JP4281291B2 - 灯浮標用潮流発電装置の取付構造 - Google Patents

灯浮標用潮流発電装置の取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4281291B2
JP4281291B2 JP2002116075A JP2002116075A JP4281291B2 JP 4281291 B2 JP4281291 B2 JP 4281291B2 JP 2002116075 A JP2002116075 A JP 2002116075A JP 2002116075 A JP2002116075 A JP 2002116075A JP 4281291 B2 JP4281291 B2 JP 4281291B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tidal current
generator
power generation
tidal
current power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002116075A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003312586A (ja
Inventor
靖二 木方
実 武藤
光弘 塩野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon University
Original Assignee
Nihon University
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon University filed Critical Nihon University
Priority to JP2002116075A priority Critical patent/JP4281291B2/ja
Publication of JP2003312586A publication Critical patent/JP2003312586A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4281291B2 publication Critical patent/JP4281291B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/30Energy from the sea, e.g. using wave energy or salinity gradient

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、潮流発電装置を備えた灯浮標および灯浮標用潮流発電装置の取付構造に関するものである。さらに詳細には、本発明は、浮体下部に取り付けられ、潮流により回転するダリウス型水車と、前記ダリウス型水車の回転力により発電する発電機とを一体的に構成した潮流発電装置を備えた灯浮標に関するものである。さらに、本発明は、メンテナンスを容易にした灯浮標用潮流発電装置の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の灯浮標は、船舶が航行する水上に浮かべて錨で定置し、かつ、灯火を所定の周期で点滅させることにより、船舶の航行の安全に資する装置として知られている。このため、この灯浮標には、灯火を点滅させる装置と、灯火等に電力を供給する電源装置とを必要とする。
この灯浮標の電源装置は、その定置されている場所の特殊性から、各種方式のものが採用されている。その各種方式の中でも、近年、灯浮標に採用されいる電源装置としては、例えば二次電池と太陽電池とを組み合わせたもの(第1の従来技術)、二次電池と太陽電池と波力発電装置とを組み合わせたもの(第2の従来技術)、などである。
【0003】
第1の従来技術の場合には、昼間時に太陽光により太陽電池で発電し、これにより二次電池を充電しておくことができるので、長く使用することができるものの、長時間、太陽光のない気象条件が継続すると、二次電池の充電ができないという状態が発生する。
【0004】
また、第2の従来技術によれば、太陽光がない場合でも、波があれば波力発電装置で発電できるので、第1の従来技術の不都合を解消できる。
また、従来の灯浮標では、潮流発電装置をメンテナンスする場合、潮流発電装置を海中より引き上げ、灯浮標の内部でメンテナンスをしていた(第3の従来技術)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した第1の従来技術の場合によれば、長時間、太陽光のない気象条件が継続すると、二次電池の充電ができないという状態が発生する不都合があった。
一方、第2の従来技術によれば、第1の従来技術の欠点を解消できるものの、波が無い凪の状態になれば波力発電装置が発電できないという不都合がある。
また、第2の従来技術によれば、波力発電装置の構造が複雑で多数の部品が必要となって装置が高価になるほか、一定の時間毎に保守を行う必要があってランニングコストがかかり、しかも、保守を怠ると波力発電装置の能力を発揮することができないという不都合があった。
【0006】
さらに、第3の従来技術では、海中に取り付けた潮流発電装置を取り外す作業は非常に困難であり、しかも、浮体内で潮流発電装置のメンテナンス作業を行っていると酔ってしまうなどの不都合があった。
本発明は、上述した第1、第2の従来技術の不都合を解消し、気象状態に影響されず確実に発電可能な潮流発電装置を提供することを第1の目的とする。
本発明は、上述した第3の従来技術の欠点を解消し、簡単にメンテナンスを行える灯浮標用潮流発電装置の取付構造を提供することを第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明に係る灯浮標用潮流発電装置の取付構造は、浮体下部に取り付けられ、潮流により回転するダリウス型水車と、前記ダリウス型水車の回転力により発電する発電機とを一体的に構成してなる潮流発電装置を灯浮標に取り付ける取付構造であって、前記浮体に設けられていて、前記浮体の底部から甲板部まで連通しかつ所定の直径の円筒形状に形成された防水収容部と、前記防水収容部の底部に設けられ前記潮流発電装置のダリウス型水車よりやや大きな直径でかつ前記防水収容部の直径よりは小さい透孔を穿設してなる取付座と、前記取付座から前記浮体の甲板側まで延長されたガイド棒と、前記取付座のガイド棒側に設けた防水パッキンと、前記防水収容部の直径よりやや小さく形成された円板であって一方の面に前記潮流発電装置が固定され他方の面に吊り金具が設けられかつ前記ガイド棒を嵌入する係合孔が穿設された固定板と、前記固定板の係合孔にガイド棒を嵌入して前記取付座に固定板を載置し、かつ前記ガイド棒よりやや短いスリーブを前記ガイド棒に装着して前記潮流発電装置を前記取付座に固定する固定機構とを備えたことを特徴とするものである。
【0008】
上記の目的を達成するために、請求項2記載の発明に係る前記請求項1記載の灯浮標用潮流発電装置の取付構造において、前記浮体に設けられた前記防水収容部の甲板側には、蓋が着脱可能に設けられており、かつ、前記蓋の内側には吊りワイヤーの一端が取り付けられており、前記吊りワイヤーの他端は前記固定板の吊り金具に固定されていることを特徴とするものである。
【0009】
請求項3記載の発明は、前記請求項2記載の灯浮標用潮流発電装置の取付構造において、前記浮体の前記防水収容部の外周側の甲板部には、所定の高さの支柱と前記支柱の上側で直角方向に設けられた横桟とからなる櫓が固定あるいは着脱可能に設けられており、かつ、前記櫓の横桟に滑車用の吊下げ座が設けられており、前記吊下げ座に吊下げられた滑車に前記吊りワイヤーを掛けて前記潮流発電装置を釣り上げ、あるいは、吊り下げ可能にしてなることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る灯浮標を説明するための図である。
本発明の第1の実施の形態に係る灯浮標2は、図1に示すように、浮体3の下部の取付座4に潮流発電装置1を取り付けて構成されている。
【0011】
この灯浮標2は、船舶が航行する海(水)5に浮かべて錨6で定置し、かつ、灯火を所定の周期で点滅させることにより、水路や障害物を示して航行の安全を図る装置である。この灯浮標2の浮体3の上にはアルミニウム等の棒材で構成した塔7が設けられており、この塔7の頂上部には灯火装置8が設けられている。この灯火装置8は、灯火源と、この灯火源を点滅させる点滅制御装置と、前記灯火源および点滅制御装置に電力を供給する電源装置の一部とが一体化して構成されている。なお、ここでいう電源装置の一部とは、二次電池、充電制御装置、電力供給制御装置等のことである。
【0012】
また、上記潮流発電装置1は、潮流により回転するダリウス型水車11と、前記ダリウス型水車11の回転力により発電する発電機12とを一体的に構成したものである。また、この潮流発電装置1は、図1に示すように、前記ダリウス型水車11がより下方に位置されるように、前記発電機12の取付部が上記浮体3の下部の取付座4に取り付けられている。
図2ないし図37は本発明の第1の実施の形態に係る灯浮標に取り付けられた潮流発電装置1を説明するための図である。
【0013】
(全体構成)
次に、本発明の第1の実施の形態に係る灯浮標に取り付けられた潮流発電装置1の全体構成について、図2および図3を参照して説明する。ここに、図2は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の全体構成を示す横断面図である。図3は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置を示す正面図である。
【0014】
これら図2又は図3において、この実施の形態に係る潮流発電装置1の発電機12は、回転軸13の一部に固定され磁力を発生するロータヨーク14と、前記ロータヨーク14の周辺に設けられたステータ15と、前記ステータ15に捲回された発電巻線16と、前記回転軸13の一部、前記ロータヨーク14、前記ステータ15および前記発電コイル16を収納し、かつ回転軸13を回転可能に固定する収納箱17と、前記収納箱17の接合部を防水する接合部防水構造18と、前記回転軸13の前記収納箱17からの取出部を防水する回転軸防水構造19とからなる。
【0015】
前記ダリウス型水車11は、前記発電機12の回転軸13を所定の長さ延長してなるシャフト13aの軸長方向に所定の間隔でかつ前記シャフト13aの直角方向に設けられた第1の翼支持盤20aおよび第2の支持盤20bと、前記各翼支持盤20a,20bに両端が支持され所定の翼長でかつ所定の形状の水車翼21,21,21とから構成されている。なお、前記第1の翼支持盤20aおよび第2の支持盤20bは、図3に示すように、略Y字状の形状をしている。また、第1の翼支持盤20aおよび第2の支持盤20bは、図2に示すように、シャフト13aに所定の間隔で固定されている。これら第1の翼支持盤20aと第2の支持盤20bの間には、翼のねじれのない直線形状の3枚の水車翼21,21,21が固定されている。
【0016】
さらに詳細に前記発電機12の構造について説明する。前記発電機12の収納箱17は、図1および図2に示すように、中空円筒形状のケーシング22の一方の開口部に円板状の上ケーシングカバー23をボルト24,24,・・・で固定し、かつ、前記ケーシング22の他方の開口に円板状の下ケーシングカバー25をボルト26,26,・・・で固定して構成されている。
円板状の上ケーシングカバー23の円板中心部の内側には、所定の大きさの円筒状凹部27が設けられている。この円筒状凹部27の内部にはボールベアリング28が設けられており、このボールベアリング28によって回転軸13の一端が上ケーシングカバー23に回転可能に固定されている。
【0017】
円板状の下ケーシングカバー25の円板中心部には、所定の直径の透孔29が設けられている。この透孔29の内側にはボールベアリング31が設けられており、このボールベアリング31により前記透孔29を貫通する回転軸13が下ケーシングカバー25に回転可能に固定されている。
前記上ケーシングカバー23の内側にはケーシング22の内周面に当接する突起部32が円形状に形成されており、前記突起部32と前記ケーシング22の内周面側とにより接合部を構成している。前記突起部32の前記ケーシング22の内周面に当接する面に凹溝33を設け、前記凹溝33にOリング34を配置し、上ケーシングカバー23をケーシング22の一方の端部に固定することにより、接合部防水構造18の一方を構成している。
