JP4297833B2 - 金属溶湯の給湯装置 - Google Patents

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本発明は、シリンダ内のピストンを往復移動させて金属溶湯を吸排作動可能な溶湯ポンプを、前記シリンダが保持炉内の金属溶湯中に沈むように設置し、前記シリンダに、そのシリンダから排出される金属溶湯を鋳型に給湯可能な給湯管路を接続してある金属溶湯の給湯装置に関する。
上記金属溶湯の給湯装置では、シリンダ内のピストンを往復移動させて金属溶湯を吸排作動可能な溶湯ポンプを保持炉内に設置するにあたって、酸素などと反応し易い高温の金属溶湯を吸排作動させるので、シリンダとピストンとの摺動部などにシール材を設けてあると、金属酸化物などの異物が摺動面間に噛み込み易くてピストンを円滑に移動させることが出来ない事態が発生するおそれがある。
このため、従来、そのようなシール材を摺動部に設けておらず、金属酸化物などの異物が摺動面間に噛み込みにくくなるように、摺動面間にある程度のクリアランスを設けてピストンを往復移動させるように構成し、また、摺動面間のクリアランスから漏れ出た金属溶湯が固まったり、炉外に放出されるようなことがないように、シリンダが保持炉内の金属溶湯中に沈むように設置してある。
そして、ピストンが一往復する毎の鋳型への給湯量はピストンのストロークに応じて定まるので、鋳型への給湯量を設定するにあたって、ピストンが一往復する毎の摺動面間のクリアランスからの金属溶湯の漏れ出し量を予め予測して、その漏れ出し量を加えた給湯量となるように、シリンダ内のピストンのストロークを設定している(周知技術であり、先行技術文献情報を開示できない)。
また、溶解炉で溶解した金属溶湯を保持炉に移して、その保持炉内の金属溶湯を鋳型に給湯するにあたって、溶解炉の金属溶湯を取鍋(とりべ)に入れて保持炉に移す場合は、金属溶湯中に空気などのガスを巻き込み易い欠点があるので、鋳造欠陥が生じないように、保持炉内で脱ガス処理を行っているが(周知技術であり、先行技術文献情報を開示できない)、この欠点を解決するために、溶解炉で溶解した金属溶湯が保持炉に自然流入するように、溶解炉と保持炉どうしを金属溶湯の液面下で互いに連通接続して、溶解炉から保持炉に自然流入した金属溶湯を鋳型に給湯するように構成してある給湯装置も従来から知られている(周知技術であり、先行技術文献情報を開示できない)。
上述のように、溶解炉と保持炉どうしを金属溶湯の液面下で互いに連通接続して、溶解炉から保持炉に自然流入した金属溶湯を鋳型に給湯するように構成してある給湯装置は、金属溶湯中に空気などのガスを巻き込みにくい利点があるが、鋳型への給湯量が変化し易い欠点がある。
つまり、溶解炉と保持炉どうしを金属溶湯の液面下で互いに連通接続して、溶解炉から保持炉に自然流入した金属溶湯を鋳型に給湯するので、鋳型に給湯した給湯量に応じて、溶解炉と保持炉における金属溶湯の液面が低下することになり、その液面の低下に起因して、ピストンが一往復する毎の摺動面間のクリアランスからの金属溶湯の漏れ出し量も変化し、その結果、予め予測した漏れ出し量を加えた給湯量となるように設定してあるストロークでピストンを駆動しても、ピストンが一往復する毎の鋳型への実際の給湯量が変化しているからである。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、金属溶湯中に空気などのガスを巻き込みにくく、鋳型への給湯量も変化しにくい金属溶湯の給湯装置を提供することを目的とする。
本発明の第1特徴構成は、シリンダ内のピストンを往復移動させて金属溶湯を吸排作動可能な溶湯ポンプを、前記シリンダが保持炉内の金属溶湯中に沈むように設置し、前記シリンダに、そのシリンダから排出される金属溶湯を鋳型に給湯可能な給湯管路を接続してある金属溶湯の給湯装置であって、一端側が溶解炉内の金属溶湯中に入り込み、かつ、他端側が前記保持炉内の金属溶湯中に入り込む連通管路を設け、前記溶湯ポンプによる前記鋳型への給湯動作にかかわらず、前記保持炉内の金属溶湯の液面高さを略一定高さに維持できるように、前記給湯動作に連係して、前記溶解炉内の金属溶湯を、前記連通管路を通して、前記保持炉内に吸引供給可能な供給機構を設けてある点にある。
〔作用及び効果〕
一端側が溶解炉内の金属溶湯中に入り込み、かつ、他端側が保持炉内の金属溶湯中に入り込む連通管路を設けて、溶解炉内の金属溶湯を、その連通管路を通して、保持炉内に吸引供給可能な供給機構を設けてあるので、溶解炉内の金属溶湯を保持炉内に供給する際に、連通管路を通して、その金属溶湯中に空気などのガスを巻き込みにくい状態で供給できる。
また、供給機構を、溶湯ポンプによる鋳型への給湯動作にかかわらず、保持炉内の金属溶湯の液面高さを略一定高さに維持できるように、給湯動作に連係して、溶解炉内の金属溶湯を保持炉内に吸引供給可能に設けてあるので、ピストンが一往復する毎の摺動面間のクリアランスからの金属溶湯の漏れ出し量が変化するおそれが少なく、その結果、予め予測した漏れ出し量を加えた給湯量となるように設定してあるストロークでピストンを駆動しても、ピストンが一往復する毎の鋳型への実際の給湯量が変化しにくい。
本発明の第2特徴構成は、前記供給機構を構成するに、前記シリンダ内を、前記ピストンを挟んで、第1シリンダ室と第2シリンダ室とに区画して、前記ピストンを一方に移動させて、前記第1シリンダ室内の金属溶湯を前記給湯管路に排出するときは、前記溶解炉内の金属溶湯を、前記連通管路を通して、前記第2シリンダ室内に吸引し、前記ピストンを他方に移動させて、前記保持炉内の金属溶湯を前記第1シリンダ室内に吸引するときは、前記第2シリンダ室内の金属溶湯を前記保持炉内に排出させるように構成してある点にある。
〔作用及び効果〕
溶解炉内の金属溶湯を、その連通管路を通して、保持炉内に吸引供給可能な供給機構を構成するに、シリンダ内を、ピストンを挟んで、第1シリンダ室と第2シリンダ室とに区画して、ピストンを一方に移動させて、第1シリンダ室内の金属溶湯を給湯管路に排出するときは、溶解炉内の金属溶湯を、連通管路を通して、第2シリンダ室内に吸引させるので、金属溶湯を鋳型に給湯するに伴って、その給湯量と略同じ量の金属溶湯を第2シリンダ室内にタイミング良く吸引して、保持炉内の金属溶湯の液面高さを略一定高さに維持することができる。
また、例えば、保持炉内の金属溶湯の液面高さを略一定高さに維持できるように、第1シリンダ室と第2シリンダ室との各々を給湯管路と連通管路とに交互に連通可能に設けて、第1シリンダ室内に吸引した金属溶湯を給湯管路を通して鋳型に給湯する給湯動作に連係して、溶解炉内の金属溶湯を、連通管路を通して、第2シリンダ室内に吸引し、第2シリンダ室内に吸引した金属溶湯を給湯管路を通して鋳型に給湯する給湯動作に連係して、溶解炉内の金属溶湯を、連通管路を通して、第1シリンダ室内に吸引するように構成してある場合は、保持炉内の金属溶湯の入れ替わりが無いので、保持炉内の金属溶湯中に金属酸化物が蓄積し易く、溶解炉内の金属溶湯を第1又は第2シリンダ室内に吸引する際に、保持炉内の金属溶湯中に蓄積された金属酸化物を摺動面間のクリアランスを通して吸引してしまって、金属酸化物を摺動面間に噛み込むおそれが高くなる。
上記に対して、ピストンを他方に移動させて、保持炉内の金属溶湯を第1シリンダ室内に吸引するときは、第2シリンダ室内の金属溶湯を保持炉内に排出させるので、保持炉内の金属溶湯中に金属酸化物が蓄積しないように、鋳型への給湯量分の金属溶湯を溶解炉内の金属溶湯に入れ替えながら、保持炉内の金属溶湯の液面高さを略一定高さに維持することができ、保持炉内の金属溶湯を第1シリンダ室内に吸引するときに、金属酸化物を摺動面間に噛み込みにくい。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4は、保持炉1に貯留してある金属溶湯の一例としてのアルミニウム合金やマグネシウム合金などの金属溶湯(以下、単に溶湯という)2を、鋳造装置Bの鋳型B1に給湯する金属溶湯の給湯装置Aを示し、保持炉1と地金を溶解させる溶解炉3とを、一端側が溶解炉3内の溶湯2中に入り込み、かつ、他端側が保持炉1内の溶湯2中に入り込むセラミック製の連通管路4で連通接続してある。
前記給湯装置Aは、セラミック製のシリンダ5内に装着したセラミック製のピストン6を上下に往復移動させて溶湯2を吸排作動可能な溶湯ポンプ7を、シリンダ5が保持炉1内の溶湯2中に沈むように設置し、シリンダ5から排出される溶湯2を鋳型B1に給湯可能な給湯管路8を、後述の第1弁機構9を介してそのシリンダ5に接続してある。
前記溶湯ポンプ7は、シリンダ5をシリンダ軸芯が上下方向に沿うように炉蓋10に固定して溶湯2中に沈むように設置し、そのシリンダ5内を、ピストン6を挟んで、上側の第1シリンダ室11と下側の第2シリンダ室12とに区画してあり、第1シリンダ室11を保持炉1に連通させ、かつ、第1シリンダ室11の給湯管路8との連通を遮断する吸引状態と、第1シリンダ室11を給湯管路8に連通させ、かつ、第1シリンダ室11の保持炉1との連通を遮断する排出状態とに切換自在な第1弁機構9と、ピストン6に連結してあるロッド13を昇降させるロッド昇降装置14とを設けて、溶湯2を吸排作動可能に設けてある。
前記第1弁機構9は、円筒状の第1弁箱15をその下端部が溶湯2中に沈むように、炉蓋10とシリンダ5の上部とに亘って固定するとともに、第1弁棒16を一体形成してあるセラミック製の第1弁体17を、その第1弁箱15に上下移動操作自在に装着し、保持炉1内に連通する第1吸入路18と、給湯管路8に連通する第1排出路19と、第1シリンダ室11の上部に連通する第1吸排路20とを、第1弁箱15の下端部に形成した第1弁体移動空間21に開口するように形成して構成してある。
前記第1排出路19を第1弁体移動空間21の下端に上向きに開口するように形成するとともに、第1弁体移動空間21よりも上部の上部弁箱部分22に、保持炉1内と第1弁箱15内とを連通する吸入用貫通孔23を貫通形成して、その吸入用貫通孔23及び吸入用貫通孔23に連通する上部弁箱部分22と第1弁棒16との間の隙間で、第1弁体移動空間21の上部に開口する第1吸入路18を形成し、第1弁棒16の上下移動に伴って上部弁箱部分22の内面に対して摺動しながら、第1弁棒16と上部弁箱部分22との間の隙間を塞ぐ環状塞ぎ材24を第1弁棒16に設けてある。
前記第1弁体17は、第1弁体17の上昇移動に伴って上部弁箱部分22に入り込んで第1吸入路18を開閉自在な上部弁体25と、第1弁体17の下降移動に伴って、第1排出路19の第1弁体移動空間21への開口部周りに形成した上向きの受け座26に環状に接当して、第1排出路19を開閉自在な下部弁体27とを備え、弁操作用空気圧シリンダ28の伸縮作動で、図1,図2に示すように、上部弁体25が上部弁箱部分22から抜け出て保持炉1内を第1吸排路20に連通させるとともに、下部弁体27が受け座26に環
状に接当して給湯管路8と第1吸排路20との連通を遮断する吸入位置と、図3,図4に示すように、下部弁体27が受け座26から離間して給湯管路8を第1吸排路20に連通させるとともに、上部弁体25が上部弁箱部分22に入り込んで保持炉1内と第1吸排路20との連通を遮断する排出位置とに、第1弁体17を上下移動操作自在に設けてある。
そして、図1に示すように第1弁体17を吸入位置に移動させた状態でのピストン6の下方への移動操作で、図2に示すように、保持炉1内の溶湯2を第1吸入路18と第1吸排路20とを通して第1シリンダ室11内に吸入し、図3に示すように第1弁体17を排出位置に移動させた状態でのピストン6の上方への移動操作で、図4に示すように、第1シリンダ室11の溶湯2を第1吸排路20と第1排出路19とを通して給湯管路8に排出して、鋳型B1に給湯できるように構成してある。
前記溶解炉3は、溶湯2中に沈むように設けた仕切り板29で、液面近くと底部近くで連通するように仕切ってあり、溶湯ポンプ7による鋳型B1への給湯動作にかかわらず、保持炉1内の溶湯2の液面C高さを略一定高さに維持できるように、その給湯動作に連係して、溶解炉3内の脱ガス処理を行った溶湯を、連通管路4を通して、保持炉1内に吸引供給可能な供給機構30を設けてある。
前記供給機構30は、第2シリンダ室12を連通管路4に連通させ、かつ、第2シリンダ室12の保持炉1内との連通を遮断して、溶解炉3内の溶湯2を第2シリンダ室12内に吸引可能な吸引状態と、第2シリンダ室12を保持炉1内に連通させ、かつ、第2シリンダ室12の連通管路4との連通を遮断して、第2シリンダ室12内の溶湯2を保持炉1に排出可能な排出状態とに切換自在な第2弁機構31を介して、連通管路4とシリンダ5とを接続して構成してある。
前記第2弁機構31は、円筒状の第2弁箱32をその下端部が溶湯2中に沈むように、炉蓋10とシリンダ5の下部とに亘って固定するとともに、第2弁棒33を一体形成してあるセラミック製の第2弁体34を、その第2弁箱32に上下移動操作自在に装着し、連通管路4と、保持炉1内に連通する第2排出路35と、第2シリンダ室12の下部に連通する第2吸排路36とを、第2弁箱32の下端部に形成した第2弁体移動空間37に開口するように形成して構成してある。
前記第2排出路35を第2弁体移動空間37の下端に上向きに開口するように形成するとともに、第2弁体移動空間37よりも上部の上部弁箱部分38に連通管路4を接続して、第2弁体移動空間37の上部に開口する第2吸入路39を上部弁箱部分38と第2弁棒33との間の隙間で形成し、第2弁棒33の上下移動に伴って上部弁箱部分38の内面に対して摺動しながら、第2弁棒33と上部弁箱部分38との間の隙間を塞ぐ環状塞ぎ材40を第2弁棒33に設けてある。
前記第2弁体34は、第2弁体34の上昇移動に伴って上部弁箱部分38に入り込んで第2吸入路39を開閉自在な上部弁体41と、第2弁体34の下降移動に伴って、第2排出路35の第2弁体移動空間37への開口部周りに形成した上向きの受け座42に環状に接当して、第2排出路35を開閉自在な下部弁体43とを備え、弁操作用空気圧シリンダ44の伸縮作動で、図1,図2に示すように、上部弁体41が上部弁箱部分38に入り込んで連通管路4と第2吸排路36との連通を遮断するとともに、下部弁体43が受け座42から離間して保持炉1内を第2吸排路36に連通させる排出位置と、図3,図4に示すように、上部弁体41が上部弁箱部分38から抜け出て連通管路4を第2吸排路36に連通させるとともに、下部弁体43が受け座42に環状に接当して保持炉1内と第2吸排路36との連通を遮断する吸入位置とに、第2弁体34を上下移動操作自在に設けてある。
そして、図3に示すように第1弁体17を排出位置に移動させた状態でピストン6を上方に移動させて、図4に示すように、第1シリンダ室11内の溶湯2を給湯管路8に排出して鋳型B1に給湯するときは、図3に示すように第2弁体34を吸入位置に移動させた状態でピストン6を上方に移動させて、図4に示すように、溶解炉3内の溶湯2を、連通管路4を通して、第2吸入路39と第2吸排路36とを通して第2シリンダ室12内に吸入し、また、図1に示すように第1弁体17を吸入位置に移動させた状態でピストン6を下方に移動させて、図2に示すように、保持炉1内の溶湯2を第1シリンダ室11内に吸引するときは、図1に示すように第2弁体34を排出位置に移動させた状態でピストン6を下方に移動させて、図2に示すように、第2シリンダ室12内の溶湯2を、第2吸排路36と第2排出路35とを通して保持炉1内に排出できるように構成してある。
〔その他の実施形態〕
1.本発明による金属溶湯の給湯装置は、溶湯ポンプによる鋳型への給湯動作にかかわらず、保持炉内の金属溶湯の液面高さを略一定高さに維持できるように、溶解炉内の金属溶湯を保持炉内に吸引可能な吸引用の溶湯ポンプを別に設け、給湯用の溶湯ポンプの給湯動作に連係して、吸引用の溶湯ポンプを吸引作動させて、溶解炉内の金属溶湯を、連通管路を通して、保持炉内に吸引供給可能な供給機構を設けてあっても良い。
2.本発明による金属溶湯の給湯装置は、溶湯ポンプによる鋳型への給湯動作にかかわらず、保持炉内の金属溶湯の液面高さを略一定高さに維持できるように、保持炉内の金属溶湯中に沈むように設置したシリンダを、ピストンを挟んで、第1シリンダ室と第2シリンダ室とに区画して、第1シリンダ室と第2シリンダ室との各々を給湯管路と連通管路とに交互に連通可能に設け、第1シリンダ室内に吸引した金属溶湯を給湯管路を通して鋳型に給湯する給湯動作に連係して、溶解炉内の金属溶湯を、連通管路を通して、保持炉内の第2シリンダ室内に吸引供給し、第2シリンダ室内に吸引した金属溶湯を給湯管路を通して鋳型に給湯する給湯動作に連係して、溶解炉内の金属溶湯を、連通管路を通して、第1シリンダ室内に吸引供給する供給機構を設けてあっても良い。
金属溶湯の給湯装置の断面図 金属溶湯の給湯装置の断面図 金属溶湯の給湯装置の断面図 金属溶湯の給湯装置の断面図
符号の説明
1 保持炉
2 金属溶湯
3 溶解炉
4 連通管路
5 シリンダ
6 ピストン
7 溶湯ポンプ
8 給湯管路
11 第1シリンダ室
12 第2シリンダ室
30 供給機構
B1 鋳型
C 液面

Claims (2)

  1. シリンダ内のピストンを往復移動させて金属溶湯を吸排作動可能な溶湯ポンプを、前記シリンダが保持炉内の金属溶湯中に沈むように設置し、
    前記シリンダに、そのシリンダから排出される金属溶湯を鋳型に給湯可能な給湯管路を接続してある金属溶湯の給湯装置であって、
    一端側が溶解炉内の金属溶湯中に入り込み、かつ、他端側が前記保持炉内の金属溶湯中に入り込む連通管路を設け、
    前記溶湯ポンプによる前記鋳型への給湯動作にかかわらず、前記保持炉内の金属溶湯の液面高さを略一定高さに維持できるように、前記給湯動作に連係して、前記溶解炉内の金属溶湯を、前記連通管路を通して、前記保持炉内に吸引供給可能な供給機構を設けてある金属溶湯の給湯装置。
  2. 前記供給機構を構成するに、
    前記シリンダ内を、前記ピストンを挟んで、第1シリンダ室と第2シリンダ室とに区画して、
    前記ピストンを一方に移動させて、前記第1シリンダ室内の金属溶湯を前記給湯管路に排出するときは、前記溶解炉内の金属溶湯を、前記連通管路を通して、前記第2シリンダ室内に吸引し、
    前記ピストンを他方に移動させて、前記保持炉内の金属溶湯を前記第1シリンダ室内に吸引するときは、前記第2シリンダ室内の金属溶湯を前記保持炉内に排出させるように構成してある請求項1記載の金属溶湯の給湯装置。
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