JP4276149B2 - 水槽用濾過装置及び水槽 - Google Patents

水槽用濾過装置及び水槽 Download PDF

Info

Publication number
JP4276149B2
JP4276149B2 JP2004237848A JP2004237848A JP4276149B2 JP 4276149 B2 JP4276149 B2 JP 4276149B2 JP 2004237848 A JP2004237848 A JP 2004237848A JP 2004237848 A JP2004237848 A JP 2004237848A JP 4276149 B2 JP4276149 B2 JP 4276149B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
port
water tank
drainage
chamber
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004237848A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006055015A (ja
Inventor
裕▲章▼ 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gex Corp
Original Assignee
Gex Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gex Corp filed Critical Gex Corp
Priority to JP2004237848A priority Critical patent/JP4276149B2/ja
Publication of JP2006055015A publication Critical patent/JP2006055015A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4276149B2 publication Critical patent/JP4276149B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Landscapes

  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Description

この発明は、観賞魚等の水生生物の観賞飼育用水槽に水の浄化用として設置される水槽用濾過装置及びそれを備えた水槽に関する。
観賞魚用水槽に、水の浄化用として設置される濾過装置においては、下記特許文献1〜3に示すように、水槽の上端に載置して取り付けられる水槽上部載置型のものが周知である。
この濾過装置は、濾過室と、排水室とを備え、揚水ポンプによって汲み上げた水槽内の水を濾過室で濾過した後、その濾過水を排水室を介して水槽内に戻すようにしている。
実公昭63−5478号公報(第1図) 実用新案登録第2541510号公報(図1) 特開2000−270711号公報(図1−3)
観賞魚用水槽においては、多くの場合、上記濾過装置以外にも、照明装置等の他の機器を設置するのが通例である。例えば濾過装置を水槽の上端開口部における後側半分に設置するとともに、照明装置を前側半分に設置して、これらの装置によって水槽の上端開口部全域を隙間なく覆うようにしている。
一方、観賞魚の飼育を容易に行えるように自動給餌器が周知である。自動給餌器は、水槽の上端に設置されるもので、所定の設定時間ごとや、押しボタン操作等によって、内部に収納された観賞魚用の餌が自動的に水槽内に投入されるよう構成されている。
しかしながら、水槽に照明装置や濾過装置を設置した際には、これらの装置によって水槽の上端部がほぼ占有されてしまうため、水槽上部に自動給餌器を設置するスペースを確保できず、自動給餌器を設置できないという問題があった。そればかりか、濾過装置や照明装置によって、水槽の上端開口部がほぼ閉塞されてしまうため、給餌の際に餌投入部を確保することが困難であり、例えば濾過装置や照明装置等を取り外して、その取外位置から餌を投入するという面倒な作業を必要とし、給餌作業が困難であるという問題も抱えている。
この発明は、上記従来技術の問題を解消し、自動給餌器等の給餌器を確実に設置できる上更に、給餌作業も簡単に行うことができる水槽用濾過装置及び水槽を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下の構成を要旨としている。
