JP4289411B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に、半導体基板にSOI(Silicon On Insulator)構造を形成する技術に関する。
半導体装置の高性能化を図るために、回路素子を誘電体で分離し浮遊容量の少ない半導体集積回路を製造することを目指して、絶縁膜上に形成された薄膜のシリコン層(以下、「SOI(Silicon On Insulator)層」ともいう。)にトランジスタを形成する試みがなされている。また、バルクSi基板の必要な場所にSOI構造を形成する技術として、例えば特許文献1や非特許文献1に開示された方法がある。
これらの文献に開示された方法は、SBSI(Separation by Bonding Si Islands)法と呼ばれている。SBSI法では、Si基板上にSi/SiGe層を成膜し、SiとSiGeとのエッチングレートの違いを利用してSiGe層のみを選択的に除去することにより、Si基板とSi層との間に空洞部を形成する。次に、空洞部の内部に面するSi基板の上面及びSi層の下面を熱酸化することにより、Si基板とSi層との間にSiO2膜(以下、BOX層ともいう。)を形成する。そして、Si基板上にCVD法でSiO2等を成膜し、これをCMPで平坦化し、さらに、希フッ酸(HF)溶液等でエッチングすることで、BOX層上のSi層(以下、SOI層ともいう。)表面を露出させる。
このような方法によれば、SOIデバイスにおける課題の一つである製造コストを下げることができ、且つ、SOI/Bulkトランジスタを混載することができる。その結果、SOIトランジスタ及びBulkトランジスタの両方の長所を生かしつつ、そのチップ面積を縮小することができる。
特開2005−354024号公報 T.Sakai et al."Separation by BondingSi Islands(SBSI) for LSI Application",Second International SiGe Technology and Device Meeting,Meeting Abstract,pp.230−231,May(2004)
図7は、上記したような従来のSBSI法における側断面の一態様を示す図である。
図7に示すように、BOX層131の形成工程では、空洞部の内部に面するSi基板101の上面及びSi層(SOI層)105の下面を熱酸化することにより、Si基板101側からSiO2膜131aを成長させると共に、Si層105側からSiO2膜131bを成長させる。そして、これらSiO2膜131a及び131b同士を空洞部内部の高さ方向の中心付近(以下、単に「空洞部の中心付近」という。)で密着させてBOX層131を形成していた。
しかしながら、この方法では、SiO2膜131a及び131b同士を完全に密着させることは困難であり、両膜の界面に隙間Sが残り易いという問題があった。また、この密着不良が原因で、後の工程(例えば、SOI層105の表面を露出させるためのCMP工程や、希HF溶液を用いたウェットエッチング工程など)でSiO2膜131a上からSiO2膜131bが剥離し、SiO2膜131bと共にその上に形成されているSOI層105がSi基板101上から剥がれてしまうおそれがあった。
ここで、本発明者は現在までの調査結果から、上記の密着不良は、SiO2膜131a及び131bの各表面がそれぞれ粗面となっていることが原因で生じているのではないか、という考えに至った。
即ち、上記のSBSI法では、SiGe層をフッ硝酸溶液でエッチングすると、Si基板101及びSi層105の表面ラフネス(roughness:粗さ)が大きくなる、ということがわかった。また、Si基板101及びSi層105の表面ラフネスが大きい状態で各表面を熱酸化すると、この表面ラフネスの大きい状態がSiO2膜131a及び131bの各表面に引き継がれる、ということがわかった。このため、BOX層131の形成工程では、SiO2膜131a及び131bの各表面は、面同士の接触というよりもむしろ、点同士の接触に近いような状態となり、接触面積が少ないために互いに剥がれ易くなっているのではないか、と本発明者は考えるに至った。
