JP4283819B2 - VPN(VirtualPrivateNetwork)サイト収容先決定方法及び装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、VPN(Virtual Private Network)サイト収容先決定方法及び装置及びプログラムに係り、特に、VPNサービスネットワークに対して新規に、あるいは、既存のVPN環境に付加して新たにVPNサイトが追加収容される場合に、当該追加対象VPNサイトを収容するためのルータを決定するために、VPNサービスネットワークの性能、効率性といった1以上の条件を元に当該追加対象のVPNサイトを収容するのに最適な収容先候補ルータを決定するためのVPNサイト収容先決定方法及び装置及びプログラムに関する。
従来のVPNサービスネットワークに対するVPNサイト追加技術として、VPNサービスネットワーク管理者が既に収容されているVPNユーザ情報や、VPNサービスネットワーク内に構築されているユニキャスト通信用あるいはマルチキャスト通信用トンネル情報や、VPNサービスネットワーク中のトラフィック交流値や、各ルータにおけるVPNサイト収容数や、収容容量などを人手で管理し、追加対象VPNサイトが存在する場合に、当該VPNサービスネットワークのどのルータに収容するかを、各プロトコル動作に基づいた計算を行い、試行錯誤的に決定する方法がある(例えば、非特許文献1記載のプロトコル参照)。
"Protocol Independent Multicast ‐ Sparse Mode (PIM-SM): Protocol Specification (Revised) Internet Engineering Task Force INTERNET-DRAFT draft-ietf-pim-sm-v2-new-11.txt 25 October 2004
上記従来のVPNサービスネットワークに対するVPNサイト追加方法は、VPNユニキャスト通信用のトンネルについては、予め収容候補となるPE(Provider Edge)ルータ間で設定されており、VPNサイト間ユニキャスト通信の際は共用されるため、VPNサービスネットワーク内の通信トンネル数の管理は容易であり、管理負荷はそれほど大きくはないものの、VPNマルチキャスト通信の際に使われるマルチキャスト用のトンネルはVPNユーザ毎に設定されるため、マルチキャストサービスを享受するVPNサイト数が増加すると、それだけVPNサービスネットワーク内に設定されるマルチキャスト通信用のトンネル数が増大するため、従来の人手で管理する方法では、管理負荷が増大し、最適な管理ができなくなるといった問題や、安全側の設計で設備を無駄に使用してしまうという問題もある。
また、追加対象VPNサイト数が複数存在し、かつ収容候補先ルータもVPNサイト毎に複数存在するような場合に、上記従来の手法を用いて収容先ルータを決定するためには、次に示すような数式で表されるだけの組み合わせを試行する必要があり、処理負荷が増大し、迅速な決定ができないといった問題もある。
(VPNサイト1×収容候補先ルータ数)×(VPNサイト2×収容候補先ルータ数)×…
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、VPNサービスネットワークに対して新規に、あるいは、既存のVPN環境に付加して新たにVPNサイトが追加収容される場合に、当該追加対象VPNサイトを収容するためのルータを決定する際に、VPNサービスネットワークの性能、効率性といった1つ以上の条件を元に当該追加対象のVPNサイトを収容するのに最適な収容先候補ルータを決定することが可能なVPNサイト収容先決定方法及び装置及びプログラムを提供することを目的とする。
図1は、本発明の原理を説明するための図である。
本発明(請求項1)は、VPNサイト収容先を決定するVPNサイト収容先決定装置におけるVPNサイト収容先決定方法であって、
VPNサービスネットワークに対して新規にユーザとなる1以上のVPNサイトを追加する場合に、
背景情報入力手段が、背景ネットワーク情報として、VPNサービスネットワーク構成に関する情報、ユニキャスト通信用トンネル情報、ルータ名と収容可能なVPNサイト収容数上限とスイッチング容量収容上限を含むPE(Provider Edge)ルータ情報と、VPNサービスネットワーク使用率情報を、予めデータベースに設定する背景情報入力ステップ(ステップ1)と、
条件入力手段が、追加対象のVPNサイトと追加対象の各VPNサイトの収容先の候補となる1つ以上の収容先候補ルータと、追加対象のVPNサイトの属性値として、VPNユーザ名、VPNサイト名、PEルータとの間のアクセス回線帯域、VPNユニキャスト通信形態種別、マルチキャスト通信要否と、マルチキャスト通信をする場合に当該サイトが送信サイトか受信サイトか送受信サイトかの種別、送信サイトあるいは送受信サイトである場合のマルチキャスト帯域、マルチキャストトンネルを新規に設定する際のマルチキャストトンネル構築方法、収容候補先PEルータ情報、及び収容ルータ候補を含む追加対象サイトを取得し、条件記憶手段に格納する条件入力ステップ(ステップ2)と、
収容可否計算手段が、条件記憶手段の追加対象サイトの収容先ルータ候補群からルータを一つ選択し(ステップ3)、選択したルータのうち、データベースに格納されているPEルータ情報を参照して、VPNサイト収容数上限以内で、かつ、スイッチング容量収容上限以内であるルータを処理対象ルータとし、VPNサイトに対応する処理対象ルータ組み合わせ集合を生成する(ステップ4)ルータ選択ステップと、
収容可否計算手段が、処理対象ルータ組み合わせ集合中のVPNサイトでマルチキャストがONとなっているサイトについて、該マルチキャストのサイトをソースあるいはリーフとするマルチキャストトンネルを構築し(ステップ5)、条件記憶手段に格納されているマルチキャスト帯域分の帯域がVPNサービスネットワーク内で確保できた場合には(ステップ6、Yes)、マルチキャスト帯域をマルチキャスト通信用トンネルに重畳する(ステップ7)マルチキャスト判定ステップと、
収容可否計算手段が、全VPNサイトにおいて、条件記憶手段に格納されているアクセス回線帯域を各PE間に既に設定されているユニキャスト用トンネルに重畳できる場合に重畳するユニキャスト判定ステップ(ステップ8)と、
VPNサービスネットワーク使用率以内かどうかを判定し、当該VPNサイトに対応する処理対象ルータ組み合わせから、すべての条件を満足する解があればその一覧を出力するVPNネットワーク使用率判定ステップ(ステップ9)と、を行う。
また、本発明(請求項2)は、VPNサービスネットワーク内に既に収容されているVPNユーザにおいて、当該ユーザのVPNサイト群にVPNサイトを追加する場合に、
処理対象ルータ組み合わせ集合中の追加対象VPNサイトでマルチキャストのサイトがあれば、追加元のVPNサイトにマルチキャストのサイトがあるかを判定し、マルチキャストのサイトがある場合には、該追加元VPNサイトが収容されている背景となるVPNサイトのマルチキャストトンネルにGraft(つぎ木)し、マルチキャスト判定ステップ以降の処理を行うVPNサイト追加ステップを行う。
また、本発明(請求項3)は、マルチキャスト判定ステップにおいて、
収容可否計算手段が、
処理対象ルータ組み合わせ集合中のVPNサイトでマルチキャストのサイトについて、条件入力ステップで入力されたマルチキャストトンネル構築方法がP2MP−TEか、PIMかを判定する構築方法判定ステップと、
マルチキャストトンネル構築方法がP2MP−TEである場合には、マルチキャストのサイトをソース、リーフとするマルチキャストトンネルを構築し、マルチキャスト帯域分の帯域が当該VPNサービスネットワーク内で確保でき、かつ、該VPNサービスネットワーク内のルータの収容トンネル数が所定の閾値以下である場合は、条件記憶手段に格納されているマルチキャスト帯域をマルチキャスト通信用トンネルに重畳する第1の重畳ステップと、
マルチキャストトンネル構築方法がPIMである場合には、マルチキャストのサイトをソース、リーフとするマルチキャストトンネルを構築し、当該VPNサービスネットワーク内のルータの収容トンネル数が所定の閾値以下である場合は、マルチキャスト帯域をマルチキャスト通信用トンネルに重畳する第2の重畳ステップと、
を行う。
図2は、本発明の原理構成図である。
本発明(請求項4)は、VPNサイト収容先を決定するVPNサイト収容先決定装置であって、
VPNサービスネットワークに対して新規にユーザとなる1以上のVPNサイトを追加する場合に、
背景ネットワーク情報として、VPNサービスネットワーク構成に関する情報、ユニキャスト通信用トンネル情報、ルータ名と収容可能なVPNサイト収容数上限とスイッチング容量収容上限を含むPE(Provider Edge)ルータ情報と、VPNサービスネットワーク使用率情報を、予めデータベースに設定する背景情報入力手段110と、
追加対象のVPNサイトと追加対象の各VPNサイトの収容先の候補となる1つ以上の収容先候補ルータと、追加対象のVPNサイトの属性値として、VPNユーザ名、VPNサイト名、PEルータとの間のアクセス回線帯域、VPNユニキャスト通信形態種別、マルチキャスト通信要否と、マルチキャスト通信をする場合に当該サイトが送信サイトか受信サイトか送受信サイトかの種別、送信サイトあるいは送受信サイトである場合のマルチキャスト帯域、マルチキャストトンネルを新規に設定する際のマルチキャストトンネル構築方法、収容候補先PEルータ情報、及び収容ルータ候補を含む追加対象サイトを取得し、条件記憶手段210に格納する条件入力手段120と、
背景情報入力手段110と条件入力手段120で取得した情報に基づいて、追加対象のVPNサイトを収容するのに最適な収容先候補ルータを決定する収容可否計算手段130と、
を有し、
収容可否計算手段130は、
条件記憶手段210に格納された追加対象サイトの収容先ルータ候補群からルータを一つ選択し、選択したルータのうち、データベースに格納されているPEルータ情報を参照して、VPNサイト収容数上限以内で、かつ、スイッチング容量収容上限以内であるルータを処理対象ルータとし、VPNサイトに対応する該処理対象ルータ組み合わせ集合を生成するルータ選択手段131と、
処理対象ルータ組み合わせ集合中のVPNサイトでマルチキャストのサイトについて、該マルチキャストがONとなっているサイトをソースあるいはリーフとするマルチキャストトンネルを構築し、条件記憶手段に格納されているマルチキャスト帯域分の帯域がVPNサービスネットワーク内で確保できた場合には、マルチキャスト帯域をマルチキャスト通信用トンネルに重畳するマルチキャスト判定手段132と、
全VPNサイトにおいて、条件記憶手段210に格納されているアクセス回線帯域を各PE間に既に設定されているユニキャスト用トンネルに重畳できる場合は重畳するユニキャスト判定手段133と、
VPNサービスネットワーク使用率以内かどうかを判定し、当該VPNサイトに対応する処理対象ルータ組み合わせから、すべての条件を満足する解があればその一覧を出力するVPNネットワーク利用率判定手段134と、を有する。
また、本発明(請求項5)は、VPNサービスネットワーク内に既に収容されているVPNユーザにおいて、当該ユーザのVPNサイト群にVPNサイトを追加する場合に、
収容可否計算手段130は、
処理対象ルータ組み合わせ集合中の追加対象VPNサイトでマルチキャストのサイトがあれば、追加元のVPNサイトにマルチキャストのサイトがあるかを判定し、マルチキャストのサイトがある場合には、該追加元VPNサイトが収容されている背景となるVPNサイトのマルチキャストトンネルにGraft(つぎ木)し、マルチキャスト判定手段、ユニキャスト判定手段133、VPNネットワーク利用率判定手段134の処理を行うVPNサイト追加手段を有する。
また、本発明(請求項6)は、マルチキャスト判定手段132において、
処理対象ルータ組み合わせ集合中のVPNサイトでマルチキャストのサイトについて、条件入力ステップで入力されたマルチキャストトンネル構築方法がP2MP−TEか、PIMかを判定する構築方法判定手段と、
マルチキャストトンネル構築方法がP2MP−TEである場合には、マルチキャストのサイトをソース、リーフとするマルチキャストトンネルを構築し、マルチキャスト帯域分の帯域が当該VPNサービスネットワーク内で確保でき、かつ、該VPNサービスネットワーク内のルータの収容トンネル数が所定の閾値以下である場合は、マルチキャスト帯域をマルチキャスト通信用トンネルに重畳する第1の重畳手段と、
マルチキャストトンネル構築方法がPIMである場合には、マルチキャストのサイトをソース、リーフとするマルチキャストトンネルを構築し、当該VPNサービスネットワーク内のルータの収容トンネル数が所定の閾値以下である場合は、条件記憶手段に格納されているマルチキャスト帯域をマルチキャスト通信用トンネルに重畳する第2の重畳手段と、
を有する。
本発明(請求項7)は、コンピュータに、請求項4乃至6記載のVPNサイト収容先決定装置の各手段を実行させるVPNサイト収容先決定プログラムである。
上記のように本発明によれば、VPNサービスネットワークに対して新規に、あるいは、既存のVPN環境に付加して新たにVPNサイトが追加収容される場合に、当該追加対象VPNサイトを収容するためのルータを決定する際に、VPNサービスネットワークの性能、効率性といった1つ以上の条件を元に当該追加対象のVPNサイトを収容するのに最適な収容先候補ルータを決定することを可能とし、VPNサービスネットワーク管理者の運用負荷軽減と、ポリシに応じたVPNサイト最適収容によりVPNサービスネットワークの効率的な運用が可能となる。
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
最初に、本発明のVPNサイト収容先決定装置の構成について説明する。
図3は、本発明の一実施の形態におけるVPNサイト収容先決定装置の構成を示す。
同図に示すVPNサイト収容先決定装置は、背景情報入力部110、条件入力部120、収容可否計算部130、結果出力部140、ネットワーク情報DB150,トンネル情報DB160,VPN情報DB170から構成される。
背景情報入力部110は、背景情報として、
・VPNサービスネットワークに収容されている既存のVPNユーザ情報;
・VPNサービスネットワーク構成情報;
・ユニキャスト通信用トンネル情報;
・PEルータ情報;
・VPNサービスネットワーク使用率情報;
を取得する。
上記のPEルータ情報は、ルータ名と当該PEルータに接続可能なVPNサイト数の上限であるVPNサイト収容数上限と、当該PEルータに収容されるVPNサイト−PE間の必要帯域の合計容量の上限であるVPNスイッチング容量上限を含む。
VPNサービスネットワーク使用率情報は、ルータ名とVPN通信用トンネル数上限、リンク名とリンク使用率上限を含む。
そして、背景情報入力部110は、PEルータ情報、VPNサービスネットワーク構成情報、VPNサービスネットワーク使用率情報をネットワーク情報DB150に、ユニキャスト通信用トンネル情報とマルチキャスト通信用トンネル情報をトンネル情報DB160に、VPNサービスネットワークに収容されている既存VPNユーザ情報をVPN情報DB170に格納する。
条件入力部120は、判定条件として、追加対象の各VPNサイト情報と、追加対象VPNサイトの収容先の候補となる複数の収容先候補ルータと
・VPNサイトの属性値であるVPNユーザ名;
・VPNサイト名;
・PEルータとの間のアクセス回線帯域;
・VPNユニキャスト通信形態種別;
・マルチキャスト通信要否;
・マルチキャスト通信する場合に当該サイトが送信サイトか受信サイトか送受信サイトかの種別;
・送信サイトあるいは送受信サイトの場合のマルチキャスト帯域;
・マルチキャストトンネルを新規に設定する際のマルチキャストトンネル構築方法;
・収容候補先PEルータ情報;
を取得して条件記憶部210に設定する。
なお、上記のマルチキャストトンネルを新規に設定する際のマルチキャストトンネル構築方法としては、IP技術を用いたPIM(Protocol Independent Multicast)-SM(Sparse Mode)/SSM(Source Specific Multicast)や、マルチキャストMPLS技術を用いたP2MP(Point to Multipoint)-TE(Traffic Engineering)LSPによる構築方法が考えられる。PIM-SM/SSMの場合については、一般的にはIGP(Interior Gateway Protocol)の経路を基に経路計算が実施されるが、P2MP-TEについてはユーザがマルチキャストトンネル構築方式を決定することも可能である。
収容可否計算部130は、ネットワーク情報DB150,トンネル情報DB160,VPN情報DB170の各情報を参照して、上記の条件入力部120から入力され、条件記憶部210に格納された条件に基づいて条件判定を行い、VPNサイトを収容するのに最適なルータを決定する。
結果出力部140は、収容可否計算部130で決定されたルータの情報を出力する。
上記の構成を有するVPNサイト収容先決定装置100を用いた動作を以下に説明する。
[第1の実施の形態]
図4は、本発明の第1の実施の形態におけるVPNサービスネットワークを示す。
同図に示すVPNサービスネットワークには、VPNサイトが収容されうる複数のPEルータとそれらを接続するP(Provider)ルータと既に収容されている複数の背景VPNサイトから構成されている。ここに、今回新たに追加対象とするVPNサイトが存在するものとする。本実施の形態では、追加対象のVPNサイト群は新規VPNユーザであるとし、背景VPNサイトには当該VPNサイトと同一のVPNユーザは存在しないものとする。なお、同一VPNユーザに所属するVPNサイトが一つのグループとなり、それらのサイト間のみで通信が行われ、基本的に異なるVPNユーザ間の通信は行われない。
本実施の形態では、図4に示す通り、追加対象となるVPNサイト#1の収容候補先ルータは、ルータ1−1,1−2であり、VPNサイト#2の収容先候補ルータは、ルータ2−1,2−2であり、VPNサイト#3の収容先候補ルータは、ルータ3−1,3−2,3−3であるものとする。
図5は、本発明の第1の実施の形態におけるユニキャスト通信用トンネル設定例を示す。
