JP4297180B2 - テレビジョン受像機のイヤーホーンアンテナ及びテレビジョン受像機 - Google Patents

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Description

本発明は、テレビジョン受像機のイヤーホーンアンテナ、特に、感度調整操作或いは受信周波数切換操作をしなくても広い周波数帯域に渡って高い受信感度を得ることができ、且つ人体からのイヤーホーンを通じての悪影響を受けないテレビジョン受像機のイヤーホーンアンテナ及びテレビジョン受像機に関する。
高い周波数の電波を受信する無線機のアンテナとして、イヤーホーンをそのまま利用したもの、或いは、無線機の筐体内に導体線を配置したもの等が従来良く用いられたが、これらのものは充分な受信感度を得ることが難しく、そこで、例えば、特開平10−84209号公報により紹介されたループアンテナが開発された。この種のアンテナは小型無線機の首紐にループアンテナを取付け、そのループアンテナに、インダクタンス素子を、そのループアンテナの開口面が人体表面に垂直になるような向きに並列に接続したものである。
しかし、これらのものは、イヤーホーンに対する配慮がなく、アンテナと、イヤーホーンへの信号線を別々に設けなければならないという問題を有していた。そこで、実開平6−22331号公報によりヘルメットにイヤーホーンへの信号線とアンテナとを組み込んで一体化するようにしたイヤーホーンアンテナが開発されたりした。
特開平10−84209号公報
上述した例えば特開平10−84209号公報等により紹介されたようなタイプのアンテナは、先ず、イヤーホーンを一体化することについての一切の配慮が成されていないという問題があった。
また、イヤーホーンへ音声信号を伝送する信号線とアンテナを一体化したイヤーホーンアンテナには、イヤーホーンが人体に直接接することから人体がアンテナを通じて無線機に大きな影響を及ぼし、受信の安定性が大きく損なわれるという問題があった。また、アンテナの整合部とチューナーなどの機器部が同じ機器内にあるために機器のノイズの影響を受け易いという問題もあった。
この問題はラジオにおいても生じるが、その放送電波より受信周波数の高いテレビジョン放送電波を受信する例えば携帯液晶TV(テレビジョン受像機)においてはその傾向が顕著に強い。しかし、それ対しては有効な対策が講じられていないのが実情であった。
また、テレビジョン放送を受信する場合、広帯域のテレビジョン放送周波数に対して該広帯域全域に渡って充分な受信感度を確保することが難しいという問題もあった。
即ち、所謂、携帯液晶TV(テレビジョン受像機)と称されるものは、90〜770MHzという非常に広帯域の高周波信号を受信する必要がある。具体的には、日本におけるテレビジョン放送使用周波数帯域の場合、VHF帯では、90〜108MHz(1〜3cH)、170〜222MHz(4〜12cH)が使用周波数となり、UHF帯では470〜770MHz(13〜62cH)が使用周波数となる。
このような広帯域に渡って充分な高さの受信感度を得ることは難しく、受信感度の低い帯域が生じることは避け得なかった。なぜならば、ループアンテナのループ長が受信周波数帯域を決定し、その帯域外の周波数に対してアンテナの受信感度が低下するからである。
そのため、例えば磁性体が移動可能に挿通された感度調整部材を設け、該磁性体の挿通量を受信しようとする周波数に応じて調整するというような感度調整手段の開発も試みられた。しかし、このような感度調整手段によれば、受信しようとする周波数を切り換えるとき毎に、感度調整動作をする必要があるという面倒があった。
尚、将来、ディジタル地上波による放送が行われることになっており、ディジタル地上波による放送電波はUHFのみであるので、そのディジタル地上波対応の受信機の場合は、受信周波数帯域はアナログ地上波対応の受信機の場合よりも狭くて済むと言える。しかし、従来のイヤーホーンアンテナは、ディジタル地上波放送対応の受信機には適していない。というのは、前述の通り、人体からイヤーホーン、イヤーホーンアンテナを通じて受信機に及ぼす高周波的悪影響をなくす等について有効な対策を講じ得ていないからである。
本発明はこのような問題点を解決すべく為されたものであり、人体からイヤーホーン通じて無線機側に及ぼす高周波的悪影響をなくすことができ、更に、受信機器から、アンテナ部から分離されることで、機器のノイズの影響を排除することができ、感度調整動作を要することなく広い帯域の周波数の信号に対して必要な受信感度を確保することが可能でかつイヤーホーンへの音声信号の伝送も可能なテレビジョン受像機のイヤーホーンアンテナ及びテレビジョン受像機を提供することを目的とする。
本発明は、平衡モードから不平衡モードに変換するバランを有し、このバランの平衡モード側の第1の端子に、2本の導線からなる第1の音声・高周波兼用信号線のうちの1本が接続され、第1の音声・高周波兼用信号線の他端が左のイヤーホーンに接続され、バランの平衡モード側の第2の端子に、2本の導線からなる第2の音声・高周波兼用信号線の内の1本が接続され、この第2の音声・高周波兼用信号線の他端が右のイヤーホーンに接続されるテレビジョン受像機のイヤーホーンアンテナに関するものである。そして、このイヤーホーンアンテナは、左右のイヤーホーンとそれに接続される第1及び第2の音声・高周波兼用信号線との間に、100MHzに対しインサーションロスが小さく、200MHzに対しインサーションロスの大きいローディングコイルと、高周波信号に対してはハイインピーダンスになってその信号を実質的に遮断し、音声信号に対してはローインピーダンスになってその信号の伝送を許容する高周波信号遮断手段と、の直列回路を設けている。また、第1及び第2の音声・高周波兼用信号線が前記バランの平衡モード側の端子に接続された側の部分において成す角度が180°より小さい角度を成し、第1及び第2の音声・高周波兼用信号線とローディングコイルとで100MHz共振V型ダイポールアンテナ及び200MHz共振V型ダイポールアンテナと左右の音声信号を前記左右のイヤーホーンに伝送する音声信号線として機能するように形成されている。
従って、本発明のテレビジョン受像機のイヤーホーンアンテナによれば、バランにて平衡モードから不平衡モードにインピーダンス変換し、更に音声・高周波兼用信号線を、高周波信号に対しては受信アンテナとして機能させ、音声信号に対しては音声信号伝達手段として機能させるので、高周波受信アンテナとイヤーホーンとの一体化を図ることができる。
また、本発明のテレビジョン受像機のイヤーホーンアンテナによれば、音声・高周波兼用信号線と各イヤーホーンとの間に、高周波信号に対してハイインピーダンスになってその間を高周波的に分離し、音声信号に対してローインピーダンスになってその音声信号の伝送を許容する高周波遮断手段を設けたので、人体からイヤーホーンを通じてアンテナ内に及ぼす高周波的悪影響をその高周波遮断手段によって阻むことができる。
更に、本発明のテレビジョン受像機のイヤーホーンアンテナによれば、音声・高周波兼用信号線に音声信号を伝達する音声信号線に高周波信号に対してハイインピーダンスになる高周波遮断手段を介在させたので、音声・高周波兼用信号線から音声信号線へ高周波受信信号が漏れることを防止することができる。
以下、本発明を図示実施例に従って詳細に説明する。
図1(A)、(B)は本発明イヤーホーンアンテナの第1の実施例を示すもので、(A)は構成図、(B)はアンテナの回路図である。図2(A)〜(C)はそのイヤーホーンアンテナに用いる各別の部材を示し、(A)はピンジャックコネクタを示す図、(B)は同軸ケーブルの構成図、(C)は複合コイルの構成図である。
図面において、2は本イヤーホーンアンテナ(本発明イヤーホーンアンテナの第1の実施例)で、バラン4等を収納するマッチングボックス6と、該バラン4の平衡側端子に接続された音声・高周波兼用信号線8La、8Lb、8Ra、8Rbと、該音声・高周波兼用信号線8La、8Lb、8Ra、8Rbの反バラン側端子に接続された一対のローディングボックス10L、10Rとからなる。
