JP4279642B2 - インクジェット記録要素及び印刷方法 - Google Patents

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Description

本発明は、多孔質インクジェット記録要素および当該要素を使用する印刷方法に関する。
典型的なインクジェット記録システムまたはインクジェット印刷システムにおいては、インク液滴が、記録要素または記録媒体に向かってノズルから高速で噴射され、媒体上に画像を生ずる。インク液滴(または記録液体)は、一般に、記録薬剤(例えば、染料または顔料)および大量の溶媒を含んでなる。溶媒(またはキャリア液体)は、概して、水、有機材料(例えば、一価アルコール、多価アルコール、またはそれらの混合物)から作られている。
インクジェット記録要素は、概して、少なくとも一方の表面に、少なくとも1種のインク受容層を担持している支持体を含んでなる。このインク受容層は、概して、毛管作用によってインクを吸い込む多孔質層または膨潤してインクを吸収するポリマー層のいずれかである。膨潤性親水性ポリマー層は、望ましくないことに、乾燥するのに長時間かかる。多孔質インク受容層は、通常は、バインダーによっていっしょに結合されている無機粒子または有機粒子を含んでなる。このタイプのコーティングにおける粒子の量は、臨界粒子体積濃度をはるかに超えていることが多く、その結果、コーティングの多孔度が高くなる。インクジェット印刷方法において、インク液滴は、毛管作用によってコーティング中に迅速に吸収され、画像は、プリンターから出てきた直後に指触乾燥状態にある。ゆえに、多孔質コーティングにより、インクの速い「乾燥」が可能となり、耐汚れ性を有する画像が生ずる。
インクジェット記録要素上に印刷することによって調製されるインクジェットプリントは、環境劣化を受けやすい。それらは、とりわけ、水およびオゾンなどの大気中のガスとの接触に起因する損傷に対して脆弱である。この像形成後の水との接触に起因する損傷は、トップコートの光沢の損失に起因するウォータースポット(water spot)、好ましくない色素拡散に起因する色素汚れ(smearing)、および画像記録層全体の溶解という形態をとる場合がある。オゾンは、インクジェット色素を漂白し、濃度を損失させる。これらの欠陥を克服するために、インクジェットプリントを積層することが多い。しかしながら、積層は、材料の剥離ロールを必要とするので高価である。
米国特許第 4,785,313号および同 4,832,984号は、可融性インク移送層およびインク保持層を含んでなり、このインク保持層が非多孔質である、インクジェット記録要素に関する。しかしながら、この要素には、画質が不十分であるという点において問題がある。
欧州特許出願第 0 858 905号は、(ポリビニルアルコールなどの親水性バインダーを少量含有していてもよい)ポリウレタンなどの熱可塑性粒子を熱焼結させることによって形成される多孔質最外層を有するインクジェット記録要素に関する。しかしながら、この要素には、親水性バインダーを含有していない場合に機械的摩耗に対する耐性が不十分であり、親水性バインダーを含有している場合には耐水性が不十分であるという点において問題がある。
米国特許第 5,374,475号は、プラスチック材料の粒子(それらの相互接触領域においていっしょに融解されていてもよい)を含有している最外多孔質層を担持している支持体を含んでなる、着色材料を受容するための記録キャリアに関する。この特許には、支持体上の二重層集成体が開示されているけれども、下層は、拡散によってインクを吸収する層として記載されている(第6欄、第3〜5行)ので、多孔質ではない。このような要素に適用されるインクは、上記多孔質頂部層において横に広がり、本明細書に記載されている多孔質の下層を有する要素と比較して、より不十分な画質となる場合がある。さらに、この特許には、この層においてフィルム形成性疎水性バインダーを使用することは開示されておらず、フィルム形成性疎水性バインダーが存在しないがゆえに、融着の前の耐摩耗性が不十分となる。
欧州特許第02078641.4号明細書においては、企図される目的に有用なインクジェット記録要素が得られている。しかしながら、このような要素は、印刷および高温条件下での貯蔵後に、ブロッキングを生じたり、互いに粘着したりする傾向を有するという点において問題がある。
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
米国特許第 4,785,313号明細書 米国特許第 4,832,984号明細書 米国特許第 5,374,475号明細書 欧州特許出願公開明細書第 0 858 905号
本発明の目的は、ブリード(bleed) を伴うこと無くインクジェットインクを用いて印刷することができる、可融性保護最上層およびインク保持下層を有するインクジェット記録要素を提供することである。本発明のもう1つの目的は、良好な機械的結着性および耐摩耗性を有する多孔質インク移送層を提供することである。本発明のもう1つの目的は、熱的に可融性であり、それにより、耐水性とすることができる、保護最上インク移送層を提供することである。もう1つの目的は、熱的に融着させて、高濃度の印刷画像を提供することができるインクジェット記録要素を提供することである。もう1つの目的は、印刷および高温条件下での貯蔵後にブロッキングを生じないインクジェット記録要素を提供することである。
本発明のさらにもう1つの目的は、上述の要素を使用する印刷方法を提供することである。
これらの目的および他の目的は、
a)少なくとも1種の多孔質インク保持層、並びに
b)フィルム形成性疎水性バインダーおよびセルロースエステルの可融性高分子粒子を含む可融性多孔質インク移送層、
を記載されている順序で担持している支持体を含んでなるインクジェット記録要素を含む本発明によって達成される。
本発明の使用により、良好な耐摩耗性を有し、インクジェットインクを用いて印刷される場合に、良好な耐水性、高いプリント濃度を有し、そして高温条件下での貯蔵後にブロッキングを生じない、多孔質インクジェット記録要素が得られる。
本発明のもう1つの態様は、
A)ディジタルデータ信号に応答するインクジェットプリンターを用意する工程、
B)上記プリンターに、上述のインクジェット記録要素を装填する工程、
C)上記プリンターに、インクジェットインク組成物を装填する工程、並びに
D)上記ディジタルデータ信号に応答して上記インクジェットインク組成物を使用して上記インクジェット記録要素上に印刷する工程、
を含むインクジェット印刷方法に関する。
本発明において用いられる可融性高分子粒子は、それらが多孔質層を形成する限り、いずれの粒径を有していてもよい。本発明の好ましい態様において、上記可融性高分子粒子の粒径は 0.5〜10μm の範囲に及ぶことができる。これらの粒子は、いずれのセルロースエステル(例えば、酢酸セルロース、酢酸プロピオン酸セルロース、または酢酸酪酸セルロースなど)からも形成させることができる。
融着されたプリントは、(例えば、70℃に及ぶ)高温において向かい合わせに貯蔵される条件下でさえ、互いに粘着しない(すなわち、ブロッキングを生じない)ことが望ましい。上記融着された高分子粒子を含んでなるポリマーのガラス転移温度(Tg )が70℃よりも高い場合は、このような融着されたプリントが熱的なブロッキングを呈さないと信じられている。
インクジェットインクは、例えば、湿潤剤、浸透剤、粘度調整剤などの種々の方法で機能を発揮する有機溶媒を含有している。噴射後、インク中のこれらの有機溶媒は、さもなければ受容体中の可融性高分子粒子として有用な多くの有機ポリマーの可塑剤(Tg を下げる)となる場合がある。この結果としてのTg の低下は、望ましくない熱的なブロッキングにつながる。本発明において使用されるセルロースエステルは、驚くべきことに、インクジェットインクにおいて見出される多くの有機溶媒によって高度に可塑化されず、熱的なブロッキングを呈さない。