PEルータ間には、図5に示すようにPEルータ間にフルメッシュのユニキャスト通信用のトンネルが予め設定されているものとする。なお、当該ユニキャスト通信用トンネルの設定方法や種別については、同図の例に特に限定されず、本発明を制限するものではない。また、図5では、あるPE間の通信トンネルを1本で記載しているが、これは双方向通信が可能なトンネルが設定されていることを示すものとし、仮にユニキャスト通信用トンネルにMPLS(Multi Protocol Label Switch)のLSP(Label Switch Path)が用いられる場合、LSPは片方向通信で利用されるため、当該PE間にはそれぞれ1本ずつのLSPが設定されていることを示すものとする。
図6は、本発明の第1の実施の形態におけるPEルータ情報設定例を示す。
PEルータ間には、図6に示すように、ルータ情報として、ルータ毎に、ルータ名と、収容可能なVPNサイト収容数上限と、VPNスイッチング容量上限が設定されているものとする。VPNサイト収容数上限は、当該PEルータに接続可能なVPNサイト数の上限を示し、VPNスイッチング容量上限は、当該PEに収容されるVPNサイト−PE間の必要帯域の合計容量の上限を示すものである。
図7は、本発明の第1の実施の形態におけるVPNサービスネットワーク使用率設定例を示す。図7に示すように、VPNサービスネットワーク内の各Pルータ群には、VPN通信用設定可能トンネル数上限が、各リンクにはリンク名とリンク使用率上限が設定されているものとする。
上記の背景ネットワーク情報として、予め図4の既に収容されているVPNサービスネットワーク構成、図5のユニキャスト通信用トンネル、図6のPEルータ情報、図7のVPNサービスネットワーク使用率情報が背景情報入力部110から入力される。PEルータ情報、VPNサービスネットワーク構成に関する情報、VPNサービスネットワーク使用率情報は、ネットワーク情報DB150に、ユニキャスト通信用トンネルに関する情報及びマルチキャスト通信用トンネル情報はトンネル情報DB160に、VPNサービスネットワークに収容されている既存VPNユーザ情報はVPN情報DB170にそれぞれ格納される。
上記の環境下でのVPNサイト収容先ルータを決定する処理を以下に示す。
図8〜図10は、本発明の第1の実施の形態におけるVPNサイト収容先ルータ決定処理のフローチャートである。
ステップ601) まず、条件入力部120において、収容先候補ルータから判定条件を入力する。ここでいう判定条件入力とは、図11に示すVPN情報設定のことであって、条件記憶部210に入力された以下の条件を格納する。VPNサイトの属性値として、
・VPNユーザ名
・VPNサイト名
・PEルータとの間のアクセス回数帯域
・VPNユニキャスト通信形態種別
・マルチキャストキャスト通信要否
・マルチキャスト通信をする場合に、当該サイトが送信サイトか受信サイトか送受信サイトかの種別(マルチキャスト属性)
・マルチキャストトンネルを新規に設定する際のマルチキャストトンネル構築方法
・マルチキャスト帯域(マルチキャスト属性が送信サイトまたは送受信サイトの場合)
・収容候補先PEルータ情報
及び収容先ルータ候補を取得して、条件記憶部210に設定する。
なお、本実施の形態におけるVPNサイト#1から#3までのマルチキャストトンネル構築方法は、P2MP−TEで、ツリー構築アルゴリズムにDijkstraを用いる例を記載しているが、本発明は、マルチキャストトンネル構築方法の種別に限定されるものではない。
また、本実施の形態では、マルチキャストトンネル構築方法の種別に限定されるものではない。
また、本実施の形態では、VPNサイト#3がマルチキャスト送信サイトとなり、VPNサイト#1、及び#2が受信サイトの例を記載しており、マルチキャスト受信サイトは送信サイトで設定した送信帯域での受信を行うものとして扱う。
ステップ602) 次に、収容可否計算部130において、条件記憶部210に格納されている追加対象サイトから1つ選択(サイトx(x=1〜m)を選択)し、当該サイトの収容候補先PEルータ群から一つ選択(PEy(y=1〜n)を選択)する。
ステップ603) 収容可否計算部130において、当該PEルータに対して仮に収容された場合に、ネットワーク情報DB150に格納されているルータ情報を参照して当該PEルータに設定されているVPNサイト収容数上限以内になるかどうかの判定を行う。VPNサイト収容数上限以内となる場合には、ステップ604に移行し、ならない場合は次の収容候補ルータに対する検索に移るためステップ606に移行する。
ステップ604) 収容可否計算部130は、VPNサイト収容数上限以内であると判断されたら、次に、ネットワーク情報DB150に格納されているルータ情報を参照して当該PEルータに設定されているスイッチング容量上限以内となるかどうかの判定を行い、スイッチング容量上限以内である場合にはステップ605に移行し、そうでない場合には、次の収容候補ルータに対する検索に移るためステップ606に移行する。
ステップ605) 収容可否計算部130は、スイッチング容量収容上限以内であると判断された場合は、当該PEルータPEyを追加対象サイトxにおける処理対象ルータとしてメモリ(図示せず)に記憶する。
ステップ606) 収容可否計算部130において、メモリ(図示せず)に格納されている当該追加対象サイトxにおける収容候補PEルータ全てに対し、ステップ602からステップ605の処理を行ったかどうかの判定を行い、行っていたらステップ607に移行し、行っていない場合にはステップ608に移行する。
ステップ607) メモリ(図示せず)に格納されている追加対象サイト全てにおいてステップ602からステップ605の処理を行ったかどうかの判定を行い、行っていたらステップ701に移行し、行っていない場合にはステップ609に移行する。
ステップ608) PEルータのカウントyを1インクリメントし、ステップ602に移行する。
ステップ609) 追加対象サイトのカウントxを1インクリメントし、ステップ602に移行する。
ステップ701) 収容可否計算部130において、ステップ602からステップ607の結果、ステップ605でメモリ(図示せず)に格納されている各収容サイトに対する処理対象ルータから組み合わせ集合Lを作成し、メモリ(図示せず)に格納する。なお、本実施の形態において、追加対象VPNサイトに対する各収容候補PEルータが全てステップ603,604の判定条件をクリアしたとすると、ステップ701の結果、生成される組み合わせは、図9の点線の吹き出し部分に記載した合計12通りとなる。
ステップ702) 収容可否計算部130において、ステップ701で作成した組み合わせ集合の中から1つの組み合わせを選択する。
ステップ703) 収容可否計算部130において、条件記憶部210内の条件を参照し、選択された組み合わせの中で「マルチキャスト要否」が“ON”となっているサイトがあるかどうかの判断を行う。その結果「マルチキャスト要否」が“ON”のサイトがあればステップ704に移行し、ない場合にはステップ801に移行する。
ステップ704) 次に、収容可否計算部130において、条件記憶部210内の条件を参照して、「マルチキャストトンネル構築方法」の判定を行い、PIMによる構築方法か、P2MP−TEかの判断を行う。PIMの場合はステップ708に移行し、P2MP−TEの場合はステップ705に移行する。
ステップ705) 収容可否計算部130は、「マルチキャスト要否」が“ON”となっているサイトをマルチキャストトンネルのソース、リーフとなるように全てのマルチキャストトンネルの構築を行う。ここで、VPNマルチキャスト構築の例を図12に示す。図12(A)がVPNサービスネットワークの構成例であって、ルータの接続関係を示している。また、図12(B)がマルチキャストトンネル設定の例であって、図12(A)に示したネットワーク内において、「マルチキャスト要否」が“ON”となっているサイトの各収容候補先PEルータをソース、リーフとするマルチキャストトンネル設定例を示している。図12(B)のように「マルチキャスト要否」が“ON”となっているサイトが3つあれば、ネットワーク内に合計3つのマルチキャストトンネルが設定されることになる。
ステップ706) 収容可否計算部130において、条件記憶部210内の条件を参照して「マルチキャスト構築方法」が、P2MP−TEの場合、条件記憶部210の「マルチキャスト帯域」を参照して、マルチキャストトンネルに対して当該マルチキャスト帯域分の帯域が、VPNサービスネットワーク内で確保できるかの判断を行う。これは、P2MP−TEの場合、マルチキャスト経路が見つかることと、VPNサービスネットワークにおける各リンクにおいて予め要求された帯域が確保されることが必要となるからである。要求帯域が確保できると判断された場合は、ステップ709に移行し、確保できない場合はステップ707に移行する。
ステップ707) 収容可否計算部130において、メモリ(図示せず)内の組み合わせ集合Lから全組み合わせを試行したかを判定し、試行した場合はステップ711に移行し、まだ全てについて試行していない場合はステップ702に移行する。
ステップ708) ステップ704において、PIMであると判断された場合は、上記のステップ705と同様に、「マルチキャスト要否」が“ON”となっているサイトをマルチキャストトンネルのソース、リーフとなるように全てのマルチキャストトンネルの構築を行う。
ステップ709) 収容可否計算部130において、条件記憶部210に格納されている条件のマルチキャスト構築方法がP2MP−TEの場合、VPNサービスネットワーク内のルータの収容トンネル数が所定の閾値以内となるかの判定を行い、閾値以下の場合はステップ710に移行し、そうでない場合はステップ707に移行する。一方、マルチキャスト構築方法がPIMによる場合、VPNサービスネットワーク内のルータの収容トンネル数が閾値以内となるかどうかの判定を行い、所定の閾値以内であれば、ステップ710に移行する。ここで、VPNサービスネットワーク内におけるルータの収容トンネル数が閾値以内とならない場合については、ステップ701で選択した当該組み合わせは不適であると判断し、次の組み合わせがあるかどうかの判断に移行する。なお、図9において当該ステップを点線で書いているのは、判定条件の使用有無によって判断しないことも可能であるということを示している。
ステップ710) 閾値以内であれば、ステップ705で設定したマルチキャストトンネル内に条件記憶部210に指定されているマルチキャスト帯域を重畳させる。図13は、本発明の第1の実施の形態における帯域重畳方法を示しており、図13(A)はマルチキャストの帯域重畳方法を示し、図13(B)はユニキャストの帯域積み上げを示している。ステップ705または、ステップ708の結果、構築されたマルチキャストトンネルに対して、各サイトからのマルチキャスト帯域が当該マルチキャストトンネル上に送信されると仮定し、全帯域を当該マルチキャストトンネル上のリンクに対して積み上げを行う。なお、マルチキャスト受信サイトについては、マルチキャストトラフィックの送出が行われないとして、帯域は“0”とする。本実施の形態の場合、図11に示す条件記憶部210の条件を参照すると、VPN#3のみがマルチキャスト送信であり、その他のサイトはマルチキャスト受信のみであるため、帯域の積み上げは送信サイトVPN#3においてすればよく、他のサイトからのマルチキャストトンネルに対しては帯域“0”とする。
ステップ801) 収容可否計算部130において、全VPNサイトにおいてアクセス回線帯域を各PEルータ間に設定されているユニキャスト用通信トンネルに重畳できるかどうかを試みる。なお、当該ステップ801で行う例を図13(B)に示している。同図の場合は、各収容候補PEに設定されているユニキャスト通信用トンネルに対して各VPNサイトに設定されているアクセス回線帯域の積み上げを行う。本実施の形態の場合、条件記憶部210にはVPN#1のアクセス回線帯域が20Mbps、VPN#2が30Mbps、VPN#3が20Mbpsが設定されているため、それぞれの帯域を図13(B)に示すように帯域積み上げを実施する。
ステップ802) 収容可否計算部130は、その結果、全てのVPNサイトにおけるアクセス回線帯域がユニキャスト用通信トンネルに重畳できたかどうかを判断する。重畳できた場合はステップ803に移行し、重畳できない場合はステップ805に移行する。ユニキャスト通信用トンネルがMPLSのRSVP−TE LSPにて設定されている場合、予め帯域を予約した形で設定されている。そのため、図14に示すように、既にユニキャスト通信用トンネル上に複数のVPNサイト用の帯域が重畳されている場合は、その合計帯域を引いた帯域が今回新規に追加しようとするアクセス回線帯域以上あるかどうかといった判断を行う。一方、ユニキャスト通信用トンネルがMPLSのLDPによって設定されたトンネルの場合、図14に示すようなユニキャスト通信用トンネルには予約帯域というものは存在しない。そのため、LDPによって設定されたユニキャストトンネルの場合には全てアクセス回線帯域は重畳可能である。
ステップ803) 収容可否計算部130は、ステップ802の結果、ユニキャスト通信用トンネルにVPNサイトのアクセス帯域が重畳できた場合、当該組み合わせにおけるVPN通信経路上のリンク使用率が、ネットワーク情報DB150に格納されているリンク使用率上限値以内となるかどうかを判定する。リンク使用率上限値以内の場合はステップ804に移行し、そうでない場合はステップ805に移行する。
なお、図15にリンク使用率の算出例を示す。リンク使用率算出には、マルチキャスト通信トンネル上、ユニキャスト通信用トンネル上に重畳されている帯域を全て合計し、その値を物理リンク帯域にて除算することにより求める。なお、図10において当該ステップ803を点線で書いているのは、判定条件の使用有無によって判断をしないことも可能であるということを示している。
ステップ804) その結果、リンク使用率上限値以内と判断されれば、当該組み合わせを解候補としてメモリ(図示せず)に記憶する。
ステップ805) 次の組み合わせがあるかどうかを判定し、ある場合はステップ702に戻り、全組み合わせについて試行が終了していれば、ステップ806に移行する。
ステップ806) 結果出力部140において、ステップ804でメモリ(図示せず)に格納されている解候補を出力する。図16に示すように、出力例としては、収容条件に合致する組み合わせとして、VPNサイト毎に収容されるPEルータ、各収容候補ルータに収容されたと仮定した場合の、各PEルータの収容閾値とVPN収容合計数、スイッチング容量収容上限とスイッチング容量合計数、最大使用帯域リンク情報としてリンク名と使用率、最大トンネル数ルータ情報としてルータ名とトンネル総数、トンネル収容数上限、最大収容マルチキャストトンネル数ルータ情報としてルータ名とマルチキャストトンネル収容数などが挙げられる。
[第2の実施の形態]
図17は、本発明の第2の実施の形態における背景VPNサービスネットワークを示す。
本実施の形態では、図17に示したVPNサービスネットワークに既に収容されているVPNユーザに対して、追加でVPNサイトを追加する場合の例を説明する。つまり、追加対象サイトは背景の、あるVPNユーザと同一ユーザとなる場合を記載する。
図17において、追加対象となるVPNサイト#3の収容先候補ルータは、ルータ3−1,3−2,3−3であり、その他のVPNサイトは既にPEルータに収容されているもとする。
上記における動作を以下に示す。
図18は、本発明の第2の実施の形態におけるVPNサイトの追加処理のフローチャートである。
本実施の形態の場合も、第1の実施の形態と同様、ステップ702までは同様に実施する。その後、メモリ(図示せず)に格納された組み合わせ集合L中で、追加対象VPNサイトで「マルチキャスト要否」が“ON”のサイトがあるかどうかを条件記憶部210に設定されている条件を参照して判定を行う(ステップ1501)。
その結果、マルチキャスト“ON”のサイトがあれば、次に追加元の背景VPNサイトに「マルチキャスト要否」が“ON”のサイトがあるかどうかを条件記憶部210に設定されている条件を参照して判定を行う(ステップ1502)。
その結果、「マルチキャスト要否」が“ON”のサイトがあれば、次に、追加元背景VPNサイトのマルチキャストトンネルにGraftできたかどうかの判定を行う(ステップ1503)。このとき、P2MP−TEの場合は、経路があり帯域が確保できるかどうかを判定し、一方、PIMの場合は経路があるかどうかを判定する。図19にGraftの例を示す。
その結果、追加元背景VPNサイトのマルチキャストトンネルにGraftができた場合は、図9のステップ704以降の処理を実行する。
一方、ステップ1501の判定の結果、「マルチキャスト要否」が“ON”のサイトがなければ、図10のステップ801以降の処理を実施する。また、ステップ1502の結果、「マルチキャスト要否」が“ON”のサイトがなければ(サイト追加であるが背景マルチキャストはなかった場合)、図9のステップ704以降の処理を実施する。さらに、ステップ1503の結果、追加元背景VPNサイトのマルチキャストトンネルにGraftができなければ、図9のステップ707以降の処理を実施する。
なお、上記の図3に示すVPNサイト収容先決定装置の機能を、プログラムとして構築し、VPNサイト収容先決定装置として利用されるコンピュータにインストールして実行させる、または、ネットワークを介して流通させることが可能である。
また、構築されたプログラムを、ハードディスクや、フレキシブルディスク・CD−ROM等の可搬記憶媒体に格納し、コンピュータにインストールする、または、配布することが可能である。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において種々変更・応用が可能である。
本発明は、VPNサービスネットワークに対してVPNサイトを追加収容するための技術に適用可能である。
本発明の原理を説明するための図である。 本発明の原理構成図である。 本発明の一実施の形態におけるVPNサイト収容先決定装置の構成図である。 本発明の第1の実施の形態における背景VPNサービスネットワークを示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるユニキャスト通信用トンネル設定例である。 本発明の第1の実施の形態におけるPEルータ情報設定例である。 本発明の第1の実施の形態におけるVPNサービスネットワーク使用率設定例である。 本発明の第1の実施の形態におけるVPNサイト収容先ルータ決定処理のフローチャート(その1)である。 本発明の第1の実施の形態におけるVPNサイト収容先ルータ決定処理のフローチャート(その2)である。 本発明の第1の実施の形態におけるVPNサイト収容先ルータ決定処理のフローチャート(その3)である。 本発明の第1の実施の形態における判定条件入力の例である。 本発明の第1の実施の形態におけるマルチキャストツリー生成例である。 本発明の第1の実施の形態における帯域重畳方法を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における帯域重畳可否判定例である。 本発明の第1の実施の形態におけるリンク使用率算出例である。 本発明の第1の実施の形態における出力例である。 本発明の第2の実施の形態における背景VPNサービスネットワークを示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるVPNサイトの追加処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態におけるGraftの例である。
符号の説明
100 VPNサイト収容先決定装置
110 背景情報入力手段、背景情報入力部
120 条件入力手段、条件入力部
130 収容可否計算手段、収容可否計算部
131 ルータ選択手段
132 マルチキャスト判定手段
133 ユニキャスト判定手段
134 VPNネットワーク使用率判定手段
140 結果出力部
150 ネットワーク情報DB
160 トンネル情報DB
170 VPN情報DB
180 データベース
210 条件記憶手段、条件記憶部

Claims (7)

  1. VPN(Virtual Private Network)サイト収容先を決定するVPNサイト収容先決定装置におけるVPNサイト収容先決定方法であって、
    VPNサービスネットワークに対して新規にユーザとなる1以上のVPNサイトを追加する場合に、
    背景情報入力手段が、背景ネットワーク情報として、前記VPNサービスネットワーク構成に関する情報、ユニキャスト通信用トンネル情報、ルータ名と収容可能なVPNサイト収容数上限とスイッチング容量収容上限を含むPE(Provider Edge)ルータ情報と、VPNサービスネットワーク使用率情報を、予めデータベースに設定する背景情報入力ステップと、
    条件入力手段が、追加対象のVPNサイトと追加対象の各VPNサイトの収容先の候補となる1つ以上の収容先候補ルータと、追加対象のVPNサイトの属性値として、VPNユーザ名、VPNサイト名、PEルータとの間のアクセス回線帯域、VPNユニキャスト通信形態種別、マルチキャスト通信要否と、マルチキャスト通信をする場合に当該サイトが送信サイトか受信サイトか送受信サイトかの種別、送信サイトあるいは送受信サイトである場合のマルチキャスト帯域、マルチキャストトンネルを新規に設定する際のマルチキャストトンネル構築方法、収容候補先PEルータ情報、及び収容ルータ候補を含む追加対象サイトを取得し、条件記憶手段に格納する条件入力ステップと、
    収容可否計算手段が、前記条件記憶手段の前記追加対象サイトの収容先ルータ候補群からルータを一つ選択し、選択したルータのうち、前記データベースに格納されている前記PEルータ情報を参照して、前記VPNサイト収容数上限以内で、かつ、前記スイッチング容量収容上限以内であるルータを処理対象ルータとし、VPNサイトに対応する処理対象ルータ組み合わせ集合を生成するルータ選択ステップと、
    前記収容可否計算手段が、前記処理対象ルータ組み合わせ集合中のVPNサイトでマルチキャストがONとなっているサイトについて、該マルチキャストのサイトをソースあるいはリーフとするマルチキャストトンネルを構築し、前記条件記憶手段に格納されている前記マルチキャスト帯域分の帯域がVPNサービスネットワーク内で確保できた場合には、マルチキャスト帯域をマルチキャスト通信用トンネルに重畳するマルチキャスト判定ステップと、
    前記収容可否計算手段が、全VPNサイトにおいて、前記条件記憶手段に格納されている前記アクセス回線帯域を各PE間に既に設定されているユニキャスト用トンネルに重畳できる場合に重畳するユニキャスト判定ステップと、
    前記VPNサービスネットワーク使用率以内かどうかを判定し、当該VPNサイトに対応する処理対象ルータ組み合わせから、すべての条件を満足する解があればその一覧を出力するVPNネットワーク使用率判定ステップと、
    を行うことを特徴とするVPNサイト収容先決定方法。
  2. 前記VPNサービスネットワーク内に既に収容されているVPNユーザにおいて、当該ユーザのVPNサイト群にVPNサイトを追加する場合に、
    前記処理対象ルータ組み合わせ集合中の追加対象VPNサイトにマルチキャストのサイトがあれば、追加元のVPNサイトにマルチキャストのサイトがあるかを判定し、マルチキャストのサイトがある場合には、該追加元VPNサイトが収容されている背景となるVPNサイトのマルチキャストトンネルにGraft(つぎ木)し、前記マルチキャスト判定ステップ以降の処理を行うVPNサイト追加ステップを行う
    請求項1記載のVPNサイト収容先決定方法。
  3. 前記マルチキャスト判定ステップにおいて、
    前記収容可否計算手段が、
    前記処理対象ルータ組み合わせ集合中のVPNサイトでマルチキャストのサイトについて、前記条件入力ステップで入力された前記マルチキャストトンネル構築方法がP2MP−TE(Point to Multipoint-Traffic Engineering)か、PIM(Protocol Independent Multicast)かを判定する構築方法判定ステップと、
    前記マルチキャストトンネル構築方法がP2MP−TEである場合には、マルチキャストのサイトをソース、リーフとするマルチキャストトンネルを構築し、マルチキャスト帯域分の帯域が当該VPNサービスネットワーク内で確保でき、かつ、該VPNサービスネットワーク内のルータの収容トンネル数が所定の閾値以下である場合は、前記条件記憶手段に格納されている前記マルチキャスト帯域をマルチキャスト通信用トンネルに重畳する第1の重畳ステップと、
    前記マルチキャストトンネル構築方法がPIMであると判定された場合には、マルチキャストのサイトをソース、リーフとするマルチキャストトンネルを構築し、当該VPNサービスネットワーク内のルータの収容トンネル数が所定の閾値以下である場合は、マルチキャスト帯域をマルチキャスト通信用トンネルに重畳する第2の重畳ステップと、
    を行う、
    請求項1または2記載のVPNサイト収容先決定方法。
  4. VPN(Virtual Private Network)サイト収容先を決定するVPNサイト収容先決定装置であって、
    VPNサービスネットワークに対して新規にユーザとなる1以上のVPNサイトを追加する場合に、
    背景ネットワーク情報として、前記VPNサービスネットワーク構成に関する情報、ユニキャスト通信用トンネル情報、ルータ名と収容可能なVPNサイト収容数上限とスイッチング容量収容上限を含むPE(Provider Edge)ルータ情報と、VPNサービスネットワーク使用率情報を、予めデータベースに設定する背景情報入力手段と、
    追加対象のVPNサイトと追加対象の各VPNサイトの収容先の候補となる1つ以上の収容先候補ルータと、追加対象のVPNサイトの属性値として、VPNユーザ名、VPNサイト名、PEルータとの間のアクセス回線帯域、VPNユニキャスト通信形態種別、マルチキャスト通信要否と、マルチキャスト通信をする場合に当該サイトが送信サイトか受信サイトか送受信サイトかの種別、送信サイトあるいは送受信サイトである場合のマルチキャスト帯域、マルチキャストトンネルを新規に設定する際のマルチキャストトンネル構築方法、収容候補先PEルータ情報、及び収容ルータ候補を含む追加対象サイトを取得し、条件記憶手段に格納する条件入力手段と、
    前記背景情報入力手段と前記条件入力手段で取得した情報に基づいて、前記追加対象のVPNサイトを収容するのに最適な収容先候補ルータを決定する収容可否計算手段と、
    を有し、
    前記収容可否計算手段は、
    前記条件記憶手段に格納された追加対象サイトの収容先ルータ候補群からルータを一つ選択し、選択したルータのうち、前記データベースに格納されている前記PEルータ情報を参照して、前記VPNサイト収容数上限以内で、かつ、前記スイッチング容量収容上限以内であるルータを処理対象ルータとし、VPNサイトに対応する該処理対象ルータ組み合わせ集合を生成するルータ選択手段と、
    前記処理対象ルータ組み合わせ集合中のVPNサイトでマルチキャストのサイトについて、該マルチキャストがONとなっているサイトをソースあるいはリーフとするマルチキャストトンネルを構築し、前記条件記憶手段に格納されている前記マルチキャスト帯域分の帯域がVPNサービスネットワーク内で確保できた場合には、マルチキャスト帯域をマルチキャスト通信用トンネルに重畳するマルチキャスト判定手段と、
    全VPNサイトにおいて、前記条件記憶手段に格納されている前記アクセス回線帯域を各PE間に既に設定されているユニキャスト用トンネルに重畳できる場合は重畳するユニキャスト判定手段と、
    前記VPNサービスネットワーク使用率以内かどうかを判定し、当該VPNサイトに対応する処理対象ルータ組み合わせから、すべての条件を満足する解があればその一覧を出力するVPNネットワーク利用率判定手段と、
    を有することを特徴とするVPNサイト収容先決定装置。
  5. 前記VPNサービスネットワーク内に既に収容されているVPNユーザにおいて、当該ユーザのVPNサイト群にVPNサイトを追加する場合に、
    前記収容可否計算手段は、
    前記処理対象ルータ組み合わせ集合中の追加対象VPNサイトでマルチキャストのサイトがあれば、追加元のVPNサイトにマルチキャストのサイトがあるかを判定し、マルチキャストのサイトがある場合には、該追加元VPNサイトが収容されている背景となるVPNサイトのマルチキャストトンネルにGraft(つぎ木)し、前記マルチキャスト判定手段、前記ユニキャスト判定手段、前記VPNネットワーク使用率判定手段の処理を行うVPNサイト追加手段を有する
    請求項4記載のVPNサイト収容先決定装置。
  6. 前記マルチキャスト判定手段は、
    前記処理対象ルータ組み合わせ集合中のVPNサイトでマルチキャストのサイトについて、前記条件入力ステップで入力された前記マルチキャストトンネル構築方法がP2MP−TE(Point to Multipoint- Trafic Engineering)か、PIM(Protocol Independent Multicast)かを判定する構築方法判定手段と、
    前記マルチキャストトンネル構築方法がP2MP−TEである場合には、マルチキャストのサイトをソース、リーフとするマルチキャストトンネルを構築し、マルチキャスト帯域分の帯域が当該VPNサービスネットワーク内で確保でき、かつ、該VPNサービスネットワーク内のルータの収容トンネル数が所定の閾値以下である場合は、前記条件記憶手段に格納されている前記マルチキャスト帯域をマルチキャスト通信用トンネルに重畳する第1の重畳手段と、
    前記マルチキャストトンネル構築方法がPIMである場合には、マルチキャストのサイトをソース、リーフとするマルチキャストトンネルを構築し、当該VPNサービスネットワーク内のルータの収容トンネル数が所定の閾値以下である場合は、マルチキャスト帯域をマルチキャスト通信用トンネルに重畳する第2の重畳手段と、
    を有する、
    請求項4または5記載のVPNサイト収容先決定装置。
  7. コンピュータに、
    請求項4乃至6記載のVPNサイト収容先決定装置の各手段を実行させることを特徴とするVPNサイト収容先決定プログラム。
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