【0018】
前記下ケーシングカバー25の内側にはケーシング22の内周面に当接する突起部35が円形状に形成されていおり、前記突起部35と前記ケーシング22の内周面側とにより接合部を構成している。前記突起部35の前記ケーシング22の内周面に当接する面に凹溝36を設け、前記凹溝36にOリング37を配置し、下ケーシングカバー25をケーシング22の他方の端部に固定することにより、接合部防水構造18の他方を構成している。
また、前記下ケーシングカバー25の外側端部には、シールカバー38がボルト39で固定されている。このシールカバー38には回転軸13が貫通し嵌合しており、この回転軸13の貫通部にラビリンス40を設けることにより前記回転軸の前記収納箱17からの取出部の防水構造を構成している。なお、回転軸13のシールカバー38の内側の回転軸13には、外側から内側に向かってオイルシール41、カラー42が設けられている。
【0019】
前記回転軸13のケーシング22の位置には、ロータヨーク14が固定されている。前記ロータヨーク14の外周には、所定の間隔でマグネット10が固定されている。また、前記ケーシング22の内周面には、ステータ15が固定されている。このステータ15には発電巻線16が捲回されている。
また、前記ケーシング22の外周の一部には取付座固定面43が形成されており、この取付座固定面43にはパッキン44を介在させてコード取付座45がボルト46,46、・・・で固定されている。このコード取付座45の開口面側には凹溝47が設けられており、この凹溝47の内部にはOリング48が配置されている。また、このコード取付座45には、コード取付蓋49がボルト50で固定されるようになっており、前記Oリング48により防水構造になっている。
【0020】
コード取付蓋49の中央部には中空円柱棒状部51が設けられている。この中空円柱棒状部51の内部には、Oリング52、グランド押53で囲まれた電線54が貫通している。また、中空円柱棒状部51の外周に設けたネジには、電線54の貫通孔を有するロックナット58が螺合している。
次に、ダリウス型水車11について詳細に説明する。まず、第1の翼支持盤20aは、カラー56、座金57、ロックナット58により、回転軸13の太径部に押圧されることによりシャフト13aに固定されている。
【0021】
また、第2の支持盤20bは、カラー64を介装させてボルト59,59,・・・によりシャフト13aの端面に固定されるとともに、カラー63に螺合するボルト62、62、・・・にてシャフト13aに固定されている。各水車翼21,21,21,は、その一端を第1の翼支持盤20aにボルト60,60,・・・で固定されており、その他端を第2の支持盤20bにボルト61,61,・・・で固定されている。
なお、上ケーシングカバー23は、取付座4に固定するための取付代23aを設けており、この取付代23aには取付ボルトを挿通する挿通孔23b,23b,・・・が設けられている。
また、符号30aはロータ押えリング、符号30bはカラー、符号30cは座金、符号30dはロックナットであり、これらによりロータヨーク14を回転軸13に固定している。
【0022】
(各部品の説明)
図4は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置のダリウス型水車に使用する第1の翼支持盤の詳細を示す平面図である。前記第1の翼支持盤20aは、図4に示すように、中央固定部65にシャフト13aを貫通するシャフト孔66を設け、かつ中央固定部65から腕67,67,67を120度の間隔で配置して略Y字状の形状にしている。また、腕67の先端には水車翼21の断面形状に合わせた形状の翼取付部68を設けており、かつ、翼取付部68には水車翼21を固定するためのボルト60用の挿通孔69が設けられている。
【0023】
図5は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置のダリウス型水車に使用する第1の翼支持盤を固定するために使用するカラーを示す断面図である。
このカラー56は、図5に示すように、シャフト13aを通す挿入孔56aが設けられている。
図6は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置のダリウス型水車に使用する第1の翼支持盤を固定するために使用する座金を示す平面図である。
座金57は、図6に示すように、外周側に凹凸57aを設け、かつ、シャフト13aを通す挿入孔57bが設けられている。
【0024】
図7は本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置のダリウス型水車に使用する第2の支持盤の詳細を示す平面図である。この第2の支持盤20bは、図7に示すように、中央固定部75にシャフト13aを固定するボルト59用のボルト挿通孔76,76,・・・を設け、かつ中央固定部75から腕77,77,77を120度の間隔で配置して略Y字状の形状にしている。また、腕77の先端には水車翼21の断面形状に合わせた形状の翼取付部78を設けており、かつ、翼取付部78には水車翼21を固定するためのボルト61用の挿通孔79が設けられている。また、カラー63に螺合するボルト62用の挿通孔80が設けられている。
【0025】
図8は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置のダリウス型水車に使用する第2の支持盤を固定するために使用するカラーを示す平面図である。図9は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置のダリウス型水車に使用する第2の支持盤を固定するために使用するカラーを示す断面図である。
このカラー63は、図9に示すように、所定の厚さを有したものである。このカラー63は、図8および図9に示すように、シャフト13aを通す挿入孔63aを穿設するとともに、ボルト59の螺合するネジ孔63bを設けている。
【0026】
図10は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置のダリウス型水車に使用する第2の支持盤を固定するために使用する他のカラーを示す平面図である。図11は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置のダリウス型水車に使用する第2の支持盤を固定するために使用する他のカラーを示す側面図である。
このカラー64は、図11に示すように、所定の厚みを有するものである。このカラー64は、シャフト13aに固定するボルト59を挿入する挿入孔64aと、カラー63に螺合するボルト62を挿入する挿入孔64bを、それぞれ穿設してある。
【0027】
図12は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するケーシングを示す正面図である。図13は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するケーシングの一方の端部を示す側面図である。図14は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するケーシングの他方の端部を示す側面図である。図15は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するケーシングの外周の一部を示す平面図である。
【0028】
前記ケーシング22は、図12、図13および図14に示すように、金属製の中空円筒形状をしている。このケーシング22の外周の一端には、図15に示すように、取付座固定面43が設けられている。この取付座固定面43の中央部には、図12および図15に示すように、貫通孔81が設けられている。また、前記貫通孔81の周囲には、図15に示すように、ボルト46を螺合するネジ孔82,82,・・・が設けられている。また、ケーシング22の一端部には、図13に示すように、ボルト24を螺合するネジ孔83,83,・・・が設けられている。また、ケーシング22の他端部には、図14に示すように、ボルト26を螺合するネジ孔84,84,・・・が設けられている。
【0029】
図16は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用する上ケーシングカバーの内側面を示す正面図である。図17は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用する上ケーシングカバーを示す断面図である。
【0030】
上ケーシングカバー23は、図16に示すように、円板状の形状をしている。この上ケーシングカバー23の円板中心部の内側には、図17に示すように、ボールベアリング28を固定するための所定の大きさの円筒状凹部27が設けられている。この上ケーシングカバー23の一方の面には、図16および図17に示すように、ケーシング22の内周面に当接するための突起部32が円環状に形成されており、前記突起部32の前記ケーシング22の内周面に当接する面に凹溝33を設け、前記凹溝33にOリング34を配置できるようにしてある。また、上ケーシングカバー23には、図16および図17に示すように、ケーシング22に固定するためのボルト24を挿通するための挿通孔86が設けられている。
【0031】
図18は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用する下ケーシングカバーの内側面を示す正面図である。図19は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用する下ケーシングカバーを示す断面図である。
下ケーシングカバー25は、図18に示すように、円板状の形状をしている。この円板状の下ケーシングカバー25の円板中心部には、図18および図19に示すように、所定の直径の透孔29が設けられている。この透孔29の一方の面側には、図19に示すように、ボールベアリング31を設置するための設置穴29aが設けられている。また、下ケーシングカバー25の他方の面側には、図19に示すように、オイルシール41やカラー42を収納する収納穴29bが設けられている。
【0032】
前記下ケーシングカバー25の内側には、図19に示すように、ケーシング22の内周面に当接する突起部35が円環状に形成されており、前記突起部35の前記ケーシング22の内周面に当接する面に凹溝36を設け、前記凹溝36にOリング37を配置できるようにしてある。
また、下ケーシングカバー25には、図18および図19に示すように、ボルト26を挿入する挿入孔25a,25a,・・・が穿設されている。また、下ケーシングカバー25には、図18および図19に示すように、シールカバー38を固定するためボルト39を螺合するネジ穴25b,25b,・・・が設けられている。
図20は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機およびダリウス型水車に使用する回転軸およびシャフトを示す側面図である。図21は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機およびダリウス型水車に使用する回転軸およびシャフトを示す正面図である。
【0033】
回転軸13とシャフト13aとは、図20および図21に示すように、一体的に構成されている。シャフト13aの端面には、図21に示すように、第2の支持盤20bを固定するためのボルト59を螺合するネジ穴13bが設けられている。また、回転軸13は、ボールベアリング28に挿入する部分13cと、ロックナット30dを螺合する部分13dと、ロータ押えリング30aおよびロータヨーク14を配置する部分13eと、大径部13fと、ボールベアリング31に挿入される部分13gと、シールカバー38やカラー42に挿入される部分13hとからなる。また、シャフト13aには、第1の翼支持盤20aが配置される部分13iと、ロックナット58が螺合される部分13jとが設けられている。
【0034】
図22は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するロータヨークを示す正面図である。図23は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するロータヨークを示す一部断面図である。