[1] 水槽の上端部に配置され、濾過室及び排水室を有するケーシングを具備し、前記濾過室に水槽内から汲み上げた水を濾過するための濾過材が設けられるとともに、前記排水室に主排水口が設けられ、前記濾過室で濾過された水が前記排水室に供給されて、前記主排水口を介して水槽内に戻されるようにした水槽用濾過装置であって、
前記排水室の底壁に補助排水口が設けられるとともに、その補助排水口の周縁部に、上方に立ち上がり状に補助排水口周縁壁が設けられ、
前記排水室の上壁に、前記補助排水口に対応して給餌口が設けられて、前記給餌口から投入された餌が前記排水室内を通って前記補助排水口から水槽内に導入されるよう構成され、
前記ケーシングの上壁における少なくとも前記給餌口の近傍に、給餌器を載置可能な平坦な給餌器載置台部が設けられてなることを特徴とする水槽用濾過装置。
[1a] 前記ケーシングにポンプ室が設けられ、そのポンプ室内に水槽内の水を前記濾過室に汲み上げるための揚水ポンプが設けられてなる前項1に記載の水槽用濾過装置。
[1b] 前記補助排水口は、前記排水室の底壁における一隅部に設けられてなる前項1に記載の水槽用濾過装置。
[1c] 前記補助排水口は、矩形状に形成され、その周囲4辺のうち2辺に、排水室の内側壁が配置されるとともに、残り2辺に、上方に立ち上がり状に形成された前記補助排水口周縁壁が設けられてなる前項1bに記載の水槽用濾過装置。
[1d] 前記ケーシングは、水槽の上端における前半部及び後半部のいずれかに配置されてなる前項1に記載の水槽用濾過装置。
[1e] 水槽の上端に、照明装置が設置されてなる前項1に記載の水槽用濾過装置。
[1f] 前記給餌口と前記補助排水口とは軸心を一致させている前項1に記載の水槽用濾過装置。
[1g] 前記給餌口は長方形の形状を有している前項1に記載の水槽用濾過装置。
[1h] 前記給餌口の長さ方向が前記ケーシングの長さ方向に一致されるよう構成されてなる前項1gに記載の水槽用濾過装置。
[1i] 前記補助排水口は長方形の形状を有している前項1に記載の水槽用濾過装置。
[1j] 前記補助排水口の長さ方向が前記ケーシングの長さ方向に一致されるよう構成されてなる前項1iに記載の水槽用濾過装置。
[1k] 前記給餌器は、作業者(水槽使用者)によって設定された所定の時間ごとや、所定時間経過後、あるいは作業者によるボタン操作等の給餌指令に応答して、自動的に給餌動作を開始する自動給餌器をもって構成されてなる前項1に記載の水槽用濾過装置。
[1l] 前記排水室内の水位が前記補助排水口周縁壁よりも上昇した際に、前記排水室内の水が前記補助排水口周縁壁をオーバーフローして前記補助排水口を通って水槽内に戻されるよう構成されてなる前項1に記載の水槽用濾過装置。
[2] 前記排水室の内部に濾過材が収納され、排水室内に供給される水が濾過材によって濾過されるよう構成されてなる前項1に記載の水槽用濾過装置。
[2a] 前記排水室に底面から上方に間隔をおいて濾過材支持板が設けられ、その支持板上に前記排水室の濾過材が配置されてなる前項2に記載の水槽用濾過装置。
[3] 前記排水室の上壁における前記給餌口の周縁部に、下方に延びる筒状のガイド壁が設けられてなる前項1又は2に記載の水槽用濾過装置。
[4] 前記給餌口は、前記補助排水口に対し小さいサイズに形成されてなる前項1ないし3のいずれかに記載の水槽用濾過装置。
[5] 前記主排水口が前記排水室の底壁に設けられるとともに、その底壁における主排水口の周縁部に、前記補助排水口周縁壁よりも低い筒状の主排水口周縁壁が立ち上がり状に設けられてなる前項1ないし4のいずれかに記載の水槽用濾過装置。
[5a] 前記排水室の底壁における主排水口の上面側に立ち上がり管が設けられ、その立ち上がり管が前記主排水口周縁壁として構成されてなる前項5に記載の水槽用濾過装置。
[5b] 前記立ち上がり管の上端部が斜めに切断されてなる前項5aに記載の水槽用濾過装置。
[5c] 前記排水室の底壁における主排水口の下面側に排水管が設けられてなる前項1ないし5のいずれかに記載の水槽用濾過装置。
[6] 水槽の上端に設置されるケーシングを具備し、水槽内の水を前記ケーシングに汲み上げて濾過して水槽内に戻すようにようにした水槽用濾過装置であって、
前記ケーシングの上壁に給餌口が設けられるとともに、前記ケーシングの下壁に前記給餌口に対応して放出口が設けられて、前記給餌口から投入された餌が前記ケーシング内を通って前記放出口から水槽内に導入されるよう構成され、
前記ケーシングの上壁における少なくとも前記給餌口の近傍に、給餌器を載置可能な平坦な給餌器載置台部が設けられてなることを特徴とする水槽用濾過装置。
[6a] 前記ケーシングに濾過室及び排水室が設けられ、排水室の上壁に前記給餌口が設けられるとともに、排水室の下壁に前記放出口が設けられてなる前項6に記載の水槽用濾過装置。