該ローディングボックス10L、10Rの音声・高周波兼用信号線8La、8Lb、8Ra、8Rbと反対側の端子にイヤーホーン12R、12Lが接続されている。そして、該音声・高周波兼用信号線8La、8Lb、8Ra、8Rbは導電性及び機械的柔軟性等を備える複数の線材を拠って作られ、例えば軟銅からなる。また、拠り線は、それぞれが、絶縁されているリツ線を使用してもよい。
上記バラン4は平衡モードを不平衡モードにモード変換し、かつインピーダンス変換するもので、平衡部側の端子の一方に左側の音声・高周波兼用信号線8La、8Lbが、他方に右側の音声・高周波兼用信号線8Ra、8Rbが、バラン4の平衡側端子から互いに30°以上の固定された角度(本例では90°)で延び、V型ダイポールアンテナとして機能しうるように接続されている。そのバラン4からインピーダンスボックス10L、10Rに至る長さは例えば37cm或いはそれ以上にされている。
このように、片側を2本の信号線(左側については8La・8Lb、右側については8Ra、8Rb)で構成するのは、これら音声・高周波兼用信号線8La、8Lb、8Ra、8Rbに高周波信号の受信アンテナとして機能させるだけでなく、左右の各イヤーホーン12L、12Rへ音声信号を伝送する音声信号伝送手段としても機能させるようにするためである。尚、受信アンテナ(ダイポールアンテナ)としての周波数帯域を下側に拡げるために、音声・高周波兼用信号線8La・8Lb間及び8Ra、8Rb間に、コンデンサC3L、C3Rを接続するようにしても良い。
尚、図1(A)、(B)において2点鎖線で示すように、補助アンテナ8Lc、8Rcを設けて特性を補うようにしても良い。該補助アンテナ8Lc、8Rcは長さが例えば50mmで、音声/高周波兼用信号線8La、8Lb、8Ra、8Rbから最低5mm離して設けることが好ましい。
この図1(A)に示すような大きさ、形状の信号線8La、8Lb、8Ra、8Rb(及び、8Lc、8Rc)は200MHzの高周波信号に共振し、その高調波(3倍波、5倍波、7倍波)に励振するV型ダイポールアンテナとしての機能を有する。
該バラン4の不平衡部側の端子は同軸ケーブル14を介して受信機、例えば、液晶TV(テレビジョン受像機)16に接続されている。該バラン4は本実施例では平衡200Ωを不平衡75Ωにモード変換及びインピーダンス変換を行うものが用いられる。
尚、上記同軸ケーブル14と該液晶TV16との接続は図2(A)に示すピン配列のピンジャックコネクタを用いて行われる。
該同軸ケーブル14は図2(B)に示すように、高周波信号用の信号線と、音声信号用の信号線を一体化した同軸一体ケーブルであり、一つの同軸ケーブルで高周波信号の伝送と、左右の音声信号の伝送を行う。必ずしも、高周波信号用の信号線と、音声信号用の信号線を一つの同軸ケーブルで伝送することは不可欠ではなく、別々のケーブルにより伝送するようにしても良いが、一つの同軸ケーブルで高周波信号と音声信号を送るようにすると、使用するケーブルの使用本数が少なくて済み、小型化、軽量化、低価格化を図ることができるので好ましいと言える。
該同軸ケーブル14は、本イヤーホーンアンテナ2と、無線機、例えば液晶TV(テレビジョン受像機)16の受信回路(受信装置)19との間を接続し、図2(B)に示すような構造を有する。
即ち、本同軸ケーブル14は、高周波信号を通す中心導体31を芯線とし、その中心導体31を絶縁体32で被覆し、該絶縁体32をシールド線(例えば裸軟銅線からなる)33で被覆し、該シールド線33をその外側から例えばテープ34により巻いて被覆し、そのテープ34の外側に互いに絶縁分離された3本の音声信号線35a、35b、35cを巻き、その外側をジャケット36で覆ったものである。上記3本の音声信号線35a、35b、35cの一つが左側音声信号線、他の一つが右側音声信号線、残りが共通音声信号線(グランドライン)となる。但し、本実施例においては、共通音声信号線を遊ばせ、音声信号を左右の音声信号線とシールド線により音声信号を伝送するようにしている。