そこで、本発明は、このような知見に基づいてなされたものであって、空洞部内において上下方向からそれぞれ成長してくる埋め込み酸化膜同士の密着性を向上させることができる半導体装置の製造方法を提供することを目的の一つとする。また、信頼性の高い半導体装置の製造方法を提供することを目的の一つとする。
上記問題点を解決するために、発明1の半導体装置の製造方法は、半導体基板上に第1半導体層を形成する工程と、前記第1半導体層上に第2半導体層を形成する工程と、前記第2半導体層と前記第1半導体層とを部分的にエッチングして、前記第1半導体層の側面を露出させる第1溝を形成する工程と、前記第2半導体層よりも前記第1半導体層の方がエッチングされ易いエッチング条件で、前記第1溝を介して前記第1半導体層をエッチングすることによって、前記半導体基板と前記第2半導体層との間に空洞部を形成する工程と、前記空洞部内に隙間を残しつつ、前記空洞部の内部に面する前記半導体基板の上面及び前記第2半導体層の下面にそれぞれ第3半導体層を形成する工程と、前記第3半導体層を熱酸化して前記空洞部内に埋め込み酸化膜を形成する工程と、を含むことを特徴とするものである。
発明2の半導体装置の製造方法は、発明1の半導体装置の製造方法において、前記第2半導体層を形成する工程と、前記空洞部を形成する工程との間に、前記第2半導体層と前記第1半導体層とを部分的にエッチングして、前記第2半導体層と前記第1半導体層とを貫く第2溝を形成する工程と、前記第2半導体層を支持する支持体を少なくとも前記第2溝内に形成する工程と、をさらに含むことを特徴とするものである。
発明3の半導体装置の製造方法は、発明1又は発明2の半導体装置の製造方法において、前記埋め込み酸化膜を形成する工程では、前記第3半導体層を熱酸化し、さらに、当該第3半導体層で覆われた前記半導体基板の上面及び前記第2半導体層の下面も熱酸化することによって、前記埋め込み酸化膜を形成することを特徴とするものである。
発明4の半導体装置の製造方法は、発明1から発明3の何れか一の半導体装置の製造方法において、前記半導体基板はシリコン基板であり、前記第2半導体層を形成する工程では、当該第2半導体層として単結晶構造の第1シリコン層をエピタキシャル成長法で形成し、前記第3半導体層を形成する工程では、当該第3半導体層としてアモルファス構造又は多結晶構造の第2シリコン層をCVD法で形成する、ことを特徴とするものである。
ここで、CVDとは、chemical vapor depositionのことである。本発明でいうCVDには、LP(low pressure)−CVD、AP(atomospheric pressure)−CVD、P(plasma)−CVD等が含まれる。
発明1〜4の半導体装置の製造方法によれば、空洞部内において、半導体基板の上面及び第2半導体層の下面を表面ラフネスの小さな第3半導体層で覆うことができ、埋め込み酸化膜の形成工程では、この第3半導体層を最初に熱酸化して埋め込み酸化膜の表面とすることができる。これにより、半導体基板側から上方向に向けて成長する埋め込み酸化膜の表面ラフネスと、第2半導体層側から下方向に向けて成長する埋め込み酸化膜の表面ラフネスとを共に低減することができ、これら上下方向から成長してくる埋め込み酸化膜同士を空洞部内で良好に密着させることができる。それゆえ、埋め込み酸化膜上に形成される第2半導体層の剥離を防止することができる。
従って、信頼性の高い半導体装置の製造方法を提供することができる。
また、発明3の半導体装置の製造方法によれば、表面ラフネスが大きい部分を熱酸化して埋め込み酸化膜中に取り込むことができるので、SiとSiO2の界面におけるダングリングボンドを低減することができ、半導体基板や第2半導体層における界面準位の低減に寄与することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1〜図6は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を示す図であり、図1(a)〜図6(a)は平面図、図1(b)〜図6(b)は図1(a)〜図6(a)をX1−X´1〜X6−X´6線でそれぞれ切断したときの断面図である。
図1(a)及び(b)において、まず始めに、Si基板1上に単結晶構造のシリコンゲルマニウム(SiGe)層3と単結晶構造のSi層5とを順次積層する。これらSiGe層3及びSi層5は、例えばエピタキシャル成長法で連続して形成する。
なお、ここでは、SiGe層3を形成する前に、Si基板1上に図示しない単結晶構造のシリコンバッファ(Si−buffer)層を薄く形成し、その上にSiGe層3とSi層5とを順次積層するようにしても良い。この場合、Si−buffer層、SiGe層3及びSi層5は、例えばエピタキシャル成長法で連続して形成することが好ましい。エピタキシャル成長法で形成される半導体膜の膜質は、その被成膜面(即ち、下地)の結晶状態に強く影響されるので、SiGe層3をSi基板1上に直接形成するのではなく、Si基板1表面よりも結晶欠陥の少ないSi−buffer層をSi基板1とSiGe層3との間に介在させることで、SiGe層3の膜質向上(例えば、結晶欠陥の低減など)を図ることができる。
次に、フォトリソグラフィー及びエッチング技術によって、素子分離領域(即ち、SOI構造を形成しない領域)と平面視で重なる領域のSi層5、SiGe層3を部分的に順次エッチングする。これにより、Si層5やSiGe層3などを貫いてSi基板1を底面とする支持体穴hを形成する。なお、支持体穴hを形成するエッチング工程では、Si基板1の表面でエッチングを止めるようにしてもよいし、図1(b)に示すように、Si基板1をオーバーエッチングして凹部を形成するようにしてもよい。
次に、支持体穴hを埋め込むようにしてSi基板1上の全面に支持体膜を形成する。支持体膜は例えばSiO2膜であり、その形成はCVD法で行う。そして、図2(a)及び(b)に示すように、フォトリソグラフィー及びエッチング技術によって、素子分離領域と平面視で重なる領域の支持体膜、Si層5及びSiGe層3を順次、部分的にエッチングする。これにより、支持体膜からなる支持体21を形成すると共に、Si基板1を底面としSi層5やSiGe層3などの各側面を露出させる溝Hを形成する。ここで、溝Hは、後の工程でSiGe層3をエッチングする際に、エッチング液の導入口として使うものである。
なお、溝Hを形成するエッチング工程では、SiGe層3のエッチングを途中で止めてその一部をSi基板1上に残してもよいし、Si基板1をオーバーエッチングして凹部を形成するようにしてもよい。また、図2(a)において、支持体穴h及び溝Hによって平面視で囲まれた長方形の領域が、素子領域(即ち、SOI構造を形成する領域)である。
次に、溝Hを介して例えばフッ硝酸溶液をSi層5及びSiGe層3のそれぞれの側面に接触させて、SiGe層3を選択的にエッチングして除去する。これにより、図3(a)及び(b)に示すように、Si層5とSi基板1との間に空洞部25を形成する。フッ硝酸溶液を用いたウェットエッチングでは、Siと比べてSiGeのエッチングレートが大きい(即ち、Siに対するエッチングの選択比が大きい)ので、Si基板1やSi層5を残しつつSiGe層だけをエッチングして除去することが可能である。空洞部25の形成途中から、Si層5はその上面と側面とが支持体21によって支えられることとなる。なお、このフッ硝酸溶液を用いたSiGe層の除去工程では、空洞部25の内部に面するSi基板1の上面及びSi層5の下面もフッ硝酸溶液で軽くエッチングされ、その表面ラフネスが大きくなる。
次に、図4(a)及び(b)に示すように、CVD法によって、アモルファス構造又は多結晶構造のSi層27を、支持体21上を含むSi基板1の上方全面と、空洞部25の内部に面するSi基板1の上面及びSi層5の下面とにそれぞれ薄く成膜する。ここで、「薄く成膜する」とは、空洞部25が完全には埋まらない(即ち、隙間を残す)程度の膜厚に成膜する、という意味である。図4(b)に示すように、空洞部25内に隙間を残すことによって、次の工程で、空洞部25内に例えば酸素(O2)等を導入することが可能となる。
なお、Si層27を「空洞部25が完全には埋まらない」程度の膜厚に成膜するためのCVDの処理条件は、Si層27を成膜する前の空洞部25の内部の高さ(即ち、空洞部25の厚み)によってそれぞれ異なってくる。それゆえ、半導体装置を製造する前に実験又はシミュレーションを行って、空洞部25の厚みに対するSi層27の最適な成膜条件を導出しておくことが好ましい。
次に、Si基板1を酸素(O2)等の酸化雰囲気中に配置し、Si基板1及びSi層5、27を熱酸化して、図5(a)及び(b)に示すように、空洞部内にSiO2膜(即ち、BOX層)31を形成する。
このBOX層31の形成工程では、Si基板1の上方全面に形成されたSi層27(図4(a)及び(b)参照。)は全てSiO2膜31cとなる。また、空洞部内では、始めに、Si層27(図4(a)及び(b)参照。)が熱酸化され、続いて、Si基板1の上面及びSi層5の下面が熱酸化される。このような熱酸化により、空洞部内では、Si基板1側から上方向に向けてSiO2膜31aが成長すると共に、Si層5側から下方向に向けてSiO2膜31bが成長する。そして、これら上下方向から成長してくるSiO2膜31a及び31bは、空洞部の中心付近で密着する。
ここで、SiO2膜31a及び31bの各表面はそれぞれ、Si層27が熱酸化されて形成された部分である。CVD法によって形成されたSi層27は、SiGeエッチング後のSi基板1上面及びSi層5下面よりも表面ラフネスが小さいため、このSi層27の熱酸化により形成されるSiO2膜31a及び31bの各表面も、表面ラフネスが小さい状態を引き継いでいる。このため、SiO2膜31a及び31bを空洞部の中心付近で密着させることができる。
また、このBOX層31の形成工程では、Si層27だけでなく、このSi層27に覆われているSi基板1の上面及びSi層5の下面まで熱酸化を進行させているので、表面ラフネスが大きい部分をSiO2膜31a及び31b中にそれぞれ取り込むことができる。従って、SiとSiO2の界面におけるダングリングボンドを低減することができ、Si基板1やSi層5における界面準位の低減に寄与することができる。
なお、SiO2膜31a及び31b同士を密着させ、且つ、熱酸化の進行をSi層27だけでなく、Si基板1の上面及びSi層5の下面まで到達させるための熱酸化条件は、熱酸化前の空洞部25の厚みとSi層27の厚みとによってそれぞれ異なってくる。それゆえ、半導体装置を製造する前に実験又はシミュレーションを行って、上記状態を作り出すための最適な熱酸化温度、熱酸化時間、ガス種及びガス流量等を導出しておくことが好ましい。
図5(a)及び(b)に示したように、BOX層31を形成した後は、CVDなどの方法により、Si基板1上の全面に絶縁膜を形成して支持体穴hや溝Hを埋め込む。絶縁膜は、例えばSiO2である。次に、この絶縁膜及びその下の支持体21を例えばCMPにより平坦化し、さらに、希HF溶液等を用いてウェットエッチングする。
これにより、図6(a)及び(b)に示すように、Si層(即ち、SOI層)5上から絶縁膜33等が完全に取り除かれて、SOI領域のSi基板1上に、BOX層31及びSOI層5からなるSOI構造が完成する。SOI領域以外のSi基板1上には絶縁膜33や支持体21が埋め込まれており、この部分が素子分離層として機能する。Si基板1上にSOI構造を形成した後は、例えば、SOI層5上に完全空乏型又は部分空乏型のMOSトランジスタ等を形成する。
このように、本発明の実施の形態によれば、空洞部25内において、Si基板1の上面及びSi層5の下面を表面ラフネスの小さなSi層27で覆うことができ、BOX層の形成工程では、このSi層27を最初に熱酸化してSiO2膜31a及び31bの表面とすることができる。これにより、Si基板1側から上方向に向けて成長するSiO2膜31aの表面ラフネスと、Si層5側から下方向に向けて成長するSiO2膜31bの表面ラフネスとを共に低減することができ、これら上下方向から成長してくるSiO2膜31a及び31b同士を空洞部25内で良好に密着させることができる。それゆえ、例えば、SOI層5の表面を露出させるためのCMP工程や、希HF溶液を用いたウェットエッチング工程などで、SiO2膜31a上からSiO2膜31bが剥離してしまうことを防ぐことができ、SiO2膜31bと共にその上に形成されているSOI層5がSi基板1上から剥がれてしまうことを防ぐことができる。
従って、信頼性の高い半導体装置の製造方法を提供することができる。
この実施の形態では、Si基板1が本発明の「半導体基板」に対応し、SiGe層3が本発明の「第1半導体層」に対応し、Si層5が本発明の「第2半導体層」及び「第1シリコン層」に対応している。また、支持体穴hが本発明の「第2溝」に対応し、溝Hが本発明の「第1溝」に対応している。さらに、Si層27が本発明の「第3半導体層」及び「第2シリコン層」に対応し、SiO2膜(BOX層)31が本発明の「埋め込み酸化膜」に対応している。
実施の形態に係る半導体装置の製造方法を示す図(その1)。 実施の形態に係る半導体装置の製造方法を示す図(その2)。 実施の形態に係る半導体装置の製造方法を示す図(その3)。 実施の形態に係る半導体装置の製造方法を示す図(その4)。 実施の形態に係る半導体装置の製造方法を示す図(その5)。 実施の形態に係る半導体装置の製造方法を示す図(その6)。 従来の半導体装置の製造方法における側断面の一態様を示す図。
符号の説明
1 Si基板、3 SiGe層、5 Si層(SOI層)、21 支持体、25 空洞部、27 Si層、31、31a、31b SiO2膜(BOX層)、31c SiO2膜、33 絶縁膜

Claims (4)

  1. 半導体基板上に第1半導体層を形成する工程と、
    前記第1半導体層上に第2半導体層を形成する工程と、
    前記第2半導体層と前記第1半導体層とを部分的にエッチングして、前記第1半導体層の側面を露出させる第1溝を形成する工程と、
    前記第2半導体層よりも前記第1半導体層の方がエッチングされ易いエッチング条件で、前記第1溝を介して前記第1半導体層をエッチングすることによって、前記半導体基板と前記第2半導体層との間に空洞部を形成する工程と、
    前記空洞部内に隙間を残しつつ、前記空洞部の内部に面する前記半導体基板の上面及び前記第2半導体層の下面にそれぞれ第3半導体層を形成する工程と、
    前記第3半導体層を熱酸化して前記空洞部内に埋め込み酸化膜を形成する工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記第2半導体層を形成する工程と、前記空洞部を形成する工程との間に、
    前記第2半導体層と前記第1半導体層とを部分的にエッチングして、前記第2半導体層と前記第1半導体層とを貫く第2溝を形成する工程と、
    前記第2半導体層を支持する支持体を少なくとも前記第2溝内に形成する工程と、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記埋め込み酸化膜を形成する工程では、
    前記第3半導体層を熱酸化し、さらに、当該第3半導体層で覆われた前記半導体基板の上面及び前記第2半導体層の下面も熱酸化することによって、前記埋め込み酸化膜を形成することを特徴とする請求項1及び請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記半導体基板はシリコン基板であり、
    前記第2半導体層を形成する工程では、当該第2半導体層として単結晶構造の第1シリコン層をエピタキシャル成長法で形成し、
    前記第3半導体層を形成する工程では、当該第3半導体層としてアモルファス構造又は多結晶構造の第2シリコン層をCVD法で形成する、ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の半導体装置。
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