JP4289495B2 - クランプ - Google Patents
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Description
このような従来のフラットケーブルのクランプとして、平板状の本体部材と、該本体部材と共にフラットケーブルを挟持するバンド部材と、該バンド部材に形成された鋸状凹凸部に係合可能な係合片と、前記本体部材の背面に設けられ、固定対象(相手側部材)に係合可能な係合部材と、前記本体部材の表面に突出して設けられ、前記バンド部材と共にフラットケーブルを保持する保持部材とを備えたクランプが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
可撓性を有し、略四角形状に形成された平板状に形成される板部の一側の板面に前記フラットケーブルのブリッジ部を貫通する互いに対向して設けられる一対の突起を備え、該一対の突起が対向する方向の両脇に、略長方形状に打ち抜かれて形成された打ち抜き部を形成してなる本体部と,
前記打ち抜き部に前記一対の突起の対向方向にW形状に形成される弾性片と,
によって構成してなるベース部材と,
前記ベース部材の他側に設けられ前記固定対象に係止する係止突起と,
を備えてなり,
前記本体部は、前記弾性片が上位位置に上がると平坦な状態を保持し、前記弾性片が下位位置に下がると凸形状に湾曲した状態を保持するように構成し,
前記一対の突起を、前記弾性片が下位位置に下がって前記本体部を凸形状に湾曲した状態にしたときに互いに平行となり、前記弾性片が上位位置に上がって前記本体部を平坦な状態としたときに互いに異なる方向へ傾いた状態となるように設けたことを特徴とする。
可撓性を有し凸形状に湾曲した状態に形成される平板状のベース部材と,
前記ベース部材の湾曲した一側の板面に垂直平行に設けられ前記フラットケーブルのブリッジ部を貫通する互いに対向する一対の突起と,
前記ベース部材の他側の板面に設けられ前記固定対象に係止する係止突起と,
を備えてなり,
前記係止突起を前記固定対象に係止したときに、前記凸形状に湾曲した状態のベース部材が平坦な状態となり、前記一対の突起が前記固定対象に対して互いに異なる方向へ傾いた状態となるように構成したことを特徴とする。
図1,図2は本発明に係るクランプの第一実施形態を示す図であり、図1(A)及び図2(A)は斜視図、図1(B)及び図2(B)は正面図、図3及び図4は図1に示すクランプをフラットケーブルに取り付けるときの様子を示す図、図5及び図6は、図3及び図4に示す状態からクランプの突起をブリッジ部に貫通させた状態を示す図、図7はフラットケーブルに取り付けたクランプを固定対象に固定した状態を示す図である。
図において、符号15は固定対象16(図7参照)に固定するフラットケーブルを示している。このフラットケーブル15は、導体(図示省略)の上に絶縁被覆を施してなる芯線部17が同一平面上に複数配置され、隣り合う芯線部17が絶縁材で形成されたブリッジ部18を介して一体に連結されて構成されている。
図8は本発明に係るクランプの第二実施形態を示す斜視図、図9は図8の正面図、図10は図8に示すクランプをフラットケーブルに取り付ける時の様子を示す図、図11はフラットケーブルに取り付けたクランプを固定対象に固定した状態を示す図である。
図13は本発明に係るクランプの第三実施形態を示す正面図、図14は図13に示すクランプをフラットケーブルに取り付ける時の様子を示す図、図15はフラットケーブルに取り付けたクランプを固定対象に固定した状態を示す図である。これらの図において上記第二実施形態と同様の構成部材については、同一の符号が付されている。
本例では、前記ベース部材21は、可撓性を有して形成されているが、図13に示すように平坦な状態に形成されている。また、前記突起22,23は、ベース部材21の一側の板面21aに対して垂直に対をなすようにして設けられている。そして、突起22,23は、ベース部材21が図15に示すように凹形状に湾曲状態となったときに、固定対象16に対して互いに異なる方向、すなわち互いの方へ向かって傾いた状態となるよう(正面視略ハの字形状となるよう)になっている。
2,21 ベース部材
2a,21a 一側の板面
2b,21b 他側の板面
3,4,22,23 突起
5,24 係止突起
15 フラットケーブル
16 固定対象
18 ブリッジ部
Claims (4)
- フラットケーブルを固定対象に固定するためのクランプであって,
可撓性を有し、略四角形状に形成された平板状に形成される板部の一側の板面に前記フラットケーブルのブリッジ部を貫通する互いに対向して設けられる一対の突起を備え、該一対の突起が対向する方向の両脇に、略長方形状に打ち抜かれて形成された打ち抜き部を形成してなる本体部と,
前記打ち抜き部に前記一対の突起の対向方向にW形状に形成される弾性片と,
によって構成してなるベース部材と,
前記ベース部材の他側に設けられ前記固定対象に係止する係止突起と,
を備えてなり,
前記本体部は、前記弾性片が上位位置に上がると平坦な状態を保持し、前記弾性片が下位位置に下がると凸形状に湾曲した状態を保持するように構成し,
前記一対の突起を、前記弾性片が下位位置に下がって前記本体部を凸形状に湾曲した状態にしたときに互いに平行となり、前記弾性片が上位位置に上がって前記本体部を平坦な状態としたときに互いに異なる方向へ傾いた状態となるように設けた
ことを特徴とするクランプ。 - フラットケーブルを固定対象に固定するためのクランプであって,
可撓性を有し凸形状に湾曲した状態に形成される平板状のベース部材と,
前記ベース部材の湾曲した一側の板面に垂直平行に設けられ前記フラットケーブルのブリッジ部を貫通する互いに対向する一対の突起と,
前記ベース部材の他側の板面に設けられ前記固定対象に係止する係止突起と,
を備えてなり,
前記係止突起を前記固定対象に係止したときに、前記凸形状に湾曲した状態のベース部材が平坦な状態となり、前記一対の突起が前記固定対象に対して互いに異なる方向へ傾いた状態となるように構成した
ことを特徴とするクランプ。 - 前記一対の突起は,
それぞれが先端部に相対する側に折り曲げられる折れ曲がり部を有する鉤状に形成したものである請求項1又は2に記載のクランプ。 - 前記一対の突起は,
樹脂で形成し、前記折れ曲がり部の内側の基端部分にくびれ部を形成したものである請求項3に記載のクランプ。
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