[6b] 前記濾過室内における濾過材の上方に、底壁に複数の散水孔が設けられた散水トレーが配置され、
前記散水トレーの上面にそのトレーの幅方向中間部に長さ方向に延びる樋溝が設けられるとともに、その樋溝の両側に散水路が設けられ、
前記樋溝の両側壁に、前記散水路に通じる複数の流出孔が設けられ、
水槽内から汲み上げられた水が前記樋溝に供給されるとともに、前記樋溝に供給された水が前記流通孔を通って散水路に供給され更に、前記散水孔を通って濾過材に供給されるよう構成されてなる前項1ないし6のいずれかに記載の水槽用濾過装置。
[7] 前項1ないし6のいずれかに記載された水槽用濾過装置を備えることを特徴とする水槽。
[7a] 観賞魚用水槽として構成される前項7に記載の水槽。
[1]の発明によれば、ケーシング上壁に形成した給餌口から水槽内に餌を投入することができるため、水槽上部が水槽上部設置機器等によって覆われていようとも、それらを取り外す等の面倒な作業を行わずに、給餌口を介して簡単かつ確実に給餌作業を行うことができる。
更にケーシング上壁における給餌口近傍を平坦に形成しているため、その平坦面に自動給餌器を確実に設置することができる。
更に補助排水口の周縁部に、上方に立ち上がり状に延びる周縁壁を形成するものであるため、給餌口から投入された餌は、この周縁壁の内周面によってガイドされることにより、正確に補助排水口に導かれて水槽内に投入される。従って餌が濾過装置内に飛散する等の不具合を確実に防止することができる。
また補助排水口を餌放出口として兼用するものであるため、餌放出口を別途形成する場合と比較して、装置製作時の加工数を減少できて、製作を容易に行うことができるとともに、餌放出口を形成しなくとも良い分、コンパクト化を図ることができる。
[2]の発明によれば、排水室内に濾過材を配置しているため、その濾過材と濾過室の濾過材との双方で水を濾過することができ、濾過性能を向上させることができる。
[3]の発明によれば、給餌口の周縁部に、下方に延びる筒状ガイド壁を形成しているたため、給餌口に投入された餌は、ガイド壁の内周面にガイドされることによって、より確実に補助排水口に導かれて水槽内に投入される。従って餌が濾過装置内に飛散する等の不具合をより確実に防止することができる。
[4]の発明によれば、給餌口を補助排水口よりも小さく形成しているため、給餌口に投入された餌を、より一層正確に補助排水口に導いて水槽内に投入することができ、餌の飛散による不具合をより一層確実に防止することができる。
[5]の発明によれば、排水室内に濾過水を貯留できて、その貯留水を効率良く水槽内に排出することができる。
[6]の発明によれば、ケーシング上壁に形成した給餌口から水槽内に餌を投入することができるため、水槽上部が水槽上部設置機器等によって覆われていようとも、それらの取り外す等の面倒な作業を行わずに、給餌口を介して簡単かつ確実に給餌作業を行うことができる。
更にケーシング上壁における給餌口近傍を平坦に形成しているため、その平坦面に自動給餌器を確実に設置することができる。
[7]の発明によれば、上記と同様に同様の作用効果を有する水槽を提供することができる。
図1はこの発明の実施形態である濾過装置(1)が適用された水槽(P)を背面側から示す斜視図である。同図に示すようにこの水槽(P)においては、その上端開口部における後側半分の領域に濾過装置(1)が載置されるとともに、前側半分の領域に照明装置(18)が載置されている。更に濾過装置(1)上には、自動給餌器(9)が載置されている。
図2及び図3に示すように、濾過装置(1)は、水槽(P)の幅方向に沿って長い直方体形状のケーシング(10)を具備しており、そのケーシング(10)内が第1及び第2仕切壁(11)(12)によって3つの室に仕切られて、一端にポンプ室(2)、中間に濾過室(3)、他端に排水室(4)が設けられている。なお、ポンプ室(2)の上端開口部には、ケーシング(10)の上壁の一部を構成するポンプ室用蓋部材(13)が設けられるとともに、濾過室(3)及び排水室(4)の上端開口部には、ケーシング(10)の上壁の一部を構成する両室共用の濾過排水室用蓋部材(15)が設けられている。
ポンプ室(2)内に配置される揚水ポンプ(20)は、ケーシング(10)の下壁に支持されている。この揚水ポンプ(20)は、水槽(P)内の水を吸入する吸入管(21)と、汲み上げた水を吐出する吐出管(22)とを有している。吸入管(21)の下端吸入口は、水槽(P)内の水中に配置されるとともに、吐出管(22)と端部吐出口は、濾過室(3)内に配置されている。