本発明において有用なフィルム形成性疎水性バインダーは、水中で分散可能ならば、いずれのフィルム形成性疎水性ポリマーであってもよい。本発明の好ましい態様において、上記疎水性バインダーは、アクリル系ポリマーまたはポリウレタンの水性分散体である。もう1つの好ましい態様において、上記フィルム形成性疎水性バインダーの分散体における粒子の粒径は 0.5μm 未満である。上記バインダー粒子の大きさがより大きい場合、融着された層が、熱的な光沢の損失(加熱時の光沢の低下を特徴とする現象)を呈する。上記バインダー粒子から形成されるフィルムのセグメントが、加熱時に緩和することにより、融着された層の表面を粗くすると信じられている。この粗面化された表面が、光を散乱させることにより、光沢を低下させる。上記出発粒子が 0.5μm よりも小さい場合、上記表面の乱れおよびその結果として生ずる散乱の度合いが視覚的な閾値よりも低くなると信じられている。
上記インク移送層において用いられる粒子およびバインダーの粒子対バインダーの比は、98:2〜60:40、好ましくは95:5〜80:20の範囲に及ぶことができる。一般に、上記範囲を超える粒子対バインダーの比を有する層は、通常は、十分な結合力を有しておらず、上述の範囲未満の粒子対バインダーの比を有する層は、通常は、良好な画質を提供するのに十分なほど多孔質ではない。
上記インク保持層はいずれの多孔質構造であってもよいけれども、平均細孔半径が最上インク移送層の平均細孔半径よりも小さいことが好ましい。従って、上記インク保持層が粒子およびバインダーを含んでなる場合、これらの粒子が上にあるインク移送層中の可融性高分子粒子よりも大幅に小さいことにより、正しい細孔の大きさの階層が確保される。
一般に、上記インク保持層(複数種であってもよい)は1〜50μm の厚みを有し、上記頂部インク移送層は、通常は、2〜50μm の厚みを有するであろう。好ましい態様において、上記インク保持層は、1〜50g/m2、好ましくは 0.5〜30g/m2、の量で存在する。
本発明の好ましい態様において、上記インク保持層は、有機粒子または無機粒子を含有している、連続的な、同一の広がりをもつ多孔質層である。使用してもよい有機粒子の例としては、米国特許第 6,492,006号明細書において開示されているものなどのコア/シェル粒子、および米国特許第 6,475,602号明細書において開示されているものなどの均質粒子が挙げられる。使用してもよい有機粒子の例としては、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、セルロース誘導体、ポリビニル樹脂、エチレン−アリルコポリマー、およびポリエステルなどの重縮合ポリマーが挙げられる。
本発明のインク保持層において使用してもよい無機粒子の例としては、シリカ、アルミナ、二酸化チタン、クレー、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、または酸化亜鉛が挙げられる。
本発明の好ましい態様において、上記多孔質インク保持層は、20〜 100%の粒子および0〜80%の高分子バインダー、好ましくは80〜95%の粒子および20〜5%の高分子バインダーを含んでなる。上記高分子バインダーは、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、セルロースエーテル、ポリオキサゾリン、ポリビニルアセトアミド、部分的に加水分解されたポリ(酢酸ビニル/ビニルアルコール)、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリアルキレンオキシド、スルホン化またはリン酸化されているポリエステルおよびポリスチレン、カゼイン、ゼイン、アルブミン、キチン、キトサン、デキストラン、ペクチン、コラーゲン誘導体、コロジオン、寒天、アロールート、グアー、カラギーナン、トラガカント、キサンタン、ラムサン(rhamsan) などの親水性ポリマーであってもよい。好ましくは、上記親水性ポリマーは、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリアルキレンオキシド、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、もしくはこれらのコポリマー、またはゼラチンである。
インク保持層に好適な多孔質材料としては、例えば、高分子バインダー中のシリカまたはアルミナが挙げられる。好ましい態様において、上記インク保持層は、架橋ポリビニルアルコールバインダー中の多孔質ヒュームドアルミナである。
インクジェット記録要素に機械的耐久性を付与するために、上記において考察されているバインダーに対して作用する架橋剤を少量添加してもよい。このような添加剤は、上記層の結合力を改良する。例えば、カルボジイミド、多官能価アジリジン、アルデヒド、イソシアネート、エポキシド、多価金属カチオン、ビニルスルホン、ピリジニウム、ピリジニウムジカチオンエーテル、メトキシアルキルメラミン、トリアジン、ジオキサン誘導体、クロム明礬、硫酸ジルコニウムなどの架橋剤を使用することができる。好ましくは、上記架橋剤は、アルデヒド、アセタール、またはケタール(例えば、2,3-ジヒドロキシ -1,4-ジオキサン)である。
また、上記多孔質インク保持層は、開放細孔ポリオレフィン、開放細孔ポリエステル、または開放細孔膜を含んでなっていてもよい。開放細孔膜は、既知の相逆転技法に従って形成させることができる。開放細孔膜を含んでなる多孔質インク受容層の例は、米国特許第 6,497,941号および同 6,464,351号の各明細書において開示されている。
本発明のもう1つの好ましい態様においては、2種の多孔質インク保持層が存在する。この態様において、最上層は、下部層と実質的に同じであるけれども、下部層の厚みの1〜20%の厚みしか有しておらず、また、1〜20質量%の媒染剤(例えば、カチオン性ラテックス媒染剤)をも含有している。
上記2種の多孔質インク保持層は、以下に示す既知の塗布技法のいずれかによって、同時に塗布しても、逐次的に塗布してもよい。このようにして、媒染剤を含有している薄い最上インク保持層に色素画像が集中されることにより、プリント濃度が高まる。
本発明のインクジェット記録要素において使用される支持体は、不透明であっても、半透明であっても、または透明であってもよい。例えば、普通紙、樹脂コート紙、ポリエステル樹脂(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、およびポリエステルジアセテート)、ポリカーボネート樹脂、フッ素樹脂(例えば、ポリテトラフルオロエチレン)、金属箔、ビニル系誘導体、布帛、積層支持体または共押出支持体、種々のガラス材料などを使用することができる。好ましい態様において、上記支持体は、樹脂コート紙である。本発明において用いられる支持体の厚みは、12〜 500μm 、好ましくは75〜 300μm とすることができる。
望まれる場合には、ベース層の支持体に対する接着性を改良するために、ベース層または溶媒吸収層を支持体に適用する前に、支持体の表面にコロナ放電処理を施してもよい。
上記画像記録要素は他の画像記録物品または画像記録装置の駆動機構もしくは移送機構と接触することになるので、例えば、界面活性剤、滑剤、紫外線吸収剤、艶消し粒子などの添加剤を、それらが重要な性質を悪化させない程度に、上記要素に添加してもよい。
上述の層(例えば、ベース層および頂部層)は、当該技術分野において一般的に使用されている従来の塗布手段によって、支持体材料上に塗布することができる。塗布方法としては、線巻きロッドコーティング、スロットコーティング、スライドホッパーコーティング、グラビア、カーテンコーティングなどが挙げられるけれども、カリウムれらに限定されるものではない。これらの方法の中には、両方の層を同時に塗布することが可能なものもあり、このような方法は、製造上の経済的な観点から好ましい。
本発明の要素上への印刷の後に、上記可融性多孔質インク移送層を熱および/または圧力によって融着させて、その表面上にオーバーコート層を形成させる。融着は、上記要素の表面を熱融着部材(例えば、融着ローラーまたは融着ベルト)と接触させることによって達成するのが好ましい。従って、例えば、 0.005〜 0.5m/秒の移送速度において、5〜15 MPaの圧力を使用して、(60〜 160℃に加熱されている)1対の熱ローラーに上記要素を通すことによって、融着を達成することができる。
本発明の記録要素を像形成されるのに使用されるインクジェットインクは当該技術分野においてよく知られている。インクジェット印刷において概して使用されるインク組成物は、溶媒またはキャリア液体、染料または顔料、湿潤剤、有機溶媒、洗浄剤、増粘剤、保恒剤などを含んでなる液体組成物である。この溶媒またはキャリア液体は単なる水であってもよく、または多価アルコールなどの他の水混和性溶媒と混合された水であってもよい。多価アルコールなどの有機材料が主たるキャリアまたは溶媒液体であるインクを使用してもよい。特に有用なものは、水と多価アルコールとの混合溶媒である。このような組成物において使用される染料は、概して、水溶性の直接染料または酸性タイプの染料である。このような液体組成物は、例えば、米国特許第 4,381,946号、同 4,239,543号、および同 4,781,758号の各明細書などの従来技術に詳細に記載されている。
以下の例により、本発明をさらに説明する。
実施例1
対照標準ポリウレタンポリマーの合成
温度計、撹拌機、水凝縮器、および減圧排出口を備えた2リットルの樹脂製のフラスコに、 6.5g(0.0485モル)の2,2-ビス (ヒドロキシメチル) プロピオン酸、 47.91g(0.4515モル)のジエチレングリコール、 150gの試薬用酢酸エチル、および0.41gのFascat(商標)2003触媒 (Atochem Co.)を添加した。溶液が透明になるまで、撹拌しながら温度を78℃に上げ、次に、70℃に冷却した。撹拌しながら、 111.2g( 0.5モル)のイソホロンジイソシアネートおよび10gの酢酸エチルを添加した。温度を76℃に上げ、反応が完了するまで、この温度において撹拌した。冷却時、酢酸エチルおよびイソプロピルアルコールを添加して、固形分30質量%、酢酸エチル55質量%、およびイソプロピルアルコール15質量%の最終的な溶液を得た。
対照標準ポリアクリレートポリマーの合成
このポリマーは、溶液重合技法によって調製した。先ず、 11.25gのメタクリル酸エチル、0.06gの開始剤アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)、および75gの酢酸エチルを、窒素注入口、機械式撹拌機、および凝縮器を備えた 500mLの3つ口フラスコに装填した。このフラスコを、80℃の高温浴に浸し、窒素で20分間パージした。次に、30gのメタクリル酸メチル、70gのメタクリル酸エチル、0.25gの開始剤AIBN、および 300gの酢酸エチルを、連続的に撹拌しながら、2時間の期間にわたって、上記反応器に連続的に供給した。重合を、上記混合物の供給後、さらに3時間続けた。このポリマーを室温まで冷却した。
対照標準ポリウレタン粒子−CP1の調製
上記対照標準ポリウレタンポリマーから得られる有機溶液 207gに、2.76gのトリエタノールアミンを添加した。 7.5gの酢酸エチルおよび 382.8gの脱イオン水を混合し、68℃に加熱することによって、水溶液を調製した。この水性相を上記有機相に激しく混合しながら添加し、次に、5000 rpmの高剪断 Silversonミキサーに2分間付して、乳化ポリウレタン粒子プレミックスを形成させた。この得られたプレミックスを減圧下でロータリーエバポレーターに付し、揮発性有機溶媒を除去して、Horiba LA-920 Particle Size Analyzerを使用して測定した場合に 2.3μm の粒径を有する最終的なポリウレタン粒子分散体を形成させた。
対照標準ポリアクリレート粒子−CP2の調製
上記対照標準ポリアクリレートポリマーを、さらなる酢酸エチルを用いて、20.6%の固形分に調整した。Alkanol XC (DuPont) の10%溶液16.2gを 751.6gの脱イオン水に溶解させることによって、水溶液を調製した。上記有機相をこの水性相に激しく混合しながら添加し、次に、6000 rpmの高剪断 Silversonミキサーに2分間付して、乳化ポリアクリル系粒子プレミックスを形成させた。この得られたプレミックスを減圧下でロータリーエバポレーターに付し、揮発性有機溶媒を除去して、Horiba LA-920 Particle Size Analyzerを使用して測定した場合に 2.1μm の粒径を有する最終的なポリアクリル系粒子分散体を形成させた。
本発明の粒子−P1の調製
65℃において撹拌しながら、 92.25gの酢酸酪酸セルロース (Eastman Chemical Company CAB-551-0.2) を153.75gの酢酸エチルに溶解させることによって、酢酸エチル溶液を調製した。Calfax DB-45(商標)(Pilot Chemical Company)界面活性剤の10%溶液24gと水 330gとを併せることによって水溶液を調製し、65℃に加熱した。この水性相組成物を上記有機相組成物にプロペラミキサーを用いて激しく混合しながら添加し、次に、5000 rpmの Silverson回転子−固定子ミキサーを用いて5000 rpmにおいて2分間均質化することによって、粗エマルションに転化させた。この粗エマルションを31 MPaにおいて Microfluidics(商標)Model 110F Microfluidizer に1回通し、丸底フラスコ中に収集した。この均質化された混合物をを減圧下でロータリーエバポレーターに付し、酢酸エチルを除去して、Horiba LA-920 Particle Size Analyzerを使用して測定した場合に 1.0μm の粒径を有する、水中に分散された酢酸酪酸セルロース粒子の分散体を得た。
本発明の粒子−P2の調製
これらの粒子は、Calfax DB-45(商標)の代わりに Calfax 10L-45(商標)(Pilot Chemical Company)界面活性剤を使用したことを除き、P1と同じに調製した。これらの粒子は、Horiba LA-920 Particle Size Analyzerを使用して測定した場合に 1.9μm の粒径を有していた。
疎水性フィルム形成性バインダーの調製
以下の疎水性フィルム形成性バインダーをインク移送層において用いた。
バインダーB1:
Witcobond W-320(商標)(Uniroyal Chemical Co.) 、 1.9μm の粒径および−12℃のガラス転移温度(Tg )を有するポリウレタン粒子の水性分散体。
バインダーB2:
H1R069 (Specialty Polymers Inc.)、1.02μm の粒径および32℃のTg を有するビニルアクリル系エマルションポリマーラテックス。
バインダーB3:
0.52μm の粒径および12℃のTg を有する、90質量部の塩化ビニリデンおよび10質量部のアクリル酸エチルのビニルアクリル系エマルションポリマーラテックス。
バインダーB4:
Witcobond W-232(商標)(Uniroyal Chemical Co.) 、0.12μm の粒径および−20℃のガラス転移温度(Tg )を有するポリウレタン粒子の水性分散体。
多孔質インク保持下層−LLの調製
ポリエチレン樹脂コート紙支持体にコロナ放電処理を施した。次に、この支持体にホッパーコーティングによって塗布し、60℃において押込空気によって乾燥して、87質量%のヒュームドアルミナ、9質量%のポリビニルアルコール、および4質量%のジヒドロキシジオキサン架橋剤を含む38μm 厚の下部層と、87質量%のヒュームドアルミナ、8質量%のジビニルベンゼン-co-塩化N-ビニルベンジル -N,N,N-トリメチルアンモニウムの 100nmのコロイド状ラテックス分散体、6質量%のポリビニルアルコール、および1質量%の Zonyl(商標)FSN 界面活性剤 (DuPont Corp.) を含む2μm 厚の上部層とを含んでなる2層構造を提供した。
本発明の要素1
乾燥質量に基づき、90部の可融性粒子P1と10部のバインダーB1とを併せることによって、固形分20%の水性分散体を調製した。上記LLを水で予め湿らせ、過剰の水を除去した後に、この分散体を43.0cm3/m2の湿潤適用速度において上記LL上にホッパーコーティングによって塗布して、要素1を形成させた。
対照標準要素C−1
この要素は、P1の代わりに粒子CP−1を使用したことを除き、要素1と同じに調製した。
対照標準要素C−2
この要素は、P1の代わりに粒子CP−2を使用したことを除き、要素1と同じに調製した。
融着
印刷後、上記各要素を、76 cm/分の移送速度で、 150℃および 4.2kg/cm2の圧力において、鋼ローラーとシリコーンゴムローラーとの間の接触によって形成される熱ニップ中で融着させた。上記鋼ローラーをゾル−ゲルで被覆されたポリイミドのベルトで包んで、容器要素の融着が上記ベルトとの接触中に起こるようにした。
熱的ブロッキング試験用ターゲットの印刷