上記左右のローディングボックス10L、10Rは、それぞれ、音声/高周波兼用信号線8La・8Lb、8Ra・8Rbと左右のイヤーホーン12L、12Rとの間に接続されている。
そして、該ローディングボックス10Lは、ローディングコイルLLa、LLbと、該ローディングコイルLLa、LLbに一端が接続された高周波遮断手段たるフェライトビーズF1La、F1Lbを有し、該フェライトビーズF1La、F1Lbの他端が、左のイヤーホーン12Lに接続されている。
また、ローディングボックス10Rは、ローディングコイルLRa、LRbと該ローディングコイルLRa、LRbに一端が接続された高周波遮断手段たるフェライトビーズF1Ra、F1Rbを有し、該フェライトビーズF1Ra、F1Rbの他端が、右のイヤーホーン12Rに接続されている。
これらのフェライトビーズ(例えば村田製作所製BLM18HD102SN1サイズ1608)F1Ra、F1Rbは、50〜20000Hzのような音声信号に対してはローインピーダンスになり、ローディングコイルLLa、LLb、LRa、LRbとイヤーホーン12L、12Rとの間における音声信号の伝送を許容する。また、高周波信号に対してはハイインピーダンスになってその間において信号を遮断(カット)する。従って、高周波信号が人体からイヤーホーン12L、12R及び音声/高周波兼用信号線8La・8Lb、8Ra・8Rb等を介して受信装置19側に侵入し、受信の安定性を損なうことを防止することができる。
C2Lは左のイヤーホーン12Lの、C2Rは右のイヤーホーン12Rの端子間に接続された帯域拡大用コンデンサで、例えば10pFの静電容量を有する。
ところで、上記各ローディングコイルLLa、LLb、LRa、LRbは、そのインダクタンスが図3に示すような周波数依存性を有し、100MHzでは例えば約1.4μHであり、そして、図4に示すように、インサーションロスが200MHzで最大になるようにされているのである。具体的には、200MHzではインサーションロスが50dBにも達する。従って、実質的に電気的分離をするようなハイインピーダンスになるといえるのである。因みに、100MHzではインサーションロスが15dB程度にしかならず、インピーダンスについては電気的分離を為し得ないローインピーダンスにしかならない。
尚、該ローディングボックス10L、10R間が首掛け用紐20により繋がれ、イヤーホーンアンテナ2を首に掛けられるようにする役割を果たすが、高周波的には特に役割は持たない。従って、回路図である図1(B)ではこの首掛け用紐20は2点鎖線で示した。
18L、18Rは音声信号伝達線で、高周波遮断手段たるフェライトビーズF2LA、F2RA(例えば村田製作所製BLM18HD102SN1 サイズ1608)を介して音声/高周波兼用信号線8La、8Raに接続されている。そして、音声/高周波兼用信号線8Lb、8Rbは上記フェライトビーズF2LA、F2RAと同じ特性のフェライトビーズF2LC、F2RCを介して接地されている。
このフェライトビーズF2LA、F2RA、F2LC、F2RCは音声信号経路に高周波信号が漏れることを防止するもので、テレビジョン放送信号の周波数帯域においては高インピーダンス(例えば1kΩ以上)になり、高周波信号を遮断し、音声信号の周波数帯域(20kHz以下)においては、抵インピーダンスになって音声信号の通過を許容する。
C1L、C1Rは音声/高周波兼用信号線8La、8Raとバラン4の平衡端子との間にそれぞれ介挿されたコンデンサ(容量が例えば10pF)で、音声/高周波信号線8La・8Lb及び8Ra・8Rbそれぞれを分離するためのものである。
C3L、C3Rは音声/高周波兼用信号線8La・8Lb間、及び、音声/高周波兼用信号線8Ra・8Rb間に接続された帯域拡大用コンデンサで、アンテナの受信周波数帯域を拡大するものである。但し、音声信号の周波数帯域では、信号線間は、それぞれ分離されている。
このイヤーホーンアンテナ2は、100MHz共振V型ダイポールアンテナと、200MHz共振V型ダイポールアンテナと、音声信号線とが共存する。即ち、100MHz共振V型ダイポールアンテナとしての機能と、200MHz共振型ダイポールアンテナとしての機能と、左右の音声信号を左右のイヤーホーン12L、12Rへ伝送する機能とを有するのである。
先ず、100MHz共振V型ダイポールアンテナとしての機能について説明する。
各ローディングコイルLLa、LLb、LRa、LRbは、図4に示すように、100MHzの周波数の信号に対しては、インサーションロスが10dB(ゲイン=−10dB)程度と小さいので、ローディングコイルLLa、LLb、LRa、LRbと導体線8La、8Lb、8Ra、8Rbとの間を高周波的に分離し得ない。
従って、100MHzの周波数の信号に対しては、音声/高周波兼用信号線8La、8Lb、8Ra、8Rbと、ローディングコイルLLa、LLb、LRa、LRbからなるV型ダイポールアンテナが受信アンテナとして機能し、共振する。
そして、そのローディングコイルLLa、LLb、LRa、LRbは基本周波数(例えば100MHz)の共振に必要とされるアンテナ長を短縮する共振アンテナ長短縮機能を有し、アンテナ長が短くても低い周波数の信号に対する受信感度を高めることができるようにする役割を果たす。
即ち、ダイポールアンテナは通常、100MHzに共振するには必要な片側アンテナ長が0.753メートルにもなってしまう。これでは携帯用無線機(液晶TV)用としては実用性がない。
しかし、本イヤーホーンアンテナ2には、ローディングコイルLLa、LLb、LRa、LRbが存在し、その上記共振アンテナ長短縮機能によりアンテナ長が短くても低い周波数の信号に充分な感度で受信できる。
具体的には、各ローディングコイルLLa、LLbのインダクタンスが100MHzで約1.4μHであり、100MHzというテレビジョン放送使用周波数帯域内においては低域に属する(波長の比較的長い)信号に対して首掛けに適する実用的な長さのアンテナ長で共振を可能にする。
従って、実用的なアンテナ長で100MHz共振ダイポールアンテナが構成され、100MHzの周波数に共振し、更に、100MHzの高調波(3倍波、5倍波、7倍波)に共振するのである。
次に、200MHz共振ダイポールアンテナとしての機能について説明する。上記ローディングコイルLLa、LLb、LRa、LRbは、図4に示すように、200MHzでの周波数の信号に対してはインサーションロスが50dB(ゲイン:−50dB)にも達し、実質的に、音声/高周波兼用信号線8La、8Lb、8Ra、8Rbから分離し、音声/高周波兼用信号線8La、8Lb、8Ra、8Rbのみがアンテナとして機能する。
そして、音声/高周波兼用信号線8La、8Lb、8Ra、8Rbのみからなるダイポールアンテナは、片側アンテナ長が37cmなので、200MHzの周波数の信号に共振する。従って、200MHzの周波数の信号に共振し、その200MHzの高調波(3倍波、5倍波、7倍波)に励振する200MHz共振V型ダイポールアンテナが存在することになる。
尚、ダイポールアンテナの場合、各アンテナ長に対する共振波長の計算値より実際の共振波長が多少短くなる傾向がある。
次に、音声信号を伝送する機能について説明する。
無線機本体16の受信装置19からケーブル14を介して伝送された左右の音声信号は、左右の音声信号線18L、18R及びアースラインを通じて音声/高周波兼用信号線8La、8Lb、8Ra、8Rbに伝送され、更に、ローディングボックス10L、10Rを介してイヤーホーン12L、12Rに伝送され、該イヤーホーン12L、12Rにて音声再生される。
その際、音声信号の漏れを音声信号遮断用コンデンサC1L、C1Rによって阻むことができる。
このように、音声信号を伝送する機能をも有するので、本イヤーホーンアンテナ2によりアンテナとイヤーホーンの一体化ができるのである。