ロータヨーク14は、図22および図23に示すように、中心に大きな透孔14aを有するドーナツ形状をしている。このロータヨーク14は、その両端から二つのロータ押えリング30a,30aにより挟まれることにより回転軸13に固定されるようになっている。なお、このロータヨーク14の両側面には、図22および図23に示すように、ロータ押えリング30a,30aを固定するための、ボルト用のネジ穴14b,14b,・・・が設けられている。
【0035】
図24は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するロータ押えリングを示す正面図である。図25は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するロータ押えリングを示す一部断面図である。
このロータ押えリング30aは、図24および図25に示すように、回転軸13を挿入する挿入孔30a1が設けられている。また、ロータ押えリング30aは、図24および図25に示すように、ロータヨーク14の透孔14aに嵌合される凸台30a2が設けられている。また、ロータ押えリング30aには、図24および図25に示すように、ロータヨーク14のネジ穴14bに螺合するボルトの挿通孔30a3,30a3,・・・が設けられている。
【0036】
図26は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するロータ押えリングの押え用のカラーを示す断面図である。このカラー30bは、図26に示すように、回転軸13を挿入するための挿入孔30b1が設けられている。
図27は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するロータ押えリングの押え用の座金を示す正面図である。この座金30cは、図27に示すように、外周側に凹凸30c1を設け、かつ、回転軸13を通す挿入孔30c2が設けられている。
【0037】
図28は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するステータを示す正面図である。このステータ15は、図28に示すように、多数の歯15a,15a,15a,・・・を設けたものである。
図29は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するカラーを示す断面図である。このカラー42は、図29に示すように、回転軸13を挿入する挿入孔42aが設けられている。
【0038】
図30は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するシールカバーを示す正面図である。図31は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するシールカバーを示す断面図である。
このシールカバー38は、図30に示すように、円板状の形状をしている。この円板状のシールカバー38は、図30および図31に示すように、大径部38aと小径部38bとが設けられている。また、シールカバー38の小径部38bには、図30および図31に示すように、回転軸13が貫通し嵌合する貫通孔38cが設けられており、この回転軸13の貫通孔38cにラビリンス40を設けている。このラビリンス40により、前記回転軸13の前記収納箱17からの取出部の防水構造となる。
また、シールカバー38には、図30および図31に示すように、下ケーシングカバー25に固定するボルト39を挿通する挿通孔38d,38d,・・・が穿設されている。
【0039】
図32は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するコード取付座を示す平面図である。図33は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するコード取付座を示す断面図である。
このコード取付座45は、図33に示すように略逆Ω形状をしており、鍔部45a、底部45b、防水収容部45cが設けられている。この鍔部45aには、図32および図33に示すように、凹溝45dが設けられており、かつ、その凹溝45dの外側にはボルト50を螺合するネジ孔45eが設けられている。また、底部45bには、図32および図33に示すように、取出線を取り出す貫通孔45fが穿設されており、その外側にはOリングを配置する凹溝45gが設けられており、かつ、コード取付座45をケーシング22に固定するボルト46を挿通する挿通孔45hが穿設されている。
【0040】
図34は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するコード取付蓋を示す平面図である。図35は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するコード取付蓋を示す断面図である
このコード取付蓋49は、図35に示すように、円板状基体49aの中央部に直角に中空円柱棒状部51が設けられており、略T字状の形状をしている。この中空円柱棒状部51の内部は、Oリング52、グランド押53で囲まれた電線54が貫通できる貫通孔49bが設けられている。また、中空円柱棒状部51の外周にはネジ49cが設けられており、このネジ49cにロックナット58が螺合できるようになっている。また、コード取付蓋49の円板状基体49aの周縁側には、コード取付座45に固定するためのボルト50を挿通するための挿通孔49dが穿設されている。
【0041】
図36は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するロックナットを示す平面図である。図37は、本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するロックナットを示す断面図である
このロックナット58は、図36および図37に示すように、電線53を貫通する貫通孔55aを穿設している。また、ロックナット58の内部には、図37に示すように、ネジ55bが設けられている。
【0042】
上述したような各種部品を使用し、かつ、これら部品および図示しないパッキン等の部品を所定の組み立て順序で組み立てることにより、図1ないし図3に示す潮流発電装置1が構成されることになる。
【0043】
このような第1の実施の形態によれば、次のような利点がある。
(1)潮流は定常的に流れているため、気象条件に左右されずに発電をすることができる。
(2)ダリウス型水車11と発電機12とが一体的に構成されていて、かつ、水中に没した状態で発電可能になっているので、構成が簡単でかつ保守の必要のないランニングコストの安い発電装置をえることができる。
(3)少ない潮流でも確実に発電が可能である。
【0044】
[第2の実施の形態]
図38ないし図43は本発明の第2の実施の形態に係る灯浮標を説明するための図である。
図38は、本発明の第2の実施の形態に係る灯浮標に取り付けられた潮流発電装置を示す断面図である。図39は、本発明の第2の実施の形態に係る灯浮標に取り付けられた潮流発電装置を示す正面図である。
【0045】
この第2の実施の形態に係る潮流発電装置1Aは、第1の実施の形態の水車の形状とは異なる形状のダリウス型水車11Aと、第1の実施の形態と同じ形状の発電機12とから構成されている。したがって、第2の実施の形態に係る潮流発電装置1Aの発電機12において、第1の実施の形態と同一構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。また、第2の実施の形態に係る潮流発電装置1Aのダリウス型水車11Aにおいて、第1の実施の形態と同一構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0046】
この第2の実施の形態に係る潮流発電装置1Aのダリウス型水車11Aは、発電機12の回転軸13を所定の長さ延長してなるシャフト13aの軸長方向に所定の間隔でかつ前記シャフト13aの直角方向に設けられた第1の翼支持盤20aAおよび第2の支持盤20bAと、前記各翼支持盤20aA,20bAに両端が支持され所定の翼長でかつ所定の形状の水車翼21A,21A,21A,21Aとから構成されている。なお、前記第1の翼支持盤20aAおよび第2の支持盤20bAは、図38に示すように、90度間隔に設けられた腕67Aおよび腕77Aによって十字状の形状をしている。また、第1の翼支持盤20aAおよび第2の支持盤20bAは、図39に示すように、シャフト13aに所定の間隔で固定されている。これら第1の翼支持盤20aAと第2の支持盤20bAの間には、翼のねじれのない直線形状の4枚の水車翼21A,21A,21A,21Aが固定されている。
【0047】
図40は本発明の第2の実施の形態に係る灯浮標に取り付けられた潮流発電装置のダリウス型水車の角度に対する起動トルクを示す特性図であり、横軸に角度[deg]を、縦軸にトルク[Nm]を、それぞれ示したものである。
この灯浮標2に取り付けられた潮流発電装置1において、ダリウス型水車11Aの水車翼21Aを直線翼4枚で構成した場合の特定であって、角度が60度、150度、250度、330度の付近で、潮流の各流速でそれぞれ大きな起動トルクが発生する特性を有している。
【0048】
図41は、本発明の第2の実施の形態に係る灯浮標に取り付けられた潮流発電装置のダリウス型水車の回転数に対するトルクを示す特性図であり、横軸に回転数[rpm]を、縦軸にトルク[Nm]を、それぞれ示したものである。
潮流の各流速(0.6[m/s],・・・,1.4[m/s])における回転数とトルクの関係は、図41に示すように、流速0.6[m/s]では30〜45[rpm]で2〜0.3[Nm]程度、流速0.8[m/s]では45〜65[rpm]で4〜0.3[Nm]程度、流速1.0[m/s]では60〜85[rpm]で6〜0.3[Nm]程度、流速1.2[m/s]では90〜95[rpm]で2.8〜0[Nm]程度、流速1.4[m/s]では100〜115[rpm]で6.5〜0[Nm]程度となる。
【0049】
図42は、本発明の第2の実施の形態に係る灯浮標に取り付けられた潮流発電装置のダリウス型水車の回転数に対する出力を示す特性図であり、横軸に回転数[rpm]を、縦軸に出力[W]を、それぞれ示したものである。
潮流の各流速(0.6[m/s],・・・,1.4[m/s])における回転数[rpm]に対する出力[W]の関係は、図42に示すように、流速0.6[m/s]では30〜50[rpm]で5〜0.3[W]程度、流速0.8[m/s]では45〜65[rpm]で18〜0.3[W]程度、流速1.0[m/s]では60〜85[rpm]で35〜0.3[W]程度、流速1.2[m/s]では90〜95[rpm]で28〜0[W]程度、流速1.4[m/s]では100〜115[rpm]で65〜0[W]程度となる。
【0050】
図43は、本発明の第2の実施の形態に係る灯浮標に取り付けられた潮流発電装置のダリウス型水車の周速比に対する効率を示す特性図であり、横軸に周速比を、縦軸に効率[%]を、それぞれ示したものである。
潮流の各流速(0.6[m/s],・・・,1.4[m/s])における周速比に対する効率[%]の関係は、図43に示すように、流速0.6[m/s]〜流速1.4[m/s]では周速比1.8〜2.6で25〜0[%]程度となる。
上述したよう灯浮標2に取り付けられた潮流発電装置1は、ダリウス型水車11Aが潮流の流速が遅い場合でも確実に発電されることになる。
このような第2の実施の形態によっても、第1の実施の形態と同様な利点がある。
また、第2の実施の形態によれば、速度の遅い潮流でも発電できる。
【0051】
[第3の実施の形態]
図44ないし図51は本発明の第3の実施の形態を説明するための図である。
図44は、本発明の第3の実施の形態に係る灯浮標に取り付けられた潮流発電装置を示す断面図である。図45は、本発明の第3の実施の形態に係る灯浮標に取り付けられた潮流発電装置を示す正面図である。図46は、本発明の第3の実施の形態に係る灯浮標に取り付けられた潮流発電装置に使用するダリウス型水車を示す側面図である。図47は、本発明の第3の実施の形態に係る灯浮標に取り付けられた潮流発電装置に使用するダリウス型水車を示す平面図である。
【0052】
この第3の実施の形態に係る灯浮標2の潮流発電装置1Bは、第1の実施の形態の水車の形状とは異なる形状のダリウス型水車11Bと、第1の実施の形態と同じ形状の発電機12とから構成されている。したがって、第3の実施の形態に係る潮流発電装置1Bの発電機12において、第1の実施の形態と同一構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。また、第3の実施の形態に係る潮流発電装置1Bのダリウス型水車11Bにおいて、第1の実施の形態と同一構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0053】
この第3の実施の形態に係る灯浮標2において、前記潮流発電装置1Bのダリウス型水車11Bは、発電機12の回転軸13を所定の長さ延長してなるシャフト13aの軸長方向に所定の間隔でかつ前記シャフト13aの直角方向に設けられた第1の翼支持盤20aBおよび第2の支持盤20bBと、前記各翼支持盤20aB,20bBに両端が支持され所定の翼長でかつ所定の形状の3枚の水車翼21B,21B,21Bとから構成されている。なお、前記第1の翼支持盤20aBおよび第2の支持盤20bBは、図45および図46に示すように、120度の間隔を持たせた腕67Bおよび腕77Bにより略Y字状の形状をしている。また、第1の翼支持盤20aBおよび第2の支持盤20bBは、図44に示すように、シャフト13aに所定の間隔で固定されている。これら第1の翼支持盤20aBと第2の支持盤20bBの間には、図46および図47に示すように、翼形状が所定の形状にねじれている曲線形状の3枚の水車翼21B,21B,21Bが固定されている。
【0054】
図48は本発明の第3の実施の形態に係る灯浮標に取り付けられた潮流発電装置のダリウス型水車の角度に対する起動トルクを示す特性図であり、横軸に角度[deg]を、縦軸にトルク[Nm]を、それぞれ示したものである。
この灯浮標2に取り付けられた潮流発電装置1において、ダリウス型水車11Bの水車翼21Bをスパイラル翼で構成した場合、角度が60度、180度、300度の付近で、潮流の流速の大きいものほど大きな起動トルクが発生する特性を有している。
【0055】
図49は、本発明の第3の実施の形態に係る灯浮標に取り付けられた潮流発電装置のダリウス型水車の回転数に対するトルクを示す特性図であり、横軸に回転数[rpm]を、縦軸にトルク[Nm]を、それぞれ示したものである。
潮流の各流速(0.6[m/s],・・・,1.4[m/s])における回転数とトルクの関係は、図49に示すように、流速0.6[m/s]では30〜65[rpm]で0.4〜0.01[Nm]程度、流速0.8[m/s]では40〜90[rpm]で0.6〜0.01[Nm]程度、流速1.0[m/s]では50〜120[rpm]で1〜0.01[Nm]程度、流速1.2[m/s]では70〜150[rpm]で1.5〜0.01[Nm]程度、流速1.4[m/s]では100〜180[rpm]で2〜0.01[Nm]程度となる。
【0056】
図50は、本発明の第3の実施の形態に係る灯浮標に取り付けられた潮流発電装置のダリウス型水車の回転数に対する出力を示す特性図であり、横軸に回転数[rpm]を、縦軸に出力[W]を、それぞれ示したものである。
潮流の各流速(0.6[m/s],・・・,1.4[m/s])における回転数[rpm]に対する出力[W]の関係は、図50に示すように、流速0.6[m/s]では30〜70[rpm]で1〜0.01[W]程度、流速0.8[m/s]では40〜95[rpm]で4〜0.01[W]程度、流速1.0[m/s]では55〜120[rpm]で7.5〜0.01[W]程度、流速1.2[m/s]では60〜150[rpm]で14〜0.01[W]程度、流速1.4[m/s]では100〜180[rpm]で22〜0.01[W]程度となる。
【0057】
図51は、本発明の第3の実施の形態に係る灯浮標に取り付けられた潮流発電装置のダリウス型水車の周速比に対する効率を示す特性図であり、横軸に周速比を、縦軸に効率[%]を、それぞれ示したものである。
潮流の各流速(0.6[m/s],・・・,1.4[m/s])における周速比に対する効率[%]の関係は、図41に示すように、流速0.6[m/s]〜流速1.4[m/s]では周速比0.8〜2.0で0.18〜0.02[%]程度となる。
【0058】
図52は、本発明の第3の実施の形態に係る灯浮標によって発電される発電電力と潮流の関係を示す特性図であり、横軸には潮流の流速[m/s]を、縦軸には発電電力[w]と発電装置効率[%]とがそれぞれとられている。なお、図52では、三角印が発電装置効率を示し、黒丸印が発電電力を示す。
この図52からも分かるように、この潮流発電装置1Bでは、潮流の流速が1.7〜1.8[m/s]のときが最も効率がよい。発電量は、潮流の流速が早ければ早いほど大きくなる。
このような第3の実施の形態によっても、第1の実施の形態と同様な利点がある。
【0059】
このような第3の実施の形態によれば、第2の実施の形態によりもさらに、小さな潮流で発電させることができる。
なお、上記第3の実施の形態では、所定の形状にねじれた3枚の水車翼21B,21B,21Bで構成したが、所定の形状にねじれた4枚の水車翼で構成してもよい。
【0060】
[第4の実施の形態]
次に、メンテナンスを容易にできる灯浮標用潮流発電装置の取付構造について図53以下の図面を参照しながら詳細に説明する。
図53ないし図59は本発明の第4の実施の形態であってメンテナンスを容易にできるようにした灯浮標用潮流発電装置の取付構造を説明するための図である。ここに、図53は、本発明の第4の実施の形態に係る灯浮標用潮流発電装置の取付構造を備えた灯浮標を示す正面図である。図54は、本発明の第4の実施の形態に係る灯浮標用潮流発電装置の取付構造であって前記潮流発電装置を固定した状態を示す断面図である。
【0061】
図55は、本発明の第4の実施の形態に係る灯浮標用潮流発電装置の取付構造であって前記潮流発電装置を引き上げた状態を示す断面図である。図56は、本発明の第4の実施の形態に係る灯浮標用潮流発電装置の取付構造であって、取付座の一部を拡大して示す図である。図57は、本発明の第4の実施の形態に係る灯浮標用潮流発電装置の取付構造であって、当該取付構造で使用する蓋の一部を拡大して示す図である。
【0062】
図58は、本発明の第4の実施の形態に係る灯浮標用潮流発電装置の取付構造であって、当該取付構造で使用する櫓座を拡大して示す図である。図59は、本発明の第4の実施の形態に係る灯浮標用潮流発電装置の取付構造であって、当該取付構造で使用する固定機構を構成する固定リングの一部を拡大して示す図である。
【0063】
これらの図において、本発明の第4の実施の形態に係る灯浮標用潮流発電装置の取付構造が適用された灯浮標2aは、図53に示すように構成されている。すなわち、浮体3aの上には塔7aが立設されており、この塔7aの頂部に灯火装置8aが設けられている。また、前記浮体3aは錨6で定置されている。なお、符号5は喫水面である。
【0064】
また、本発明の第4の実施の形態に係る灯浮標用潮流発電装置の取付構造は、図53に示すように、前記浮体3aに一体的に構成された防水収容部90,90の下部に設けた取付座4a,4aに潮流発電装置1C,1Cを着脱可能に構成されたものである。これら二つの潮流発電装置1C,1Cを固定するための灯浮標用潮流発電装置の取付構造は全く同一であるので、一方のみを説明し、他方の灯浮標用潮流発電装置の取付構造の説明を省略する。
また、前記灯浮標用潮流発電装置の取付構造によって浮体3aに固定される潮流発電装置1Cは、潮流により回転するダリウス型水車11cと、前記ダリウス型水車の回転力により発電する発電機12cとを一体的に構成してなる。
【0065】
すなわち、この灯浮標用潮流発電装置の取付構造は、前記浮体3aに一体的に設けられていて、前記浮体3aの底部から甲板300の面まで連通しかつ所定の直径の円筒形状に形成された防水収容部90と、前記防水収容部90の底部に設けられ前記潮流発電装置1Cのダリウス型水車11cよりやや大きな直径でかつ前記防水収容部90の直径よりは小さい透孔400を穿設してなる取付座4aと、前記取付座4aから前記浮体3aの甲板300側まで延長されたガイド棒91と、前記防水収容部90のガイド棒91,91側に設けられ前記取付座4aと同様な円環状に形成されガイド棒91,91を貫通する貫通孔92a,92aを設けた防水パッキン92と、前記防水収容部90の直径よりやや小さく形成された円板であって一方の面に前記潮流発電装置1Cが固定され他方の面に吊り金具94aが設けられかつ前記ガイド棒91,91を嵌入する係合孔94b,94bが穿設された固定板94と、前記防水パッキン92の貫通孔92a,92aをガイド棒91,91を嵌入し、かつ前記固定板94の係合孔94b,94bにガイド棒91,91を嵌入して前記取付座4aに前記固定板94を載置し、かつ前記ガイド棒91,91よりやや短く所定の長さのスリーブ95a,95aを前記ガイド棒91,91に装着して前記潮流発電装置1Cを前記取付座4aに固定する固定機構95とを備えている。なお、各スリーブ95a,・・・は、末端に座95b1,95b2aを設けている。
【0066】
さらに説明すると、前記防水収容部90は、所定の直径を持った円筒状に構成されており、前記浮体3aに溶接等で一体に形成されている。前記防水収容部90は、前記円筒状の一端が前記浮体3aの底部の海中に突出させてあり、かつ、前記円筒状の他端が甲板300より突出させてある。
【0067】
前記固定機構95は、スリーブ95a,95aと、固定リング95bと、バネ座金95cと、ガイド棒91の先端側に設けたネジ部95dと、前記ネジ部95dに螺着されるナット95eとからなる。また、固定リング95bには、図59に示すように、ガイド棒91の直径よりやや大きい挿通孔95b1が設けられている。
【0068】
また、前記固定リング95bの外周には、図54および図59に示すように一体的に防振ゴム95b2が被せるられており、この防振ゴム95b2が防水収容部90の内周面全周に接するようになっている。この固定機構95は、前記防水パッキン92の貫通孔92a,92aおよび固定板94の係合孔94b,94bにガイド棒91,91を嵌入して前記取付座4aに前記固定板94を前記防水パッキン92を介して載置した後、かつ、前記スリーブ95a,95aを前記ガイド棒91,91に装着して前記固定板94を押し込み、さらに前記固定リング95bの挿通孔95b1に前記ガイド棒91,91を挿入させ、しかる後に、ガイド棒91,91にバネ座金95cを入れ、ガイド棒91,91のネジ部95dにナット95eを螺合させることにより、前記固定板94を固定できるようになっている。なお、ガイド棒91,91は、作業を容易にするために、長さを異ならせてある。
【0069】
また、前記浮体3aに設けられた前記防水収容部90の甲板300の側の一端には、前記防水収容部90の直径より所定の長さ大きい直径の蓋96が着脱可能に設けられている。前記防水収容部90の一端側の防水収容部座90aには、所定の位置にネジ孔90bが設けられている。また、前記蓋96には、前記蓋96を防水収容部90の正規の位置に載置したときに、前記防水収容部90の防水収容部座90aのネジ孔90bと同一位置にボルト挿通孔96aが穿設されている。前記蓋96のボルト挿通孔96aと前記防水収容部90の収容部座90aのネジ孔90bと位置合わせをし、バネ座金99aを取り付けたボルト99bをボルト挿通孔96aを挿通してネジ孔90bに螺合することにより前記蓋96を前記防水収容部90の収容部座90aに固定するようになっている。
【0070】
また、前記蓋96の内側には、保持金具96bが設けられており、この保持金具96bに緩嵌されているシャックル101に吊りワイヤー100の一端がを取り付けられている。なお、前記吊りワイヤー100の他端は、前記固定板94の吊り金具94aに固定されているシャックル102に固定されている。
前記浮体3aの前記防水収容部90の収容部座90aには、図55に示すように、櫓105が着脱可能に設けられている。
【0071】
前記櫓105は、所定の高さの支柱105a,105aと、前記支柱105a,105aの上側で直角方向に設けられた横桟105bとから構成されている。前記横桟105bの長さは、支柱105a,105aが丁度、防水収容部90の収容部座90aに乗る長さに設定されている。前記支柱105a,105aの下端には、図58に示すように、ボルト挿通孔105cを設けた櫓座105dが設けられている。前記防水収容部90の収容部座90aには、前記櫓座105dのボルト挿通孔105cに挿通させるボルト(図示せず)が所定の位置に垂設されている。
【0072】
前記櫓105の横桟105bには、滑車用吊下げ座105e,105fが設けられており、前記吊下げ座105e,105fに吊下げられた滑車106a,106bに前記吊りワイヤー100を掛け、吊りワイヤー100の一端側を甲板300に固定された手動ウインチ107に係合させ前記手動ウインチ107のレバー107aを操作することにより、前記潮流発電装置1Cを釣り上げ、あるいは、吊り下げ可能になっている。
【0073】
このように構成された灯浮標用潮流発電装置の取付構造において、潮流発電装置1Cのメンテナンスのために、潮流発電装置1Cの着脱する工程を説明する。
まず、本発明の第4の実施の形態に係る灯浮標用潮流発電装置の取付構造が適用された灯浮標2aでは、潮流発電装置1Cは、図54に示すような状態に防水収容部90の下部の取付座4aに取り付けられている。
このような状態にある灯浮標2aの潮流発電装置1Cをメンテナンスすることになると、複数のメンテナンス要員が、船で当該灯浮標2aに接近し、灯浮標2aの浮体3aの甲板300に乗り移るとともに、必要な機材を船から灯浮標2aの浮体3aの甲板300に移す。
【0074】
要員は、メンテナンスをしようとする潮流発電装置1Cの固定されている防水収容部90の近くの甲板300上で屈み込み、前記防水収容部90の上端の収容部座90aに設置された蓋96の外周のボルト挿通孔96aを挿通し収容部座90aのネジ孔90bに螺合している複数のボルト99b,・・・緩め、当該ボルト99b,・・・とバネ座金99a,・・・を外す。
【0075】
屈み込んだ要員は、蓋96の上に設けた把手(図示せず)を掴み、この蓋96を持ち上げて甲板300上であって、作業の邪魔にならない場所に置く。すると、蓋96の内側に設けた保持金具96bに緩嵌されているシャックル101に連結されている吊りワイヤー100が甲板300上に出てくる。このため、吊りワイヤー100は、作業に支障のない長さになるように余裕を持たせてある。
要員は、浮体3aの甲板300の上で身を低くして櫓105の部品を結合し、寝かせた状態で櫓105を組み立てる。なお、櫓105は、事前に陸上又は船上で組み立てておき、それを灯浮標2aの浮体3aの甲板300に搬入してもよい。
【0076】
要員は、櫓105の支柱105aを持って立ち上がり、櫓105を起こして防水収容部90の収容部座90aの上に乗せる。櫓105の支柱105a,105aの下部には図58に示すように櫓座105d,105dが設けられており、前記櫓座105dには前記防水収容部90の収容部座90aに設けられたネジ孔90bと同一位置にボルト挿通孔105cが設けられているので、一人あるいは複数の要員が支柱105a,105aを支え、櫓座105dのボルト挿通孔105cを収容部座90aのネジ孔90bに対向合致するように移動させて保持するとともに、他の要員が前記蓋96を外したバネ座金99a、ボルト99bを使いネジ止めすることにより、櫓105を浮体3aの甲板300上にしっかりと固定する。
【0077】
要員は、灯浮標2aの浮体3aの甲板300上に運び込んだ手動ウインチ107を所定の場所に移動させ、図示しない甲板300上のネジ孔にネジ止め固定する。
要員は、工具を片手に持ち、片膝を浮体3aの甲板300に付けた状態で他方の手で組み立てた櫓105の支柱105aを握って掴まり、防水収容部90の内側に向かい前屈みになって、手に持った工具で固定リング95bを固定している複数のナット95e,・・・を緩めた後、工具を浮体3aの甲板300におき、その手でナット95e,・・・およびバネ座金95c,・・・をガイド棒91,・・・から外す。
【0078】
なお、ナット95e,・・・を緩めると、潮流発電装置1Cを取り付けてある固定リング95bが水圧で上方に押し上げられる。また、固定板93の下部側に接着材で一体的に形成されている防水パッキン92も押し上げられるので、この防水パッキン92と取付座4aとの間に隙間ができ、水圧により海水が防水収容部90の内部に流入してきて、吃水5と同一面まで満たす。
【0079】
固定リング95bの外周部には図54および図59に示すように防振ゴム95b1が設けられていることから防水収容部90の内周面に接しており、かつ、固定リング95bの挿通孔95b1,・・・にガイド棒91,・・・が挿通されているので、固定リング95bを防水収容部90から取り出すには、この固定リング95bを防水収容部90の内周面に沿って移動させる必要がある。そこで、複数の要員が、上述したと同様の姿勢で、固定リング95bの内側に手を掛けて、前記防水収容部90の円筒軸に沿わせて引き上げる。
【0080】
要員は、固定リング95bを防水収容部90より取り出した後、固定リング95bを持ったまま立ち上がり、以後の作業の邪魔にならない場所に置く。このとき、固定リング95bの内側には吊りワイヤー100が挿通されており、また、吊りワイヤー100の先端は蓋96の保持金具96bに連結されているので、固定リング95bは蓋96に近傍に置くことになる。
【0081】
要員は、前記ナット95eを外したときと同様な姿勢をとり、スリーブ95aの先端部に設けた円盤状の座を掴み引き上げ、この座が防水収容部90の上端部より突出したら、そのまま立ち上がり、片手でスリーブ95aを引き上げ、他の手でそのスリーブ95aの下部を掴み、引き上げた手を離し、スリーブ95aを掴んだ手で引き上げ、離した手でそのスリーブ95aの下部を掴むという動作を繰り返すことにより、複数のスリーブ95a,・・・をガイド棒91,・・・から引き取り、所定の場所に置く。
【0082】
このようち作業は、防水収容部90の内側に身を乗り出す姿勢で行なうこともあるので、安全作業を行なうために、体を支えたり物を確実に掴めるように、櫓105の支柱105a,105aや、固定リング95bには把手を設けておくことが望ましい。
要員は、立ち上がった状態で、櫓105の吊下げ座105e,105fに滑車106a,106aのフックを引っかけ、櫓105に滑車106a,106bを取り付ける。
【0083】
要員は、浮体3aの甲板300に置いてある蓋96の保持金具96bに連結されたシャックル96cのネジを外し、このシャックル96cと吊りワイヤー100とを分離し、かつ、この吊りワイヤー100を固定リング95bの内側より抜き取った後、吊りワイヤー100の先端を持って、この吊りワイヤー100を滑車106a,106bの順んで滑車106a,106bに通した後、浮体3aの甲板300に固定した手動ウインチ107のドラム(図示せず)に固定する。
【0084】
要員は、手動ウインチ107のレバー107a回転させて吊りワイヤー100をドラム(図示せず)に巻き取ると、潮流発電装置1Cは固定板94の係合孔94b,94bがガイド棒91,91によって案内されて上昇してくるので、海上のうねりで浮体3aが揺れても、ダリウス型水車11cが防水収容部90の内周面に接触・衝突して破損することもなく引き上げられる。
【0085】
潮流発電装置1Cが上方に引き上げられて固定板94の係合孔94b,94bがガイド棒91,91から外れると、この潮流発電装置1Cは上からみた平面上の位置的に不安定な状態になるが、浮体3aの甲板300上の要員の手が届く位置に達しているので、要員が吊り金具94aや固定板94を掴むことにより平面上の位置を保って引き上げることができる。このために、固定板94には、把手を設けておくことが好ましい。
【0086】
前記潮流発電装置1Cの全体が図55に示すように浮体3aの甲板300上の位置まで引き上げ、この潮流発電装置1Cの簡単な検査を行なう。また、状況によっては、引き上げた状態またはシャックル102のネジを外して吊りワイヤー100と吊り金具94aとを分離し、潮流発電装置1Cを浮体3aの甲板300に降ろすか、船上にもって行き、保守を行なう。
【0087】
次に、保守の終了した潮流発電装置1Cの取り付け方について説明する。
吊りワイヤー100がシャックル102を介して吊り金具94aに連結されていて、かつ、図55に示すように潮流発電装置1Cが櫓105に吊り下がった状態で、要員は、手動ウインチ107のレバー107aを逆回転させて、手動ウインチ107のドラム(図示せず)を引き上げとは逆回転させて潮流発電装置1Cを徐々に防水収容部90の内部に降ろす。
引き上げ時と同様に、要員は、潮流発電装置1Cの破損を防止するため、この潮流発電装置1Cの固定板94に設けられた係合孔94b,94bにガイド棒91のネジ部95dと嵌合するまで、潮流発電装置1Cや固定板94を掴み平面的位置を確保する。
【0088】
浮体3aの甲板300の面積は狭いため、これを有効に活用するために防水収容部90をなるべく小型化する必要があり、潮流発電装置1Cのダリウス型水車11cの外径と防水収容部90の内部に設けられたガイド棒91,91の平面上の間隔は狭くなっている。前記固定板94の係合孔94b,94bとガイド棒91,91の間隔を大きく取ってしまうと、潮流発電装置1Cの引き上げ、引き下げ時に、浮体3aが揺れると潮流発電装置1Cも揺れダリウス型水車11cがガイド棒91,91に衝突する事故が発生することになる。
【0089】
そこで、前記固定板94の係合孔94b,94bとガイド棒91,91の間隔とは小さく保たれている。このため、固定板94の係合孔94b,94bにガイド棒91,91を嵌合させる作業は、全箇所同時に行わなければならず、揺れる浮体3aの上での作業は非常に困難を伴う。
【0090】
この点を解消するため、複数のガイド棒91,・・・の長さをそれぞれ変化させてある。これにより、丈の長いガイド棒91,・・・から順次固定板94の係合孔94b,・・・に嵌合させることができ、かつ、嵌合している固定板94の係合孔94bが他の未嵌合の係合孔94b,・・・の案内ともなるので、作業が非常に容易になると同時に潮流発電装置1Cのダリウス型水車11cがガイド棒91に衝突させる危険性を低減でき、効率的に作業を進行させることができる。なお、前記ガイド棒91の全てを長さを変えるのではなく、前記ガイド棒91の長さは3段階位の寸法でも十分な効果がある。
以後、引き上げとは逆の手順で作業を進める。
【0091】
さらに、潮流発電装置1Cは、防水収容部90内を固定板94の係合孔94b,・・・とガイド棒91,・・・とにより案内されてさらに降下させて、固定板94を取付座4aの上に載置する。これにより、潮流発電装置1Cは、浮体3aの底面より深く海中に突出することになる。
要員は、ガイド棒91,・・・に全部のスリーブ95a,・・・を挿通する。その後、要員は、吊りワイヤー100を滑車106a,106bから外した後、固定リング95bの内周から吊りワイヤー100を通し、当該吊りワイヤー100の一端を前記蓋96の保持金具96bにシャックル96cを介して固定する。
【0092】
次いで、防水収容部90の円筒軸に沿って固定リング95bを降下させて、固定リング95bの挿通孔95b1をガイド棒91,・・・のネジ部95d,・・・に挿通した後、バネ座金95c,・・・をネジ部95d,・・・に嵌め、さらに、ネジ部95d,・・・ナット95e,・・・を螺合することにより、固定リング95bを固定する。これにより、前記潮流発電装置1Cが取付座4aに固定される。
しかる後、水中ポンプ(図示せず)を防水収容部90の内部に流入している海水中に沈め、防水収容部90内の海水を防水収容部90から外にくみ出して捨てる。
【0093】
前記防水収容部90内の海水がなくなった時点で、水中ポンプ(図示せず)を引き上げて、後の作業の邪魔にならない甲板300上の場所に置く。
さらに、複数の要員は、櫓105の支柱105a,105aを支え、他の要員は、櫓座105dのボルト挿通孔105cを介して収容部座90aのネジ孔90bに螺合しているにバネ座金99a、ボルト99bを外し、浮体3aの甲板300の所定の場所に置き。
複数の要員は、櫓105を浮体3aの甲板300の作業の邪魔にならない場所に置く。
【0094】
また、要員は、蓋96の外周側が収容部座90aに合致するように置くとともに、ボルト挿通孔96aを防水収容部90の収容部座90aのネジ孔90b,・・・に合致させた後、バネ座金99aを嵌めたボルト99b,・・・収容部座90aのネジ孔90bに螺合し、図54に示すようなメンテナンス前の状態に戻す。
その後、櫓105を分解し、櫓105や工具を船に搬入してメンテナンスの終了となる。
【0095】
以上説明したように本発明の第4の実施の形態に係る灯浮標用潮流発電装置の取付構造によれば、上記潮流発電装置1Cを防水収容部90の取付座4aに簡単に装着し、あるいは、前記潮流発電装置1Cを防水収容部90の取付座4aから簡単に取り外しでき、前記潮流発電装置1Cの保守を容易に行なうことができる。
なお、上記第4の実施の形態では、櫓105は着脱可能なもので説明したが、これに限定されるものではなく、例えば櫓105の支柱105a,105aが、防水収容部90の収容部座90aより外側に配置されるように横桟105bの長さを選定し、かつ櫓105の横桟105bの中央部が防水収容部90の円筒軸上に位置するように配置し、前記支柱105a,105aの下部を甲板300上に固定するようにして、前記櫓105が甲板300に固定された形にしてもよい。
【0096】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1ないし請求項3に記載の発明によれば、次のような利点がある。
(1)潮流は定常的に流れているため、気象条件に左右されずに発電をすることができる。
(2)ダリウス型水車と発電機とが一体的に構成されていて、かつ、水中に没した状態で発電可能になっているので、構成が簡単でかつ保守の必要のないランニングコストの安い発電装置をえることができる。
(3)少ない潮流でも確実に発電が可能である。
(4)請求項ないし記載の発明によれば、前記潮流発電装置を防水収容部の取付座に簡単に装着し、あるいは、前記潮流発電装置を防水収容部の取付座から簡単に取り外しでき、前記潮流発電装置1Cの保守を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る潮流発電装置を灯浮標に取り付けた状態を説明するための図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の全体構成を示す横断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置を示す正面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置のダリウス型水車に使用する第1の翼支持盤の詳細を示す平面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置のダリウス型水車に使用する第1の翼支持盤を固定するために使用するカラーを示す断面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置のダリウス型水車に使用する第1の翼支持盤を固定するために使用する座金を示す平面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置のダリウス型水車に使用する第2の支持盤の詳細を示す平面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置のダリウス型水車に使用する第2の支持盤を固定するために使用するカラーを示す平面図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置のダリウス型水車に使用する第2の支持盤を固定するために使用するカラーを示す断面図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置のダリウス型水車に使用する第2の支持盤を固定するために使用する他のカラーを示す平面図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置のダリウス型水車に使用する第2の支持盤を固定するために使用する他のカラーを示す側面図である。
【図12】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するケーシングを示す正面図である。
【図13】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するケーシングの一方の端部を示す側面図である。
【図14】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するケーシングの他方の端部を示す側面図である。
【図15】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するケーシングの外周の一部を示す平面図である。
【図16】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用する上ケーシングカバーの内側面を示す正面図である。
【図17】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用する上ケーシングカバーを示す断面図である。
【図18】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用する下ケーシングカバーの内側面を示す正面図である。
【図19】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用する下ケーシングカバーを示す断面図である。
【図20】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機およびダリウス型水車に使用する回転軸およびシャフトを示す側面図である。
【図21】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機およびダリウス型水車に使用する回転軸およびシャフトを示す正面図である。
【図22】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するロータヨークを示す正面図である。
【図23】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するロータヨークを示す一部断面図である。
【図24】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するロータ押えリングを示す正面図である。
【図25】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するロータ押えリングを示す一部断面図である。
【図26】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するロータ押えリングの押え用のカラーを示す正面図である。
【図27】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するロータ押えリングの押え用の座金を示す正面図である。
【図28】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するステータを示す正面図である。
【図29】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するカラーを示す断面図である。
【図30】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するシールカバーを示す正面図である。
【図31】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するシールカバーを示す断面図である。
【図32】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用する コード取付座を示す平面図である。
【図33】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するコード取付座を示す断面図である。
【図34】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するコード取付蓋を示す平面図である。
【図35】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するコード取付蓋を示す断面図である
【図36】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するロックナットを示す平面図である。
【図37】本発明の第1の実施の形態に係る潮流発電装置の発電機に使用するロックナットを示す断面図である
【図38】本発明の第2の実施の形態に係る潮流発電装置を示す断面図である。
【図39】本発明の第2の実施の形態に係る潮流発電装置を示す正面図である。
【図40】 本発明の第2の実施の形態に係る灯浮標に取り付けられた潮流発電装置のダリウス型水車の角度に対する起動トルクを示す特性図である。
【図41】本発明の第2の実施の形態に係る灯浮標に取り付けられた潮流発電装置のダリウス型水車の回転数に対するトルクを示す特性図である。
【図42】本発明の第2の実施の形態に係る灯浮標に取り付けられた潮流発電装置のダリウス型水車の回転数に対する出力を示す特性図である。
【図43】本発明の第2の実施の形態に係る灯浮標に取り付けられた潮流発電装置のダリウス型水車の回転数に対する出力を示す特性図である。
【図44】本発明の第3の実施の形態に係る潮流発電装置を示す断面図である。
【図45】本発明の第3の実施の形態に係る潮流発電装置を示す正面図である。
【図46】本発明の第3の実施の形態に係る潮流発電装置に使用するダリウス型水車を示す側面図である。
【図47】本発明の第3の実施の形態に係る潮流発電装置に使用するダリウス型水車を示す側面図である。
【図48】本発明の第3の実施の形態に係る灯浮標に取り付けられた潮流発電装置のダリウス型水車の角度に対する起動トルクを示す特性図である。
【図49】本発明の第3の実施の形態に係る灯浮標に取り付けられた潮流発電装置のダリウス型水車の回転数に対するトルクを示す特性図である。
【図50】本発明の第3の実施の形態に係る灯浮標に取り付けられた潮流発電装置のダリウス型水車の回転数に対する出力を示す特性図である。
【図51】本発明の第3の実施の形態に係る灯浮標に取り付けられた潮流発電装置のダリウス型水車の回転数に対する出力を示す特性図である。
【図52】本発明の第3の実施の形態に係る灯浮標によって発電される発電電力と潮流の関係を示す特性図である。
【図53】本発明の第4の実施の形態に係る灯浮標用潮流発電装置の取付構造が適用された灯浮標を示す正面図である。
【図54】本発明の第4の実施の形態に係る灯浮標用潮流発電装置の取付構造であって潮流発電装置を固定した状態を示す断面図である。
【図55】本発明の第4の実施の形態に係る灯浮標用潮流発電装置の取付構造であって潮流発電装置を引き上げた状態を示す断面図である。
【図56】本発明の第4の実施の形態に係る灯浮標用潮流発電装置の取付構造であって、取付座の一部を拡大して示す図である。
【図57】本発明の第4の実施の形態に係る灯浮標用潮流発電装置の取付構造であって、当該取付構造で使用する蓋の一部を拡大して示す図である。
【図58】本発明の第4の実施の形態に係る灯浮標用潮流発電装置の取付構造であって、当該取付構造で使用する櫓座を拡大して示す図である。
【図59】本発明の第4の実施の形態に係る灯浮標用潮流発電装置の取付構造であって、当該取付構造で使用する固定機構を構成する固定リングの一部を拡大して示す図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C 潮流発電装置
2,2a 灯浮標
3,3a 浮体
4,4a 取付座
6 錨
7 塔
8 灯火装置
10 マグネット
11,11A,11B ダリウス型水車
12 発電機
13 回転軸
13a シャフト
14 ロータヨーク
15 ステータ
16 発電巻線
17 収納箱
18 接合部防水構造
19 回転軸防水構造
20a,20aA,20aB 第1の翼支持盤
20b,20bB,20bB 第2の支持盤
21,21A,21B 水車翼
22 ケーシング
23 上ケーシングカバー
25 下ケーシングカバー
28,38 ボールベアリング
38 シールカバー
45 コード取付座
49 コード取付蓋
58 ロックナット
67,67A,67B 腕
77,77A,77B 腕
90 防水収容部
90a 収容部座
90b ネジ孔
91 ガイド棒
92 防水パッキン
92a,92a 貫通孔
94 固定板
94a 吊り金具
94b 係合孔
95 固定機構
95a スリーブ
95b 固定リング
95c バネ座金
95d ネジ部
95e ナット
96 蓋
96a ボルト挿通孔
96b 保持金具
96c,102 シャックル
100 吊りワイヤー
105 櫓
105a 支柱
105b 横桟
105c ボルト挿通孔
105e,105f 吊下げ座

Claims (3)

  1. 浮体下部に取り付けられ、潮流により回転するダリウス型水車と、前記ダリウス型水車の回転力により発電する発電機とを一体的に構成してなる潮流発電装置を灯浮標に取り付ける取付構造であって、
    前記浮体に設けられていて、前記浮体の底部から甲板部まで連通しかつ所定の直径の円筒形状に形成された防水収容部と、
    前記防水収容部の底部に設けられ前記潮流発電装置のダリウス型水車よりやや大きな直径でかつ前記防水収容部の直径よりは小さい透孔を穿設してなる取付座と、
    前記取付座から前記浮体の甲板側まで延長されたガイド棒と、
    前記取付座のガイド棒側に設けた防水パッキンと、
    前記防水収容部の直径よりやや小さく形成された円板であって一方の面に前記潮流発電装置が固定され他方の面に吊り金具が設けられかつ前記ガイド棒を嵌入する係合孔が穿設された固定板と、
    前記固定板の係合孔にガイド棒を嵌入して前記取付座に固定板を載置し、かつ前記ガイド棒よりやや短いスリーブを前記ガイド棒に装着して前記潮流発電装置を前記取付座に固定する固定機構と
    を備えたことを特徴とする灯浮標用潮流発電装置の取付構造。
  2. 前記浮体に設けられた前記防水収容部の甲板側には、蓋が着脱可能に設けられており、かつ、前記蓋の内側には吊りワイヤーの一端が取り付けられており、前記吊りワイヤーの他端は前記固定板の吊り金具に固定されていることを特徴とする請求項記載の灯浮標用潮流発電装置の取付構造。
  3. 前記浮体の前記防水収容部の外周側の甲板部には、所定の高さの支柱と前記支柱の上側で直角方向に設けられた横桟とからなる櫓が固定あるいは着脱可能に設けられており、かつ、前記櫓の横桟に滑車用の吊下げ座が設けられており、前記吊下げ座に吊下げられた滑車に前記吊りワイヤーを掛けて前記潮流発電装置を釣り上げ、あるいは、吊り下げ可能にしてなることを特徴とする請求項記載の灯浮標用潮流発電装置の取付構造。
JP2002116075A 2002-04-18 2002-04-18 灯浮標用潮流発電装置の取付構造 Expired - Fee Related JP4281291B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002116075A JP4281291B2 (ja) 2002-04-18 2002-04-18 灯浮標用潮流発電装置の取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002116075A JP4281291B2 (ja) 2002-04-18 2002-04-18 灯浮標用潮流発電装置の取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003312586A JP2003312586A (ja) 2003-11-06
JP4281291B2 true JP4281291B2 (ja) 2009-06-17

Family

ID=29533878

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002116075A Expired - Fee Related JP4281291B2 (ja) 2002-04-18 2002-04-18 灯浮標用潮流発電装置の取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4281291B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103935475A (zh) * 2014-04-29 2014-07-23 哈尔滨工程大学 一种海水淡化工程船

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100945154B1 (ko) * 2007-12-20 2010-03-08 인하대학교 산학협력단 해상 계측 및 안내 부이의 일체형 자가발전 장치
JP5721163B2 (ja) * 2010-04-12 2015-05-20 イーグル工業株式会社 軸封装置
JP5622423B2 (ja) * 2010-04-12 2014-11-12 イーグル工業株式会社 軸封装置
RU2467911C1 (ru) * 2011-06-09 2012-11-27 Андрей Федорович Зеньков Морской буй ледовый
JP2013174197A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Ntn Corp 水力発電装置
EP3340442B1 (en) * 2015-08-20 2019-05-01 Kobelco Research Institute, Inc. Subsea buoy
CN109882338B (zh) * 2019-04-04 2020-08-18 浙江大学 一种复合铺层式潮流能叶片及其制备方法
CN113446491B (zh) * 2021-06-25 2023-04-28 中国船舶重工集团公司第七0七研究所 一种顶板支撑反向自动调平装置及其方法
CN116667182B (zh) * 2023-07-05 2024-03-22 杭州东网电力科技有限公司 一种具有漏电保护的高压开关柜

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103935475A (zh) * 2014-04-29 2014-07-23 哈尔滨工程大学 一种海水淡化工程船

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003312586A (ja) 2003-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4281291B2 (ja) 灯浮標用潮流発電装置の取付構造
JP5050077B2 (ja) 水流発電システム用フィン付きリングプロペラ
JP2009002206A (ja) 風車回転翼の吊下げ装置、風車回転翼の取付け方法、および風力発電装置の建設方法
KR101548039B1 (ko) 침지식 수류 발전 장치의 설치 및 유지보수 방법
JP2006152862A (ja) 風力発電装置におけるブレードの取り付け方法及び取り外し方法
KR20150143384A (ko) 중력과 부력을 이용한 자가 발전장치 및 이를 이용한 해양 경계등
CN211602501U (zh) 一种浮动式深水沉积物取样装置
KR20120000325A (ko) 해류, 태양광 그리고 풍력을 동시에 이용한 부유식 복합발전장치
JP2016109126A (ja) 潮流発電装置及び潮流発電方法
CN209667316U (zh) 便于仪器拆装的浮标
KR101251189B1 (ko) 해상용 부이의 발전장치
CN212904845U (zh) 一种海洋环境在线监测装置
KR101098511B1 (ko) 간이 수력발전장치
CN211281383U (zh) 一种水利工程用警示浮标
KR20160097529A (ko) 풍력타워 설치용 해상 크레인
KR101202156B1 (ko) 수상 부유 풍력 발전기
CN210769146U (zh) 一种风光浪多能集成近海发电装置
CN110127011B (zh) 一种潜水器水下应急救援装置
JP2002285946A (ja) 波力発電装置
CN112855450A (zh) 一种近海单桩风能波浪能集成发电装置
CN210916973U (zh) 一种带有防护功能的水上施工浮桥
KR101871824B1 (ko) 팽창식 회수 부이를 구비하는 조류 발전 장치
CN218949420U (zh) 水资源勘测浮标
CN220349898U (zh) 一种海洋生态智能监测浮标结构
JP3014093B1 (ja) 風力発電装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071226

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081226

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090303

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090309

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120327

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130327

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130327

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140327

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees