JP4285431B2 - ビデオ情報編集装置、方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、圧縮符号により符号化されたビデオ情報の編集に関し、より詳しくは、1つの又は複数のビデオ情報から、任意の時間範囲の情報であるシーンを切り出し、各シーンを結合して、新たなビデオ情報を生成するビデオ情報編集装置、方法及びプログラムに関する。
ビデオ信号の情報量は、音声や、文字等の情報量とは比較にならない程大きく、従って、ビデオ信号を、効率よく保存、配信又は送信を行うために、ビデオ信号は、通常、MPEG(Motion Picture Expert Group)―1、MPEG−2又はMPEG−4、H.264等に代表される圧縮符号化により符号化がなされる。
図1は、圧縮符号により符号化されたビデオ情報の構造を簡略化して示す図であり、(a)は、符号化順、すなわち、蓄積又は送信される順で表したものであり、(b)は、画面への表示順で表したものである。
図1に示すように、ビデオ情報は、一連のGOP(Group Of Picture)から構成され、各GOPは、I、P、Bの各ピクチャから構成される。ピクチャは、画面に表示される一枚の絵を表現する情報であり、Iピクチャは、イントラ符号、即ち、他のピクチャを参照せず、他のピクチャとは無関係に符号化されるピクチャであり、Pピクチャは、表示順での過去方向で、直近1枚のI又はPピクチャを参照ピクチャとして予測を行う、片方向のインター符号により符号化されたピクチャであり、Bピクチャは、表示順での過去方向で、直近1枚のI又はPピクチャと、未来方向で、直近1枚のI又はPピクチャの計2枚のピクチャを参照ピクチャとして予測を行う、双方向でのインター符号により符号化されたピクチャである。GOP(1)に属する各ピクチャと、各ピクチャが参照するピクチャの関係を図2に示す。
尚、符号化順、即ち、蓄積又は送信時の順番では、符号化処理の関係から、表示順でのBピクチャは、参照ピクチャの後ろに入れ替えられることになる。
上記圧縮符号を用いて符号化された個々のビデオ情報から、任意のピクチャを開始位置とし、開始位置より表示順で未来側となる任意のピクチャを終了位置として指定し、表示順で、開始位置のピクチャから終了位置のピクチャまでの一連のピクチャからなるシーンを切り出し、切り出した複数のシーンを結合して、新たなビデオ情報を生成することを考えた場合、他のピクチャを参照しているピクチャ、即ち、Pピクチャ又はBピクチャについて、切り出しに伴う参照ピクチャの欠落を補償する処理が必要となる。更に、参照ピクチャの欠落の補償処理に伴い、画像の品質劣化や、バッファオーバフロー又はアンダーフローが生じる可能性があり、それらに対処する処理も必要となる。
図3は、参照ピクチャ欠落の補償処理に伴う画像品質劣化について説明する図である。GOPは、蓄積順で、先頭のIピクチャと、その後に続く複数のP又はBピクチャで構成されるが、各ピクチャの符号化のビット量は、一般的に、双方向からの予測により符号化されるBピクチャが一番少なく、続いて片方向からの予測により符号化されるPピクチャが続き、他のピクチャの参照を行わないIピクチャのビット量が一番多くなる。図3(a)に、その様子を示す。尚、図3では簡単のため、GOPがIピクチャ及びPピクチャのみで構成されるものとしている。
図3(a)に示す様に、Pを切り出すシーンの先頭ピクチャとすると、Pは、参照ピクチャの欠落を補償するために、Pのビット量より大きいビット量のIピクチャIに変更される。一般的に、MPEGに代表される圧縮符号化においては、複号側でのバッファオーバフロー及びアンダーフローを回避するために、バッファモデルと呼ばれる、符号化ビット量の制限が存在する。従って、図3(b)に示すように、単に、PからIへ変更したのみでは、バッファモデルの制限を超える可能性がある。これを回避するためには、図3(c)に示すように、PからIへ変更したことによる使用ビット量の増加を、他のピクチャの符号化ビット量を削減することで調整する必要がある。
上記参照ピクチャ欠落の補償処理に伴う画像品質劣化等への対処については、幾つかの方式が提案されており、以下に説明する。尚、以下においては、ビデオ情報からシーンA及びシーンBを切り出し、シーンAの後ろに、シーンBを結合する場合を例にして説明を行う。
図4は、特許文献1に記載のビデオ情報編集方法を説明する図である。図4(a)の上段に示すビデオ情報のGOP(A1)内にシーンAの最終ピクチャが指定されている。特許文献1では、GOP(A1)の前にあるGOP(A0)総てと、GOP(A1)のシーンAの最終ピクチャまでを一旦復号した上で、再度1つのGOPとして、図4(a)の下段に示すGOP(A’)の生成を行っている。
同様に、図4(b)の上段に示すビデオ情報のGOP(B0)内にシーンBの先頭ピクチャが指定されている。特許文献1では、GOP(B0)の先頭ピクチャからGOP(B1)の最後までを一旦復号した上で、再度1つのGOPとして、図4(b)の下段に示すGOP(B’)の生成を行っている。
その後、GOP(A’)と、GOP(B‘)の結合を行い、新たなビデオ情報を生成する。
図5は、特許文献2に記載のビデオ情報編集方法を説明する図であり、ビデオ情報を蓄積順で示している。(a)に示すように、GOP(B1)のBB4が、シーンBの先頭ピクチャに指定されている。GOP(B1)に属するピクチャを、表示順にならべると、
B1、BB2、IB1、BB3、BB4、PB1、BB5、BB6、PB2
であり、GOP(B1)からシーンBに必要なピクチャは表示順で、
B4、PB1、BB5、BB6、PB2
である。このとき、BB4、PB1が参照するIB1が欠落するため、図5(b)に示すようにBB4及びPB1を再符号化対象画像として選択する。
続いて、再符号化対象画像に割り振れるビット量を算出して、所定の画像品質を満足できるか否かを判定し、満足できない場合には、図5(c)に示すように再符号化範囲を拡大する。その後再度、再符号化対象画像に割り振れるビット量を算出して、所定の画像品質を満足できるか否かを判定し、満足できない場合には、満足できるまで再符号化範囲の拡大を反復する。
特開平11−196376号公報 特開2001−197504号公報
特許文献1の方法は、最終ピクチャ又は先頭ピクチャとして指定されたピクチャが属するGOPを、常に隣接GOPと結合するというものであるが、画像情報は多種多様であり、常に結合することが画像劣化を抑えるために最適であるとは限らない。
特許文献2の方法は、事前に再符号化対象画像に割り振れるビット量を算出して、所定の画像品質を満足できるか否かを判定するが、実際の符号化により発生するビット量が、前記算出したビット量と異なる場合には画像の劣化が生じる可能性がある。
従って、本発明は、符号化されたビデオ情報から、任意の位置及び範囲のシーンを切り出して、切り出した複数のシーンを結合して、新たなビデオ情報を生成するビデオ情報編集装置及び方法において、従来技術より品質劣化を低減する装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明におけるビデオ情報編集方法によれば、
他のピクチャを参照しないイントラ符号により符号化された1枚のピクチャと、他のピクチャを参照するインター符号により符号化された複数のピクチャにより構成されるGOP構造を有するビデオ情報から、第1のGOPに属する第1のピクチャ及び第2のGOPに属する第2のピクチャを指定し、第2のピクチャ以降のピクチャを第1のピクチャの後続ピクチャとして編集するビデオ情報編集方法であって、第1のピクチャと第2のピクチャの相関値を求め、第1の閾値以上であるか否かを判定する第1のステップと、第1の閾値以上である場合は、第2のピクチャを、第1のGOPに属するようにインター符号で再符号化し、第1の閾値未満である場合は、第2のピクチャを、イントラ符号により再符号化する第2のステップとを有することを特徴とする。
本発明のビデオ情報編集方法における他の実施形態によれば、
再符号化した第2のピクチャのビット量に基づき、第2のGOPに後続する第3のGOPの全ピクチャを第2のピクチャと同一GOPとして再符号化するか否かを判断するステップを有することも好ましい。
本発明のビデオ情報編集方法における他の実施形態によれば、
再符号化した第2のピクチャのビット量に基づき、第2のGOP内で第2のピクチャより後のピクチャの再符号化に割当可能なビット量を算出する第3のステップと、前記割当可能なビット量から、第2のGOP内で第2のピクチャより後のピクチャの再符号化に使用する量子化パラメータを予測又は算出する第4のステップと、前記算出した量子化パラメータが第2の閾値以上である場合は、第2のGOP内で第2のピクチャより後のピクチャと、第2のGOPに後続する第3のGOPの全ピクチャを、第2のピクチャと同一GOPとなるように再符号化する第5のステップとを有することも好ましい。
本発明におけるビデオ情報編集装置によれば、
他のピクチャを参照しないイントラ符号により符号化された1枚のピクチャと、他のピクチャを参照するインター符号により符号化された複数のピクチャにより構成されるGOP構造を有するビデオ情報に対して、第1のGOPに属する第1のピクチャ及び第2のGOPに属する第2のピクチャを指定し、第2のピクチャ以降のピクチャを第1のピクチャの後続ピクチャとして編集するビデオ情報編集装置であって、第1のピクチャと第2のピクチャを復号する復号手段と、復号手段により復号された第1のピクチャと第2のピクチャの相関値を求める相関判定手段と、閾値を有し、前記相関値が閾値以上である場合はインター符号を、閾値未満である場合はイントラ符号を、第2のピクチャの再符号化のピクチャモードとして決定する制御手段と、制御手段の決定したピクチャモードに従い、復号手段により復号された第2のピクチャを再符号化する再符号化手段とを有することを特徴とする。
本発明によるビデオ情報編集装置は、コンピュータプログラムにより実現することも好ましい。
第1のピクチャと第2のピクチャの相関値が閾値以上である場合は、第2のピクチャを、第1のGOPに属するようにインター符号で再符号化することで、再符号化による第2のピクチャの、再符号化に伴うビット量の増加を抑え、よって、第2のGOPの第2のピクチャの後続ピクチャに対する符号化ビットの削減量を減らし、画像の品質劣化を抑える。
更に、第2のGOPの後続ピクチャに割当可能なビット量から、第2のGOPの第2のピクチャの後続ピクチャに設定できる量子化パラメータを予測し又は求め、予測し又は求めた量子化パラメータが閾値以上である場合は、所定の画像品質の維持が不可能として、第2のGOPに後続する第3のGOPの全ピクチャも第2のピクチャと同一GOPとなるように再符号化する。これにより、第3のGOPのイントラピクチャが、インターピクチャとなり、符号化のビット量が減るため、他のインターピクチャに割当て可能なビット量が増大し、よって、量子化パラメータを小さくすることができ、画像品質劣化を抑える。
本発明を実施するための最良の実施形態について、以下では図面を用いて詳細に説明する。尚、以下では図6(a)に示すように、ビデオ情報AのGOP(A1)のピクチャA3を、切り出しの最終ピクチャとして指定し、ビデオ情報Aの先頭から指定した最終ピクチャA3までをシーンAとし、ビデオ情報BのGOP(B1)のピクチャB3を、切り出しの先頭ピクチャとして指定し、ピクチャB3からビデオ情報Bの最終ピクチャまでをシーンBとし、シーンAの後ろにシーンBを結合して新たなビデオ情報を生成する場合を例にして説明を行う。
また、以下の説明においては、Pピクチャと、Bピクチャとを区別せずにインターピクチャとして説明する。これは、本処理において、BピクチャとPピクチャが問題になるのは、シーンAにおいて、切り出しの最終ピクチャより後ろに位置するPピクチャを参照しているBピクチャが存在する場合のみであり、この場合は、後にブロック図を用いて説明するように、参照符号が欠落したBピクチャを単にPピクチャに変更し、それ以外の処理では、BピクチャとPピクチャを区別する必要がないからである。
図7は、本発明によるビデオ編集方法のフロー図である。
まず、切り出されたシーンAの最終ピクチャであるピクチャA3と、切り出されたシーンBの先頭ピクチャであるピクチャB3の相関値を求め(S1)、相関値が所定の閾値以上であるか否かを判定する(S2)。
相関値が閾値以上である場合は、ピクチャB3を、ピクチャA3と同じGOPとすることで、ピクチャB3の符号量の増加を抑えることができるため、ピクチャB3を、インターピクチャB‘3として再符号化する(S4)。また、相関が閾値未満である場合は、ピクチャA3と同じGOPとしても、ピクチャB3の符号量の増加を抑えることはできないため、ピクチャB3から新しいGOPが始まるものとし、イントラピクチャB’3として再符号化する(S3)。
S3又はS4で再符号化したピクチャB’3の符号化のビット量から、バッファオーバフロー及びアンダーフローを発生させない、ピクチャB4及びB5に割当可能なビット量が算出でき、この値を元にピクチャB4及びB5の画像品質を所定の値以上確保できるか否かを判定する(S5)。
確保できる場合は、ピクチャB4及びピクチャ5を、ピクチャB‘3と同一GOPのインターピクチャB’4及びB’5として再符号化し(S6)、確保できない場合は、後続のGOPであるGOP(B2)のピクチャと併せたピクチャB4〜B9を、ピクチャB‘3と同一GOPのインターピクチャB’4〜B‘9として再符号化する(S7)。
図8は、図6のビデオ情報を入力としたときの出力ビデオ情報を示す図である。図8(a)は、図7のS2で相関が閾値以上であり、S5で品質維持可能と判断された場合の出力を示し、(b)は、図7のS2で相関が閾値未満であり、S5で品質維持可能と判断された場合の出力を示し、(c)は、図7のS2で相関が閾値以上であり、S5で品質維持不可能と判断された場合の出力を示し、(d)は、図7のS2で相関が閾値未満であり、S5で品質維持不可能と判断された場合の出力を示している。
図7のS1における相関値は、ピクチャA3とB3の同一画素間の絶対差分和や、ブロック単位での動き補償予測誤差の画面内総和等の値を用いる。また、輝度情報のみで行うことも、輝度情報及び色差情報との和により行うことも可能である。既に述べたように、先行側であるシーンAの最終ピクチャと、後続するシーンBの先頭ピクチャの相関が高い場合には、シーンBの先頭ピクチャを、シーンAの最終ピクチャを参照ピクチャとしてインター符号化することで、イントラピクチャが指定された場合以外は再符号化が必須であるシーンBの先頭ピクチャの、再符号化によるビット量の増加を抑えることができる。よって、シーンBの先頭ピクチャの符号化ビット量増分を補償するために、シーンBの先頭ピクチャと同一GOPに属する後続ピクチャの符号化ビットから削減するビットの削減量を減らすことができ、画像品質の劣化を防止できる。
図7のS5での、画像品質維持が可能であるか否かの判定は、量子化パラメータにより行う。量子化パラメータとは、量子化ステップを規定するための値であり、量子化パラメータを大きくするほど、符号化のためのビット量は減少するが、量子化雑音が増大して画像品質が劣化する。まず、先に再符号化したピクチャB3の符号化のビット量から、バッファオーバフロー及びアンダーフローを発生させない、ピクチャB4及びB5に割当可能なビット量を算出する。このビット量を達成するために、ピクチャB4及びB5の再符号化のために使用する量子化パラメータを予測する又は求める。続いて、所定の量子化パラメータ値を閾値とし、前記求めた量子化パラメータが閾値以上である場合は、画像品質維持不可能と判断し、閾値未満である場合は、画像品質維持可能と判断する。
図7のS5において、画像の品質維持不可能と判定した場合は、後続GOPであるGOP(B2)の全ピクチャを、シーンBの切り出し先頭ピクチャと同一GOPとなるように再符号化を行う。このとき、GOP(B2)のイントラピクチャは、イントラピクチャより符号化ビット量の少ないインターピクチャに変更されるため、結果他のインターピクチャに割当可能なビット量が増大し、量子化パラメータ値を小さくすることが可能となる。
図9は、本発明によるビデオ編集装置のブロック図である。図9によると、ビデオ情報編集装置は、復号判定部1と、復号部2と、相関判定部3と、制御部4と、再符号化部5とを有し、編集対象であるビデオ情報A及びBは、復号判定部1に入力される。尚、以下の説明においても図6に示すように、シーンAの最終ピクチャはGOP(A1)に属し、シーンBの先頭ピクチャはGOP(B1)に属し、GOP(B2)はGOP(B1)の後続GOPである場合を例にして説明する。
復号判定部1は、ビデオ情報A及びBの切り出し位置情報を有し、切り出し位置情報に基づき、ビデオ情報Aについては、切り出しにより参照符号の欠落が生じるピクチャ及び切り出し最終ピクチャを復号するために必要な情報を復号部2に出力する。また、ビデオ情報Bについては、切り出し先頭ピクチャが属するGOP(B1)のうち、切り出し先頭ピクチャ以降を復号するために必要な情報を復号部2に出力する。
また、制御部4からの復号制御情報による指示に基づき、シーンBのうち、切り出し先頭ピクチャが属するGOP(B1)に続くGOP(B2)のピクチャを復号するために必要な情報についても復号部2に出力する。更に、シーンAに属する全ピクチャと、シーンBに属する全ピクチャを、そのまま再符号化部5に出力する。
復号部2は、復号判定部1から入力されたピクチャの復号を行い、復号したピクチャを相関判定部3と再符号化部5に出力する。またこのとき、GOP(B1)の切り出し先頭ピクチャ以降の各ピクチャについて、ピクチャモード、符号化のビット量及び量子化パラメータを制御部4に通知する。
相関判定部3は、復号部2からのビデオ情報Aの切り出し最終ピクチャと、ビデオ情報Bの切り出し先頭ピクチャとの同一画素間の絶対差分和や、ブロック単位での動き補償予測誤差の画面内総和等の相関値を算出して、制御部4に通知する。
制御部4は、相関判定部3からの相関値に基づき、ビデオ情報Bの切り出し先頭ピクチャを、ビデオ情報Aの切り出し最終ピクチャが属するGOP(A1)と同一のGOPとするか否かを所定の閾値に基づき判定して、先頭ピクチャの元の量子化パラメータと共に、同一GOPとする場合はインターピクチャを、異なるGOPとする場合はイントラピクチャを再符号化部5に通知する。
また、再符号化部5から通知される、切り出し先頭ピクチャの再符号化により発生したビット量及び仮想バッファ占有量情報と、復号部2からのピクチャモード、符号化ビット量及び量子化パラメータとに基づき、GOP(B1)の切り出し先頭ピクチャより後の各ピクチャに割当可能なビット量を算出し、前記ビット量から使用する量子化パラメータを予測又は算出して、量子化パラメータに基づき、画像品質維持が可能であるか否かを、既に述べた方法で判定する。
画像品質維持が可能である場合は、ビデオ情報Bの切り出し先頭ピクチャと同一GOP(B1)内の各ピクチャのピクチャモード及び量子化パラメータを、再符号化部5に通知する。この場合は、後続のGOP(B2)は変更されない。
画像品質維持が可能でない場合は、復号制御情報により、ビデオ情報Bの切り出し先頭ピクチャが属するGOP(B1)に続くGOP(B2)の全ピクチャを復号するために必要な情報を、復号部2に出力するように、復号判定部1に指示し、ビデオ情報Bの切り出し先頭ピクチャに続くピクチャから、切り出し先頭ピクチャが属するGOP(B1)に続くGOP(B2)の最後のピクチャまでの、ピクチャモード及び量子化パラメータを、再符号化部5に通知する。
再符号化部5は、ビデオ情報Aについては、復号部2から入力される、切り出しによる参照符号の欠落が生じたピクチャを再符号化して、復号判定部1から直接入力されるGOP(A1)内の符号化された対応するピクチャと置き換える。
ビデオ情報Bについては、制御部4の指示に基づき、シーンBの切り出し先頭ピクチャから先頭ピクチャが属するGOP(B1)の最終ピクチャまで、或いは、シーンBの切り出し先頭ピクチャから、先頭ピクチャが属するGOP(B1)の後続GOP(B2)の最終ピクチャまで再符号化する。
続いて、シーンBの再符号化したピクチャを、シーンAの最終ピクチャの後ろに結合し、更に、復号判定部1から入力されるシーンBの符号化されたピクチャのうち、再符号化部で再符号化されたピクチャ以降のピクチャを再符号化したピクチャの後に結合して出力し、図8に示す編集後のビデオ情報を得る。
ビデオ情報の簡略化した構造を示す図である。 図1のGOP(1)の各ピクチャの参照ピクチャを示す図である。 参照ピクチャ欠落の補償処理に伴う画像品質劣化について説明する図である。 従来技術によるビデオ情報編集方法を説明する図である。 従来技術によるビデオ情報編集方法を説明する図である。 シーンA及びシーンBのピクチャを示す図である。 本発明によるビデオ編集方法のフロー図である。 図6のビデオ情報を入力としたときの出力ビデオ情報を示す図である。 本発明によるビデオ編集装置のブロック図である。
符号の説明
1 復号判定部
2 復号部
3 相関判定部
4 制御部
5 再符号化部

Claims (5)

  1. 他のピクチャを参照しないイントラ符号により符号化された1枚のピクチャと、他のピクチャを参照するインター符号により符号化された複数のピクチャにより構成されるGOP構造を有するビデオ情報から、
    第1のGOPに属する第1のピクチャ及び第2のGOPに属する第2のピクチャを指定し、第2のピクチャ以降のピクチャを第1のピクチャの後続ピクチャとして編集するビデオ情報編集方法であって、
    第1のピクチャと第2のピクチャの相関値を求め、第1の閾値以上であるか否かを判定する第1のステップと、
    第1の閾値以上である場合は、第2のピクチャを、第1のGOPに属するようにインター符号で再符号化し、第1の閾値未満である場合は、第2のピクチャを、イントラ符号により再符号化する第2のステップと、
    を有することを特徴とするビデオ情報編集方法。
  2. 再符号化した第2のピクチャのビット量に基づき、第2のGOPに後続する第3のGOPの全ピクチャを第2のピクチャと同一GOPとして再符号化するか否かを判断するステップを有することを特徴とする請求項1に記載のビデオ情報編集方法。
  3. 再符号化した第2のピクチャのビット量に基づき、第2のGOP内で第2のピクチャより後のピクチャの再符号化に割当可能なビット量を算出する第3のステップと、
    前記割当可能なビット量から、第2のGOP内で第2のピクチャより後のピクチャの再符号化に使用する量子化パラメータを予測又は算出する第4のステップと、
    前記算出した量子化パラメータが第2の閾値以上である場合は、第2のGOP内で第2のピクチャより後のピクチャと、第2のGOPに後続する第3のGOPの全ピクチャを、第2のピクチャと同一GOPとなるように再符号化する第5のステップと、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のビデオ情報編集方法。
  4. 他のピクチャを参照しないイントラ符号により符号化された1枚のピクチャと、他のピクチャを参照するインター符号により符号化された複数のピクチャにより構成されるGOP構造を有するビデオ情報に対して、
    第1のGOPに属する第1のピクチャ及び第2のGOPに属する第2のピクチャを指定し、第2のピクチャ以降のピクチャを第1のピクチャの後続ピクチャとして編集するビデオ情報編集装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
    コンピュータに、
    第1のピクチャと第2のピクチャの相関値を求め、閾値以上であるか否かを判定する第1のステップと、
    閾値以上である場合は、第2のピクチャを、第1のGOPに属するようにインター符号で再符号化し、閾値未満である場合は、第2のピクチャを、イントラ符号により再符号化する第2のステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  5. 他のピクチャを参照しないイントラ符号により符号化された1枚のピクチャと、他のピクチャを参照するインター符号により符号化された複数のピクチャにより構成されるGOP構造を有するビデオ情報に対して、
    第1のGOPに属する第1のピクチャ及び第2のGOPに属する第2のピクチャを指定し、第2のピクチャ以降のピクチャを第1のピクチャの後続ピクチャとして編集するビデオ情報編集装置であって、
    第1のピクチャと第2のピクチャを復号する復号手段と、
    復号手段により復号された第1のピクチャと第2のピクチャの相関値を求める相関判定手段と、
    閾値を有し、前記相関値が閾値以上である場合はインター符号を、閾値未満である場合はイントラ符号を、第2のピクチャの再符号化のピクチャモードとして決定する制御手段と、
    制御手段の決定したピクチャモードに従い、復号手段により復号された第2のピクチャを再符号化する再符号化手段と、
    を有することを特徴とするビデオ情報編集装置。

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