JP4284534B2 - Rfid(icタグ)搭載冷凍冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、RFID(ICタグ)搭載冷凍冷蔵庫に関し、特に、冷凍冷蔵庫へのRFID(ICタグ)の設置及びRFID(ICタグ)搭載冷凍冷蔵庫のRFID(ICタグ)の利用に関するものである。
従来、家庭用の冷凍冷蔵庫などにおいては、他の様々な商品と同様にバーコードによる商品管理をしていた。しかし、このバーコードによる管理の場合、記憶容量が小さいため書き込める内容が制限されると同時に、出荷後や客先でのサービス時などにおいては有効活用できなかった。そこで、次世代の商品管理システムとして、記憶容量が大きいRFID(ICタグ)を使用する商品も本格的に導入検討開始されているが、冷凍冷蔵庫の場合、製品安全化の流れで板金でエンクローズするため、RFID(ICタグ)の電波受信の際に、この板金(金属部品)が障害となることが搭載に向けての大きなネックになっていた。
また、冷凍冷蔵庫にRFID(ICタグ)を搭載する場合、冷凍冷蔵庫の倉庫保管などで多数整列保管状体時に、RFID(ICタグ)が上手く電波を受信できないような状況も想定されるため、冷凍冷蔵庫への設置位置が重要となり、最適位置設計が課題となってくる。
従来のRFID搭載冷蔵庫のRFID(ICタグ)の設置については、冷蔵庫を含む家電製品の筐体の表面に印刷等により貼着することが記載されている(例えば、特許文献1参照)。
また、冷蔵庫の本体部の前面に開閉可能に扉を取付ける際、複数のヒンジを本体部に取付けるのに用いる複数のねじのうち1本に、RFID(ICタグ)を内蔵させるものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−308363号公報(第2頁、図1) 特開2003−76966号公報(第4頁、図1、図3)
しかしながら、上記の特許文献1の場合には、冷蔵庫の金属製の外壁により通信のための電波強度の低下が懸念される。
また、特許文献2の場合は、金属部品対策として、余分に高透磁率を有する磁気コアを設けるため、部品数の増加及び加工の増加等によるコストアップが生じていた。
また、特許文献1及び特許文献2においては、特にRFID(ICタグ)を上手く電波を受信できる位置に設置するという配慮もない。
本発明は、上記のような課題を解消するためになされたもので、冷凍冷蔵庫の筐体を形成する板金等の金属部品による電波受信に支障のないRFID(ICタグ)搭載冷凍冷蔵庫を提供することを目的とする。
また、電波受信に支障のない設置位置を設定したRFID(ICタグ)搭載冷凍冷蔵庫を提供することを目的とする。
また、設置に当り、特別な部品を追加することにより、コストアップが生じないRFID(ICタグ)搭載冷凍冷蔵庫を提供することを目的とする。
また、RFID(ICタグ)に生産情報、出荷情報、メンテナンス情報またはリサイクル情報等を記憶させ、これらを有効に活用できるRFID(ICタグ)搭載冷凍冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明のRFID(ICタグ)搭載冷凍冷蔵庫は、主に板金と断熱材とで形成された筐体内に、複数の貯蔵室と、この貯蔵室に冷気を送る冷却装置及び送風機とを備え、冷蔵庫本体の背面上部端に、把持用の穴を有するプラスチック製の冷蔵庫運搬用のハンドルを、前記筐体の外側に突出して設け、RFIDを、前記ハンドルの把持用の穴の内側に設置し、且つ、前記筐体の板金から所定の距離以上離して設置したものである。
本発明のRFID(ICタグ)搭載冷凍冷蔵庫においては、RFID(ICタグ)をハンドルの把持用の穴の内側に設置し、且つ、筐体の板金から所定の距離以上離して設置したので、金属部品である筐体の板金の影響により、通信のための電波強度の低下が防止でき、搭載RFID(ICタグ)への書込み及び搭載RFID(ICタグ)からの読取りに支障をきたすことを防止できる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1のRFID(以下ICタグとする)搭載冷凍冷蔵庫の冷蔵庫本体の概略外観を示す斜視図であり、図1(a)が正面から見た図であり、図1(b)が背面から見た図である。図2は、図1の冷蔵庫本体の冷蔵庫運搬用のハンドルへのICタグの搭載を説明する図である。図3は、冷蔵庫運搬用のハンドルにICタグを搭載した冷蔵庫本体とICタグにデータの書込み及び読取りを行うICタグ送受信装置(リーダ/ライター)とを示す図である。
