JP4280642B2 - データ転送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)を介したUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)における圧縮モードとデータ転送の間の相互依存性、特に圧縮モードとパケット指向データ転送の間の相互依存性を考慮に入れた、データ転送又はデータ伝送方法に関する(引用文献3“R1-02-0199 TR25.858 ' High Speed Downlink Packet Access ' Espoo, Finland, Jan. 2002”参照)。圧縮モードは、相互周波数測定、例えばハンドオーバー手順やOTD測定が行われた場合に適用される。
通信システムにおける端末装置またはユーザー用機器は、例えば他の基地局の監視又はOTD(Observed Time Difference)測定を実行するために、目下の送/受信周波数からの周波数差に基づいて測定を行っている。この時間(転送ギャップ)の間はデータ転送が何も行われない。平均データ転送レートを維持するためには、転送ギャップ外のデータレートが所定の時間フレーム内で増大される。この時間フレーム内の操作モードは、圧縮モードとして関連している。この圧縮モードは、データ転送に明らかな影響を及ぼす。すなわち相互依存性が生じる。
基地局は、セルラ方式(小ゾーン方式)通信網の中央ユニットであり、これは当該通信ネットワーク内のセル内の少なくとも1つの端末ないしユーザー装置に供されている。それには少なくとも送/受信ユニットが含まれている。UMTSシステムではしばしばノードBとも称される。
この状況は、さらにUMTSシステムを例にさらに以下で説明する。
通信装置若しくはユーザー端末装置(UE)と基地局(BSないしNodeB)との間で通信が確立されると、ユーザー端末装置は最適な接続を樹立できる基地局を探し出すために他の基地局を監視する。少なくともユーザー端末がただ1つのシンセサイザーを有するかおよび/またはRF(Radio Frequency)部分を有しているならば、他の基地局の監視に対しては、ユーザー端末装置は他の周波数を監視し、データが転送ないし受信されることはない。
しかしながらユーザー端末装置のユーザーは、目下の送/受信周波数から明らかに異なる周波数を監視するいわゆる“相互周波数測定”のための転送ギャップ生成のために、自身のデータ転送が一時中断してしまったことには気付かない。UMTS標準の枠組みの中では、この事項は引用文献1“R1-02-0492, TR 25.212v4.3, section4.4 "compressed mode"with Fig. 11”において論じられている。転送ギャップの存在する中で一定の平均データレートを維持するためには、ネットデータ転送レートが転送ギャップの前後で増大されなければならない。目下搬送されているデータ情報は“ネットデータ”によって表わされる。伝送が理想的に行われなかった場合であっても、すなわち何らかのレベル低下が生じたとしても、受信機においてデータの正確な復号化を保証するために、ネットデータには所定のオーバーヘッドが加算される。全データは大量なデータに及び、データのオーバーヘッドは、例えばチャネルコーディングから発生するパリティビットからなり得る。データの転送は、データの送信かデータの受信のどちらか若しくはその両方からなり得る。
転送ギャップTG、例えば伝送ギャップによって一時中断される転送状況は、図1に示されており、これは前記引用文献1から引用され得る。送信電力は、時間に依存して表わされる。この時間は、時間間隔としてのフレームFにセグメント化され、各フレーム自身は、複数のタイムスロットを含んでいる。ユーザー端末装置が他の基地局を捕捉し故にデータを連続的に転送できない間のフレームは、圧縮フレームと称し、圧縮フレームがオフである時の通常フレームと同じような平均レートを達成するために、転送レートは当該フレーム内のいくつかのタイムスロットで増大されなければならない。
データが圧縮されて転送されるフレームは、圧縮フレームと称し、それぞれの操作モードも圧縮モードと称する。
圧縮フレームにおいては、ファーストスロットNfirst〜ラストスロットNlast
からなるTGL(transmission gap length)期間はデータの転送には用いられない。図1にも示されているように、瞬時の送信電力P(これは時間に対して表わされる)は、その長さがTGLの伝送ギャップTG前後の圧縮フレームFc内で増加される。これは処理利得の低減による影響を受けない品質(例えばビットエラーレート(BER)フレームエラーレート(FER))を維持するためのものである。Fは通常のフレームの長さ表わしている。処理利得の低減とは、データが例えば“通常伝送”中のものよりも安全性に欠けて符号化されることを意味する。電力増加の量は、目下使用されている伝送時間低減方法にかかわっている(引用文献1、従節4.4.3参照)。
図2には、通常の伝送シーケンスが示されており、ここでは復調、符号化などの用語が説明のために使用されている。
信号は、ソース若しくはトラスミッタTXで生成される。それに続いてアナログ/デジタルコンバータA/Dで信号がディジタル化され、それによって情報担体の最小単位は1ビットとなる。このディジタル化には、信号のサンプリングと量子化のステップが含まれている。種々の符号化ステップが符号化器Cで実施される。ソースコーディングは、信号中の冗長性を除くために、若しくはディジタル化されたデータが直接使用され得るように(つまりA/D変換やソースコーディングなどが必要なくなるように)実行される。チャネルコーディングは、ビットの保護のために適用される。これらのコーディングの後では信号が展開される。ここでは最小の情報担体ユニットはチップである。展開のために伝送に対するチップレートは典型的にはビットレートよりも著しく高くされる。
デジタル変調器DMではデータがシンボルに“書き換え”られる。これは種々の変調やコーディングスキーマ毎に異なっている。変調の度合いが高ければ高いほど、シンボルに書き換えられるビットの数も増える。
ここにおいてデータが伝送されると、データ上にインパクトを与えかねないノイズや干渉の影響を受けやすくなる。ここからはアナログチャネルACを介した伝送について述べてゆく。受信側ではデジタル復調器DDにおいて相応する復調プロセスが施され、さらに復号化器DCにおける復号化とD/A変換器におけるディジタル/アナログ変換が行われる。
基本的には、圧縮モードにおいて伝送電力が、安全性の施されていない符号化されたデータの安全な伝送を保証するために増加される。データレスコーディングの場合には、同じ大きさのデータ転送レートでもってより高いネットデータ転送レートが達成できる。データビットは、例えばデータビットのコーディングがより低い拡散係数で実行される前よりも多くフレームの中で中断される。それ故に圧縮モードは、大きなデータがどのように、すなわち、
−ギャップ長に依存して、
−目下のデータ転送レートに依存して
−圧縮モードの持続時間に依存して(図1のより高い送信電力を伴うタイムスロット毎の要求時間参照)、変調されるのかに応じてかえって複雑な計算を必要とし、
−さらにこの変調がどのように、例えば
−異なる変調スキーマ
−異なる拡散係数