このように、本イヤーホーンアンテナ2は、何の感度調整動作をしなくても、100MHz共振ダイポールアンテナとしても200MHz共振ダイポールアンテナとしても機能するので、100MHz及び200MHzに共振し、その100MHz及び200MHzの高調波(3倍、5倍、7倍)に励振するところの、テレビジョン放送使用周波数帯域を充分にカバーする広い帯域に渡って充分に高い受信感度を得ることができ、更に、無線機本体16の受信装置19側からの左右の音声信号のイヤーホーン12L、12Rへの伝送も行うことができるのである。
そして、フェライトビーズF1La、F1Lb、F1Ra、F1Rbにより人体からイヤーホーン12L、12Rを通じてイヤーホーンアンテナ2側へ及ぼす高周波的悪影響を防ぐことができ、無線機本体16側における受信の安定性が人体により損なわれることを防止することができる。
また、受信感度は、多少落ちるが、ローディングコイルLLa、LLb、LRa、LRbをなくすことも可能である。この場合、帯域拡大コンデンサC3L、C3Rを無くし、音声・高周波兼用信号線8La、8Lbと8Ra、8RbそれぞれをフェライトビーズF1La、F1LbとF1Ra、F1Rbにそれぞれ直接接続する。このとき、音声・高周波兼用信号線8La、8Lbと8Ra、8Rbの信号線の長さを、37cmとすることで、200MHzの周波数に対しては、λ/4で共振し、100MHzの周波数に対しては、λ/8で共振し、UHF帯(470MHz〜770MHz)に対しては、高調波(3倍波、5倍波、7倍波)で共振するアンテナを実現することが出来る。この変形例を用いると実施例1に比べ、多少感度は、落ちるが、部品点数が、少ないと言う利点を持つ。
図5(A)、(B)は本発明イヤーホーンアンテナの第2の実施例2aを示すもので、(A)は構成図、(B)はアンテナの回路図である。
本実施例2aは、音声・高周波兼用信号線8Lbと8Rbを互いに接続し、これらはバラン4の平衡側の端子に接続しないようにし、変形折り返しダイポールアンテナ構成になるようにしたものである。そして、その互いに接続された音声・高周波兼用信号線8Lb・8Rbと接地との間に一つのフェライトビーズFBCが接続されている。また、音声信号分離コンデンサC1L、C1Rを無くし、音声・高周波兼用信号線8Lb・8Rbのバラン側の端子と音声・高周波兼用信号線8La・8Raのバラン側でかつコンデンサC1L、C1Rの接続されていた端子をそれぞれ一体化する。この3つの点で、本実施例2aは第1の実施例2と異なるが、それ以外の点では、異なるところはない。
尚、コンデンサC3L、C3は音声・高周波兼用信号線8La、8Lb間及び8Ra、8Rb間を高周波的に接続して折り返しダイポールアンテナとしての機能も果たす。
本実施例2aによれば、変形折り返しダイポールアンテナ構成なので、普通のダイポールアンテナ構成のものに比較してインピーダンスが4倍になる。従って、バラン4でのインピーダンスマッチングが容易になるという利点がある。また、ダイポールアンテナに比べ、帯域が広いと言う利点も持つ。
図6(A)、(B)は本発明イヤーホーンアンテナの第3の実施例2bを示すもので、(A)は構成図、(B)はアンテナの回路図である。
本実施例2bは、本発明をディジタル地上波を受信するアンテナに適用したもので、UHF(470〜770MHz)の高周波を受信すればよい。
従って、第1、第2の実施例2、2aのようにローディングコイルを設けることは必要ではなく、また、音声・高周波兼用信号線8La、8Lb、8Ra、8Rbの長さも短くて済む。
本実施例2bにおいては、音声・高周波兼用信号線8La・8Lb、8Ra・8Rbがそれぞれ15cmの長さにされており、それとは、別に8La・8Raのバラン側のランドよりそれぞれ長さ11cmで8Lc・8Rcの線材が延びている。この8Lc・8Rc間及び8Lb、8Rb間の間隔は5mm以上離して設ける。音声・高周波兼用信号線8La、8Lbと、8Ra、8Rbとはバラン4から例えば90°の角度を成すように延びており、その角度は固定されている。
そして、上述のように、ローディングコイルは必要ではないので、音声・高周波兼用信号線8La、8Lb、8Ra、8Rbの反バラン側の端子にはフェライトビーズF1La、F1Lb、F1Ra、F2Rbの一端が接続され、該フェライトビーズF1La、F1Lb、F1Ra、F1Rbの他端がイヤーホーン12L、12Rに接続されている。C2L、C2Rは帯域拡大用のコンデンサである。これらのフェライトビーズFlLa、F1Lb、F1Ra、F1Rb及び帯域拡大用のコンデンサC2L、C2Rはフェライトビーズ・コンデンサボックス40L、40R内に収納され、該ボックス40L、40R間に首掛け用紐20が繋がれ、首掛け可能なるようにされている。
本実施例2bによれば、ディジタル地上波に使用されるUHF(470〜770MHz)の全周波数帯域の高周波信号を受信することができる。
尚、上記各実施例においては、音声・高周波兼用信号線8La、8Lbと、8Ra、8Rbとがバラン4から例えば90°の角度を成すように延びて、V型ダイポールアンテナ構成を構成するようにされていた。しかし、その角度を約180°にしてU型ダイポールアンテナ構成を構成するような態様でも本発明を実施することができる。
(A)、(B)は本発明イヤーホーンアンテナの第1の実施例を示すもので、(A)は構成図、(B)は回路図である。 (A)〜(C)はそのイヤーホーンアンテナに用いる各別の部材を示し、(A)はピンジャックコネクタを示す図、(B)は同軸ケーブルの構成図、(C)は複合コイルの構成図である。 上記実施例で使用するローディングコイルの周波数とインダクタンスの関係を示す曲線図である。 上記第1の実施例で使用するローディングコイルの周波数とインサーションロスとの関係を示す曲線図である。 (A)、(B)は本発明イヤーホーンアンテナの第2の実施例を示すもので、(A)は構成図、(B)は回路図である。 (A)、(B)は本発明イヤーホーンアンテナの第3の実施例を示すもので、(A)は構成図、(B)は回路図である。
符号の説明
2・・・イヤーホーンアンテナ、4・・・バラン、6・・・ダイポールアンテナ、8La、8Lb、8Ra、8Rb・・・音声・高周波兼用信号線、10L、10R・・・ローディングボックス、12R、12L・・・イヤーホーン、14・・・同軸ケーブル、16・・・無線機本体、18L、18R・・・音声信号線、19・・・受信装置、20・・・首掛け用紐、LLa、LLb、LRa、LRb・・・ローディングコイル、FlLa、F1Lb、F1Ra、F1Rb、F2LA、F2RA、F2C、F2LC、F2RC・・・高周波遮断手段(フェライトビーズ)、C1L、C1R・・・音声信号遮断手段、C2L、C2R・・・受信周波数帯域拡大手段、C3L、C3R・・・受信周波数帯域拡大手段

Claims (4)

  1. 平衡モードから不平衡モードに変換するバランを有し、前記バランの平衡モード側の第1の端子に、2本の導線からなる第1の音声・高周波兼用信号線のうちの1本が接続され、前記第1の音声・高周波兼用信号線の他端が左のイヤーホーンに接続され、前記バラン
    の平衡モード側の第2の端子に、2本の導線からなる第2の音声・高周波兼用信号線の内の1本が接続され、前記第2の音声・高周波兼用信号線の他端が右のイヤーホーンに接
    続されるテレビジョン受像機のイヤーホーンアンテナであって、
    前記左右のイヤーホーンと、それに接続される前記第1及び第2の音声・高周波兼用信号線との間に、100MHzに対しインサーションロスが小さく、200MHzに対しインサーションロスの大きいローディングコイルと、高周波信号に対してはハイインピーダンスになってその信号を実質的に遮断し、音声信号に対してはローインピーダンスになってその信号の伝送を許容する高周波信号遮断手段と、の直列回路を設け、
    前記第1及び第2の音声・高周波兼用信号線が前記バランの平衡モード側の端子に接続
    された側の部分において成す角度が180°より小さい角度を成し、
    前記第1及び第2の音声・高周波兼用信号線と前記ローディングコイルとで100MHz共振V型ダイポールアンテナ及び200MHz共振V型ダイポールアンテナと左右の音声信号を前記左右のイヤーホーンに伝送する音声信号線として機能するように形成された
    ことを特徴とするテレビジョン受像機のイヤーホーンアンテナ。
  2. 平衡モードから不平衡モードに変換するバランを有し、前記バランの平衡モード側の第
    1の端子に、2本の導線からなる第1の音声・高周波兼用信号線のうちの1本が接続され、前記第1の音声・高周波兼用信号線の他端が左のイヤーホーンに接続され、前記バラン
    の平衡モード側の第2の端子に、2本の導線からなる第2の音声・高周波兼用信号線の内の1本が接続され、前記第2の音声・高周波兼用信号線の他端が右のイヤーホーンに接
    続されるテレビジョン受像機のイヤーホーンアンテナであって、
    前記左右のイヤーホーンと、
    それに接続される前記第1及び第2の音声・高周波兼用信号線との間に、100MHzに対しインサーションロスが小さく、200MHzに対しインサーションロスの大きいローディングコイルと、
    高周波信号に対してはハイインピーダンスになってその信号を実質的に遮断し、音声信号に対してはローインピーダンスになってその信号の伝送を許容する高周波信号遮断手段と、の直列回路設け
    前記第1及び第2の音声・高周波兼用信号線が前記バランの平衡モード側の端子に接続
    された側の部分において成す角度が略180°であり、
    前記第1及び第2の音声・高周波兼用信号線と前記ローディングコイルとで100MHz共振U型ダイポールアンテナ及び200MHz共振U型ダイポールアンテナと左右の音声信号を前記左右のイヤーホーンに伝送する音声信号線として機能するように形成された
    ことを特徴とするテレビジョン受像機のイヤーホーンアンテナ。
  3. 前記ダイポールアンテナとして機能する前記第1及び第2の音声・高周波兼用信号線に音声信号を伝達する音声信号伝達経路を有し、
    前記音声信号伝達経路に高周波信号に対してハイインピーダンスになる高周波遮断手段を介在させた、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のテレビジョン受像機のイヤーホーンアンテナ。
  4. 平衡モードから不平衡モードに変換するバランを有するイヤーホーンアンテナと該イヤーホーンアンテナの前記バランの不平衡モード側の端子に、ケーブルを介して接続された受信装置と、からなるテレビジョン受像機であって、
    前記イヤーホーンアンテナは、
    前記バランの平衡モード側の第1の端子に、2本の導線からなる第1の音声・高周波兼用信号線のうちの1本が接続され、
    前記第1の音声・高周波兼用信号線の他端が左のイヤーホーンに接続され、
    前記バランの平衡モード側の第2の端子に、2本の導線からなる第2の音声・高周波兼用信号線の内の1本が接続され、
    前記第2の音声・高周波兼用信号線の他端が右のイヤーホーンに接続され、
    前記左右のイヤーホーンとそれに接続される前記第1及び第2の音声・高周波兼用信号線との間に、100MHzに対しインサーションロスが小さく、200MHzに対しインサーションロスの大きいローディングコイルと、高周波信号に対してはハイインピーダンスになってその信号を実質的に遮断し、音声信号に対してはローインピーダンスになってその信号の伝送を許容する高周波信号遮断手段と、の直列回路を設け、
    前記第1及び第2の音声・高周波兼用信号線と前記ローディングコイルとで100MHz共振ダイポールアンテナ及び200MHz共振ダイポールアンテナと左右の音声信号を前記左右のイヤーホーンに伝送する音声信号線として機能するように形成されている
    いることを特徴とするテレビジョン受像機
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