これらの図において、本ICタグ搭載冷凍冷蔵庫の冷蔵庫本体1は、筐体内に冷蔵室2、製氷室3、切替室4、野菜室5及び冷凍室6等の複数の貯蔵室並びにこれらの貯蔵室に冷風を送る冷却装置(図示省略)及び送風機(図示省略)等を備える。これらの貯蔵室は、貯蔵室間を断熱壁8で仕切り部を形成し区画され、また、それぞれの正面側の扉7と側面側及び背面側の断熱壁8とで囲まれ(さらに、最上部の貯蔵室は、上面側の断熱壁8で囲まれ、また、最下部の貯蔵室は、底面側の断熱壁8で囲まれ)外気及び他の貯蔵室と断熱されている。そして、扉7と断熱壁8は、安全性の観点から、即ち、万が一冷蔵庫本体1内から発煙、発火による冷蔵庫本体1外へ延焼の防止、また、外からのもらい火による冷蔵庫本体1の発煙、発火の防止のために、主として外表面の板金と断熱材とにより形成されている。
冷蔵庫本体1の背面の断熱壁8の上部両端には、それぞれ、上下に貫通した把持用の穴を有する突出部である冷蔵庫運搬用のハンドル9、9が設けられている。このハンドル9、9は、プラスチック等の非金属部品で形成される。ICタグ10をこのハンドル9、9の一方に設置する。
図2(a)に示す冷蔵庫本体1の冷蔵庫運搬用のハンドル9に図2(b)に示すように、ハンドル9の把持用の穴の外側にICタグ10を埋め込み設置する。設置方法は、ハンドル作成時にICタグ10をインサートし、一体成形する、または、成形後に形成された穴に組込む等多様に選択できる。
断熱壁8から突出するハンドル9にICタグ10を設けることにより、ICタグ10は断熱壁8の表面の板金から所定の距離以上離して設置できる。図2では、20mm以上離して設置している。
ここで、ICタグは、様々な形状のものがあるが、プラスチックの基材に設けられ、容量素子とによりLC共振回路を形成して一定周波数の電波を受信して応答するアンテナ部と、アンテナ部に接続するICチップとからなり、ICチップは、ICタグ送受信装置(リーダ11/ライター12)の給電用信号から動作電源を得るための整流部、通信等の制御を行うCPU、送受信信号の変調、復調を行う変復調部、動作プログラムやデータ等を記憶するメモリ部等をワンチップ化したものである。
また、ICタグ送受信装置(リーダ11/ライター12)は、通信用アンテナ、制御部、送信部及び受信部、操作部や表示部等から構成し、図3に示すように、ICタグ10に近接させた状態で、ICタグ10に対して電波により電力供給を行うとともに、データの通信(書込み及び読取り)を行う。
図4は、ICタグ10を冷蔵庫本体1に設置する場合の冷蔵庫本体1の断熱壁8を形成する外表面の板金のICタグ10への影響、即ち、リーダ11/ライター12とICタグ10との間の通信のための電波強度の低下状況をみるために行った評価試験の結果を示す図である。
図4の上の図において、ICタグ10を鉄板(板金)で囲った箱中に設置し、設置位置を変化させリーダ11/ライター12とICタグ10との間で書込み及び読取りの成功率を調べた。ICタグ10の設置位置は、図4の上の図で、箱の上面、下面、左側面、右側面からの距離を距離aとし、また、箱の背面からの距離を距離bとし、それぞれ、0mm、10mm、20mm、30mm以上とする。そして、設置位置のICタグ10とリーダ11/ライター12との通信を行い、書込み、読取りの成功率を調べた。
図4の下の評価結果の表に示すように、鉄板から20mm以上離れていれば書込み、読取りが支障なく行われることがわかる。
本冷蔵庫本体1においては、ICタグ10を筐体の板金から所定の距離以上、例えば、20mm以上離して、冷蔵庫本体に設置しているので、図4の評価結果に示すように、冷凍冷蔵庫の筐体を形成する板金の影響により通信のための電波強度の低下が生じるのを防止でき、書込み、読取りに支障をきたすことを防止できる。
また、冷蔵庫運搬用のハンドル9は、冷蔵庫本体1の筐体を形成する断熱壁8から突出形成され、把持用の穴の外側に設置されるので、断熱壁の板金から20mm以上の距離の確保が容易となる。
また、本冷蔵庫本体1においては、ICタグ10を筐体の板金から離し、非金属部品により冷蔵庫本体1に設置しているので、同様に、冷凍冷蔵庫の筐体を形成する板金の影響により通信のための電波強度の低下が生じるのを防止でき、書込み、読取りに支障をきたすことを防止できる。
また、冷蔵庫本体1の冷蔵庫運搬用のハンドル9に設置するので、特に部品点数を増加させずに、ICタグ10の設置が可能となり、コストアップも抑えられる。
さらに、冷蔵庫運搬用のハンドル9は、冷蔵庫本体1のモジュールの影響を受けにくく、標準化仕様を確立できる。
なお、ICタグ10を冷蔵庫運搬用のハンドル9に設置する場合、ハンドル9の把持用の穴の外側でなくても内側としてもよい。即ち、外表面の板金から20mm以上離れた位置のハンドル9の一部分で、冷蔵庫本体1に設置する。この際、ICタグ10の上下左右を周りの板金から20mm以上離しておけば、冷蔵庫本体1の内側は断熱材であるため、送受信に影響ない。
ハンドル9の把持用の穴の内側に設置することにより、支障なく書込み、読取りが可能であるとともに、製品保管時、輸送時または据付時に他のものと衝突しても衝撃からICタグ10を保護することができる。
また、このようにICタグ10を冷蔵庫運搬用のハンドル9に設置することは、冷蔵庫本体1の上部でコーナ部にICタグ10を設置することであり、冷蔵庫本体1の上部に設置すれば、冷蔵庫本体1の中央部や下部に設置する場合と比較して、電波の送受信に好都合である。例えば、倉庫保管などの密集保管の場合、電波の通りが悪い場合でも、電波の送受信が不調となることを回避できる。また、コーナ部に設置することでも上部設置と同様の効果が得られる。本冷蔵庫本体1では、冷蔵庫本体1の上部で、しかもコーナ部に設置しているので、一層好都合である。
このように、高さ方向では、冷蔵庫本体1の1/2以上の高さに設置することが電波の送受信感度向上のために望ましく、また、同様に、幅方向でも中央よりではなく、端部が望ましい。特に上部のコーナー部が望ましい。
本実施の形態のICタグ搭載冷蔵冷凍庫においては、ICタグ10の設置は、不調時には交換される、冷蔵庫本体1から取り外し可能な交換部品、例えば、扉等でなく、不調時は新規更新となる冷蔵庫本体1側、例えば、圧縮機などの冷却装置の搭載側に設置することが望ましい。このようにすれば、冷凍冷蔵庫の生産から製品廃却までの製品固有の情報を製品廃却のライフエンドに至るまで保持することができ、ICタグ10に書き込んだ情報を有効に活用できる。上記の冷蔵庫運搬用のハンドル9は、交換不可部品であり、冷凍冷蔵庫のライフエンドまで冷蔵庫本体1に保持される。
なお、ICタグ10を運搬用のハンドル9に設置して、金属の影響による電波強度の低下を防止することは、冷凍冷蔵庫に限らず、家電製品、例えば、電子レンジ等にも有効に利用できる。
実施の形態2.
本実施の形態のICタグ搭載冷凍冷蔵庫は、実施の形態1のICタグ搭載冷凍冷蔵庫において、ICタグ10の設置場所を変更したものであり、その他の構造は、実施の形態1のICタグ搭載冷凍冷蔵庫と同様である。そこで、以下、主として相違点を説明する。
図5は、冷蔵庫本体のスイッチカバーにICタグを設置することを示す図である。
スイッチカバー13は、冷蔵庫本体1の扉7の開閉を感知するスイッチ(SW)のプラスチックカバーであり、冷蔵庫本体1の各貯蔵室間の断熱壁で形成される仕切り部の前面側に設置されている。即ち、スイッチカバー13は、リードスイッチやホールICなどを組込んだプラスチック製のカバーであり、仕切り部の前面側に板金を介してあけられた穴に埋め込まれている。
ICタグ10は、この冷蔵庫本体1の冷蔵室2の下仕切り部のスイッチカバー13内に設置される。但し、他の仕切り部のスイッチカバー13内に設置してもよい。
ICタグ10をスイッチカバー13内に設置することにより、即ち、筐体の板金から離し、非金属部品により冷蔵庫本体1に設置することにより、金属の影響をなくし、通信のための電波強度の低下が生じ、書込み、読取りに支障をきたすことを防止できる。また、実施の形態1の冷蔵庫運搬用のハンドル9に設置の場合と同様に、部品点数を増やすことなく設置できる。
そして、このスイッチカバー13は、機種によっては複数使用しているものもあり、実機における電波送受信レベルを把握した上で、設置場所を決定してもよい。
また、スイッチカバー13は、電子部品を収納している部品であるため、ICタグ10も従来と同様な部品取扱いにて対応できる便利さがある。
ICタグ10の冷蔵庫本体1の設置場所を異なる複数の場所とし、冷蔵冷凍庫の製造から製品据付までの過程において、最適な場所のICタグ10を利用するようにすれば、それぞれの過程で冷蔵庫本体1を動かし位置を変え、電波送受信の位置の最適化を図る必要がなく、電波送受信の最適化を図ることができ、情報のやり取りが容易となる。
例えば、実施の形態1に記載の冷蔵庫運搬用のハンドル9と本実施の形態のスイッチカバー13との両方を利用することも有効である。即ち、製品保管や流通時の場合は、冷蔵庫運搬用のハンドル9に設置した冷蔵庫本体1の背面側のICタグ10と情報のやり取りを行い、製品据付後は、冷蔵庫本体1の正面側の扉のスイッチカバー13設置のICタグ10と情報のやり取りを行う。
実施の形態3.
