JP4296790B2 - 遠隔操作装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家電等の対象機器を遠隔操作するための遠隔操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、宅内にある遠隔操作可能な家電機器を遠隔操作する際は、家電機器個別の専用リモコンか、もしくは一般的に学習リモコンと呼ばれる複数機器の遠隔操作が可能なリモコンを用い、操作信号の受信可能な範囲の対象機器のみの操作を行なっていた。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−152856号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の遠隔操作装置(リモコン)では、操作信号の受信可能な範囲の対象機器のみしか操作可能ではなく、受信範囲外の対象機器を操作する際には、人が遠隔操作装置を受信可能範囲まで移動させ、操作を行なわなければならず、煩雑であるという問題点を有していた。また、宅外や、宅内のある固定の場所から操作対象機器の集中操作を行うためには、予め操作対象機器の全てにホームゲートウェイ等との専用接続の工事を施す必要があり、煩雑な工事を行う必要があると共に別途に多大な費用が発生するという問題点を有し、このため、容易に宅内もしくは宅外から遠隔操作機能付機器(対象機器)の集中操作を行うことができなかった。
【0005】
この遠隔操作装置では、遠隔操作機能付機器を操作信号の受信範囲外でも容易に遠隔操作することができ、また容易に集中操作を行うことができることが要求されている。
【0006】
本発明は、この要求を満たすため、対象機器を操作信号の受信範囲外でも容易に遠隔操作することができ、また容易に集中操作を行うことができる遠隔操作装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の遠隔操作装置は、1の操作信号を受信する受信部と、複数の信号パターンを記憶する信号パターン記憶部と、受信部によって受信した第1の操作信号の示す信号パターンと信号パターン記憶部に記憶された信号パターンとを比較する信号比較部と、信号比較部における比較結果から得られた遠隔操作の対象機器の位置情報に基づいて遠隔操作装置自体を移動させる移動部と、移動部によって遠隔操作装置自体が移動された後に第1の操作信号に従って対象機器を操作する第2の操作信号を対象機器に送信する送信部と、送信部が第2の操作信号を対象機器に送信した後に対象機器を撮像する画像撮像部と、対象機器の参照画像を記憶する参照画像記憶部と、画像撮像部によって撮像された撮像画像と参照画像記憶部に記憶された参照画像とを比較する画像比較部と、画像比較部における比較結果に基づいて送信部を所定の角度回転させた後に送信部に対象機器へ第2の操作信号を再度送信させる制御部と、を備える。
【0008】
これにより、対象機器を操作信号の受信範囲外でも容易に遠隔操作することができる遠隔操作装置が得られる。また、この構成により、送信部が対象機器へ第2の操作信号を送信した後、画像撮像部において対象機器の画像を撮像し、制御部は、画像の比較結果に基づいて、必要であれば送信部の送信角度を変更して対象機器へ第2の操作信号を再送させることが可能となるという作用を有する。
【0009】
【発明の実施の形態】
第1の発明は、1の操作信号を受信する受信部と、複数の信号パターンを記憶する信号パターン記憶部と、受信部によって受信した第1の操作信号の示す信号パターンと信号パターン記憶部に記憶された信号パターンとを比較する信号比較部と、信号比較部における比較結果から得られた遠隔操作の対象機器の位置情報に基づいて遠隔操作装置自体を移動させる移動部と、移動部によって遠隔操作装置自体が移動された後に第1の操作信号に従って対象機器を操作する第2の操作信号を対象機器に送信する送信部と、送信部が第2の操作信号を対象機器に送信した後に対象機器を撮像する画像撮像部と、対象機器の参照画像を記憶する参照画像記憶部と、画像撮像部によって撮像された撮像画像と参照画像記憶部に記憶された参照画像とを比較する画像比較部と、画像比較部における比較結果に基づいて送信部を所定の角度回転させた後に送信部に対象機器へ第2の操作信号を再度送信させる制御部と、を備えるものである。
【0036】
この構成により、送信部が対象機器へ第2の操作信号を送信した後、画像撮像部において対象機器の画像を撮像し、制御部は、画像の比較結果に基づいて、必要であれば送信部の送信角度を変更して対象機器へ第2の操作信号を再送させることが可能となるという作用を有する。
【0037】
第2の発明は、第1の操作信号を受信する受信部と、複数の信号パターンを記憶する信号パターン記憶部と、受信部によって受信した第1の操作信号の示す信号パターンと信号パターン記憶部に記憶された信号パターンとを比較する信号比較部と、信号比較部における比較結果から得られた遠隔操作の対象機器の位置情報に基づいて遠隔操作装置自体を移動させる移動部と、移動部によって遠隔操作装置自体が移動された後に第1の操作信号に従って対象機器を操作する第2の操作信号を対象機器に送信する送信部と、送信部が第2の操作信号を対象機器に送信した後に対象機器を撮像する画像撮像部と、対象機器の参照画像を記憶する参照画像記憶部と、画像撮像部によって撮像された撮像画像と参照画像記憶部に記憶された参照画像とを比較する画像比較部と、画像比較部における比較結果に基づいて移動部を動作させ、遠隔操作装置自体を所定の距離移動させた後に送信部に対象機器へ第2の操作信号を再度送信させる制御部と、を備える。
【0038】
この構成により、送信部が対象機器へ第2の操作信号を送信した後、画像撮像部において対象機器の画像を撮像し、制御部は、画像の比較結果に基づいて、必要であれば遠隔操作装置自体を移動して対象機器へ第2の操作信号を再送させることが可能となるという作用を有する。
【0039】
第3の発明は、第1の操作信号を受信する受信部と、複数の信号パターンを記憶する信号パターン記憶部と、受信部によって受信した第1の操作信号の示す信号パターンと信号パターン記憶部に記憶された信号パターンとを比較する信号比較部と、信号比較部における比較結果から得られた遠隔操作の対象機器の位置情報に基づいて遠隔操作装置自体を移動させる移動部と、移動部によって遠隔操作装置自体が移動された後に第1の操作信号に従って対象機器を操作する第2の操作信号を対象機器に送信する送信部と、送信部が第2の操作信号を対象機器に送信した後に対象機器を撮像する画像撮像部と、対象機器の参照画像を記憶する参照画像記憶部と、画像撮像部によって撮像された撮像画像と参照画像記憶部に記憶された参照画像とを比較する画像比較部と、画像比較部における比較結果に基づいて送信部を所定の角度回転させると共に、移動部を動作させ、遠隔操作装置自体を所定の距離移動させた後に送信部に対象機器へ第2の操作信号を再度送信させる制御部と、を備える。
【0040】
この構成により、送信部が対象機器へ第2の操作信号を送信した後、画像撮像部において対象機器の画像を撮像し、制御部は、画像の比較結果に基づいて、必要であれば送信部の送信角度を変更し、且つ、遠隔操作装置自体を移動して、対象機器へ第2の操作信号を再送させることが可能となるという作用を有する。
【0041】
第4の発明は、第1の操作信号を受信する受信部と、複数の信号パターンを記憶する信号パターン記憶部と、受信部によって受信した第1の操作信号の示す信号パターンと信号パターン記憶部に記憶された信号パターンとを比較する信号比較部と、信号比較部における比較結果から得られた遠隔操作の対象機器の位置情報に基づいて遠隔操作装置自体を移動させる移動部と、移動部によって遠隔操作装置自体が移動された後に第1の操作信号に従って対象機器を操作する第2の操作信号を対象機器に送信する送信部と、送信部が第2の操作信号を対象機器に送信した後に対象機器を撮像する画像撮像部と、対象機器の参照画像を記憶する参照画像記憶部と、画像撮像部によって撮像された撮像画像と参照画像記憶部に記憶された参照画像とを比較する画像比較部と、画像比較部における比較結果に基づいて送信部を所定の角度回転させた後に、送信部に対象機器へ第2の操作信号を再度送信させ、再度、画像撮像部に対象機器の画像を撮像させ、画像比較部に画像と参照画像とを比較させ、画像比較部における比較結果に基づいて移動部を動作させ、遠隔操作装置自体を所定の距離移動させた後に送信部に対象機器へ第2の操作信号を再度送信させる制御部と、を備える。
【0042】
この構成により、送信部が対象機器へ第2の操作信号を送信した後、画像撮像部において対象機器の画像を撮像し、制御部は、画像の比較結果に基づいて、必要であれば送信部の送信角度を変更し、送信部が対象機器へ第2の操作信号を再度送信した後、画像撮像部において対象機器の画像を撮像し、制御部は、画像の比較結果に基づいて、必要であれば更に、遠隔操作装置自体を移動して、対象機器へ第2の操作信号を再送させることが可能となるという作用を有する。
【0043】
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図15を用いて説明する。
【0044】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による遠隔操作装置を示す構成図である
【0045】
図1において、1は遠隔操作装置、2は全体を制御する中央演算処理装置(CPU)、3は記憶部としてのメモリ、4は遠隔操作装置1外部からの信号を受信する信号受信機、5a、5bは遠隔操作装置1を移動させる車輪、6a、6bは車輪を駆動させるモータ、7は遠隔操作装置1外部に機器コントロール信号(機器操作信号)を送信する信号送信機、8は画像撮像を行うカメラ、9は移動距離計測用従動輪、10は移動距離計測用従動輪9の回転量の検出を行うエンコーダ、11は遠隔操作装置1の回転角度(旋回角度)を検出するジャイロ、12a〜12dは障害物検出センサ、13は遠隔操作装置1外部へ画像データ等のデータ信号を送信するデータ送信機である。
【0046】
図2は、図1の遠隔操作装置1の一部を一般化して示すブロック図である。
【0047】
図2において、Aは制御装置、20は図1のCPU2に対応する制御部、21は図1の信号受信機4に対応する受信部、22は図1のメモリ3に対応する信号パターン記憶部、23は図1のCPU2に対応する信号比較部、27は図1のメモリ3に対応する画像記憶部、24は図1の車輪5a、5b、モータ6a、6bに対応する移動部、25は図1の信号送信機7に対応する送信部、28は図1のデータ送信機13に対応する画像送信部、26は図1のカメラ8に対応する画像撮像部、29は図1の移動距離計測用従動輪9、エンコーダ10、ジャイロ11に対応する位置検出部、30は図1の障害物検出センサ12a〜12dに対応する障害物検出部である。
【0048】
図3は、図1の遠隔操作装置1の機構の一部を示す機構図である
【0049】
図3において、41は操作対象機器に対して操作信号を送信する信号送信機(送信部25)、42は水平方向に伸びる水平回転軸を中心に回転する垂直回転体、43は垂直回転体42を任意の角度まで回転させる水平アクチュエータとしてのモータ、44は垂直回転体42を保持するベース、Aは図2に示す制御装置である。ベース44は遠隔操作装置1に設置され、信号送信機41およびモータ43は制御部20に接続されている。
【0050】
図4は、図1の遠隔操作装置1の機構の一部を示す機構図である
【0051】
図4において、51は操作対象機器に対して操作信号を送信する信号送信機(送信部25)、52は水平方向に伸びる水平回転軸を中心に回転する垂直回転体、53は垂直回転体52を任意の角度まで回転させる水平アクチュエータとしてのモータ、54は垂直方向に伸びる垂直回転軸を中心に回転する水平回転体、55は水平回転体54を任意の角度まで回転させる垂直アクチュエータとしてのモータ、Aは図2に示す制御装置である。モータ55は遠隔操作装置1に設置され、信号送信機51、モータ53およびモータ55は制御部20に接続されている。
【0052】
図5は、図1の遠隔操作装置1の機構の一部を示す機構図である
【0053】
図5において、61は操作対象機器に対して操作信号を送信する信号送信機(送信部25)、62は画像撮像を行なうカメラ、63は水平方向に伸びる水平回転を中心に回転する垂直回転体、64は垂直回転体63を任意の角度まで回転させる水平アクチュエータとしてのモータ、65は垂直方向に伸びる垂直回転軸を中心に回転する水平回転体、66は水平回転体65を任意の角度まで回転させる垂直アクチュエータとしてのモータ、Aは図2に示す制御装置である。モータ66は遠隔操作装置1に設置され、信号送信機61、画像撮像を行なうカメラ62、モータ64およびモータ66は制御部20に接続されている。
【0054】
図6は、図1の遠隔操作装置1の機構の一部を示す機構図である
【0055】
図6において、71は操作対象機器に対して操作信号を送信する信号送信機(送信部25)、72は水平方向に伸びる第1の水平回転軸を中心に回転する第1の垂直回転体、73は第1の垂直回転体72を任意の角度まで回転させる第1の水平アクチュエータとしてのモータ、74は垂直方向に伸びる第1の垂直回転軸を中心に回転する第1の水平回転体、75は第1の水平回転体74を任意の角度まで回転させる第1の垂直アクチュエータとしてのモータ、76は画像撮像を行なう為のカメラ、77は水平方向に伸びる第2の水平回転軸を中心に回転する第2の垂直回転体、78は第2の垂直回転体77を任意の角度まで回転させる第2の水平アクチュエータとしてのモータ、79は垂直方向に伸びる第2の垂直回転軸を中心に回転する第2の水平回転体、80は第2の水平回転体79を任意の角度まで回転させる第2の垂直アクチュエータとしてのモータ、Aは図2に示す制御装置である。モータ75およびモータ80は各々遠隔操作装置1の任意の場所に設置され、信号送信機71、カメラ76、モータ73、モータ75、モータ78およびモータ80は制御部20に接続されている。
【0056】
次に、このように構成された遠隔操作装置1の一連の動作を説明する。
【0057】
遠隔操作装置1は、第1の操作信号を信号受信機4より受信し、第1の操作信号の示す信号パターンとメモリ3に格納されている信号パターンとを比較し、その比較結果をCPU2に伝え、CPU2は、上記比較結果に基づいて、目的地(つまり各対象機器の位置)および各対象機器の操作方法を認識する。CPU2からモータ6a、6bへ動作指令が出され、モータ6a、6bはそれぞれ、車輪5a、5bを回転させることにより、遠隔操作装置1を目的地まで移動させる。移動の距離および方向は、予め既知の直径を有する移動距離計測用従動輪9の回転量をエンコーダ10で検出することにより、遠隔操作装置1の正確な移動距離を知ることができ、また、ジャイロ11により遠隔操作装置1の正確な回転角度(旋回角度)を知ることができる。この移動距離計測用従動輪9とエンコーダ10とジャイロ11とから成る位置検出部から得られた情報を基にCPU2は軌道修正を行う。途中、障害物があった場合、障害物検出センサ12a〜12dにより障害物を検出し、CPU2は、予め指定された回避動作パターンを車輪5a、5b、モータ6a、6bに対応する移動部に指令して障害物回避を行い、目的地まで移動する。目的地に到着後、遠隔操作装置1は、操作対象機器に信号送信機7の方向を向け、第1の操作信号で指示された対象機器の第2の操作信号を送信する。送信後、一定時間の後、カメラ8を用いて操作対象機器を撮像し、この撮像画像をデータ送信機13から所定の受信機器まで送信する。
【0058】
なお、上記記載の移動部は車輪走行方式だけではなく、キャタピラ走行方式、歩行方式、ホバークラフト走行方式、気球方式でも良い。また、上記記載の位置検出部はエンコーダ10とジャイロ11を使用する方式だけではなく、高精度GPSを用いた位置検出部を用いても良い。
【0059】
