JP4285394B2 - 入場管理装置及び入場管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、訪問者の入場管理を行うために設置される入場管理装置及び入場管理システムに関する。
従来、セキュリティが要求される監視対象領域への訪問者の入場を管理するために、IDカード、指紋認証、パスワードなどを利用した入場管理システムが提供されている。例えば、特許文献1には、IDカードを利用した入館管理用カードリーダシステムが記載されており、このシステムでは、IDカードの挿入に応じて入館許可の判定を行い、拒否の場合には拒否理由をメッセージ出力すると共に、許可の場合は入館メッセージなどの出力を行う構成とされている。
特開平7−331937号公報
上記した従来のカードリーダシステムでは、監視対象者である訪問者の行動と、これに対するシステム側の応答との関係が固定的な形態となっているため、訪問者の様々な行動(不法に進入しようとする行動も含む)に応じた適切な対処を行うことができず、システムとしての柔軟性に劣るという問題点があった。また、訪問者への対応が画一的であるため、不法進入への対応が遅くなる可能性があり、結果的にセキュリティ性が不十分になるという問題点もあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、監視対象者の行動に対する応答をその行動内容に応じて柔軟に実施可能になると共に、監視対象領域への不法進入に対するセキュリティ性を高め得るようになる入場管理装置及び入場管理システムを提供することにある。
請求項1記載の入場管理装置によれば、ID認識手段が監視対象者に係る適正なID情報を認識したとき、つまり監視対象者の認証が済んだときのみ、監視対象領域への入場が入場制限手段により許可される。この場合、所定の監視対象領域へ第三者が不正進入する可能性が高いと想定される時間帯に対しては、動作モード設定手段により警戒モードを設定し、これ以外の時間帯に対して誘導モードを設定することになる。上記監視対象領域へ入場口を通じて入場しようとする監視対象者に係る少なくとも1種類以上の不審行動を検出可能に構成された不審者検出手段は、ID認識手段が適正なID情報を認識する前の時点で不審行動を検出した場合に異常信号を出力するようになる。このように異常信号が出力された時点で警戒モードが設定されていた場合には、音声データ発生手段からの警告メッセージが音声報知手段により再生されるという警告動作が実行される。また、異常信号の出力時点で誘導モードが設定されていた場合には、音声データ発生手段からの案内メッセージが音声報知手段により再生されるという案内動作が実行される。
要するに、警戒が必要な時間帯と、そうでない時間帯とで監視対象者に対する応答内容を変えることができるものである。具体的には、警戒モードが設定された時間帯では、監視対象者が認証の済んでいない状態で不審行動を行った場合に、これを不審者とみなして警告メッセージを発することができ、また、誘導モードが設定された時間帯では、監視対象者が認証の済んでいない状態で不審行動を行った場合に、これを内部への入場にID情報の認識が必要になることを知らない訪問者或いはこれに類した善意の訪問者とみなして案内メッセージを発することができるものである。この場合、上記のような各設定モードと時間帯との関係は、監視対象領域の利用状況、運用形態などに応じて自由に変更できるから、監視対象者の行動に対する応答をその行動内容に応じて柔軟に実施可能になるものである。また、不法進入への対応を、不審者検出手段からの異常信号に基づいて迅速に行うことが可能になるから、監視対象領域への不法進入に対するセキュリティ性を高め得るようになる。
請求項2記載の入場管理装置によれば、ID認識手段による認識結果を示すデータ並びに警戒モードが設定された期間における不審者検出手段による検出内容を示すデータがLANを通じて中央監視装置へ送信されるから、中央監視装置側で監視対象者の行動を監視可能になってセキュリティ性が向上することになり、また、中央監視装置側で受信データを蓄積しておくことにより、監視対象者の訪問履歴や不審行動の内容などの検証を行うことが可能になる。
請求項3記載の入場管理装置によれば、警戒行動基準設定手段により、不審者検出手段の検出対象となる不審行動のうち相対的に重要度が高い行動を警戒行動として設定できる。このような警戒行動が不審者検出手段により検出された場合には、動作モード設定手段により設定された動作モードが誘導モードであったとしても音声報知手段による警告動作(警告メッセージの出力動作)が実行されるから、セキュリティ性を高める上で有益になる。
請求項4記載の入場管理装置によれば、入場口周りに設定された警戒範囲内に、ID認証が済んでいない監視対象者が予め設定された上限時間以上継続して留まった場合に、不審者検出手段において、監視対象者が不審行動を行ったものと判定されて異常信号が出力されることになるから、セキュリティ性の向上を実現できる。
請求項5記載の入場管理装置によれば、入場口に設置された入場制限手段に監視対象者が接触した状態が連続的または断続的に所定時間以上継続した場合に、不審者検出手段において、監視対象者が不審行動を行ったものと判定されて異常信号が出力されることになるから、セキュリティ性の向上を実現できる。
請求項6記載の入場管理装置によれば、入場口周辺で発生する音を検出するように設けられた音検出手段が予め設定された上限音量以上の音を検出した場合、及び/または、所定時間以上にわたって連続または断続する所定音量以上の音を検出した場合に、不審者検出手段において、監視対象者が不審行動を行ったものと判定されて異常信号が出力されることになるから、セキュリティ性の向上を実現できる。
請求項7記載の入場管理装置によれば、音検出手段によって前記上限音量より大きな第2の上限音量以上の音が検出された場合に、前記警戒行動に該当すると判断されて警告動作(警告メッセージの出力動作)が実行されるから、セキュリティ性を高める上で有益になる。
請求項8記載の入場管理装置によれば、音声報知手段を通じた警告動作が行われた後に音検出手段が音声を検出した場合、つまり、監視対象者が音声応答した場合には、検出された音声が圧縮した音声データパケットが生成されて中央監視装置へ送信されることになる。従って、中央監視装置側で、受信した音声データパケットを再生して担当係員に通報する構成としておけば、その通報を受けた係員が監視対象者への応答を行い得るようになる。
請求項9記載の入場管理システムによれば、入場管理装置の動作状態を中央監視装置側で監視可能になるから、監視対象領域への不法進入に対するセキュリティを高めることができる。
請求項10記載の入場管理システムによれば、入場管理装置側で、音声報知手段を通じた警告動作が行われた後に音検出手段が音声を検出した場合、つまり、監視対象者が音声応答した場合には、検出された音声を少なくとも時間的に圧縮した音声データパケットが生成されて中央監視装置へ送信される。中央監視装置側では、受信した音声データパケットを再生して担当係員に通報するようになるから、その通報を受けた係員が監視対象者への応答を行い得るようになるものであり、結果的にシステムとしての柔軟性を高め得るようになる。
請求項11記載の入場管理システムによれば、入場管理装置及び中央監視装置間で音声のやり取りを行うことが可能になるから、システムの柔軟性を高める上で有益になり、また、音声のやり取りが、圧縮された状態の音声データパケットを利用して行われるから、入場管理装置及び中央監視装置間を繋ぐLANの有効利用を図り得るようになる。
請求項12記載の入場管理システムによれば、中央監視装置側で生成された音声データパケットを入場管理装置へ送信した場合には、当該音声データパケットが、当該入場管理装置側から受信したデータと関連付けた状態で蓄積されるから、担当係員による応答履歴の検証を行うことが可能になる。
以下、本発明の一実施例について図1〜図3を参照しながら説明する。
図3には、入場管理システムの全体構成が概略的に示されている。この図3において、中央監視装置1は、例えばIDカードを所持した登録者に対してのみ入室が許可された複数の部屋(監視対象領域に相当)を備えた施設の警備室に設置されるもので、この警備室には、中央監視装置1を通じた監視業務を行うための担当係員が常駐している。上記各部屋の入口(入場口に相当)に設けられた電気錠付き扉2(入場制限手段に相当)には、入場管理装置3が1対1で対応するように設置されており、当該入場管理装置3は、中央監視装置1とLAN4を介してデータ通信可能に構成されている。尚、中央監視装置1は、本発明でいう動作モード設定手段の機能を備えたもので、後述するような条件で警戒モード及び誘導モードを設定できる構成となっている。
図2には、扉2を含んで成る入場管理装置3関連の機器類の設置状態が模式的に示されている。尚、図2においては、扉2の前面側(手前側)に露出した状態で設置された機器類を実線で示し、扉2の後面側(背面側)若しくは扉2内に設置された機器類を破線で示している。
この図2において、扉2の把手2aには、人の手などが触れたときに検出状態となる接触センサ(図1に符号5を付して示す:接触検出手段に相当)が設けられている。この接触センサ5は、例えば静電容量方式のタッチセンサより成るもので、人の手が直接的に触れたときは勿論、手袋をした手が触れたときなどにも検出状態を呈する構成となっている。また、扉2の内部(または後面側)には、扉2の振動の大きさを検知可能な振動センサ6が設けられている。上記接触センサ5及び振動センサ6は、扉2の後面側に設置された中継器7を介して、入場管理装置3の主制御部8(不審者検出手段、制御手段に相当)に接続されている。尚、扉2に設けられた電気錠(図1に符号9を付して示す)の解錠及び施錠動作は、上記主制御部8により遠隔制御される構成となっている。
扉2の前面側の側方には、主制御部8と接続された状態の操作部10が設置されている。この操作部10の前面側には、扉2の回りに設定された警戒範囲(例えば図2中に二点鎖線で囲った範囲A)内への進入者を監視対象者として検出する接近センサ11(進入検出手段に相当)、種々の情報を表示するための表示器12、例えばRFID方式の非接触型ICカードより成るIDカード(図1に符号13を付して示す)が所定距離内に近接されたときに当該IDカード13から近距離通信によりデータを読み取るためのカードリーダ14(ID認識手段に相当)、インタホン機能のためのマイクロホン(図1に符号15を付して示す:音検出手段に相当)及びスピーカ(図1に符号16を付して示す:音声報知手段に相当)並びに操作スイッチ群17が配置されている。尚、上記接近センサ11は、例えばアクティブ方式或いはパッシブ方式の赤外線センサや、超音波センサなどを利用して構成できる。
図1には、入場管理装置3及びこれに関連した設備の電気的構成が機能ブロックの組み合わせにより示されている。尚、図1では、前記中継器7及び操作部10に備えられた操作スイッチ群17の図示を省略している。この図1において、入場管理装置3の主制御部8は、CPU18を主体としたマイクロコンピュータにより構成されたもので、その作業領域となるRAM19、制御プログラムなどを記憶したROM20、LAN4に接続されたLANインタフェース21、入出力インタフェース22を含んで構成されている。この場合、上記入出力インタフェース22は、扉2に設けられた接触センサ5、振動センサ6、電気錠9、操作部10、扉2近傍の所定位置に設けられた消化設備23を構成する放水装置24及び煙センサ25と間での信号の授受を行うために設けられている。
操作部10は、マイクロコンピュータ、音声合成ICなどを含んで構成された制御ユニット26(音声データ発生手段、パケット生成手段に相当)を備えており、この制御ユニット26には、接近センサ11からの検出信号、マイクロホン15からの音声信号、アンテナ14a及びRF回路14bを含んで構成されたカードリーダ14からのデータ信号が与えられるようになっている。また、制御ユニット26は、表示器12での表示内容の制御及びスピーカ16を通じた音声出力制御を行うと共に、主制御部8との間のデータの授受を入出力インタフェース27を通じて行う構成となっている。
尚、上記制御ユニット26は、主制御部8からの指令に応じて後述するような種々の音声データを合成して出力可能な構成となっており、このように出力された音声データはスピーカ16により再生されるようになっている。また、制御ユニット26は、マイクロホン15を通じて入力された音声を時間的に圧縮する。例えば、10秒間程度の音声を0.1秒程度で送れる音声データパケットに変換する構成となっている。
以下においては、上記構成の入場管理システムの動作内容について説明する。
即ち、中央監視装置1側では、監視対象領域(部屋)へ扉2を通じて第三者が不正進入する可能性が高いと想定される時間帯(例えば、深夜或いは休日などのように訪問者が極端に少なくなる時間帯)に対して警戒モードを設定すると共に、これ以外の時間帯に対して誘導モードを設定するものである。中央監視装置1においては、自身に内蔵された時計機能により得た現在時刻と上記警戒モード及び誘導モードに設定された各時間帯とを比較することにより、当該設定モードの切換わり時間になる毎に現在時点の設定モードを示す状態信号を入場管理装置3の主制御部8へ送信するものであり、当該主制御部8では、受信した状態信号をEEPROM20に記憶することにより、現在設定されているモードを認識できるようになっている。
入場管理装置3の主制御部8は、下記[1]〜[4]のような事象にそれぞれ対応した制御動作を実行する構成となっており、以下においては、各事象に係る制御動作の内容について、これに関連した監視対象者(訪問者)の挙動などと共に説明する。尚、本実施例では、入場管理装置3は、常時においては接近センサ11のみがアクティブな状態とされており、他の構成要素はスリープ状態若しくは電源遮断状態とされている。
[1]カードリーダ14を通じて適正なIDカード13が検出される場合…
(a)接近センサ11が警戒範囲A(図2参照)内への人の接近を検出したときには、前記スリープ状態及び電源遮断状態を解除し、入場管理装置3全体をアクティブ状態に切換えるというウェークアップ動作を行う。尚、このようなウェークアップ動作を補助するために、マイクロホン15も常時においてアクティブな状態としておき、このマイクロホン15が人の足音らしき音を検出した場合にもウェークアップ動作を行う構成としても良い。
(b)接近センサ11が検出状態となった後に所定の待機時間(例えば数秒〜十数秒程度)が経過する前に、カードリーダ14を通じて適正なIDカード13を検出した旨の判断動作が制御ユニット26にて行われた場合には、入場可と判断し、電気錠9を解錠すると共に、IDカード13から読み取ったID情報を、主制御部8からLAN4を介して中央監視装置1へ転送する。尚、このような解錠を行ったときに、電気錠9の動作音をマイクロホン15により検出し、その検出音の有無に応じて解錠動作が正常に行われた否かを判断すると共に、その判断結果に応じた動作(例えば、解錠動作のリトライ、このようなリトライを所定回数行っても解錠が正常に行われなかった場合に中央監視装置1へ電気錠9の動作不良を報知する動作など)を行う構成としても良い。
(c)上記解錠操作後において、接触センサ5が扉2の把手2aへの人の手の接触を検出した後に、マイクロホン15が把手2aの操作音を検出すると共に、振動センサ6が扉2の開放に伴う振動を検出した場合に、扉2が開放された旨を記録する。この後に、接触センサ5が把手2aへの人の手の接触がなくなったことを検出した後に、マイクロホン15が扉2の閉鎖時の音を検出すると共に、振動センサ6が扉2の閉鎖に伴う軽い衝撃を検出した場合に、扉2が閉鎖された旨を記録する。尚、このような扉2の開放及び閉鎖記録を示すデータは、中央監視装置1へリアルタイムに転送する構成としても良く、この場合、当該中央監視装置1側では、受信したデータに基づいて、扉2の開閉履歴を前述のようにして転送済みのID情報及びデータ受信時刻と対応付けた状態で蓄積することになる。
(d)その後において、警戒範囲Aが無人状態となったことを接近センサ11により検出したときには、初期状態(接近センサ11のみがアクティブな状態)に戻る。
[2]カードリーダ14を通じて適正でないIDカード13が検出される場合…
(a)接近センサ11が警戒範囲A内への人の接近を検出したときには、入場管理装置3全体をアクティブ状態に切換えるというウェークアップ動作が前記[1]の場合と同様に行われる。
(b)接近センサ11が検出状態となった後に前述同様の待機時間(例えば数秒〜十数秒程度)が経過する前に、カードリーダ14を通じて適正でないIDカード13を検出した旨の判断動作が制御ユニット26にて行われた場合には、入場不可と判断し、電気錠9の解錠動作を行わずに、IDカード13から読み取ったID情報を、主制御部8からLAN4を介して中央監視装置1へ転送する。尚、この場合には、スピーカ16を通じて入場不可である旨のボイスガイド(例えば「あなたはここの入場を許可されていません。」)を行う構成としても良い。
(c)その後において、警戒範囲Aが無人状態となったことを接近センサ11により検出したときには、初期状態に戻る。
[3]カードリーダ14を通じたIDカード13の検出動作が行われず、監視対象者の不審な行動が検出される場合…
(a)接近センサ11が警戒範囲A内への人の接近を検出したときには、入場管理装置3全体をアクティブ状態に切換えるというウェークアップ動作が前記[1]及び[2]の場合と同様に行われる。
(b)主制御部8は、接近センサ11が検出状態となった後に前述同様の待機時間(例えば数秒〜十数秒程度)が経過する前に、カードリーダ14を通じたIDカード13の検出動作が行われることなく、以下(b−1)〜(b−5)のような状態の何れかが発生した各場合に、警戒範囲Aに進入した監視対象者が不審行動を行ったものと判定する。
(b−1)接近センサ11の検出状態が予め設定された上限時間(例えば1分程度)以上継続した場合、
(b−2)接触センサ5が扉2の把手2aへの人の手の接触を検出し、この検出状態が連続的または断続的に所定時間(例えば30秒〜1分程度)以上継続した場合、
(b−3)マイクロホン15を通じた把手2aの操作音の検出動作、或いは、振動センサ6を通じた扉2の小さな振動の検出動作が連続的または断続的に所定時間(例えば30秒〜1分程度)以上継続した場合、
(b−4)マイクロホン15が予め設定された上限音量以上の音を検出した場合、
(b−5)マイクロホン15が所定時間以上にわたって連続または断続する所定音量(<上限音量)以上の音を検出した場合。
(c)監視対象者が不審行動を行ったものと判定した場合には、現在設定されているモード(警戒モード、誘導モードの何れか)に応じて、以下(c−1)、(c−2)のような制御動作を行う。
(c−1)誘導モードが設定されていた場合には、スピーカ16を通じて所定の案内メッセージ(例えば「ここはIDカードがないと入れません。IDカードをお持ちでしたら扉の横のカードリーダにかざして下さい。IDカードをお持ちでない場合には当ビル1階の受付までお越し下さい。」)を出力する動作を行う。このような案内メッセージの出力後において、所定時間(例えば10秒程度)内に警戒範囲Aが無人状態となったことを接近センサ11により検出したとき(必要に応じて、マイクロホン15により警戒範囲Aから立ち去る足音らしき音を検出したとき)には、初期状態に戻る。
これに対して、案内メッセージの出力後において上記所定時間(10秒程度)が経過しても監視対象者が警戒範囲A外へ退去しない場合には、上記案内メッセージを再出力する。この後において、監視対象者が、扉2をノックしたり、把手2aを操作したりして退去しない状態が所定時間(例えば30秒前後)以上継続した場合には、スピーカ16を通じて警告を含む案内メッセージ(例えば「ここはIDカードがないと入れません。IDカードをお持ちでない場合には当ビル1階の受付までお越し下さい。このまま退去されない場合にはおよそ10秒後に警報が作動します。」)を出力する動作を行う。
このような案内メッセージの出力後において、当該メッセージにより報知された警報作動までの時間(10秒)が経過する以前に、警戒範囲Aが無人状態となったことを接近センサ11により検出したとき(必要に応じて、マイクロホン15により警戒範囲Aから立ち去る足音らしき音を検出したとき)には、初期状態に戻るが、そのような検出が行われなかったとき(監視対象者が警戒範囲Aから退去しなかった場合)には、スピーカ16を通じて所定の警報音(警報ベルに相当した音、或いは音声による警報音(例えば「不法進入者あり、係員が直ちに駆けつけます。」など)を出力すると共に、不審者の進入があったことを示す警報信号を中央監視装置1へ送信する。
つまり、この場合には、施設のセキュリティシステムを知らない訪問者が警戒範囲Aに入り込んだと判断するのが妥当であるが、当該訪問者が警戒対象とすべき人物である可能性もあるため、不審者の進入があったことを中央監視装置1へ通報することになる。
(c−2)警戒モードが設定されていた場合には、スピーカ16を通じて所定の警告メッセージ(例えば「ここはIDカードがないと入れません。IDカードをお持ちでない方は速やかに退去してください。このまま退去されない場合には警報が作動します。」)を出力する動作を行うと共に、不審者の進入があったことを示す警報信号を、主制御部8からLAN4を介して中央監視装置1へ送信する。このような警告メッセージの出力後において、所定時間(例えば10秒程度)内に警戒範囲Aが無人状態となったことを接近センサ11により検出したとき(必要に応じて、マイクロホン15により警戒範囲Aから立ち去る足音らしき音を検出したとき)には、初期状態に戻る。
これに対して、警告メッセージの出力後において上記所定時間(10秒程度)が経過しても監視対象者が警戒範囲A外へ退去しない場合には、スピーカ16を通じて最後通告となる警告メッセージ(例えば「まもなく警報が作動します。速やかに退去して下さい。」)を出力する。このような警告メッセージの出力後において、所定時間(例えば2〜3秒程度)内に警戒範囲Aが無人状態となったことを接近センサ11により検出したとき(必要に応じて、マイクロホン15により警戒範囲Aから立ち去る足音らしき音を検出したとき)には、初期状態に戻るが、そのような検出が行われなかったとき(監視対象者が警戒範囲Aから退去しなかった場合)には、スピーカ16を通じて所定の警報音(警報ベルに相当した音、或いは音声による警報音(例えば「不法進入者あり、係員が直ちに駆けつけます。」など)を出力すると共に、不審者の進入があったことを示す警報信号を中央監視装置1へ再送信する。
上記のような警報音の出力後においても監視対象者が警戒範囲Aから退去しなかった場合には、中央監視装置1が設置されている警備室内で非常ベルが鳴る構成となっており、この場合には、当該警備室から保安要員が現場に駈け付けるという異常モードに移行するようになっている。
[4]スピーカ16から案内メッセージ或いは警告メッセージが出力された場合に、操作部10のインタホン機能を利用した音声応答があった場合…
設定されているモードが誘導モード及び警戒モードの何れであっても、マイクロホン15を通じて音声応答(例えば「こちらの○○さんに書類をお届けに参りました。」)を検出した場合(実際には、応答の内容を正確に解析する訳ではないが、マイクロホン15の入力波形に基づいて音声入力であるか否かを判断できる)には、制御ユニット26において当該検出音声を圧縮した音声データパケットが生成される。このように生成された音声データパケットは、主制御部8からLAN4を介して中央監視装置1へ送信される。
この場合、中央監視装置1側では、LAN4を介して受信したデータが音声データパケットであった場合には、その音声データパケットを再生して担当係員に通報する構成となっており、その通報を受けた係員が監視対象者に応対した所定の案内や指示を行うようになる。中央監視装置1には、担当係員が入力した音声を圧縮した音声データパケットを生成すると共に、生成した音声データパケットをLAN4を介して入場管理装置3へ送信する機能が設けられており、この機能により監視対象者との応対を行い得る構成となっている。そして、このような応対後に、警戒範囲Aが無人状態となったことを接近センサ11により検出したとき(必要に応じて、マイクロホン15により警戒範囲Aから立ち去る足音らしき音を検出したとき)には、初期状態に戻る。
上記した実施例によれば、以下に述べるような作用・効果を奏するものである。
即ち、本実施例による入場管理システムは、カードリーダ14が訪問者である監視対象者に係る適正なIDカード13を認識したとき、つまり監視対象者の認証が済んだときのみ、扉2の電気錠9が解錠されて監視対象領域の入場が許可されるシステムが前提となっている。この場合、中央監視装置1側では、監視対象領域へ第三者が不正進入する可能性が高いと想定される時間帯(例えば、深夜或いは休日などのように訪問者が極端に少なくなる時間帯)に対して警戒モードを設定すると共に、これ以外の時間帯に対して誘導モードを設定することになる。入場管理装置3側では、このように設定されたモードを主制御部8のEEPROM20に記憶することにより、現在設定されているモードを認識できる構成となっている。
入場管理装置3の主制御部8は、監視対象領域へ入場しようとする監視対象者に係る種々の不審行動を検出可能に構成されており、カードリーダ14が適正なIDカード13を認識する前の時点で上記不審行動を検出した場合に異常信号を出力するようになる。このように異常信号が出力された時点で警戒モードが設定されていた場合には、扉2の横に設置されたスピーカ16により所定の警告メッセージが再生されるという警告動作が実行される。また、上記異常信号の出力時点で誘導モードが設定されていた場合には、スピーカ16により所定の案内メッセージが再生されるという案内動作が実行される。
要するに、警戒が必要な時間帯と、そうでない時間帯とで監視対象者に対する応答内容を変えることができるものである。具体的には、警戒モードが設定された時間帯では、監視対象者がIDカード13による認証の済んでいない状態で不審行動を行った場合に、これを不審者とみなして警告メッセージを発することができ、また、誘導モードが設定された時間帯では、監視対象者がIDカード13による認証の済んでいない状態で不審行動を行った場合に、これを監視対象領域への入場にID情報の認識が必要になることを知らない訪問者或いはこれに類した善意の訪問者とみなして案内メッセージを発することができるものである。この場合、上記のような各設定モードと時間帯との関係は、監視対象領域を含む施設の利用状況、運用形態などに応じて自由に変更できるから、監視対象者の行動に対する応答をその行動内容に応じて柔軟に実施可能になるものである。また、不法進入への対応を、主制御部8から出力される異常信号に基づいて迅速に行うことが可能になるから、監視対象領域への不法進入に対するセキュリティ性を高め得るようになる。
また、中央監視装置1及び入場管理装置3間でLAN4を通じたデータ通信が行う構成とされ、IDカード13から読み取ったID情報や不審者の進入があったことを示す警報信号がLAN4を通じて中央監視装置1送信されるから、中央監視装置1側で監視対象者の行動を監視可能になってセキュリティ性が向上することになり、また、中央監視装置1側で受信データを蓄積しておくことにより、監視対象者の訪問履歴や不審行動の内容などの検証を行うことが可能になる。
主制御部8は、扉2の前に設定された警戒範囲A(図2参照)内に、IDカード13による認証が済んでいない監視対象者が予め設定された上限時間(例えば1分程度)以上継続して留まっている状態を接近センサ11を通じて検出した場合に、監視対象者が不審行動を行ったものと判定して異常信号を出力する。また、主制御部8は、警戒範囲Aに進入した監視対象者のIDカード13による認証が済んでいない状態で、扉2の把手2aに人(監視対象者)の手が接触した状態が、連続的または断続的に所定時間(例えば30秒〜1分程度)以上継続した場合に、監視対象者が不審行動を行ったものと判定して異常信号を出力する。さらに、主制御部8は、警戒範囲Aに進入した監視対象者のIDカード13による認証が済んでいない状態で、マイクロホン15を通じた把手2aの操作音の検出動作、或いは、振動センサ6を通じた扉2の小さな振動の検出動作が、連続的または断続的に所定時間(例えば30秒〜1分程度)以上継続した場合に、監視対象者が不審行動を行ったものと判定して異常信号を出力する。加えて、主制御部8は、警戒範囲Aに進入した監視対象者のIDカード13による認証が済んでいない状態で、マイクロホン15が予め設定された上限音量以上の音を検出した場合、並びに所定時間以上にわたって連続または断続する所定音量(<上限音量)以上の音を検出した場合に、監視対象者が不審行動を行ったものと判定して異常信号を出力する。このように種々の不審行動が行われた各状態で異常信号が出力される結果、セキュリティ性の向上を実現できることになる。
スピーカ16を通じた警告動作が行われた後にマイクロホン15が音声を検出した場合、つまり、監視対象者が操作部10のインタホン機能を利用して音声応答した場合には、マイクロホン15を通じて検出された音声が圧縮した音声データパケットが生成されて中央監視装置1へ送信され、また、中央監視装置側1では、受信した音声データパケットを再生して担当係員に通報するようになるから、その通報を受けた係員が監視対象者への応答を行い得るようになるものであり、結果的にシステムとしての柔軟性を高め得るようになる。この場合、中央監視装置1及び入場管理装置3間での音声のやり取りが、圧縮された状態の音声データパケットを利用して行われるから、それらの間を繋ぐLAN4の有効利用を図り得るようになる。
(その他の実施の形態)
本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、以下に述べるような拡大或いは変形が可能である。
接近センサ11、マイクロホン15、接触センサ5、振動センサ6などを通じて明らかな異常と判断できる状態を検出したときに、警告動作以外に予め決められた緊急動作(例えば、厳重警告動作(例えば「警察に通報しました。」という内容を含む音声メッセージの出力)、係員派遣動作(現場への担当係員の直行))を行う構成としても良い。具体的には、図4に一例を示すような制御動作を行う構成とすることができるものであり、以下、図4に示した制御動作例について説明する。
即ち、接近センサ11により監視対象者の接近を検出した場合において、誘導モードが設定されていたときには、監視対象者の接近検出状態が、予め設定された時間t1経過時点まで継続された場合、並びに同じく予め設定された時間t2(>t1)経過時点まで継続された場合の何れにおいても単なる「不審」行動として処理し、警告動作の実施にとどめるが、警戒モードが設定されていたときには、監視対象者の接近検出状態が、時間t2経過時点まで継続された場合に「警戒」行動として処理し、この場合には、例えば前記厳重警告動作を実施する。
マイクロホン15により金属音を検出した場合において、誘導モードが設定されていたときには、その金属音検出状態が時間t1経過時点まで継続された場合(断続的に継続される場合も含む)に、これを「警戒」行動として処理し、前記厳重警告動作を実施する。また、金属音検出状態が時間t2経過時点まで継続された場合(断続的に継続される場合も含む)に、これを「危険」行動として処理し、この場合には、例えば前記厳重警告動作及び係員派遣動作の双方を実施する。これに対して、警戒モードが設定されていたときには、金属音検出時点で「不審」行動として処理し、金属音検出状態が時間t1経過時点まで継続された場合(断続的に継続される場合も含む)に、これを「警戒」行動として処理し、また、金属音検出状態が時間t2経過時点まで継続された場合(断続的に継続される場合も含む)に、これを「危険」行動として処理する。
マイクロホン15により破裂音(爆発音も含む)を検出した場合には、無条件で「危険」行動として処理する。
マイクロホン15により扉2などを叩く音を検出した場合には、誘導モード及び警戒モードと無関係に、扉2を叩く音の検出時点で「不審」行動として処理し、音検出状態が時間t1経過時点まで断続的に継続された場合に、これを「警戒」行動として処理し、音検出状態が時間t2経過時点まで断続的に継続された場合に、これを「危険」行動として処理する。
マイクロホン15により大音響(大音声を含む)を検出した場合には、誘導モード及び警戒モードと無関係に、大音響検出時点で「不審」行動として処理し、大音響検出状態が時間t1経過時点まで断続的に継続された場合に、これを「警戒」行動として処理し、大音響検出状態が時間t2経過時点まで断続的に継続された場合に、これを「危険」行動として処理する。
マイクロホン15により通常の音声を検出した場合において、誘導モードが設定されていたときには、音声検出状態が時間t1経過時点まで継続された場合、並びに時間t2経過時点まで継続された場合の何れにおいても「不審」行動として処理し、警戒モードが設定されていたときには、音声検出状態が、時間t2経過時点まで継続された場合に「警戒」行動として処理する。
接触センサ5が扉2の把手2aに対する人の手の接触を検出した場合において、誘導モードが設定されていたときには、上記接触検出状態が、時間t1経過時点まで継続された場合に「不審」行動として処理し、時間t2経過時点まで継続された場合に「警戒」行動として処理し、警戒モードが設定されていたときには、上記接触検出状態が、時間t1経過時点まで継続された場合に「警戒」行動として処理し、時間t2経過時点まで継続された場合に「危険」行動として処理する。
振動センサ6により扉2の振動を検出した場合において、誘導モードが設定されていたときには、振動検出状態が、時間t1経過時点まで継続された場合に「不審」行動として処理し、時間t2経過時点まで継続された場合に「警戒」行動として処理し、警戒モードが設定されていたときには、振動検出状態が、時間t1経過時点まで継続された場合に「警戒」行動として処理し、時間t2経過時点まで継続された場合に「危険」行動として処理する。
振動センサ6により扉2が壊れそうな衝撃を検出した場合には、誘導モード及び警戒モードと無関係に、衝撃検出状態が、時間t1経過時点まで断続的に継続された場合に「警戒」行動として処理し、時間t2経過時点まで断続的に継続された場合に「危険」行動として処理する。
主制御部8に対して、その検出対象となる不審行動のうち、相対的に重要度が高い行動を警戒行動として設定する警戒行動基準設定手段としての機能を付加し、検出した不審行動が上記のように設定された警戒行動に該当する場合に、中央監視装置1において設定された動作モードと無関係にスピーカ16による警告動作を実行する構成としても良く、このように構成した場合には、誘導モードが設定された期間において監視対象者が著しく不審な行動をした場合にスピーカ16から警告メッセージを出力できることになるから、セキュリティ性を高める上で有益になる。
主制御部8は、マイクロホン15を通じて予め設定された上限音量より大きな第2の上限音量以上の音が検出された場合に、中央監視装置1において設定された動作モードと無関係にスピーカ16による警告動作を実行する構成としても良く、このように構成した場合にも、誘導モードが設定された期間において監視対象者が著しく不審な行動(扉2を蹴るなどの大音量を発する行為をした場合)をした場合にスピーカ16から警告メッセージを出力できることになるから、セキュリティ性を高める上で有益になる。
中央監視装置1に対して、生成した音声データパケットを入場管理装置3へ送信した場合に、当該音声データパケットを当該入場管理装置3側から受信したデータと関連付けた状態で蓄積する機能を付加しても良く、このような機能を付加した場合には、担当係員による応答履歴の検証を行うことが可能になる。
監視対象者の特定をIDカード13により行うシステムを前提としたが、指紋認証、掌紋認証、パスワード、掌の静脈認証など、他の個人認証手段を利用するシステムに適用できること勿論である。入場制限手段は、扉2に限らず、物理的に人の入場を制限できるものであれば他の手段であっても良い。また、警戒範囲Aを撮影する監視カメラを併せて設置するシステム構成としても良い。
例えば、主制御部8において、振動センサ6の検出信号(アナログ信号)を所定周期でサンプリングしてデジタル信号に変換し、そのデジタル信号を事象記録メモリに記録すると共に、その記録データを分析することにより振動センサ6による検出信号の出力パターンをモデル化しておき、その後に振動センサ6の検出信号の特徴が上記パターン化モデルと一致するか否かに基づいて、監視対象者の行動を類型化して管理する構成とすることも可能である。この場合、上記のように収集したデータをパケット化し、そのパケットデータをLAN4により中央監視装置1へ送信することによりデータベースを構築することも可能である。
警戒モードと誘導モードとを設定する構成としたが、その他に、管理対象を含む施設内で事故や事件が発生した場合に、人の動きを厳しく制限する厳戒モードを設定したり、地震や施設内での火災などが発生した場合に、エレベータやエスカレータの運転を停止し、人が施設から出る方向への移動のみを許可し、施設内への人の異動を原則として禁止するという災害モードを設定することも可能である。尚、火災発生の場合には、消化設備23(図1参照)を動作させることになる。
本発明の一実施例を示す入場管理装置及び関連部分の電気的構成図 扉を含んで成る入場管理装置関連の機器類の設置状態を模式的に示す図 入場管理システムの全体構成を概略的に示す図 本発明の他の実施例を説明するための動作内容分類図
符号の説明
1は中央監視装置(動作モード設定手段)、2は扉(入場制限手段)、3は入場管理装置、4はLAN、5は接触センサ(接触検出手段)、6は振動センサ、8は主制御部(不審者検出手段、制御手段)、9は電気錠、10は操作部、11は接近センサ(進入検出手段)、13はIDカード、14はカードリーダ(ID認識手段)、15はマイクロホン(音検出手段)、16はスピーカ(音声報知手段)、26は制御ユニット(音声データ発生手段、パケット生成手段)を示す。

Claims (12)

  1. 所定の監視対象領域へ入場口を通じて入場しようとする監視対象者を特定可能なID情報を認識するID認識手段と、このID認識手段が適正なID情報を認識したときのみ前記監視対象領域への入場を許可する入場制限手段とを備えた入場管理装置において、
    前記監視対象領域へ第三者が不正進入する可能性が高いと想定される時間帯に対して警戒モードを設定すると共に、これ以外の時間帯に対して誘導モードを設定する動作モード設定手段と、
    前記警戒モードのための警告メッセージ及び前記誘導モードのための案内メッセージを音声データとして出力可能な音声データ発生手段と、
    この音声データ発生手段から出力された音声データを再生可能な音声報知手段と、
    前記監視対象者に係る少なくとも1種類以上の不審行動を検出可能に構成され、その不審行動が前記ID認識手段によって適正なID情報が認識される前に検出された場合に異常信号を出力する不審者検出手段と、
    この不審者検出手段から異常信号が出力された時点で前記動作モード設定手段により警戒モードが設定されていた場合に前記音声データ発生手段から前記警告メッセージに対応した音声データを出力させて前記音声報知手段により再生させるという警告動作を実行すると共に、当該異常信号の出力時点で前記動作モード設定手段により誘導モードが設定されていた場合に前記音声データ発生手段から前記案内メッセージに対応した音声データを出力させて前記音声報知手段により再生させる案内動作を実行する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする入場管理装置。
  2. 前記制御手段は、中央監視装置とLANを介して接続され、少なくとも前記ID認識手段による認識結果を示すデータ並びに前記警戒モードが設定された期間における前記不審者検出手段による検出内容を示すデータを前記中央監視装置へ送信する構成とされていることを特徴とする請求項1記載の入場管理装置。
  3. 前記不審者検出手段の検出対象となる不審行動のうち、相対的に重要度が高い行動を警戒行動として設定する警戒行動基準設定手段を備え、
    前記制御手段は、前記不審者検出手段が検出した不審行動が前記警戒行動基準設定手段により設定された警戒行動に該当する場合に、前記動作モード設定手段により設定された動作モードが誘導モードであったとしても前記音声報知手段による警告動作を実行することを特徴とする請求項1または2記載の入場管理装置。
  4. 前記不審者検出手段は、前記入場口周りに設定された警戒範囲内への進入者を監視対象者として検出する進入検出手段を含んで構成され、その進入者検出手段による検出状態が予め設定された上限時間以上継続した場合に、当該監視対象者が不審行動を行ったものと判定することを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の入場管理装置。
  5. 前記不審者検出手段は、前記入場口に設置された前記入場制限手段に監視対象者が接触したことを検出する接触検出手段を含んで構成され、その接触検出手段による検出状態が連続的または断続的に所定時間以上継続した場合に、監視対象者が不審行動を行ったものと判定することを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の入場管理装置。
  6. 前記不審者検出手段は、前記入場口周辺で発生する音を検出する音検出手段を含んで構成され、その音検出手段が、予め設定された上限音量以上の音を検出した場合、及び/または、所定時間以上にわたって連続または断続する所定音量以上の音を検出した場合に、監視対象者が不審行動を行ったものと判定することを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載の入場管理装置。
  7. 請求項6記載の入場管理装置において、
    前記制御手段は、音検出手段によって前記上限音量より大きな第2の上限音量以上の音が検出された場合に、前記警戒行動に該当すると判断することを特徴とする入場管理装置。
  8. 請求項6または7記載の入場管理装置において、
    前記制御手段は、前記音声報知手段を通じた警告動作を行った後に前記音検出手段が音声を検出した場合に当該検出音声を圧縮した音声データパケットを生成するパケット生成手段を備え、そのパケット生成手段により生成された音声データパケットをLANを介して中央監視装置へ送信する構成とされていることを特徴とする入場管理装置。
  9. 請求項1記載の入場管理装置と、この入場管理装置とLANを介して接続された中央監視装置とを備え、それら入場管理装置及び中央監視装置間でデータ通信を行うように構成された入場管理システム。
  10. 前記入場管理装置に備えられた前記制御手段は、前記音声報知手段を通じた警告動作を行った後に前記音検出手段が音声を検出した場合に当該検出音声を少なくとも時間的に圧縮した音声データパケットを生成するパケット生成手段を備えると共に、生成された音声データパケットをLANを介して前記中央監視装置へ送信する構成とされ、
    前記中央監視装置は、前記入場管理装置から前記LANを介して受信したデータが音声データパケットであった場合には、その音声データパケットを再生して当該中央監視装置の担当係員に通報するように構成されていることを特徴とする請求項9記載の入場管理システム。
  11. 請求項10記載の入場管理システムにおいて、
    前記中央監視装置には、担当係員が入力した音声を圧縮した音声データパケットを生成すると共に、生成した音声データパケットをLANを介して前記入場管理装置へ送信する機能が設けられていることを特徴とする入場管理システム。
  12. 請求項11記載の入場管理システムにおいて、
    前記中央監視装置は、生成した音声データパケットを前記入場管理装置へ送信した場合には、当該音声データパケットを上記入場管理装置側から受信したデータと関連付けた状態で蓄積する構成とされていることを特徴とする入場管理システム。
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