−データのパンクチャリング、すなわち個々のビットないしビットグループの遮断等を用いることによって実現されるのかに応じて複雑な計算を必要とする。
どのフレームが圧縮されるのかはネットワークによって決まる。圧縮モードにおいては圧縮されたフレームが周期的に若しくは要求に応じて生じ得る。圧縮フレームのレートとタイプは、環境と測定要求に応じて可変である。物理層の上のOSI層には、圧縮フレームのスケジューリングの情報が存在し、前述したような圧縮モードのための計算が実施され得る。圧縮フレームの実現に対するさらなる変化例として、物理層上で圧縮されるより高位の層がフレーム期間のデータレートを制限し得ることは周知である。それ故に、圧縮モードにおける操作の投入はより信頼性が高くなる。なぜならより低いデータレートに対しては度を超えない相応のレートマッチングが必要になるからである。
そのほかに転送ギャップが目的(例えば相互周波数電力測定、他のシステムや搬送波の制御チャネルの捕捉、ハンドオーバー操作など)に応じて異なる位置に配置可能である(前記引用文献1の§4.4.4参照)。いわゆるシングルフレーム方式では、転送ギャップが圧縮フレーム内に配置される。正確な位置は、転送ギャップの長さTGL(trannsmission gap length)に依存する。ダブルフレーム方式では、転送ギャップが2つの隣接するフレームにオーバーラップする。図3aにはシングルフレーム方式の例が示され、図3bには、ダブルフレーム方式の例が示されている。
例えば圧縮モードのこのタイプは、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)においてDPDCH(Dedicated Physical Data Channel)に対して適用され、このチャネル全体に亘ってデータは回線交換によって転送される。既に前述したように、フレーム圧縮のための前記方式は、かえって複雑な計算を必要とする。
パケット交換転送モード(これは回線交換モード又は、例えば音声の伝送が可能な連続チャネルに平行して操作される)は、転送ギャップTGに影響される。このことは以下で詳細に説明する。パケット交換転送モードでは、データがパケットにセグメント化されている。各パケットは、個別に転送される。受信品質は、復調や復号化などの種々のデータ操作に基づいて決定される(図2参照)。受信機は、受領の受取り、すなわちパケットが正確に受け取られたどうかを承認する“ACK”確認応答若しくは“NACK”否定応答を送り返される。転送モードに切換えられたパケットを伴うチャネルは例えばUMTSシステムにおいては、HS−DSCH(High Speed Downlink Shared Channel)であり、これは物理的チャネルHS−PDSCHにマッピングされる。この技法の概要は、前記文献3(“R1-02-0199 TR25.858 ' High Speed Downlink Packet Access ' Espoo, Finland, Jan. 2002”)に記載されている。
HSDPAデータチャネルは、根本的には、現行のUMTSのダウンリンク共有チャネル(DSCH)の拡張である。HSDPAは、拡散係数16でもって15までのコードに基づいて異なるユーザー若しくは移動局のコード多元化を許容する。しかしながら最初の多元接続は、時間領域にあり、そこでは異なるユーザーが伝送時間間隔(TTI)毎にスケジュールされている。これは例えば3つのUMTSスロット(例えば2ms)に相応し得る。一人のユーザーに割当てられたコードの数は、TTIからTTI変更可能である。システムの負荷とチャネル状況に依存して、基地局若しくはノードBは、各ユーザー毎に変調とコードレートを適応化する。コードレートと変中の所定の組合わせは、MCS(modulation and coding Scheme)レベルを参照する。このMCSレベルは、TTI毎に変更されてもよい。基地局は、チャネル状況測定に由来するユーザー端末もしくは移動局からのフィードバック情報やチャネル品質情報(CQI)に基づいて定められる。チャネル品質情報は、1から80のTTIに亘って優先度を伴って送信される。
高速データレート変調とコーディングを実現するために、コード毎の高速情報ビットレートを可能にする構成が使用される。それ故にシンボルが2ビット以上含まれるいわゆる高速変調技法が使用される。一例として16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)が挙げられる。この変調技法のためにシンボル内のビットの個々の位置は、均等には保護されない。そのため重要なビットには良好に保護された位置を割当て、そうでない位置にはそれほど重要でないビットを割当てるマッピング構想が試みられる。これはビット優先式マッピングとも称され、以下の明細書ではHSDPAの例に基づいて詳細に説明する。さらにチャネルコーディングに対しては、レートR=1/3のいわゆるターボコードが使用される。このレートは、ビットのトータル数とロードビットないしシステマーティックビットの比を表わしている。
HS−DSCHは多数のユーザーの中で共有される。各ユーザー毎のそれぞれの転送レートは、個々のチャネル品質に基づいて定められる。多元接続可能性の1つは時間領域にあり、そこでは異なるユーザーがあらゆる伝送時間間隔(TTI)をスケジュール可能である。これは3つのUMTS(Universal Mobile Telecommunication System)スロットに相応し、例えば2msである。
トランスポートチャネルHS−DSCHは、(前述したように)物理チャネルHS−PDSCH(High Speed Physical Downlink Shared Channel)に対してマッピングされ、それに対しては圧縮モードが適用可能である。より高いデータレートに対しては、ここではシングルのHS−PDSCHは全データレートを伝送できず、HS−PDSCHのセットが使用される。このケースではセットの全てのHS−PDSCHが同時に伝送され、それらは、異なる拡散コードを使用しているために区別できる。しかしながら本発明は、シングルのHS−PDSCHが使用されるのかセットのHS−PDSCHが使用されるのかには左右されない。
基本的には、前述した圧縮モードは、パケット交換データにも適用できる。それ故に計算については公知文献2“R1-02-0034, Samsung, "Interaction between compressed mode and HSDPA", Espoo, Finland, Jan. 2002”が参照される。しかしながら計算を複雑にしないためにはよりシンプルなプロセスが望ましい。
本発明の課題は、圧縮モードとパケット交換データ・トランスポート・チャネルの間の相互依存性を容易に処理できる解決手段を提供することである。本発明のさらなる課題は、情報がパケットで伝送され、伝送ないし受信ギャップが設けられそれによって伝送若しくは受信が伝送ないし受信ギャップの間でも実施され得る伝送方法を提供することである。
上記した課題は、独立請求項の特徴部分に記載された本発明による方法および装置によって解決される。本発明の有利な実施例並びに変更例は、従属請求項に記載されている。
有利には、データはパケットにて、伝送ギャップ外または受信ギャップ外で伝送ないし転送される。これは他の周波数への同調のために移動局によって使用される。