以上のように本実施の形態によれば、全体を制御する制御部20と、第1の操作信号を受信する受信部21と、複数の信号パターンを記憶する信号パターン記憶部22と、受信した第1の操作信号の示す信号パターンと信号パターン記憶部22に記憶された信号パターンとを比較する信号比較部23と、信号比較部23における比較結果から得られた対象機器の位置に基づいて遠隔操作装置1自体を移動させる移動部24と、第1の操作信号に従って対象機器を操作する第2の操作信号を送信する送信部25とを有し、制御部20は、対象機器の位置に基づいて移動部24を作動させて遠隔操作装置1自体を移動させた後、第1の操作信号が示す対象機器に対して対象機器を操作する第2の操作信号を送信部25に送信させることにより、遠隔操作装置1は、操作信号の受信範囲外に位置している場合には、第1の操作信号を受信して、遠隔操作装置1自体を対象機器の操作信号受信可能領域まで移動させ、対象機器を操作することができるので、対象機器を操作信号の受信範囲外でも容易に遠隔操作することができ、また、遠隔操作装置1自体の移動を連続して行うようにすれば、複数の対象機器に対する集中操作を容易に行うことができる。
【0060】
また、対象機器の所定の像を撮像するための画像撮像部26と、画像撮像部26により撮像した画像を記憶する画像記憶部27と、画像記憶部27の画像を所定の受信機器に送信する画像送信部28と有することにより、画像を撮像し、撮像した画像を記憶し、撮像画像を所定の受信機器まで送信することができる。
【0061】
さらに、受信部21は、無線信号を介して第1の操作信号を受信することにより、無線信号の受信範囲内であれば、信号の受信が可能になる。
【0062】
さらに、遠隔操作装置1自体の目的物からの距離と方向を検出する位置検出部29を備えたことにより、予め操作対象機器の位置関係を遠隔操作装置1に記憶させておけば、現在位置から目的位置まで予め設定された移動ルートでの移動を行なうことが可能になる。
【0063】
さらに、遠隔操作装置1自体から所定の距離範囲にある物体を検出する障害物検出部30を備え、制御部20は、移動部24を作動させ、障害物検出部30の検出結果に応じて遠隔操作装置1自体を移動させることにより、遠隔操作装置1自体が障害物を検出し、その障害物を回避して目的位置に到達することが可能になる。
【0064】
さらに、水平方向に延びる水平回転軸を中心に回転する垂直回転体42と、水平回転軸を駆動する水平アクチュエータ43とを備え、送信部25は、垂直回転体42上に配設されていることにより、移動部24と水平回転軸とを動作させて、操作対象機器が受信し易い方向に向けて操作信号を送信することが可能になる。
【0065】
さらに、水平方向に延びる水平回転軸を中心に回転する垂直回転体52と、垂直方向に延びる垂直回転軸を中心に回転する水平回転体54と、水平回転軸を駆動する水平アクチュエータ53と、垂直回転軸を駆動する垂直アクチュエータ55とを備え、送信部25は垂直回転体52上に配設され、垂直回転体52は水平回転体54上に配設されていることにより、遠隔操作装置1自体の方向を変えること無く、容易に送信部25の方向を変えることが可能となり、操作対象機器が受信し易い方向に向けて操作信号を送信することができる。
【0066】
さらに、送信部25および画像撮像部26は、垂直回転体63上に配設されていることにより、操作対象機器への遠隔操作信号を送信した後、遠隔操作装置1の向き等を変えることなく、操作機器を撮像することができる。
【0067】
さらに、水平方向に延びる第1と第2の水平回転軸を中心に回転する第1と第2の垂直回転体72、77と、垂直方向に延びる第1と第2の垂直回転軸を中心に回転する第1と第2の水平回転体74、79と、第1と第2の水平回転軸を駆動する第1と第2の水平アクチュエータ73、78と、第1と第2の垂直回転軸を駆動する第1と第2の垂直アクチュエータ75、80とを備え、送信部25は第1の垂直回転体72上に配設され、画像撮像部26は第2の垂直回転体77上に配設されていることにより、送信部25と画像撮像部26とを互いに関係なく設定することが可能となるので、第1と第2の垂直回転体72、77の操作が容易になり、操作対象機器への遠隔操作信号を送信した後、遠隔操作装置1の向き等を変えることなく又画像撮像部26のみの向きを考慮して、操作対象機器を撮像することができる。
【0068】
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2による遠隔操作装置を示すブロック図である。なお、本実施の形態による遠隔操作装置の機構を含めた構成は、図1に示す構成(移動距離計測用従動輪9、エンコーダ10、ジャイロ11に対応する位置検出部と障害物検出センサ12a〜12dに対応する障害物検出部は除く)である。
【0069】
図7において、1Aは遠隔操作装置、Aは図2に示す制御装置、91は図1のメモリ3に対応する参照画像記憶部、92は同じく図1のメモリ3に対応する比較結果保存部、93は図1のCPU2に対応する画像比較部である。ここで、各構成要素91〜93は制御装置Aの制御部20に接続されている。
【0070】
このように構成された遠隔操作装置1Aについて、その動作を図8を用いて説明する。図8は、図7の遠隔操作装置1Aの制御部20の動作を示すフローチャートであり、請求項10の記載に対応するものである。
【0071】
図8において、まず、受信部21は第1のコントロール信号(操作信号)を受信(S1)し、信号比較部23は、上記操作信号の示す信号パターンと信号パターン記憶部22に記憶している信号パターンとの比較を行い(S2)、その比較結果を基に、移動部24は、遠隔操作装置1Aを目的地まで移動させ(S3)、停止させる(S4)。遠隔操作装置1Aが停止した後、送信部25は操作対象機器に向けて第2のコントロール信号を送信し(S5)、一定時間後に画像撮像部26は操作対象機器の撮像を行い(S6)、画像送信部28は操作対象機器の撮像画像を所定の受信機器に送信し(S7)、動作を終了する。
【0072】