なおこの揚水ポンプ(20)は、例えば60リットルの水槽(P)の場合において8〜10リットル/分の流量で水を吐出できる程度に設定されている。
図2ないし図4に示すように濾過室(3)内の上部には散水トレー(7)が設けられている。散水トレー(7)は、例えばプラスチック成形品によって構成されており、平面視略長方形状の底壁と、底壁の周囲4辺に立ち上がり状に設けられた周側壁とを有している。
散水トレー(7)は、濾過室(3)の両端部に位置する第1及び第2仕切壁(11)(12)の上端縁中央に架け渡された状態で支持されている。なおこの支持状態において、散水トレー(7)の底壁は略水平状に配置されている。
散水トレー(7)における底壁の幅方向中間部には、溝型形状の樋溝形成部材(73)がトレー(7)の長さ方向に沿って取り付けられている。そしてこの樋溝形成部材(73)の溝部によって樋溝(74)が形成される。
この樋溝(74)の一端(ポンプ室側)には、上記揚水ポンプ(20)の吐出管(22)の吐出口が配置されており、その吐出口から吐出された水槽内の水が、樋溝(74)を通って他端側に流通するよう構成されている。
また樋溝(74)の他端(下流側端部)には、樋溝(74)を流通する水を堰き止める堰き止め壁(75)が設けられ、その堰き止め壁(75)によって、樋溝(74)の下流側端部から水が流出されるのを防止できるよう構成されている。
散水トレー(7)上における樋溝形成部材(73)の両側には散水路(76)(76)が形成されている。両散水路(76)(76)は、堰き止め壁(75)の外側(下流側)において連通路(77)を介して互いに連通されている。
樋溝形成部材(73)の両側壁には、その下端から中間高さ位置にかけて、樋溝(74)内の水を散水路(76)に流出させるための多数の流出孔(73a)が、樋溝(74)の長さ方向に沿って等間隔おきに形成されている。
散水トレー(7)の底壁には、多数の散水孔(71)が、トレー長さ方向及び幅方向に均等配置に形成されている。
そして樋溝(74)を流通する水は、流出孔(73a)を通って散水路(76)に流入されるとともに、散水路(76)に流入された水は、散水孔(71)を通って、濾過室(3)内における散水トレー(7)の下方側に流入されるものである。
濾過室(3)内における散水トレー(7)の下方には、水を浄化するための濾過材(31)が収容されている。濾過材(31)は、濾過室(3)の底壁から上方に間隔をおいて水平に設けられた濾過材支持板(32)上に配置されている。
濾過材支持板(32)には、濾過材(31)を通過した水、すなわち濾過済みの水が通過する多数のスリット状通水孔(32a)が設けられている。更に濾過材支持板(32)とケーシング(10)の底壁との間には、上記通水孔(32a)を通過した水が流通する流通路(33)が形成されている。この流通路(33)が第2仕切壁(12)の下側を通って排水室(4)の底部に連通されている。
そして散水トレー(7)から下側に流出された水は、濾過材(31)を上から下に通過して、通水孔(32a)を通って流通路(33)に流入される。更に流通路(33)に流入された水は、流通路(33)を通って排水室(4)の底部に流入されるよう構成されている。
図2、図3、図5及び図6に示すように、排水室(4)の底壁には、円形の主排水口(5)と、矩形状の補助排水口(6)とが形成されている。
排水室(4)の底壁における主排水口(6)の下面側には排水管(50)の上端が取り付けられるとともに、排水管(50)の下端側(吐出側端部)は水槽(P)内に配置されている。
更に排水室(4)の底壁における主排水口(6)の上面側には立ち上がり管(51)が垂直姿勢に取り付けられる。この立ち上がり管(51)の上端部は、斜めに切断されている。
ここで本実施形態においては立ち上がり管(51)によって主排水口周縁壁(51)が構成されている。
また補助排水口(6)は、濾過装置(1)の長さ方向の寸法が長い長方形に形成されている。この補助排水口(6)は、排水室(4)の底壁における一隅部に設けられており、周囲4辺のうち2辺に、排水室(4)の側壁(第2仕切壁12を含む)が配置されるとともに、残り2辺には、上方に立ち上がり状に底壁に一体成形された補助排水口周縁壁(61)が設けられている。この周縁壁(61)は、主排水口周縁壁(51)の低い部分よりも高く形成されるとともに、排水室(4)の側壁よりも低く形成されている。
排水室(4)の底部には、排水口(5)(6)の部分を除いて濾過材(41)が収容されている。濾過材(41)は、排水室(4)の底壁から上方に間隔をおいて水平に設けられた濾過材支持板(42)上に配置されている。
この濾過材支持板(42)には、多数のスリット状通水孔(42a)が設けられている。そして上記流通路(33)を通って排水室(4)の底部に導入された水は、排水室(4)内に貯留されて上昇していき、通水孔(42a)を通って濾過材(41)を下から上に通過するよう構成されている。
更に排水室(4)内に水が貯留されていき、水位が主排水口周縁壁(51)よりも高くなると、水が周縁壁(51)をオーバーフローして排水管(50)内に導入されて、排水管(50)を通って浴槽(P)内に戻されるよう構成されている。
また排水室(4)内に流入される水の流量が、排水管(50)による排水量を超えた場合、水位が主排水口周縁壁(51)を越えて上昇するが、その際には、水位が補助排水口周縁壁(61)を越えたことろで、その壁(61)をオーバーフローして補助排水口(6)を通って浴槽(P)内に戻されるよう構成されている。これにより排水室(4)から水が溢れ出すような不具合を防止している。
一方、ケーシング(10)における濾過排水室用蓋部材(15)の上壁(15a)、つまりケーシングの上壁(15a)は、その全域が平坦に形成されて、水平状態に配置されている。
蓋部材(15)の上壁(15a)には、補助排水口(6)に対応して、給餌口(8)が形成されている。この給餌口(8)は、補助排水口(6)に対し相似形の形状を有しており、詳細には、補助排水口(6)に対し開口面積が小さい長方形の形状を有している。
更に蓋部材(15)の上壁(15a)における給餌口(8)の周縁部には、下方に延びる筒状のガイド壁(81)が一体に形成されており、筒状ガイド壁(81)の下端が補助排水口(6)に対向して配置されている。
また蓋部材(15)の上壁(15a)において、上記平坦な上面は、自動給餌器(9)を載置できる給餌器載置台部(16)として構成されている。
自動給餌器(9)は、本体(91)と、本体(91)に水平な軸回りに回転自在に設けられ、かつ観賞魚用の餌を収納可能な回転ドラム(92)とを有している。回転ドラム(92)は、その周側壁の一部に吐出口(93)が形成されている。そしてこの給餌器(9)は、作業者が設定した所定の時間ごとや、作業者によるボタン操作等の給餌開始指令を与えた際に、回転ドラム(92)の回転動作を開始するよう構成され、更に回転ドラム(92)が回転した際には、所定量の餌が吐出口(93)から吐出されるよう構成されている。
以上の構成の濾過装置(1)において、揚水ポンプ(20)を駆動すると、ポンプ(20)の吸入管(21)から水槽(P)内の水が吸い上げられて、吐出管(22)から吐出される。吐出管(22)から吐出された水は、濾過室(3)の樋溝(74)に供給されて流通する。樋溝(74)を流通する水は、流通孔(73a)を通って散水路(76)に流入されるとともに、その水は、散水孔(71)を通って均等に分散しながら、濾過材(31)上に供給される。
濾過材(31)上に供給された水は、濾過材(41)を下方に通過して浄化された後、濾過室(3)の底部における流通路(33)に流入される。流通路(33)に流入された水は、流通路(33)を通って排水室(4)の底部に流入される。
排水室(4)に流入された水は貯留されて上昇し、濾過材(41)を上方に通過して浄化される。更に水が排水室(4)を上昇していき、主排水口周縁壁(51)をオーバーフローして排水管(50)内に導入されて、その管(50)を通って浴槽(P)内に戻される。
一方、濾過装置(1)上に載置される自動給餌器(9)は、ケーシング上壁(15a)における給餌口(8)の近傍に配置されている。そして自動給餌器(9)の給餌動作が開始されると、回転ドラム(92)が一回転する。更にその回転に伴って所定量の餌が吐出口(93)から吐出され、その餌がケーシング上壁(15a)の給餌口(8)及び補助排水口(6)を通って水槽(P)内に投下される。
ここで本実施形態においては、濾過装置(1)のケーシング上壁(15a)に形成した給餌口(8)から水槽(P)内に餌を投入するものであるため、水槽上部の濾過装置(1)や照明装置(18)等の水槽上部設置機器を設置したままの状態であっても、水槽上部設置機器を取り外す等の面倒な作業を行わずに、給餌口(8)を介して簡単に給餌作業を行うことができる。
しかも濾過装置(1)のケーシング上壁(15a)を平坦に形成して、その平坦面に自動給餌器(9)を設置するものであるため、水槽上部が機器により覆われていようとも、自動給餌器(9)を確実に設置することができる。
また本実施形態においては、給餌口(8)の周縁部に、下方に延びる筒状ガイド壁(81)を形成するものであるため、給餌口(8)に投入された餌は、ガイド壁(81)の内周面にガイドされることによって、正確に補助排水口(6)に導かれて水槽(P)内に投入される。更に補助排水口(6)の周縁部に、上方に立ち上がり状に延びる周縁壁(61)を形成するものであるため、給餌口(8)から投入された餌は、この周縁壁(61)の内周面によってもガイドされて、より正確に補助排水口(6)に導かれて水槽(P)内に投入される。このように餌を給餌口(8)から補助排水口(6)に正確に導くことができるため、餌が周辺や濾過装置内に飛散する等の不具合を確実に防止することができる。
その上更に、給餌口(8)を補助排水口(6)よりも小さく形成しているため、給餌口(8)に投入された餌を、より一層正確に補助排水口(6)に導いて水槽(P)内に投入することができ、餌の飛散による不具合をより一層確実に防止することができる。
また本実施形態の濾過装置(1)においては、補助排水口(6)を餌放出口として兼用するものであるため、餌放出口を別途形成する場合と比較して、装置製作時の加工数を減少できて、製作を容易に行うことができるとともに、餌放出口を形成しなくとも良い分、コンパクト化を図ることができる。
更に本実施形態においては、排水室(4)内に濾過材(41)を配置しているため、その濾過材(41)と濾過室(3)の濾過材(31)との双方で水を濾過することができ、濾過性能を向上させることができる。
また本実施形態においては、給餌口(8)を横方向に長い長方形に形成しているため、上記回転式の自動給餌器(9)を設置する場合、餌の飛散をなお一層確実に防止することができる。すなわち上記回転式の自動給餌器(9)は、回転ドラム(92)の周壁に吐出口(93)が設けられて、吐出口(93)が回転ドラム(92)の下側に沿って回転移動しながら、吐出口(93)から餌が投下されるように構成されている。このため回転式自動給餌器(9)においては、餌投下時に吐出口(93)の回転移動方向に餌がばらついて放出されることがある。そこで本実施形態においては、給餌口(8)を長孔に形成しているため、自動給餌器(9)をその吐出口(93)の回転移動方向を、給餌口(8)の長さ方向に一致させることにより、換言すれば自動給餌器(9)における回転ドラム(92)の回転軸を給餌口(8)の長さ方向に対し直交させることにより、餌投下時に餌が回転移動方向にばらついて放出されたとしても、その餌を確実に給餌口(8)内に投入させることができる。
また本実施形態においては、水が散水トレー(7)の長さ方向全域にわたって均一に分散して散水されるため、水を濾過材(31)の全域で効率良く濾過することができる。従って濾過材(31)に部分的に目詰まりが生じる等の不具合が生じるのを防止でき、耐久性を向上させることができる。
更に散水トレー(7)上の樋溝(74)に堰き止め壁(75)を設けて、樋溝(74)内に水を貯留しつつ、両側の散水路(76)に流出させることができる。このため樋溝(74)から散水路(76)に水が安定して供給されるので、その散水路(76)から濾過材(31)に水を効率良く供給できて、効率良く濾過することができる。
更に両散水路(76)(76)は、下流側の連通路(77)によって連通されているため、両散水路(76)(76)間で水が互いに行き来する。そのため両散水路(76)(76)内の水量を均一にすることができて、両散水路(76)(76)から濾過材(31)に均一な水量で水を供給することができ、濾過効率を向上させることができる。
なお上記実施形態においては、濾過装置のケーシング上壁の全域を平坦にして、その全域を給餌器載置台部(16)として形成するようにしているが、それだけに限られず、本発明は、ケーシング上壁の給餌口近傍の一部分のみを平坦にして、その部分のみを給餌器載置台として形成するようにしても良く、要は少なくとも給餌器を設置する部分を平坦に形成すれば良い。
また上記実施形態においては、水槽の上部に照明装置を配置するものを例に挙げて説明しているが、それだけに限られず、本発明は、照明装置等の濾過装置以外の装置を設置しても設置しなくとも良い。
この発明の実施形態である濾過装置が設置された観賞魚用水槽を背面側から見た状態で示す斜視図である。 実施形態の濾過装置を示す平面図である。 実施形態の濾過装置を示す正面(背面)断面図であって、図2のD3−D3線断面に相当する断面図である。 実施形態の濾過装置における濾過室の側面断面図であって、図2のD4−D4線断面に相当する断面図である。 実施形態の濾過装置における排水室の正面(背面)断面図であって、図2のD5−D5線断面に相当する断面図である。 実施形態の濾過装置における排水室の側面断面図であって、図2のD6−D6線断面に相当する断面図である。
符号の説明
1…濾過装置
10…ケーシング
15a…上壁(ケーシング上壁)
3…濾過室
31…濾過材
4…排水室
5…主排水口
51…主排水口周縁壁
6…補助排水口(放出口)
61…補助排水口周縁壁
8…給餌口
81…ガイド壁
9…自動給餌装置
16…給餌器載置台部
P…水槽

Claims (6)

  1. 水槽の上端部に配置され、濾過室及び排水室を有するケーシングを具備し、前記濾過室に水槽内から汲み上げた水を濾過するための濾過材が設けられるとともに、前記排水室に主排水口が設けられ、前記濾過室で濾過された水が前記排水室に供給されて、前記主排水口を介して水槽内に戻されるようにした水槽用濾過装置であって、
    前記排水室の底壁に補助排水口が設けられるとともに、その補助排水口の周縁部に、上方に立ち上がり状に補助排水口周縁壁が設けられ、
    前記排水室の上壁に、前記補助排水口に対応して給餌口が設けられて、前記給餌口から投入された餌が前記排水室内を通って前記補助排水口から水槽内に導入されるよう構成され、
    前記ケーシングの上壁における少なくとも前記給餌口の近傍に、給餌器を載置可能な平坦な給餌器載置台部が設けられ
    前記給餌口が長孔に形成されてなることを特徴とする水槽用濾過装置。
  2. 前記排水室の内部に濾過材が収納され、排水室内に供給される水が濾過材によって濾過されるよう構成されてなる請求項1に記載の水槽用濾過装置。
  3. 前記排水室の上壁における前記給餌口の周縁部に、下方に延びる筒状のガイド壁が設けられてなる請求項1又は2に記載の水槽用濾過装置。
  4. 前記給餌口は、前記補助排水口に対し小さいサイズに形成されてなる請求項1ないし3のいずれかに記載の水槽用濾過装置。
  5. 前記主排水口が前記排水室の底壁に設けられるとともに、その底壁における主排水口の周縁部に、前記補助排水口周縁壁よりも低い筒状の主排水口周縁壁が立ち上がり状に設けられてなる請求項1ないし4のいずれかに記載の水槽用濾過装置。
  6. 請求項1ないしのいずれかに記載された水槽用濾過装置を備えることを特徴とする水槽。
JP2004237848A 2004-08-18 2004-08-18 水槽用濾過装置及び水槽 Expired - Fee Related JP4276149B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004237848A JP4276149B2 (ja) 2004-08-18 2004-08-18 水槽用濾過装置及び水槽

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004237848A JP4276149B2 (ja) 2004-08-18 2004-08-18 水槽用濾過装置及び水槽

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006055015A JP2006055015A (ja) 2006-03-02
JP4276149B2 true JP4276149B2 (ja) 2009-06-10

Family

ID=36103012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004237848A Expired - Fee Related JP4276149B2 (ja) 2004-08-18 2004-08-18 水槽用濾過装置及び水槽

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4276149B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006055015A (ja) 2006-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102036550B (zh) 水中生物饲养系统以及水槽用净化单元
US6659043B1 (en) Aquarium water circulation system
KR101698643B1 (ko) 수조용 올인원 여과 장치
EP0616768B1 (en) Filter for aquarium apparatus
JP7119205B2 (ja) ペット給水装置、およびペット給水装置用のブロッキング防止ウォーターポンプ
CA2174215A1 (en) Aerobic aquarium filter chamber
US7832358B2 (en) Filter device for aquarium
US8017007B2 (en) Filtering unit for an aquarium
KR100513904B1 (ko) 외부식 여과장치
JP4276149B2 (ja) 水槽用濾過装置及び水槽
JP5554589B2 (ja) プランター付水槽装置
US7311822B2 (en) Aquarium
US10524456B2 (en) Filtering device for aquariums and the like
JP2004230207A (ja) 内部式濾過装置
JP3391726B2 (ja) 水槽用濾過装置
JP3936934B2 (ja) 水槽用濾過装置及び水槽
JP4943201B2 (ja) 水濾過装置
JP4069131B2 (ja) 水槽
JPH1098977A (ja) 観賞魚用水槽
CN218681322U (zh) 宠物盆
JPH037517A (ja) 濾過装置
JP2003000096A (ja) 水槽用濾過装置
KR20190000652U (ko) 어항의 저면 여과 장치
JPS607932B2 (ja) 濾過装置
JP2002209470A (ja) 底面濾過装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070731

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081021

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090210

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090305

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313

Year of fee payment: 3

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140313

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees