JP4279609B2 - ストレーナ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水などの流体中の塵芥などを濾過するためのストレーナに関し、詳細には該ストレーナに具備されるフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、河川・湖沼・ダム等の水源の水を、農業用の潅水や工業用水として用水経路を通じて使用することが慣行されている。そして、このような用水経路の途中にはストレーナが設けられ、このストレーナに内装されるステンレス製等の網にて水中の塵芥を取り除くことで水質を一定に維持している。このようなストレーナにおいては、使用していくに従い、該ストレーナで濾別された塵芥などによって、ストレーナに具備されるフィルタエレメントの濾過籠や金網などが目詰まりを起こしてしまう。そこで、ストレーナの良好な通水性を維持するため、このフィルタエレメントを目詰まりさせる塵芥を定期的に取り除く必要がある。そのため、これら濾過籠や金網等のフィルタエレメントの洗浄作業を行う必要がある。このような、塵芥の除去やフィルタエレメントの洗浄などのメンテナンス作業の効率化を図るための技術として、ストレーナの内部中心に回転軸を設け、この回転軸に洗浄ノズルやブラシを設けて、フィルタの洗浄を行う技術(特許文献1参照。)や、フィルタを本体に対して着脱可能な構造にしたストレーナ(例えば、特許文献2参照。)等が公知となっている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−263411号公報
【特許文献2】
特開2003−135913号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来のようなストレーナのフィルタエレメントにおいては、砂や植物の茎葉などの比較的大きなゴミは容易に濾過出来るが、青粉(アオコ)等の植物性プランクトンはフィルタにへばりつき、また、シジミやタニシなどの卵がフィルタに付着すると、これらは長時間経つと生育して大きくなり、濾過される流体の流路を塞いでしまうことがある。これらのようなフィルタに付着した障害物は除去するのが頗る困難であり、洗浄水を吹き付けたりブラシで擦ったりするだけでは、これらの付着物の除去ができずに十分な洗浄が行えない。また、フィルタを取り外しての洗浄によってもこれらの付着物の除去を十分に行うには、大きな労力を要し作業者の負担となっていた。そこで、これらの付着物をフィルタと共に廃棄することが求められている。そこで本発明は、フィルタの洗浄などのメンテナンス作業の簡略化及び効率化を図ることで作業者の負担を軽減するとともに、自然環境を考慮したストレーナを提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0006】
請求項1においては、周壁に無数の小孔が形成された円筒状の濾過籠(51)と、該濾過籠(51)に内装される網状のスクリーン(52)とを有するフィルタエレメント(50)を具備し、該フィルタエレメント(50)の内側から外側へ向かう水流を濾過するストレーナ(1)において、前記スクリーン(52)の内側に、不織布にて構成される底付円筒状のフィルタ(56)を着脱自在に内装し、該濾過籠(51)の上端部には環状の取付部材(57)を固設し、該取付部材(57)をストレーナ(1)の本体(2)内部に設けられた鍔部(2a)に載置し、該取付部材(57)の内側には環状の溝部(57a)を形成し、前記フィルタ(56)は、内側から略環状のスプリングリング(59)により押圧され、該押圧されたフィルタ(56)とスプリングリング(59)を、該取付部材(57)の該溝部(57a)に嵌入し、該スプリングリング(59)は一部が欠切された弾力性のある環状に形成し、該欠切された部分に、棒状の部材の両端部を環状の内側に折り曲げて、把持部(59a)を形成したものである。
【0007】
請求項2においては、前記フィルタを、生分解性を有する素材により構成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。図1は本発明に係るストレーナの全体構成を示す斜視図、図2は同じく側面断面図、図3はフィルタエレメントを示す一部断面図、図4はスプリングリングを示す斜視図である。
【0009】
ます、本発明に係るストレーナ1の全体構成について図1及び図2を用いて説明する。本発明に係るストレーナ1は、略円筒状の本体2と、該本体2の上部を覆うカバー3と、該本体2に着脱可能に内装されるフィルタエレメント50とから構成され、これらが設置脚4により支持されている。
【0010】
前記本体2は、耐食性のアルミニウム合金、ステンレス、青銅などの防錆性の素材で構成され、その外形は略円筒形状であり、内部には外形と略同一形状の空間を有している。本体2の側面上部に開口部20が形成され、該開口部20から該本体2外側下方に向かって流入路21が延設され、該流入路21の先端部には側面視円形状のフランジ部21aが形成されている。このフランジ部21aには複数のボルト孔が形成されており、該フランジ部21aに合フランジ31が気密性を高めるパッキング(図示せず)を介して植え込みボルト32a・ナット32b等によって締結されている。つまり、本体2内部と挿通した流入路21の先端部には流入口22が開口され、本体2内部は外部と連通されており、この流入路21のフランジ部21aに締結固定された合フランジ31を介してパイプ33を接続することで、水源からの水が本体2内部に流入するように構成している。
【0011】
一方、本体2側面の前記流入口22と対向する位置であり、その高さを前記開口部20よりも下側とする位置には流出口23が形成されている。該流出口23の周辺部には側面視円形状のフランジ部23aが形成され、該フランジ部23aには複数のボルト孔が形成されており、上述した流入路21のフランジ部21aと同様に、合フランジ34がパッキングを介して植え込みボルト35a・ナット35b等で締結固定され、該合フランジ34を介して流出口23にパイプ36を接続することで本体2内部からの水を排出する構造としている。
【0012】
また、本体2内面であって、前記開口部20より低く、流出口23よりも高い位置には、フィルタエレメント50の上端部を支持するための鍔部2aが内側に向けて突出するように全周に亘って形成されている。そして、同じく本体2内面下部にはフィルタエレメント50の下端部が載置される載置部2bが形成されている。つまり、これら鍔部2a及び載置部2bによってフィルタエレメント50の上端部及び下端部が支持されることで、該フィルタエレメント50が本体2内部において位置決めされ、また、この鍔部2aにフィルタエレメントの上端部が隙間なく支持されることで、開口部20から流入する水の全てがフィルタエレメント50によって濾過される構造となっているのである。
【0013】
また、本体2の上端部は、略円筒状を呈する該本体2の上面が全体的に開口された上開口部25となっており、該上開口部25の縁部にはカバー3取り付け用のフランジ部25aが形成され、該フランジ部25aには、平面視で四方に等間隔にボルト孔が形成されている。一方、カバー3の縁部に形成されたフランジ部3aには、平面視で本体2のフランジ部25aに形成されたボルト孔と同間隔にボルト孔が形成されている。そして、本体2とカバー3それぞれのボルト孔同士の位置を合わせ、アイナット37bがそれぞれ螺挿されている4本の植え込みボルト37aによって、カバー3が本体2上端に締結され固定される。つまり、本体2に内装されるフィルタエレメント50のメンテナンス時などには、カバー3を取り外して上開口部25から該フィルタエレメント50を取り出して行うのであるが、このカバー3の本体2に対する固定は、植え込みボルト37a及びアイナット37bによってなされているので、このような作業時にカバー3を取り外すとき、工具を用いる必要がなく、作業性の向上が図られている。また、本体2のフランジ部25a上面の内周側には段差部25bが設けられて低くなっており、この段差部25bにオーリング26が介装されることで、本体2内部とカバー3との気密性が高められている。
【0014】
前記カバー3には、本体2内部と外気とが連通するように通気孔3bが形成されており、該通気孔3bにはピーコック11が螺挿されている。つまり、カバー3を本体2から取り外す際、このピーコック11を開けることによって、気密状態である本体2の内圧と外気圧とを等しくしてカバー3を開けやすくしているのである。また、カバー3の底面は、その中心が低くなるように、即ち中心部にかけて本体2内部に張り出すように碗型の形状を有している。そして、この底面の本体2内部側には複数の旋回羽根3cが設けられ、該旋回羽根3cによって開口部20から本体2内部へ流入する水を整流し水流を中央に集め、乱流を防止することにより、水流を円滑なものとしている。
【0015】
一方、本体2の下端部は、下方にかけてその外径が小さくなるように先細に形成されており、最下端部中心にはドレン孔27が開口されている。そしてこのドレン孔27にはドレン用バルブ12が接続されている。このドレン用バルブ12は、ストレーナ1の本体2内部の洗浄作業の際、洗浄水の排水を行い易くするために設けられており、ハンドル12aによって開閉可能となっている。なお、該ドレン用バルブ12は、ストレーナ1の洗浄作業時以外においては閉じられた状態となっている。また、このドレン用バルブ12を開放することによって、水の濾過作業中、即ち本体2内部が加圧状態のまま、補助的・応急的な洗浄が可能な構造となっている。
【0016】
他方、本体2の外周面の下部には、設置脚4を固定するための鍔部2cが略全周に亘って周設されている。この鍔部2cには複数のボルト孔2dが形成されており、該鍔部2cと、設置脚4の上端部に設けられ同じくボルト孔が形成されたフランジ部4aとがボルト28等によって締結固定される構造となっている。なお、この設置脚4はオプション部材となっており、使用場所や使用状況、また用途等によって適した設置脚を選択でき、ストレーナ1の汎用性が高められている。
【0017】
以上のような構成によって内部の気密性が高められたストレーナ1による水の濾過について、水の流れに従い図2を用いて説明する。まず、水源からの水がパイプ33によって導かれ流入口22から流入し、流入路21を通って本体2の上部へ導かれ、開口部20から本体2内部へ流入する。この開口部20から流入する水は、カバー3の下面に設けられた旋回羽根3cによって整流されるとともにフィルタエレメント50の上部開口部から該フィルタエレメント50内部に強制的に流入される。このフィルタエレメント50内に流入した水は、フィルタ56によって濾過され、スクリーン52及び濾過籠51を通過し、本体2内の空間に排出される。そしてこのフィルタエレメント50によって濾過された本体2内部の水は、流出口23から流出して、パイプ36へと導かれる構造となっている。つまり、本体2内に流入した水は、フィルタエレメント50によって該フィルタエレメント50の内側から外側へ向かって通過して濾過される方式となっている。そのため、このストレーナ1を2基以上並列配置することで、濾過水(浄水)で逆洗浄をすることも可能な構造となっている。
【0018】
続いて、前記フィルタエレメント50の詳細な構成について図2及び図3を用いて説明する。フィルタエレメント50は、外側から濾過籠51、スクリーン52及びフィルタ56により構成された三層構造となっている。濾過籠51は、ステンレスや防錆加工を施した金属などを材質とする鋼板から構成され、底を有する円筒形状を呈しており、その側面の略全面には無数の小孔であるパンチ孔51aが千鳥格子状に穿設されている。そして、該濾過籠51の上端部には環状の取付部材57が、同じく下端部には載置板55がそれぞれ溶接により固設されている。つまり、該濾過籠51は、取付部材57が本体2内部に設けられた前記鍔部2aに載置されることでその上端部が支持され、また、載置板55が同じく本体2内部に設けられた前記載置部2bに載置されることでその下端部が支持されることで本体2内部において位置決めされ、これにより、フィルタエレメント50が略円筒形状の本体2内部において、該本体2と同心配置されている。前記スクリーン52は、前記濾過籠51と同様なステンレス等を素材とする円筒形状の金網であり、濾過籠51と同心配置され、該濾過籠51側部の内側に張設されるように設けられている。このスクリーン52は用途に応じて、平織、タタミ織、アヤ織などのメッシュと取り替え可能な構造となっており、汎用性が高められている。
【0019】
前記濾過籠51の上端に固設されている取付部材57は、樹脂製または耐食性の金属製から構成される環状部材であり、略半円形状の取っ手58が、その折り曲げられた両端を取付部材57の内側から該取付部材57に挿入することで取り付けられ、この取っ手58の挿入された両端を結ぶ軸を中心に回動可能に支持されている。つまり、濾過籠51を本体2に対して着脱可能とすることにより、フィルタエレメント50が本体2から取り出せる構造となっており、該フィルタエレメント50を本体2から取り出すときには、この取っ手58を把持して上方に引き上げて取り出すのである。
【0020】
前記フィルタ56は、不織布を有底の円筒状に構成した袋状のものであり、前記取付部材57にスプリングリング59によって着脱可能に固定されている。この取付部材57の内側には、環状の溝部57aが形成されており、この溝部57aに、フィルタ56の上端部を、該フィルタ56の内側から、略環状のスプリングリング59によって押圧することで固定している。つまり、取付部材57に形成された環状の溝部57aに、略環状のスプリングリング59が嵌入しており、このスプリングリング59と溝部57aとの間にフィルタ56の上端部が挟着された状態で固定され、この袋状のフィルタ56が前記スクリーン52の内側に内装されているのである。そして、該取付部材57が、本体2の鍔部2a及び濾過籠51の上端部によって支持され、フィルタエレメント50に流入する水の全てが環状の取付部材57を通過して流入し、フィルタ56を通過する構造となっている。前記スプリングリング59は、図4に示すように、棒状の部材を一部が欠切された環状に形成することで、この棒状の部材が環状の外側に向けて弾力性を有するように構成したものである。そしてこの欠切された部分には、棒状の部材の両端部を環状の内側に折り曲げることにより、把持部59aを形成している。つまり、該スプリングリング59を取付部材57の溝部から取り外すときは、この把持部59aを手で握ることによって容易に取り外すことが可能となっている。このように、フィルタ56は、フィルタエレメント50を本体から取り出すことなく、定期的に交換することができる構造となっている。
【0021】
以上のような構成におけるフィルタ56の交換作業について説明する。まず、カバー3に設けられた前記ピーコック11が開いているかどうかを確認し、開いていなければ該ピーコック11を開き、本体2の内圧と外気圧とを同じにする。その後、前記植え込みボルト37a及びアイナット37bを外して本体2からカバー3を取り外す。そして、本体2の上開口部25から、フィルタエレメント50の上端部において取付部材57の内側に突出していることとなる、スプリングリング59の把持部59aを手で握ることによって該スプリングリング59を取り外す。このスプリングリング59が取り外されたことによってフィルタ56の上端部の挟着が解除されるので、使用済みのフィルタ56を取り外す。そして、この取り外されたフィルタ56は廃棄し、未使用のフィルタ56と交換する。
【0022】
このように、フィルタ56を簡易な構造で着脱自在な構成とし、該フィルタ56をスクリーン52の内側に設けることにより、スクリーン52や濾過籠51の面倒な目詰まり洗浄を行う必要がなくなるので、作業者の負担が軽減される。また、洗浄作業だけでは十分に除去できない植物性プランクトン等の塵芥も、フィルタ56ごと廃棄できるので、容易に除去することができる。さらに、工具などを用いることなく容易にフィルタ56の交換作業が行える構造となっていので、定期的にフィルタ56を交換することにより、フィルタエレメント50の洗浄作業を頻繁に行う必要がなく、洗浄作業やメンテナンス作業による作業者の負担が軽減されるのである。
【0023】
次に、前記フィルタ56について説明する。このフィルタ56は、生分解性を有する素材で構成されている。つまり、生分解性の繊維を、機械的・化学的・熱的に処理し、繊維自身の融着力などによって接合させて作られた不織布によって構成され、水の濾過作業による水圧に対しても破れることのないように十分な強度を有している。ここで、生分解性の繊維とは、使用後に廃棄された場合、土中や水中の微生物のはたらきによって水と炭酸ガスに分解される性能を有するものであり、例えば、綿や羊毛などの天然繊維、トウモロコシのデンプンから合成されたポリ乳酸などの生分解性樹脂を原料とする合成繊維などである。そして、このような生分解性の繊維を不織布に仕上げ、生分解性を有するフィルタ56としている。
【0024】
このように、交換可能なフィルタ56を、生分解性の素材で構成することによって、該フィルタ56の廃棄処理が容易となる。つまり、焼却処分しても有害物質が発生することなく、また、埋め立て処理を行っても土中や水中の微生物のはたらきにより完全に生分解されて自然に還元されるので、自然環境を損なうことなく、フィルタ56使用後の良好な廃棄処分ができるのである。なお、このフィルタ56は、繊維密度の異なる複数の不織布を用途に応じて組み合わせることにより、濾過性能の調節を図ることもできる。
【0025】
本発明に係るストレーナ1は、以上のような構成によって汎用性の高いものとなっており、農業用の潅水や工業用水に用いられるだけでなく、ゴルフ場や公園などの緑地の散水や、養殖漁業用水の浄化などのように、幅広い用途に使用可能となっている。
【0026】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【0027】
即ち、請求項1に示す如く、周壁に無数の小孔が形成された円筒状の濾過籠(51)と、該濾過籠(51)に内装される網状のスクリーン(52)とを有するフィルタエレメント(50)を具備し、該フィルタエレメント(50)の内側から外側へ向かう水流を濾過するストレーナ(1)において、前記スクリーン(52)の内側に、不織布にて構成される底付円筒状のフィルタ(56)を着脱自在に内装し、該濾過籠(51)の上端部には環状の取付部材(57)を固設し、該取付部材(57)をストレーナ(1)の本体(2)内部に設けられた鍔部(2a)に載置し、該取付部材(57)の内側には環状の溝部(57a)を形成し、前記フィルタ(56)は、内側から略環状のスプリングリング(59)により押圧され、該押圧されたフィルタ(56)とスプリングリング(59)を、該取付部材(57)の該溝部(57a)に嵌入し、該スプリングリング(59)は一部が欠切された弾力性のある環状に形成し、該欠切された部分に、棒状の部材の両端部を環状の内側に折り曲げて、把持部(59a)を形成したので、スクリーン52や濾過籠51の面倒な目詰まり洗浄を行う必要がなくなり、作業者の負担が軽減される。また、洗浄作業だけでは十分に除去できない植物性プランクトン等の塵芥も、フィルタ56ごと廃棄できるので、容易に除去することができる。さらに、工具などを用いることなく容易にフィルタ56の交換作業が行える構造となっていので、定期的にフィルタ56を交換することにより、フィルタエレメント50の洗浄作業を頻繁に行う必要がなく、洗浄作業やメンテナンス作業による作業者の負担が軽減されるのである。
【0028】
請求項2に示す如く、前記フィルタを、生分解性を有する素材により構成したので、該フィルタ56の廃棄処理が容易となる。つまり、焼却処分しても有害物質が発生することなく、また、埋め立て処理を行っても土中や水中の微生物のはたらきにより完全に生分解されて自然に還元されるので、自然環境を損なうことなく、フィルタ56使用後の良好な廃棄処分ができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るストレーナの全体構成を示す斜視図。
【図2】 同じく側面断面図。
【図3】 フィルタエレメントを示す一部断面図。
【図4】 スプリングリングを示す斜視図。
【符号の説明】
1 ストレーナ
50 フィルタエレメント
51 濾過籠
52 スクリーン
56 フィルタ

Claims (2)

  1. 周壁に無数の小孔が形成された円筒状の濾過籠(51)と、該濾過籠(51)に内装される網状のスクリーン(52)とを有するフィルタエレメント(50)を具備し、該フィルタエレメント(50)の内側から外側へ向かう水流を濾過するストレーナ(1)において、前記スクリーン(52)の内側に、不織布にて構成される底付円筒状のフィルタ(56)を着脱自在に内装し、該濾過籠(51)の上端部には環状の取付部材(57)を固設し、該取付部材(57)をストレーナ(1)の本体(2)内部に設けられた鍔部(2a)に載置し、該取付部材(57)の内側には環状の溝部(57a)を形成し、前記フィルタ(56)は、内側から略環状のスプリングリング(59)により押圧され、該押圧されたフィルタ(56)とスプリングリング(59)を、該取付部材(57)の該溝部(57a)に嵌入し、該スプリングリング(59)は一部が欠切された弾力性のある環状に形成し、該欠切された部分に、棒状の部材の両端部を環状の内側に折り曲げて、把持部(59a)を形成したことを特徴とするストレーナ。
  2. 前記フィルタ(56)を、生分解性を有する素材により構成したことを特徴とする請求項1に記載のストレーナ。
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