図9は、図7の遠隔操作装置1Aの制御部20の動作を示すフローチャートである
【0073】
図9において、まず、受信部21は第1のコントロール信号を受信し(S11)、信号比較部23は、上記操作信号の示す信号パターンと信号パターン記憶部22に記憶している信号パターンとの比較を行い(S12)、その比較結果を基に、移動部24は、遠隔操作装置1Aを目的地まで移動させ(S13)、停止させる(S14)。遠隔操作装置1Aが停止した後、送信部25は操作対象機器に向けて第2のコントロール信号を送信し(S15)、一定時間後に画像撮像部26は操作対象機器の撮像を行う(S16)。画像比較部93は、S16で撮像した操作対象機器の画像データを参照画像記憶部91に格納されている画像データと比較し(S17)、その比較結果を比較結果保存部92に保存し(S18)、動作を終了する。
【0074】
図10は、図7の遠隔操作装置1Aの制御部20の動作を示すフローチャートである
【0075】
図10において、まず、受信部21は第1のコントロール信号を受信し(S21)、信号比較部23は、上記操作信号の示す信号パターンと信号パターン記憶部22に記憶している信号パターンとの比較を行い(S22)、その比較結果を基に、移動部24は、遠隔操作装置1Aを目的地まで移動させ(S23)、停止させる(S24)。遠隔操作装置1Aが停止した後、送信部25は操作対象機器に向けて第2のコントロール信号を送信し(S25)、一定時間後に画像撮像部26は操作対象機器の撮像を行う(S26)。画像比較部93は、S26で撮像した操作対象機器の画像データを参照画像記憶部91に格納されている画像データと比較し(S27)、その比較結果がOKであれば動作を終了する。その比較結果がNGであれば、送信部25は再度、操作対象機器に向け第2のコントロール信号を送信し(S28)、動作を終了する。
【0076】
図11は、図7の遠隔操作装置1Aの制御部20の動作を示すフローチャートである
【0077】
図11において、まず、受信部21は第1のコントロール信号を受信し(S31)、信号比較部23は、上記操作信号の示す信号パターンと信号パターン記憶部22に記憶している信号パターンとの比較を行い(S32)、その比較結果を基に、移動部24は、遠隔操作装置1Aを目的地まで移動させ(S33)、停止させる(S34)。遠隔操作装置1Aが停止した後、送信部25は操作対象機器に向けて第2のコントロール信号を送信し(S35)、一定時間後に画像撮像部26は操作対象機器の撮像を行う(S36)。画像比較部93は、S36で撮像した操作対象機器の画像データを参照画像記憶部91に格納されている画像データと比較し(S37)、その比較結果のみを画像送信部28は所定の受信機器に送信し(S38)、動作を終了する。
【0078】
図12は、図7の遠隔操作装置1Aの制御部20の動作を示すフローチャートである
【0079】
図12において、まず、受信部21は第1のコントロール信号を受信(S41)し、信号比較部23は、上記操作信号の示す信号パターンと信号パターン記憶部22に記憶している信号パターンの比較を行い(S42)、その結果を基に、移動部24は、遠隔操作装置1Aを目的地まで移動させ(S43)、停止させる(S44)。遠隔操作装置1Aが停止した後、送信部25は操作対象機器に向け第2のコントロール信号を送信し(S45)、一定時間後に画像撮像部26は操作対象機器の撮像を行う(S46)。画像比較部93はS46で撮像した操作対象機器の画像データを参照画像記憶部91に格納されているデータと比較し(S47)、比較結果がOKであれば動作を終了する。比較結果がNGであれば、制御部20は送信部25を所定の角度回転させ(S48)、停止させる(S49)。送信部25の回転が停止した後、送信部25は操作対象機器に向けて第2のコントロール信号を再送信する(S45)。S45からS49を所定回数n回(n≧1)繰り返し、その中で比較結果がOKであれば動作を終了する。S45からS49を所定回数n回繰り返しても比較結果がOKと成らない場合、コントロール結果を所定の受信機に送信し(S50)、動作を終了する。送信部25の回転移動パターンは、垂直軸を中心とした回転のみ、水平軸を中心とした回転のみ、垂直軸及び水平軸を中心とした相互回転動作のパターンがある。
【0080】
図13は、図7の遠隔操作装置1Aの制御部20の動作を示すフローチャートである
【0081】
図13において、まず、受信部21は第1のコントロール信号を受信(S51)し、信号比較部23は、上記操作信号の示す信号パターンと信号パターン記憶部22に記憶している信号パターンの比較を行い(S52)、その結果を基に、移動部24は、遠隔操作装置1Aを目的地まで移動させ(S53)、停止させる(S54)。遠隔操作装置1Aが停止した後、送信部25は操作対象機器に向け第2のコントロール信号を送信し(S55)、一定時間後に画像撮像部26は操作対象機器の撮像を行う(S56)。画像比較部93はS56で撮像した操作対象機器の画像データを参照画像記憶部91に格納されているデータと比較し(S57)、比較結果がOKであれば動作を終了する。比較結果がNGであれば、制御部20は移動部24に指令して遠隔操作装置1Aを所定の距離移動させ(S58)、停止させる(S59)。遠隔操作装置1Aが停止した後、送信部25は操作対象機器に向けて第2のコントロール信号を再送信する(S55)。S55からS59を所定回数n回(n≧1)繰り返し、その中で比較結果がOKであれば動作を終了する。S55からS59を所定回数n回繰り返しても比較結果がOKとならない場合、コントロール結果を所定の受信機に送信し(S60)、動作を終了する。操作信号再送時の遠隔操作装置1Aの移動パターンは操作対象機器に近づく方向に移動、左右方向に移動するパターン、その場で回転するパターンがある。
