持っている。しかし、24VDCをパワーサプライを経て5VDCに落してジャイロセンサ3に供給するようにもできる。これにより配線が長くなる可能性を無くすことができる。タイムカウンタ34の表示窓34aは点検蓋57の前面に露出して外部表示できるようにしている。
【0024】
特に、ジャイロセンサ3、制御手段14、温度センサ16、リレー31、32、タイムカウンタ34、信号変換器38などに加え、温度調節器51を図3、図4に示すように基板52上に設置し、図2に示すような軌条塗油制御装置本体53を構成している。基板52の取り付け面には図示しないがゴムなどの防振材が張り合わされ、設置機器や配線への防振を図っている。
【0025】
図5に塗油動作の具体的な制御例を示している。これにつき説明すると、まずステップ♯1にて塗油を行う噴射曲線、塗油開始後の噴射停止速度、増圧用電磁弁出力速度、車両1が持っている車輪径、噴射過多防止温度、塗油を緩和する曲線条件、緩和曲線での噴射時間など塗油を行うのに必要な基礎データを初期設定する。ステップ♯2ではジャイロセンサ3からの入力、速度センサ15からの入力、温度センサ16からの入力、各種スイッチ27〜29からの入力を受け付け、対応する処理を行う。ステップ♯3では各種入力から曲線の判定、車両速度の判定、車両進行方向の左右判定、塗油方向の左右判定、温度の判定を行うとともに、これらの判定結果に従い、噴射制御、増圧制御、緩和曲線対応の制御、緩和曲線噴射時間の制御を行う。最後のステップ♯4で前記制御に応じた出力にて塗油を実行し、塗油開始からのタイムカウンタ出力や異常があるときの異常信号の出力を行う。
【0026】
ここで、擦れ部を持った機械式の従来例と、本実施例とを簡単に比較すると、下記表1に示すような相違がある。
【0027】
【表1】
Figure 0004299030
【0028】
【発明の効果】
本発明の鉄道車両の塗油方法、装置によれば、非接触型のジャイロセンサは車両に付帯されることで、車両が軌条の曲線部を走行するときのヨーレートを非接触に受け、取り付け位置や向きなどの影響や接触構造に基づくノイズなしに、車両のヨーレートを正確に検出するので、この非接触型のジャイロセンサによる検出結果に基づき軌条の曲線を精度よく判定して、判定した軌条の曲線と検出した車両の速度と雰囲気温度とに応じて、油を常時エア圧で加圧し供給している電磁弁を開いて噴射具から軌条への塗油を行うので、曲線に対するタイミングのずれ、速度の違いによる塗油タイミングのずれ、塗油量の過不足、雰囲気温度の違いによる塗油量の過不足を回避し、タイミングずれや過不足のない最的な塗油が常に保証できる。また、軌条の曲線と車両の速度と雰囲気温度とに応じて、的確に行うことができる。しかも、機械的な擦れ部分がないので耐久性がよく、点検も配管、配線、パイロットランプなどを目視する程度の簡単な点検で十分である。特に装置では、非接触型のジャイロセンサによる車両のヨーレートの検出に基づく的確な塗油が自動的に安定して行える。
【0030】
貯油タンク、給油手段、センサ、制御手段を車両の床下機器として集約装備した、さらなる構成によれば、非接触型のジャイロセンサは設置位置や設置姿勢に制限がなく、設置位置が軌条近くを好適とする噴射具を除く他の必要機器とともに車両の床下機器として集約装備しても、非接触型のジャイロセンサによる車両のヨーレートの検出に基づき的確な塗油を自動的に安定して行う機能を損なわないので、必要機器がコンパクトにまとまり、相互の配管や配線が簡略化し、車両への付帯作業が簡略化し短時間で行え、コストが低減する。特に、予め1つの装置に組み上げておくと塗油装置そのものの組立、および車両への付帯のどの作業もさらに簡略化し、コストがさらに低減する。また、点検、補修も容易かつ短時間に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る鉄道車両の塗油方法および装置の1つの例を示す制御回路図およびつなぎ図である。
【図2】図1の回路図における制御装置本体の回路図である。
【図3】図2の制御装置本体の正面図である。
【図4】図2の制御装置本体の主な収納機器の配置図である。
【図5】図1の制御回路による制御例を示すフローチャートである。
【図6】従来の曲線検出装置の1つの例を示す側面図である。
【図7】図6の装置の正面図である。
【図8】図6の装置の車両への配置図である。
【図9】従来の曲線検出装置の別の例を示す側面図である。
【図10】図9の装置の正面図である。
【図11】ボルスタレス台車での曲線検出例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 車両
2 噴射具
3 ジャイロセンサ
5 軌条
11 貯油タンク
12 給油手段
13 油
14 制御手段
15 速度センサ
16 温度センサ
17 床下機器
18 ユニット
21、22 電磁弁

Claims (3)

  1. 車両が軌条の曲線部分を走行しているときに外側軌条の特定部分に車両の噴射具から塗油する鉄道車両の塗油方法において、
    車両に非接触型のジャイロセンサを付帯させることにより、車両に生じるヨーレートをジャイロセンサに及ぼしてこれを非接触に検出させ、ジャイロセンサが検出したヨーレートから軌条の曲線を判定するとともに、温度センサで雰囲気温度を検出し、速度センサで速度を検出し、判定した軌条の曲線と検出した車両の速度と雰囲気温度とに応じて、油を常時エアで加圧して最適圧に調整し供給している電磁弁を開いて、噴射具から軌条に塗油し、速度の違いによる塗油タイミングのずれ、塗油量の過不足、雰囲気温度の違いによる塗油量の過不足を回避することを特徴とする鉄道車両の塗油方法。
  2. 貯油タンクから給油手段における油を常時エア圧で加圧し供給している電磁弁を開いて供給される油を軌条の特定部分に噴射して塗油する噴射具と、この噴射具を通じた油の噴射を制御する制御手段と、車両のヨーレートを受けてこれを非接触に検出する非接触型のジャイロセンサと、雰囲気温度を検出する温度センサと、速度を検出する速度センサとを車両に備え、制御手段はジャイロセンサが検出したヨーレートから軌条の曲線を判定するとともに、温度センサで雰囲気温度を検出し、速度センサで車両の速度を検出し、判定した軌条の曲線と検出した車両の速度と雰囲気温度とに応じて、速度の違いによる塗油タイミングのずれ、塗油量の過不足、雰囲気温度の違いによる塗油量の過不足を回避するように前記油の噴射を行わせることを特徴とする鉄道車両の塗油装置。
  3. 貯油タンク、給油手段、ジャイロセンサ、制御手段を車両の床下機器として集約装備した請求項2に記載の鉄道車両の塗油装置。
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