JP4288936B2 - プリントシステム及びプリントプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はXML文書を印刷処理するプリントシステムに関し、特に、XML文書の印刷モードを指定する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、広く普及を見ているインターネットにおいては、より柔軟なデータ交換の実現を目指して、XML(Extensible Markup Language)の利用が進みつつある。すなわち、従来は、HTML(Hypertext Markup Language)を用いて、ホームページ等の文書データが記述されていたところ、XMLを用いて、文書データだけでなく、マルチメィデアコンテンツや電子商取引、電子政府への申請書類といった様々なデータ交換を可能にするための技術開発が進められている。
【0003】
このような状況に追随して、XMLで記述された電子文書の印刷技術の開発が求められている。例えば、XMLにて記述された電子文書をXSLT(Extensible Stylesheet Language Transformations)を用いて、HTMLで記述された電子文書に変換した後、当該電子文書をWebブラウザの印刷機能を利用して印字する技術がある(非特許文献1、及び非特許文献2を参照されたい)。
【0004】
図7は、上記従来技術に係るXMLで記述された文書の印刷技術を示すデータフローダイアグラムである。図7に示すように、XSLTは、XSLスタイルシート(Extensible Stylesheet Language Stylesheet)を用いて、XMLファイルに含まれているXML文書をHTML文書に変換する。当該HTML文書は、HTMLファイルに格納される。Webブラウザは、当該HTMLファイルを読み込んで、これを中間データに変換する。
【0005】
Webブラウザから当該中間データを受け付けたプリンタドライバは、これをPDL(Page Description Language)データに変換した後、プリントキューに当該PDLデータを追加する。PDLデータは、処理順序に従ってプリントキューから取り出されると、プリンタにジョブ投入されて、最終的に印刷文書が作成される。
【0006】
ここで、前記Webブラウザは、HTML文書を中間データに変換する際に、印刷モード設定用メニューにて、カラー/モノクロの切り替え、印刷用紙の向き、印刷用紙サイズ、給紙段などの指定を受け付ける。そして、前記Webブラウザは、当該中間データと併せて、これらの指定をプリンタドライバに通知する。
【0007】
【非特許文献1】
W3C勧告、“Extensible Stylesheet Language (XSL)、バージョン1.0”、2001年10月15日
【0008】
【非特許文献2】
W3C勧告、“XSL Transformations(XSLT)、バージョン1.0”、1999年11月16日
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、複数ページからなるXML文書においては、ページ毎に印刷モードを切り替えることを要する場合があるのに対して、HTML文書にあっては全ページに対して1の印刷モードしか指定することができない。従って、複数ページからなるXML文書をHTML文書に変換して印刷することとすれば、ページ毎の印刷モードの指定に対応することが出来ないという問題がある。
【0010】
本発明は、上記のような問題に鑑みて為されたものであって、複数ページからなるXML文書の印刷に当たって、ページ毎に印刷モードの指定をすることができるプリントシステムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係るプリントシステムは、XML文書を受け付けて、印刷処理を実行するプリントシステムであって、XSLスタイルシートを記録するXSLスタイルシート記録手段と、前記XSLスタイルシート記録手段にて記録されているXSLスタイルシートを参照して、前記XML文書をXSL−FOに変換するXML文書変換手段と、前記XSL−FO中に印刷方法を異にする複数の部分が含まれているか否かを判定する印刷方法判定手段と、前記印刷方法判定手段にて、印刷方法を異にする複数の部分が含まれていると判定された場合に、前記XML−FOを印刷方法に応じて複数のページに区分するXML文書区分手段と、複数のページのうち引き続く2つのページについて印刷方法を比較して、印刷方法が異なる場合には、当該ページ間で印刷ジョブを分割して、それぞれの印刷処理を実行する印刷実行手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
このようにすれば、印刷方法を異にする複数ページからなるXML文書の印刷に当たって、ページ毎に印刷モードの指定をすることができる。
また、本発明に係るプリントシステムの前記XML文書は、印刷方法を指定するXML要素を予め含んでいることを特徴とする。このようにすれば、印刷方法を異にする複数ページからなるXML文書の印刷に当たって、XML文書の作成時にページ毎に印刷モードの指定をすることができる。
また、前記印刷方法の指定は、縦書きか横書きかの区別、レイアウト、印刷部数、用紙サイズ、ステイプルの要否及び排紙トレイの選択のうち少なくとも1つの指定を含む。
【0013】
また、本発明に係るプリントシステムは、前記XSL−FOの各部分と関連付けて、印刷方法の指定を受け付ける印刷方法受付手段を備えていることを特徴とする。このようにすても、前記XML文書のページ毎に印刷モードの指定をすることができる。
本発明に係るプリント方法は、XML文書を受け付けて、印刷処理を実行するプリント方法であって、XSLスタイルシートを記録するXSLスタイルシート記録ステップと、前記XSLスタイルシート記録ステップにて記録されているXSLスタイルシートを参照して、前記XML文書をXSL−FOに変換するXML文書変換ステップと、前記XSL−FO中に印刷方法を異にする複数の部分が含まれているか否かを判定する印刷方法判定ステップと、前記印刷方法判定ステップにて、印刷方法を異にする複数の部分が含まれていると判定された場合に、前記XML−FOを印刷方法に応じて複数のページに区分するXML文書区分ステップと、複数のページのうち引き続く2つのページについて印刷方法を比較して、印刷方法が異なる場合には、当該ページ間で印刷ジョブを分割して、それぞれの印刷処理を実行する印刷実行ステップとを含むことを特徴とする。
【0014】
このようなプリント方法によっても、上述のような本発明の目的を達成することができる。すなわち、1つのXML文書を印刷するのに際して、ページ毎に相異なる印刷モードを指定して、より適切な印刷処理を実行して、より適切な印刷物を作成することができる。
また、本発明に係るプリント方法は、前記XML文書が印刷方法を指定するXML要素を予め含んでいることを特徴とする。
また、本発明に係るプリント方法は、前記XSL−FOの各部分と関連付けて、印刷方法の指定を受け付ける印刷方法受付ステップを含むことを特徴とする。
なお、前記印刷方法の指定は、縦書きか横書きかの区別、レイアウト、印刷部数、用紙サイズ、ステイプルの要否及び排紙トレイの選択のうち少なくとも1つの指定を含む。
本発明に係るプリントプログラムは、XML文書を受け付けて、印刷処理を実行するプリントプログラムであって、XSLスタイルシートを記録するXSLスタイルシート記録ステップと、前記XSLスタイルシート記録ステップにて記録されているXSLスタイルシートを参照して、前記XML文書をXSL−FOに変換するXML文書変換ステップと、前記XSL−FO中に印刷方法を異にする複数の部分が含まれているか否かを判定する印刷方法判定ステップと、前記印刷方法判定ステップにて、印刷方法を異にする複数の部分が含まれていると判定された場合に、前記XML−FOを印刷方法に応じて複数のページに区分するXML文書区分ステップと、複数のページのうち引き続く2つのページについて印刷方法を比較して、印刷方法が異なる場合には、当該ページ間で印刷ジョブを分割して、それぞれの印刷処理を実行する印刷実行ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0015】
このようなプリントプログラムによれば、印刷方法を異にする複数ページからなるXML文書を印刷するに際して、ページ毎になされた印刷モードの指定に従って当該XML文書を印刷する処理をコンピュータに実行させることができる。従って、上記の従来技術のように、XML文書をHTML文書に変換してすべてのページを同一の印刷モードにて印刷せざるを得なかった場合と比較すれば、ページ毎により適切な印刷モードを指定することができるので、より適切な印刷物を作成することができる。
また、本発明に係るプリントプログラムは、前記XML文書が印刷方法を指定するXML要素を予め含んでいることを特徴とする。
また、本発明に係るプリントプログラムは、前記XSL−FOの各部分と関連付けて、印刷方法の指定を受け付ける印刷方法受付ステップを含むことを特徴とする。
なお、前記印刷方法の指定は、縦書きか横書きかの区別、レイアウト、印刷部数、用紙サイズ、ステイプルの要否及び排紙トレイの選択のうち少なくとも1つの指定を含む。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るプリントシステムの実施の形態について、XML文書管理システムを例にとり、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態)
本実施の形態に係るXML文書管理システムは、XML文書を格納するXML文書管理データベースに対して、ネットワークを介してアクセスすることにより、XML文書の登録、参照、印刷等を可能とするシステムである。
【0017】
図1は、本実施の形態に係るXML文書管理システムのシステム構成を模式的に例示するシステム構成図である。図1に示すように、XML文書管理システム1は、XML文書管理サーバ2、プリンタ管理装置3、プリンタ装置4、及びXML文書管理端末6a〜6dを備えており、通信ネットワーク5を介してこれらの装置を相互に接続した構成となっている。
【0018】
なお、本図は、飽くまでも例示であって、XML文書管理サーバ2やプリンタ管理装置3、プリンタ装置4やXML文書管理端末の台数やネットワーク・トポロジーは図示する構成には限定されない。
さて、XML文書管理サーバ2には、XML文書管理データベースが搭載されている。XML文書管理端末6a〜6dは、通信ネットワーク5を介して、当該XML文書管理データベースにXML文書を登録したり、登録したXML文書を参照したりする。また、XML文書管理端末6a〜6dは、XML文書管理サーバ2に対して、XML文書を指定して印刷を要求することができる。
【0019】
XML文書管理サーバ2は、XML文書管理端末6a〜6dから印刷要求を受け付けると、通信ネットワーク5を介して、XML文書をプリンタ管理装置3に送信し、印刷を依頼する。プリンタ管理装置3は、XML文書管理サーバ2から印刷依頼を受け付けると、併せて受け付けたXMLを加工して、印刷ジョブを生成し、当該印刷ジョブをプリンタ装置4に渡して印刷を実行させる。
【0020】
図2は、プリンタ管理装置3の機能構成を模式的に示す機能構成図である。プリンタ管理装置3は、主要な機能構成要素として、通信処理部30、XSLスタイルシート管理部31、XSLT処理部32、印刷モード要素分離部33、フォーマッタ部34、印刷パラメータ生成部35、及び、印刷ジョブ生成部36を備えている。
【0021】
通信制御部30は、通信ネットワーク5に接続されて、XML文書管理サーバ5と通信するための機能要素である。通信制御部30は、XML文書管理サーバ5から印刷の要求と併せてXML文書を受け付ける。また、別の実施態様として、通信制御部30は、XML文書管理端末6a〜6dから印刷要求を受け付けて、当該印刷要求にて指定されたXML文書をXML文書管理サーバ5に要求して、これを入手するとしても良い。
【0022】
XSLスタイルシート管理部31には、各種XSLスタイルシートが格納されており、XSLT処理部32からの要求に応じてXSLスタイルシートを返信する。
XSLT処理部32は、通信処理部30からXML文書を受け付けると、先ず、当該XML文書のヘッダ部の記述を参照する。そして、当該ヘッダ部の記述内容に基づいて、XSLスタイルシート管理部31に要求すべきXSLスタイルシートを決定する。
【0023】
XSLT処理部32は、XSLスタイルシート管理部31からXSLスタイルシートを受け付けると、W3C勧告のXSLTに従って、当該XSLスタイルシートを用いたデータ変換を実行する。すなわち、前記XML文書を、前記XSLスタイルシートに含まれる印刷スタイルの指定を含むXSL−FO(XSL formatting object)に変換する。なお、XMLT処理部32は、通信処理部30から受け付けたXML文書が印刷スタイルの指定を含んでいる場合には、上記の変換処理を実行せずに、そのままXSL−FOとする。
【0024】
図3は、XML文書管理システム1に処理されるXML文書、XSLスタイルシート、及び、XSL−FOを例示する図である。図3(a)には、事務機器の取扱説明書を内容とするXML文書の一部70が示されている。また、図3(b)には、XSLスタイルシート71が例示されている。XSLT処理部32が、XMLスタイルシート71を適用して、XML文書70をデータ変換すると、図3(c)に示されるようなXSL−FO72が得られる。
【0025】
図4は、前記XML文書70とXSL−FO72とのデータ構造を示す図であり、図4(a)はXML文書70の、また、図4(b)はXSL−FO72のデータ構造である。図4から明らかなように、XML文書70のデータ構造とXSL−FO72のデータ構造とのいずれもがツリー構造をとっており、また、これらは同一構造をとっている。
【0026】
また、XSLT処理部32が生成するXSL−FOの他の例を図5に示す。図5は、XSLT処理部32が生成するXSL−FOのデータ構造を例示する図である。図中、楕円にて表わされている箇所はXSL要素を表わす。また、長方形にて表わされている箇所はXSL要素の属性を表わしている。
XSLT処理部32は、通信処理部30からXML文書を受け付けると、その内容をページデータ(コンテンツ情報)として、図5に示されるXSL要素であるページシーケンス要素以下のデータ構造となるよう変換する。
【0027】
ページシーケンス要素以下のデータ構造にはレイアウトの指定も含まれている。XSLT処理部32は、XSLスタイルシート管理部31から受け付けたXSLスタイルシートに基づいてページ書式定義(スタイル情報)を生成する。図5においては、XSL要素であるレイアウトセット要素、印刷モードセット要素、及び、印刷パラメータ要素以下のデータ構造がページ書式定義である。
【0028】
以下、図5に示されるデータ構造について詳述する。当該データ構造のルート要素はrootである。ページシーケンス要素は、flow要素から構成される。図5においては、3つのflow要素がページシーケンス要素を構成しており、それぞれ表紙要素、章要素、及び、補足要素の各XML要素を含んでいる。表紙要素は、プリンタ装置4にて印刷すべきXML文書の表紙に該当するデータを含んでいる。
【0029】
また、章要素は、XML文書の章毎のデータを含んでいる。例えば、図5においては、3つの章要素がflow要素に含まれており、3章からなる構成のXML文書であることが分かる。補足要素は、XML文書の補足、後書き、索引、奥付、或いは、書評といったXML文書の本文と異なるデータであって、補足として追加されたデータを含んでいる。
【0030】
flow要素は、属性として、ページマスタid属性を有している。ページマスタid属性は、レイアウトセット要素に含まれているページマスタ要素を指定するための属性である。flow要素内のデータは、レイアウトidにて指定したページマスタ要素の内容が示すページレイアウトに従って、印刷データに変換される。
【0031】
レイアウトセット要素は、XML文書を印刷する際のページ書式定義を定める要素である。レイアウトセット要素は、ページマスタ要素を含んでいる。図5においては、レイアウトセット要素は3つのページマスタ要素を含む例が示されている。
ページマスタ要素は、属性として、id属性と印刷モードid属性を含んでいる。id属性は、前記flow要素からページマスタ要素を参照するために、ページマスタidが属性の値として用いられる。また、印刷モードid属性は、後述の印刷モード要素を参照するために用いられる属性である。前記flow要素内のデータは、当該印刷モードidに係る印刷モード要素の指定に従って印刷される。
【0032】
この他、ページマスタ要素は、ページの縦横サイズ属性、余白属性、段組指定属性、縦書き/横書き指定属性などの属性(不図示)を含んでいる。
印刷モードセット要素は、印刷モード要素を含んでいる。図5においては、印刷モードセット要素は、2つの印刷モード要素を含む例が示されている。印刷モード要素は、その属性として、id属性、部数属性、用紙id属性、出力id属性、及び、レイアウトid属性を有している。id属性は、前記ページマスタ要素から印刷モード要素を参照するために、前記印刷モードidの値として用いられる属性である。
【0033】
印刷パラメータ要素は、印刷モード要素の属性として参照されるパラメータとして、レイアウト要素、用紙要素、及び、出力要素を含んでいる。図5においては、印刷パラメータ要素は、2つのレイアウト要素、1つの用紙要素、及び2つの出力要素を含んでいる。
レイアウト要素は、ページレイアウトを指定するための要素である。レイアウト要素は、その属性として、id属性と分割属性とを有している。id属性は、印刷モード要素から参照するレイアウト要素を特定するために用いられる属性である。また、分割属性は、1枚の用紙に原稿を割り付ける方法を指定するための属性である。例えば、図5に示すように、1in1や2in1等が分割属性として指定される。
【0034】
用紙要素は、用紙の大きさを指定するための要素である。用紙要素は、その属性として、id属性とサイズ属性とを有している。id属性は、印刷モード要素から用紙要素を参照するために用いられる。また、サイズ属性は、用紙のサイズを指定するための属性である。例えば、図5においては、サイズ属性としてA4が指定されている。
【0035】
出力要素は、出来上がった印刷物をプリンタ装置4から出力する方法を指定するための要素である。出力要素は、ステイプル要素を含んでいる。ステイプル要素は、ステイプル止めの要否やステイプル止めをする位置を指定するための要素である。また、出力要素は、その属性として、id属性と排紙トレイ属性とを有している。id属性は、印刷モード要素から出力要素を参照するために用いられる。排紙トレイ属性は、出来上がった印刷物をプリンタ装置4から出力する際の排紙トレイを指定するための属性である。
【0036】
以上が、XSLT処理部32が生成するXSL−FOの例である。
さて、図2の説明に戻って、印刷モード要素分離部33は、XSLT処理部32が生成したXSL−FOから印刷モードセット要素及び印刷パラメータ要素を分離して、印刷パラメータ生成部35へ出力する。また、印刷モード要素分離部33は、前記XSL−FOから印刷モードセット要素及び印刷パラメータ要素以外の要素をフォーマッタ部34へ出力する。
【0037】
以上の処理は、いわゆるXSLTプロセッサを用いて実行することができる。
印刷パラメータ生成部35は、印刷モード要素分離部33から受け付けた印刷モードセット要素及び印刷パラメータ要素を解釈して、印刷モード要素に対応する印刷パラメータを生成する。表1は、印刷パラメータ生成部35が生成する印刷パラメータを例示する表である。
【0038】
【表1】
【0039】
表1に示すように、印刷パラメータ生成部35は、各印刷モード要素が有する属性の内容を参照して、これを印刷パラメータ要素に含まれるレイアウト要素、用紙要素、及び、出力要素と照会して印刷パラメータを生成する。なお、表1に例示した印刷パラメータは、図5に例示したデータ構造に対応した内容となっている。
【0040】
印刷パラメータ生成部35は、印刷パラメータを生成すると、これを印刷ジョブ生成部36に出力する。
フォーマッタ34は、ページシーケンス要素、レイアウトセット要素を参照して、プリンタ装置4に出力すべきPDLデータをflow要素毎に生成する。各PDLデータは、ページマスタ要素を示すページマスタidと関連付けられて、印刷ジョブ生成部36に出力される。表2は、フォーマッタ34が管理するPDLデータ管理テーブルを例示する表である。
【0041】
【表2】
【0042】
表2に示すように、PDL管理テーブルの各行は、ページ欄、ページマスタid欄、及び、ページ記述データ欄からなる3つの欄を含んでいる。PDL管理テーブルの1行に含まれる各欄のデータの関連付けは、flow要素が有するページマスタid属性によって行なわれる。また、PDLデータは、対応するflow要素に含まれているXML文書データから生成される。
【0043】
また、フォーマッタ34は、各ページマスタ要素の属性を参照して、ページマスタidと印刷モードidとを対応付ける。表3は、ページマスタidと印刷モードidとを対応付けた対応テーブルである。
【0044】
【表3】
【0045】
表3に示すように、当該対応テーブルの各行は、ページマスタidと印刷モードidとの2つのidからなっている。フォーマッタ34は、各ページマスタ要素の属性を参照して、このような対応テーブルを作成する。そして、フォーマッタ34は、上記PDLデータと対応情報とを印刷ジョブ生成部36に向けて出力する。
【0046】
印刷ジョブ生成部36は、印刷パラメータ生成部35から受け付けた印刷パラメータと、フォーマッタ34から受け付けたPDLデータ並びに前記印刷パラメータとPDLデータを対応付ける対応情報とから、印刷ジョブを生成し、プリンタ装置4へ出力する。図6は、印刷ジョブ生成部36が実行する印刷ジョブ生成処理を示すフローチャートである。
【0047】
図6に示すように、先ず、印刷ジョブ生成部36は、フォーマッタ34からPDLデータを受け付けると、先頭から1ページずつ処理する。このために、印刷ジョブ生成部36は、受け付けたPDLデータにおける未処理のページであってもっとも先頭のページを読み込む(ステップS100)。次いで、印刷ジョブ生成部36は、読み込んだページに対応するレイアウトIDを参照する(ステップS101)。
【0048】
そして、印刷ジョブ生成部36は、前記レイアウトIDに対応する印刷モードセットIDを検索する(ステップS102)。そして、印刷ジョブ生成部36は、検索の結果、発見された印刷モードセットIDが、同じPDLデータに係る前のページに対応する印刷モードセットIDに一致するか否かを判断する。
判断の結果、両IDが一致していないと判断された場合には(ステップS103:NO)、印刷ジョブ生成部36は、現在実行している印刷ジョブの生成処理を終了した後(ステップS104)、生成を終了した印刷ジョブをプリンタ装置4へ出力する(ステップS105)。そして、印刷ジョブ生成部36は、現在処理中のページに対応する印刷ジョブを新たに作成し(ステップS106)、当該印刷ジョブに当該ページに対応するPDLデータを追加する(ステップS107)。
【0049】
前述の2つの印刷モードセットIDが一致していると判断された場合には(ステップS103:YES)、現在処理中のページに対応するPDLデータを現在生成中の印刷ジョブに追加する(ステップS107)。
ステップS107の処理の後、未処理のページが残されている場合には(ステップS108:YES)、ステップS100に進んで、次のページの処理を実行する。未処理のページが残されていない場合には(ステップS108:NO)、生成処理中の印刷ジョブをプリンタ装置4へ出力して(ステップS109)、すべての処理を完了する。
【0050】
このようにして生成された印刷ジョブを受け付けると、プリンタ装置4は、受け付けた印刷ジョブに従って、画像形成処理を実行し、印刷物を指定されたトレイに排紙する。
以上述べたように、本実施の形態によれば、ネットワーク上のサーバからXMLデータを読み込み、スタイルシートに従って印刷用タグを含むXMLデータに変換し、印刷用タグのレイアウトIDが異なる部分に対して異なる印刷モードに従い印刷することができる。従って、XMLデータの内容に応じた適切な印刷モードによるプリントを実行することができる。
【0051】
(変形例)
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
(1) 上記の実施の形態においては、XMLデータに印刷用のXSL要素を加えることによって印刷モードの指定を行ったが、これに代えて次のようにするとしても良い。すなわち、レイアウトセット要素に含まれるページマスタ要素において印刷モードを指定するとしても良い。
【0052】
例えば、前記プリンタ管理装置3に操作パネルを搭載して、当該操作パネルを用いて印刷モードを指定するとしても良い。この場合において、操作パネルにて指定された印刷モードは、前記XSLT処理部32に入力されて、XSLT処理部32が生成するXSL−FOの内容に反映されるとしても良い。
この場合、例えば、図5に示したデータ構造における印刷モードセット要素、並びに印刷パラメータ要素の内容を前記操作パネルから入力して、XSLT処理部32が生成するXSL−FOに反映させるとしても良い。
【0053】
このようにすれば、XMLデータに印刷用タグを追加する手間を省くとともに、柔軟な印刷モードに指定を可能にすることができる。
(2) 上記の実施の形態においては、プリンタ管理装置3は、XML文書管理サーバ2からXML文書を入手するとしたが、これに代えて次のようにするとしても良い。すなわち、プリンタ管理装置3は、XML文書管理サーバ2、又はXML文書管理端末6a〜6dから受け付けたURL(Uniform Resource Locator)の指定に従って、当該URLにて示されるXML文書を入手するとしても良い。
【0054】
この場合において、プリンタ管理装置3は、通信ネットワーク5を介してインターネットにアクセスし、前記URLにて示されるサイトからXML文書をダウンロードするとしても良い。
また、XML文書管理端末6a〜6dが、プリンタ管理装置3に対して、URLを指定してXML文書の印刷処理を依頼する場合には、XML文書管理サーバ2に相当する装置を備えていない場合でも、プリンタ装置4に所望のXML文書を印刷させることができる。従って、かかる場合には、XML文書管理システム1にはXML文書管理サーバ2は不要である。
【0055】
(3) 上記の実施の形態においては、特に指定しなかったが、XML文書に印刷用のXML要素が含まれているか否かをプリンタ管理装置3が判断する際しては、XML文書の文書型確認方法が種々知られているので、かかる公知方法を適用すれば足る。例えば、XML文書中の文書型宣言(文字列「<!DOCUMENT」にて始まるXML要素)の属性の記述を参照して、文書型を確認するといった文書型確認方法を採用するとしても良い。
【0056】
(4) 上記の実施の形態においては、プリンタ装置4とプリンタ管理装置3とは別体としたが、これに代えて、プリンタ装置4にプリンタ管理装置3相当の機能を組み込むとしても良い。したがって、この場合においては、プリンタ装置は、パーソナル・コンピュータ等のクライアント装置から、PDLにて記述されたいわゆるプリント・ジョブを受け付けるのに代えて、XML文書を受け付けるとしても良い。
【0057】
また、プリンタ装置とクライアント装置との間のプロトコル処理によって、いわゆるプリント・ジョブとXML文書との両方をプリンタ装置が受け付けるとしても良い。この場合において、プロトコル処理によって、クライアント装置からプリンタ装置に対して予め送付するデータがPDLデータであるかXML文書であるかを通知するとしても良いし、プリンタ装置に送付するデータのヘッダ部分にデータの種別を付与して送付するとしても良い。また、データの送付完了後に、プリンタ装置からクライアント装置に対してデータの種別の問い合わせを行うとしても良い。
【0058】
(5) また、上記の実施の形態においては、XSL−FOをPDLデータに変換した後に、複数の印刷ジョブに区分けすることとしたが、これに代えて次のようにするとしてもよい。すなわち、印刷ジョブ生成部36は、XSL−FOをそのまま受け付けて、印刷モードを参照しながらこれを区分して、印刷モードを同じくする部分ごとに印刷ジョブを生成するとしても良い。このようにしても、上記の実施の形態におけるのと同様に、本発明の効果を得ることができる。
【0059】
(6) 上記の実施の形態においては、印刷パラメータ要素に含まれるXSL要素としてレイアウト要素(1in1、2in1)、用紙要素(A4)、出力要素(排紙トレイ、ステイプル)を例示したが、この他、以下のようなXSL要素が印刷パラメータ要素に含まれているとしても良い。
すなわち、カラーモード要素として、モノクロ印刷とカラー印刷との別を指定させるとしても良いし、レイアウト要素の属性として片面印刷と両面印刷との別を指定させるとしても良い。また、複数枚数からなるXML文書を複数部数、印刷処理する場合において、ソートの有無を指定させるソート要素を含むとしても良い。また、出力要素に含まれるXSL要素として、パンチホールの有無を指定させるパンチホール要素を有するとしても良い。
【0060】
(7) 上記の実施の形態においては、レイアウトセット要素に含まれるXSL要素として、表紙、章、及び補足に対応する3種類の属性の指定を伴うページマスタ要素を例示したが、これに加えて、次のような属性の指定を伴うページマスタ要素を含むとしても良い。
すなわち、目次、索引、裏表紙、帯などに対応する属性の指定を伴うページマスタ要素を含むとしても良い。この場合において、表紙、裏表紙、並びに帯をカラー印刷とし、目次と補足は2in1印刷、章はモノクロ印刷とするといった応用例が考えられる。また、各章の表題を参照して、自動的に目次を生成するXSL要素を有するとしても良い。
【0061】
(8) 従来、XML文書を印刷するに際して、Internet Explorer、バージョン6(マイクロソフト株式会社の登録商標。以下、単に「IE6」という。)は、XML文書をHTML文書に変換するためのXSLスタイルシートを備えている。IE6は、当該XSLスタイルシートを参照して、XML文書をHTML文書に変換した後、得られたHTML文書全体に対する印刷モードの指定を受け付けて印刷処理を実行する。従って、文書全体に対して1つの印刷モードを指定できるに過ぎない。
【0062】
また、別の従来技術として、各種のXSLプロセッサが知られている。XSLプロセッサは、XML文書にXSLスタイルシートを適用してXSL−FOを生成するソフトウェアであり、生成したXSL−FOを表示、印刷する機能を備えているものもある。XSLプロセッサが生成したXSL−FOは、HTML文書である場合にはいわゆるブラウザを用いて印刷させることもできる。
【0063】
XSLプロセッサの印刷機能を用いる場合であっても、ブラウザの印刷機能を利用する場合であっても、XSL−FO全体で1つの印刷モードしか指定することができない。
一方、上述のように、本発明の実施の形態にあっては、1つのXSL−FOを複数の部分に区分けして、それぞれ相異なる印刷モードの指定を許すプリントシステムを例にとったのであるが、これに代えて、そのような機能を備えたプリントプログラムをコンピュータに実行させるとしても本発明の効果を奏させることができる。
【0064】
すなわち、1つのXSL−FOを複数の部分に区分けして、個別に印刷モードを指定した印刷処理をコンピュータに実行させることができる。従って、1つのXML文書を複数の部分に区分けして、個別に印刷モードを指定した印刷処理を可能とすることができる。
また、この場合において、1つのXSL−FOの各部分について個別に印刷モードを指定するために、前記XML文書は、印刷方法を指定するXML要素を予め含んでいるとしても良いし、或いは、前記XSL−FOの部分と関連付けて、印刷方法の指定を受け付ける印刷方法受付ステップを更にコンピュータに実行させるとしても良い。
【0065】
なお、ここでいうコンピュータとは、いわゆるパーソナル・コンピュータに限定されない事は言うまでも無く、MFP(Multi-Functional Peripheral)等に組み込まれる組み込みシステムであっても良いし、上記実施の形態のようにプリンタ装置に外付けされるプリンタ管理装置のような形態をとるとしても良い。いかなる形態をとる場合であっても、いわゆるコンピュータとしての機能を有していれば、本発明に係るプリントプログラムを実行して、本発明の効果を奏することができる。
【0066】
また、本発明は、上述のようなプリントプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であるとしても良い。さらに、本発明は、上述のような処理を実行するプリント方法であるとしても良く、これらの場合においても本発明の課題を解決し、上述と同様の効果を得ることができる。すなわち、1つのXML文書を複数の部分に区分けして、個別に印刷モードを指定した印刷処理を可能とすることができる。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、XML文書のデータ構造に対応して適切な印刷モードを自動的に切り替えることができるので、従来とは異なって、ページ毎に適切な印刷モードを指定させることができる。従って、高付加価値な印刷処理を実現することができるのである。
【0068】
また、ページ毎の印刷モードの指定は、XML文書に予め含まれているとしても良いし、XML文書の印刷時に併せて受け付けるとしても良い。前者によれば、XML文書を作成したときの作者の意図を直接に印刷モードに反映させることができるという利点がある。
また、後者によれば、XML文書を印刷するたびに、最も好ましい印刷モードを指定することができる。従って、より柔軟に印刷モードを変更して、より好適な印刷物を作成することができるという利点がある。なお、本発明を実施するに際しては、両者を併用するとしても良く、かかる併用の場合であっても本発明の効果を奏させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るXML文書管理システムのシステム構成を模式的に例示するシステム構成図である。
【図2】本実施の形態に係るプリンタ管理装置3の機能構成を模式的に示す機能構成図である。
【図3】本実施の形態に係るXML文書管理システムにて処理されるXML文書、XSLスタイルシート、及び、XSL−FOを例示する図である。
【図4】図3に示すXML文書70とXSL−FO72とのデータ構造を示す図であって、(a)はXML文書70のデータ構造、(b)はXSL−FO72のデータ構造である。
【図5】図2に示すXSLT処理部32が生成するXSL−FOのデータ構造を例示する図である。
【図6】図2に示す印刷ジョブ生成部36が実行する印刷ジョブ生成処理を示すフローチャートである。
【図7】従来技術に係るXMLで記述された文書の印刷技術を示すデータフローダイアグラムである。
【符号の説明】
1…………………XML文書管理システム
2…………………XML文書管理サーバ
3…………………プリンタ管理装置3
30………………通信処理部
31………………スタイルシート管理部
32………………XLST処理部
33………………印刷モード要素分離部
34………………フォーマッタ部
35………………印刷パラメータ生成部
36………………印刷ジョブ生成部
4…………………プリンタ装置
5…………………通信ネットワーク
6a〜6d………XML文書管理端末
70………………XML文書
71………………XSLスタイルシート
72………………XSL−FO
Claims (12)
- XML文書を受け付けて、印刷処理を実行するプリントシステムであって、
XSLスタイルシートを記録するXSLスタイルシート記録手段と、
前記XSLスタイルシート記録手段にて記録されているXSLスタイルシートを参照して、前記XML文書をXSL−FOに変換するXML文書変換手段と、
前記XSL−FO中に印刷方法を異にする複数の部分が含まれているか否かを判定する印刷方法判定手段と、
前記印刷方法判定手段にて、印刷方法を異にする複数の部分が含まれていると判定された場合に、前記XML−FOを印刷方法に応じて複数のページに区分するXML文書区分手段と、
複数のページのうち引き続く2つのページについて印刷方法を比較して、印刷方法が異なる場合には、当該ページ間で印刷ジョブを分割して、それぞれの印刷処理を実行する印刷実行手段と
を備えることを特徴とするプリントシステム。 - 前記XML文書は、印刷方法を指定するXML要素を予め含んでいる
ことを特徴とする請求項1に記載のプリントシステム。 - 前記XSL−FOの各部分と関連付けて、印刷方法の指定を受け付ける印刷方法受付手段
を備えることを特徴とする請求項1に記載のプリントシステム。 - 前記印刷方法の指定は、レイアウト、印刷部数、用紙サイズ、ステイプルの要否及び排紙トレイの選択のうち少なくとも1つの指定を含む
ことを特徴とする請求項1に記載のプリントシステム。 - XML文書を受け付けて、印刷処理を実行するプリント方法であって、
XSLスタイルシートを記録するXSLスタイルシート記録ステップと、
前記XSLスタイルシート記録ステップにて記録されているXSLスタイルシートを参照して、前記XML文書をXSL−FOに変換するXML文書変換ステップと、
前記XSL−FO中に印刷方法を異にする複数の部分が含まれているか否かを判定する印刷方法判定ステップと、
前記印刷方法判定ステップにて、印刷方法を異にする複数の部分が含まれていると判定された場合に、前記XML−FOを印刷方法に応じて複数のページに区分するXML文書区分ステップと、
複数のページのうち引き続く2つのページについて印刷方法を比較して、印刷方法が異なる場合には、当該ページ間で印刷ジョブを分割して、それぞれの印刷処理を実行する印刷実行ステップと
を含むことを特徴とするプリント方法。 - 前記XML文書は、印刷方法を指定するXML要素を予め含んでいる
ことを特徴とする請求項5に記載のプリント方法。 - 前記XSL−FOの各部分と関連付けて、印刷方法の指定を受け付ける印刷方法受付ステップ
を含むことを特徴とする請求項5に記載のプリント方法。 - 前記印刷方法の指定は、レイアウト、印刷部数、用紙サイズ、ステイプルの要否及び排紙トレイの選択のうち少なくとも1つの指定を含む
ことを特徴とする請求項5に記載のプリント方法。 - XML文書を受け付けて、印刷処理を実行するプリントプログラムであって、
XSLスタイルシートを記録するXSLスタイルシート記録ステップと、
前記XSLスタイルシート記録ステップにて記録されているXSLスタイルシートを参照して、前記XML文書をXSL−FOに変換するXML文書変換ステップと、
前記XSL−FO中に印刷方法を異にする複数の部分が含まれているか否かを判定する印刷方法判定ステップと、
前記印刷方法判定ステップにて、印刷方法を異にする複数の部分が含まれていると判定された場合に、前記XML−FOを印刷方法に応じて複数のページに区分するXML文書区分ステップと、
複数のページのうち引き続く2つのページについて印刷方法を比較して、印刷方法が異なる場合には、当該ページ間で印刷ジョブを分割して、それぞれの印刷処理を実行する印刷実行ステップと
をコンピュータに実行させることを特徴とするプリントプログラム。 - 前記XML文書は、印刷方法を指定するXML要素を予め含んでいる
ことを特徴とする請求項9に記載のプリントプログラム。 - 前記XSL−FOの各部分と関連付けて、印刷方法の指定を受け付ける印刷方法受付ステップ
を含むことを特徴とする請求項9に記載のプリントプログラム。 - 前記印刷方法の指定は、レイアウト、印刷部数、用紙サイズ、ステイプルの要否及び排紙トレイの選択のうち少なくとも1つの指定を含む
ことを特徴とする請求項9に記載のプリントプログラム。
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