【0082】
図14は、図7の遠隔操作装置1Aの制御部20の動作を示すフローチャートである
【0083】
図14において、まず、受信部21は第1のコントロール信号を受信(S61)し、信号比較部23は、上記操作信号の示す信号パターンと信号パターン記憶部22に記憶している信号パターンの比較を行い(S62)、その結果を基に、移動部24は、遠隔操作装置1Aを目的地まで移動させ(S63)、停止させる(S64)。遠隔操作装置1Aが停止した後、送信部25は操作対象機器に向け第2のコントロール信号を送信し(S65)、一定時間後に画像撮像部26は操作対象機器の撮像を行う(S66)。画像比較部93はS66で撮像した操作対象機器の画像データを参照画像記憶部91に格納されているデータと比較し(S67)、比較結果がOKであれば動作を終了する。比較結果がNGであれば、制御部20は、送信部25を所定の角度回転させ(S68)、更に、移動部24に指令して遠隔操作装置1Aを所定の距離移動させ(S69)、停止させる(S70)。送信部25及び遠隔操作装置1Aが停止した後、送信部25は操作対象機器に向けて第2のコントロール信号を再送信する(S65)。S65からS70を所定回数n回(n≧1)繰り返し、その中で比較結果がOKであれば動作を終了する。S65からS70を所定回数n回繰り返しても比較結果がOKとならない場合、コントロール結果を所定の受信機に送信し(S71)、動作を終了する。送信部25の回転動作及び遠隔操作装置1Aの移動パターンは操作対象機器方向に常に送信部25を向けた状態で、操作対象機器に近づく方向に移動、左右方向に移動するパターン、操作対象機器を中心としてある一定距離の円弧状に移動するパターンがある。
【0084】
図15は、図7の遠隔操作装置1Aの制御部20の動作を示すフローチャートである
【0085】
図15において、まず、受信部21は第1のコントロール信号を受信(S81)し、信号比較部23は、上記操作信号の示す信号パターンと信号パターン記憶部22に記憶している信号パターンの比較を行い(S82)、その結果を基に、移動部24は、遠隔操作装置1Aを目的地まで移動させ(S83)、停止させる(S84)。遠隔操作装置1Aが停止した後、送信部25は操作対象機器に向け第2のコントロール信号を送信し(S85)、一定時間後に画像撮像部26は操作対象機器の撮像を行う(S86)。画像比較部93はS86で撮像した操作対象機器の画像データを参照画像記憶部91に格納されているデータと比較し(S87)、比較結果がOKであれば動作を終了する。比較結果がNGであれば、制御部20は、送信部25を所定の角度回転させ(S88)、停止させる(S89)。送信部25の回転が停止した後、送信部25は操作対象機器に向けて第2のコントロール信号を再送信する(S85)。S85からS89を所定回数n回(n≧1)繰り返し、その中で比較結果がOKであれば動作を終了する。S85からS89を所定回数n回繰り返しても比較結果がOKとならない場合、制御部20は移動部24に指令して遠隔操作装置1Aを所定の距離移動させ(S91)、停止させる(S92)。遠隔操作装置1Aが停止した後、送信部25は操作対象機器に向けて第2のコントロール信号を再送信(S85)する。再度、S85からS89を所定回数n回(n≧1)繰り返し、その中で比較結果がOKであれば動作を終了する。S85からS89を所定回数n回(n≧1)繰り返しても比較結果がOKとならない場合、85から92を所定回数m回(m≧1)繰り返し、その中で比較結果がOKであれば動作を終了する。S85からS92を所定回数m回(m≧1)繰り返しても比較結果がOKとならない場合、コントロール結果を所定の受信機に送信し(S93)、動作を終了する。
【0086】
以上のように本実施の形態によれば、送信部25が対象機器へ第2の操作信号を送信した後に画像撮像部26は対象機器を撮像し、送信部25は撮像した対象機器の画像を所定の受信機器に送信することにより、送信部25が対象機器へ第2の操作信号を送信した後に画像撮像部26は対象機器を撮像し、画像送信部28は撮像した画像を所定の受信機器に送信することが可能になる。
【0087】
さらに、各対象機器を制御した後の参照画像を記憶させる参照画像記憶部91と、画像記憶部27に記憶された撮像画像と参照画像記憶部91に記憶された参照画像とを比較する画像比較部93と、画像比較部93における比較結果を保存する比較結果保存部92とを備え、制御部20は、画像比較部93における比較結果に基づいて、送信部25に送信させる結果を判別し、判別した結果を比較結果保存部92に保存することにより、撮像画像を参照画像と比較して操作結果を判別することができ、その操作結果を保存することができる。
【0088】
さらに、画像記憶部27に記憶された撮像画像と参照画像記憶部91に記憶された参照画像とを比較する画像比較部93を備え、制御部20は、第2の操作信号を送信部25に送信させた後、画像撮像部26に対象機器の画像を撮像させ、画像比較部93における比較結果に基づいて送信部25に対象機器へ第2の操作信号を再度送信させることにより、制御部20は、第2の操作信号の送信後、画像撮像部26において対象機器の画像を撮像し、画像比較部93の比較結果に基づいて、必要であれば送信部25を用いて対象機器へ第2の操作信号を再度送信することが可能になる。
【0089】
さらに、画像記憶部27に記憶された撮像画像と参照画像記憶部91に記憶された参照画像とを比較する画像比較部93を備え、制御部20は、画像比較部93における比較結果を所定の受信機器に送信部25を介して送信させることにより、画像比較部93における比較結果を所定の受信機器に送信することが可能になる。
【0090】
さらに、各対象機器を制御した後の参照画像を記憶させる参照画像記憶部91と、画像記憶部27に記憶された撮像画像と参照画像記憶部91に記憶された参照画像とを記憶する画像比較部93とを備え、制御部20は、画像比較部93における比較結果に基づいて、送信部25の配設された回転軸を所定の角度回転させた後、送信部25へ第2の操作信号を送信させることにより、制御部20は、第2の操作信号の送信後、画像撮像部26において対象機器の画像を撮像し、画像の比較結果に基づいて、必要であれば送信部25の送信角度を変更して対象機器へ第2の操作信号を再送することが可能となる。
【0091】
さらに、各対象機器を制御した後の参照画像を記憶させる参照画像記憶部91と、画像記憶部27に記憶された撮像画像と参照画像記憶部91に記憶された参照画像とを記憶する画像比較部93とを備え、制御部20は、画像比較部93における比較結果に基づいて、移動部を動作させ、遠隔操作装置自体を所定の距離だけ移動させたのち、送信部25へ第2の操作信号を送信させることにより、制御部20は、第2の操作信号の送信後、画像撮像部26において対象機器の画像を撮像し、画像の比較結果に基づいて、必要であれば遠隔操作装置自体の位置を移動し、対象機器へ第2の操作信号を再送することが可能となる。
【0092】
さらに、各対象機器を制御した後の参照画像を記憶させる参照画像記憶部91と、画像記憶部27に記憶された撮像画像と参照画像記憶部91に記憶された参照画像とを記憶する画像比較部93とを備え、制御部は画像比較部93における比較結果に基づいて、送信部25の配設された回転軸を所定の角度回転させると共に、移動部を動作させ、遠隔操作装置自体を所定の距離移動させた後、送信部25へ第2の操作信号を送信させることにより、制御部20は、第2の操作信号の送信後、画像撮像部26において対象機器の画像を撮像し、画像の比較結果に基づいて、必要であれば送信部25の送信角度を変更し、且つ、遠隔操作装置自体の位置を移動し、対象機器へ第2の操作信号を再送することが可能となる。
【0093】
さらに、各対象機器を制御した後の参照画像を記憶させる参照画像記憶部91と、画像記憶部27に記憶された撮像画像と参照画像記憶部91に記憶された参照画像とを記憶する画像比較部93とを備え、制御部20は、画像比較部93における比較結果に基づいて、必要であれば送信部25の配設された回転軸を所定の角度回転させたのち、送信部25へ第2の操作信号を送信させ、再度、画像撮像を行ない、撮像画像と参照画像を比較し比較結果に基づき、必要であれば、移動部を動作させ、遠隔操作装置自体を所定の距離移動させた後、送信部25へ第2の操作信号を送信させることにより、制御部20は、第2の操作信号の送信後、画像撮像部26において対象機器の画像を撮像し、画像の比較結果に基づいて、必要であれば送信部25の送信角度を変更し、対象機器へ第2の操作信号を再送し、再度、対象機器の画像を撮像し、撮像画像と参照画像の比較を行ない、必要であれば更に、遠隔操作装置自体の位置を移動し、対象機器へ第2の操作信号を再送することが可能となる。
【0094】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の遠隔操作装置によれば、送信部が対象機器へ第2の操作信号を送信した後、画像撮像部において対象機器の画像を撮像し、制御部は、画像の比較結果に基づいて、必要であれば送信部の送信角度を変更して対象機器へ第2の操作信号を再送させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による遠隔操作装置を示す構成図
【図2】図1の遠隔操作装置の一部を一般化して示すブロック図
【図3】図1の遠隔操作装置の機構の一部を示す機構図
【図4】図1の遠隔操作装置の機構の一部を示す機構図
【図5】図1の遠隔操作装置の機構の一部を示す機構図
【図6】図1の遠隔操作装置の機構の一部を示す機構図
【図7】本発明の実施の形態2による遠隔操作装置を示すブロック図
【図8】図7の遠隔操作装置の制御部の動作を示すフローチャート
【図9】図7の遠隔操作装置の制御部の動作を示すフローチャート
【図10】図7の遠隔操作装置の制御部の動作を示すフローチャート
【図11】図7の遠隔操作装置の制御部の動作を示すフローチャート
【図12】図7の遠隔操作装置の制御部の動作を示すフローチャート
【図13】図7の遠隔操作装置の制御部の動作を示すフローチャート
【図14】図7の遠隔操作装置の制御部の動作を示すフローチャート
【図15】図7の遠隔操作装置の制御部の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1、1A 遠隔操作装置
2 中央演算処理装置(CPU)
3 メモリ
4 信号受信機
5a、5b 車輪
6a、6b モータ
7、41、51、61、71 信号送信機
8 カメラ
9 移動距離計測用従動輪
10 エンコーダ
11 ジャイロ
12a、12b、12c、12d 障害物検出センサ
13 データ送信機
20 制御部
21 受信部
22 信号パターン記憶部
23 信号比較部
24 移動部
25 送信部
26 画像撮像部
27 画像記憶部
28 画像送信部
29 位置検出部
30 障害物検出部
42、52、63 垂直回転体
43、53、64 モータ(水平アクチュエータ)
44 ベース
54、65 水平回転体
55、66 モータ(垂直アクチュエータ)
62、76 カメラ
72 第1の垂直回転体
73 モータ(第1の水平アクチュエータ)
74 第1の水平回転体
75 モータ(第1の垂直アクチュエータ)
77 第2の垂直回転体
78 モータ(第2の水平アクチュエータ)
79 第2の水平回転体
80 モータ(第2の垂直アクチュエータ)
91 参照画像記憶部
92 比較結果保存部
93 画像比較部
A 制御装置

Claims (4)

  1. 1の操作信号を受信する受信部と、複数の信号パターンを記憶する信号パターン記憶部と、前記受信部によって受信した第1の操作信号の示す信号パターンと前記信号パターン記憶部に記憶された信号パターンとを比較する信号比較部と、前記信号比較部における比較結果から得られた遠隔操作の対象機器の位置情報に基づいて遠隔操作装置自体を移動させる移動部と、前記移動部によって遠隔操作装置自体が移動された後に前記第1の操作信号に従って前記対象機器を操作する第2の操作信号を前記対象機器に送信する送信部と、前記送信部が前記第2の操作信号を前記対象機器に送信した後に前記対象機器を撮像する画像撮像部と、前記対象機器の参照画像を記憶する参照画像記憶部と、前記画像撮像部によって撮像された撮像画像と前記参照画像記憶部に記憶された参照画像とを比較する画像比較部と、前記画像比較部における比較結果に基づいて前記送信部を所定の角度回転させた後に前記送信部に前記対象機器へ第2の操作信号を再度送信させる制御部と、を備えることを特徴とする遠隔操作装置。
  2. 第1の操作信号を受信する受信部と、複数の信号パターンを記憶する信号パターン記憶部と、前記受信部によって受信した第1の操作信号の示す信号パターンと前記信号パターン記憶部に記憶された信号パターンとを比較する信号比較部と、前記信号比較部における比較結果から得られた遠隔操作の対象機器の位置情報に基づいて遠隔操作装置自体を移動させる移動部と、前記移動部によって遠隔操作装置自体が移動された後に前記第1の操作信号に従って前記対象機器を操作する第2の操作信号を前記対象機器に送信する送信部と、前記送信部が前記第2の操作信号を前記対象機器に送信した後に前記対象機器を撮像する画像撮像部と、前記対象機器の参照画像を記憶する参照画像記憶部と、前記画像撮像部によって撮像された撮像画像と前記参照画像記憶部に記憶された参照画像とを比較する画像比較部と、前記画像比較部における比較結果に基づいて前記移動部を動作させ、前記遠隔操作装置自体を所定の距離移動させた後に前記送信部に前記対象機器へ第2の操作信号を再度送信させる制御部と、を備えることを特徴とする遠隔操作装置。
  3. 第1の操作信号を受信する受信部と、複数の信号パターンを記憶する信号パターン記憶部と、前記受信部によって受信した第1の操作信号の示す信号パターンと前記信号パターン記憶部に記憶された信号パターンとを比較する信号比較部と、前記信号比較部における比較結果から得られた遠隔操作の対象機器の位置情報に基づいて遠隔操作装置自体を移動させる移動部と、前記移動部によって遠隔操作装置自体が移動された後に前記第1の操作信号に従って前記対象機器を操作する第2の操作信号を前記対象機器に送信する送信部と、前記送信部が前記第2の操作信号を前記対象機器に送信した後に前記対象機器を撮像する画像撮像部と、前記対象機器の参照画像を記憶する参照画像記憶部と、前記画像撮像部によって撮像された撮像画像と前記参照画像記憶部に記憶された参照画像とを比較する画像比較部と、前記画像比較部における比較結果に基づいて前記送信部を所定の角度回転させると共に、前記移動部を動作させ、前記遠隔操作装置自体を所定の距離移動させた後に前記送信部に前記対象機器へ第2の操作信号を再度送信させる制御部と、を備えることを特徴とする遠隔操作装置。
  4. 第1の操作信号を受信する受信部と、複数の信号パターンを記憶する信号パターン記憶部と、前記受信部によって受信した第1の操作信号の示す信号パターンと前記信号パターン記憶部に記憶された信号パターンとを比較する信号比較部と、前記信号比較部における比較結果から得られた遠隔操作の対象機器の位置情報に基づいて遠隔操作装置自体を移動させる移動部と、前記移動部によって遠隔操作装置自体が移動された後に前記第1の操作信号に従って前記対象機器を操作する第2の操作信号を前記対象機器に送信する送信部と、前記送信部が前記第2の操作信号を前記対象機器に送信した後に前記対象機器を撮像する画像撮像部と、前記対象機器の参照画像を記憶する参照画像記憶部と、前記画像撮像部によって撮像された撮像画像と前記参照画像記憶部に記憶された参照画像とを比較する画像比較部と、前記画像比較部における比較結果に基づいて前記送信部を所定の角度回転させた後に、前記送信部に前記対象機器へ第2の操作信号を再度送信させ、再度、前記画像撮像部に前記対象機器の画像を撮像させ、前記画像比較部に前記画像と前記参照画像とを比較させ、前記画像比較部における比較結果に基づいて前記移動部を動作させ、前記遠隔操作装置自体を所定の距離移動させた後に前記送信部に前記対象機器へ第2の操作信号を再度送信させる制御部と、を備えることを特徴とする遠隔操作装置。
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