JP4277674B2 - 溶鉱炉出銑口の開孔機への冷却液体供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、溶鉱炉の出銑口を開孔するための溶鉱炉出銑口の開孔機のビットを冷却するための冷却液体供給装置に関する。
溶鉱炉の出銑口はマッド材により閉塞されており、その内部側は1000℃以上の高温になる。このため、開孔機(穿孔機)のビット及びロッド先端部は炉壁を貫通するまでに溶損若しくは軟弱化される。
これを防止するため、気体噴出口を有するビットを中空ロッドの先端に取り付け、窒素ガス又は空気を中空ロッドを介してビットの噴出口より噴出せしめることにより、ビット及びロッド先端部を冷却するとともに、ビットにより切削した切粉を排出する技術がある。しかし、窒素ガス又は空気だけでは冷却効果が少なく、十分な冷却効果が得られない。
また、中空ロッド内に冷却用気体の代わりに多量の水をそのまま圧送する技術がある(例えば特許文献1参照)。しかし、ビット先端部の噴出口から噴射させた水が水蒸気爆発を惹き起こす危険性がある。
このようなことから、冷却用の気体中にこの気体によって冷却用液体を霧状にして混入する技術が提案されている(例えば特許文献2、特許文献3参照)。この技術によれば、開孔機のビッド等を効率よくかつ安全に冷却できる。
特開平9−13113号公報 特公昭53−13566号公報 実開昭58−4638号公報
前記特許文献2及び特許文献3の技術のように、冷却用液体を霧状にして冷却する装置では、いずれも冷却用気体の流路内に負圧部分を発生させて、その負圧を利用して冷却用液体を吸い込んで霧状にしている。しかし、これでは、冷却用液体を霧化できる量に限界がある。さらに、霧化する量を制御するには、負圧を制御する必要があり、すなわち冷却用気体の噴出圧力を調整する必要がある。このようなことから、(霧化する)冷却用液体の量と冷却用気体の噴出量とを同時に調整することは困難である。
そこで、本発明は、これら実情に鑑みてなされたものであり、(霧化する)冷却用液体の量を容易に調整することができる溶鉱炉出銑口の開孔機への冷却液体供給装置の提供を目的とする。
請求項1記載の発明に係る溶鉱炉出銑口の開孔機への冷却液体供給装置は、溶鉱炉出銑口の開孔機のビットの冷却用液体を当該開孔機に供給する溶鉱炉出銑口の開孔機への冷却液体供給装置であって、加圧状態の気体を供給する気体供給源と前記開孔機とを連通して、前記気体供給源からの加圧気体を前記開孔機に供給する第1の流路と、前記第1の流路から分岐して、前記冷却用液体が入っている容器に連通しており、前記気体供給源の圧力により前記容器内を加圧するための第2の流路と、前記第1の流路において前記第2の流路への分岐点より下流位置に設けた減圧手段と、前記第1の流路における前記減圧手段の設置位置の下流位置と前記容器とを連通させて、前記加圧された容器から供給される冷却用液体を前記第1の流路に供給する第3の流路と、を備える。
これにより、第1の流路における減圧手段の設置位置の下流位置の圧力は冷却用液体が入っている容器内の圧力より低くすることができる。よって、容器からの冷却用液体は、その差圧で、第3の流路を介して第1の流路における減圧手段の設置位置の下流位置に送られる。これにより、減圧手段を調整すれば、第1の流路への冷却用液体の混入を達成できる。
また、請求項2記載の発明に係る溶鉱炉出銑口の開孔機への冷却液体供給装置は、請求項1記載の発明に係る溶鉱炉出銑口の開孔機への冷却液体供給装置において、前記第3の流路には、前記冷却用液体の流量を調整する流量調整手段を備える。これにより、第1の流路への冷却用液体の供給量を調整できる。
また、請求項3記載の発明に係る溶鉱炉出銑口の開孔機への冷却液体供給装置は、請求項1又は2に記載の発明に係る溶鉱炉出銑口の開孔機への冷却液体供給装置において、前記減圧手段を調整して、前記第1の流路において当該減圧手段の設置位置の下流位置の減圧量を制御する減圧制御手段を備える。
本発明によれば、冷却用圧縮空気の量に左右されることなく、霧化する冷却用液体の量を容易に調整することができる。
本発明を実施するための最良の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態は、本発明を適用した溶鉱炉出銑口の開孔機への冷却液体供給装置である。
図1は、溶鉱炉出銑口の開孔機への冷却液体供給装置1の構成を示す。
冷却液体供給装置1は、主に、空気供給源50からの加圧空気(圧縮空気ともいう)が送られる第1の流路2と、この第1の流路2の途中位置と容器11内とを連通させ、当該第1の流路2内の気体圧力により容器11内の水を加圧するための第2の流路3と、容器11内と第1の流路2の途中位置とを連通させ、加圧された容器11からの水を第1の流路2に送る第3の流路4とを備えている。
ここで、第1の流路2において、第3の流路4の合流点Bは、第2の流路3の分岐点Aの下流側になっている。また、第1及び第3の流路2,3,4は例えば円管路である。
このように流路の構成により、第1の流路2において、第3の流路4の合流点Bから下流に、容器11からの水が供給される。そして、このとき、合流点Bに供給された水は、ここで加圧空気と混合して霧化され、空気とともに第1の流路2において合流点Bの下流に流れていく。そして、この霧化された水を含む空気は、この第1の流路2の下流端に設けた図示しない開孔機に送られる。
ここで、各構成をさらに詳しく説明する。
第1の流路2には、分岐点Aで第2の流路3が接続されており、さらに合流点Bで第3の流路4が接続されている。第1の流路2には、分岐点Aまでに、第1の開閉弁12、圧力計13及び第1の流量調整弁14が取り付けられている。圧力計13は、弁15を介在させて第1の流路2に取り付けられている。また、第1の流路2には、分岐点Aから合流点Bまでに、減圧弁16及び逆止弁17が取り付けられている。減圧弁16は制御部33により制御される。このように減圧弁16を制御するときの制御部33は、第1の流路2において減圧弁16の設置位置の下流位置の減圧量を制御する減圧制御手段を実現している。
第2の流路3には、容器11のガス抜き用の流路(以下、ガス抜き用流路という。)5が接続されている。第2の流路3には、分岐点Aとこのガス抜き用流路5との分岐点Cとの間に、第2の開閉弁18及び逆止弁19が取り付けられている。また、ガス抜き用流路5には、第3の開閉弁21が取り付けられている。
容器11は水100で満たされている。この容器11は例えば200リットルの体積を有している。この容器11は、その上部(例えばフランジ)で第2の流路3と連通している。また、容器11は、その上部で当該容器11に水を補給するための流路(以下、給水用流路という。)6と連通している。給水用流路6には、水を補給する側から順に、第4の開閉弁22、逆止弁23が取り付けられている。そして、容器11は、その底部(例えばフランジ)で第3の流路4と連通している。
第3の流路4には、容器11との接続点から第1の流路2との合流点Bとの間に、第5の開閉弁25、第2の電磁弁26、第2の流量調整弁27、圧力計28、流量計29及び逆止弁30が取り付けられている。圧力計28は、弁31を介在させて第3の流路4に取り付けられている。ここで、第2の流量調整弁27は制御部33に制御される。
このように冷却液体供給装置1を構成している。この冷却液体供給装置1には、第1の流路2の下流端に開孔機が取り付けられている。
図2は、開孔機40の例を示す。この開孔機40は前記特許文献1に開示されている開孔機と同様な構成である。なお、特許文献1に開示されている開孔機は、霧化することなく冷却用水で直接冷却するように構成されているが、本発明のように霧化した冷却用水により冷却することも可能である。
この開孔機40は、出銑口ドリフタ41に中空ロッド42が装着されている。中空ロッド42の先端には、図3に示すように、ビット(錐)43が取り付けられている。ビット43は、図3に示すように、中空ロッドの内孔と連通するように中心及び側方も一部開口している。そして、この開孔機40は、連絡配管(第1の流路2そのもの又は第1の流路2の下流端に接続された配管)44が出銑口ドリフタ41或いは中空ロッド42に接続されている。
次に、各処理における冷却液体供給装置1の各部操作とその効果を説明する。
(1)開孔機のビット冷却時
開孔機40のビット43の冷却時には、第1、第2及び第5の開閉弁12,18,25を開にする。また、流量調整弁14、電磁弁26を開にする。一方、第3及び第4の開閉弁21,22を閉にする。
これにより、空気供給源50からの加圧空気が第1の流路2を流れる。また、加圧空気により第2の流路3を介して容器11内が加圧される。
このとき、制御部33は、減圧弁16の調整により、当該減圧弁16より下流(開孔機40側)の第1の流路2内の圧力を減圧する。これにより、第1の流路2の下流の流路5内の圧力に対して相対的に第3の流路4内の圧力が高くなるので、その差圧により、容器11内の水が第3の流路4を介して第1の流路2の下流の流路内に滞りなく供給される。
このとき、制御部33は、第1及び第2の流量調整弁14,27を制御して、容器11から第3の流路4に供給される水の流量と第1の流路2に供給される加圧空気量を調整する。これにより、第3の流路4から第1の流路2の下流の流路内に供給される水の流量が最適な量になる。
このように、冷却液体供給装置1では、第1の流量調整弁14、減圧弁16及び第2の流量調整弁27を制御するだけで、霧化する水の量を容易に調整することができる。
分岐点Bで霧化された水を含む空気は、開孔機40に連結配管44を介して供給される。そして、分岐点Bで加圧空気と混合して霧化された水と空気は、中空ロッド42を介してビット43に供給される。これにより、図3に示すように、ビット43は、空気に含まれている霧状の水により冷却される。
(2)容器への水の補給時
容器11への水の補給時には、第3及び第4の弁21,22を開にして行う。
これにより、給水用流路6に水を供給すると、ガス抜き用流路5により容器11内の空気が排出されるので、容器11に水を円滑に補給することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、前述の実施の形態として実現されることに限定されるものではない。
すなわち、前述の実施の形態では、冷却用気体或いはブロー用気体が空気であり、冷却用液体が水である場合を説明した。しかし、これに限定されないことはいうまでもない。なお、冷却用気体或いはブロー用気体は不燃性気体であることが好ましい。
また、前述の実施の形態では、減圧弁16や流量調整弁14,27を制御部33で自動的に制御する場合を説明した。しかし、これに限定されないことはいうまでもない。例えば、減圧弁16や流量調整弁27を手動で調整するようにしてもよい。
また、弁等の配置については、前述の実施の形態で示す配置に限定されるものではない。本発明を実現できる限り他の配置にしてもよい。
本発明の実施の形態の冷却液体供給装置の構成を示す図である。 開孔機の構成を示す図である。 開孔機のビットの形状等を示す図である。
符号の説明
2,3,4,5,6,7 流路
16 減圧弁
27 流量調整弁
33 制御部
40 開孔機
44 ビット

Claims (3)

  1. 溶鉱炉出銑口の開孔機のビットの冷却用液体を当該開孔機に供給する溶鉱炉出銑口の開孔機への冷却液体供給装置であって、
    加圧状態の気体を供給する気体供給源と前記開孔機とを連通して、前記気体供給源からの加圧気体を前記開孔機に供給する第1の流路と、
    前記第1の流路から分岐して、前記冷却用液体が入っている容器に連通しており、前記気体供給源の圧力により前記容器内を加圧するための第2の流路と、
    前記第1の流路において前記第2の流路への分岐点より下流位置に設けた減圧手段と、
    前記第1の流路における前記減圧手段の設置位置の下流位置と前記容器とを連通させて、前記加圧された容器から供給される冷却用液体を前記第1の流路に供給する第3の流路と、
    を備えることを特徴とする溶鉱炉出銑口の開孔機への冷却液体供給装置。
  2. 前記第3の流路には、前記冷却用液体の流量を調整する流量調整手段を備えることを特徴とする請求項1記載の溶鉱炉出銑口の開孔機への冷却液体供給装置。
  3. 前記減圧手段を調整して、前記第1の流路における当該減圧手段の設置位置の下流位置の減圧量を制御する減圧制御手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の溶鉱炉出銑口の開孔機への冷却液体供給装置。
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