ベストモードの光沢写真印画紙設定並びにプリントカートリッジC3844AおよびC3845Aを使用して、Hewlett-Packard Photosmart(商標)プリンターを用いて、熱的ブロッキング試験に有用な試験用ターゲットを印刷した。上記ターゲットは、原色および等和色並びに黒の各々における 100%濃度の3 cm3のカラーパッチからなり、各カラーパッチの間には未印刷の領域を設けた。
熱的ブロッキングの評価
上記熱的ブロッキング試験用ターゲットを、各々が原色および等和色の領域並びに未印刷の領域を含有している、2枚の 7.6cm× 7.6cmの切片に切断した。これらの切片を、印刷面を向かい合わせて接触させて重ね、この集成体を70℃および50%RHに湿度調製されているオーブンチャンバーに入れた。1kgの重りを、上記印刷領域の上に6時間の期間にわたって適用した。次に、これらの表面を、印刷領域および未印刷領域の両方においてブロッキングおよび粘着について検査し、以下の基準を使用して評価した結果を、下記表Iに示す。
5:プリントを剥がす際に、損傷、粘着、または聞き取ることのできる音が認められない。
4:未印刷領域には粘着は認められないけれども、印刷領域には聞き取ることのできる音または僅かな粘着が認められる。
3:未印刷領域には粘着は認められないけれども、印刷領域には若干の損傷が認められる。
2:未印刷領域に僅かな損傷が認められ、印刷領域には完全な接着が認められる。
1:すべての領域において完全な接着が認められる。
5または4の等級が、耐熱ブロッキング性において許容可能であると判断される。
プリントの亀裂の評価
印刷面を外側にして、直径 0.635cmのマンドレルにプリントを巻き付けることによって、完成プリントの亀裂に対する耐性を評価した。上記試験後、Ponceau Red 染料溶液(水:酢酸=95:5の混合物1000部に染料1部)を用いて染みを付けて、イオン性相互作用によりインク保持層を上記染料で染色することによって亀裂を顕在化させた。これらのプリントを、以下の基準を使用して評価した結果を、下記表Iに示す。
5:亀裂の形跡が認められない。
4:所々に不連続な亀裂が認められる。
3:無数の不連続な亀裂が認められる。
2:所々に連続的な亀裂が認められる。
1:無数の連続的な亀裂が認められる。
Figure 0004279642
上記結果は、本発明の要素が、対照標準要素と比較して、耐熱ブロッキング性において許容可能であり、プリントにおいて亀裂が認められなかったことを示している。対照標準要素は、これらの性質の一方または両方において、より劣っていた。
例2
対照標準要素C−3
この要素は、P1の代わりに粒子CP−2を使用したことを除き、要素1と同じに調製した。
本発明の要素2〜5
これらの要素は、P1の代わりに粒子P2を使用し、それぞれ、バインダーB1、B2、B3、およびB4を使用したことを除き、要素1と同じに調製した。
融着
上記要素を例1と同じに融着させた。
熱的光沢損失試験用ターゲットの印刷
熱的光沢損失試験に有用な試験用ターゲットを、例1と同じに印刷した。
熱的光沢損失の評価
上記要素を、70℃および50%RHに湿度調製されているオーブンチャンバーに入れた。この処理の前後で、各々のカラーパッチ並びに未印刷領域において、BYK Gardner Micro-Tri-Gloss 測定器を使用して、20°光沢を測定した。すべての色の領域および未印刷領域において、20°光沢の低下が5単位未満であれば、熱的光沢損失において許容可能であると判断される。以下の結果が得られた。
Figure 0004279642
上記結果は、本発明の要素4および5と比較して、バインダーを伴わない対照標準要素C−3が、熱的光沢損失作用を呈さなかったことを示している。しかしながら、例3において示すように、C−3は他の問題を有している。
例3
対照標準要素C−4
この要素は、対照標準要素C−3と同じに調製した。
本発明の要素6〜11
これらの要素は、表III に示すように、粒子P2のバインダーB4に対する比を変化させたことを除き、要素5と同じに調製した。
融着
この例の上記要素を例1と同じに融着させた。
画像ブリード試験用ターゲットの印刷
ベストモードの光沢写真印画紙設定並びにプリントカートリッジC3844AおよびC3845Aを使用して、Hewlett-Packard Photosmart(商標)プリンターを用いて、ブリード試験用ターゲットを印刷した。上記ターゲット設計は、7個の隣接する9mm×48mmの長方形のバーを有し、各々のバーは、原色または減法混色の原色(すなわち、C、M、Y、R、G、B、K)の1つであり、各々のバーには、その他の色の6個の7mmの正方形を埋め込んだ。従って、例えば、シアンのバーには、M、Y、R、G、B、およびKの正方形を埋め込んだ。
画像ブリードの評価
次に、上記印刷された要素を以下の評価基準を用いてブリードについて評価した結果を、下記表III に示す。
5:埋め込まれた正方形の形状に変化は認められず、正方形の鮮鋭なエッジが維持されている。
3:正方形のパターンが僅かに丸まっており、エッジがスムースになっている。
1:角形のパターンが大きく広がって変形しており、エッジが不明瞭になっている。
良好な画質を得るためには5または3の評価が必要である。以下の結果が得られた。
Figure 0004279642
上記結果は、本発明の要素と比較して、バインダーを伴わない対照標準要素C−4が、許容不能な耐亀裂性を有していたことを示している。
本発明の他の好ましい態様を、請求項との関連において、次に記載する。
[1] a)少なくとも1種の多孔質インク保持層、並びに
b)フィルム形成性疎水性バインダーおよびセルロースエステルの可融性高分子粒子を含む可融性多孔質インク移送層、
を記載されている順序で担持している支持体を含んでなるインクジェット記録要素。
[2] 前記インク移送層が、前記インク保持層の上に、前記可融性高分子粒子および前記フィルム形成性疎水性バインダーの粒子の水性分散体を塗布し、その後、乾燥させることによって調整されるものである、[1]に記載の要素。
[3] 前記水性分散体における疎水性バインダー粒子の大きさが 0.5μm 未満であり、前記インク移送層の平均細孔半径が前記インク保持層の平均細孔半径よりも大きい、[1]または[2]に記載の要素。
[4] 前記可融性高分子粒子の粒径が 0.5〜10μm である、[1]〜[3]のいずれか1項に記載の要素。
[5] 前記インク移送層の粒子対バインダーの比が95:5〜75:25である、[1]〜[4]のいずれか1項に記載の要素。
[6] 前記少なくとも1種のインク保持層が、ヒュームドアルミナ、架橋ポリビニルアルコール、またはコロイド状アルミナを含んでなる、[1]〜[5]のいずれか1項に記載の要素。
[7] 前記インク移送層が1〜25μm の厚みを有し、前記インク保持層が2〜50μm の厚みを有する、[1]〜[6]のいずれか1項に記載の要素。
[8] 前記インク保持層が多層構造を有し、その最外層が一番下の層(複数種であってもよい)よりも薄い、[1]〜[7]のいずれか1項に記載の要素。
[9] 前記最外層が媒染剤を含有している、[1]〜[8]のいずれか1項に記載の要素。
[10] A)ディジタルデータ信号に応答するインクジェットプリンターを用意する工程、
B)前記プリンターに、
i)少なくとも1種の多孔質インク保持層、並びに
ii)フィルム形成性疎水性バインダーおよびセルロースエステルの可融性高分子粒子を含む可融性多孔質インク移送層、
を記載されている順序で担持している支持体を含んでなるインクジェット記録要素を装填する工程、
C)前記プリンターに、インクジェットインク組成物を装填する工程、並びに
D)前記ディジタルデータ信号に応答して前記インクジェットインク組成物を使用して前記インクジェット記録要素上に印刷する工程、
を含むインクジェット印刷方法。

Claims (1)

  1. a)少なくとも1種の多孔質インク保持層、並びに
    b)フィルム形成性疎水性バインダーおよびセルロースエステルの可融性高分子粒子を含む可融性多孔質インク移送層、
    を記載されている順序で担持している支持体を含んでなり、前記セルロースエステルが酢酸セルロース、酢酸プロピオン酸セルロース及び酢酸酪酸セルロースからなる群から選択されるインクジェット記録要素。
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