本発明の実施例によるデータ転送方法によれば、データが移動局と基地局の間でパケット指向のチャネルと連続チャネルを介して平行して転送される。そのため連続チャネルを介した転送は中断され、それによって少なくとも1つの転送ギャップが形成される。
第1の実施例では、データパケットの受信の後で、受領受取り、例えば最初の(第1の)処理時間経過後の受信機による“ACK”又は“NACK”の返信はなされない。この最初の処理時間は、しばしばUE処理時間と呼ばれ、信号受取りの最後と連続信号若しくは順次連続する信号の伝送開始との間の時間を指す。UMTSシステムのケースでは、ACKもしくはNACK信号である。UMTSシステムでは、5msがUE処理時間に割当てられる。HSDPAのタイミング構造は、図3に示されており、そこでは1TTIの長さがUMTSシステムにおいて2msに相応しているのが見て取れる。
第1の処理時間の間信号は、例えば復調され、シンボルセットが着信データセットに割当てられ、各シンボル若しくは各ビットに対する可能性を割当てるために、シンボルないしビットに対する決定が修正される。伝送ギャップの間受取りが送信されなかった場合には、HSDPAの伝送にもかかわらずギャップが維持される。このギャップは、他の周波数の最初に記述した監視のために用いられ得る。
本発明の第2の実施例においては、データパケットが受信機によって記憶され、それによって最初のデータセットが表わされる。データパケットが繰返し受信された場合には、復号化が実施され、それによって少なくとも第2のデータセットが得られる。データセットの共同の復号化によって復号化プロセスの能力が、最初のデータセット単独の復号化に比べて向上される。
本発明の第3の実施例においては、受取りが、処理時間+所定の遅延時間の経過後に送り返される。このことは、伝送ギャップ中には受取りが転送されないことを保証する。
本発明の別の目的はには、データスループット、特にHSDPAスループットのできるだけ少ない犠牲のもとで圧縮モード操作の妥協を強いられないようにするために、HSDPAの伝送をどのように制限するかについての手法の提案も含まれている。
本発明のさらに別の観点や特徴、目的、利点等は以下の明細書で図面に基づき詳細に説明される。この場合、
図1は、圧縮モード伝送の構成を表わした図であり、
図2は、伝送プロセスのブロックダイヤグラムであり、
図3は、時間伝送間隔、の可能なポジションをa)シングルフレーム方式とb)ダブルフレーム方式に分けた表わした図であり、
図4は、HSDPAのスループットを変調とコーディング構成に依存して表わした図であり、
図5は、公知文献3の図14からのHSDPAアップリンクタイミングのタイミング構造を表わした図であり、
図6は、本発明の一実施例による、連続チャネルとパケット指向チャネルを介した移動局と基地局間のデータ転送を表わした通信ネットワークの概略的なダイヤグラムである。
次に本発明を図面に基づき以下の明細書で詳細に説明する。ここでは本発明の構想の完全な理解のために、圧縮モードの種々異なる適用と、HSPDA伝送へのその影響を区別するものとする。基本的には本発明による方法は、伝送ギャップ中の何らかのフィードバックの送信を提案するために言及されるものではない。これは、何らかの受領通知、例えば伝送ギャップ期間中に伝送される“ACK”又は“NACK”の送信、もしくは伝送ギャップ経過後のその伝送を延期するための十分な遅延を伴った送信によって実施される。前述したように、フィードバックは、パケット指向伝送において伝送の受領(ACK)通知やパケットの正確な受信に対するエラー通知のために通常使用されている。また通知にかかわるデータパケットは、全て返信されたり、返信されなかったりする。前述の連続データチャネルは、個別チャネルDCH(Dedicated Channel)や個別物理データチャネル、あるいは個別物理制御チャネル(これによって例えば音声が伝送される)などであってもよい。これらの配慮は、圧縮モードのもとでアップリンクとダウンリンクで同じように適用される。以下の説明では圧縮モードのもとでアップリンクとダウンリンクを区別する。
ダウンリンク圧縮モードのためのHSDPA伝送上の制約(第1実施例参照)
HSDPA伝送(ダウンリンク)に対して受入れるべき制約を以下に説明する。圧縮モードで設けられる転送ギャップの期間中は、ユーザー端末は、他の周波数に対する同調に対して開放されており、そのため目下割当てられている周波数上の何らかの信号は受信できない。
基本的には転送ギャップ中は、ユーザー端末は何らかの信号の受信を必要とはしない。換言すれば、基地局が転送ギャップ中に信号を送信したとしても、その信号がユーザー端末によって受信されることは想定できない。
それ故に実施例に対してはこの単純な事実は規定的となり、例えばHS−DSCHやHS−SCCH(High Speed Synchronisation Control Channel)に対するDPCHのオフセットの詳細や圧縮モードパターンの詳細、あるいは異なるフレーム構造形式の詳細などのうちで特定の不要なものに関しては無視するものとする。
圧縮モードの所定のパラメータや所定のオフセットに対しては、HS−SCCH若しくはHS−SDCHが転送ギャップとオーバーラップしているかどうかは簡単に計算できる。HSDPAのいくつかのシングルチップが転送ギャップのシングルチップとオーバーラップしている場合(図2の説明参照)には、既にオーバーラップが生じていることに留意が必要である。さらにHI(HS-DSCH Indicator)伝送はいつでも、対応するHS−SCCH伝送と完全に重なるので、後者のみの考慮で十分である(HIがわずかだけ伝送されてもシステムはHIなしで設計され得る)。
他の実施例では、基地局はこのケースにおいて何らかのデータの伝送はしない。このことは呼びかけの期間中にユーザー端末が聞けないことを基地局がわかっている場合には、最適な解決手段たり得る一方で、必ずしも必要なケースとはなり得ない。例えば、圧縮モードの転送ギャップがHSDPA TTIと部分的にのみオーバーラップする場合には、ユーザー端末にとっては供給されたエラー補正コーディングのためにまだTTIの部分を受信できる可能性があり、この部分的な受領からデータパケットを復号化できる可能性が残される。これは具体的には、パケットが既に再送されていた場合に当てはまる。このケースでは、先の伝送で受信した情報に加えて現下で受信した一部に基づいてパケットの復号化が可能となる。しかしながらTTIの一部がギャップ期間中に失われたために完全な復号化が可能であるケースでは、受信されたTTIの一部が後続の伝送と共にデータの復号化を可能にする。
それ故に他の実施例では、TTIが圧縮モードにより伝送ギャップと(部分的に)オーバーラップしたとしてもユーザー端末はデータの少なくとも一部を受信する。それによりユーザー端末は、完全な復号化を実行でき、もしくはそれらのデータをユーザー端末ソフトバッファに記憶できる(これに関しては他の実施例で詳細に説明する)。他の変化実施例ではユーザー端末が少なくともいくつかの転送ギャップに対して、ただ比較的短い期間の間だけで全転送ギャップに亘っての通信の中断までは必要ないことを定めている。このことは、特定の転送ギャップに対するスケジュールアクションがこの比較的短い時間の中で実行できる場合に可能となる。これは例えば次のようなケース、すなわちユーザー端末がシンセサイザを有し、これが要求の定められた時よりも迅速に他の周波数への同調を可能にする場合に考えられる。他の可能性としては、特定の転送ギャップに対するスケジュールアクションが本来的に比較的短い時間で実施できるケースが挙げられる。例えば他のGSM周波数に基づいたいわゆるBSIC(Base Station Identification Code)検証など。これはどちらかと言えば短い時間で実施できるが、しかしながらこの時間の転送ギャップ内での正確な位置付けは、転送ギャップがスケジュールされた場合、基地局においては周知でなく、そのため端部において目下必要となるのよりも長い転送ギャップがスケジュールされる。
アップリンク圧縮モードのためのHSDPA伝送上の制約(第2実施例参照)
アップリンク圧縮モードのための制約は、幾分異なっている。なぜならそれはトラブルを誘因するダウンリンクHSDPA伝送ではないからである。しかしながらアップリンクは受領応答、例えばACK/NACK(Acknowledge/Not acknowledge)を送信する。もちろん、アップリンク圧縮モードに対する転送ギャップの間は、ユーザー端末は何らかの情報、たとえば受領応答を伝送できない(故にリクエストされない)。しかしながらこのことは、基地局(これはUMTSシステムではしばしばノードBとも称される)に対し、転送ギャップ前の関連するダウンリンクHSDPA伝送に対する可能性を除外しきれない。
ただ基地局の制約として次の事実は考慮されなければならない。すなわち、ユーザー端末がHSDPA伝送に応じて何らかの受領応答、例えばACKないしNACKを伝送することを予想はできないことである。その結果として基地局は、ユーザー端末が正確にパケットを受信したかどうかについての情報をえられず、それ故にいくつかのケースにおいてパケットを再送しなければならない。このようなケースは一見してHSDPA伝送がリソースの無駄のように見られるが、しかしながら実際にはスループットの増加が可能である。基地局は、ユーザー端末が最初の伝送を復号化するという公算がかなり強いMAC(Moculation an Coding scheme)は使用しないが、第2の伝送がそのような公算を有しているMACを使用する。
変調及び符号化体系は、詳細には、パケットのためにどの変調方式が用いられているかを表わし、詳細にはエラー補正目的(コーディング)のために使用されそのために得られる冗長度の量を表わしている。変調体系は、1シンボルと共にどのくらいの量のビットが伝送されるかを表わす。例えばQPSK(Quadrature Phase Shift Key)方式に対しては2ビットが伝送されるのに対して16QAM方式に対しては4ビットが伝送される。コードレートRは、どのくらいの冗長度が用いられているかを表わし、R=符号化前のビット数/符号化後のビット数、として定められる。
Figure 0004280642
前記テーブルには、使用可能な変調及び符号化構成の可能なセットの例が表わされており、図4には、それらの変調及び符号化体系に対するチャネル品質に依存して達成可能なスループットが示されている。
横座標Ior/Iocは、1つのユーザー端末に対するダウンリンクの全電力スペクトル密度と、帯域制限型の雑音と干渉の電力スペクトル密度の比である。これは以下の式、
Figure 0004280642
に従って定めれられる。ここでE/Eはスペクトルノイズ密度に対するビットエネルギであり、Rはビットレート、Rはチップレートである。ファクタgは、HSDPAデータチャネルにあてられた放射電力の小部分である。ファクタg=0.8の誘導に対して、20%のトータルオーバーヘッドが見込まれる(これらは例えばシグナリングチャネルやパイロットチャネルに対し、ユーザー端末によって受信される信号上の伝送媒体の干渉を定めるのに用いられる)。従って横座標は、基本的に信号対雑音比を表わしている。
スループット特性曲線中の段状部は、初期の伝送にエラーが生じ再送が実施されなければならなくなった場合に引き起される。これはスループットを第2の伝送に対しては1/2まで落ち込ませ、第3の伝送に対しては1/3まで落ち込ませ、以下同様に落ち込ませる。グラフから見て取れることは、1つの再送の後で、レベル2の変調及び符号化体系は、第2の伝送後に129kbps(kilo bits per second)のスループットを達成していることである。これはちょうど第1の伝送に対するMCSレベル1と同程度で、チャネル品質も類似の範囲にある。この範囲ではMCSレベル1の1つの伝送によるのと同じスループットが、MCSレベル2の2つの伝送によって達成可能である。
もちろん初期の伝送は、どちらかといえば低い成功確立しか有さず、これは“失われた”ACK/NACK信号を意味する。なぜならそれはアップリンク圧縮モードのために送信されず、転送ギャップはほとんどNACK信号のようになる。そのため情報は余分となる。
留意点:スケジューラ、例えば基地局の制御ユニット(これは次のTTI中の支援すべきユーザー端末と使用すべきMSCを定めている)はいずれにせよ、操作ポイントや転送モードなどがいつでも使用できるように開放されている。すなわち異なる時間での2つの伝送の組合わせによって増大する時間多様性の利点を有している。再送を伴うより高いMCSのスループットは、初期伝送に対するペイロードの半分を搬送するMCSのスループットに非常に類似している。この体系が使用されるならば、アップリンク圧縮モードは、HSDPAセッションのスループットを低下させない。
ここで要約すると、基地局は、HS−SCCH情報の一部または対応するHS−DSCH TTI(TTI=Transmission Time Interval)がダウンリンク圧縮モードの転送ギャップとオーバーラップする場合には、圧縮モードを使用中のユーザー端末に対してHSDPA伝送をスケジュールしない。
図5には、HS−SCCH又はHS−DSCHの部分がどのように転送ギャップないし伝送ギャップにオーバーラップし得るかが詳細に示されている。
他のUMTSチャネルに関するHSDPAチャネルの詳細なタイミングダイヤグラムは、図5の中に示されており、先の引用文献3“R1-02-0199 TR25.858 ' High Speed Downlink Packet Access ' Espoo, Finland, Jan. 2002”の図14が参照され得る。図5には、ダウンリンクHS−DSCH(High Speed Downlink Shared Channel)とアップリンクDPCCH(Dedicated Physical Control Channel)の間のタイミングオフセットが示されている。コード多元アップリンクHS−DPCCHは、UEによって選択されたm個のアップリンクDPCCHのスタート後、m*256のチップでスタートする。それにより(1個のタイムスロット期間の)ACK/NACK伝送が、受信したHS−DSCHの終端に続いて7.5スロット後の最初の0−255のチップ内で開始される。それ故にDPCCHとHS−DPCCHの間のオフセット変化としてUE処理時間(τUEP)は、7.5スロット(5.0ms)に維持される。ACKビットは、コード多元アップリンクHS−DPCCHの第1のスロット上で送信される。(前述のパラメータに従って選択された)HS−DPCCH上の第1の各スロットは、ACK/NACKシグナリングのために受信される(図5中のA/NA)。HS−DPCCH上のその他の2つのスロットは、CQIトランスミッションのために使用できる(図5中のQI)。Tslotは、1つのスロット期間を表わしている(例えば0.67ms)。
図5からは、受領応答が見て取れる。これはACK若しくはNACKをデータの後に送信する。それ故に受領応答は、現下のデータがなくとも伝送ギャップとオーバーラップし得る。
ACK/NACK信号の一部がアップリンク圧縮モードの転送ギャップとオーバーラップするならば、ユーザー端末はその伝送を要求しない。その代わりユーザー端末は、アップリンクHS−DPCCH上のかかわりのあるタイムスロットを間欠送信DTX(discontinuous transmission)する。さらにユーザー端末は、伝送されたパケットの復号化の試みを必要とせず、ただその後のTTI内で送信されるデータとの結合を可能にすべく仮想ユーザー端末バッファ内への対応するHS−DSCH TTIのデータの記憶を要求するだけである。
基地局におけるスケジューラの詳細な操作は、メーカー仕様であり、ここでの詳細な説明は省く。スケジューラの特定の実現は、それらの所定の決まったやり方で前向きの行うことができる。特筆すべき必要性のある事項の全ては、ユーザー端末が何らかの受領応答、例えばACK/NACK信号の伝送要求をしないということとアップリンク圧縮モード転送ギャップにオーバーラップするということである。留意事項として再び一様ではないオーバーラップのシングルチップが許容される。その結果として、外部からはユーザー端末が正確にHSPDA伝送を復号化できたかどうかが見えなくなり、故にユーザー端末が当該パケットの復号化の試みを必要とせず、しなければならないすべては仮想ユーザー端末バッファ内にソフト的決定値で記憶される。そこではそれらがACK/NACK信号の伝送も含めて慣用的に処理される次の伝送と結合される。これは前述したように第2実施例の隠れた意図である。
アップリンク圧縮モードのためのQI伝送の制限
アップリンク圧縮モードのための類似の制限は受領応答(例えばACK/NACK信号)に関しては、他のアップリンク伝送、例えば品質インジケータ(QI)伝送にかかわっている。
QIは、ユーザー端末側からみてダウンリンクチャネルの品質に関する情報を伝達する。これは基地局にアクセスするユーザー端末のどれが良好な受領応答を有し、それ故にHSDPAに適しているかを検出するために使用する。
ここでもアップリンク圧縮モードに対する転送ギャップ期間中は、ユーザー端末は何らかの伝送、例えばQI伝送ができない(故に要求もしない)。
QI伝送は、たとえユーザー端末が特殊なケースとして各TTIにおいてQIの伝送を要求可能であったとしても、QI伝送は、測定フィードバックサイクルのために断続されるか又は非連続的となる。
その上さらに基地局はどのみち改ざんされた若しくは復号化不能なQI伝送をうまく処理しなければならず、そのためQI伝送のために必要となるべき何らかの特別なアクション若しくは処置は期待されない。アップリンク圧縮モードの伝送ギャップとの衝突が存在する場合には、ただ除外されるにすぎない。ここではシングルチップのオーバーラップでさえ許容されないことを述べておく。
要するに、ユーザー端末は、その一部がアップリンク圧縮モードの伝送ギャップとオーバーラップする場合には、品質インジケータシグナリングの伝送のための要求はしない。その代わりにユーザー端末は、アップリンクHS−DPCCH上の関連するタイムスロット期間中には単純に何も伝送しない。この作用はいわゆるDTX(Discontinuous Transmission)と称される。
同時的アップリンク及びダウンリンク圧縮モードのための制限
アップリンク及びダウンリンク圧縮モードの両方は、同じ時間に活動かされるか、若しくは多元圧縮モードパターンが活動化されると、個々の転送ギャップのための制約が平行して存在する。このことはダウンリンク若しくはアップリンク伝送が、転送ギャップの全てと互換性がある場合にのみ実行可能であることを意味する。従って何らかの受領応答が、いずれかの転送ギャップにおいて送信されるべきではない。
さらなる展望と実施例
前述のテキストでは、伝送ギャップとオーバーラップした場合にアップリング伝送を(何らかの受領応答、例えばACK/NACK/QI)単に転送しないように提案している。
さらなる実施例として、関連する伝送が、伝送させることが可能となる時間まで遅延される。この遅延は、基本的には何らかの値を取り得る。例えば遅延された伝送は、転送ギャップの終端直後に開始される。しかしながら、実行を容易にするためには、整数個のタイムスロットによる伝送の遅延が望ましい。そのケースでは、2以上のデータパケットが圧縮モード操作中に伝送され、2以上の受領応答が遅延され、個々の受領応答は、1以上のTTIの間隔のケースよりも早い遅延に追い付くために1TTIに代わって1タイムスロットの間隔の遅延の後に送信される。
本発明の他の実施例によれば、伝送の遅延は、整数個のタイムスロットによってではなく、整数個のTTIによって遅延される。これは、ユーザー端末と基地局の両方において実行が容易である。なぜなら遅延された伝送は、このタイプの伝送がどのみち到着する時には受信されるからである。それ故に全伝送のそれぞれの受領応答チェーンは、容易に実行され得る。スロットに代わる次のTTIに対する遅延は、最初のうちはまだ他の遅延の導入のように見える。しかしながらシステム全体では、それが所定の遅延に対して最適に働くように、例えば伝送が基準時間で送信される時のように構成され実行される。ここでいう遅延とは、ACK/NACK若しくはQIに応じて実施されるべきアクションがもはや遅れのない時間では不可能となり、後のTTIにおいてしかできないことを意味している。このアクションは、具体的には次のTTIでスケジュール決定となるべきものであり、例えばどのユーザー端末がユーザーデータを伝送するのか、どの変調/符号化体系が使用されるのか、新たなパケットを伝送すべきなのかそれとも先行の1つを再送すべきなのかどうかなどである。仮にACK/NACKコマンドが整数個のTTIによって遅延されるならば、明らかに前述したような応答は、整数個のTTI分だけ遅れてしか送信できない。しかしながらこの遅延がより少ないならば、例えば整数個のTTI分からTTIの端数分だけ減じられたものならば、応答は、1つの完全なTTI分だけ早く送信することはできない。なぜならACK/NACKはTTIに対するいわゆる“デッドライン”後に来たものだからである。換言すれば、ACK/NACK(後続の伝送に影響を及ぼすQIも同様に)の伝送遅延をTTIの端数分によって最適化する試みは無意味である。整数個分のTTIの遅延の実行はより容易なので、それが優先される。
以下では、転送ギャップがアップリンク圧縮モードとダウンリンク圧縮モードの両方で同時に発生しているケースを詳細に述べる。なぜなら転送ギャップの前に形成された顕著なACK/NACK信号のバックログが、伝送されるべき転送ギャップ後のHSDPA伝送にかかわる新たなACK/NACK信号の前の転送ギャップの後に終了できるからである。この理由は基本的に、HSDAPダウンリンク伝送がACK/NACK伝送よりも長いことによる。故に転送ギャップは、少なくともACK/NACK伝送よりも多くのダウンリンク伝送をブロックする必要がある。しかしながらアップリンクのみの圧縮モード、例えばギャップがアップリンク方向にのみ存在するならば、これはケースにあてはまらない。なぜならダウンリンクフレームが何もブロックされないからである。このケースにおいてバックログを避けるためには、単純にACK/NACKの伝送をしないか、又は代替的に、TTIの倍数(multiple)とは限らない遅延を伴うACK/NACK信号の伝送が提案される。それでもなお実施の点からみれば、タイムスロットの倍数の選択が望ましい。前述したことと同じ理由からタイムスロットの倍数ではない遅延の選択は有利ではない。伝送されたACK/NACK信号のどれもタイムスロットの端数分よりも早く受信されることはないし、スロットが規則的に続くケースと比較してより早期に受信されることもない。既に前述したように、TTIの端数分だけの遅延の低減は、システムにとって有益なものではない。もちろんこの考えはタイムスロットの端数分に対して適用されるものである。
さらなる実施例では、遅延がスロットの倍数分になるべくセットされる。これはTTIの倍数と同時ではない。このようにして、遅延されたACK/NACK伝送が、それ自身遅延されなければならない目下のACK/NACK伝送のために割当てられたタイムスロットをブロックすることが避けられる。
さらなる実施例では、それぞれ第2のTTIのみが、遅延される必要のない新たなACK/NACK信号と一緒に、遅延されたACK/NACK信号の伝送のために使用される。QI伝送に対して供されるそれぞれ他のフレームの2つのタイムスロットは離される。
さらに別の実施例では、最初の1つまたは複数の遅延されたACK/NACK伝送を転送ギャップの後に伝送し、引き続きQI伝送によって後続させることが提案される。詳細には、QI伝送が転送ギャップ又は遅延されたACK/NACK信号の間にスケジュールされる。
他の実施例では、ACK/NACKおよび/またはQI伝送は、転送ギャップの後に送信され、場合によっては他のACK/NACK信号又はQI伝送の時点でスケジュールされる。このケースでは、それらの後からの伝送がそれらが伝送できるまで遅延される。
それとは異なる実施例では、ACK/NACK伝送がQI伝送よりも優先権を持っている。例えばACK/NACK信号の両方が保留され、後続のQI伝送がさらに遅延され、ペンディングACK/NACKはQI伝送前に伝送される。
さらなる実施例では、QI伝送が後続のQI伝送の基準伝送時間まで遅延された場合に、1つだけのQI伝送のみが送信される。2つか若しくはそれ以上の逐次のQI伝送に代えて、それは1つだけのQIの伝送には十分である。短い連続の中で2つのQIを伝送することは、どのみち冗長的となる。なぜならチャネル品質がそのような短期間では著しく変化しないからである。
さらなる実施例によれば、圧縮モード転送ギャップのためにその基準時間で送信できないQI伝送は、QI伝送のために割当てられたタイムスロットまで遅延される。通常このような特定のタイムスロットの間はQIは何も送信されないことを述べておく。なぜならQI伝送は、単に断続的に実施されるだけだからである。基本的にはこのことは、QI伝送がタイムスロットの整数倍分よりも良好にTTIの整数倍分によって遅延されることを意味する。
基本的には以下の可能性が存在する。これらは結合可能である:
a)受領応答が転送ギャップ直後に送信されるような遅延
b)遅延がタイムスロットの整数倍の長さを有する
c)遅延がトランスミッションタイムインターバル(TTI)の整数倍の長さを有する。
本発明は、前述したようにHSDPA及び圧縮モードに関連して説明してきたが、同じ原理が他のシステムやシナリオにも容易に適用可能であることは当該分野の当業者にとっては明らかである。そこではパケット通信が確立されるが、いくつかの時間間隔は、他のシステムの観点からの制約のためにアップリンク若しくはダウンリンク通信に対して得られない。そのような制約は、例えば並行して実行される回線交換接続などのその他の通信からも到来し得る。そのようなことは、実行が並行して行われパケット転送に伴ういくつかの理由が故に互換性が無く、それ故にいくつかの時間間隔がパケット転送のために得られなくなるその他のシステムであり得る。そのような他のシステムとは、なんらかの制約があるリソース、例えば受信機毎に競合が生じたり、相互干渉を引き起すもう1つの通信システムであり得る。それらは完全に異なる動作、例えばエネルギー源、コンピュータリソース、その他のリソース毎の動作に競合を生じる。
図6には、UMTS標準による通信システムないしネットワークにおけるデータ伝送が概略的に示されている。このシステムないしネットワークは、端末ないし移動局MSと基地局BSからなっている。例えばHSDPA伝送の導入に際してここではデータ伝送がパケット指向チャネルと連続チャネルを介して並行に行われるものとする。これらの両チャネルでは、ユーザー端末が他の周波数に同調している間は伝送ギャップが成立ないし確立されなければならない。パケット指向チャネルに対しては、以下の事項が考慮され得る:
a)伝送ギャップ中はパケット伝送なし
b)伝送ギャップ中に送信された受領応答、例えばACKないしNACKは受信されない。そのためさらなるパケット伝送は、それらの受領応答の情報なしで実行されなければならない。
UMTS標準にかかわる本発明のさらなる展望
最終の無線アクセスネットワーク・ワーキンググループ1(RAN WG1)では、ある会合(引用文献2参照)において圧縮モードと高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)の相互依存性が強調された。この会合の詳細はさらなる研究に対して急進的となる。具体的には公式化に伴う制約が多すぎないかどうかと、特定仕様における正確な表現が用いられるべきかなど。引用文献2からの結論は基本的には受入れられた(引用文献4参照):DCH(Dedicated Channel)上で圧縮フレーム(若しくはギャップ)の間は、HS−DSCH(High Speed Downlink Shared Channel)はUE(User Equipment)(ダウンリンク/アップリンク中のシグナリングも含む))のためには作動せず、これは以下でも詳細に説明する(留意事項:圧縮モードは専用チャネルDCHだけに適用される)。
この会合では、圧縮モード動作の妥協を強いることなく、HADPAスループットの犠牲もできるだけ僅かで済むようにするために、HSDPA伝送のスケジューリングの制約についての提案がなされている。それと同時にコンパクトな公式化が使用されるべきであることが引用文献5のテクニカルレポートに言及され、特定仕様25.2xxに対するワーキングチェンジリクエスト(CR)が提案されている。
ダウンリンク圧縮モードのためのHSDPA伝送上の制約
HSDPA伝送(ダウンリンク)に対して実際に受入れるべき制約を極簡単に説明する。圧縮モードで設けられるギャップの期間中、ユーザー端末は、他の周波数に対する同調に対して空けられており、そのため(及びその結果として不要となる)目下割当てられている周波数上の何らかの信号の受信はできない。故にここではこの単純な事実を正確に特定することが提案される。
一般的に認められているように、TTI(Transmission Time Interval)が許可されたり許可されなかったりする多くの基本的なケースにおいて算術演算は、大いに必要とされる。引用例2においても提案がなされているが、これはHS−DSCHやHS−SCCH(High Speed Synchronisation Control Channel)に対するDPCHのオフセットを考慮するものでもなければ、圧縮モードパターンあるいは異なるフレーム構造形式の具体的な詳細を考慮するものでもない。この取り組みが基本的に適用できるものなのかどうかは不明である。いずれにせよ前述したような単純な事実を述べる場合、そのような基本的事項に異を唱えるものではないことを述べておく。
圧縮モードで生じる何らかのオフセットおよびパラメータに対しては、HS−SCCH又はHS−SDCHがギャップに重なっているかどうかを非常に簡単に計算することができる。HSDPAのいくつかのシングルチップが転送ギャップのシングルチップとオーバーラップしている場合には、既にオーバーラップが生じていることに留意が必要である。さらにHI(HS-DSCH Indicator)伝送はいつでも、対応するHS−SCCH伝送に完全に重なるので、後者のみを考慮するので十分である。
アップリンク圧縮モードのためのHSDPA制約
アップリンク圧縮モードのための制約は、幾分異なる。なぜならダウンリンクHSDPA伝送ではないからである。これはアップリンクACK/NACK(Acknowledge/ Not acknowledge)伝送に問題を引き起す。もちろんアップリング圧縮モードに対するギャップの間は、ユーザー端末UEは、何らかの信号、詳細にはACK/NACKでない信号を伝送できない。しかしながらこれは厳密に言えば、ギャップ前の関連するダウンリンクHSDPA伝送に対するノードBの可能性を除外するものではない。
ノードBが考慮にいれなければならない制約は、ユーザー端末UEのHSDPA伝送に応じたACK若しくはNACKの伝送は予測できないという事実だけである。その結果、ノードBは、UEがパケットを正確に受信できたかどうかについての情報を手に入れられず、それ故にいつくかのケースにおいてはパケットを再送しなければならない。
最初にこれはリソースの無駄のように見える。しかしながら実際にはスループットが増加する。ノードBは、UEが初期の伝送を復号化する公算がかなり強いMAC(Modulation an Coding Scheme)は使用しないが、第2の伝送がそのような高い公算を有するMACは使用する。もちろん初期の伝送は、どちらかといえば低い成功確立しか有さず、これは“失われた(より厳密には送信されなかった)ACK/NACK信号を意味する。なぜならアップリンク圧縮モードギャップがほとんどNACK信号のようになるからである。そのため情報はどのみち余分となる。
留意点:スケジューラはいずれにせよ、操作ポイントなどがいつでも使用できるように開放されている。すなわち異なる時間での2つの伝送の組合わせによって増大する時間の多様性の利点を有している。再送を伴うより高いMCSのスループットは、初期伝送に対するペイロードの半分を搬送するMCSのスループットに非常に類似している。この体系が使用されるならば、アップリンク圧縮モードは、HSDPAセッションのスループットを低下させない。
発明の観点からみれば、そのような作用の特定は容易である。しかしながらノードBのスケジューラの詳細な作用は、発明の範囲からは外れ業界仕様のものである。特定する必要のある全事実は、ACK/NACK信号がアップリンク圧縮モードギャップとオーバーラップした場合にその転送をユーザー端末UEが要求できなくなることである。。留意事項として再び一様ではないオーバーラップのシングルチップが許容される。その結果として、外部からはユーザー端末が正確にHSPDA伝送を復号化できたかどうかが見えなくなり、故にユーザー端末が当該パケットの復号化の試みを必要とせず、しなければならないすべては仮想ユーザー端末バッファ内にソフト的決定値で記憶される。そこではそれらが慣用的に処理される次の伝送と結合される。
アップリンク圧縮モードのためのQI伝送の制限
アップリンク圧縮モードのための類似の制限はACK/NACK信号に関しては、他のアップリンク伝送、例えば品質インジケータ(QI)伝送にかかわっている。ここでもアップリンク圧縮モードに対する転送ギャップ期間中は、ユーザー端末は何らかの伝送、例えばQI伝送ができない(故に要求もしない)。
QI伝送は(たとえユーザー端末が特殊なケースとして各TTIにおいてQIの伝送を要求可能であったとしても)測定フィードバックサイクルのために断続される。その上さらに基地局はどのみち改ざんされた若しくは復号化不能なQI伝送をうまく処理しなければならず、そのためQI伝送のために必要となるべき何らかの特別なアクション若しくは処置は期待されない。アップリンク圧縮モードの伝送ギャップとの衝突が存在する場合には、ただ除外されるにすぎない。ここではシングルチップのオーバーラップでさえ許容されないことを述べておく。
同時的アップリンク及びダウンリンク圧縮モードのための制限
アップリンク及びダウンリンク圧縮モードの両方は、同じ時間に活動かされるか、若しくは多元圧縮モードパターンが活動化されると、個々の転送ギャップのための制約が平行して存在する。このことはダウンリンク若しくはアップリンク伝送が、転送ギャップの全てと互換性がある場合にのみ実行可能であることを意味する。
仕様の観点からみれば、このことは特に強調すべき必要のないことであるかもしれない。なぜならそれは基本的には、本願の全セクションに準拠させる必要があるケースであって、準拠がより良好となる一部に限られるものではないからである。
終わりに
HSDPA動作による圧縮モードの相互作用の特定は、一見すると非常に複雑に見えるが、必要なルールは、実際には仕様に全く簡素に取り入れることが可能である。実際の仕様に関するTR及びワーキングCRに対応するテキスト案件は上述したとおりである。
TR25.858及びワーキングCRに対するテキスト案件
新たなセクション25.858及び仕様においてはユーザー端末UEの作用動作の特定が提案される。TR25.858において使用される章番号とその仕様の決定は編集者に委ねられる。このことは重要な決定事項ではない。
圧縮モード中のHSDPAの動作
ノードBは、HS−SCCH情報の一部若しくは対応するHS−DSCH TTIがダウンリンク圧縮モードのギャップとオーバーラップしている場合には、圧縮モードを使用中のユーザー端末UEに対するHSDPA伝送をスケジュールすべきではない。
ACK/NACK信号の一部がアップリンク圧縮モードの転送ギャップとオーバーラップするならば、ユーザー端末はその伝送を要求しない。その代わりユーザー端末は、アップリンクHS−DPCCH上のかかわりのあるタイムスロットを間欠送信する(DTX)。さらにユーザー端末は、伝送されたパケットの復号化の試みを必要とせず、ただその後のTTI内で送信されるデータとの結合を可能にすべく仮想ユーザー端末バッファ内への対応するHS−DSCH TTIのデータの記憶を要求するだけである。
さらにUEは、その一部がアップリンク圧縮モードのギャップとオーバーラップする場合には、品質インジケータシグナリングの伝送を要求しない。代わりにUEは、アップリンクHS−DPCCH上の影響のあるタイムスロットを間欠送信する。
さらなる注釈
前述してきたテキストでは、ギャップとオーバーラップした場合にはアップリンク伝送(ACKもQIも)を単に実施すべきでないことを提案してきた。さらなる改善点としては、関与する伝送を、その実施ができるようになるまでの時間だけ遅延させることも可能である。この遅延は具体的には何らかの値、例えば遅延された伝送がギャップの終端直後に開始できるような値であってもよい。しかしながらその実行を容易にするためには、タイムスロットの整数倍分による遅延伝送が望ましい。
さらに別の実施例では、ギャップ後の最初に遅延されたACK/NACK伝送を実施することが提案される。
別の有利な実施例によれば、ACK/NACK及び/又はQI伝送がギャップ後に送信され、場合によっては他のACK/NACK信号若しくはQI伝送がスケジュールされる時の時間に送信される。このケースでは後者の伝送が送信できるようになるまで遅延される。
さらに別の有利な実施例によれば、ACK/NACK伝送がQI伝送を越えて優先付けられる。例えば両方のACK/NACK信号が保留され、後者のQI伝送がさらに遅延され、ACK/NACKが伝送された場合など。
さらに有利な実施例によれば、QI伝送が後続のQI伝送の基準伝送時間まで遅延された場合、単一のQI伝送が送信される。
別の有利な実施例によれば、圧縮モードギャップのためにその基準時間で送信できないQI伝送は、QI伝送に割当てられたタイムスロット分まで遅延される(通常このような特定のタイムスロットの間はQIは何も送信されないことを述べておく。なぜならQI伝送は、単に断続的に実施されるだけだからである)。
故に換言すれば、本発明は次のような伝送方法に焦点を絞られる。すなわち、情報がパケットで送信され、伝送ないし転送ギャップが設けられ、伝送ないし転送ギャップの最中には伝送若しくは受信が何も実行されないような伝送方法である。
基地局の側からみれば次のような種々の実施例に的を絞れる。すなわち、前述したようなデータ転送方法であって、パケットがパケット指向チャネルを介して送信され、それらのケースにおいて最初の処理時間の経過後は受領応答が伝送ギャップとオーバーラップするので対応する受領応答が送信できない。
移動局の側からみれば次のようにみてとれる。すなわち前述したようなデータ転送方法であって、パケットがパケット指向チャネルを介して受信され、それらのケースにおいて最初の処理時間の経過後は受領応答が伝送ギャップと重なるので対応する受領応答が送信できない。
またネットワークの側からみれば、次のようなネットワークが提案されている。すなわち、前述したような方法の実行に適合されたネットワークであって、前記通信ネットワークは少なくとも1つの基地局と移動局からなっている。
本願で引用されている以下の文献は、第3世代移動通信システムの標準仕様を作成するための民間組織“The third generation partnership project(3GPP),Address: ETSI Mobile Competence Centre 650 route des Lucioles, 06921 Sophia Antipolis Cedex”によって保管されており、この組織で使用されているフォーマットで引用されている。
[1]R1-02-0492, TR 25.212v4.3, section4.4 "compressed mode"with Fig. 11
[2]R1-02-0034, Samsung, "Interaction between compressed mode and HSDPA", Espoo, Finland, Jan. 2002
[3]R1-02-0199, TR 25.858 "High Speed Downlink Packet access", Espoo Finland, January 2002
[4]R1-02-0356, Secretary, "Revised minutes of TSG RAN WG1#23 meeting", Orlando Florida, U.S.A., February 2002
[5]R1-02-0199, TR 25.858 "High Speed Downlink Packet access", Espoo Finland, January 2002
圧縮モード伝送の構成を表わした図 伝送プロセスのブロックダイヤグラム 時間伝送間隔、の可能なポジションをa)シングルフレーム方式とb)ダブルフレーム方式に分けた表わした図 HSDPAのスループットを変調とコーディング構成に依存して表わした図 公知文献3の図14からのHSDPAアップリンクタイミングのタイミング構造を表わした図 本発明の一実施例による、連続チャネルとパケット指向チャネルを介した移動局と基地局間のデータ転送を表わした通信ネットワークの概略的なダイヤグラム

Claims (11)

  1. データを移動局(MS)と基地局(BS)の間で並行に存在するパケット指向チャネルと連続チャネルを介して転送するためのデータ転送方法において、
    連続チャネルを介した転送が中断され、それによって少なくとも1つの転送ギャップが形成され、
    受信したデータパケットからの情報が記憶され、
    前記データパケットは、パケット指向チャネルを介して送信され、データパケットが繰返し受信された場合には共同の復号化が行われ、
    最初(第1)の処理時間の経過後は受領応答が何も送信されないようにしたことを特徴とする、データ転送方法。
  2. 前記転送ギャップは移動局における受領応答の中断によって形成される、請求項1記載のデータ転送方法。
  3. 前記転送ギャップは、移動局の伝送の中断によって形成される、請求項1または2記載のデータ転送方法。
  4. 受領応答が遅延時間の経過後に送信される、請求項1から3いずれか1項記載のデータ転送方法。
  5. 前記遅延は、受領応答が転送ギャップの直後に送信されるように形成される、請求項4記載のデータ転送方法。
  6. 前記遅延は、タイムスロットの整数倍分の長さを有している、請求項4記載のデータ転送方法。
  7. 前記遅延は、伝送時間インターバル(TTI)の整数倍分の長さを有している、請求項4記載のデータ転送方法。
  8. 第2のデータパケットを受信するステップと、
    受信した第2のデータパケットから得られた情報を記憶するステップと、
    各データパケットの情報の少なくとも一部の使用によって復号化を実行するステップとが含まれている、請求項1から7いずれか1項記載のデータ転送方法。
  9. 前記パケット指向チャネルは、高速物理ダウンリンク共有チャネルHS-PDSCHである、請求項1から8いずれか1項記載のデータ転送方法。
  10. データ転送が中断される所定の時間は、基地局若しくは移動局によって定められる、請求項1から9いずれか1項記載のデータ転送方法。
  11. 情報をパケットで転送するステップと、
    データ転送を転送ギャップ外のみで実行するステップとが含まれている請求項1から10いずれか1項記載のデータ転送方法。
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