JP4274639B2 - ガラスパネル - Google Patents

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  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一対の板ガラスが、厚み方向に間隔をあけて配置されるとともに、その一対の板ガラス間の空隙部が密閉減圧されているガラスパネル本体が設けられ、前記空隙部を減圧した後の吸引口閉塞部が、前記一対の板ガラスのうちのいずれか一方の板ガラスに、その板ガラス表面に突出状態で設けられ、前記吸引口閉塞部を保護するためのキャップが、前記吸引口閉塞部との間に隙間を有する状態で吸引口閉塞部を覆って前記一方の板ガラスに接着されているガラスパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
このような構成のガラスパネルでは、一対の板ガラス間の空隙部を減圧した後の吸引口閉塞部が、板ガラス表面から突出しているため、その突出した吸引口閉塞部の破損を防止するためのキャップが設けられ、そのキャップが、吸引口閉塞部を覆う状態で板ガラスに接着されている。
そして、キャップと板ガラスとを接着するための接着剤として、従来、エポキシ系2液硬化型の接着剤が多用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来多用されていたエポキシ系2液硬化型接着剤は、硬化時間が短く、耐候性にも優れ、更に、接着強度についても、ゆっくりと作用する力に対して非常に強いという利点を備えているが、その反面、衝撃力に対しては弱く、そのために、下記のような不都合があった。
【0004】
すなわち、板ガラスに接着したキャップに対して、ゆっくりと作用する力が掛かることは極めて希で、むしろ、ガラスの清掃時などにおいて、瞬間的に衝撃的な力が掛かることの方が多い。
ところが、エポキシ系2液硬化型接着剤は、硬化後において柔軟性に乏しく、したがって、キャップに対して衝撃力が作用すると、その衝撃力が、接着層とガラス界面に対して直接かつ瞬間的に作用し、キャップが接着層とガラス界面から剥がれ、保護すべき吸引口閉塞部までも破損してしまうという欠点があった。
【0005】
本発明は、このような従来の欠点を解消するもので、その目的は、キャップに対して衝撃的な力が作用しても、その衝撃力を緩和して、接着層とガラス界面に対して直接作用するのを極力回避し、キャップの剥がれを防止して吸引口閉塞部を所望通りに保護し得るガラスパネルの提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕
請求項1の発明の特徴構成は、図2および図3に例示するごとく、一対の板ガラス1A,1Bが、厚み方向に間隔をあけて配置されるとともに、その一対の板ガラス1A,1B間の空隙部Vが密閉減圧されているガラスパネル本体Pが設けられ、前記空隙部Vを減圧した後の吸引口閉塞部7が、前記一対の板ガラス1A,1Bのうちのいずれか一方の板ガラス1Aに、その板ガラス表面に突出状態で設けられ、前記吸引口閉塞部7を保護するためのキャップ8が、前記吸引口閉塞部7との間に隙間Sを有する状態で吸引口閉塞部7を覆って前記一方の板ガラス1Aに接着されているガラスパネルPであって、前記キャップ8が、弾性接着層9を介して前記一方の板ガラス1Aに接着され、前記弾性接着層9が、弾性シート10を備えていて、その弾性シート10と前記キャップ8とが、第1接着層11により互いに接着され、かつ、前記弾性シート10と前記一方の板ガラス1Aとが、第2接着層12により互いに接着されているところにある。
【0007】
請求項の発明の特徴構成は、図3に例示するごとく、前記弾性接着層9が、前記弾性シート10の両面に、前記第1接着層11および第2接着層12としての粘着剤が塗付された粘着テープで構成されているところにある。
【0008】
なお、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
【0009】
〔作用及び効果〕
請求項1の発明の特徴構成によれば、吸引口閉塞部を保護するためのキャップが、弾性接着層を介して板ガラスに接着されているので、ガラスの清掃時などにおいて、キャップに対して衝撃力が瞬間的に作用しても、その衝撃力は、弾性接着層の弾性変形によって緩和され、接着層とガラス界面に対して直接作用することが回避される。したがって、たとえキャップに衝撃力が作用しても、キャップが接着層とガラス界面から剥がれることが極力防止され、吸引口閉塞部を所望通りに保護することができる。
【0010】
また、前記弾性接着層が、弾性シートを備えていて、その弾性シートとキャップとが、第1接着層により互いに接着されているので、たとえキャップの接着面に多少の凹凸があっても、弾性シートに対してキャップの接着面を押圧して弾性シートを弾性変形させることにより、キャップ接着面の凹部にまで第1接着層を入り込ませて、キャップ接着面の全面にわたって確実に弾性シートに接着させることができる。
そして、その弾性シートと板ガラスも、第2接着層により互いに接着されているので、弾性シートと板ガラスの間においても同様で、たとえ板ガラスの接着面に細かい凹凸があっても、弾性シートの弾性変形によって、板ガラス接着面の凹部にまで第2接着層を入り込ませて接着させることができ、その結果、弾性シートを介在させた状態で、第1と第2の接着層により板ガラスとキャップとの接着面全面にわたる確実な接着が可能となる。
【0011】
請求項の発明の特徴構成によれば、前記弾性接着層が、弾性シートの両面に、第1接着層および第2接着層としての粘着剤が塗付された粘着テープで構成されているので、板ガラスに対するキャップの接着作業が簡単、容易で、作業性の向上を図ることができるとともに、キャップの接着を美麗に仕上げることができる。
すなわち、第1接着層および第2接着層として、流動性の高い接着剤を用いることも可能であるが、その場合には、弾性シートの両面に塗付する接着剤の量の調整が困難で、少な過ぎると、接着力の低下を招き、多過ぎると、接着剤がキャップの外側や内側に流出し、キャップの外側に流出して硬化すると、仕上がり後の外観を損ね、内側に流出して硬化すると、キャップと吸引口閉塞部とを接着してしまって、キャップに作用する外力で吸引口閉塞部の破損を招く虞がある。
その点、粘着剤が塗布された粘着テープであれば、粘着剤の不必要な流出もなく、美麗に仕上げることができるとともに、吸引口閉塞部を所望通りに保護することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明によるガラスパネルの実施の形態を図面に基づいて説明する。
ガラスパネル本体Pは、図1および図2に示すように、一対の矩形の板ガラス1A,1Bが、厚み方向に間隔をあけて互いに平行に配置され、その一対の板ガラス1A,1Bの間に、両板ガラス1A,1B間の間隔を一定に保持するために複数のスペーサ2が介在され、かつ、両板ガラス1A,1B間の空隙部Vが、減圧された状態で密閉されて構成されている。
【0013】
前記一対の板ガラス1A,1Bは、それぞれJIS規格でいう3mmの透明なフロート板ガラス(厚み誤差を考慮すると、実質的に、2.7〜3.3mmの板ガラス)で構成され、一方の板ガラス1Aが、他方の板ガラス1Bに比べて若干面積が小さく、他方の板ガラス1Bの全周縁部が、一方の板ガラス1Aの全周縁部から突出する状態で配置されている。
そして、他方の板ガラス1Bの突出部と一方の板ガラス1Aの全周縁部とが、例えば、はんだガラスのような低融点ガラスからなるシール部3によりシールされて、両板ガラス1A,1B間の空隙部Vが、密閉状態に維持されている。
【0014】
このように、他方の板ガラス1Bの全周縁部が、一方の板ガラス1Aの全周縁部から突出しているので、前記シール部3を形成する際、その突出部にシール部3を形成するための低融点ガラスを載置し、その上に一方の板ガラス1Aを載置することにより、シール部3の形成が容易かつ効率的で、しかも、両板ガラス1A,1B間の空隙部Vを確実に密閉することができる。
【0015】
前記スペーサ2は、ステンレス鋼からなる円柱形状に構成され、例えば、直径が0.30〜1.00mm、高さが0.1〜0.5mm程度で、かつ、各スペーサ2間の間隔は10〜25mm程度に設定されている。
このように、スペーサ2を円柱形状にすることで、両板ガラス1A,1Bに対する接当面が円形、つまり、応力集中を生じ易い角部のない円形となり、極力、両板ガラス1A,1Bの破損を防止するように構成されている。
【0016】
両板ガラス1A,1B間の空隙部Vは、例えば、真空環境下でのガラスパネル本体Pの製作時、または、ガラスパネル本体Pの製作後において、吸引などの方法により減圧環境(1.0×10-2Torr以下)を呈する状態に構成されている。
具体的には、図3に拡大して示すように、一対の板ガラス1A,1Bのうちのいずれか一方の板ガラス1Aに吸引口4が設けられ、かつ、その吸引口4にガラス管5が配置されて、吸引口4とガラス管5との間が、低融点ガラス6によって閉塞されている。そして、ガラス管5から空隙部V内の気体を吸引して充分な減圧状態になった後、そのガラス管5の先端開口部を加熱融解により閉塞することで、空隙部Vが減圧状態に維持されるように構成されている。
【0017】
このようにして、先端開口部が閉塞されたガラス管5や低融点ガラス6などにより、空隙部Vを減圧した後の吸引口閉塞部7が構成されていて、その吸引口閉塞部7が、一方の板ガラス1Aに対して、そのガラス表面から突出する状態で設けられている。
前記ガラス管5としては、その厚みが1.0mmを越えると、先端開口部の閉塞時に自己融解までに時間を要して、周囲の不必要な部位まで加熱し、甚だしい場合には、板ガラス1Aや低融点ガラス6にクラックを生じる虞があり、逆に、0.1mm未満であると、自己融解後における形状保持が困難となる上、強度が極端に低下する虞がある。
そこで、ガラス管5としては、厚みが0.1〜1.0mm程度のガラスが使用され、他物の接当などで破損する虞があるため、ガラス管5を含む吸引口閉塞部7全体が、保護用のキャップ8によって覆われている。
【0018】
前記キャップ8は、ABS樹脂などの合成樹脂製で、全体の外形がほぼ截頭円錐形、つまり、主として平坦な上面8aと円錐面8bとで構成され、かつ、円錐面8bの基端部に連続する状態で円筒面8cが設けられ、側面視において、前記円錐面8bの傾斜角が、ガラス面に対して45度程度になるように構成されていて、キャップ8に対し他物が引っ掛かり難いように構成されている。
そして、このキャップ8により吸引口閉塞部7を覆った状態で、吸引口閉塞部7とキャップ8の内側上面および内周面との間に隙間Sが形成されるように、キャップ8の寸法が設定されて、弾性接着層の一例である粘着テープ9によって一方の板ガラス1Aに接着されている。
【0019】
前記粘着テープ9は、その厚み方向の中間部に合成樹脂製の弾性シート10を備えていて、その上面に第1接着層としての第1粘着剤11が塗布され、かつ、その下面に第2接着層としての第2粘着剤12が塗布されて構成されている。
そして、前記キャップ8の接着面と弾性シート10とが、第1粘着剤11により互いに接着され、その弾性シート10と板ガラス1Aの接着面とが、第2粘着剤12により互いに接着されている。
なお、合成樹脂製の弾性シート10としては、ポリウレタン、軟質塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのような柔軟性の高い合成樹脂からなるシートを使用することができ、また、第1粘着剤11および第2粘着剤12としては、柔軟性の高いアクリル系粘着剤を使用することができる。
【0020】
このようにして、キャップ8と板ガラス1Aとが、柔軟性の高い合成樹脂製の弾性シート10を介在させた状態で、柔軟性の高いアクリル系粘着剤からなる第1粘着剤11と第2粘着剤12によって接着されているので、キャップ8に対して衝撃力が作用しても、その衝撃力は、弾性シート10と両粘着剤11,12の弾性変形によって緩和され、接着層とガラス界面に対して直接作用することが回避される。
【0021】
〔別実施形態〕
(1)先の実施形態では、弾性シート10として、ポリウレタンや軟質塩化ビニルなどの合成樹脂製のシートを使用した例を示したが、合成樹脂製以外にも、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、シリコーンゴムなどのシートを使用することもでき、その場合、シートの内部に気泡を持たせて、更に柔軟性を高めることもできる。
また、第1接着層11および第2接着層12として、アクリル系粘着剤を使用した例を示したが、柔軟性の高い弾性シート10が介在されて、その弾性シート10の弾性変形により衝撃力を緩和することができるので、第1接着層11および第2接着層12として、エポキシ系2液硬化型の接着剤を使用することもできる。
【0022】
(2)先の実施形態では、弾性シート10を備えた粘着テープ9により弾性接着層を構成した例を示したが、粘着テープ9以外のもので弾性接着層を構成することもできる。
つまり、弾性シート10を介在しなくても、接着層そのものが必要な弾性を備えていて、衝撃力を緩和させるに足る特性を備えていればよく、例えば、1液または2液のシリコーン樹脂、ニトリル系またはSBR系などのゴム系接着剤、あるいは、EVA系、ポリアミド系、ポリエステル系などのホットメルト系接着剤によって弾性接着層を構成することもできる。
【0023】
【実施例】
本発明による効果を確認するため、静的なせん断強度試験と動的なせん断強度試験(衝撃強度試験)を行ったので、その実験結果について説明する。
【0024】
静的なせん断強度試験は、図4に示すように、板ガラス1Aに接着したキャップ8に引っ張り用部材13を外嵌し、その引っ張り用部材13を50mm/minのスピードでゆっくりと引っ張り、キャップ8が剥がれたときのせん断強度(kg)を測定した。
動的なせん断強度試験(衝撃強度試験)は、図5に示すように、ハンマー頭部Hの重量が0.55kg、腕長Lが0.4mのハンマーを腕の端部を回転中心Oとして回転可能に枢支させ、かつ、板ガラス1Aに接着したキャップ8に断面L字状の中間部材14を接当させておいて、ハンマーの傾斜角θを変化させながら自由落下させ、キャップ8が剥がれたときの傾斜角を破壊角度θとして測定した。
供試品は、従来多用されていたエポキシ系2液硬化型接着剤により接着したもの(以下、従来品と称す)と、合成樹脂製の弾性シート10の両面にアクリル系粘着剤を塗布した粘着テープ9により接着したもの(以下、本発明品と称す)である。
【0025】
図6の(イ)は、従来品の静的なせん断強度の試験結果、図6の(ロ)は、本発明品の静的なせん断強度の試験結果であり、両者共、養生条件は、温度5℃、相対湿度55%、3日間で、それぞれ25回ずつ強度試験を行った。
図6の(ハ)は、従来品の静的なせん断強度の試験結果、図6の(ニ)は、本発明品の静的なせん断強度の試験結果であり、両者共、養生条件は、温度20℃、相対湿度55%、2日間で、それぞれ25回ずつ強度試験を行った。
【0026】
従来品では、養生温度5℃において、静的なせん断強度が、平均12.0kg、養生温度20℃において、平均29.6kgであり、本発明品では、養生温度5℃において、静的なせん断強度が、平均12.6kg、養生温度20℃において、平均12.8kgであった。
この結果から、静的なせん断強度については、特に養生温度20℃において、従来品の方が優っていることが解る。
しかし、従来品では、養生温度5℃においても、養生温度20℃においても、せん断強度にかなりのばらつきが見られ、かつ、養生温度5℃と養生温度20℃との間においても、つまり、養生条件の違いによっても、せん断強度に大きな差があり、一定したせん断強度を得難いことが解る。
それに対し、本発明品では、全体的にばらつきが少なく、かつ、養生条件が異なっても、せん断強度に大きな差がなく、一定したせん断強度を得易いことが解る。
【0027】
図7の(イ)は、従来品の動的なせん断強度の試験結果、図7の(ロ)は、本発明品の動的なせん断強度の試験結果であり、両者共、養生条件は、温度5℃、相対湿度55%、3日間で、それぞれ25回ずつ強度試験を行った。
図7の(ハ)は、従来品の動的なせん断強度の試験結果、図7の(ニ)は、本発明品の動的なせん断強度の試験結果であり、両者共、養生条件は、温度20℃、相対湿度55%、2日間で、それぞれ20回ずつ強度試験を行った。
【0028】
従来品では、養生温度5℃において、破壊角度θが、平均20.0度、養生温度20℃において、平均33.0度であり、本発明品では、養生温度5℃において、破壊角度θが、平均73.6度、養生温度20℃において、平均74.0度であった。
この結果から、動的なせん断強度、つまり、衝撃強度については、養生温度の高低にかかわらず、本発明品の方がはるかに優っており、かつ、養生条件が異なっても、あまりばらつきもなく、本発明の効果が確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガラスパネルの一部切欠き斜視図
【図2】ガラスパネルの断面図
【図3】ガラスパネルの要部の断面図
【図4】静的なせん断強度試験の方法を示す説明図
【図5】動的なせん断強度試験(衝撃強度試験)の方法を示す説明図
【図6】静的なせん断強度試験の結果を示すグラフ
【図7】動的なせん断強度試験(衝撃強度試験)の結果を示すグラフ
【符号の説明】
1A,1B 板ガラス
7 吸引口閉塞部
8 キャップ
9 弾性接着層としての粘着テープ
10 弾性シート
11 第1接着層
12 第2接着層
P ガラスパネル本体
S 隙間
V 空隙部

Claims (2)

  1. 一対の板ガラスが、厚み方向に間隔をあけて配置されるとともに、その一対の板ガラス間の空隙部が密閉減圧されているガラスパネル本体が設けられ、前記空隙部を減圧した後の吸引口閉塞部が、前記一対の板ガラスのうちのいずれか一方の板ガラスに、その板ガラス表面に突出状態で設けられ、前記吸引口閉塞部を保護するためのキャップが、前記吸引口閉塞部との間に隙間を有する状態で吸引口閉塞部を覆って前記一方の板ガラスに接着されているガラスパネルであって、
    前記キャップが、弾性接着層を介して前記一方の板ガラスに接着され
    前記弾性接着層が、弾性シートを備えていて、その弾性シートと前記キャップとが、第1接着層により互いに接着され、かつ、前記弾性シートと前記一方の板ガラスとが、第2接着層により互いに接着されているガラスパネル。
  2. 前記弾性接着層が、前記弾性シートの両面に、前記第1接着層および第2接着層としての粘着剤が塗付された粘着テープで構成されている請求項1に記載のガラスパネル。
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