JP4281718B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は人が操作し、扉を動作させる冷蔵庫に関するものである。
近年、高齢化社会を迎え、家庭内で使用される機器の使い勝手向上が重要視されてきている。一方冷蔵庫においては、近年の大型化大容量化の流れに伴って、その扉も相対的に大型化してきており、開閉にかかる身体的負担が増大する傾向にある。このため、冷蔵庫における扉の開閉を補助し、特に開扉時の負荷を低減することを狙いとした冷蔵庫が提案されている。
従来、この種の冷蔵庫としては、開扉スイッチを押すと扉開放装置が駆動し扉を押し出すものがある(例えば、特許文献1参照)。
図15は、特許文献1に記載された従来の冷蔵庫を示す斜視図である。図15に示すように、冷蔵庫1は、複数の貯蔵室を備えた冷蔵庫本体2と、冷蔵庫本体2の前面を閉塞する扉3、扉4、扉5、扉6を有している。
この扉3は一端を軸支された回転式の扉であり、ハンドル7が設けられている。扉4、5、6は引き出し式の扉であり、ハンドル8が設けられており、直線的に手前に引き出すことが可能である。
また、冷蔵庫本体2の天面には扉開放装置9が設けられ、扉3の後方に配置されている。
扉開放装置9の操作スイッチとしては、フォトスイッチ10が扉3の側面、ハンドル7、及びハンドル8に設けられ、かつプッシュスイッチ11が扉3の略中央下部に設けられている。さらには、遠隔操作用としてフットスイッチ12が冷蔵庫本体2に接続されている。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
まず、扉3を開扉しようとした時、ハンドル7を握るとフォトスイッチ10が手の進入を検知し、開扉信号が扉開放装置9に送られる。次に、開扉信号を受けた扉開放装置9は、扉3を背面から押し出す動作を開始し、扉3を開扉させる。
扉3の側面に設けたフォトスイッチ10、及びプッシュスイッチ11も同様の作用を有し、夫々、扉側面に手をかけた場合や意図的にスイッチを押した場合の動作を検知し、開扉信号を発生させるものである。
また、ハンドル8に設けられたフォトスイッチ10が手の進入を検知すると、同様に開扉信号を発生させ、冷蔵庫本体2内部に設けられた夫々の扉開放装置(図示せず)を駆動させ、扉4または扉5または扉6を開扉させる。
さらに、フットスイッチ12を足で踏むと、冷蔵庫から離れた状態で、予め決められた扉を開扉することができる。
特開2002−295967号公報
冷蔵庫において、扉開放状態のまま運転を続けると貯蔵室の昇温を招き、食品の鮮度を保持できないという深刻な事態が起きる。また、冷蔵庫外の暖湿気が貯蔵室に流入し、結露状態になるという問題もある。これらのことから、特に冷蔵庫の場合には、扉開放が連続する事態を防止する必要性が非常に高いことが認識できる。
しかしながら、上記従来の構成では、非常に簡単にスイッチを操作することができるが故に、意図せず扉が開放する可能性があった。特にフォトスイッチの場合は、配置されている場所を瞬時には把握し難く、冷蔵庫の側を歩くような場合には、体の一部や衣服の一部がフォトスイッチに触れてしまい誤動作する可能性が高いという課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、良好な開扉操作感を実現しつつ誤動作の少ない冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、冷蔵庫本体前面に操作部を配置する凹部を設け、凹部の外周は操作部より扉前面側にあるよう配置したものである。
これによって、不用意に操作部近辺に触れた場合でも、直接操作部に接触することを防ぐことができる。
また、本発明の冷蔵庫は、冷蔵庫本体前面に操作部を設け、操作部の外周の内、少なくとも一部を操作部より突出させたものである。
これによって、同様に不用意に操作部近辺に触れた場合でも、直接操作部に接触することを防ぐことができる。
本発明の冷蔵庫は、不用意に操作部に接触することを防止することができ、押力が少なく良好な開扉操作感を実現しつつ誤動作の少ない冷蔵庫を提供することができる。
請求項1に記載の発明は、複数の貯蔵室を備えた冷蔵庫本体と、複数の貯蔵室を備えた冷蔵庫本体と、前記貯蔵室の開口部に開閉自在に設けられた複数の扉と、前記扉を動作させる動作手段と、前記冷蔵庫本体前面に設けられ、人間の接触を検知する操作部とからなり、前記冷蔵庫本体前面に前記操作部を配置し、前記操作部の少なくとも左右側に凸部を設け、前記凸部が前記操作部よりも前記扉の前面側に位置するとともに冷蔵庫本体前面よりも前記扉の前面側に位置することにより、不用意に操作部近辺に触れた場合でも、直接操作部に接触することを防ぎ、意図しない扉の動作を防止することができる。
請求項に記載の発明は、操作部を扉に設けたものであり、操作部の配置場所が明確に分かり、意図しない扉の動作を防ぐことができる
請求項に記載の発明は、扉を一端が軸支され回転する回転式扉としたものであり、軸支される一端の略反対側に操作部を設けることにより、操作時の扉動作を予測することが容易であり、意図しない扉の動作を防ぐことができる。
請求項に記載の発明は、操作部の床面からの配置高さを900mm〜1300mmの範囲内で設定したものであり、頻繁に操作する範囲に配置することにより、良好な操作性を確保しつつ低コストの操作部を提供することができる。
請求項に記載の発明は操作部に静電センサを用いたものであり、触れるだけで動作信号の発生が可能となり、良好な開扉操作感を得ることができる。
請求項に記載の発明は操作部に圧電センサを用いたものであり、操作時の微弱な振動を検知し、動作信号を発生させることができ、良好な開扉操作感を得ることができる。
請求項に記載の発明は操作部に光学式センサを用いたものであり、操作時の手の進入を検知することにより、動作信号を発生させることができ、良好な開扉操作感を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、従来例または先に説明した実施の形態と同一構成については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図である。図2は、同実施の形態のA−A断面を示す要部断面図である。図3は、同実施の形態の扉開状態を示す冷蔵庫の側面図である。
図1、図2、図3において、冷蔵庫本体2は前面が開口された複数の貯蔵室、すなわち冷蔵室13と、野菜室14と、製氷室15と、切替室16と、冷凍室17を備えている。この時、製氷室15と切替室16は同一高さに平行して配置されている。また、これら複数の貯蔵室に対応し、各貯蔵室の開口部を閉塞するよう複数の扉、すなわち冷蔵室扉18と、野菜室扉19と、製氷室扉20と、切替室扉21と、冷凍室扉22が配置されている。冷蔵庫本体2からは上下に対向したヒンジピン23が延伸されており、冷蔵室扉18の一端を軸支している。冷蔵室扉18はヒンジピン23を中心として回転し、開閉することが可能である。また、野菜室扉19、製氷室扉20、切替室扉21、冷凍室扉22は引き出し式の扉であり、手前方向にスライドして開閉が可能である。
冷蔵室扉18には、凹部24が設けられており、この凹部24内には操作部25が配置されている。この操作部25は本実施の形態の場合静電センサ26を用いており、材質としてはABS樹脂などのプラスチック材料にクロムメッキを施したものを使用している。なお、操作部25の材質は導電性であれば良く、アルミニウムの押し出し材、ステンレス板等も使用可能である。この時、凹部外周27は操作部25よりも扉前面側に配置されている。また、操作部25はヒンジピン23を中心とした回転軸から略反対側、すなわち冷蔵室扉18の中心線よりも反回転軸側に、少なくともその一部が配置されている。また、操作部25の配置高さは、床面から900mm〜1300mmの範囲で設定されている。
冷蔵庫本体2の上部には動作手段28が設けられており、プッシュロッド29を動作させる。なお、図示はしないが、動作手段28としてはモータ駆動のアクチュエータや、ソレノイド方式の駆動装置が用いられる。