本実施の形態のICタグ搭載冷凍冷蔵庫は、実施の形態1または実施の形態2のICタグ冷凍冷蔵庫に搭載したICタグ10に具体的な読み込み事項及びその活用を設定したものである。
図6は、冷凍冷蔵庫の生産、販売、サービスまでの過程(シチュエーション)毎のICタグ10に読み込み事項(入力情報内容)とその活用方法とを記したものである。なお、リサイクルの欄は、利用情報を記す。
ICタグ9は、バーコードに比べて情報量の書込み能力が大きいので、冷凍冷蔵庫の生産、販売及びサービスの各過程において、充分の情報を入力でき、また、これらの情報を有効活用できる。
以下、図6の表に基き、読み込み事項及びその活用について説明する。
まず、生産過程における読み込み事項及びその活用について説明する。
生産履歴の詳細把握として、各生産工程毎の生産日時、所要時間や生産拠点の天候・温湿度を記載する。このような冷凍冷蔵庫の生産履歴を読み込ませることにより、不具合発生時の原因究明や対象ロットの割り出しなどが容易になり、不具合の拡大を最小限に抑えることができて、そのフィードバックにより、更なる品質向上を行うことができる。
また、冷凍冷蔵庫を構成する上で必要不可欠なウレタン断熱材の注入量や冷媒、冷凍機油の封入量を読み込ませておくことにより、機種変更時の各設定変更を作業者によるマニュアル作業から自動指定することができるようになり、人員節減や人的ミスを未然に防ぐことができる。
さらに、実際の注入量や封入量を記録しておくことにより、イレギュラーが発生していないかを確認することができる。このことにより、定期的にサンプリングをして、調査後廃却をするといった時間や費用を削減することが可能となる。
また、生産工程において、生産ラインのレイアウト上バーコード表示を扉7組込み前は、冷蔵庫本体1の側面に貼り付けて、扉7組込み後は、扉7の全面に貼り付けたりと表示位置の変更が生じていたが、電波の送受信感度が可能な範囲内であれば、生産工程による表示位置変更は生じないため、組立工数の低減につながる。
また、生産工程における不具合、例えば、扉7の打痕や傷、圧縮機の交換といった後工程への情報内容表示をICタグ10に入力しておくことにより、情報表示ラベルが不要となり、その表示ラベルの回収等も不要となる。さらに、その情報を製品出荷後においてもリーダ11により確認することができてサービス時などに有効に活用できる。
次に、製品完成後においては、倉庫入荷日、倉庫名を書き込んでおいてから販売店に供給する。このことにより、倉庫保管時における天災などによる製品への影響が確認された場合でも、販売店の倉庫や保管先においてチェックすることができる。また、販売店保管における先入れ先出しや保管台数や期間のミニマム化などにも活用できる。
また、エンドユーザへ販売後のエンドユーザへの据付日や据付担当者、さらに製品代金の未納を確認する支払い状況や保障期間を入力しておくことも有効である。保証書紛失の際に、正確な情報を得られるなど販売店とエンドユーザとを結ぶ情報を共有することにより、長い時間経過後でも迅速に、かつ正確に対応することができる。
また、エンドユーザ宅でのサービス発生時などに、不具合内容、実際に行った処置内容、サービス会社及び担当者名などを入力しておくことにより、再度サービスが発生した場合に原因究明に役立てることができる。さらに、サービスマンの対応における意識を向上させることができる。
具体的には、対象機種の症状別の処置対応法をICタグ10に入力して出荷する。例えば、「冷えない」という症状に対して、「圧縮機に通電はあるか」、「温調機能は作動しているか」といったチェック項目を入力情報に基いてナビゲートしていく。この不具合処置方法においては、予め予想される項目は生産当初から入力しておくのに加えて、市場コールがあった内容についてはその後の生産からはICタグ10に入力することにより、情報が最新かつ有効なものとなってくる。また、生産拠点に製品交換された場合などにも、経緯を正確に把握することが可能となる。
さらに、リサイクル過程においても、多くの入力情報を活用できる。例えば、リサクル料金の徴収の有無なども入力しておく。また、エンドユーザの住所、氏名及び電話番号なども入力しておくことにより、不法投棄の抑制に役立てる。
製品の構成材料名及びその部品は廃却するかリユースするか等の情報を入力しておくことにより、リサイクル業者がリサクル実施時に有効活用できる。
このように、ICタグ10に生産履歴、冷蔵庫出荷日、生産者名、倉庫保管等の冷凍冷蔵庫生産における情報を書込むことによって、不具合などが発生した場合の原因追求や生産品質改善及び生産効率向上等につなげることができる。
また、出荷後の販売店における販売店保管履歴、実売日、配達据付日、代金の支払い状況、保障期間及び購入者名や購入者の住所・電話番号等の冷蔵庫販売情報を読込むことにより、在庫の適正化や正確な数量把握が可能となる。さらに、購入時の保証書としても機能させられるだけでなく、エンドユーザと販売店とを結ぶ情報管理として有効活用できる。
また、据付後のサービス履歴やサービス会社及び担当者等のメンテナンス情報を読込むことにより、次回サービス等が発生した時の不具合解析に役立てることができる。また、サービスマンの対応に対する品質向上といった無形の効果も期待できる。
また、リサイクル料金の徴収の有無や構成部品の材料名、また、その部品を廃却するのかそれともリユースするのかといったリサイクル情報を読込むことにより、リサイクルを正確かつ効率的に行うことができる。また、使用者が登録してあるために不法廃却も抑制することができる。
本発明の実施の形態1のICタグ搭載冷凍冷蔵庫の概略外観を示す斜視図である。 図1の冷凍冷蔵庫の冷蔵庫運搬用のハンドルにICタグの搭載を説明する図である。 冷蔵庫運搬用のハンドルにICタグを搭載した本発明の実施の形態1の冷凍冷蔵庫と、このICタグにデータの書込み及び読取りを行うICタグ送受信装置(リーダ/ライター)とを示す図である。 板金のICタグへの影響をみるために行った評価試験の結果を示す図である。 本発明の実施の形態2のICタグ搭載冷凍冷蔵庫の概略外観を示す斜視図である。 本発明の実施の形態3のICタグ搭載冷凍冷蔵庫のICタグに読み込み事項、その活用方法とを記したものである。
符号の説明
1 冷蔵庫本体、2、3、4、5、6 貯蔵室、7 扉、9 冷蔵庫運搬用のハンドル、10 RFID(ICタグ)、13 スイッチカバー。

Claims (3)

  1. 主に板金と断熱材とで形成された筐体内に、複数の貯蔵室と、前記貯蔵室に冷気を送る冷却装置及び送風機とを備えたRFID搭載冷凍冷蔵庫において、
    冷蔵庫本体の背面上部端に、把持用の穴を有するプラスチック製の冷蔵庫運搬用のハンドルを、前記筐体の外側に突出して設け、
    RFIDを、前記ハンドルの把持用の穴の内側に設置し、且つ、前記筐体の板金から所定の距離以上離して設置したことを特徴とするRFID搭載冷凍冷蔵庫。
  2. 前記RFIDを冷蔵庫本体の筐体の前記複数の貯蔵室のうち、隣接貯蔵室を仕切る仕切り部の前面側に設けた扉の開閉を感知するスイッチのプラスチック製のスイッチカバーに設置したことを特徴とする請求項に記載のRFID搭載冷凍冷蔵庫。
  3. 前記RFIDに、生産から販売、さらにサービスまでの過程において、生産に係る情報、販売に係る情報、サービスに係る情報及びリサイクルに係る情報のうち、少なくとも一情報を読み込ませたことを特徴とする請求項1又は請求項に記載のRFID搭載冷凍冷蔵庫。
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