JP4296623B2 - Manufacturing method of durable water-repellent glass fiber products - Google Patents
Manufacturing method of durable water-repellent glass fiber products Download PDFInfo
- Publication number
- JP4296623B2 JP4296623B2 JP01156699A JP1156699A JP4296623B2 JP 4296623 B2 JP4296623 B2 JP 4296623B2 JP 01156699 A JP01156699 A JP 01156699A JP 1156699 A JP1156699 A JP 1156699A JP 4296623 B2 JP4296623 B2 JP 4296623B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass fiber
- fiber product
- glass
- durable water
- silicone oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は耐久撥水性を改良した、耐久撥水ガラス繊維製品に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、屋内ではグラスウール等の吸音材の表皮材に、ガラス繊維織物等を使用し、不燃吸音材として使用されていたが、昨今の深刻化した自動車騒音の軽減化のために、屋外にて前記不燃吸音材が検討される様になってきた。
しかしながら、屋外で前記不燃吸音材を使用するには、グラスウール等にも耐久撥水性が必要となる。またその表皮材としてのガラス繊維織物等にも耐久撥水性が必要であるが、これら要望を満たすガラス繊維製品は無かった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、ガラス繊維製品に撥水性を持たせるためには、ガラス繊維製品にフッ素系撥水剤やシリコーン系撥水剤のシリコーンオイルを処理する方法が知られてはいるが、これらのガラス繊維製品は屋内で使用されるものが主で、屋外で不燃吸音材として使用できるだけの耐久撥水性を満足するものは無かった。
【０００４】
本発明は、グラスウール等の表皮材にガラス繊維織物等を用いた不燃吸音材が、屋外での使用に長期間耐え得る様にするために、耐久撥水性を持つ耐久撥水ガラス繊維製品及びその製造方法を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
発明者らはこの課題を解決するために、鋭意検討した結果、シリコーンオイルとアクリルシリコーン樹脂、またはシリコーンオイルと熱硬化性樹脂をガラス繊維製品に処理することで、耐久撥水性の優れたガラス繊維製品が得られることを見出し、本発明を完成した。
【０００６】
すなわち本発明の第１の発明は、シリコーンオイル及びアクリルシリコーン樹脂によって処理されたことを特徴とする、耐久撥水性ガラス繊維製品を要旨とするものである。
【０００７】
また、第１の発明の具体的な態様は、シリコーンオイル及びアクリルシリコーン樹脂として水分散のエマルジョンを用いて処理されたものであることを特徴とする耐久撥水性ガラス繊維製品である。
【０００８】
つぎに本発明の第２の発明は、シリコーンオイル及び熱硬化性樹脂によって処理されたことを特徴とする、耐久撥水ガラス繊維製品を要旨とするものである。
【０００９】
また、第２の発明の具体的な態様は、シリコーンオイルとして水分散のエマルジョンを用い、熱硬化性樹脂として水溶性メラミン樹脂を用いて処理されたものであることを特徴とする耐久撥水ガラス繊維製品である。
【００１０】
また、第３の発明は、第１の発明または第２の発明を実施するにあたり、シリコーンオイルとアクリルシリコーン樹脂又は熱硬化性樹脂で処理した後、高温下で熱処理を実施することを特徴とする、耐久撥水ガラス繊維製品の製造方法である。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を詳細に説明する。
【００１２】
本発明で用いるガラス繊維製品のガラス繊維は、特に限定されるものではなく、具体的にはＥガラス繊維（電気用無アルカリガラス）、Ｓガラス（高強度ガラス）、Ｄガラス（低誘電ガラス）、石英ガラス、Ａガラス（耐酸用ガラス）、Ｃガラス（化学用含アルカリガラス）、ＡＲガラス（耐アルカリ用ガラス）等があげられる。
【００１３】
本発明のガラス繊維製品は、特に限定されるものではないが、具体的にはガラス繊維織編物、グラスウール、ガラス糸、ガラステープ、ガラスマット、ガラスペーパー、ガラスパウダー等があげられる。
【００１４】
本発明に用いる、シリコーンオイルは下記一般式に示される通り、主鎖にシロキサン結合、Ｒとしてメチル基、フェニル基、水素等を持つストレートシリコーンオイルや、Ｒの一部に、アミノ基、エポキシ基、ポリエ−テル基、カルボキシル基、アルキル基等の有機基を持つ変性シリコーンオイル等が挙げられる。
【００１５】
【化１】
また本発明の第１の発明に用いる、アクリルシリコーン樹脂は、アクリル系のモノマーおよびシリル基を主鎖または側鎖に有する樹脂を言う。アクリル系のモノマーとして具体的には、アクリル酸およびそのエステル、メタクリル酸およびそのエステル、アクリルニトリル等が挙げられる。また、シリル基を有するモノマーとしては、オルガノシロキサン、側鎖にオルガノシロキサン、ハロゲノシリル基、アシロキシシリル基、アミドシリル基、アミノキシシリル基、アルケニルオキシシリル基、アミノシリル基、オキシムシリル基、アルコキシシリル基、チオアルコキシシリル基等のシリコン含有官能基を有するビニル化合物等が挙げられる。
【００１７】
これらを原料とするポリマーとしては、アクリル−シリコーン共重合体、アクリル変性シリコーン樹脂、シリル基を有するアクリル樹脂等があげられ、前記樹脂が水分散されたエマルジョンの状態で使用することが尚好ましい。
【００１８】
なかでも、分子中に加水分解性シリル基を有しており、乾燥工程によって硬化するアクリルシリコーン樹脂のエマルジョンを用いることが好ましい。加水分解性シリル基としては具体的には、オルガノシロキサン、ハロゲノシリル基、アシロキシシリル基、アミドシリル基、アミノキシシリル基、アルケニルオキシシリル基、アミノシリル基、オキシムシリル基、アルコキシシリル基、チオアルコキシシリル基等が挙げられ、アルコキシシリル基がなお好ましい。
【００１９】
このような化合物としては、具体的にはたとえば特開平４−８２７２５号公報、特開平５−２５３５４号公報等に記載されたような加水分解性シリル基を有するビニル系共重合体成分が水性媒体中に分散されてなる反応型コーティング剤からなるものが好ましい。
【００２０】
また、加水分解性シリル基を有するアクリルシリコーン樹脂として、具体的には三洋化成工業株式会社製、水性アクリルシリコーン樹脂サンモール（商品名）等が挙げられる。
【００２１】
また、本発明に用いられる熱硬化性樹脂とは、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂等が挙げられるが、処理が容易で、加熱処理を行ったとしても色調等の外観の変化が起こらないという点から、水溶性メラミン樹脂が最も好ましい。
【００２２】
本発明における処理方法としては、特に限定されるものではないが、処理液に浸漬したのち絞液し乾燥させる方法、スプレー等により付着せしめた後乾燥する方法、処理液を塗布したのちに乾燥する方法等をあげることができる、当該ガラス繊維製品の形状にあわせ適宜選択すれば良い。処理液は水溶液、有機溶媒溶液、エマルジョン等の状態でシリコーンオイル、アクリルシリコーン樹脂、熱硬化性樹脂等を含むものである。特に水系の処理液を用いた方法が好ましく、シリコーンオイル、アクリルシリコーン樹脂のエマルジョン、水溶性メラミン樹脂の水溶液等を用いて処理することが好ましい。
【００２３】
また、本発明においては、２種以上の処理剤によって処理を行うことを特徴とするが、これらは順次処理を施すものであっても、２種以上の成分を含む処理液によって処理を施すものであっても差し支えないが、より好ましくは２種以上の成分を含む処理液によって処理を施すものであることが望ましい。
【００２４】
かかる処理液には所望によって紫外線吸収剤を添加しても良い。かかる紫外線吸収剤を添加すると、特に屋外においてガラス繊維製品を使用する場合に紫外線による劣化が防止され、耐久撥水性が向上するため好ましい。好適に使用される紫外線吸収剤としては、例えば、酸化セリウム、酸化チタン、酸化亜鉛等の無機系紫外線吸収剤、サリチル酸系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、シアノアクリル系等の有機系紫外線吸収剤等が挙げられるが、耐熱性の点から、無機系紫外線吸収剤がなお好ましい。
【００２５】
また、上記処理方法で処理したガラス繊維製品に熱処理を施すと、更に耐久撥水性が向上する。この処理の条件は使用する樹脂の種類によって相違するが、一般的には、１５０℃〜３００℃の温度で処理する方法などが好適に用いられる。
【００２６】
シリコーンオイルとアクリルシリコーン樹脂又は熱硬化性樹脂をガラス繊維製品に処理することで、従来のシリコーンオイルのみの処理と比較し、ガラス繊維製品へのシリコーンオイルの密着性をあげる効果をアクリルシリコーン樹脂又は熱硬化性樹脂が果たしている。
【００２７】
更には、このシリコーンオイルのガラス繊維製品への密着性があがるとともに、アクリルシリコーン樹脂又は熱硬化性樹脂の持つ、撥水性並びに耐久性が加わって、二重の効果が得られ、結論として耐久撥水性の優れたガラス繊維製品が提供できるようになる。
【００２８】
もちろん、処理したガラス繊維製品を高温下で熱処理を施すと、更に耐久撥水性が向上し、処理の際、適当な紫外線吸収剤を混合するのも、耐久撥水性を向上させるための一つの手段である。
【００２９】
【実施例】
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
【００３０】
（実施例１）
乳化重合で得られた高粘度シリコーンオイルがベースのエマルジョン（不揮発分＝３０％）のシリコーンオイルエマルジョン（信越化学工業株式会社製、商品名：ポロンＭＦ−３３Ａ）と、加水分解性シリル基を持つアクリル樹脂のエマルジョン（不揮発分＝３０％）のアクリルシリコーン樹脂エマルジョン（三洋化成工業株式会社製、商品名：サンモ−ル）と、酸化セリウムを水分散させた（不揮発分＝１０％）紫外線吸収剤を用いて、以下組成の処理液調整した。
【００３１】
ガラス繊維製品として、経糸・緯糸がガラスヤーンＥＣＧ７５ １／０、密度が、経３２本／２５ｍｍ、緯が２５本／２５ｍｍの平織りのガラス繊維織物（鐘紡（株）製、ＫＳ１５７０）を用い、上記、処理液組成中に浸漬した後、パッダーロールにより２ｋｇ／ｃｍ2の圧力で絞液し、１２０℃で２分間加熱乾燥した。
【００３３】
上記、乾燥済みのガラスクロスＫＳ１５７０を更に２６０℃で２分間熱処理することで、耐久撥水性ガラス繊維製品が得られた。
【００３４】
（実施例２）
下記組成の処理液を用い、実施例１と同じ操作を繰り返した。
（比較例１）
下記組成の処理液を用い、実施例１と同じ操作を繰り返した。
【表１】
＊耐候試験はＪＩＳ Ａ １４１５でＷＳ形の装置を使用して２０００時間照射した。
＊引張強さ保持率はＪＩＳ Ｒ ３４２０で初期及び２０００時間照射後の引張強さを測定し、２０００時間照射後の値÷初期の値×１００（％）で求めた。
＊はっすい性はＪＩＳ Ｌ １０９２のスプレー試験で求めた。尚、初期は実施例１・実施例２・比較例１のすべでが９０であった。
【００３８】
【発明の効果】
以上のように、本願発明によって得られたガラス繊維製品は優れた耐久撥水性を有し、特に屋外での長期間の使用に耐え得るという利点を有する。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a durable water-repellent glass fiber product with improved durable water repellency.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, glass fiber fabrics were used indoors for the sound absorbing material such as glass wool, and it was used as a non-combustible sound absorbing material. Incombustible sound absorbing materials have been studied.
However, in order to use the incombustible sound-absorbing material outdoors, durable water repellency is also required for glass wool and the like. Further, the glass fiber woven fabric or the like as the skin material also needs durable water repellency, but there has been no glass fiber product that satisfies these demands.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In general, in order to impart water repellency to glass fiber products, it is known that glass fiber products are treated with a fluorine water repellent or silicone water repellent silicone oil. Were mainly used indoors, and none of them was durable enough to be used as a non-combustible sound absorbing material outdoors.
[0004]
The present invention provides a durable water-repellent glass fiber product having durable water repellency so that a non-combustible sound-absorbing material using a glass fiber fabric or the like as a skin material such as glass wool can withstand long-term use outdoors. An object is to provide a manufacturing method.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
As a result of diligent investigations to solve this problem, the inventors have processed glass fiber products with silicone oil and acrylic silicone resin, or silicone oil and thermosetting resin, so that the glass fiber has excellent durability and water repellency. The inventors found that a product can be obtained and completed the present invention.
[0006]
That is, the gist of the first invention of the present invention is a durable water-repellent glass fiber product characterized by being treated with silicone oil and acrylic silicone resin.
[0007]
Further, a specific aspect of the first invention is a durable water-repellent glass fiber product characterized by being processed using a water-dispersed emulsion as a silicone oil and an acrylic silicone resin.
[0008]
Next, the second invention of the present invention is a gist of a durable water-repellent glass fiber product characterized by being treated with silicone oil and a thermosetting resin.
[0009]
A specific aspect of the second invention is a durable water-repellent glass characterized in that a water-dispersed emulsion is used as the silicone oil and a water-soluble melamine resin is used as the thermosetting resin. It is a textile product.
[0010]
In addition, the third invention is characterized in that, in carrying out the first invention or the second invention, the heat treatment is carried out at a high temperature after the treatment with the silicone oil and the acrylic silicone resin or the thermosetting resin. This is a method for producing a durable water-repellent glass fiber product.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention is described in detail below.
[0012]
The glass fiber of the glass fiber product used in the present invention is not particularly limited, and specifically, E glass fiber (electrical alkali-free glass), S glass (high strength glass), D glass (low dielectric glass). Quartz glass, A glass (acid-resistant glass), C glass (chemical-containing alkali glass), AR glass (alkali-resistant glass), and the like.
[0013]
The glass fiber product of the present invention is not particularly limited, and specific examples include glass fiber woven / knitted fabric, glass wool, glass yarn, glass tape, glass mat, glass paper, glass powder and the like.
[0014]
As shown in the following general formula, the silicone oil used in the present invention is a straight silicone oil having a siloxane bond in the main chain, R as a methyl group, a phenyl group, hydrogen, etc., or a part of R having an amino group or an epoxy group. And modified silicone oils having an organic group such as a polyether group, a carboxyl group, and an alkyl group.
[0015]
[Chemical 1]
The acrylic silicone resin used in the first invention of the present invention refers to a resin having an acrylic monomer and a silyl group in the main chain or side chain. Specific examples of the acrylic monomer include acrylic acid and esters thereof, methacrylic acid and esters thereof, and acrylonitrile. Moreover, as a monomer having a silyl group, organosiloxane, organosiloxane in the side chain, halogenosilyl group, acyloxysilyl group, amidosilyl group, aminoxysilyl group, alkenyloxysilyl group, aminosilyl group, oximesilyl group, alkoxysilyl group And vinyl compounds having a silicon-containing functional group such as a thioalkoxysilyl group.
[0017]
Examples of the polymer using these as a raw material include an acrylic-silicone copolymer, an acrylic-modified silicone resin, an acrylic resin having a silyl group, and the like, and it is more preferable to use the resin in an emulsion in which the resin is dispersed in water.
[0018]
Especially, it is preferable to use the emulsion of the acrylic silicone resin which has a hydrolyzable silyl group in a molecule | numerator and hardens | cures by a drying process. Specific examples of hydrolyzable silyl groups include organosiloxanes, halogenosilyl groups, acyloxysilyl groups, amidosilyl groups, aminoxysilyl groups, alkenyloxysilyl groups, aminosilyl groups, oximesilyl groups, alkoxysilyl groups, and thioalkoxysilyl groups. Group, etc., and an alkoxysilyl group is still more preferable.
[0019]
Specific examples of such a compound include a vinyl copolymer component having a hydrolyzable silyl group as described in, for example, JP-A-4-82725 and JP-A-5-25354. What consists of the reactive coating agent disperse | distributed in is preferable.
[0020]
Specific examples of the acrylic silicone resin having a hydrolyzable silyl group include Sanyo Kasei Kogyo Co., Ltd., water-based acrylic silicone resin Sunmall (trade name), and the like.
[0021]
In addition, examples of the thermosetting resin used in the present invention include an epoxy resin, a phenol resin, a melamine resin, and a urea resin. However, the heat treatment resin is easy to process, and changes in appearance such as color tone even when heat treatment is performed. A water-soluble melamine resin is most preferable because it does not occur.
[0022]
The treatment method in the present invention is not particularly limited, but is a method of squeezing and drying after immersing in the treatment liquid, a method of drying after adhering by spraying or the like, and drying after applying the treatment liquid. What is necessary is just to select suitably according to the shape of the said glass fiber product which can mention a method etc. The treatment liquid contains a silicone oil, an acrylic silicone resin, a thermosetting resin, etc. in a state of an aqueous solution, an organic solvent solution, an emulsion or the like. In particular, a method using an aqueous processing solution is preferable, and it is preferable to perform processing using a silicone oil, an acrylic silicone resin emulsion, an aqueous solution of a water-soluble melamine resin, or the like.
[0023]
In the present invention, the treatment is performed with two or more kinds of treatment agents. However, even if these are sequentially treated, the treatment is performed with a treatment liquid containing two or more kinds of components. However, it is preferable that the treatment is performed with a treatment liquid containing two or more components.
[0024]
An ultraviolet absorber may be added to such a treatment liquid as desired. Addition of such an ultraviolet absorber is preferable because deterioration due to ultraviolet rays is prevented and durable water repellency is improved, particularly when glass fiber products are used outdoors. Examples of suitably used ultraviolet absorbers include, for example, inorganic ultraviolet absorbers such as cerium oxide, titanium oxide, and zinc oxide, and organic ultraviolet absorbers such as salicylic acid, benzophenone, benzotriazole, and cyanoacrylic. In view of heat resistance, an inorganic ultraviolet absorber is still more preferable.
[0025]
Moreover, when the glass fiber product processed by the said processing method is heat-processed, durable water repellency will improve further. Although the conditions for this treatment differ depending on the type of resin used, generally, a method of treating at a temperature of 150 ° C. to 300 ° C. is preferably used.
[0026]
By treating silicone oil and acrylic silicone resin or thermosetting resin to glass fiber products, the effect of increasing the adhesion of silicone oil to glass fiber products compared to conventional silicone oil only treatment is improved. A thermosetting resin plays a role.
[0027]
In addition, the adhesion of the silicone oil to the glass fiber product is improved, and the water repellency and durability of the acrylic silicone resin or thermosetting resin are added to provide a double effect. It becomes possible to provide a glass fiber product having excellent aqueous properties.
[0028]
Of course, when the treated glass fiber product is heat-treated at a high temperature, the durable water repellency is further improved, and mixing with an appropriate UV absorber is one way to improve the durable water repellency. It is.
[0029]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described specifically by way of examples.
[0030]
Example 1
High-viscosity silicone oil obtained by emulsion polymerization has a base emulsion (non-volatile content = 30%) silicone oil emulsion (manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd., trade name: Polon MF-33A) and a hydrolyzable silyl group. Acrylic silicone resin emulsion (trade name: Sunmol, manufactured by Sanyo Chemical Industries, Ltd.) of acrylic resin emulsion (nonvolatile content = 30%) and cerium oxide in water dispersion (nonvolatile content = 10%) UV absorber Was used to prepare a treatment solution having the following composition.
[0031]
As a glass fiber product, a plain weave glass fiber fabric (KS1570, manufactured by Kanebo Co., Ltd.) having a warp / weft of glass yarn ECG75 1/0, a density of warp 32/25 mm, and a weft of 25/25 mm is used. After immersing in the composition of the treatment solution, the solution was squeezed with a padder roll at a pressure of 2 kg / cm 2 and dried by heating at 120 ° C. for 2 minutes.
[0033]
The above-mentioned dried glass cloth KS1570 was further heat-treated at 260 ° C. for 2 minutes to obtain a durable water-repellent glass fiber product.
[0034]
(Example 2)
The same operation as in Example 1 was repeated using a treatment liquid having the following composition.
(Comparative Example 1)
The same operation as in Example 1 was repeated using a treatment liquid having the following composition.
[Table 1]
* The weathering test was performed for 2000 hours using a WS-type apparatus according to JIS A1415.
* Tensile strength retention was determined by measuring the initial tensile strength after 2000 hours irradiation according to JIS R 3420 and the value after 2000 hours irradiation ÷ initial value × 100 (%).
* Hustiness was determined by a spray test of JIS L 1092. The initial values of Example 1, Example 2, and Comparative Example 1 were 90.
[0038]
【The invention's effect】
As described above, the glass fiber product obtained by the present invention has excellent durability and water repellency, and has an advantage that it can withstand long-term use particularly outdoors.
Claims (4)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01156699A JP4296623B2 (en) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | Manufacturing method of durable water-repellent glass fiber products |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01156699A JP4296623B2 (en) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | Manufacturing method of durable water-repellent glass fiber products |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000212876A JP2000212876A (en) | 2000-08-02 |
| JP4296623B2 true JP4296623B2 (en) | 2009-07-15 |
Family
ID=11781496
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01156699A Expired - Lifetime JP4296623B2 (en) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | Manufacturing method of durable water-repellent glass fiber products |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4296623B2 (en) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108699761B (en) * | 2016-02-16 | 2021-05-14 | 揖斐电株式会社 | Mat material and exhaust system |
| KR101894140B1 (en) * | 2016-06-30 | 2018-08-31 | 주식회사 서진오토모티브 | Coating composition of reinforcing fiber for clutch facing |
-
1999
- 1999-01-20 JP JP01156699A patent/JP4296623B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000212876A (en) | 2000-08-02 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH08325220A (en) | Carbodiimide compound and water-repellent composition | |
| DE69738458D1 (en) | Chemical treatment of fibers and wire coated composite strands for forming fiber reinforced thermoplastic composite fabric articles | |
| US5133802A (en) | Water and oil repellent composition | |
| JP6632062B2 (en) | Non-combustible film material and method for producing the same | |
| CN114855442A (en) | MXene-based conductive self-cleaning composite fabric for electromagnetic shielding and preparation method thereof | |
| Aly et al. | Utilization of chitosan citrate as crease-resistant and antimicrobial finishing agent for cotton fabric | |
| JP2935879B2 (en) | Fiber treatment composition | |
| WO2002068752A2 (en) | Water repellent textile finishes and method of making | |
| CN113152104B (en) | Short-flow fluorine-free super-hydrophobic coating based on mercapto-alkene click reaction and preparation method and application thereof | |
| JP4296623B2 (en) | Manufacturing method of durable water-repellent glass fiber products | |
| CA1097834A (en) | Resin finishing compositions | |
| TWI299068B (en) | ||
| JPH08510489A (en) | Aqueous polymer dispersions and their use for the production of water vapor permeable coatings | |
| WO2001055499A1 (en) | Treatment of textile product for imparting water and oil repellency | |
| JPH07228638A (en) | Method for producing fluorine-containing copolymer and water-repelling and oil-repelling agent | |
| JP2022011640A (en) | Water-repellent treatment agent, water-repellent structure and method for producing water-repellent structure | |
| JP3631810B2 (en) | Water repellent fabric and method for producing the same | |
| CN110184813A (en) | Environment-friendly type wool protein fiber blend yarn | |
| DE102009034187A1 (en) | Wash-stable photocatalytic textile coating, useful to coat e.g. woven fabrics, and in material that is useful as photoactive filter to remove e.g. contaminants in air, where the coating is formed from anatase-containing nanosol and polymer | |
| CN109393611A (en) | A kind of resistant nanometer garment material and preparation method thereof | |
| JP4509311B2 (en) | Laminated glass | |
| JPS60151378A (en) | Water and oil repellent treatment agent and method for fiberfabric | |
| JPS6029778B2 (en) | Composition for fiber treatment | |
| DE10135684A1 (en) | Material used for making abrasion-resistant, hydrophobic and/or oleophobic coatings comprises an alkoxysilane and/or hydrolyzate with an alkyl and/or polyfluoroalkyl and/or perfluoroalkyl group | |
| JPS6331589B2 (en) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20050324 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050926 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071017 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071030 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071220 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090324 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090406 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130424 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130424 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140424 Year of fee payment: 5 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |