JP4279316B2 - 資源の活用支援方法、資源活用支援のためのネットワークシステムを構成する情報処理装置、資源活用支援のためのコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
おおよそ「戦略」は周囲の変化を自己に都合の良い方向に導くための基本的な方針であるが、事業戦略と離れた知財戦略は、知財ツールが活用されることがないから現実性がない。逆に、知財戦略の視点のない事業戦略は、他者の知財ツール等に影響される可能性が高いから危険である。つまり、知財戦略は、不動産と同様、知財ツールをどのような事業にどう活用するかという視点なしには定まらないのである。しかし、多くの組織において、知財戦略、つまり知財活用の指針は必ずしも明確とはいえない。
例えば技術開発系の企業が自らの知財戦略を公開することは、企業秘密の開示につながる。例えば、自社がどのような知財ツールを必要としているか、あるいは、どのような知財ツールを不要とするかという情報は、他社からみれば、自社の経営方針を事前に探る格好の材料となる。多くの企業は、知財戦略は外部からは見えないようにしているのが一般的である。また、知財ツールを公開市場に投入して市場原理で価格形成するのは、一般には不可能である。取引は、常にコンフィデンシャルな関係の相対でなければならない。
未利用の知財ツールの中には、それを保有する組織だけでは事業化できないものもある。しかし、知財ツール同士の組み合わせ、知財ツールと事業プランの組み合わせ、あるいは、知財ツールとその他の経営資源の組み合わせを、それぞれ既存のものと変えることにより、思いもよらない価値が生まれる場合がある。しかし、従来、経営戦略と知財ツールその他の経営資源とのマッチングの最適解を求める適材適所のシステムは存在しない。
知財ツールを創出した組織内部の情報、業界情報は、通常、その組織内の者が最も良く知っている。従って、知財流通市場における知財ツールの「マス」の取引では、需要元と供給元のニーズのマッチングは無理である。
(5)知財ツール以外の資源の組み換えが困難である。
同業他社への技術移転、知財ツールのライセンスは、一般的に、その企業の競争力を弱める結果となる。人的資源の交流は、機密上の問題がある。このような問題を解決するには、既存の経営資源を個別要素に分解して、その最適化を図ることが必要であるが、そのためには、かなりのエネルギーを必要とする。
現在のところ、企業内で、戦略的な視点からの資源の取引管理を統一的に行うシステムは存在しない。情報が膨大かつ複雑であるのに加え、企業内情報だけでは有効な判断を行うためのデータが不足しているためである。
(1−1)それぞれネットワークを介して接続されたサーバ装置及び複数のユーザ装置により実行される方法であって、事業に活用される複数種類の資源のうち、少なくともいずれかの資源の需要元となり得るユーザにより操作される第1ユーザ装置及び前記少なくともいずれかの資源の供給元となり得るユーザにより操作される第2ユーザ装置が、それぞれ、事業に対する当該資源の関わり度合いを、当該資源の種類を表す種類データと、適合して欲しい範囲を絞り込むための範囲データと、当該資源の特徴を互いに視点が異なる複数種類の評価ルールに基づいて定量化した特徴データとを含む定量データ群に変換するとともに、当該資源について他のユーザに伝達するための特徴情報を、他のユーザ装置が認識可能なデータ形式の通用データに変換し、前記定量データ群及び前記通用データを当該資源の需要元又は供給元を識別するための需給IDと共に、前記サーバ装置へ送信する段階。
(1−2)前記サーバ装置が、前記第1ユーザ装置及び前記第2ユーザ装置より受信した定量データ群及び通用データを、それぞれ前記需給IDと対応付けて所定の記憶装置に蓄積するとともに、蓄積されている定量データ群のうち前記特徴データの表す特徴同士の比較を、前記種類データの表す資源の種類について前記需給IDにより特定される需要元と供給元の組毎に行うことにより、当該資源の需要と供給との適合度を判別し、前記第1ユーザ装置には前記適合度が前記範囲データの表す範囲となる供給元の通用データを提供可能にし、他方、前記第2ユーザ装置には前記適合度が前記範囲データの表す範囲となる需要元の通用データを提供可能にする段階。
関連性テーブルの記録情報をより有効なものにする観点からは、前記サーバ装置が、前記発信元のユーザ装置に提供された各連想キーワードのいずれかが検索キーワードとして採用されたことを検知する度に、その連想キーワードのIDと関連付けられた前記関連性テーブルの領域に、前記連想キーワードの利用度を表す情報を記録するようにする。また、ユーザにより多くの「気づき」を与えるために、前記サーバ装置が、前記関連性テーブルの記録情報から、前記出現頻度が相対的に高いいくつかの連想キーワード、前記出現頻度が相対的に低いいくつかの連想キーワード、前記出願頻度のうち前記発信元のユーザ装置が指定した範囲内の連想キーワードの少なくともいずれかを特定し、特定した連想キーワードを抽出するようにしても良い。
第1の情報処理装置は、ネットワークを介して接続されるサーバ装置と共に、資源活用支援のためのネットワークシステムを構成する装置であって、以下の構成要素を有するものである。
(2−1)自装置を操作するユーザが、事業に活用される複数種類の資源のうち需要のある前記資源又は供給可能な前記資源の前記事業に対する関わり度合いを、当該資源の種類を表す種類データと、適合して欲しい範囲を絞り込むための範囲データと、当該資源の特徴を互いに視点が異なる複数種類の評価ルールに基づいて定量化した特徴データとを含む定量データ群に変換する第1のデータ変換手段。
(2−2)前記需要のある資源又は前記供給可能な資源について他のユーザに認識させるための特徴情報を、前記サーバ装置及び他の情報処理装置が認識可能なデータ形式の通用データに変換する第2のデータ変換手段。
(2−3)前記定量データ群及び前記通用データを、それぞれ当該資源の需要元又は供給元を識別するための需給IDと共に前記サーバ装置へ送信するとともに、前記定量データ群のうち前記特徴データの表す特徴同士の比較を、前記種類データの表す資源の種類について前記需給IDにより特定される需要元及び供給元の組毎に行うことにより、当該資源の需要と供給との適合度を前記範囲データの表す範囲で判別した前記サーバ装置から、供給元の前記通用データを含む供給元情報、又は、需要元の前記通用データを含む需要元情報のいずれかを受信する通信手段。
(2−4)この通信手段で受信した供給元情報又は需要元情報を、所定の出力装置を通じて前記ユーザへ提示可能にする出力制御手段。
(3−1)各ユーザ装置から、事業に活用される複数種類の資源のうち需要のある前記資源又は供給可能な前記資源の前記事業との関わり度合いが、当該資源の種類を表す種類データと、適合して欲しい範囲を絞り込むための範囲データと、当該資源の特徴が互いに視点の異なる複数種類の評価ルールに基づいて定量化された特徴データとを含む定量データ群、及び、当該資源について他のユーザ装置に認識させるための特徴情報が他のユーザ装置が認識可能なデータ形式に変換された通用データを、それぞれ当該資源の需要元又は供給元を識別するための需給IDと共に受信する受信手段。
(3−2)受信した各ユーザ装置からの前記定量データ群並びに前記通用データを前記需給IDと対応付けて蓄積する需給DB。
(3−3)この需給DBに蓄積されている定量データ群のうち前記特徴データの表す特徴同士の比較を、前記種類データの表す資源の種類について前記需給IDにより特定される需要元と供給元の組毎に行うことにより需給の適合度を判別し、需要元に係るユーザ装置には前記適合度が前記範囲データの表す範囲となる供給元の通用データを含む供給元情報を提供可能にし、他方、供給元に係るユーザ装置には前記適合度が前記範囲データの表す範囲となる需要元の通用データを含む需要元情報を提供可能にする需給管理手段。
この需給管理手段は、各ユーザ装置から、そのユーザ装置を操作するユーザの属性を間接的に識別するための間接IDを受信し、受信した間接IDを当該ユーザ装置からの前記通用データと関連付けて蓄積して、当該資源の需要元が複数となる場合には、前記供給元の通用データを提供する際に当該供給元の間接IDを提供可能にするとともに他の需要元の間接IDを秘匿し、他方、当該資源の供給元が複数となる場合には、前記需要元の通用データを提供する際に、当該需要元の間接IDを提供可能にするとともに他の供給元の間接IDを秘匿するようにしても良い。
(3−4)複数のキーワードを、個々のキーワードを識別するためのIDと共に格納したキーワードDB。
(3−5)前記キーワードDBに格納されているいずれかのキーワードを標題キーワードとして定めるとともに、ソース・ドキュメント・データから抽出した、前記標題キーワードを除く複数のキーワードのうち、前記キーワードDBに格納されているものと同じキーワードをそれぞれ連想キーワードとして定め、前記ソース・ドキュメント・データにおける前記連想キーワード毎の出現頻度を導出するキーワード管理手段。
(3−6)前記標題キーワードと導出された各連想キーワードについてのIDとをそれぞれ前記キーワードDBから抽出するとともに、各連想キーワードのID並びに各々の連想キーワードについて導出された前記出現頻度を前記標題キーワードと関連付けることにより、当該標題キーワードと各連想キーワードとの関連性を表す関連性テーブルを生成し又はその記録情報を更新するテーブル管理手段。
(3−7)前記資源の活用支援に関わる情報を検索するための検索キーワード候補の入力を受け付けるキーワード候補受付手段。
(3−8)このキーワード候補受付手段で受け付けた検索キーワード候補に適合する標題キーワードの関連性テーブルが存在するかどうかを調べ、存在するときはその関連性テーブルに記録されている複数のIDに基づいて前記キーワードDBから各IDに対応する連想キーワードを抽出し、抽出した各連想キーワードを検索キーワードとして採用され得る潜在検索キーワードとして前記検索キーワード候補の発信元に提供する検索手段。
前記コンピュータを、
自装置を操作するユーザが、事業に活用される複数種類の資源のうち需要のある前記資源又は供給可能な前記資源の前記事業に対する関わり度合いを、当該資源の種類を表す種類データと、適合して欲しい範囲を絞り込むための範囲データと、当該資源の特徴を互いに視点が異なる複数種類の評価ルールに基づいて定量化した特徴データとを含む定量データ群に変換する第1のデータ変換手段、前記需要のある資源又は前記供給可能な資源について他のユーザに認識させるための特徴情報を、前記サーバ装置及び他の情報処理装置が認識可能なデータ形式の通用データに変換する第2のデータ変換手段、前記定量データ群及び前記通用データを、それぞれ当該資源の需要元又は供給元を識別するための需給IDと共に前記サーバ装置へ送信するとともに、前記定量データ群のうち前記特徴データの表す特徴同士の比較を、前記種類データの表す資源の種類について前記需給IDにより特定される需要元及び供給元の組毎に行うことにより、当該資源の需要と供給との適合度を前記範囲データの表す範囲で判別した前記サーバ装置から、供給元の前記通用データを含む供給元情報、又は、需要元の前記通用データを含む需要元情報のいずれかを受信する通信手段、及び、この通信手段で受信した供給元情報又は需要元情報を、所定の出力装置を通じて前記ユーザへ提示可能にする出力制御手段、として機能させる、資源活用のためのコンピュータプログラムである。
前記コンピュータを、
各ユーザ装置から、事業に活用される複数種類の資源のうち需要のある前記資源又は供給可能な前記資源の前記事業との関わり度合いが、当該資源の種類を表す種類データと、適合して欲しい範囲を絞り込むための範囲データと、当該資源の特徴が互いに視点の異なる複数種類の評価ルールに基づいて定量化された特徴データとを含む定量データ群、及び、当該資源について他のユーザ装置に認識させるための特徴情報が他のユーザ装置が認識可能なデータ形式に変換された通用データを、それぞれ当該資源の需要元又は供給元を識別するための需給IDと共に受信する受信手段、
受信した各ユーザ装置からの前記定量データ群並びに前記通用データを前記需給IDと対応付けて前記需給DBに蓄積するDB管理手段、
この需給DBに蓄積されている定量データ群のうち前記特徴データの表す特徴同士の比較を、前記種類データの表す資源の種類について前記需給IDにより特定される需要元と供給元の組毎に行うことにより需給の適合度を判別し、需要元に係るユーザ装置には前記適合度が前記範囲データの表す範囲となる供給元の通用データを含む供給元情報を提供可能にし、他方、供給元に係るユーザ装置には前記適合度が前記範囲データの表す範囲となる需要元の通用データを含む需要元情報を提供可能にする需給管理手段、として機能させる、資源活用支援のためのコンピュータプログラムである。
また、需要元に係るユーザ装置、供給元に係るユーザ装置ともに、資源の内容を表す情報が通用データで提供されるので、供給元のユーザには需要に適う資源なのかどうか、需要元のユーザには、資源の内容が自己にとって魅力あるものなのかどうかを容易に判断する情報を与えることができる。資源が知財ツールの場合、その特徴を正しく認識することが非常に困難なので、本発明による上記効果はより顕著となる。
<第1実施形態>
[全体構成図]
図1に、本発明が適用されるネットワークシステムの全体構成図の例を示す。本実施形態では、活用支援の対象となる資源が、事業の経営に用いる経営資源である場合の例を示す。ネットワークシステムは、それぞれユーザ装置として動作する複数の端末装置1と、例えばシステム管理を行う組織に設置されるサーバ装置2とを、インターネットのような広域ネットワークWNを介して接続することにより構成される。端末装置1は、それぞれ企業、大学、個人事業者等(以下、便宜上、「自社」と称する)に設置される。広域ネットワークWNがインターネットの場合、サーバ装置2は、単独あるいはグリッドコンピューティング等を応用した分散処理形態のWebシステムとして実施することができる。また、サーバ装置2にも端末装置1の機能をもたせることもできる。
サーバ装置2は、集約した各端末装置1からの需給の情報を需給別に蓄積し、需給の組毎に適合度判定を行い、需要元となる端末装置1には、供給元からの情報(供給元情報)及び当該資源についての付加価値となる種々の情報を、他の需要元の存在を秘匿した状態で提供可能にする。また、供給元となる端末装置1には、需要元からの情報(需要元情報)及び当該資源についての付加価値情報を、他の供給元の存在を秘匿した状態で提供可能にする。まず、このような動作を可能にする端末装置1及びサーバ装置2の構成例を説明する。
端末装置1は、端末用コンピュータプログラムにより動作するコンピュータ(情報処理装置)である。すなわち、ハードディスク等の記憶装置、キーボード/マウス等の入力デバイス、ディスプレイ等の出力装置を備えたコンピュータが、本発明の端末用コンピュータプログラムを実行することにより、端末装置1を実現することができる。端末用コンピュータプログラムは、ディスク等の記録媒体にコンピュータ読み取り可能な形態で記録されることにより、あるいは、広域ネットワークWNを通じて、サーバ装置2からダウンロード可能な形態で流通するものである。
本実施形態では、例えば、類義語辞書、反対語辞書及び多くのユーザによって登録された辞書の各々の電子データをセレンディピティ情報の一例として保持しておく。そして、ユーザによって指定された語又は語句に関連付けられた類義語、反対語、登録された語を、後述する通用データに含めて、あるいは通用データと共に、出力する。例えばユーザが「パソコン」という語を指定したときに、娯楽、機械、廃棄物、流通、・・・という、シソーラス情報を超えた、思いもかけない情報をセレンディピティ情報として出力できるようにする。また、後述する経営資源の特徴データを生成する際に、セレンディピティ情報を特徴データの一つに含めるようにする。
このような各ファイルの情報を目的に応じて利用した情報処理を行うことにより、経営資源毎の自社の現状の戦力分析等を行い、ユーザに対して、目標事業の候補の選別とそれに伴う経営資源の需給の判断を容易にさせる。
知財ツール以外の経営資源、あるいは、それらの組み合わせについても、図6の場合とほぼ同様に、予め戦略要素を考慮して定めた項目をもつ定量ルールを用意しておく。
通信制御部12は、図示しないメモリ領域に記録されているパラメータ及びプロトコルに従ってサーバ装置2との間で双方向通信を行うとともに、広域ネットワークWNに接続されている他の装置ないしシステムとのダイレクト通信を可能にする。通信制御部12は、また、広域ネットワークWNとの間に存在するファイアウォールも管理しており、自装置で管理する情報が外部装置によって窃取されることを防止している。
所定の条件を満たす経営資源とは、例えば必要な知財ツールや資金等がすべて補充された場合の経営資源、あるいは、必要なものがいくつか補充されない場合の経営資源であり、その経済的価値の評価は、その経営資源によれば、例えばn年後にm円の超過利益が生じる、あるいは、損失が生じる、という結果を出力する処理である。
なお、経営シミュレータ153については、製品版として種々のものが提供されているので、これを活用することもできる。例えば、株式会社エムピー経営から発売されているパッケージソフトウエア「MAP経営シミュレーションII」を経営シミュレータ153として使用することができる。
そこで、本実施形態では、需要元又は供給元となり得るユーザへのアクションを促し、これにより得られたデータに基づく関連度データの生成手順を、経営資源の種類毎、分野ないし製品毎に定めたものを関連度評価ルールとした。
このように、目標事業に対して需給の対象となる経営資源の関わり度合いが、定量データ群を含む関連度データで表現されるので、例えば、需給の組毎の経営資源の特徴同士の比較がきめ細かなものとなり、需給の適合度判別が緻密になることが期待される。また、セレンディピティ情報を含んで関連度データを生成しているので、ユーザが思いもかけない結果を得る可能性もある。なお、図9(a),(c)のような表現形態は、出力制御部14による描画処理によって実現することができる。
他の経営資源の場合も、上記と同様の手順で通用データを生成し、これを保持しておく。
通用データ管理部17は、また、サーバ装置2との通信が確立されたときに、需要又は供給の候補となる経営資源に対応する通用データを間接IDをキーとして読み出して、サーバ装置2へ伝達させるようにする。
次に、サーバ装置2について説明する。サーバ装置2は、サーバ用プログラムと、サーバ機能搭載のコンピュータとを主たる構成要素として含む、外部記憶装置を備えた情報処理装置である。サーバ用プログラムは、ディスク等の可搬性記録媒体にコンピュータ読み取り可能な形態で記録されることにより、あるいは、広域ネットワークWNを通じてプログラムサーバ等からダウンロード可能な形態で流通するものである。本実施形態では、サーバ用プログラムによって、外部記憶装置に需給DB21を構築するとともに、サーバ機能搭載のコンピュータ内に、主制御部20、アクセス制御部22、需給管理部23及び戦略支援情報管理部24の機能を形成する。
次に、上記のように構成されるネットワークシステムの運用例を説明する。前提として、端末装置1では、アクセス制御部13により、ユーザ認証を終えており、サーバ装置2もまた、各端末装置1との認証を終えているものとする。
各端末装置1は、コンセプトの創造支援を行う機能を有する。経営資源の需給を判断する際に、ユーザは、この機能を選択することができる。コンセプトの創造支援の機能が選択されると、端末装置1の経営資源管理部15は、検索・分析エンジン151を起動させ、経営戦略DB11に蓄積されている多種多様の情報からコンセプトレベルの情報を選別するための処理を行う。つまり、ユーザの曖昧としたアイデアを形にしていく処理を行う。この処理は、ユーザが、ランダムに複数の語又は語句を入力することにより開始される。検索・分析エンジン151は、ユーザからの多数の語又は語句の入力を受け付けると、経営戦略DB11を検索して、既に蓄積されている情報に含まれる短いフレーズを多数抽出する。このとき、連想支援DB113から、入力された語又は語句に関連するキーワードを抽出し、これらのキーワードを含む短いフレーズを生成して出力する。例えば入力された語又は語句が「新規事業、新規分野の開拓、子ども向け、ニッチ、健康、投資最小限、地域限定」とすると、検索・分析エンジン151は、「噛む力を養うマシュマロ」、「歩数計」、「○○でサッカー」、「小型ペンダント型のアロマディスペンサー・・・」等というフレーズをたて続けに出力する。これらのフレーズは、端末装置1のディスプレイに逐次表示される。ユーザは、これらのフレーズを見て、コンセプトを膨らませる。新たな語又は語句を入力して関連市場の情報等を詳しく絞り込んでいくと、アロマディスペンサーは、子ども向けにキャラクターデザインも可能だし、マイクロ発信技術を応用してボタン電池の低電力で1年間使用可能だし、安全性も高いことがわかる。新型のインフルエンザを抑える効果が最近立証されたと報道されているアロマ成分を、このアロマディスペンサーに組み込めば、ニッチのポジショニングリーダの座を確保するのは、比較的簡単かもしれない、とユーザは、コンセプトを膨らます。
上述したコンセプト創造支援の結果、ユーザは、アロマディスペンサーの製造・販売を目標事業として設定し、その目標事業に必要な経営資源と、今後のビジネス展開の予測を、経営シュミレータ152に行わせる。この予測によれば、ビジネス展開は良好だが、マイクロ波発振に係る技術と、それに関する特許がアロマディスペンサーを作るのに不可欠になるだろうということがわかる。同時に、マイクロ発振の技術は自社にはない技術であり、さらに、その技術についての特許も保有していない、人材も必ずしも充分でないこともわかる。そこで、ユーザは、目標事業に対する経営資源の需要がある旨を表す関連度データと通用データとを端末装置1に生成させる。関連度データは、需要を表す識別データと、需要のある資源の種類と、アロマディスペンサーの分野、セレンディピティ情報及び条件を含む関連範囲のデータと、特徴データである。条件は、特徴データのうち、特許については、経営シミュレータ152により導出された数値を表す定量データ群と、需要のある特許の法的安定性を重視する重み付け係数と、「Σ」が50%の範囲で適合するというデータとする。通用データは、例えば「アロマディスペンサー、芳香、雲霧、マイクロ波発振、インフルエンザ抑制・・・」のような特徴情報をもとに生成する。
端末装置1は、このような関連度データと通用データとを、自己の間接IDと共に、サーバ装置2に送信する。
サーバ装置2(需給管理部23)は、需要元DB211及び供給元DB212に蓄積されている各端末装置1からの関連度データのうち、上記の条件データに適合する範囲の需給の組を、例えば図13に例示した要領で特定する。そして、需要元に係るユーザの端末装置1には、条件データに適合する供給元の通用データ及び間接IDを配信する。その通用データに評価情報又は外部支援情報がリンクされているときは、それらの情報も配信する。
ユーザは、端末装置1に配信された通用データその他の情報を参考にして、供給元の経営資源が自社にとって魅力的なものかどうかを判断する。その経営資源が自社にとって有用と判断したときには、サーバ装置2に、ダイレクト交渉、あるいは、専門家を媒介させた交渉を依頼する。サーバ装置2は、ダイレクト交渉のときには、間接IDを送出した供給元にその旨を連絡し、当事者間の個人情報の受け渡しの支援を行う。専門家を媒介させた交渉依頼のときは、専門家の派遣等を行う。なお、ユーザAが、端末装置1からサーバ装置2に対して、交渉のコンサルタント支援要請を行うこともできる。
このようにして、自社の戦力に応じた交渉が可能になる。
第1実施形態では、サーバ装置2から需要元に係る端末装置1には供給元の通用データ、評価情報、間接ID(供給元情報)を提供可能にし、他方、供給元に係る端末装置1には需要元の通用データ、間接ID(需要元情報)を提供可能にする例を示したが、適合相手の関連度データを併せて提供可能にする形態も可能である。すなわち、サーバ装置2から需要元に係る端末装置1には供給元の通用データのほかに供給元の関連度データを供給元情報に含めて提供可能にし、他方、供給元に係る端末装置1には需要元の通用データのほかに需要元の関連度データを需要元情報に含めて提供可能にしても良い。このような適合相手の関連度データを受け取ることにより、端末装置1では、受け取った関連度データと自社の関連度データとの詳細な適合度を、より詳細に分析することができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。この実施形態では、第1実施形態において説明したサーバ装置2、特に、連想支援DB214を用いた検索機能を強化したものである。活用の対象となる資源の情報が、サーバ装置2からユーザの端末装置1に配信されたとしても、ユーザは、その資源の情報の確からしさを検証するために、さらなる情報検索をするのが一般的である。この場合、従来の検索エンジン、例えば米国Google社が提供している著名な「Google」では、多数のページからリンクされているページを「有用な情報をもつページ」と判断してランクを上げ、また、ランクの高いページからリンクされたページも高い評価を得るようにランク付けすることで、「よく参照される人気の高いページ」が上位に表示されるようにしている。最近は、ある検索キーワードに対する類義キーワードの提供サービスも行われている。しかし、このような検索エンジンによって手にする情報は、結局のところ、同質的なものとなる。リンクを貼るページと貼られるページとが同質的な内容のものだからである。従来の検索手法では、島宇宙のように分断して散在する情報ないし知識の小集団の連結が必ずしも充分なものとはいい難い。異質な情報に巡り合う偶然性及び意外性を備えたDB及び検索エンジンこそが、上述したコンセプト創造の発想の幅を広げ、散在する情報や知識の間に相互の関連性を見つけて新たな知を創発すると考えられる。斬新なコンセプト創造に基づいて新規事業・新商品の創出等の目的を達成するには、Googleに代表される従来型の検索手法では限界がある。この限界を打ち破る一手法となるのが、本実施形態で説明する検索手法である。
すなわち、外部装置との入出力制御を行うI/O制御部31、上述した各種キーワードの記録/読み出し等の管理を行うキーワード管理部32、関連性テーブルの生成ないし更新を行うテーブル管理部33、ユーザからの要求を受け付ける要求受付部34、新規な検索エンジンである検索部35、検索結果を評価する評価部36の機能を形成するとともに、記憶装置に、キーワードDB37を構築する。
I/O制御部31に接続される外部装置は、例えば、標題キーワードや連想キーワードとなり得るキーワードを抽出するためのソース・ドキュメント・データの入手源、常用キーワードの元となる電子辞書データの蓄積源、あるいは、情報要求を行う端末装置1である。
過小値<適切な連想(1〜10%)<過大値
過大値は、ページ又はファイル全体で過剰に出現することを意味する。これは、連想度を偏らせる結果となるために除かれる。過小値は、殆ど使われることがないため、同様の理由から除かれる。
以上の処理を他のページないしファイルについて繰り返す(ステップS207:Yes)。これにより、関連性テーブルが、標題キーワード毎に生成され、連想支援DB214に格納される。
ユーザが、端末装置1を操作して、資源の活用支援に関わる情報を検索するために、検索キーワード候補を伴う検索要求をサーバ装置2に送信する。サーバ装置2は、要求受付部34でその要求を受け付けると(ステップS301)、検索部35が、検索キーワード候補に適合する標題キーワードの関連性テーブルが連想支援DB214に存在するかどうかをサーチする(ステップS302)。関連性テーブルが存在しない場合は、以後の検索処理を中止する(ステップS303;No)。存在するときはその関連性テーブルに記録されているいくつかのインデックス番号に基づいてキーワードDB37のキーワード領域から各インデックス番号に対応する連想キーワードを特定する(ステップS303;Yes、S304)。そして、これらをリストアップしたリストを生成するとともに、このリストにリストIDを付与し、リストIDとリストアップした連想キーワードのインデックス番号とを図示しないテンポラリファイルに記録する。リストアップされた連想キーワードが、それぞれ検索キーワードとして採用され得る潜在検索キーワードとなる。テンポラリファイルへの記録を終えると、検索部35は、各連想キーワードのリストをリストIDと共に、検索要求を発した端末装置1へ提供する(ステップS305)。
リスト内の他の連想キーワードの採用を検知した場合はステップS306以降の処理を繰り返す(ステップS308;No)。
すなわち、図17に例示した関連性テーブルの記録情報から、連想度(出現頻度)が相対的に高いいくつかの連想キーワードのID、連想度が相対的に低いいくつかの連想キーワードのID、利用度(検知回数の累積値)が相対的に高いいくつかの連想キーワードのID、利用度が相対的に低いいくつかの連想キーワードのID、連想度又は利用度のうち検索要求の発信元となる端末装置1が指定した範囲内の連想キーワードのIDの少なくともいずれかを特定し、特定したIDに対応する連想キーワードのリストを生成する。生成される連想キーワードのリストは、例えば図18(a)に示されるものとなる。図中、右上に示される「List-ID102355」がリストIDである。
このようなリストを検索要求の発信元に送信することにより、発信元のユーザに、自分でも気がつかなかった異質の情報に触れる機会を与えることができる。これにより、同質の情報しか得られない従来型の検索手法に比べて、より幅を拡げた情報検索が可能になり、資源活用に関する選択幅を格段に拡げることができるという、優れた効果が期待できる。
なお、図18(a),(b)では、便宜上2〜3文字からなるキーワードの例を挙げているが、文字数は任意である。また、必ずしも5つの連想キーワードに限る必要はない。
また、以上の説明では、経営資源を、活用対象となる資源の例として挙げたが、本発明は、必ずしも経営に直結しない公共的な用途に用いる資源にも同様に適用が可能である。
Claims (12)
- それぞれネットワークを介して接続されたサーバ装置及び複数のユーザ装置により実行される方法であって、
事業に活用される複数種類の資源のうち、少なくともいずれかの資源の需要元となり得るユーザにより操作される第1ユーザ装置及び前記少なくともいずれかの資源の供給元となり得るユーザにより操作される第2ユーザ装置が、それぞれ、事業に対する当該資源の関わり度合いを、当該資源の種類を表す種類データと、適合して欲しい範囲を絞り込むための範囲データと、当該資源の特徴を互いに視点が異なる複数種類の評価ルールに基づいて定量化した特徴データとを含む定量データ群に変換するとともに、当該資源について他のユーザに伝達するための特徴情報を、他のユーザ装置が認識可能なデータ形式の通用データに変換し、前記定量データ群及び前記通用データを当該資源の需要元又は供給元を識別するための需給IDと共に、前記サーバ装置へ送信する段階と、
前記サーバ装置が、前記第1ユーザ装置及び前記第2ユーザ装置より受信した定量データ群及び通用データを、それぞれ前記需給IDと対応付けて所定の記憶装置に蓄積するとともに、蓄積されている定量データ群のうち前記特徴データの表す特徴同士の比較を、前記種類データの表す資源の種類について前記需給IDにより特定される需要元と供給元の組毎に行うことにより、当該資源の需要と供給との適合度を判別し、前記第1ユーザ装置には前記適合度が前記範囲データの表す範囲となる供給元の通用データを提供可能にし、他方、前記第2ユーザ装置には前記適合度が前記範囲データの表す範囲となる需要元の通用データを提供可能にする段階とを含む、
資源の活用支援方法。 - ネットワークを介して接続されるサーバ装置と共に、資源活用支援のためのネットワークシステムを構成する情報処理装置であって、
自装置を操作するユーザが、事業に活用される複数種類の資源のうち需要のある前記資源又は供給可能な前記資源の前記事業に対する関わり度合いを、当該資源の種類を表す種類データと、適合して欲しい範囲を絞り込むための範囲データと、当該資源の特徴を互いに視点が異なる複数種類の評価ルールに基づいて定量化した特徴データとを含む定量データ群に変換する第1のデータ変換手段と、
前記需要のある資源又は前記供給可能な資源について他のユーザに認識させるための特徴情報を、前記サーバ装置及び他の情報処理装置が認識可能なデータ形式の通用データに変換する第2のデータ変換手段と、
前記定量データ群及び前記通用データを、それぞれ当該資源の需要元又は供給元を識別するための需給IDと共に前記サーバ装置へ送信するとともに、前記定量データ群のうち前記特徴データの表す特徴同士の比較を、前記種類データの表す資源の種類について前記需給IDにより特定される需要元及び供給元の組毎に行うことにより、当該資源の需要と供給との適合度を前記範囲データの表す範囲で判別した前記サーバ装置から、供給元の前記通用データを含む供給元情報、又は、需要元の前記通用データを含む需要元情報のいずれかを受信する通信手段と、
この通信手段で受信した供給元情報又は需要元情報を、所定の出力装置を通じて前記ユーザへ提示可能にする出力制御手段とを有する、
情報処理装置。 - キーワード毎に収集した、当該キーワードから連想され得る情報であって前記ユーザ以外の者により選定され、あるいは、前記ユーザ以外の者の行為に起因して生じたセレンディピティ(serendipity)情報を当該キーワードと関連付けて蓄積した連想支援DBをさらに備えており、
前記第2のデータ変換手段は、前記特徴情報に含まれるキーワードに対応する前記セレンディピティ情報を前記連想支援DBより抽出し、抽出したセレンディピティ情報を当該特徴情報に含めて前記通用データに変換する、
請求項2記載の情報処理装置。 - 前記第1のデータ変換手段は、前記資源の特徴に含まれるキーワードに対応する前記セレンディピティ情報を前記連想支援DBより抽出し、抽出したセレンディピティ情報を当該資源の前記特徴に含めて前記定量データ群に変換する、
請求項3記載の情報処理装置。 - ネットワークを介して接続される複数のユーザ装置と共に、資源活用支援のためのネットワークシステムを構成する情報処理装置であって、
各ユーザ装置から、事業に活用される複数種類の資源のうち需要のある前記資源又は供給可能な前記資源の前記事業との関わり度合いが、当該資源の種類を表す種類データと、適合して欲しい範囲を絞り込むための範囲データと、当該資源の特徴が互いに視点の異なる複数種類の評価ルールに基づいて定量化された特徴データとを含む定量データ群、及び、当該資源について他のユーザ装置に認識させるための特徴情報が他のユーザ装置が認識可能なデータ形式に変換された通用データを、それぞれ当該資源の需要元又は供給元を識別するための需給IDと共に受信する受信手段と、
受信した各ユーザ装置からの前記定量データ群並びに前記通用データを前記需給IDと対応付けて蓄積する需給DBと、
この需給DBに蓄積されている定量データ群のうち前記特徴データの表す特徴同士の比較を、前記種類データの表す資源の種類について前記需給IDにより特定される需要元と供給元の組毎に行うことにより需給の適合度を判別し、需要元に係るユーザ装置には前記適合度が前記範囲データの表す範囲となる供給元の通用データを含む供給元情報を提供可能にし、他方、供給元に係るユーザ装置には前記適合度が前記範囲データの表す範囲となる需要元の通用データを含む需要元情報を提供可能にする需給管理手段と、を備えて成る、情報処理装置。 - 前記需給管理手段は、各ユーザ装置から、そのユーザ装置を操作するユーザの属性を間接的に識別するための間接IDを受信し、受信した間接IDを当該ユーザ装置からの前記通用データと関連付けて蓄積して、当該資源の需要元が複数となる場合には、前記供給元の通用データを提供する際に当該供給元の間接IDを提供可能にするとともに他の需要元の間接IDを秘匿し、他方、当該資源の供給元が複数となる場合には、前記需要元の通用データを提供する際に、当該需要元の間接IDを提供可能にするとともに他の供給元の間接IDを秘匿する、
請求項5記載の情報処理装置。 - 複数のキーワードを、個々のキーワードを識別するためのIDと共に格納したキーワードDBと、
前記キーワードDBに格納されているいずれかのキーワードを標題キーワードとして定めるとともに、ソース・ドキュメント・データから抽出した、前記標題キーワードを除く複数のキーワードのうち、前記キーワードDBに格納されているものと同じキーワードをそれぞれ連想キーワードとして定め、前記ソース・ドキュメント・データにおける前記連想キーワード毎の出現頻度を導出するキーワード管理手段と、
前記標題キーワードと導出された各連想キーワードについてのIDとをそれぞれ前記キーワードDBから抽出するとともに、各連想キーワードのID並びに各々の連想キーワードについて導出された前記出現頻度を前記標題キーワードと関連付けることにより、前記標題キーワード毎に、当該標題キーワードと各連想キーワードとの関連性を表す関連性テーブルを生成し又はその記録情報を更新するテーブル管理手段と、
前記資源の活用支援に関わる情報を検索するための検索キーワード候補の入力を受け付けるキーワード候補受付手段と、
このキーワード候補受付手段で受け付けた検索キーワード候補に適合する標題キーワードについての関連性テーブルが存在するかどうかをサーチし、存在するときはその関連性テーブルに記録されている複数のIDに基づいて前記キーワードDBから各IDに対応する連想キーワードを抽出し、抽出した各連想キーワードを、検索キーワードとして採用され得る潜在検索キーワードとして前記検索キーワード候補の発信元に提供する検索手段とをさらに有する、
請求項5記載の情報処理装置。 - 前記キーワード管理手段は、前記ソース・ドキュメント・データのうち標題領域から抽出した複数の抽出キーワードの当該標題領域での出現頻度を計測するとともに、これらの抽出キーワードと同じキーワードが前記キーワードDBに格納されているかどうかをサーチし、格納されていた場合に最も出現頻度の高い抽出キーワードと同じキーワードを前記標題キーワードとして定める、
請求項7記載の情報処理装置。 - 前記発信元に提供された各連想キーワードが検索キーワードとして採用されたことを連想キーワード毎に検知する検知手段を有しており、
前記テーブル管理手段は、前記検知手段による検知回数を当該連想キーワードのIDと関連付けて前記関連性テーブルに累積的に記録し、この検知回数の累積値を当該連想キーワードの利用度を表す情報として扱う、
請求項8記載の情報処理装置。 - 前記検索手段は、前記関連性テーブルの記録情報に基づいて、前記出現頻度が相対的に高いいくつかの連想キーワードのID、前記出現頻度が相対的に低いいくつかの連想キーワードのID、前記利用度が相対的に高いいくつかの連想キーワードのID、前記利用度が相対的に低いいくつかの連想キーワードのID、前記出現頻度又は前記利用度のうち前記発信元が指定した範囲内の連想キーワードのIDの少なくともいずれかを特定し、特定したIDに対応する連想キーワードを前記キーワードDBから抽出する、
請求項9記載の情報処理装置。 - コンピュータを、ネットワークを介して接続されるサーバ装置と共に、資源活用支援のためのネットワークシステムを構成するユーザ装置として動作させるためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、
自装置を操作するユーザが、事業に活用される複数種類の資源のうち需要のある前記資源又は供給可能な前記資源の前記事業との関わり度合いを、当該資源の種類を表す種類データと、適合して欲しい範囲を絞り込むための範囲データと、当該資源の特徴を互いに視点の異なる複数種類の評価ルールに基づいて定量化した特徴データとを含む定量データ群に変換する第1のデータ変換手段、
前記需要のある資源又は前記供給可能な資源について他のユーザに認識させるための特徴情報を、前記サーバ装置及び他の情報処理装置が認識可能なデータ形式の通用データに変換する第2のデータ変換手段、
前記定量データ群及び前記通用データを、それぞれ当該資源の需要元又は供給元を識別するための需給IDと共に前記サーバ装置へ送信するとともに、前記定量データ群のうち前記特徴データの表す特徴同士の比較を、前記種類データの表す資源の種類について前記需給IDにより特定される需要元及び供給元の組毎に行うことにより、当該資源の需要と供給との適合度を前記範囲データの表す範囲で判別した前記サーバ装置から、供給元の前記通用データを含む供給元情報、又は、需要元の前記通用データを含む需要元情報のいずれかを受信する通信手段、及び、前記通信手段で受信した供給元情報又は需要元情報を、所定の出力装置を通じて前記ユーザへ提示可能にする出力制御手段、として機能させる、
資源活用のためのコンピュータプログラム。 - 記憶装置を有するコンピュータを、ネットワークを介して接続される複数のユーザ装置と共に、資源活用支援のためのネットワークシステムを構成するサーバ装置として動作させるためのコンピュータプログラムであって、前記記憶装置に需給DBを構築するとともに、前記コンピュータを、
各ユーザ装置から、事業に活用される複数種類の資源のうち需要のある前記資源又は供給可能な前記資源の前記事業との関わり度合いが、当該資源の種類を表す種類データと、適合して欲しい範囲を絞り込むための範囲データと、当該資源の特徴が互いに視点の異なる複数種類の評価ルールに基づいて定量化された特徴データとを含む定量データ群、及び、当該資源について他のユーザ装置に認識させるための特徴情報が他のユーザ装置が認識可能なデータ形式に変換された通用データを、それぞれ前記資源の需要元又は供給元を識別するための需給IDと共に受信する受信手段、
受信した各ユーザ装置からの前記定量データ群並びに前記通用データを前記需給IDと対応付けて前記需給DBに蓄積するDB管理手段、
この需給DBに蓄積されている定量データ群のうち前記特徴データの表す特徴同士の比較を、前記種類データの表す資源の種類について前記需給IDにより特定される需要元と供給元の組毎に行うことにより需給の適合度を判別し、需要元に係るユーザ装置には前記適合度が前記範囲データの表す範囲となる供給元の通用データを含む供給元情報を提供可能にし、他方、供給元に係るユーザ装置には前記適合度が前記範囲データの表す範囲となる需要元の通用データを含む需要元情報を提供可能にする需給管理手段、として機能させる、
資源活用支援のためのコンピュータプログラム。
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