冷蔵庫本体2の背面には制御部30が設けられており、操作部25と制御部30間、及び制御部30と動作手段28間は電気的に接続されている。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
まず、操作部25に手が触れると、電気的に接続された制御部30にて、所定の判定値を元に接触検知の判定を行う。接触有りと判断すると、同じく電気的に接続された動作手段28へ動作信号を送る。動作信号を受けた動作手段28は、モータもしくはソレノイドを駆動させ、プッシュロッド29を冷蔵室扉18方向に押し出し、冷蔵室扉18を開放させる。
この時、凹部外周27は操作部25よりも扉前面側に配置されており、意図的に指で操作部25に触る場合は問題なく動作するが、例えば腕、胴体等の体の一部で、凹部24の幅より寸法的に大きい部位が操作部近辺に当接するような場合であると、まず凹部外周27に先に当接し、操作部25に直接触れてしまうことを防止できる。
したがって、意図せず冷蔵庫に触れてしまった場合でも、扉が誤動作することを防止できる。
また、操作部25を冷蔵室扉18に配置したことにより、最も目に付くところに操作部25が存在することとなり、配置場所を明確に認知することができ、意図しない扉の動作を防ぐことができる。
また、動作させる扉に操作部を設けたことにより、直感的に操作と開閉する扉とを認識することができ、使いやすさが向上する。
なお、操作部25は扉と扉の間に構成される仕切り部に設ける場合もある。
また、操作部25は冷蔵室扉18の回転軸と略反対側に設けられているが、通常、従来の冷蔵室扉であれば扉開閉用のハンドルが存在する位置であり、操作部25に触れた時の扉動作は容易に類推でき、予測することが可能である。仮に回転軸近辺にのみ操作部25が設けられていれば、扉開放操作と実際の扉動作は非常に不自然となり、予期せぬ挙動をすることになる。よって、このように操作部25を配置することにより、意図しない扉の動作を防ぐことができる。
また、操作部25は床面から900mm〜1300mmの範囲に配置されているが、これは、日本人の標準的な女性(身長155cm)の床面から肘までの距離が970mmであることと、床面から肩までの距離が1265mmであることを考慮して設定したものである。下限寸法の900mmは女性が肘を軽く曲げれば届く範囲であり、また、腕を肩より上方に持ち上げることは身体的に負担が大きいことから、上限寸法を1300mmとし、操作部25の配置範囲を決定した。
この時、冷蔵室扉18のほぼ全高にわたって操作部25を配置しても、身体的負担を軽減しつつ操作することは可能となるが、本実施例では操作部25に樹脂メッキ品などの導電性材料を用いており、操作部25の寸法が大きくなるといたずらにコストの増大を招くことになる。そこで、最も頻繁に操作すると考えられる範囲に限定し、操作部25を配置したものである。
また、操作部25には静電センサ26を用いているが、静電センサの特徴としては、操作時に変位を伴わず非常に軽いタッチ感で操作が可能であるということが挙げられる。本実施例では、操作部25に誤動作防止対策を施しているため、高感度な静電センサ26を操作部25に用いることができた。
以上のように、本実施の形態においては、冷蔵庫本体前面に操作部を配置する凹部を設け、さらに凹部外周を操作部より扉前面側に配置したので、不用意に操作部近辺に触れた場合でも、直接操作部に接触することを防ぎ、意図しない扉の動作を防止することができる。結果として、扉開放状態のまま運転を続ける事態を防止し、食品の鮮度を保持することに寄与する。また、扉開放状態のままで貯蔵室が結露することを防止する効果もある。
また、本実施の形態においては、操作部を扉に設けることにより、操作部の配置場所を明確に認知することができ、意図しない扉の動作を防止することができる。
また、本実施の形態においては、扉を回転式とし、回転軸の略反対側に操作部を設けることにより、操作時の扉動作を予測することが容易となり、意図しない扉の動作を防止することができる。
また、本実施の形態においては、操作部の床面からの配置高さを900mm〜1300mmの範囲で設定したことにより、良好な操作性を確保しつつ低コストの操作部を提供することができる。
また、本実施の形態においては、操作部に静電センサを用いたことにより、触れるだけで動作信号の発生が可能となり、良好な操作感を得ることができる。
なお、本実施の形態では扉開放を行う動作手段にて説明したが、本発明は扉開放の場合にのみに限定されるものではなく、閉扉動作を行う動作手段を用いても良い。閉扉動作を行う動作手段としては、例えばヒンジピン23近傍に設けたギヤードモータ等(図示せず)が考えられる。さらに、引き出し式扉の場合には、モータとラックアンドピニオン構造の組み合わせ(図示せず)も考えられる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2における冷蔵庫の正面図である。図5は、同実施の形態のA−A断面を示す要部断面図である。
図4、図5において、冷蔵室扉18には、操作部25が配置されている。操作部25の左右には凸部31が設けられており、この凸部31の高さは操作部25よりも高い位置に設定されている。この時、凸部31は冷蔵室扉18と一体で成形(例えばプレス加工)されるか、もしくは樹脂製の別ピースであっても良い。
なお、本実施例では凸部31は操作部25の左右に設けたが、操作部25の全周にわたり形成しても良い。
動作としては実施の形態1と同様であり、凸部31が操作部25よりも扉前面側にあることにより、意図的に指で操作部25に触る場合は問題なく動作するが、例えば腕、胴体等の体の一部で、凸部31間の寸法よりも大きい部位が操作部近辺に当接するような場合であると、凸部31に先に当接し、操作部25に直接触れてしまうことを防止できる。
したがって、意図せず冷蔵庫に触れてしまった場合でも、扉が誤動作することを防止できる。
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3における冷蔵庫の正面図である。図7は、同実施の形態のA−A断面を示す要部断面図である。
図6、図7において、操作部25は、圧電センサ32と、表面パネル33と、弾性体34から構成されている。また、圧電センサ32は、圧電素子であるセンサケーブル35とフィルター回路部36から構成されている。
表面パネル33は、例えばABS樹脂の薄板(板厚0.5mm〜1mm)であり、指で押した時に適度に湾曲させることができる。また、表面パネル33の裏面にはセンサケーブル35が当接しており、弾性体34の適度な付勢力でもって表面パネル33方向に押し付けられている。
操作部25を指で触った場合、表面パネル33が適度に湾曲し、センサケーブル35を変形させる。この時、圧電効果によりセンサケーブル35から電気信号が発生し、フィルター回路部36にて特定周波数の信号を増幅した後、電気的に接続された制御部30に送られ、所定の判定値を元に接触検知の判定を行う。
以下の動作は実施の形態1と同様に行われるのであるが、圧電センサは微弱な振動でも検知できるという特徴があり、静電センサと同等の操作感を得ることができる。この時、扉開閉による振動や床面から伝わる振動も検知する可能性があるが、フィルター回路部36にて特定周波数(3Hz〜5Hz)のみを増幅することができ、操作時以外の振動をカットし誤動作を防止している。
また、振動を検知するという特徴から、手袋をしている手での操作や、長袖の衣服を着ているときの肘での操作にも対応することができる。
(実施の形態4)
図8は、本発明の実施の形態4における冷蔵庫の正面図である。図9は、同実施の形態のB−B断面を示す要部断面図である。
図8、図9において、冷蔵室扉18に設けられた凹部24には、上下に対向して光学式センサ37が配置されている。この光学式センサ37には、例えば反射式赤外線センサなどが用いられ、凹部24へ手を差し入れたことを容易に検知できる。
また、実施の形態3での圧電センサの場合と同様に、手袋をしている手での操作や、長袖の衣服を着ているときの肘での操作にも対応することができる。
(実施の形態5)
図10は、本発明の実施の形態5における冷蔵庫の正面図である。図11は、同実施の形態のA−A断面を示す要部断面図である。
図10、図11において、冷蔵室扉18には取手38が設けられている。取手38の扉前面側には凹部24が設けられており、この凹部24内には操作部25が配置されている。凹部24の凹部外周27は操作部25よりも扉前面側に位置する。さらに、取手38と冷蔵室扉18との間には、手を挿入して取手38をつかむための空間部39が形成されている。
その他の構成については実施の形態5と同様である。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
まず、操作部25に手が触れると、電気的に接続された制御部30にて、所定の判定値を元に接触検知の判定を行う。接触有りと判断すると、同じく電気的に接続された動作手段28へ動作信号を送る。動作信号を受けた動作手段28は、モータもしくはソレノイドを駆動させ、プッシュロッド29を冷蔵室扉18方向に押し出し、冷蔵室扉18を開放させる。
この時、プッシュロッド29の動作量は冷蔵室扉18を全開させる程には動かず、冷蔵室扉18と冷蔵庫本体2の間隙を塞ぎ、外気の流入を防ぐマグネット付のガスケット(図示せず)を冷蔵庫本体2から引き剥がす程度の動きをする。このため、冷蔵室13内に食品を出し入れする場合には、取手38を引張り、冷蔵室扉18をさらに開放させる操作が必要になってくる。
この時、本実施の形態の場合のように、取手38の一部に操作部25を配置することで取手38と操作部25を非常に近接させることができ、一連の扉開放動作をスムーズに行うことができる。
また、凹部外周27は操作部25よりも扉前面側に配置されており、意図的に指で操作部25に触る場合は問題なく動作するが、例えば腕、胴体等の体の一部で、凹部24の幅より寸法的に大きい部位が操作部近辺に当接するような場合であると、まず凹部外周27に先に当接し、操作部25に直接触れてしまうことを防止できる。
したがって、意図せず冷蔵庫に触れてしまった場合でも、扉が誤動作することを防止できる。
(実施の形態6)
図12は、本発明の実施の形態6における冷蔵庫の正面図である。図13は、同実施の形態のC−C断面を示す要部断面図である。図14は、同実施の形態の扉開状態を示す冷蔵庫の側面図である。
図12、図13、図14において、野菜室扉19と冷凍室扉22には夫々取手38が設けられている。取手38の扉前面側には凹部24が設けられており、この凹部24内には操作部25が配置されている。凹部24の凹部外周27は操作部25よりも扉面々側に位置する。さらに、取手38と野菜室扉19、及び取手38と冷凍室扉22との間には、手を挿入して取手38をつかむための空間部39が形成されている。
冷蔵庫本体2の左右いずれかの側壁には、野菜室扉19と冷凍室扉22の後方に位置する動作手段28が設けられており、プッシュロッド29を動作させる。なお、図示はしないが、動作手段28としてはモータ駆動のアクチュエータや、ソレノイド方式の駆動装置が用いられる。
冷蔵庫本体2の背面には制御部30が設けられており、操作部25と制御部30間、及び制御部30と動作手段28間は電気的に接続されている。操作部25と制御部30間の電気的な接続は、例えば蛇腹状のチューブの中にハーネスを通したり、あるいは、無線での信号の授受等が考えられる。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
まず、操作部25に手が触れると、電気的に接続された制御部30にて、所定の判定値を元に接触検知の判定を行う。接触有りと判断すると、同じく電気的に接続された動作手段28へ動作信号を送る。動作信号を受けた動作手段28は、モータもしくはソレノイドを駆動させ、プッシュロッド29を野菜室扉19、もしくは冷凍室扉22方向に押し出す。野菜室扉19及び冷凍室扉22は、引き出し式の扉であり、冷蔵庫前面方向にスライドするよう開閉する。
この時、プッシュロッド29の動作量は野菜室扉19、もしくは冷凍室扉22を全開させる程には動かず、野菜室扉19、冷凍室扉22と冷蔵庫本体2の間隙を塞ぎ、外気の流入を防ぐマグネット付のガスケット(図示せず)を冷蔵庫本体2から引き剥がす程度の動きをする。このため、野菜室14、もしくは冷凍室17に食品を出し入れする場合には、取手38を引張り、野菜室扉19又は冷凍室扉22をさらに開放させる操作が必要になってくる。
この時、本実施の形態の場合のように、取手38の一部に操作部25を配置することで取手38と操作部25を非常に近接させることができ、一連の扉開放動作をスムーズに行うことができる。
また、凹部外周27は操作部25よりも扉前面側に配置されており、意図的に指で操作部25に触る場合は問題なく動作するが、例えば腕、胴体等の体の一部で、凹部24の幅より寸法的に大きい部位が操作部近辺に当接するような場合であると、まず凹部外周27に先に当接し、操作部25に直接触れてしまうことを防止できる。
したがって、意図せず冷蔵庫に触れてしまった場合でも、扉が誤動作することを防止できる。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、高精度なセンサを用い良好な操作感を得ると同時に、意図しない扉動作を防止することができるので、家庭用のみならず業務用の冷蔵庫にも適用できる。また、本構成をとれば、自動で扉を開閉する機器、例えば食器洗い乾燥機等にも適用することが可能である。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図 本発明の実施の形態1におけるA−A断面を示す要部断面図 本発明の実施の形態1における扉開状態を示す冷蔵庫の側面図 本発明の実施の形態2における冷蔵庫の正面図 本発明の実施の形態2におけるA−A断面を示す要部断面図 本発明の実施の形態3における冷蔵庫の正面図 本発明の実施の形態3におけるA−A断面を示す要部断面図 本発明の実施の形態4における冷蔵庫の正面図 本発明の実施の形態4におけるB−B断面を示す要部断面図 本発明の実施の形態5における冷蔵庫の正面図 本発明の実施の形態5におけるA−A断面を示す要部断面図 本発明の実施の形態6における冷蔵庫の正面図 本発明の実施の形態6におけるC−C断面を示す要部断面図 本発明の実施の形態6における扉開状態を示す冷蔵庫の側面図 従来の冷蔵庫の斜視図
符号の説明
2 冷蔵庫本体
13 貯蔵室(冷蔵室)
14 貯蔵室(野菜室)
15 貯蔵室(製氷室)
16 貯蔵室(切替室)
17 貯蔵室(冷凍室)
18 扉(冷蔵室扉)
19 扉(野菜室扉)
20 扉(製氷室扉)
21 扉(切替室扉)
22 扉(冷凍室扉)
24 凹部
25 操作部
26 静電センサ
27 凹部外周
28 動作手段
32 圧電センサ
37 光学式センサ

Claims (7)

  1. 複数の貯蔵室を備えた冷蔵庫本体と、前記貯蔵室の開口部に開閉自在に設けられた複数の扉と、前記扉を動作させる動作手段と、前記冷蔵庫本体前面に設けられ、人間の接触を検知する操作部とからなり、前記冷蔵庫本体前面に前記操作部を配置し、前記操作部の少なくとも左右側に凸部を設け、前記凸部が前記操作部よりも前記扉の前面側に位置するとともに冷蔵庫本体前面よりも前記扉の前面側に位置する冷蔵庫。
  2. 前記操作部は前記扉に設けられた請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記扉は、一端を軸支され回転する回転式扉であり、鉛直方向において、前記回転式扉の中心軸に対して、回転軸と略反対側に前記操作部を設けたことを特徴とする請求項に記載の冷蔵庫。
  4. 前記操作部の床面からの配置高さを900mm〜1300mmの範囲内で設定することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記操作部は静電センサを用いることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記操作部は圧電センサを用いることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  7. 前記操作部は光学式センサを用いることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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