JP4291475B2 - Waterproof joint material for snow stop - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は横葺き用屋根材、あるいは横張り用外壁材等の外装材を用いて屋根、壁体を形成した際の、左右の連結部に使用すると共に、雪止め機能を付加した雪止め兼用防水継手材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、横葺き用屋根材、横張り用外壁材等の外装材を施工した際の接続構造は、▲1▼外装材の両側縁をはぜ状に屈曲し、互いにはぜ継ぎした構造、▲2▼敷目板とカバー材とにより外装材の側端部を上下でサンドイッチした構造、▲3▼外装材同士を単に重ねた構造、等であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの構造において、▲3▼は防水性に劣り、▲1▼、▲3▼は外装材を重ねることにより段差が不揃いとなって意匠性の低下を招く不利があった。また▲2▼では、特に屋根材に適応した場合、積雪地方での雪落としの際にカバー材を外装材の長手方向にスライドさせてしまい継手部分が外部に露出してしまう危険性があった。また、この種接続構造には雪止め機能は付加されていなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような欠点を除去するため、幅狭短尺板状で途中を外方に突出して突出部を形成した敷目部と、敷目部の幅方向の側端部を外方に突出し先端を内側方に延長し、略中央部分に長手方向に沿って断面略窪状に形成した係止舌片を有する係止部を形成した防水継手材と、水平面状の係合片と、係合片の中央部分を上方に突出した立ち上がり片と、立ち上がり片の一端部を外方に突出した雪止め部とから形成した雪止めとからなり、防水継手材の係止部に雪止めの係合片を係合して一体化すると共に、敷目部よりも係合片を外方に突出した雪止め兼用防水継手材を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下に図面を用いて本発明に係る雪止め兼用防水継手材について詳細に説明する。図1(a)〜(e)は雪止め兼用防水継手材Pを示す斜視図と端面図、図2(a)〜(d)は防水継手材Aを示す説明図、図3(a)〜(c)は雪止めBを示す斜視図、図4(a)〜(c)〜図8(a)、(b)は金属製外装材DとシートEよりなる外装材Cと、雪止め兼用防水継手材Pと、防水継手材Aの施工状態を示す説明図である。また、Fはパッキング材、αは下地、βは釘等の固定具を示している。
【0006】
下地αは、新築の際は図4(c)に示すように垂木1、野地板2、防水シート3(一点鎖線で示す)から構成した木造下地を示したものである。すなわち、垂木1上に野地板2を敷設し、野地板2上に防水シート3を配設した一般的な構造の下地αである。また、下地αとしてH形鋼、I形鋼、ミゾ形鋼、軽量ミゾ形鋼、リップ溝形鋼、等辺山形鋼、不等辺山形鋼、角形鋼(角パイプ)、円形鋼(円形パイプ)、等を使用した鉄骨下地でも良いものである。勿論、改修屋根の際には、これらに新生瓦や瓦棒等の既存屋根(図示せず)が含まれる構造である。
【0007】
防水継手材Aは、例えば図1(a)〜(e)、図2(a)〜(d)に示すように、金属製外装材Dと同様な種類の素材を同等な成形法により形成したものである。その素材としては、金属材(例えばステンレス、鉄、アルミニウム、銅、チタン、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、ガルバリウム鋼板、ホーロー鋼板、クラッド鋼板、ラミネート鋼板(塩ビ鋼板等)、サンドイッチ鋼板(制振鋼板等)等)、あるいは合成樹脂材(プラスチック)、等であり、ロール成形、押出成形、射出成形、プレス成形、等を介して成形したものである。
【0008】
すなわち、防水継手材Aは図2(a)、(b)に示すように、金属製外装材Dの裏面16と当接する敷目部4と、敷目部4の下辺を裏面側に屈曲した馳部5と、敷目部4の上辺を表面側に屈曲して形成した雨返部6とから形成したものであり、かつ、幅方向において、敷目部4の両側縁を表面側に折り返し、その先端を内側方に突出した延長部8と、延長部8の先端を敷目部4の略中央近傍まで突出した係止舌片9とから係止部7を形成したものである。また、敷目部4には上方に突出した突出部4aを形成し、強度を向上すると共に、防水性をも向上しているものである。勿論、防水継手材Aを単体で使用する場合には、外装材C同士を連結するジョイントとして機能するものである。また、6aは切り欠きであり、係合片10が雨返部6が邪魔で敷目部4よりも外部に突出できないことのないように形成したものである。なお、図では敷目部4の長さよりも係合片10の長さの方が長く形成してある。
【0009】
また、この端面形状は敷目部4のみならず、馳部5から雨返部6にかけてほぼ同一とすることが可能である。すなわち、防水継手材Aはロールフォーミング等により連続的に成形し、その後の切断、プレス加工等により連続して生産することが可能である。
【0010】
係止舌片9は、図2(c)、(d)に示すように金属製外装材Dの化粧面15の両端部に設けた連結片25を嵌合、係止するものである。
【0011】
なお、図4(a)に示すように外装材Cの引っ掛け溝19の最奥部から固定片23の端部間の寸法をW、図2(a)に示すように防水継手材Aの敷目部4の長さをwとすると、W<wの関係である。
【0012】
雪止めBは図3(a)〜(c)に示すように、固定部となる水平面状の係合片10と、係合片10の中央部分を上方に突出した立ち上がり片11と、立ち上がり片11の一端を外方に突出した固定片13と、固定片13にスポット溶接あるいはボルト・ナット等の固定方法で一体化する雪止め片14とからなる雪止め部12とから形成したものである。また、雪止めBの素材としては、金属材(例えばステンレス、鉄、アルミニウム、銅、チタン、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、ガルバリウム鋼板、ホーロー鋼板、クラッド鋼板、ラミネート鋼板(塩ビ鋼板等)、サンドイッチ鋼板(制振鋼板等)等)、あるいは合成樹脂材(プラスチック)、等であり、ロール成形、押出成形、射出成形、プレス成形、等を介して成形したものである。
【0013】
係合片10は防水継手材Aの係止部7に図1(b)に示すように一体化され、外装材Cが下地αに固定具βを介して固定されることにより、下地α上に固定されるものである。勿論、防水継手材Aと雪止めBを接着剤、スポット溶接等の接着方法により一体化しても良いものである。また、雨返部6よりも外部に突出した係合片10の一部である固定面10aは、雪止めBの下地αへの固定力を向上するために形成したものであり、釘等の固定具βで下地αに固定するものである。
【0014】
固定片13は立ち上がり片11の一端部を外方に屈曲して形成し、雪止め片14を固定するための下地として機能するものである。
【0015】
雪止め片14は屋根上に積もった雪が、軒先より地面に落下し、軒下の人間にけがを負わせたり、車、下屋、等が破壊されるのを防止するものである。勿論、地方地方の降雪量により、雪止め兼用防水継手材Pの形成位置、形成個数は変化するものであり、部分的に例えば、軒先部分の外装材Cの1段目〜5段目部分(任意位置)にのみ形成したり、あるいは屋根全面に形成しても良いものである。
【0016】
外装材Cの代表例として示す金属製外装材Dは、図4(a)、(b)に示すようなものであり、例えば金属板(カラー鋼板、銅板、アルミニウム板、チタン板、ステンレス板、サンドイッチ鋼板、クラッド鋼板等)等をロール成形、プレス成形、押出成形、等によって形成したもの、あるいは窯業系素材、もしくは合成樹脂材(プラスチック)、等である。勿論、外装材Bは、シートEを削除した金属製外装材Dのみでも使用可能である。
【0017】
さらに説明すると、金属製外装材Dは長尺板状であり、その幅方向一側縁を化粧面15の下側、すなわち、裏面16側に略コ字状に屈曲して段差化粧面17と、段差化粧面17の下端を内側方に突出した差込縁18と、化粧面15と段差化粧面17と差込縁18とから略コ字状に形成した引っ掛け溝19とから雄型連結部20を形成したものである。
【0018】
また、化粧面15の他端には化粧面15の上側に屈曲して断面略U字状に形成した前記差込縁18と嵌合する嵌合溝21と、嵌合溝21の先端をコ字状に折り返した嵌合縁22と、嵌合縁22の先端を下方に屈曲すると共に化粧面15と略平行で外方にL字状に屈曲して延長した固定片23とから雌型連結部24を形成したものである。
【0019】
さらに、図1(c)〜(e)、図4(b)に示すように化粧面15の長手方向の両側端縁にはそれぞれ裏面16側にハゼ状に屈曲した連結片25を形成したものである。なお、長手方向の強度の強化と、外部からの雨水等が毛細管現象により内部に浸入するのを防止する意味で、差込縁18と嵌合縁22に凹条26、凹条27を形成している。
【0020】
また、嵌合縁22には凸条28を形成したものであり、この凸条28は図4(c)に示すように施工された時点で、防水層、気密層として機能するものである。
【0021】
シートEは断熱材、吸音材、緩衝材、防火材、結露防止材、等として機能するものであり、不織布、合成樹脂発泡体(例えばPEF(ポリエチレンフォーム)、等)、ロックウール、テックス(軟質繊維板)、ゴムシート、樹脂シート、等よりなるものである。
【0022】
シートEの一例としては不織布であり、縦糸と横糸を交差させて繊維から織物にする従来の方法と異なり、各種の繊維を接着剤等で結合した布である。この布はまず繊維が平行に交差するか、また無秩序に配列された薄いフェルト状のものを接着剤で結合させるか、または主体となる繊維状態の中に別の熱可塑性繊維を混在させて、加熱および加圧して溶融し相互に結合させたりして作られたものである。一般的にはプラスチック補強材・レザー生地・フェルト等として用いられる。
【0023】
その素材としては、例えばポリエステル系、ナイロン系、ビニロン系、ボロン系、炭素系、アルミナ系、炭化ケイ素系、アラミド系、ガラス系等の繊維からなるシート状物である。
【0024】
その接着方法は、接着剤、熱融着、等を介して行うものであり、接着剤としては自然硬化型接着剤、常温硬化型接着剤、熱硬化型接着剤、紫外線硬化型接着剤、反応硬化型接着剤、等の少なくとも1種からなるものであり、例えばエポキシ樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、EVA樹脂等の合成樹脂系の接着剤、ゴム系接着剤、油性系接着剤、等よりなるものである。
【0025】
その接着はシートEと金属製外装材Dの接触面全面、あるいは線状(複数本)、面状(複数本)で横、縦、斜め、等に形成するものである。勿論、全面に接着剤を介して形成した場合には、金属製外装材D自体に衝突した時の生ずる固体音(これに対して空気中を伝搬する音を空気音という)が、全面接着とシートの相乗効果により減衰し、家屋内側への騒音の侵入を防止する効果を有するものである。
【0026】
さらに、シートEには遮音材を含浸、含有、混合、積層(一層、あるいは複数層)、サンドイッチ、等し、シートE自体に遮音性を具備させることもできるものであり、遮音材は粉状、シート状、等である。
【0027】
なお、遮音性を表す透過損失は均一な材料からできている壁体の単位面積当たりの重量とほぼ比例するので、単位面積当たりの質量が大きいほど、遮音性能は良くなるものである。このため、シートEに形成する遮音材としては比重の大きい材料を使用するものである。
【0028】
遮音材としては、金属粉(鉛、鉄、銅、真鍮、等)、コンクリート粉、セメント粉、ガラス粉、ゴム粉、等、あるいは金属板(鉛、鉄、銅、真鍮、等)、コンクリート板、セメント板、ガラス板、ゴム板、等、もしくは石粉、岩粉、石膏粉、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、等である。勿論、これらをシート状に形成(合成樹脂、接着剤等で結合)した遮音性シート材を遮音材として形成することもできる。
【0029】
また、図1(a)に示すように一体化した雪止め兼用防水継手材Pの防水継手材Aの下端から、雪止めBの雪止め片14までの距離をY、図3(c)に示すように係合片10から雪止め片14までの高さをH、図4(a)に示すように固定片23から凸条28までの高さをh、嵌合縁22の先端から連結片25までの距離をy、化粧面15から連結片25までの厚さをtとすると、Y≦yの場合には横方から差し込んで係止部7に連結片25を挿入できないのでH>hであり、Y>yの場合には横方から差し込んでから係止部7に連結片25を挿入できるためにH>tである。
【0030】
パッキング材Fは、防水継手材Aの雨返部6部分および切り欠き6aから、雨水が内部に浸入するのを防止するために形成したものであり、その素材としては合成樹脂系、ゴム系、等の防水材である。また、パッキング材Fは接着剤を介して、あるいはパッキング材F自体に粘着剤を形成したテープ材、もしくは熱融着、嵌合、等の接着手段により一体化しているものである。
【0031】
ここで、本発明に係る雪止め兼用防水継手材の一施工方法について図5(a)〜(c)、図6(a)、(b)を用いて説明する。まず、図5(a)に示すように、下段の外装材Cの連結片25に雪止め兼用防水継手材Pの係止舌片9を挿入し、図1(c)に示すように連結し、雪止め兼用防水継手材Pをスライドさせて係合し、図5(b)に示すように連結し、外装材Cの固定片23を固定具βにより下地αに固定する。次に、図5(c)に示すように雪止め兼用防水継手材P(図示せず)を形成した下段の外装材Cの連結片25を、雪止め兼用防水継手材Pの係止舌片9に挿入して図1(d)に示すように連結し、その後、外装材Cをスライドさせて図6(a)に示すように連結し、外装材Cの固定片23を固定具βにより下地αに固定すると共に、雪止め兼用防水継手材Pの固定面10aを釘等の固定具」βで固定するものである。順次このような工程を繰り返すことにより、下段の外装材Cを施工する。
【0032】
下段の外装材Cの施工が完了したら、次に、図6(b)に示すように下段の外装材Cの嵌合溝22に、雪止め兼用防水継手材P(図示せず)を形成した上段の外装材Cの差込縁18を挿入し、外装材Cの固定片23を固定具βにより下地αに固定する。このように、図5(b)に示すように一端部に一体化した雪止め兼用防水継手材Pと外装材Cを、順次繰り返すことにより施工し、施工を完了するものである。なお、図7(a)〜(c)、図8(a)、(b)は防水継手材Aの施工順序を示す説明図であり、雪止め兼用防水継手材Pと同様の施工順序で施工されるものである。勿論、軒先にはスタータ、唐草、端部にはケラバキャップ、棟には棟包み、隅棟カバー、谷樋、壁押さえ、等の役物を使用するものである。また、必要部分にはパッキング材、コーキング材を使用するものである。
【0033】
以上説明したのは本発明に係る雪止め兼用防水継手材の一実施例であり、防水継手材Aを図9(a)〜(c)、図10(a)〜(i)に示すように形成したり、雪止めBを図11(a)〜(d)〜図14(a)〜(d)、図15(a)〜(j)に示すように形成したり、外装材Cを図16(a)〜(j)、図17(a)〜(k)に示すように形成することもできるものである。
【0034】
図9(a)〜(c)、図10(a)〜(i)において、図9(a)〜(c)、図10(d)、(g)はパッキング材Fを形成して防水性を向上した防水継手材A、図10(f)〜(i)は2部材、3部材からなる防水継手材Aである。
【0035】
図11(a)〜(d)〜図15(a)〜(j)は雪止めBのその他の実施例を示す説明図であり、特に図12(c)、(d)は防水継手材Aの雨返部6に切り欠き6a等を形成せずに固定できるようにした雪止めB、図13(a)〜(d)は立ち上がり片11部分の端面図、図14(a)〜(d)は雪止め片14の平面図、図15(a)〜(j)は雪止め片14の端面図を示すものである。
【0036】
図16(a)〜(j)、図17(a)〜(k)は外装材Cのその他の実施例を示す説明図であり、特に、図16(c)〜(j)、図17(c)〜(j)は外装材Cの裏面に断熱材G、裏面材Hを形成した防水継手材D、図16(a)〜(k)は取付具Iで固定するようにした外装材Cである。
【0037】
断熱材Gはポリウレタンフォーム、ポリイソシアヌレートフォーム、フェノールフォーム、塩化ビニルフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリスチレンフォーム、ユリアフォーム等の合成樹脂発泡体よりなるボード、あるいはこれら合成樹脂発泡体をシート材でサンドイッチした複合板、もしくは石膏ボード、セメント板、炭酸カルシウム板、珪酸カルシウム板、セラミック板、木片セメント板、炭酸マグネシウム板、シージングボード、シージングインシュレーションボード、合板、さらにはグラスウール、ロックウール、等の繊維系断熱材、等よりなるもの、さらにはこれらの複合板よりなるものである。
【0038】
裏面材Hは金属材、あるいはアスベスト紙、クラフト紙、アスファルトフェルト、金属箔(Al、Fe、Pb、Cu)、合成樹脂シート、ゴムシート、布シート、石膏紙、水酸化アルミ紙、ガラス繊維不織布等の1種、または2種以上をラミネートしたもの、あるいは防水処理、難燃処理されたシート等からなるものである。
【0039】
雪止め兼用防水継手材P同士の固定片13あるいは雪止め片14に亘って、長尺状の雪止め用アングルを固定して形成しても良いものである。また、雪止め兼用防水継手材Pの固定片13あるいは雪止め片14を落雪防止用のネットの設置下地として機能させても良いものである。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る雪止め兼用防水継手材によれば、▲1▼雪止めと防水継手材が一つの部材で兼用できる。▲2▼雪止め兼用防水継手材が上下左右に移動することがない。▲3▼雪止めにも防水継手材にも釘等の固定具を打設することがない。▲4▼雪止めと防水継ぎ材の一発施工のために施工性がよい。▲5▼施工が楽である。▲6▼年に数回しか雪の降らない温暖な気候の地方でも、大がかりな雪止めを必要としなく気軽に形成でき、外観上も違和感がない。▲7▼雪止めの上端部分を下地に固定するために、雪止めの取付強度が大幅に向上する。等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る雪止め兼用防水継手材の代表的一例を示す説明図である。
【図2】本発明に係る雪止め兼用防水継手材に使用する防水継手材の代表的一例を示す説明図である。
【図3】本発明に係る雪止め兼用防水継手材に使用する雪止めの代表的一例を示す説明図である。
【図4】本発明に係る雪止め兼用防水継手材に使用する外装材の代表例と施工状態を示す説明図である。
【図5】本発明に係る雪止め兼用防水継手材の施工順序を示す説明図である。
【図6】本発明に係る雪止め兼用防水継手材の施工順序を示す説明図である。
【図7】防水継手材の施工順序を示す説明図である。
【図8】防水継手材の施工順序を示す説明図である。
【図9】防水継手材のその他の実施例を示す説明図である。
【図10】防水継手材のその他の実施例を示す説明図である。
【図11】雪止めのその他の実施例を示す説明図である。
【図12】雪止めのその他の実施例を示す説明図である。
【図13】雪止めのその他の実施例を示す説明図である。
【図14】雪止めのその他の実施例を示す説明図である。
【図15】雪止めのその他の実施例を示す説明図である。
【図16】外装材のその他の実施例を示す説明図である。
【図17】外装材のその他の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
α 下地
β 固定具
P 雪止め兼用防水継手材
A 防水継手材
B 雪止め
C 外装材
D 金属製外装材
E シート
F パッキング材
G 断熱材
H 裏面材
I 取付具
1 垂木
2 野地板
3 防水シート
4 敷目部
4a 突出部
5 馳部
6 雨返部
6a 切り欠き
7 係止部
8 延長部
9 係止舌片
10 係合片
10a 固定面
11 立ち上がり片
12 雪止め部
13 固定片
14 雪止め片
15 化粧面
16 裏面
17 段差化粧面
18 差込縁
19 引っ掛け溝
20 雄型連結部
21 嵌合溝
22 嵌合縁
23 固定片
24 雌型連結部
25 連結片
26 凹条
27 凹条
28 凸条[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is used for the left and right connecting parts when forming roofs and wall bodies using exterior materials such as horizontal roofing materials or laterally extending outer wall materials, and also used as a snow stop with a snow stop function added. The present invention relates to a waterproof joint material.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, the connection structure when constructing exterior materials such as horizontal roofing materials and lateral wall materials is as follows: (1) A structure in which both side edges of the exterior material are bent in a spiral shape and joined together, 2) A structure in which the side edges of the exterior material are sandwiched between the top and bottom of the siding board and the cover material, and (3) a structure in which the exterior materials are simply overlapped.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in these structures, {circle over (3)} is inferior in waterproofness, and {circle over (1)} and {circle over (3)} are disadvantageous in that the steps are uneven due to the overlap of the exterior materials, leading to a decrease in design. In (2), especially when applied to roofing materials, there was a risk that the cover part would be slid in the longitudinal direction of the exterior material when the snow was removed in the snowy area, and the joint part would be exposed to the outside. . Moreover, the snow stop function was not added to this kind of connection structure.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to eliminate such drawbacks, the present invention is a narrow and narrow plate-like shape that protrudes outward in the middle to form a protruding portion, and the widthwise side end of the covering portion protrudes outward. A waterproof joint material having a locking portion having a locking tongue piece extending in the inner direction and having a locking tongue piece formed in a substantially concave shape along the longitudinal direction at a substantially central portion; a horizontal planar engaging piece; The snow piece is formed by a rising piece projecting upward from the center part of the joint piece and a snow stopper part projecting outward from one end of the rising piece. The present invention provides a snow joint and waterproof joint material that engages and integrates a piece and projects the engagement piece outward from the mating part.
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the snow joint and waterproof joint material according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIGS. 1A to 1E are a perspective view and an end view showing a snow joint combined waterproof joint material P, FIGS. 2A to 2D are explanatory views showing a waterproof joint material A, and FIGS. (C) is a perspective view showing the snow stopper B, and FIGS. 4 (a) to 4 (c) to 8 (a) and 8 (b) are an exterior material C made of a metal exterior material D and a sheet E, and a snow stop combined. It is explanatory drawing which shows the construction state of the waterproof joint material P and the waterproof joint material A. F indicates a packing material, α indicates a base, and β indicates a fixture such as a nail.
[0006]
The base α indicates a wooden base composed of a
[0007]
For example, as shown in FIGS. 1A to 1E and FIGS. 2A to 2D, the waterproof joint material A is formed of the same type of material as the metal exterior material D by an equivalent molding method. Is. The materials include metal materials (for example, stainless steel, iron, aluminum, copper, titanium, aluminum / zinc alloy plated steel plates, galvalume steel plates, enamel steel plates, clad steel plates, laminated steel plates (vinyl chloride steel plates, etc.), sandwich steel plates (damping steel plates, etc.) Etc.), or synthetic resin material (plastic), etc., which are formed through roll molding, extrusion molding, injection molding, press molding, and the like.
[0008]
That is, as shown in FIGS. 2A and 2B, the waterproof joint material A is bent on the back surface side of the
[0009]
Further, this end face shape can be made substantially the same not only from the
[0010]
As shown in FIGS. 2 (c) and 2 (d), the
[0011]
4A, the dimension between the innermost part of the hook groove 19 of the exterior material C and the end of the
[0012]
As shown in FIGS. 3A to 3C, the snow stopper B includes a horizontal
[0013]
The
[0014]
The fixing
[0015]
The
[0016]
The metal exterior material D shown as a representative example of the exterior material C is as shown in FIGS. 4A and 4B. For example, a metal plate (color steel plate, copper plate, aluminum plate, titanium plate, stainless steel plate, Sandwich steel plates, clad steel plates, etc.) formed by roll forming, press forming, extrusion forming, etc., ceramic materials, or synthetic resin materials (plastics). Of course, the exterior material B can be used only by the metal exterior material D from which the sheet E is removed.
[0017]
More specifically, the metal exterior material D has a long plate shape, and its one side edge in the width direction is bent in a substantially U shape on the lower side of the
[0018]
Further, the other end of the
[0019]
Further, as shown in FIGS. 1C to 1E and FIG. 4B, connecting
[0020]
Moreover, the protruding
[0021]
The sheet E functions as a heat insulating material, a sound absorbing material, a shock absorbing material, a fireproofing material, a dew condensation preventing material, etc., non-woven fabric, synthetic resin foam (for example, PEF (polyethylene foam), etc.), rock wool, tex (soft Fiberboard), rubber sheet, resin sheet, and the like.
[0022]
An example of the sheet E is a non-woven fabric, which is a cloth in which various fibers are bonded with an adhesive or the like, unlike a conventional method in which warps and wefts are crossed to make fibers into a woven fabric. This cloth first has fibers that cross in parallel, or a thin felt that is randomly arranged is bonded with an adhesive, or another thermoplastic fiber is mixed in the main fiber state, It is made by melting by heating and pressing and bonding them together. In general, it is used as plastic reinforcement, leather fabric, felt, etc.
[0023]
Examples of the material include a sheet-like material made of polyester, nylon, vinylon, boron, carbon, alumina, silicon carbide, aramid, glass, or the like.
[0024]
The adhering method is performed through an adhesive, heat fusion, etc., and as the adhesive, a natural curable adhesive, a room temperature curable adhesive, a thermosetting adhesive, an ultraviolet curable adhesive, a reaction It is composed of at least one of a curable adhesive, and a synthetic resin adhesive such as epoxy resin, phenol resin, urethane resin, vinyl resin, acrylic resin, polyester resin, EVA resin, rubber adhesive, etc. , Oil-based adhesives, and the like.
[0025]
The adhesion is formed on the entire contact surface of the sheet E and the metal exterior material D, or in the form of a line (plural) or a sheet (plural) horizontally, vertically, diagonally, or the like. Of course, when the adhesive is formed on the entire surface, the solid sound generated when it collides with the metal exterior material D itself (in contrast to this, the sound that propagates in the air is called air sound) It is attenuated by the synergistic effect of the seat and has the effect of preventing noise from entering the house side.
[0026]
Further, the sheet E can be impregnated, contained, mixed, laminated (single layer or multiple layers), sandwiched, etc., and the sheet E itself can be provided with a sound insulating property. , Sheet-like, etc.
[0027]
Since the transmission loss representing the sound insulation is substantially proportional to the weight per unit area of the wall made of a uniform material, the greater the mass per unit area, the better the sound insulation performance. For this reason, as the sound insulating material formed on the sheet E, a material having a large specific gravity is used.
[0028]
Sound insulation materials include metal powder (lead, iron, copper, brass, etc.), concrete powder, cement powder, glass powder, rubber powder, etc., or metal plate (lead, iron, copper, brass, etc.), concrete plate Cement plate, glass plate, rubber plate, etc., or stone powder, rock powder, gypsum powder, calcium carbonate, calcium silicate, and the like. Of course, a sound insulating sheet material in which these are formed into a sheet shape (bonded with a synthetic resin, an adhesive, or the like) can also be formed as a sound insulating material.
[0029]
Further, as shown in FIG. 1 (a), the distance from the lower end of the waterproof joint material A of the snow stopper combined waterproof joint material P to the
[0030]
The packing material F is formed in order to prevent rainwater from entering the
[0031]
Here, one construction method of the snow joint combined waterproof joint material according to the present invention will be described with reference to FIGS. 5 (a) to 5 (c), FIGS. 6 (a) and 6 (b). First, as shown in FIG. 5 (a), the engaging
[0032]
When the construction of the lower packaging material C is completed, a snow joint and waterproof joint material P (not shown) is then formed in the
[0033]
What has been described above is one embodiment of the snow joint combined waterproof joint material according to the present invention, and the waterproof joint material A is shown in FIGS. 9 (a) to (c) and FIGS. 10 (a) to (i). The snow stopper B is formed as shown in FIGS. 11 (a) to (d) to FIGS. 14 (a) to (d) and FIGS. 15 (a) to (j), and the exterior material C is illustrated. It can also be formed as shown in FIGS. 16 (a) to (j) and FIGS. 17 (a) to (k).
[0034]
9 (a) to 9 (c) and FIGS. 10 (a) to (i), FIGS. 9 (a) to 9 (c), 10 (d), and 10 (g) are formed with a packing material F to be waterproof. 10 (f) to 10 (i) show a waterproof joint material A composed of two members and three members.
[0035]
11 (a) to 11 (d) to 15 (a) to 15 (j) are explanatory views showing other examples of the snow stopper B. In particular, FIGS. 12 (c) and 12 (d) show the waterproof joint material A. A snow stopper B which can be fixed to the
[0036]
16 (a) to 16 (j) and FIGS. 17 (a) to 17 (k) are explanatory views showing other examples of the exterior material C. In particular, FIGS. 16 (c) to 16 (j) and FIG. c) to (j) are the waterproof joint material D in which the heat insulating material G and the back material H are formed on the back surface of the exterior material C, and FIGS. 16 (a) to 16 (k) are exterior materials C that are fixed by the fixture I. It is.
[0037]
Thermal insulation G is a board made of synthetic resin foam such as polyurethane foam, polyisocyanurate foam, phenol foam, vinyl chloride foam, polyethylene foam, polystyrene foam, urea foam, or a composite in which these synthetic resin foams are sandwiched by sheet materials Board or gypsum board, cement board, calcium carbonate board, calcium silicate board, ceramic board, wood chip cement board, magnesium carbonate board, sieving board, sieving insulation board, plywood, and fiber-based heat insulation such as glass wool, rock wool, etc. It consists of materials, etc., and also consists of these composite plates.
[0038]
Back material H is metal material or asbestos paper, craft paper, asphalt felt, metal foil (Al, Fe, Pb, Cu), synthetic resin sheet, rubber sheet, cloth sheet, gypsum paper, aluminum hydroxide paper, glass fiber nonwoven fabric Or a laminate of two or more types, or a sheet that has been subjected to waterproof treatment or flame retardant treatment.
[0039]
A long snow stop angle may be fixed over the fixed
[0040]
【The invention's effect】
As described above, according to the snow joint combined waterproof joint material according to the present invention, (1) the snow stopper and the waterproof joint material can be combined with one member. (2) The snow joint / waterproof joint material does not move up / down / left / right. (3) There is no need to place nails or other fixtures on the snow stopper or the waterproof joint material. (4) Good workability due to one-time construction of snow stoppers and waterproof joints. (5) Construction is easy. (6) Even in regions with a temperate climate where snow falls only a few times a year, it can be easily formed without the need for a large snow stop, and there is no sense of incongruity in appearance. (7) Since the upper end portion of the snow stopper is fixed to the ground, the attachment strength of the snow stopper is greatly improved. There are features and effects.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory view showing a typical example of a snow joint and waterproof joint material according to the present invention.
FIG. 2 is an explanatory view showing a typical example of a waterproof joint material used for a snow joint combined waterproof joint material according to the present invention.
FIG. 3 is an explanatory view showing a typical example of a snow stopper used in the snow joint-use waterproof joint material according to the present invention.
FIG. 4 is an explanatory view showing a typical example of an exterior material used in the snow joint combined waterproof joint material according to the present invention and a construction state.
FIG. 5 is an explanatory view showing a construction sequence of the snow joint combined waterproof joint material according to the present invention.
FIG. 6 is an explanatory view showing a construction sequence of the snow joint combined waterproof joint material according to the present invention.
FIG. 7 is an explanatory diagram showing a construction order of waterproof joint materials.
FIG. 8 is an explanatory diagram showing a construction order of waterproof joint materials.
FIG. 9 is an explanatory view showing another embodiment of the waterproof joint material.
FIG. 10 is an explanatory view showing another embodiment of the waterproof joint material.
FIG. 11 is an explanatory view showing another embodiment of the snow stopper.
FIG. 12 is an explanatory view showing another embodiment of the snow stopper.
FIG. 13 is an explanatory view showing another embodiment of the snow stopper.
FIG. 14 is an explanatory view showing another embodiment of the snow stopper.
FIG. 15 is an explanatory view showing another embodiment of the snow stopper.
FIG. 16 is an explanatory view showing another example of the exterior material.
FIG. 17 is an explanatory view showing another example of the exterior material.
[Explanation of symbols]
α Base β Fixture P Waterproof joint material for snow stop A Waterproof joint material B Snow stop C Exterior material D Metal exterior material E Sheet F Packing material G Heat insulation material H Back surface material I Mounting
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