JP4285829B2 - 紙パレット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、たとえば複写機やファクシミリやプリンタなどの製品を包装して搬送する際に使用する紙パレットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1に、従来の紙パレットとその使用形態を示す。この紙パレット1は、段ボールや硬質紙等からなる底板11と上板12との間に、複数の支持材13を介在させて構成され、上板12の上に、物品が包装された段ボール箱14を載せ、物品をフォークリフト等で運搬するために使用される。
【0003】
紙パレット1の上に複数の段ボール箱14を並べて載せる時は、運搬中に段ボール箱14と段ボール箱14が横ズレしないように、段ボール箱14同士をストレッチフィルム15等で固定している。また、紙パレット1と段ボール箱14が横ズレしないように、バンド16等で紙パレット1と段ボール箱14を固定する場合もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のこのような紙パレットでは、物品を運搬する際、紙パレット1と段ボール箱14が紙同士のため、横方向に滑り易く、荷崩れを起こすという問題があった。
【0005】
また、この問題をなくすために、紙パレット1と段ボール箱14をバンド16等で固定する場合は、包装作業費が上昇するという問題があった。
【0006】
そこで、この発明の目的は、紙パレットと段ボール箱を固定しなくても、物品を運搬する際、段ボール箱が紙パレットから横滑りして荷崩れを起すことがない紙パレットを、簡単な構成で提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そのため、この発明は、段ボールや硬質紙等からなる底板と上板との間に支持材を介在させた紙パレットにおいて、上板に一体に設けられた突出部がその突出部に形成された折り曲げ線で折り曲げられてアコーデオン状に折り畳んで重合接着されて形成される凸部であって、折り曲げ数に応じた高さで、その高さの内側に位置する、包装された物品の横滑りを防止する荷ズレ防止用の凸部が、上板に一体形成されたものである。
【0008】
この荷ズレ防止用の凸部は、上板の上面の四隅に形成するとよい。
【0009】
荷ズレ防止用の凸部は、平面L形に形成することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の一例を説明する。
【0011】
図2には、この発明の一例である紙パレットを分解し、かつ要部の部分拡大図を含めて示す。
【0012】
この紙パレット31は、少なくとも1枚の底板21と、少なくとも4つ以上の支持材22と、少なくとも1枚の上板23とを部品として、図3に示すように、底板21と上板23との間に、支持材22を四隅において介在させて構成されている。
【0013】
底板21は、段ボールや硬質紙等からなる。物品を運搬する際、底板21と運搬器具24(ハンドリフトトラック等)の車輪24aの当たりを防止するために、底板21には、運搬器具24の車輪24aの逃し口21aが一個以上設けられている。
【0014】
この逃し口21aの形状は、本例では矩形としたが、運搬器具24の車輪24aを逃すことができれば、円形等の他の形状にしてもよい。また、用途に応じて(車輪24aの付いた運搬器具24を一切使用しない場合等)、逃し口21aが設けられていない場合もある。
【0015】
支持材22は、段ボールや硬質紙や紙管原紙等からなり、形状は、四角柱や円柱等に形成されている。そして、各支持材22の下部22aは、底板21の上面に接着剤等で接合され、また支持材22の上部22bは、上板23の下面に接着剤等で接合されている。
【0016】
上板23は、段ボールや硬質紙等からなり、各辺縁の両端部に突出部23aが一体に設けられている。各突出部23aには、少なくとも一つ以上の折り曲げ線23bが入っていて、突出部23aを折り曲げられるようになっている。
【0017】
突出部23aをアコーデオン状に折り畳み、その時できる重合面を接着剤等で接着することで、図4に示すように上板23の上面の四隅に、平面L形の荷ズレ防止用の凸部31aが一体形成され、上板23と底板21とは平面の大きさが同じになっている。この時、折り曲げの数が多ければ多いほど、凸部31aの高さy(図3)は高くなる。
【0018】
本例では、四隅に凸部31aを設けたが、突出部23aの配置の仕方により辺縁の全域に形成したり、辺縁の中間部に凸部31aを形成してもよい。
【0019】
図4ないし図6に示すように、包装された物品(段ボール箱)32を紙パレット31の上に載せると、包装された物品32は、紙パレット31の四隅の凸部31aの内側に位置する。
【0020】
よって、紙パレット31の凸部31aが、包装された物品32のストッパとなり、二以上の物品を紙パレット31上に載せてフォークリフト等で運搬しても、紙パレット31から包装された物品32が横滑りすることなく、荷崩れを防止できる。したがって、荷崩れ防止のために、紙パレット31と包装された物品32をバンド等で固定する必要もなくなる。
【0021】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、紙パレットの上板の上面の縁部に、荷ズレ防止用の凸部を一体形成したことで、物品を運搬する際、段ボール箱が紙パレットから横滑りして荷崩れを起すことを防止できる。また、これにより、荷崩れを防止するための包装作業の(紙パレットと段ボール箱をバンド等で固定する)必要がなくなり、包装作業費を低減できる。
【0022】
荷ズレ防止用の凸部は、上板の端の突出部を上板上面に折り畳ねて重合接着して形成されることにより、上板の加工段階で、凸部の高さを自在に調節でき、凸部の配置も自在に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の紙パレットとその使用形態を示す斜視図である。
【図2】この発明の一例である紙パレットを分解し、かつ要部の部分拡大図を含めて示す斜視図である。
【図3】完成状態の紙パレットと運搬器具との関係を示す側面図である。
【図4】完成状態の紙パレットとその上に載せる包装された物品の斜視図である。
【図5】包装された物品を紙パレット上に載せた状態の平面図である。
【図6】同上の側面図である。
【符号の説明】
21 底板
21a 逃し口
22 支持材
22a 支持材の下部
22b 支持材の上部
23 上板
23a 突出部
23b 折り曲げ線
31 紙パレット
31a 荷ズレ防止用の凸部
Claims (3)
- 底板と上板との間に支持材を介在させた紙パレットにおいて、
前記上板に一体に設けられた突出部がその突出部に形成された折り曲げ線で折り曲げられてアコーデオン状に折り畳んで重合接着されて形成される凸部であって、折り曲げ数に応じた高さで、その高さの内側に位置する、包装された物品の横滑りを防止する荷ズレ防止用の凸部が、前記上板の上面の縁部に一体形成されたことを特徴とする、紙パレット。 - 前記荷ズレ防止用の凸部を前記上板の上面の四隅に形成したことを特徴とする、請求項1に記載の紙パレット。
- 前記荷ズレ防止用の凸部を平面L形に形成したことを特徴とする、請求項2に記載の紙パレット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP06796299A JP4285829B2 (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | 紙パレット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP06796299A JP4285829B2 (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | 紙パレット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000264338A JP2000264338A (ja) | 2000-09-26 |
JP4285829B2 true JP4285829B2 (ja) | 2009-06-24 |
Family
ID=13360112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06796299A Expired - Fee Related JP4285829B2 (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | 紙パレット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4285829B2 (ja) |
-
1999
- 1999-03-15 JP JP06796299A patent/JP4285829B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000264338A (ja) | 2000-09-26 |
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